JPH0666334A - ブレーキ摩擦材磨耗警告装置 - Google Patents

ブレーキ摩擦材磨耗警告装置

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JPH0666334A
JPH0666334A JP21777592A JP21777592A JPH0666334A JP H0666334 A JPH0666334 A JP H0666334A JP 21777592 A JP21777592 A JP 21777592A JP 21777592 A JP21777592 A JP 21777592A JP H0666334 A JPH0666334 A JP H0666334A
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JP
Japan
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wear limit
friction material
wear
current path
brake friction
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JP21777592A
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Inventor
Motomu Imaizumi
求 今泉
Mitsuko Sasaki
充子 佐々木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、センサの電気的導通状態に基づい
てブレーキ摩擦材の磨耗を検出するブレーキ摩擦材磨耗
警告装置において、センサの導通状態に基づいてブレー
キ摩擦材の磨耗限界を検出した後に、磨耗限界検出セン
サへの電流の流れを阻止することによって、磁界の発生
によるノイズを防止することを目的とする。 【構成】 本発明のブレーキ摩擦材磨耗警告装置は、磨
耗限界検出センサL2の導通状態に基づいてブレーキ摩擦
材L2の磨耗限界を検出した後に、磨耗限界検出センサL2
への電流の流れが電流阻止手段L6によって阻止される。
従って、磨耗限界検出センサL2には電流が流れることが
なく、電流量が変化することがないので磁界が発生しな
い。よって、磨耗限界検出センサL2への電流の流れを阻
止して以後は、磨耗限界検出センサL2に電流が流れるこ
とに起因するノイズがなくなるのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキ摩擦材の磨耗
を検出するブレーキ摩擦材磨耗警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキ摩擦材磨耗警告装置とし
て例えば、特公昭55−40770号に開示のブレーキ
摩擦材磨耗警告装置を挙げることができる。
【0003】特公昭55−40770号に開示の如くの
ブレーキ摩擦材磨耗警告装置は、磨耗限界検出センサの
内部に電流路が備えられている。該電流路は、ブレーキ
摩擦材の、車輪と共に回転する回転体との摩擦による磨
耗が磨耗限界点に達すると、回転体との摩擦によって削
られて電気的に非導通状態となるものである。
【0004】前記電流路が電気的に非導通状態となって
以後は、警告手段によって、前記電流路の電気的な導通
状態に拘らずブレーキ摩擦材が磨耗限界に達したことが
警告されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特公昭55−4077
0号に開示の如くのブレーキ摩擦材磨耗警告装置におい
ては、ブレーキ摩擦材の磨耗限界を検出して以後も磨耗
限界検出センサには電圧が印加され続けており、磨耗限
界検出センサは電流の流れが許容された状態になってい
る。従って、ブレーキ摩擦材の磨耗限界を検出して以後
に、制動操作が行われると、磨耗限界検出センサ内で電
気的に非導通状態となった電流路が導電性の回転体に接
触して、該電流路が再び電気的に導通状態となってしま
う。則ち、制動操作に従って、磨耗限界検出センサ内の
電流路に流れる電流量か急激に変化してしまうのであ
る。
【0006】この様に、特公昭55−40770号に開
示の如くのブレーキ摩擦材磨耗警告装置においては、ブ
レーキ摩擦材の磨耗限界を検出して以後、制動操作毎に
磨耗限界検出センサ内の電流路に流れる電流量か急激に
変化してしまう。すると、その急激な電流量変化に起因
してノイズが発生し、車輪速センサなど各種センサ類に
影響を与えるという問題があった。
【0007】本発明は、磨耗限界検出センサの導通状態
に基づいてブレーキ摩擦材の磨耗限界を検出した後に、
磨耗限界検出センサへの電流の流れを阻止することによ
って、磨耗限界検出センサに流れる電流量変化に起因す
る磁界の発生を防止することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明は図1に示す如く、車輪と共に回転する導電性の
回転体に押圧されて制動力を得るブレーキ摩擦材L1と、
該ブレーキ摩擦材L1の磨耗限界点に保持され、該ブレー
キ摩擦材L1の磨耗が磨耗限界点に達した後は、該ブレー
キ摩擦材L1が前記回転体に押圧された時に前記回転体と
接触して電気的に導通状態となる磨耗限界検出センサL2
と、該磨耗限界検出センサL2に所定の電圧を印加する電
圧印加手段L3と、前記磨耗限界検出センサL2の導通状態
に基づいて前記ブレーキ摩擦材L1の磨耗限界を検出する
磨耗限界検出手段L4と、該磨耗限界検出手段L4によって
前記ブレーキ摩擦材L2の磨耗限界が検出された後に、警
告を発する警告手段L5とを有するブレーキ摩擦材磨耗警
告装置において、前記磨耗限界検出手段L4によって前記
ブレーキ摩擦材L2の磨耗限界が検出された後に、前記磨
耗限界検出センサL2への電流の流れを阻止する電流阻止
手段L6を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成のブレーキ摩擦材磨耗警告装置によれ
ば、磨耗限界検出センサの導通状態に基づいてブレーキ
摩擦材の磨耗限界を検出した後に、磨耗限界検出センサ
への電流の流れが阻止される。従って、ブレーキ摩擦材
の磨耗限界を検出した後は、磨耗限界検出センサには電
流が流れることがない。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0011】図2は第1の実施例を表す図である。図2
において、1は導電性の回転体であり、図示しない車輪
と共に回転する。2はブレーキ摩擦材であり、裏金3に
接着されている。ブレーキ摩擦材2と裏金3とでブレー
キパッドが構成されており、回転体1に押圧されて回転
体1とブレーキ摩擦材2との摩擦力によって制動力を得
るものである。このブレーキ摩擦材2と裏金3には孔
6,7が設けられており、該孔6,7は略同芯となって
いる。
【0012】4は磨耗限界検出センサであり、内部に電
流路5を備えている。磨耗限界検出センサ4は、ブレー
キ摩擦材2の孔6及び裏金3の孔7に挿入され、保持さ
れている。その保持位置は、ブレーキ摩擦材2の磨耗が
限界点に達した時に回転体1に磨耗限界検出センサ4が
押圧されることで、磨耗限界検出センサ4の回転体1側
頭部が磨耗して電流路5を断線する位置となっている。
【0013】電流路5は磨耗限界警告回路11より通ずる
ものであり、他の車輪の図示しないパッドに設けられる
磨耗限界検出センサ8,9,10内に通じ、図示しない車
体に接続されて接地されている。
【0014】磨耗限界検出回路11は図2に示す如く構成
される。電流路5は、第1pnp形トランジスタ16のコ
レクタに接続されている。第1pnp形トランジスタ16
のエミッタは電源22に接続され、ベースには電流路24が
接続される。第1バイパス路20は、第1pnp形トラン
ジスタ16のエミッタ側電流路と電流路24とを第1pnp
形トランジスタ16をバイパスして接続するものである。
【0015】ここで、電源22は通常車両に設けられるバ
ッテリーである。図2においては、符号22にて表された
ラインがバッテリーによって印加される電圧を示してお
り、略+12Vとなっている。
【0016】電流路24は、第2npn形トランジスタ19
のコレクタに接続されている。第2npn形トランジス
タ19のエミッタには電流路25が接続され、電流路25は図
示しない車体に接続され、接地されている。又、第2n
pn形トランジスタ19のベースには電流路23が接続さ
れ、電流路23は第2pnp形トランジスタ18のベースに
接続されている。ここで、電流路23途中には電流路26が
接続されており、電流路26途中にはスイッチ15が設けら
れ、端部は図示しない車体に接続され、接地されてい
る。
【0017】第2pnp形トランジスタ18のエミッタは
電源22に接続され、コレクタには電流路27が接続され
る。ここで、第2バイパス路21は、第2pnp形トラン
ジスタ18のエミッタ側電流路と電流路23とを第2pnp
形トランジスタ18をバイパスして接続するものである。
【0018】電流路27は第1npn形トランジスタ17の
ベースに接続されている。第1npn形トランジスタ17
のコレクタには電流路28が、エミッタには電流路29が接
続されており、電流路29は図示しない車体に接続され、
接地されている。又、電流路28には警告灯14が設けられ
ており、端部は電源22に接続されている。
【0019】制御装置13は図3に示す如く、周知のCP
U,ROM,RAMを中心に構成され、これらとコモン
バスを介して相互に接続された入力部及び出力部により
外部との入出力を行うものである。制御装置13のROM
内には、磨耗限界検出手段である磨耗限界検出ルーチン
が格納されている。制御装置13の入力部には電圧検知器
12が接続され、信号が供給される。又、制御装置13の出
力部にはスイッチ15が接続され、制御装置13からの信号
によってスイッチ15がオン,オフされる。ここで、電圧
検知器12は、電流路5に接続されて電圧検知器12に印加
される電圧値が設定された電圧値であるか否かを検知す
るものであり、電圧検知器12に印加される電圧が設定さ
れた電圧値となった場合にオンの信号を発するものであ
る。
【0020】58は車輪速センサである。車輪速センサ58
は、図示しない車輪と共に回転する図示しないロータに
近接して設けられており、車輪速センサ58はアンチスキ
ッドブレーキ制御装置60に、電流路59によって接続され
ている。電流路59は、電流路5と同軸のワイヤハーネス
に束ねられている。
【0021】磨耗限界検出回路11の作用について説明す
る。ブレーキ摩擦材2の磨耗が限界点に達していない状
態では、図2に示す如くスイッチ15はオフとされてい
る。スイッチ15がオフとされていることによって、電流
路23に電圧が印加される。その電圧値は、第2pnp形
トランジスタ18をオフ、第2npn形トランジスタ19を
オンとするものである。従って、第1バイパス路20及び
電流路25を電流が流れる為、電流路24には第1pnp形
トランジスタ16をオフとするだけの電圧が印加されな
い。又、電流路5は電気的に導通状態にあるので、電流
路5へ電流が流れるのである。この時、電圧検知器12に
印加される電圧は設定電圧より低いものとなっている。
【0022】ブレーキ摩擦材2の磨耗が進行して磨耗限
界点に達すると、電流路5の一部が断線される。電流路
5の一部が断線されると電流が電流路5を流れなくなる
為、電圧検知器12に印加される電圧が高くなる。この電
圧は電源22の電圧値及び電源22から電圧検知器12までの
電気的な抵抗値によって一義に決定されるものであり、
これらの値に基づいて、電圧検知器12がオンの信号を発
する設定電圧値が予め定められる。
【0023】ここで、磨耗限界検出手段である磨耗限界
検出ルーチンについて図4のフローチャートに従って説
明する。磨耗限界検出ルーチンは一定時間毎に繰り返し
実行されるものである。磨耗限界検出ルーチンが実行さ
れると、ステップS1(以下、S1と省略する。他のス
テップについても同じ。)において、電圧検知器12から
オンの信号が発せられているか否かの判定が行われる。
ブレーキ摩擦材2の磨耗が磨耗限界点に達していなけれ
ば、電圧検知器12からの信号はオフであり、S1の判定
結果はNoとなって磨耗限界検出ルーチンを終える。ブ
レーキ摩擦材2の磨耗が磨耗限界点に達して電流路5が
断線されていればこの信号はオンであり、S1の判定結
果はYesとなってS2へ進む。S2においては、スイ
ッチ15に導通信号が発せられて、スイッチ15がオンとな
り、磨耗限界検出ルーチンを終える。
【0024】ブレーキ摩擦材2の磨耗が進行して磨耗限
界点に達し、制御装置13からの信号によってスイッチ15
がオンとされると、第2バイパス路21及び電流路26に電
流が流れる。従って、電流路23に印加されていた電圧値
が低くなり、第2pnp形トランジスタ18がオン、第2
npn形トランジスタ19がオフとなる。
【0025】第2pnp形トランジスタ18がオンとなれ
ば、電流路27に電圧が印加され、第1npn形トランジ
スタ17がオンとなり、電流路28及び29に電流が流れ、警
告灯14が点灯する。又、第2npn形トランジスタ19が
オフとなれば、電流路24に印加されていた電圧値が高く
なり、第1pnp形トランジスタ16をオフにする。第1
pnp形トランジスタ16がオフとなれば、電流路5には
電流が流れることがなくなるのである。
【0026】ここでスイッチ15は一度オンとされると、
図示しないエンジンの作動が停止される迄、オン状態を
保つものとなっている。即ち、一度磨耗限界が検出され
た後に、スイッチ15がオンとされると、警告灯14は点灯
し続け、電流路5へは電流が流れなくなるのである。
【0027】従って、ブレーキ摩擦材2の磨耗限界検出
後に、スイッチ15がオンとされれば、電流路5の急激な
電流量変化に起因するノイズの発生がない。従って、ス
イッチ15がオンとされて以後は、車輪速センサ58には、
磨耗限界検出センサに起因する不具合を生ずることがな
いのである。
【0028】以上の説明から明らかな様に、第1の実施
例においては、電源22が電圧印加手段に、制御装置13内
のROMに格納される磨耗限界検出ルーチンが磨耗限界
検出手段に、警告灯14,スイッチ15,第2pnp形トラ
ンジスタ18及び第1npn形トランジスタ17が警告手段
に、スイッチ15,第2npn形トランジスタ19及び第1
pnp形トランジスタ16が電流阻止手段にそれぞれ相当
する。
【0029】続いて、第2の実施例について説明する。
図5において図2と同一の部分には同一の符号を付し、
説明を省略する。
【0030】図5において、30は磨耗限界検出センサで
あり、内部に電流路31及び電流路32を備えている。電流
路31と電流路32とは電気的に非導通となっている。磨耗
限界検出センサ30は、ブレーキ摩擦材2の孔6及び裏金
3の孔7に挿入され、保持されている。その保持位置
は、ブレーキ摩擦材2の磨耗が限界点に達して磨耗限界
検出センサ30の回転体1側頭部が回転体1との磨耗によ
って削られた後に、導電性の回転体1に接触することに
よって電流路31と電流路32とを電気的に導通状態にする
位置となっている。
【0031】電流路31は磨耗限界警告回路33より通ずる
ものであり、他の図示しないパッドに設けられる磨耗限
界検出センサ55,56,57内に通じ、電流路32は他の図示
しないパッドに設けられる磨耗限界検出センサ55,56,
57内より通じ、図示しない車体に接続されて接地されて
いる。
【0032】磨耗限界回路33は図5に示す如く構成され
る。ここで、第1の実施例における電圧検知器12が電圧
検知器34、制御装置13が制御装置35とされている。
【0033】電流路31には第1コンデンサ36が接続さ
れ、第1コンデンサ36側電流路が図示しない車体に接続
され、接地されている。電流路31には又、電気抵抗39が
接続され、電気抵抗39側電流路が図示しない車体に接続
され、接地されている。
【0034】電流路31から電圧検知器34に接続される電
流路38中には電気抵抗40が設けられると共に、第2コン
デンサ37が接続され、第2コンデンサ37側電流路が図示
しない車体に接続され、接地されている。又、電流路38
には第1ダイオード51が接続され、第1ダイオード50側
電流路は第2電源54に接続されている。
【0035】ここで、電源54は、電源22とは別の電源で
あり、図5においては、符号54にて表されたラインが印
加される電圧を示しており、略+5Vとなっている。
【0036】第1pnp形トランジスタ16のコレクタに
接続される電流路31中には電気抵抗41が設けられてい
る。又、第1バイパス路20中には電気抵抗42が、電流路
24中には電気抵抗43が、電流路23中には電気抵抗44,45
が、第2バイパス路21中には電気抵抗46が、電流路27中
には電気抵抗47がそれぞれ設けられている。
【0037】第3バイパス路53は電流路23と電流路25と
を第2npn形トランジスタ19をバイパスして接続して
おり、第4バイパス路52は電流路27と電流路29とを第1
npn形トランジスタ17をバイパスして接続している。
ここで電気抵抗49が第3バイパス路53中に、電気抵抗48
が第4バイパス路52中に設けられている。
【0038】又、第2pnp形トランジスタ18のエミッ
タに接続される電流路には第2ダイオード50が接続され
て、第2ダイオード50側電流路が電源22に接続されてい
る。
【0039】第2の実施例において追加された構成につ
いて説明する。第1コンデンサ36は磨耗限界検出センサ
30からのノイズ取りのフィルターであり、第2コンデン
サ37は磨耗限界検出回路31内のノイズ取りのフィルター
である。電気抵抗39は電圧検知器34に適正な電圧を印加
する為の調整抵抗であり、電気抵抗40,第2電源54及び
第1ダイオード51によって電圧検知器34に高電圧が印加
されない様になっている。
【0040】電気抵抗41は電流路31延いては磨耗限界検
出センサ30に高電圧を負荷しない為のものである。又、
第2ダイオード50によって、磨耗限界検出回路33への電
流量が調整されている。
【0041】電気抵抗42は第1pnp形トランジスタ16
のベースに適正な電圧を印加する為のものであり、電気
抵抗43は第2npn形トランジスタ19がオフとなった時
に第1pnp形トランジスタ16のベースに適正な電圧を
印加する為のものである。電気抵抗44は第2npn形ト
ランジスタ19のベースに適正な電圧を印加する為のもの
であり、第3バイパス路53及び電気抵抗49は第2npn
形トランジスタ19のエミッタに適正な電圧を印加する為
のものである。又、電気抵抗46によって第2pnp形ト
ランジスタ18のベースに適正な電圧が印加され、電気抵
抗45によってスイッチ15がオンとなった時に第2pnp
形トランジスタ18のベースに適正な電圧を印加する様に
されている。更に、電気抵抗47は第1npn形トランジ
スタ17のベースに適正な電圧を印加する為のものであ
り、第4バイパス路52及び電気抵抗48は第1npn形ト
ランジスタ17のエミッタに適正な電圧を印加する為のも
のである。
【0042】磨耗限界検出回路33の作用について説明す
る。ブレーキ摩擦材2の磨耗が限界点に達していない状
態では、スイッチ15はオフとされており、第1の実施例
と同様に第1pnp形トランジスタ16がオンとなってお
り、電流路31に電圧が印加された状態となっているが、
電流路31は接地されておらず、電流が流れない為、電圧
検知器34に印加される電圧値は設定電圧値より高いもの
となっている。
【0043】ブレーキ摩擦材2の磨耗が進行して磨耗限
界点に達すると、電流路31の一部が電流路32に回転体1
を介して電気的に導通する。電流路31の一部が電流路32
に回転体1を介して電気的に導通すると電流が電流路31
を流れる為、電圧検知器34に印加される電圧値が低くな
る。この電圧値は電源22の電圧値及び電源22から電圧検
知器34までの電気的な抵抗値によって一義に決定される
ものであり、これらの値に基づいて、電圧検知器34がオ
ンの信号を発する設定電圧値が予め定められる。
【0044】ブレーキ摩擦材2の磨耗が進行して磨耗限
界点に達し、制御装置35によってスイッチ15がオンとさ
れると、第1の実施例と同様に、警告灯14が点灯され、
電流路31へは電流が流れなくなるのである。
【0045】ここでスイッチ15は、第1の実施例と同様
に、一度オンとされると、図示しないエンジンの作動が
停止される迄、オン状態を保つものとなっている。即
ち、一度磨耗限界が検出されたると、警告灯14は点灯し
続け、又、電流路31と電流路32とが電気的に導通状態と
なっても電流が流れることはないのである。
【0046】従って、ブレーキ摩擦材2の磨耗限界検出
後に、スイッチ15がオンとされれば、電流路31の急激な
電流量変化に起因するノイズの発生がない。従って、ス
イッチ15がオンとされて以後は、車輪速センサ58には、
磨耗限界検出センサに起因する不具合を生ずることがな
いのである。
【0047】以上の説明から明らかな様に、第2の実施
例においても第1の実施例と同様に、電源22が電圧印加
手段に、制御装置35内のROMに格納される磨耗限界検
出ルーチンが磨耗限界検出手段に、警告灯14,スイッチ
15,第2pnp形トランジスタ18及び第1npn形トラ
ンジスタ17が警告手段に、スイッチ15,第2npn形ト
ランジスタ19及び第1pnp形トランジスタ16が電流阻
止手段にそれぞれ相当する。
【0048】以上説明した実施例にあっては、磨耗限界
検出センサへの電流の流れを阻止する為に、磨耗限界検
出センサに電圧が印加されることを禁止していたが、図
2の磨耗限界検出センサ10の下流にスイッチを設け、磨
耗限界検出手段によってブレーキ摩擦材の磨耗が検出さ
れた後に、該スイッチをオフにして磨耗限界検出センサ
に電流が流れないようにしても良い。
【0049】又、以上説明した実施例にあっては、スイ
ッチのオン,オフによって、磨耗限界検出センサへの電
流の流れを阻止していたが、スイッチの箇所にnpn形
トランジスタを設け、該npn形トランジスタを制御装
置からの信号に基づいてスイッチングするようにしても
良い。
【0050】更に、磨耗限界検出センサがブレーキ摩擦
材の内部に取り付けられていたが、ブレーキ摩擦材の横
に取り付けても良い。更に、警告手段である警告灯を警
報音発生装置とするなど、当業者の知識に基づいて種々
の変形、改良を施した態様で本発明を実施することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】本発明のブレーキ摩擦材磨耗警告装置に
よれば、磨耗限界検出センサの導通状態に基づいてブレ
ーキ摩擦材の磨耗限界を検出した後に、磨耗限界検出セ
ンサへの電流の流れが阻止される。従って、磨耗限界検
出センサには電流が流れることがなく、電流量が変化す
ることがないので磁界が発生しない。よって、磨耗限界
検出センサへの電流の流れを阻止して以後は、ブレーキ
摩擦材磨耗警告装置によるノイズがなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の概略を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は、本発明の第1の実施例を表す図であ
る。
【図3】図3は、磨耗限界検出回路内の制御装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】図4は、上記制御装置内のROMに格納された
磨耗限界検出ルーチンを表すフローチャートである。
【図5】図5は、本発明の第2の実施例を表す図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・回転体 2・・・・ブレーキ摩擦材 4・・・・磨耗限界検出センサ 13・・・・制御装置 14・・・・警告灯 15・・・・スイッチ 16・・・・第1pnp形トランジスタ 17・・・・第1npn形トランジスタ 18・・・・第2pnp形トランジスタ 19・・・・第2npn形トランジスタ 22・・・・電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と共に回転する導電性の回転体に押
    圧されて制動力を得るブレーキ摩擦材と、 該ブレーキ摩擦材の磨耗限界点に保持され、該ブレーキ
    摩擦材の磨耗が磨耗限界点に達した後は、該ブレーキ摩
    擦材が前記回転体に押圧された時に前記回転体と接触し
    て電気的に導通状態となる磨耗限界検出センサと、 該磨耗限界検出センサに所定の電圧を印加する電圧印加
    手段と、 前記磨耗限界検出センサの導通状態に基づいて前記ブレ
    ーキ摩擦材の磨耗限界を検出する磨耗限界検出手段と、 該磨耗限界検出手段によって前記ブレーキ摩擦材の磨耗
    限界が検出された後に、警告を発する警告手段とを有す
    るブレーキ摩擦材磨耗警告装置において、 前記磨耗限界検出手段によって前記ブレーキ摩擦材の磨
    耗限界が検出された後に、前記磨耗限界検出センサへの
    電流の流れを阻止する電流阻止手段を備えたことを特徴
    とするブレーキ摩擦材磨耗警告装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013079121A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Mitsubishi Electric Corp エレベータ用巻上機のブレーキ装置
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