JPH0665700B2 - 3メチルブテン−1重合体組成物 - Google Patents

3メチルブテン−1重合体組成物

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JPH0665700B2
JPH0665700B2 JP59066376A JP6637684A JPH0665700B2 JP H0665700 B2 JPH0665700 B2 JP H0665700B2 JP 59066376 A JP59066376 A JP 59066376A JP 6637684 A JP6637684 A JP 6637684A JP H0665700 B2 JPH0665700 B2 JP H0665700B2
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信夫 榎戸
康夫 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、機械的特性、耐熱性、寸法安定性に優れた3
メチルブテン−1重合体組成物に関する。
更に詳細には、剛性、曲げ強度、引張り強度、アイゾツ
ト衝撃強度、熱変形温度に優れ、熱膨張係数の小さい、
3メチルブテン−1重合体組成物に関するものである。
3メチルブテン−1重合体はそれ自身、ポリオレフイン
中、最も高い部類に属する融点、剛性、強度を示し、ポ
リオレフイン樹脂の特長である、優れた電気絶縁性、非
吸湿性、耐薬品性に加え、高い耐熱性を生かし、種々の
用途への適用性が考えられる。
しかしながら、電気製品、建材、自動車部品、各種機械
部品などの中には、一層高い剛性、強度、熱変形温度を
必要とする分野も多く、そのような用途に対しては、3
メチルブテン−1重合体そのものでは物性的には不十分
である。
本発明者等は、上述の高い剛性、強度、熱変形温度等が
要求される分野にも適用可能な3メチルブテン−1重合
体組成物について鋭意検討した結果、ポリ3メチルブテ
ン−1に対して特定量の繊維状物を配合した組成物が上
記目的を満足することを見出し、本発明に到達した。
即ち本発明は330℃における溶融粘度が5×103〜1×10
7ポアズである3メチルブテン−1重合体と3〜60重量
%の繊維状物を含有してなる3メチルブテン−1重合体
組成物に存する。
本発明を更に詳細に説明するに、本発明の組成物に用い
られる3メチルブテン−1重合体としては、3メチルブ
テン−1の単独重合体及び3メチルブテン−1と共重合
可能な他のオレフイン類、即ちエチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ペンテン、4メチルペンテン−1、1
−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン或いはビニルシ
クロヘキサン、スチレン等の共重合体が用いられる。
このうち、3メチルブテン−1重合体として、3メチル
ブテン−1の単独重合体のみを用いた場合には、得られ
た繊維状物配合品を射出成型した際、温度条件によつて
は成型物が非常にもろくなる場合があり、3メチルブテ
ン−1重合体としては他のオレフインとの共重合体を用
いるか、3メチルブテン−1単独重合体に3メチルブテ
ン−1と他のオレフインとの共重合体を混合したもの、
或いは3メチルブテン−1単独重合体又は3メチルブテ
ン−1と他のオレフインとの共重合体に他のオレフイン
重合体を混合したものを用いる事が望ましい。この際に
3メチルブテン−1重合体と混合すべき、3メチルブテ
ン−1と他のオレフインとの共重合体又は、3メチルブ
テン−1以外のオレフイン重合体は、後述する変性オレ
フイン重合体であつても、未変性のオレフイン重合体で
あつても良い。
又、3メチルブテン−1と他のオレフインとの共重合体
中の3メチルブテン−1以外のオレフインの含量として
は0.05重量%以上、30重量%以下、好ましくは、0.05重
量%以上、20重量%以下である。この範囲以上、他のオ
レフインの共重合量を増やすことは本来3メチルブテン
−1重合体が持つ高融点、高剛性等の特徴が失われると
いう点で好ましくない。
また共重合方法はいわゆるランダム共重合でも、ブロツ
ク共重合でも良い。
また、3メチルブテン−1単独重合体或いは3メチルブ
テン−1と他のオレフインとの共重合体と混合すべき他
のオレフイン重合体の量は、該3メチルブテン−1
(共)重合体100重量部に対し0.05〜30重量%である。
また該3メチルブテン−1重合体の分子量に関しては、
330℃における溶融粘度が5×103〜1×107ポアズの範
囲、更に好ましくは5×104〜1×107ポアズである。溶
融粘度がこの範囲以下の重合体を用いると得られる3メ
チルブテン−1重合体組成物の衝撃強度が著しく低くな
り実用に耐えない。
3メチルブテン−1重合体は1950年代に見出されて以
来、現在まで工業化された例はなく、その理由の一つと
して従来得られていた3メチルブテン−1重合体は分子
量が低く、十分な衝撃強度が得られなかつた事が挙げら
れる。本発明者等はこの点に関し鋭意検討を重ねた結
果、後述の適切な触媒系及び安定剤の選択により、十分
な衝撃強度を与えるまでに分子量を高めた3メチルブテ
ン−1重合体を得るに至つた。
従つて、高分子量の3メチルブテン−1重合体を用いる
ことは本発明の重要な要件である。
このような高分子量3メチルブテン−1重合体を製造す
る方法はとくに限定される訳ではないが、以下の様な方
法によれば所望の高分子量3メチルブテン−1重合体を
容易に得ることができる。即ち、ヘキサン、ヘプタン、
シクロヘキサン、ベンゼン等の如き脂肪族、脂環式ある
いは芳香族炭化水素中、液状のオレフイン中、あるいは
無溶媒下で、アルミニウム含有量がチタンに対するアル
ミニウムの原子比で0.15以下であつてかつ錯化剤を含有
する固体三塩化チタン触媒錯体と、アルミニウムジイソ
ブチルモノクロライドあるいは更に第3成分としてエー
テル、エステル、アミン、アミドの如き電子供与性化合
物から成る触媒系の存在下に、重合温度が0〜150℃で
3メチルブテン−1を単独に重合させるか、3メチルブ
テン−1と前述のα−オレフインとを共重合させる方法
である。
この様な固体三塩化チタン触媒錯体は、特公昭55−845
1,同55−8452,同55−8003,同54−27871,同55−39165,特
開昭47−34478等に記載されている。
また、3メチルブテン−1重合体は融点が高い為、必然
的に成型温度が高くなり、成型中のポリマーの劣化に伴
う分子量の低下は避け得ない。このため成形中の劣化を
できるだけ防止し、成形後、或いは繊維状物を配合後の
重合体を、十分な衝撃強度を持ち得る分子量に保持する
為には、適切な安定剤の選択が好ましい。
この様な安定剤としては、日本チバガイギー社製、イル
ガノツクス1010とイルガホスP−EPQ(イルガノツクス
およびイルガホスは商標)の組み合わせが好ましい。
また、本発明の組成物に配合される繊維状物としては、
ガラス繊維、カーボン繊維、アスベスト、チタン酸カリ
ウム繊維、ロツクウール繊維、ボロン繊維、シリコーン
カーバイド、ケブラー繊維(ケブラーは商標)等が挙げ
られる。
上記繊維状物の配合割合は繊維状物の種類により異なる
が、一般に3〜60重量%、特に5〜50重量%が好まし
い。即ち、繊維状物質の含有量が3重量%以下では充分
な剛性、熱変形温度等が得られず、60重量%以上では混
練作業性が低下する。
本発明の3メチルブテン−1組成物は、3メチルブテン
−1重合体として前記未変性の3メチルブテン−1
(共)重合体または重合体混合物を使用する場合もある
が、3メチルブテン−1重合体として、α,β不飽和カ
ルボン酸類もしくはその無水物で変性されたものまたは
未変性の3メチルブテン−1重合体に加えて、αβ不飽
和カルボン酸類もしくはその無水物で変性されたポリオ
レフインを含有させたものを使用することにより、一層
高い強度を持つ3メチルブテン−1重合体組成物が得ら
れる。用いられる変性ポリオレフインとしてはエチレン
重合体、エチレンと他のα−オレフインとの共重合体、
プロピレン重合体、エチレン−プロピレンラバー、4メ
チルベンテン−1重合体及び3メチルブテン−1重合体
等に、α,β不飽和カルボン酸、その酸無水物またはそ
のエステルなどのα,β−不飽和カルボン酸またはその
誘導体がグラフトされたものが用いられ、とくにα,β
−不飽和カルボン酸またはその酸無水物がグラフトされ
た変性ポリオレフインが好ましい。
このような、α,β−不飽和カルボン酸及びその誘導体
としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル
等を挙げることが出来る。変性ポリオレフインが、変性
3メチルブテン−1重合体、或いは変性4メチルペンテ
ン−1重合体であると、剛性、熱変形温度等の向上が著
しいので好ましい。
特に耐衝撃性の向上を望む場合には変性エチレン−αオ
レフイン共重合体、とりわけ変性エチレンプロピレンラ
バーを配合することが出来る。
α,β−不飽和カルボン酸または同誘導体のグラフト量
としては特に制限はないが50ppm〜50,000ppmが好まし
い。
また変性ポリオレフインの配合割合は、変性ポリオレフ
インが変性3メチルブテン−1重合体である場合には変
性3メチルブテン−1重合体へのα,β−不飽和カルボ
ン酸または同誘導体のグラフト量に応じて、変性3メチ
ルブテン−1重合体単独から、未変性3メチルブテン−
1重合体100重量部に対し、0.05重量部以上配合する。
変性ポリオレフインがポリ3メチルブテン−1以外のポ
リオレフインである場合には、該変性ポリオレフインの
配合量は、ポリ3メチルブテン−1、100重量部に対し
0.05〜30重量部の範囲である。
その他、従来公知の安定剤、難燃剤、着色剤、帯電防止
剤、滑剤、核剤あるいはタルク、炭酸カルシウム、シリ
カ、カオリン、水酸化マグネシウム、硫酸バリウム、活
性白土、マイカ、ゼオライト、珪灰石、グラスビーズ等
の各種充填材を添加しても良い。
本発明の3メチルブテン−1重合体組成物を製造する方
法は特に制限されず、ポリ3メチルブテン−1重合体、
繊維状物及び必要に応じて変性ポリオレフインとを混合
する事によつて得られる。配合成分は各成分を同時に混
合する方法、或いは数種を前もつて混合し、残りを別途
混合する方法いずれも可能である。混合方法には特に制
限はないが、通常は押出機や、バンバリーミキサーが用
いられる。
押出機及びスクリユー形状は特に限定されず、単軸押出
機、二軸押出機等が用いられ、スクリユー形状もフルフ
ライトスクリユー、ダルメージスクリユー等が用いられ
る。
以上説明した様に本発明の3メチルブテン−1重合体組
成物は、高剛性、高強度かつ高熱変形温度であり、かつ
寸法安定性に優れているので、電気電子分野、自動車分
野を始め、種々の分野において有用である。
以下、実施例、比較例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はその要旨を越えない限りこれらの実施例に
限定されるものではない。
本発明で用いられる溶融粘度は円錘円板型回転レオメー
ターを用い、330℃、せん断速度0.1 1/秒即ち、角速
度0.1ラジアン/秒で測定した値である。
3メチルブテン−1組成物のペレツト化は30mmφ押出機
により、290℃〜340℃の温度で行なつた。
また、試験片作成の際の射出成形機の成形条件は下記の
とおりである。
シリンダー温度:300℃〜340℃ 射出圧力:600kg/cm2〜1,000kg/cm2 射出速度:40mm/sec 金型温度:60℃〜100℃ 評価方法は、曲げ剛性率、曲げ強度に関してはASTM−D7
90、アイゾツト衝撃強度はASTM−D256、熱変形温度はAS
TM−D648に準じた。また熱膨張係数の測定はASTM−D696
に従がつた。
参考例−1 (A)三塩化チタン均一溶液の製造 乾燥アルゴン置換した容量500mlの四つ口フラスコに精
製トルエン150mlと四塩化チタン90mmolを仕込み、更に
ジ−n−ブチルエーテル90mmolを添加した。多少の発熱
を伴い四塩化チタンとジ−n−ブチルエーテルとが反応
してトルエンに均一に溶解し、橙黄色の均一溶液を得
た。該溶液を撹拌下25℃に保持しながら、これにジエチ
ルアルミニウムモノクロライド45mmolをトルエン20mlに
溶解した溶液を徐々に添加したところ、濃橙色の三塩化
チタンの均一溶液が得られた。
(B)三塩化チタンの沈殿生成と触媒の製造 上記(A)工程で得られた三塩化チタンの均一溶液を95
℃に昇温したところ、昇温途中より紫色の三塩化チタン
の沈殿生成が認められた。95℃で60分撹拌後、沈殿を
別しn−ヘプタン100mlで5回洗浄し微粒状紫色三塩化
チタン触媒錯体を得た。元素分析したところ、この触媒
錯体は式TiCl3(AlCl3)0.004〔(nC4H92O〕0.05の組
成を有していた。
製造例−1 ≪3メチルブテン−1〜ブテン−1共重合体の製造≫ 容量25のステンレス製反応器で参考例−1で得た固体
三塩化チタン触媒錯体を用いて3メチルブテン−1とブ
テン−1の共重合を以下の様にして行なつた。
充分に乾燥、窒素置換した反応器にジイソブチルアルミ
ニウムモノクロライド77.0mmol、液化3メチルブテン−
1、8.0kgを装入した後、70℃に昇温し、ブテン−1に
より参考例−1で得られた固体三塩化チタン触媒錯体9.
05gを圧入して、重合を開始した。逐次的にブテン−1
を供給しながら重合を行い、3.5時間後、イソブチルア
ルコール300mlを圧入し重合を停止した。ブテン−1供
給量は400gであつた。
次いで余剰の未反応モノマーを追い出し、その後、ノル
マル−ヘキサン8.0kgを導入し、50℃で30分撹拌した後
静置し、上橙液を抜き出し、ポリマー中の触媒成分を洗
浄除去した。この操作を5回繰り返した後、イルガフオ
スPEPQ、イルガノツクス1010、各0.2部を添加し乾燥し
て、白色粉末状ポリ3メチルブテン−1/ブテン−1共
重合体4.3kgを得た。
このポリマーの融点は285℃、330℃の溶融粘度は7×10
5ポアズであつた。
製造例−2 ≪3メチルブテン−1単独重合体の製造≫ 製造例−1において、ブテン−1を使わない事以外は製
造例−1と同様に重合を行い、融点305℃、330℃におけ
る溶融粘度6×105ポアズの3メチルブテン−1単独重
合体4.1kgを得た。
製造例−3 ≪3メチルブテン−1重合体の変性≫ 製造例−1で得た3メチルブテン−1〜ブテン−1共重
合体のパウダー1000gをキシレン10に懸濁し、ジクミ
ルパーオキサイド100g、無水マレイン酸300gを添加し、
130℃に昇温し、130℃で4時間撹拌し、グラフト反応を
行なつた。反応後、トルエン次いでアセトンで洗浄し、
未反応の無水マレイン酸とジクミル パーオキサイドを
除去した。次いでイルガフオスPEPQとイルガノツクス10
10を各0.2部を添加し乾燥した。
無水マレイン酸のグラフト量は3,600ppmであつた。
製造例−4 製造例−1で、共触媒としてジイソブチルアルミニウム
クロライドの代わりに、トリエチルアルミニウムを使う
以外は製造例−1と同様に重合を行なつた。
このポリマーの融点は287℃、イルガノツクス1010、イ
ルガフオスPEPQ各0.2部を添加して測定した330℃の溶融
粘度は3×103ポアズであつた。
製造例−5 製造例−4で得た3メチルブテン−1〜ブテン−1共重
合体のパウダーを用いる以外は製造例−3と同様に無水
マレイン酸変性を行なつた。
無水マレイン酸のグラフト量は3,700ppmであつた。
製造例−6 製造例−1において、分子量調節剤として微量の水素を
逐次的に加えた以外は製造例−1と同様に重合を行うと
ともにイルガフォスPEPG、イルガノックス1010を各0.2
部添加した。得られた3メチルブテン−1/ブテン−1
共重合体の融点は286℃、330℃における溶融粘度は1.5
×105ポアズであった。
製造例−7 製造例−6において、水素の添加量を変更した以外は、
同様に重合するとともに、安定剤も同様も同様の処方を
施したところ、得られたポリマーの融点は287℃、330℃
における溶融粘度は1.0×104であった。
製造例−8 製造例−7において、水素の添加量を変更した以外は、
同様に重合するとともに、安定剤も同様も同様の処方を
施したところ、得られたポリマーの融点は287℃、330℃
における溶融粘度は5.0×103であった。
実施例−1,2 製造例−1で得た3メチルブテン−1〜ブテン−1共重
合体パウダー4.0kgに、製造例−3で得た無水マレイン
酸変性3メチルブテン−1〜ブテン−1共重合体パウダ
ー1.0kgを混合し更にここにガラス繊維(旭フアイバー
ガラス社製03MA486A)を添加配合し、30mm単軸押出機
(ダルメージ式スクリユー)を用いて溶融混練してペレ
ツト化した。
上記のペレツトを1オンス射出成形機によつて、試験片
を成形し、機械的強度及び熱膨張係数を測定した。それ
らの結果を第1表に示した。
実施例−3 製造例−2で得た3メチルブテン−1単独重合体パウダ
ー4.0kgに製造例−3で得た無水マレイン酸変性3メチ
ルブテン−1〜ブテン−1共重合体パウダー1.0kgを混
合する他は実施例−1と同様にペレツト化し、射出成形
を行つた。結果を第1表に示した。
実施例−4 製造例−1で得た3メチルブテン−1〜ブテン−1共重
合体パウダー5.0kgに実施例−1で用いたガラス繊維を
添加配合する以外は実施例−1と同様にペレツト化し、
射出成形を行なつた。結果を第1表に示した。
実施例−5 繊維状物を、アスベスト繊維(キヤリヤー社製6D1)と
する以外は実施例−1と同様にペレツト化し、射出成型
を行なつた。結果を第1表に示す。
実施例−6 繊維状物をチタン酸カリウム繊維(大塚化学薬品社製テ
イスモーD)とする以外は実施例−5と同様にペレツト
化し、射出成型を行なつた。結果を第1表に示す。
実施例−7 実施例−3において無水マレイン酸変性3メチルブテン
−1〜ブテン−1共重合体の代わりに無水マレイン酸
(9100ppm)で変性したエチレンプロピレンラバー(EP
R)(三菱油化(株)社製;EP07P)を用いる以外は実施
例−3と同様にペレツト化射出成型を行なつた。結果を
第1表に示す。
実施例−8 実施例−1において、繊維状物としてガラスフアイバー
に加えて炭酸カルシウムを添加する以外は実施例−1と
同様にペレツト化、射出成型を行なつた。結果を第1表
に示す。
実施例−9 実施例−1において、製造例−6で得た3メチルブテン
−1〜ブテン−1共重合体パウダーに変更した以外は同
様に溶融混練した。得られたペレットを同様に射出成形
して得た試験片を用いて機械的強度を測定した。得られ
た結果を表−1に示す。
実施例−10 実施例−1において、製造例−7で得た3メチルブテン
−1〜ブテン−1共重合体パウダーに変更した以外は同
様に溶融混練した。得られたペレットを同様に射出成形
して得た試験片を用いて機械的強度を測定した。得られ
た結果を表−1に示す。
実施例−11 実施例−1において、製造例−7で得た3メチルブテン
−1〜ブテン−1共重合体パウダーに変更した以外は同
様に溶融混練した。得られたペレットを同様に射出成形
して得た試験片を用いて機械的強度を測定した。得られ
た結果を表−1に示す。
比較例−1 実施例−1において、3メチルブテン−1〜ブテン−1
共重合体の代わりに製造例−4において製造した3メチ
ルブテン−1〜ブテン−1共重合体を用い、また、変性
ポリオレフインとして製造例−5で製造した変性3メチ
ルブテン−1〜ブテン−1共重合体を用いる以外は実施
例−1と同様にペレツト化、射出成形を行つた。結果を
第1表に示す。
比較例−2 実施例−1において、フイラーとして繊維状物を用いる
代わりに炭酸カルシウムを用いる以外は実施例−1と同
様にペレツト化、射出成型を行なつた。結果を表−1に
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 康夫 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成工業株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−217531(JP,A) 特開 昭60−104143(JP,A) 特公 昭52−46979(JP,B1) 特公 昭47−42926(JP,B1) 特公 昭46−21211(JP,B1) 特公 昭45−40542(JP,B1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】330℃における溶融粘度が5×103〜1×10
    7ポアズである3メチルブテン−1重合体と3〜60重量
    %の繊維状物を含有してなる3メチルブテン−1重合体
    組成物
  2. 【請求項2】下記(a)、(b)および(c)から選ば
    れる重合体または重合体混合物を含有することを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項に記載の3メチルブテン−
    1重合体組成物 (a)3メチルブテン−1と他のオレフィンとの共重合
    体 (b)3メチルブテン−1単独重合と3メチルブテン−
    1と他のオレフィンとの共重合体との混合物 (c)3メチルブテン−1単独重合体又は3メチルブテ
    ン−1と他のオレフィンとの共重合体と他のオレフィン
    重合体との混合物
  3. 【請求項3】3メチルブテン−1重合体が、未変性の3
    メチルブテン−1重合体をα、β不飽和カルボン酸類も
    しくはその無水物で変性したものであるか又は未変性の
    3メチルブテン−1重合体100重量部に対しα、β不飽
    和カルボン酸もしくはその無水物で変性されたオレフィ
    ン重合体を0.05重量部以上配合したものであるかのいず
    れかであることを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項に記載の3メチルブテン−1重合体組成物
JP59066376A 1983-11-30 1984-04-03 3メチルブテン−1重合体組成物 Expired - Lifetime JPH0665700B2 (ja)

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