JPH0665380U - 走行機体の車輪装置 - Google Patents

走行機体の車輪装置

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JPH0665380U
JPH0665380U JP681593U JP681593U JPH0665380U JP H0665380 U JPH0665380 U JP H0665380U JP 681593 U JP681593 U JP 681593U JP 681593 U JP681593 U JP 681593U JP H0665380 U JPH0665380 U JP H0665380U
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JP
Japan
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bearings
spacer
wheel device
axle
machine body
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Withdrawn
Application number
JP681593U
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English (en)
Inventor
健二 吉原
信人 岩本
益広 江崎
浩吉郎 井上
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Nippon Steel Corp filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0665380U publication Critical patent/JPH0665380U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守点検の作業性の向上を図った走行機体の
車輪装置を提供する。 【構成】 走行機体の下部に取付けられた車軸支持筒1
2内に筒状のスペーサ41を挟んでその軸方向両側に一
対の軸受14,15を配置し、その軸受14,15によ
って車軸16を支持する走行機体の車輪装置において、
スペーサ41の周縁部における周方向均等間隔の位置に
引抜き工具51の開閉爪57,58が挿入可能な切欠部
42,43を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクレーンなどの走行機体の車輪装置に関し、特に、その保守点検のた めの分解作業に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に従来のクレーンの車輪装置を表す要部断面、図6にその車輪装置に使用 される軸受及びスペーサの斜視を示す。
【0003】 図5に示すように、図示しないクレーンの機体の下部に設けられたトラック1 1には車軸支持筒12が一体に固定されており、この車軸支持筒12の内部には 筒状のスペーサ13を間に挟んでその両側に一対の軸受14,15が配置され、 この軸受14,15によって車軸16が回転自在に支持されている。このスペー サ13は、図6に詳細に示すように、短い円筒形状をなし、軸方向両端面に接す るように一対の軸受14,15が配置される。
【0004】 この軸受14,15はそれぞれ軸受押えリング17,18によって所定の位置 に保持され、車軸用スペーサ19,20を介して車軸16の輪座部21,22に 車輪23,24が装着され、押え板25,26によって保持されている。なお、 車輪23,24は一対の平行をなすレール27上を転動自在となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようなクレーンの車輪装置において、定期的に分解して保守点検作業を行 う必要がある。上述した従来の車輪装置にあっては、保守点検作業のための分解 は、例えば、押え板25、車輪23、車軸用スペーサ19、軸受押えリング17 、車軸16の順に取外し、更に、軸受14及びスペーサ13、そして、軸受15 を取外して分解作業を行っていた。
【0006】 ところが、この分解作業において、軸受14,15の取外し作業が困難である という問題がある。即ち、車軸16は軸受14,15によって車軸支持筒12に 支持されており、軸受14,15と車軸支持筒12とはがたなく嵌合し、また、 軸受14,15とスペーサ13はほぼ同径である。軸受14,15及びスペーサ 13を取外すときには専用の引抜き工具を用い、先端の爪を軸受14,15及び スペーサ13の端部に引っ掛けて車軸支持筒12から引出している。このとき、 引抜き工具の爪を軸受14,15とスペーサ13との段差部分に引っ掛けるが、 両者はほぼ同径であるために段差が少なく、引抜きに強い力を必要とするために その作業が困難となる。そして、この引出し作業に長時間を要すると、軸受14 ,15及びスペーサ13を傷付けてしまう虞があった。
【0007】 本考案はこのような問題を解決するものであって、保守点検作業の作業性の向 上を図った走行機体の車輪装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本考案の走行機体の車輪装置は、走行機体の下部 に取付けられた車軸支持筒内に筒状のスペーサを挟んでその軸方向両側に一対の 軸受を配置し、該軸受によって車軸を支持する走行機体の車輪装置において、前 記スペーサの周縁部における周方向均等間隔の位置に引抜き工具の開閉爪が挿入 可能な切欠部を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
車軸支持筒内に一対の軸受の間に配置されたスペーサの周縁部に切欠部が形成 されたことで、分解作業時に引抜き工具の開閉爪をこの切欠部に挿入して軸受に 係止することができ、軸受と車軸支持筒とがかたく嵌合していても簡単に短時間 で軸受を引出すことができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0011】 図1に本考案の一実施例に係る走行機体の車輪装置を表す要部断面(図4のI −I断面、図2にスペーサの斜視、図3に軸受及びスペーサの分解作業の作用説 明を表す断面、図4に走行機体の車輪装置の正面視を示す。なお、従来と同様の 機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0012】 図4に示すように、図示しないクレーンのシルビーム31の下部には枢軸32 によってイコライザビーム33が連結されており、このイコライザビーム33の 中央サドル部34には前後でトラック11,35が連結されている。そして、一 方のトラック11には走行駆動装置36と駆動車輪23が装着される一方、他方 のトラック35には従動車輪37が装着されている。
【0013】 図1に示すように、トラック11に固定された車軸支持筒12の内部には筒状 のスペーサ41を間に挟んでその両側に一対の軸受14,15が配置され、この 軸受14,15によって車軸16が回転自在に支持されている。そして、この軸 受14,15は軸受押えリング17,18によって保持されており、車軸16の 輪座部21,22にはレール27上を転動自在な車輪23,24が装着されてい る。また、車軸16の一端部には駆動ギア箱38が係合している。
【0014】 スペーサ41は、図2に詳細に示すように、短い円筒形状をなしており、軸方 向端部においてその各周縁部には後述する引抜き工具51の開閉爪57,58が 挿入可能な切欠部42,43が形成されている。この各切欠部42,43はそれ ぞれの周縁部において周方向対称位置に形成され、且つ、切欠部42と43は周 方向90度ずれた位置に形成されている。
【0015】 このように形成された車輪装置において、保守点検のために分解作業を行うに は、図3に示すように、開閉式引抜き工具51を用いる。引抜き工具51は、取 手52を有するシリンダ部53に同じく取手54を有するねじ棒55が軸方向移 動自在に螺合し、シリンダ部53のクロスビーム56には先端に外向きの爪57 ,58が形成された一対の開閉アーム59,60の基端が軸支され、ねじ棒55 の先端には開閉操作梁61の中央部が回動自在に連結されてその各端部は開閉ア ーム59,60に摺動自在に係合することで構成されている。
【0016】 而して、車軸支持筒12の軸受14,15から車軸16を引き抜いておく。一 方、開閉式引抜き工具51において、図3に実線で示すように、ねじ棒55を回 転させて開閉操作梁61を後退(同図左方)させ、一対の開閉アーム59,60 を閉じて爪57,58を内方に移動させ、この状態で開閉アーム59,60を車 軸支持筒12の軸受14,15内に挿入する。
【0017】 そして、開閉アーム59,60の爪57,58とスペーサ41の切欠部42と の位置合せを行い、ねじ棒55を前述とは逆に回転させる。すると、開閉操作梁 61が前進(同図右方)して一対の開閉アーム59,60が開き、爪57,58 は外方に移動してスペーサ41の各切欠部42に挿入される。そして、ねじ棒5 5を最後まで回転させることで爪57,58が切欠部42内に完全に入り込み、 先端が車軸支持筒12の内面付近まで挿入する。
【0018】 この状態でシリンダ部53の取手52を掴んで開閉式引抜き工具51全体を後 方(同図左方)に引くと、開閉アーム59,60の爪57,58が軸受14の端 部に掛かり、この軸受14を車軸支持筒12から引き出すことができる。
【0019】 このように本実施例の車輪装置は、車軸支持筒12内に一対の軸受4,15の 間に配置されたスペーサ41の周縁部における周方向対称位置に切欠部42,4 3を形成したことで、分解作業時に引抜き工具51の開閉爪57,58をこの切 欠部42,43に挿入して軸受14,15に係止することができ、軸受14,1 5と車軸支持筒12とがかたく嵌合していても簡単に軸受14,15を引出すこ とができる。そして、このときに開閉爪57,58は軸受14,15の端部の対 称位置に掛かるために円滑に引出すことができる。
【0020】 なお、上述の実施例において、スペーサ41の切欠部42,43を周縁部にお ける周方向対称位置にそれぞれ2つづつ形成し、切欠部42と43は周方向90 度ずれた位置としたが、本発明の車輪装置はこれに限定されるものではなく、切 欠部42,43は一方に3つあるいは4つでもよく、また、切欠部42と43は 周方向同じ位置でもよい。なお、これに合わせて引抜き工具51も開閉アームが 切欠部と同数あるものを使用すればよいものである。
【0021】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の走行機体の車輪装置によ れば、走行機体の下部に取付けられた車軸支持筒内に配置された一対の軸受の間 に挿入された筒状のスペーサの周縁部における周方向均等間隔の位置に引抜き工 具の開閉爪が挿入可能な切欠部を形成したので、分解作業時に引抜き工具の開閉 爪をこの切欠部に挿入して軸受に係止することで軸受を簡単に短時間で円滑に引 出すことができ、保守点検作業の作業性の向上を図ることができると共に軸受を 引出すときの損傷等を防止することができる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る走行機体の車輪装置を
表す要部断面(図4のI−I断面図である。
【図2】スペーサの斜視図である。
【図3】軸受及びスペーサの分解作業の作用説明を表す
断面図である。
【図4】走行機体の車輪装置の正面図である。
【図5】従来のクレーンの車輪装置を表す要部断面図で
ある。
【図6】従来のクレーンの車輪装置に使用される軸受及
びスペーサの斜視図である。
【符号の説明】
11 トラック(走行機体) 12 車軸支持筒 14,15 軸受 16 車軸 23,24 車輪 41 スペーサ 42,43 切欠部 51 開閉式引抜き工具 57,58 開閉爪 59,60 開閉アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 江崎 益広 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)考案者 井上 浩吉郎 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部設備技術センター内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の下部に取付けられた車軸支持
    筒内に筒状のスペーサを挟んでその軸方向両側に一対の
    軸受を配置し、該軸受によって車軸を支持する走行機体
    の車輪装置において、前記スペーサの周縁部における周
    方向均等間隔の位置に引抜き工具の開閉爪が挿入可能な
    切欠部を形成したことを特徴とするクレーンの車輪装
    置。
JP681593U 1993-02-24 1993-02-24 走行機体の車輪装置 Withdrawn JPH0665380U (ja)

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JP681593U JPH0665380U (ja) 1993-02-24 1993-02-24 走行機体の車輪装置

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JPH0665380U true JPH0665380U (ja) 1994-09-16

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ID=11648707

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JP681593U Withdrawn JPH0665380U (ja) 1993-02-24 1993-02-24 走行機体の車輪装置

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JP (1) JPH0665380U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001225940A (ja) * 2000-02-09 2001-08-21 Viv Engineering Kk ローラアセンブリ
JP2007008719A (ja) * 2005-06-01 2007-01-18 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd クレーンの免震構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001225940A (ja) * 2000-02-09 2001-08-21 Viv Engineering Kk ローラアセンブリ
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19970508