JP3606518B2 - 車両の持上げ移動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、違法駐車中の自動車、事故直後の自動車、もしくは整備工場における自動車など、地面上に載置された静止状態の車両をその静止位置から他の所望位置にまで移動可能とさせる車両の持上げ移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記車両の持上げ移動装置には、従来、例えば、特開平6−239595号公報で示されるものがある。
【0003】
上記公報のものによれば、上記持上げ移動装置は、地面上に載置された静止状態の自動車の車輪の外側方に配置される台車と、この台車に昇降自在に支持され上記車輪における地面への接地部を前後方向から挟むフォーク形状のタイヤ保持部とを備えている。
【0004】
上記持上げ移動装置により、自動車をその静止位置から他の所望位置にまで移動させる作業(以下、これを単に「移動作業」という)をする場合には、まず、自動車の各車輪の接地部をそれぞれ上記タイヤ保持部で挟んで、これらを上昇させる。すると、これら各タイヤ保持部により上記車輪が持上げられ、つまり、自動車が持上げられて上記各台車により地面上に支持される。
【0005】
次に、上記自動車を手押しするなどして外力を与えれば、上記各台車が地面上を移動して、上記自動車はその静止位置から他の所望位置にまで移動可能とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した持上げ移動装置により、自動車の「移動作業」をしようとすると、車輪の側方に持上げ移動装置を配置し、かつ、これを操作をする、という作業が自動車の有する各車輪毎に要求されることとなり、よって、上記「移動作業」は煩雑である。
【0007】
しかも、上記台車は、各車輪の外側方に配置する必要上、例えば、自動車の車輪が路肩に位置している場合には、上記台車の配置が不可能、もしくは、極めて困難になると考えられ、よって、この点でも、上記「移動作業」は極めて煩雑である。
【0008】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、地面上に載置された静止状態の車両を、その静止位置から他の所望位置に移動させるという「移動作業」が容易にできるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の車両の持上げ移動装置は、次の如くである。
【0010】
請求項1の発明は、地面2上を移動自在とされてこの地面2上に載置された車両1の前、後車輪4,5の間に挿抜自在に挿入される台車9と、この台車9の前端部から上記前車輪4の後部下面4aに向って突出するよう上記台車9に支持される前持上げ体10と、上記台車9の後端部から上記後車輪5の前部下面5aに向って突出するよう上記台車9に支持される後持上げ体11と、上記前、後持上げ体10,11をそれぞれその突出方向に向って進出可能にさせる駆動手段12を備え、これら前、後持上げ体10,11のそれぞれの進出動作Aで、これら前、後持上げ体10,11が上記前車輪4の後部下面4aと後車輪5の前部下面5aとを同時に押圧してこれら前、後車輪4,5を持上げ可能とし
【0011】
記前、後持上げ体10,11のそれぞれが、上記台車9に支持されて上面31が上記前、後持上げ体10,11の突出方向に向うに従い下方に向うよう傾斜する上面31を有する持上げ板32と、上記台車9に支持されて車両1の幅方向に延びる軸心34回りに回転自在とされる持上げローラ35とを備え、上記持上げ板32の上面31に沿う傾斜方向で、上記上面31の下端部の下方近傍に上記持上げローラ35を配置したものである。
【0012】
請求項の発明は、請求項1の発明に加えて、上記台車9を前後方向で伸長、収縮自在とさせ、上記駆動手段12が上記台車9を伸長可能にし、この台車9の伸長動作に連動して、上記前、後持上げ体10,11がそれぞれその突出方向に向って進出動作Aするようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0014】
図1,2中一点鎖線図示において、符号1は自動車で例示される車両であり、この車両1は地面2上に載置され、静止状態とされている。また、矢印Frはこの車両1の前方を示し、下記する左右とは上記前方に向っての車両1の幅方向をいうものとする。
【0015】
上記車両1は、車体3と、この車体3の前部に懸架される左右一対の前車輪4,4と、上記車体3の後部に懸架される左右一対の後車輪5,5とを備えている。これら前、後車輪4,5により上記車体3が地面2上に支持され、上記各車輪4,5は、互いにほぼ同径で摩擦係数の大きいゴム製のタイヤを備えている。また、上記前、後車輪4,5の各車軸は、車両1の幅方向に延びている。
【0016】
図1,2中一点鎖線図示の上記車両1を、図1,2中実線図示のように上記地面2上から昇降自在に持上げて、その静止位置から他の所望位置にまで移動可能とさせる左右一対の持上げ移動装置8が設けられている。これら各持上げ移動装置8,8は互いに同構成で、同形同大とされている。
【0017】
上記持上げ移動装置8は、前後方向に長く延びて上記地面2上を移動自在とされ上記車両1の左右それぞれの前、後車輪4,5間に挿抜自在に挿入される台車9と、この台車9の前端部から上記前車輪4の前下がり状の後部下面4aに向って前方に突出するよう上記台車9に支持される前持上げ体10と、上記台車9の後端部から上記後車輪5の後下がり状の前部下面5aに向って後方に突出するよう上記台車9に支持される後持上げ体11と、上記車体3を基準として上記前、後持上げ体10,11をそれぞれその突出方向に向って進出動作A、もしくは後退動作Bを選択的に可能にさせる駆動手段12とを備え、上記台車9は、その幅方向の中央13を基準としてほぼ左右対称形とされている。
【0018】
上記車体3を基準とした上記前、後持上げ体10,11のそれぞれの進出動作Aで、これら前、後持上げ体10,11が上記前車輪4の後部下面4aと後車輪5の前部下面5aとを同時に押圧してこれら前、後車輪4,5が持上げ可能とされている
【0019】
全図において、上記台車9は、上記前、後車輪4,5の間で、前後方向に長く延びる車台15と、この車台15の前、後端部にそれぞれ取り付けられる左右一対のキャスターで例示される車輪16,16とを備え、これら各車輪16が上記地面2上を転動することにより、上記台車9が地面2上を任意の方向に向って移動可能とされている。
【0020】
上記車台15は、前後方向に長く延びる左右一対の断面円形のパイプフレーム18,18と、これらパイプフレーム18,18を互いに結合させる前後で複数のクロスメンバ19と、上記両パイプフレーム18の前、後端部にそれぞれ結合されほぼ水平に平坦に延びる前後一対の基板20,20とを備え、これら各基板20が上記車台15の前、後端部を構成して、上記各基板20の下面側に上記各車輪16が取り付けられている。
【0021】
図2〜5において、上記各パイプフレーム18は、前後方向の中途部の2ヵ所で分断され、このうち、一方の分断部における各第1分断端部23,23はその軸方向で互いに摺動自在に嵌合させられ、締結具である固着具24により、所望の嵌合位置で互いに着脱自在に固着され、もって、上記台車9の基本的な全長が長さ調整自在とされている。また、上記各パイプフレーム18の他方の分断部における両第2分断端部26,26は、その軸方向で互いに摺動自在に嵌合させられ、この摺動により上記台車9は前後方向で伸長、収縮自在とされている。
【0022】
上記駆動手段12はネジジャッキ式で、この駆動手段12は、軸心が前後方向に延び上記両第2分断端部26,26のうちの一方の第2分断端部26にクロスメンバ19を介し一端部が固着され、他端側が他方の第2分断端部26側に向って突出するボルト体28と、上記他方の第2分断端部26に他のクロスメンバ19を介し固着され上記ボルト体28とねじ合わせされるナットを備えた駆動手段本体29とを備えている。
【0023】
上記駆動手段本体29は、電動や手動による外力を入力して上記ナットが捻回され、これに連動する上記ボルト体28がその軸方向に往、復移動自在とされ、このボルト体28の往、復移動で、上記両第2分断端部26,26が互いに軸方向に摺動して、上記台車9が前後方向で伸長、収縮可能とされている。そして、上記台車9の伸長、収縮動作に連動して、前記したように、前、後持上げ体10,11がそれぞれその突出方向に向って進出動作A、もしくは後退動作Bさせられるようになっている。
【0024】
図1〜3,6において、上記前、後持上げ体10,11は、前後対称形で互いに同形同大のため、後持上げ体11につき説明し、前持上げ体10についての説明は省略する。
【0025】
上記後持上げ体11は、上記台車9の基板20に支持されて上面が上記後持上げ体11の突出方向(後方)に向うに従い下方に向うよう傾斜する上面31を有する持上げ板32と、上記台車9の基板20の突出端部(後端部)に支持されて車両1の幅方向に延びる軸心34回りに回転自在とされる持上げローラ35とを備え、上記持上げ板32の上面31に沿う傾斜方向で、上記上面31の下端部の下方近傍に上記持上げローラ35の上端部分が位置するようこの持上げローラ35が配置されている。
【0026】
図1,6において、上記持上げ板32は、その上端部が下方に向って往、復回動(C,D)自在となるよう下端部が枢支軸39により上記基板20に枢支され、上記持上げ板32の上端部には、この持上げ板32の上面31が上記した傾斜姿勢を保持するようこの持上げ板32を上記基板20に支持させる支持アーム40が枢支されている。上記支持アーム40を上記持上げ板32の下面側に回動させ、これら持上げ板32と支持アーム40とを往回動Cさせれば、上記持上げ板32は上記基板20に沿うようにしてコンパクトに収納される(図1中一点鎖線)。
【0027】
上記構成の持上げ移動装置8による車両1の「移動作業」につき説明する。なお、ここでは、上記車両1の前、後車輪4,5は、サイドブレーキなどにより自由な回転が阻止されているものとする。
【0028】
まず、図1,2中一点鎖線図示の車両1における左右それぞれの前、後車輪4,5間に上記持上げ移動装置8を挿入し、次に、上記駆動手段12を駆動させて、上記台車9を伸長動作させる。すると、この台車9の伸長動作に連動して、前、後持上げ体10,11のうち少なくともいずれか一方がその突出方向に向って進出動作Aし、まず、上記前車輪4の後部下面4aと後車輪5の前部下面5aのうち、少なくともいずれか一方に当接する。
【0029】
更に、上記台車9を伸長動作させると、上記前、後持上げ体10,11が共に上記前車輪4の後部下面4aと後車輪5の前部下面5aとに当接し、次に、上記前、後持上げ体10,11のそれぞれの持上げ板32と持上げローラ35のうち、まず、各持上げローラ35が上記前車輪4の後部下面4aと、上記後車輪5の前部下面5aとに転動しながらそれぞれ互いに同時に押圧され、次いで、上記各持上げ板32が上記前車輪4の後部下面4aと、上記後車輪5の前部下面5aとにそれぞれ互いに同時に摩擦接合しながら押圧され、もって、上記各持上げ板32と持上げローラ35は上記後部下面4aと前部下面5aとに同時に押圧力を与える。
【0030】
すると、図1,2中実線で示すように、上記押圧力における上方への分力により、上記各前、後車輪4,5が互いにほぼ同時に持上げられ、つまり、上記持上げ移動装置8により、車両1が持上げられて上記各台車9により地面2上に支持される。
【0031】
上記したように、持上げ板32と持上げローラ35とが上記前車輪4の後部下面4aと後車輪5の前部下面5aとに押圧力を与えるとき、上記持上げローラ35は上記後部下面4aと前部下面5aとを転動するため、上記車両1の持上げは、前、後車輪4,5に過度の負担を与えることなく円滑にできる。また、上記各持上げ板32は上記後部下面4aと前部下面5aに摩擦接合するため、持上げられた車両1が上記前、後持上げ体10,11上から無意図的に地面2上に落下するということは防止され、上記持上げ移動装置8による車両1の持上げ状態が確実に保持される。
【0032】
次に、上記車両1を手押しするなどして水平外力を与えれば、上記持上げ移動装置8の台車9が地面2上を移動して、上記「移動作業」が達成される。その後、上記駆動手段12の駆動により、上記前、後持上げ体10,11をそれぞれ後退動作Bさせれば、上記車両1を再び地面2上に載置させることができる。
【0033】
上記の場合、台車9の車輪16はキャスターであるため、上記車両1の移動方向を自由に定めることができ、上記「移動作業」が容易にできる。
【0034】
また、上記台車9を伸長させたとき、この台車9の車台15の前、後端部に取り付けた前、後の車輪16,16間の寸法が広がるため、この台車9による車両1の支持状態はより確実に安定する。よって、上記台車9による車両1の移動がより安定してでき、その分、上記車両1の「移動作業」が更に容易となる。
【0035】
なお、以上は図示の例によるが、車両1は自動二輪車であってもよく、上記した左右持上げ移動装置8,8は互いに一体的に連結されたものであってもよい。また、上記駆動手段12の駆動手段本体29はそれ自体が電動機を備えていてもよい。また、台車9を介することなく駆動手段12により、直接に前持上げ体10と後持上げ体11とを進出動作A、後退動作Bさせるようにしてもよい。更に、上記駆動手段12を、前後方向で、伸長、収縮駆動自在とされる空気、油、水などの流体圧シリンダとしてもよい。
【0036】
また、持上げ板32、および持上げローラ35を上記台車9に対し昇降自在に支持させる昇降手段を設けてもよい。
【0037】
更に、上記持上げ移動装置8により車両1を持上げる際に、上記前、後車輪4,5の自由な回転を阻止する回転阻止手段を設けておけば、上記地面2上に載置された車両1の前、後車輪4,5が自由に回転可能であっても、上記持上げ移動装置8により「移動作業」ができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0039】
請求項1の発明は、地面上を移動自在とされてこの地面上に載置された車両の前、後車輪の間に挿抜自在に挿入される台車と、この台車の前端部から上記前車輪の後部下面に向って突出するよう上記台車に支持される前持上げ体と、上記台車の後端部から上記後車輪の前部下面に向って突出するよう上記台車に支持される後持上げ体と、上記前、後持上げ体をそれぞれその突出方向に向って進出可能にさせる駆動手段を備え、これら前、後持上げ体のそれぞれの進出動作で、これら前、後持上げ体が上記前車輪の後部下面と後車輪の前部下面とを同時に押圧してこれら前、後車輪を持上げ可能としてある。
【0040】
このため、地面上に載置された静止状態の車両を、その静止位置から他の所望位置にまで移動させるという「移動作業」をする場合には、まず、車両の前、後車輪間に上記持上げ移動装置を挿入し、次に、上記駆動手段を駆動させ、上記前、後持上げ体を進出動作させて、上記前車輪の後部下面と後車輪の前部下面とに押圧させることにより押圧力を与える。
【0041】
すると、上記押圧力における上方への分力により、上記前、後車輪が持上げられ、つまり、上記持上げ移動装置により、車両が持上げられて上記台車により地面上に支持される。
【0042】
次に、上記車両を手押しするなどして水平外力を与えれば、上記台車が地面上を移動して、上記車両の「移動作業」が達成される。
【0043】
よって、上記車両の「移動作業」では、前、後車輪に対し持上げ移動装置が共用されていることから、各車輪毎に持上げ移動装置を配置して操作するという従来のものに比べて、上記「移動作業」は容易にできる。
【0044】
しかも、上記持上げ移動装置は、前、後車輪の間に配置されるものであって、従来のもののように車輪の外側方に配置されるものではないことから、これら前、後車輪が路肩に位置しているとしても、これにかかわらず、上記「移動作業」は容易にすることができる
【0045】
また、上記前、後持上げ体のそれぞれが、上記台車に支持されて上面が上記前、後持上げ体の突出方向に向うに従い下方に向うよう傾斜する上面を有する持上げ板と、上記台車に支持されて車両の幅方向に延びる軸心回りに回転自在とされる持上げローラとを備え、上記持上げ板の上面に沿う傾斜方向で、上記上面の下端部の下方近傍に上記持上げローラを配置してある。
【0046】
このため、上記「移動作業」時に、上記前、後持上げ体を進出動作させると、まず、上記持上げローラが上記前車輪の後部下面と後車輪の前部下面とに転動しながら押圧させられて、これら前、後車輪が持上げられ、つまり、車両が持上げられる。
【0047】
よって、上記車両の持上げは、前、後車輪に過度の負担を与えることなく円滑にでき、その分、上記「移動作業」がより容易にできる。
【0048】
また、上記前、後持上げ体の進出動作の進行で、上記持上げ板を上記前車輪の後部下面と後車輪の前部下面とに押圧させると、更に、上記車両は持上げられるが、この際、上記持上げ板は上記後部下面と前部下面とに摩擦接合するため、持上げられた車両が上記前、後持上げ体から無意図的に地面上に落下するということは防止され、上記持上げ移動装置による車両の持上げ状態が確実に保持される。
【0049】
よって、その後、上記持上げ移動装置の台車による地面上の車両の移動は安定してでき、その分、上記「移動作業」が更に容易となる。
【0050】
請求項の発明は、上記台車を前後方向で伸長、収縮自在とさせ、上記駆動手段が上記台車を伸長可能にし、この台車の伸長動作に連動して、上記前、後持上げ体がそれぞれその突出方向に向って進出動作するようにしてある。
【0051】
このため、上記前、後持上げ体の進出動作を可能とするために、上記台車が利用されたことから、その分、上記持上げ移動装置の構成が簡単になり、つまり、上記車両の「移動作業」が簡単な構成で達成される。
【0052】
また、上記持上げ移動装置により車両を持上げたとき、上記台車は伸長していることから、その分、この台車がより大形になるため、この台車の車輪間の寸法が広がるなど、この台車による車両の支持状態はより確実に安定する。
【0053】
よって、上記台車による車両の移動がより安定してでき、その分、上記「移動作業」が更に容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の部分拡大図である。
【図2】車両と持上げ移動装置の全体側面図である。
【図3】車両と持上げ移動装置の全体平面図である。
【図4】図2の部分拡大部分破断図である。
【図5】図3の部分拡大部分破断図である。
【図6】図3の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 車両
2 地面
3 車体
4 前車輪
4a 後部下面
5 後車輪
5a 前部下面
8 持上げ移動装置
9 台車
10 前持上げ体
11 後持上げ体
12 駆動手段
15 車台
16 車輪
31 上面
32 持上げ板
34 軸心
35 持上げローラ
A 進出動作
B 後退動作

Claims (2)

  1. 地面上を移動自在とされてこの地面上に載置された車両の前、後車輪の間に挿抜自在に挿入される台車と、この台車の前端部から上記前車輪の後部下面に向って突出するよう上記台車に支持される前持上げ体と、上記台車の後端部から上記後車輪の前部下面に向って突出するよう上記台車に支持される後持上げ体と、上記前、後持上げ体をそれぞれその突出方向に向って進出可能にさせる駆動手段を備え、これら前、後持上げ体のそれぞれの進出動作で、これら前、後持上げ体が上記前車輪の後部下面と後車輪の前部下面とを同時に押圧してこれら前、後車輪を持上げ可能とし
    記前、後持上げ体のそれぞれが、上記台車に支持されて上面が上記前、後持上げ体の突出方向に向うに従い下方に向うよう傾斜する上面を有する持上げ板と、上記台車に支持されて車両の幅方向に延びる軸心回りに回転自在とされる持上げローラとを備え、上記持上げ板の上面に沿う傾斜方向で、上記上面の下端部の下方近傍に上記持上げローラを配置した車両の持上げ移動装置。
  2. 上記台車を前後方向で伸長、収縮自在とさせ、上記駆動手段が上記台車を伸長可能にし、この台車の伸長動作に連動して、上記前、後持上げ体がそれぞれその突出方向に向って進出動作するようにした請求項1に記載の車両の持上げ移動装置。
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