JP2007297143A - 高所作業車 - Google Patents

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美男 高橋
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Abstract

【課題】前後輪の間における車体の左右両側部に一対のローラジャッキを有する高所作業車を提供する。
【解決手段】前後輪3a,3bを有して走行可能な車体2と、この車体2上に設けられ垂直に昇降する作業装置(シザースリンク機構4、作業台5)と、車体2の左右両側部に取り付けられ、下方に伸縮自在で、下端部に車両前後方向に回動可能なローラ8bを有する一対のローラジャッキ8と、を備え、ローラジャッキ8を下方に伸長させてローラ8aを接地することにより車体2を支持するとともに、このローラジャッキ8により車体2を支持した状態で、前後輪3a,3bにより走行可能な高所作業車1において、ローラジャッキ8を、前後輪3a,3bの間に配置して構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直昇降式の高所作業装置を有する高所作業車に関する。
トンネルの壁面等を点検するために用いられる高所作業車は、作業効率を高くするために、高所作業装置を展開(上昇)した状態で走行可能に構成されている。そのため、このような高所作業車においては、高所作業装置を展開したときに車体を支持するジャッキの先端部(接地部)に、車両前後方向に転動自在なローラが設けられたローラジャッキが取り付けられており、このローラジャッキを張り出した状態での走行を可能としている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−221197号公報
しかしながら、トラックシャーシをベースとした高所作業車の場合、車体上に作業装置等が搭載されることを考慮して車両姿勢が前下がりになっているため、車体後部に配置されたローラジャッキを張り出すとさらに車両姿勢が前下がりになり操舵性が低下するので、後部側のローラジャッキは軽く接地している状態で十分となる。また、作業台が車体上で垂直に昇降する高所作業車の場合は、車両前後方向への重心移動は小さい。そのため、車体の左右両側部に取り付けられるローラジャッキを、この車体の前後に2組設けたとしても、後部側のローラジャッキは車体の安定度への寄与は少なく、逆に、ローラジャッキを2組設けると、この高所作業車の製造コストが増加し、また、組み立て工数や調整工数が増加するという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、前後輪の間における車体の左右両側部に一対のローラジャッキを有する高所作業車を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る高所作業車は、前後輪を有して走行可能な車体と、この車体上に設けられ垂直に昇降する作業装置(例えば、実施形態におけるシザースリンク機構4および作業台5)と、車体の左右両側部に取り付けられ、下方に伸縮自在で、下端部に車両前後方向に回動可能なローラを有する一対のローラジャッキと、を備え、このローラジャッキを下方に伸長させてローラを接地することにより車体を支持するとともに、ローラジャッキにより車体を支持した状態で、前後輪により走行可能に構成されており、ローラジャッキが、前後輪の間にのみ配置される。
なお、このような本発明に係る高所作業車は、ローラジャッキが、側面視において、全体の重心位置を通る垂線の近傍に配置されていることが好ましい。
本発明に係る高所作業車を以上のように構成すると、車体を支持するローラジャッキが、車体の左右両側部に配置される一対で構成されるため、この高所作業車のコストを低減するとともに、組み立て及び調整のための工数を削減することができる。また、ローラジャッキは、前後輪の間に配置されているので、ローラジャッキを接地した状態での走行時における操舵性能を向上させることができる。さらに、このローラジャッキを高所作業車の重心位置を通る垂線の近傍に配置することにより、ローラジャッキによる転倒モーメントの支持の安定度を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1および図2を用いて、本発明に係る高所作業車1の全体構成について説明する。なお、この高所作業車1は、トンネルの壁面の点検作業等に用いられるものである。
高所作業車1は、車体2の前方に運転キャビン2aを有し、前後輪3a,3bで走行可能なトラックシャーシをベースに構成される。運転キャビン2aの後方の車体2上には、シザースリンク式昇降装置4が取り付けられており、さらにこの昇降装置4上に作業台5が取り付けられている。シザースリンク式昇降装置4は、複数の腕部材6a〜6fを揺動自在に結合してリンク機構を構成したシザースリンク6と、このシザースリンク6を伸縮動させる昇降シリンダ7とから構成される。シザースリンク6は、下部において後方腕部材6aの下端部が車体2に揺動自在に車体2に連結され、前方腕部材6bの下端部が図示しないローラ部材と摺動レールにより、車両前後方向に摺動自在に車体2に連結されている。また、シザースリンク6は、上部において、後方腕部材6fの上端部が作業台5に揺動自在に連結され、前方腕部材16eが図示しないローラ部材と摺動レールにより、車両前後方向に摺動自在に作業台5に連結されている。また、昇降シリンダ7は、下部の後方腕部材6aと上部の後方腕部材6eの間に連結されている。
そして、以上のように構成された高所作業車1は、作業台5または車体2に配設された操作装置を操作することにより、昇降シリンダ7を伸縮動させることにより、シザースリンク6を介して作業台5を任意の高所に垂直移動させて高所作業を行うことができるように構成されている。
この高所作業車1は、前後輪3a,3bの間の、車体2の左右両側部に一対のローラジャッキ8が取り付けられている。このローラジャッキ8は、上下方向に伸縮自在なジャッキ8aと、ジャッキ8aの下端部に取り付けられて車両前後方向に転動自在なローラ8bとを有して構成され、図2に示すように、ジャッキ8aを下方に伸長させることによりローラ8bを路面に接地させて車体に作用する転倒モーメントに抗して車体2を安定支持した状態で、この高所作業車1を前後に走行できるように構成されている。
それでは、このローラジャッキ8が取り付けられる位置について説明する。まず、図3を用いて高所作業車1の旋回時におけるローラジャッキ8の摩擦抵抗について検討する。この図3は、操舵輪(本実施例の場合は、前輪3a)を右方向に切ってこの高所作業車1を右旋回させ、位置Xから位置Yに走行させた場合を示している。この場合、前輪3aは車両前後方向に対して右斜め前方(矢印Wの方向)に進もうとするが、ローラジャッキ8のローラ8bは車両前後方向に対して前方(矢印Rの方向)に進もうとする。この結果、この高所作業車1は、接地荷重が大きい前輪3aの方向に進むので、ローラジャッキ8は車両左右方向に対してはローラ8bが回転せず路面上を横滑り(スリップ)して車両旋回時の摩擦抵抗となり、この高所作業車1の操舵性を悪化させる。
ローラジャッキ8を車体2の車両前後方向後側に配置した場合(図3の位置A)と、前側に配置した場合(図3の位置B)とにおけるスリップ量を比較すると、後側に配置した場合のスリップ量SAの方が前側に配置した場合のスリップ量SBよりも小さくなる。すなわち、ローラジャッキ8を車体2の後側に配置する方が旋回時のスリップ量が減少し、ローラジャッキ8のローラ接地荷重を同じとするならば、操舵輪を切ったとき(操舵時)に操舵輪の方向に動き易くなる。逆に、高所作業車1を旋回させたときにローラジャッキ8の摩擦抵抗で消費されるエネルギーを同じにすると、ローラジャッキ8を車体2の後方に配置する方が、ローラジャッキ8の荷重を大きくすることができる。
次に、シザースリンク式昇降装置4および作業台5により車体2の車両左右方向に働く転倒モーメントについて図5を用いて検討する。図5(a)に示すように、側面視において、高所作業車1の重心位置Oを通る垂線Vの近傍に、ローラジャッキ8の車両前後方向位置とが一致している場合、車両2に対して車両左右方向に作用する転倒モーメントはローラジャッキ8を路面に対して真っ直ぐ下方に押す力Fとなり、このローラジャッキ8による支持の安定度は良い。一方、図5(b)に示すように、高所作業車1の重心位置Oを通る垂線Vとローラジャッキ8の取り付け位置とが車両前後方向に対してずれている場合、転倒モーメントはローラジャッキ8を路面に対して斜め下方(重心がある方向にずれる)に押す力F′となり、位置が一致している場合より安定度が悪化する。特に、本実施例に示す高所作業車1のように、作業台5が車体2に対して垂直に昇降する構成の場合、作業台5を上下に移動させても、高所作業車1の重心位置Oは大きく移動しないため、ローラジャッキ8の車体2に対する取り付け位置は、側面視において高所作業車1の重心位置Oを通る垂線Vの近傍に配置されていることが安定度の上では好ましい。
以上より、車体2に対するローラジャッキ8の取り付け位置は、車体2の後方側で、側面視における高所作業車1の重心位置Oを通る垂線Vの近傍に配置されていることが好ましい。このような高所作業車1の荷重は前後輪3a,3bで支えられることから、その重心は、車体2の略中央部、すなわち、前後輪3a,3bの間に位置するように構成されている。そのため、本実施例における高所作業車1において、車体2の左右両側部に配置される一対のローラジャッキ8は、前後輪3a,3bの間であって、側面視において高所作業車1の重心位置Oを通る垂線Vの近傍に配置されている。
なお、左右一対のローラジャッキ8で車体2を支えるように構成しても、本実施例に示すように作業台5が垂直に昇降する高所作業車1の場合は、作業台5を昇降させたとしても高所作業車1全体の重心位置Oが大きく移動しないため、仮に作業台5の前端部若しくは後端部に許容積載荷重を載せた場合であっても、前輪3a、若しくは、後輪3bに許容荷重を上回る荷重がかかることはなく、この高所作業車1により安全な高所作業を行うことができる。
以上説明した本発明の実施形態において達成される主要な効果を整理すると次のようになる。第1に、ローラジャッキ8が車体2の左右両側部に配置される一対で構成されるため、この高所作業車1のコストを低減するとともに、組み立て及び調整のための工数を削減することができる。第2に、ローラジャッキ8は、前後輪3a,3bの間であって、この高所作業車1の重心位置Oを通る垂線Vの近傍に配置されるため、ローラジャッキ8によるシザースリンク式昇降装置4および作業台5により車体2の車両左右方向に働く転倒モーメントの支持の安定度が向上するとともに、ローラジャッキ8を車体2の前側に配置した場合に比べて、このローラジャッキ8を接地した状態での走行時における操舵性能を向上させることができる。
本発明に係る高所作業車であって、シザースリンクを折り畳んだ状態を示す側面図である。 上記高所作業車において、シザースリンクを延ばした状態を示す側面図である。 旋回時におけるローラジャッキのスリップ量を説明するための説明図である。 重心位置とローラジャッキの配置を説明するための説明図である。
符号の説明
1 高所作業車
2 車体
3a,3b 前後輪
4 シザースリンク機構(作業装置)
5 作業台(作業装置)
8 ローラジャッキ
8b ローラ
O 重心位置
V 重心位置を通る垂線

Claims (2)

  1. 前後輪を有して走行可能な車体と、前記車体上に設けられ垂直に昇降する作業装置と、前記車体の左右両側部に取り付けられ、下方に伸縮自在で、下端部に車両前後方向に回動可能なローラを有する一対のローラジャッキと、を備え、前記ローラジャッキを下方に伸長させて前記ローラを接地することにより前記車体を支持するとともに、前記ローラジャッキにより前記車体を支持した状態で、前記前後輪により走行可能な高所作業車であって、
    前記ローラジャッキが、前記前後輪の間にのみ配置されている高所作業車。
  2. 前記ローラジャッキが、側面視において、全体の重心位置を通る垂線の近傍に配置されている請求項1に記載の高所作業車。
JP2006124055A 2006-04-27 2006-04-27 高所作業車 Pending JP2007297143A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101863436A (zh) * 2010-05-11 2010-10-20 黑龙江省北龙交通工程有限公司 高速公路标志牌拆卸、安装多功能专用车
JP2014172722A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Nippan Rental Co Ltd 車載用作業台

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