JPH0665261A - エポキシ基含有フルオロシリコン化合物及びその製造方法 - Google Patents

エポキシ基含有フルオロシリコン化合物及びその製造方法

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JPH0665261A
JPH0665261A JP4220298A JP22029892A JPH0665261A JP H0665261 A JPH0665261 A JP H0665261A JP 4220298 A JP4220298 A JP 4220298A JP 22029892 A JP22029892 A JP 22029892A JP H0665261 A JPH0665261 A JP H0665261A
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JP
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chemical
epoxy group
formula
peroxide
compound
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JP4220298A
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Hideo Sawada
英夫 沢田
Keiji Kawamoto
惠司 河本
Masahiro Sano
正宏 佐野
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 次式のエポキシ基含有フルオロシリコン化合
物及びエポキシ基含有モノマー及びケイ素含有エチレン
性モノマーとを反応させてなるその製造方法。 〔式中RFは、−(CF)nX,−CF(CF
−(OCFCF(CF))n−OCを示す
(但し、XはF,Cl,H;nは1〜10の整数、n
は0〜8の整数)。Rは、H、メチル基を示し、R
は、H,C1〜5アルキル基を示す。R及びR
は、C1〜10アルキル基、C1〜4アルキルカルボ
ニルオキシ基、アルコキシル基を示す。m及びm
1〜1000の整数、mは0〜5の整数、mは0又
は1を示す〕 【効果】 これらの化合物は撥水撥油性及び防汚染性等
の付与のための表面処理剤、繊維処理剤、光学レンズ、
眼鏡用レンズ、ガラス器具、生体材料等の表面における
材料等に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なエポキシ基含有
フルオロシリコン化合物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機化合物中にフルオロアルキル基を含
有する化合物は、耐光性、撥水撥油性、更には生理活性
等の有用な性質を示す化合物として注目を集めている。
特にフルオロアルキル基含有エポキシ重合体は、低表面
張力、低屈折性、耐熱性、耐寒性、耐油性、電気絶縁
性、撥水性、離型性、耐薬品性等の優れた特性を有して
いるため種々の分野において、例えば、光学レンズ、眼
鏡用レンズ、ガラス器具、塗料等の表面における撥水撥
油性及び防汚染性等の付与のための表面処理剤、界面活
性剤、機能性材料の合成中間体、更には離型性を付与す
る材料等の分野において有用である。また最近、ケイ素
の優れた性質を付与したフルオロアルキル基含有エポキ
シ重合体も注目されている。
【0003】しかしながら従来のフルオロアルキル基含
有エポキシ重合体は、フルオロアルキル基がアクリル酸
若しくはメタクリル酸にエステル結合又はアミノ基を介
して導入(「J.Flourine Chem.,」 55, 1-11(1991))され
ているため、耐候性に劣るという欠点がある。
【0004】そこで、フルオロオレフィン類をフッ素ガ
ス−水−アセトニトリル系により、直接エポキシ化する
方法が報告されている(「J.Org.Chem.,」 56, 3187-3189
(1991))。しかしながら、フルオロアルキル基が直接炭
素−炭素結合により導入された高分子量タイプのエポキ
シ基含有フルオロシリコン化合物の開発が強く望まれて
いるのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低表
面張力、低屈折性、耐熱性、耐寒性、耐油性、電気絶縁
性、撥水性、離型性に優れ、かつ、光学レンズ、眼鏡用
レンズ、ガラス器具、塗料等の表面における撥水撥油
性、防汚染性及び耐薬品性等の優れた特性を有し、界面
活性剤、各種機能性材料等の合成中間体等として有用な
新規なエポキシ基含有フルオロシリコン化合物及びその
製造方法を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、反応触媒及び特殊な
装置を用いず、高収率且つ容易にエポキシ基含有フルオ
ロシリコン化合物を得ることができる製造方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式化5で表わされるエポキシ基含有フルオロシリコン
化合物(以下重合体1と称す)が提供される。
【0008】
【化5】
【0009】更に本発明によれば下記一般式化6で表わ
される過酸化ジフルオロアルカノイル(以下ジフルオロ
アルカノイル2と称す)と、下記一般式化7で表わされ
るエポキシ基含有モノマー(以下エポキシ基含有モノマ
ー3と称す)及び下記一般式化8で表わされるケイ素含
有エチレン性モノマー(以下ケイ素含有エチレン性モノ
マー4と称す)とを、反応させることを特徴とする前記
エポキシ基含有フルオロシリコン化合物の製造方法が提
供される。
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】
【化8】
【0013】以下本発明を更に詳細に説明する。
【0014】本発明のエポキシ基含有フルオロシリコン
化合物は、前記一般式化5で表わされる重合体1であ
る。前記重合体1において、R2の炭素数が6以上の場
合、R3、R4が炭素数11以上のアルキル基、炭素数5
以上のアルキルカルボニルオキシ基あるいはアルコキシ
ル基の場合には、製造が困難であり、またn1が10を
超える場合又はn2が8を超える場合には、溶媒に対す
る溶解性が低下するので使用できない。更に前記重合体
1において、前記m1、m2が1000を超える場合、m
3が5を超える場合には、製造が困難である。更にまた
前記重合体1の平均分子量は、500〜1000000
であり、特にフルオロアルキル基の特性をより顕著に発
現させるために、500〜20000とするのが好まし
い。前記平均分子量が、前記範囲外の場合には製造が困
難である。
【0015】また前記重合体1において、適用可能なR
F、すなわち−(CF2)n1Xまたは下記一般式化9を具体
的に列挙すると、F3C−,F(CF22−,F(C
23−,F(CF24−,F(CF25−,F(CF
26−,F(CF27−,F(CF28−,F(C
29−,F(CF210−,HCF2−,H(CF22
−,H(CF23−,H(CF24−,H(CF2
5−,H(CF26−,H(CF27−,H(CF28
−,H(CF29−,H(CF210−,ClCF2−,
Cl(CF22−,Cl(CF23−,Cl(CF24
−,Cl(CF25−,Cl(CF26−,Cl(CF
27−,Cl(CF28−,Cl(CF29−,Cl
(CF210−,下記化学式化10〜18である。
【0016】
【化9】
【0017】
【化10】
【0018】
【化11】
【0019】
【化12】
【0020】
【化13】
【0021】
【化14】
【0022】
【化15】
【0023】
【化16】
【0024】
【化17】
【0025】
【化18】
【0026】前記重合体1としては、具体的には例え
ば、下記一般式化19〜28等を好ましく挙げることが
できる(尚、式中m1は0〜1000の整数を示し、m2
は1〜3000の整数を示す)。
【0027】
【化19】
【0028】
【化20】
【0029】
【化21】
【0030】
【化22】
【0031】
【化23】
【0032】
【化24】
【0033】
【化25】
【0034】
【化26】
【0035】
【化27】
【0036】
【化28】
【0037】本発明のエポキシ基含有フルオロシリコン
化合物の製造方法は、特定の過酸化ジフルオロアルカノ
イルと、特定のエポキシ基含有モノマー及び特定のケイ
素含有エチレン性モノマーとを反応させることを特徴と
する。
【0038】本発明の製造方法に用いる過酸化ジフルオ
ロアルカノイルは、前記一般式化6で表わされるジフル
オロアルカノイル2である。前記ジフルオロアルカノイ
ル2において、n1が11以上の場合又はn2が9以上の
場合には、溶媒の存在下において反応させる際に前記ジ
フルオロアルカノイル2の溶解性が低下するので使用で
きない。
【0039】また前記ジフルオロアルカノイル2中のR
Fは、前記重合体1において具体的に列挙したRFと同様
であり、前記ジフルオロアルカノイル2としては、具体
的には例えば過酸化ジペルフルオロ−2−メチル−3−
オキサヘキサノイル、過酸化ジペルフルオロ−2,5−
ジメチル−3,6−ジオキサノナノイル、過酸化ジペル
フルオロ−2,5,8−トリメチル−3,6,9−トリ
オキサドデカノイル、過酸化ジペルフルオロブチリル、
過酸化ジペルフルオロヘプタノイル等を好ましく挙げる
ことができる。
【0040】本発明の製造方法に用いる前記特定のエポ
キシ基含有モノマ−は、前記一般式化7で表わされるエ
ポキシ基含有モノマー3である。前記エポキシ基含有モ
ノマー3において、R2が炭素数6以上のアルキル基の
場合又はm3が6以上の場合には製造が困難である。
【0041】前記エポキシ基含有モノマー3としては、
具体的には例えば、下記化学式化29〜32で表わされ
る化合物等を好ましく用いることができる(但し、式中
3は1〜5の整数を示す)。
【0042】
【化29】
【0043】
【化30】
【0044】
【化31】
【0045】
【化32】
【0046】本発明の製造方法において用いる前記特定
のケイ素含有エチレン性モノマーは、前記一般式化8で
表わされるケイ素含有エチレン性モノマー4である。該
ケイ素含有エチレン性モノマー4において、R3又はR4
が炭素数11以上のアルキル基、炭素数5以上のアルキ
ルカルボニルオキシ基あるいはアルコキシル基の場合に
は製造が困難である。
【0047】前記ケイ素含有エチレン性モノマー4とし
ては、具体的には例えば、トリメトキシビニルシラン、
トリエトキシビニルシラン、ジアセチルオキシメチルビ
ニルシラン、ジエトキシメチルビニルシラン、トリアセ
チルオキシビニルシラン、トリイソプロポキシビニルシ
ラン、トリメチルビニルシラン、トリ−t−ブトキシビ
ニルシラン、エトキシジエチルビニルシラン、ジエチル
メチルビニルシラン、3−メタクリロキシプロピルトリ
メトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエト
キシシラン、3−メタクリロキシプロピルジアセチルオ
キシメチルシラン、3−メタクリロキシプロピルジエト
キシメチルシラン、3−メタクリロキシプロピルトリア
セチルオキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリ
イソプロポキシシラン、3−メタクリロキシプロピルト
リメチルシラン、3−メタクリロキシプロピルトリ−t
−ブトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルエトキ
シジエチルシラン、3−メタクリロキシプロピルジエチ
ルメチルシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン、3−アクリロキシプロピルジアセチルオキシメチル
シラン、3−アクリロキシプロピルジエトキシメチルシ
ラン、3−アクリロキシプロピルトリアセチルオキシシ
ラン、3−アクリロキシプロピルトリイソプロポキシシ
ラン、3−アクリロキシプロピルトリメチルシラン、3
−アクリロキシプロピルトリ−t−ブトキシシラン、3
−アクリロキシプロピルエトキシジエチルシラン、3−
アクリロキシプロピルジエチルメチルシラン等を好まし
く挙げることができる。
【0048】本発明の製造方法において、前記エポキシ
基含有モノマー3とケイ素含有エチレン性モノマー4と
の仕込みモル比は、特に限定されるものではないが、
1:0.01〜100の範囲とするのが望ましい。また
前記ジフルオロアルカノイル2と前記エポキシ基含有モ
ノマー3及びケイ素含有エチレン性モノマー4とを反応
させる際の仕込みモル比は、1:0.1〜5000の範
囲であるのが好ましく、特に、1:0.5〜1000の
範囲とするのが好ましい。前記エポキシ基含有モノマー
3及びケイ素含有エチレン性モノマー4の仕込みモル比
が0.1未満の場合には、過酸化物の自己分解に起因す
る生成物が多量に生成し、また5000を超える場合に
は、目的とするエポキシ基含有フルオロシリコン化合物
の分子量が高くなり、フルオロアルキル基に起因する優
れた性質が発現しないので好ましくない。また、前記ジ
フルオロアルカノイル2の仕込みモル比を調節すること
により得られる重合体分子量を調節することができる。
即ち、前記ジフルオロアルカノイル2の仕込みモル比を
高くすれば、分子量の低い重合体が得られ、低くすれ
ば、分子量の高い重合体を得ることができる。更に前記
反応は常圧で行なうことが可能であり、且つ反応温度は
好ましくは−20〜+150℃、特に好ましくは0〜1
00℃の範囲である。前記反応温度が−20℃未満の場
合には反応に長時間を要し、+150℃を超える場合に
は反応時の圧力が高くなり、反応操作が困難となるので
好ましくない。更にまた反応時間は30分〜20時間の
範囲が好ましく、工業的には1〜10時間の範囲にて行
なうことが特に好ましい。
【0049】本発明の製造方法では前記種々の反応条件
下において、前記原料成分を反応させることにより、目
的とする重合体1を直接1段階反応により得ることがで
きるが、前記ジフルオロアルカノイル2の取扱い及び反
応を、より円滑に行なうために溶媒を用いることが好ま
しい。前記溶媒としてはハロゲン化脂肪族溶媒が特に好
ましく、具体的には例えば、塩化メチレン、クロロホル
ム、2−クロロ−1,2−ジブロモ−1,1,2−トリ
フルオロエタン、1,2−ジブロモヘキサフルオロプロ
パン、1,2−ジブロモテトラフルオロエタン、1,1
−ジフルオロテトラクロロエタン、1,2−ジフルオロ
テトラクロロエタン、フルオロトリクロロメタン、ヘプ
タフルオロ−2,3,3−トリクロロブタン、1,1,
1,3−テトラクロロテトラフルオロプロパン、1,
1,1−トリクロロペンタフルオロプロパン、1,1,
2−トリクロロトリフルオロエタン、1,1,1,2,
2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプロパン、1,
1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3−ジクロロプ
ロパン等を用いることができ、特に工業的には、1,
1,1,2,2−ペンタフルオロ−3,3−ジクロロプ
ロパン、1,1,2,2,3−ペンタフルオロ−1,3
−ジクロロプロパン等を好ましく挙げることができる。
前記溶媒を使用する場合、溶媒中の前記ジフルオロアル
カノイル2の濃度は溶液全体に対して0.1〜30重量
%であるのが望ましい。
【0050】本発明の製造方法により得られる反応生成
物は、蒸留、再沈澱法、カラムクロマトグラフィー等の
公知の方法で精製することが可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明のエポキシ基含有フルオロシリコ
ン化合物は、新規な化合物であり、フルオロアルキル基
が直接、炭素−炭素間結合により導入されているので、
フルオロアルキル基の特性を長期間維持することがで
き、耐侯性に優れ、更にはトルエン、キシレン、クロロ
ホルム、ベンゾトリフルオリド等の汎用有機溶媒に対し
て良好な溶解性を示す。従って、低表面張力性、低屈折
性、耐熱性、耐寒性、耐油性、電気絶縁性、撥水性、撥
油性、耐薬品性等の特性を有する化合物として、特に撥
水撥油性及び防汚染性等の付与のための表面処理剤、更
には塗料、光学レンズ、眼鏡用レンズ、ガラス器具、生
体材料等の表面における材料等に利用することができ
る。また前記エポキシ基含有フルオロシリコン化合物は
エポキシ基を含有するので、硬化性残基を有する化合物
として、更には、基材に対する密着性の高い材料として
有用である。また本発明の製造方法によりエポキシ基含
有フルオロシリコン化合物を、短時間で収率良く且つ容
易に、しかも反応触媒及び特殊な装置を使用せずに1段
階反応により製造することができる。
【0052】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0053】
【実施例1】 6−メタクロイルオキシヘキサン酸メチル−7−オキサ
ビシクロ[4.1.0]ヘプタン 3.1g(10mm
ol)、ビニルトリメトキシシラン:CH2=CHSi(OCH3)3
3.0g(20mmol)及び、過酸化ジペルフルオ
ロ−2−メチル−3−オキサヘキサノイル 6.6g
(10mmol)を含む1,1,2−トリクロロトリフ
ルオロエタン溶液100gを加え、窒素雰囲気下で3時
間、40℃にて反応させた。反応終了後、減圧下にて溶
媒を除去し、真空下にて乾燥を行うことにより無色透明
な液状のエポキシ基含有フルオロシリコン化合物が収量
8.8gで得られた。得られた生成物のゲルパ−ミエ−
ションクロマトグラフィ−、IR、19F−NMR、1
−NMRを行った結果、下記構造式化33で表わされる
化合物であった。分析結果を以下に示す。
【0054】
【化33】
【0055】
【実施例2】過酸化ジペルフルオロ−2−メチル−3−
オキサヘキサノイルを過酸化ジペルフルオロ−2,5−
ジメチル−3,6−ジオキサノナノイルに代えた以外は
実施例1と同様に反応を行い、下記構造式化34で表わ
される生成物を収量9.3gで得た。分析結果を以下に
示す。
【0056】
【化34】
【0057】
【実施例3】過酸化ジペルフルオロ−2−メチル−3−
オキサヘキサノイルを過酸化ジペルフルオロ−2,5,
8−トリメチル−3,6,9−トリオキサドデカノイル
に代えた以外は実施例1と同様に反応を行ない、下記構
造式化35で表わされる生成物を収量9.6gで得た。
分析結果を以下に示す。
【0058】
【化35】
【0059】
【実施例4】過酸化ジペルフルオロ−2−メチル−3−
オキサヘキサノイルを過酸化ジペルフルオロヘプタノイ
ルに代えた以外は実施例1と同様に反応を行い、下記構
造式化36で表わされる生成物を収量7.8gで得た。
分析結果を以下に示す。
【0060】
【化36】
【0061】
【実施例5】6−メタクロイルオキシヘキサン酸メチル
−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン 3.1
g(10mmol)の代わりに6−メタクロイルオキシ
メチル−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン
2.0g(10mmol)を用いた以外は実施例1と同
様に反応を行い、下記構造式化37で表わされる生成物
を収量8.8gで得た。分析結果を以下に示す。
【0062】
【化37】
【0063】
【実施例6】6−メタクロイルオキシヘキサン酸メチル
−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン 3.1
g(10mmol)の代わりに6−メタクロイルオキシ
メチル−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン
2.0g(10mmol)を用い、過酸化ジペルフルオ
ロ−2−メチル−3−オキサヘキサノイルを過酸化ジペ
ルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサノナ
ノイルに代えた以外は実施例1と同様に反応を行ない、
下記構造式化38で表わされる生成物を収量13.6g
で得た。分析結果を以下に示す。
【0064】
【化38】
【0065】
【実施例7】6−メタクロイルオキシヘキサン酸メチル
−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン 3.1
g(10mmol)の代わりに6−メタクロイルオキシ
メチル−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン
2.0g(10mmol)を用い、過酸化ジペルフルオ
ロ−2−メチル−3−オキサヘキサノイルを過酸化ジペ
ルフルオロ−2,5,8−トリメチル−3,6,9−ト
リオキサドデカノイルに代えた以外は実施例1と同様に
反応を行い、下記構造式化39で表わされる生成物を収
量15.1gで得た。分析結果を以下に示す。
【0066】
【化39】
【0067】
【実施例8】6−メタクロイルオキシヘキサン酸メチル
−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン 3.1
g(10mmol)の代わりに6−メタクロイルオキシ
メチル−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン
2.0g(10mmol)を用い、過酸化ジペルフルオ
ロ−2−メチル−3−オキサ−ヘキサノイルを過酸化ジ
ペルフルオロヘプタノイルに代えた以外は実施例1と同
様に反応を行い、下記構造式化40で表わされる生成物
を収量7.9gで得た。分析結果を以下に示す。
【0068】
【化40】
【0069】
【実施例9】CH2=CHSi(OCH3)3をCH2=CCH3CO2(CH2)3Si(O
CH3)3 2.48g(10mmol)に代えた以外は実施
例1と同様に反応を行ない、下記構造式化45で表わさ
れる生成物を収量8.0gで得た。分析結果を以下に示
す。
【0070】
【化41】
【0071】
【実施例10】6−メタクロイルオキシヘキサン酸メチ
ル−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン 3.1
g(10mmol)の代わりに、6−メタクロイルオキ
シメチル−7−オキサビシクロ[4.1.0]ヘプタン
2.0g(10mmol)を用い、CH2=CHSi(OCH3)3
の代わりにCH2=CCH3CO2(CH2)3Si(OCH3)3 2.48g
(10mmol)に代えた以外は実施例1と同様に反応
を行ない、下記構造式化42で表わされる生成物を収量
6.8gで得た。分析結果を以下に示す。
【0072】
【化42】
【0073】
【実施例11】1,1,2−トリクロロトリフルオロエ
ンの代わりに1,1,1,2,2−ペンタフルオロ−
3,3−ジクロロプロパン及び1,1,2,2,3−ペ
ンタフルオロ−1,3−ジクロロプロパンの混合溶液
(50:50重量比)を用いた以外は実施例1と同様に
反応を行ない、下記構造式化43で表わされる生成物を
収量9.1gで得た。分析結果を以下に示す。
【0074】
【化43】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1で表わされる分子量50
    0〜1000000のエポキシ基含有フルオロシリコン
    化合物。 【化1】
  2. 【請求項2】 下記一般式化2で表わされる過酸化ジフ
    ルオロアルカノイルと、下記一般式化3で表わされるエ
    ポキシ基含有モノマー及び下記一般式化4で表わされる
    ケイ素含有エチレン性モノマーとを、反応させることを
    特徴とする請求項1記載のエポキシ基含有フルオロシリ
    コン化合物の製造方法。 【化2】 【化3】 【化4】
JP4220298A 1991-10-14 1992-08-19 エポキシ基含有フルオロシリコン化合物及びその製造方法 Pending JPH0665261A (ja)

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