JPH0664549U - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH0664549U
JPH0664549U JP1263693U JP1263693U JPH0664549U JP H0664549 U JPH0664549 U JP H0664549U JP 1263693 U JP1263693 U JP 1263693U JP 1263693 U JP1263693 U JP 1263693U JP H0664549 U JPH0664549 U JP H0664549U
Authority
JP
Japan
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headrest
piece
stay
engagement
release operation
Prior art date
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Pending
Application number
JP1263693U
Other languages
English (en)
Inventor
政任 宮口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
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Publication of JPH0664549U publication Critical patent/JPH0664549U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドレストの高さ調整を片手でできるよう
にする。 【構成】 シートバック1から上方に突出して設けられ
ているステー2の係合溝23に、ヘッドレスト3に設け
られた係合部材42の係止部48が係合してヘッドレス
ト3は取り付けられている。ヘッドレスト3に設けた解
除操作片41aを操作して係止部48と係合溝23との
係合を外すと、ヘッドレスト3は上下動可能となり、解
除操作片41aを操作しつつヘッドレスト3を上下でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用シートに関し、特にシートバックの上部にヘッドレストが設け られた車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートには、背もたれ用のシートバックの上部に高さ調整可能に支持さ れたヘッドレストを設けたものが知られている。この従来の車両用シートでは、 ステーがヘッドレストに固定され、その下部が下方に延設されている。一方、シ ートバックには上記ステーの下部に係合するロック爪を備えた係止機構が設けら れ、常にロック爪がステーに係合してヘッドレストの下動を拘束している。また 、シートバックにはこの係止機構のロック状態を解除する解除操作部が設けられ ていて、この解除操作部により解除状態に維持している間、このロック状態を解 除可能とされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、ヘッドレストを低く調整するには、シートバックに設けられた解除 操作部を操作しつつ、ヘッドレストの下動操作する必要があり、片手はシートバ ック側を、もう一方の手をヘッドレスト側を操作することになって、この両操作 を片手で行うことは困難であった。
【0004】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、ヘッドレストの高さ調整を片手 でできる車両用シートを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両用シートは、シートバックにはステーが上方に突出して取り付け られ、またヘッドレストにはそのステーに係止する係止機構が設けられるととも に、その係止機構の係合を解除する解除操作部を設けている。
【0006】
【作用】
シートバックから上方にステーが突出して設けられている。このステーに対し て、ヘッドレストに設けた係止機構が係合してヘッドレストが取付けられる。ヘ ッドレストに設けられた解除操作部により解除操作すると、係止機構の係合が解 除されて、ヘッドレストの上下動が可能となり、解除操作部を解除操作しつつヘ ッドレストを持ち上げることができる。
【0007】
【考案の効果】
本考案の車両用シートによれば、解除操作部をヘッドレストに設けることによ り、解除操作部を解除操作しつつヘッドレストの上下操作を行うことができるの で、ヘッドレストの上下位置の調整操作を片手で容易に行うことができるという 効果を奏する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照して詳細に説明すると、図1に示 すように、この実施例の車両用シートにはシートバック1とステー2とヘッドレ スト3とが設けられている。
【0009】 シートバック1には、シートバック1の骨格をなすシートバックフレーム11 が長方形に曲げ成形されていて、このシートバックフレーム11にステー2を回 動可能に取り付けるステーボックス12が固定されている。このステー2は左右 の支持杆2bを連結杆2aにより下端で連結して略U字形に形成されている。こ の支持杆2bの上部はシートバック1の上端から上方に突出しており、この支持 杆2bにヘッドレスト3が取り付けられている。
【0010】 ステーボックス12は、シートバックフレーム11に架設した連結パイプ11 aに取付片13を介して固定されている。このステーボックス12は断面L字状 に形成され、その両側に連結杆2aを挿通可能とした切欠部12bが形成された 側板12aが設けられている。このステーボックス12内の左右両側には上面が 断面半円形に凹んだ支持部14が設けられて連結杆2aを収容可能とされ、この 支持部14の上側から連結杆2aを挟持する取付金具15が取り付けられて、ス テー2を前後方向に回動可能に取り付けている。なお、ステー2は、後述するコ イルばね21により、シートバック1の後方に傾動するように付勢されている。
【0011】 また、ステーボックス12に固着されたつめ片取付片16には、段付きピン1 7により規制片18が挟持されてつめ片19が回動可能に取り付けられている。 このつめ片19は一側に、後述するラチェット20と係合する係合片19aが設 けられ、他側に規制片18に嵌合する嵌合片19bが設けられている。また、規 制片18には、上係止凹部18aと下係止凹部18bの2つの凹部が形成され、 この両凹部18a,18bのいずれか一方に嵌合片19bが嵌合してつめ片19 の回動が規制されている。
【0012】 また、ステー2の連結杆2aには、係合片19aと係合するラチェット20が 固着されている。このラチェット20には側板12aとの間にコイルばね21が 架設されてステー2を常に後方に傾動するように付勢している。ラチェット20 は略扇形をなし、その円弧部に複数のギヤ歯20aが設けられ、このギヤ歯20 aのいずれかに係合片19aが係合してコイルばね21の付勢力に抗してステー 2の起立姿勢を保持している。なお、この各ギヤ歯20aは、後部が傾斜面とさ れ、ラチェット20を前方に回動すると、係合片19aがスライドして次のギヤ 歯20aに移行可能とされている。また、ラチェット20にはその一端に解除突 片20bが設けられ、他端に係合突片20cが設けられている。そして、ステー 2が前方(図6に示す矢印A方向)に傾動されると係合片19aがこの解除突片 20bにガイドされて嵌合片19bが下係止凹部18bに嵌合し、係合片19a とギヤ歯20aとの係合が解除されてステー2は後方(矢印Aと逆方向)に起立 される。また、起立姿勢となると、係合片19aは係合突片20c当接してガイ ドされ、嵌合片19bが上係止凹部18aに嵌合する。これにより係合片19a はギヤ歯20aと係合して、ステー2の後方への傾動を規制している。
【0013】 ステー2の左右両側の支持杆2bは、シートバック1に設けられた前後方向に 長い長孔22を貫通してシートバック1の上方に突出している。この突出部の内 側面には、対向して所定の間隔で下側が直角とされ上方に向かって緩やかな傾斜 面とされた複数の係合溝23が列設されている。
【0014】 一方、ヘッドレスト3は図3に示すように、ステー2を止着する基板31と、 図示しないクッション材及び表皮材により覆われたプラスチック製のヘッドレス ト基体32及び係止機構33とにより構成されている。基板31は略楕円形の板 状とされ、その両端部の設けられたブラケット34にビス35によりヘッドレス ト基体32が固定されている。基板31の上面の両側には段差31aにより肉厚 とされた肉厚部36が設けられ、この肉厚部36にステー2を挿通するガイド孔 37がそれぞれ設けられている。なお、このガイド孔37は肉厚部36から上方 に突出成形される取付筒38内に延長して設けられている。段差31aには、ガ イド孔37の側部へ開口する貫通孔39が設けられている。また、基板31の中 央には解除操作部(解除操作片41a)を取り付ける前後に長いスライド孔40 が設けられている。
【0015】 係止機構33には、スライド孔40内をスライド可能に設けられた取付片41 と、取付片41に取り付けられて伸縮可能とされた係合部材42とが設けられて いる。また、取付片41の下部には、解除操作片41aが基板31を挟持して取 り付けられている。なお、図3では解除操作片41aを取付片41に取り付けた 状態で示されている。また、取付片41にはスライド孔40の後方に突設された ばね掛け凸部45との間に引張りばね46が架設されており、取付片41を後方 に付勢している。
【0016】 取付片41には、4枚のプレートからなる係合部材42が取り付けられている 。この4枚のプレート(両側のプレートを外側プレート42a,42a、中央の プレートを内側プレート42b,42bという。)はそれぞれヒンジピン47a ,47bにより回動可能に連結されている。なお、この係合部材42は内側プレ ート42b,42b間を連結するヒンジピン47aにより取付片41に取り付け られ、外側プレート42a,42aは、取付金具43により左右方向に移動可能 に取り付けられている。また外側プレート42a,42aの両端は係合溝23と 係合可能な係止部48とされ、それぞれ左右の貫通孔39内に配置されている。 これにより、引張りばね46の付勢力によって取付片41がスライド孔40の後 端に位置して、4枚のプレートはほぼ一直線状に配置され、図4,図5に示すよ うにガイド孔37内に係止部48が係合溝23内に突出して係合溝23のいずれ かに嵌合している。そして、引張りばね46の付勢力に抗して解除操作片41a を前側にスライド操作すると、内側プレート42b,42bがV字状に屈曲する と共に、両外側プレート42a,42aは、前後方向への動きが取付金具43と 貫通孔39とによって規制されて内方へスライドし、係止部48はガイド孔37 から退避して係合溝23との係合を解除する構成とされている。
【0017】 次に上記構成とされたこの実施例の作用について説明する。 この実施例のヘッドレスト3を前後方向へ角度調整する場合には以下のように する。
【0018】 前方向に角度調整する場合には、コイルばね21の付勢力に抗してヘッドレス ト3を前方へ倒すと、係合片19aはギヤ歯20a面をスライドして次のギヤ歯 20aに移動する。これによりヘッドレスト3は各ギヤ歯20aに対応して順次 前方に傾動される。 また、後方向に角度調整する場合には、ヘッドレスト3を最も前方に傾動する 。すると、係合片19aは解除突片20bにガイドされ、つめ片19は図6に二 点鎖線で示すように時計方向に回動して、嵌合片19bは下係止凹部18b内に 嵌合する。これにより係合片19aはラチェット20との係合が解除され、ステ ー2はコイルばね21の付勢力により図7の2点鎖線で示す最も後方の位置にま で起立する。そして、係合片19aは係合突片20cに当接してガイドされ、つ め片19は反時計回りに回動して、嵌合片19bが上係止凹部18aに嵌合し、 係合片19aがラチェット20と係合して起立姿勢となる。
【0019】 次に、ヘッドレスト3の高さの位置調整する場合には以下のようにする。
【0020】 ヘッドレスト3を高い位置に移動するには、解除操作片41aを操作すること 無く、ヘッドレスト3を持ち上げる。すると、係合溝23は上方に緩やかな傾斜 面とされているので、係止部48は係合溝23に接した状態で内側へスライドし 、ヘッドレスト3の上方への動きを規制すること無く持ち上げられる。
【0021】 また、ヘッドレスト3を低い位置に移動するには、解除操作片41aをコイル スプリング46の付勢力に抗して前側へ移動する。これにより、図4に示すよう に、内側プレート42b,42b間のヒンジピン47aが前方に引かれて、内側 プレート42b,42bがV字状に屈曲し、係止部48は内側に引き寄せられ、 係止部48は係合溝23との係合が外れる。これにより、ヘッドレスト3は下向 きに移動可能となる。この際、解除操作片41aはヘッドレスト3の下面に設け られているので、操作者はヘッドレスト3に対して下側に指を差し入れるととも に、ヘッドレスト3を把み、解除操作片41aを操作しつつ押し下げることがで きる。このため、片手で操作することができる。そして、適宜位置に押し下げた 上で解除操作片41aを開放すると、コイルスプリング46の付勢力により、係 合部材42は伸長した状態となる。この結果、係止部48がステー2の両側の係 合溝23内に伸出して係合溝23と係合して、ヘッドレスト3が止着される。
【0022】 本実施例の車両用シートによれば、解除操作片41aをヘッドレスト3に設け たため、ヘッドレスト3を片手で支えながら解除操作片41aを操作することが でき、ヘッドレスト3の高さ調整の操作を容易に行うことができる。また、ヘッ ドレスト3の前後方向の傾動調整も行うことができるため、ヘッドレスト3の調 整作業がより簡単となる。さらに、この実施例では、係止部48は左右両側の支 持杆2bに設けられ、両側の係合溝23と係合する構成としているので、片側の みを係合する構成に比較してヘッドレスト3のガタつきを少ないものとすること ができる。
【0023】 なお、本実施例の車両用シートでは、ヘッドレスト3を前後方向に傾動可能と したが、本考案の車両用シートはこれに限定されるものではなく、このヘッドレ ストを前後方向に傾動する構成は必ずしも必要ではない。また、本実施例では、 解除操作片41aをヘッドレスト3の下面に設けたが、これに限らず、ヘッドレ ストの適宜部位に設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用シートの一部の分離斜視図である。
【図2】ステーとシートバックの部分分解斜視図であ
る。
【図3】ヘッドレストとステーの部分分解斜視図であ
る。
【図4】解除操作部の断面図である。
【図5】基板の縦断面図である。
【図6】ラチェット部の作動説明図である。
【図7】同、説明図である。
【符号の説明】
1…シートバック 2…ステー 3…ヘッドレスト 33…係止機構 41a…解除操作片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの上部にステーを介してヘ
    ッドレストを取り付けた車両用シートにおいて、 前記シートバックにはステーが上方に突出して取り付け
    られ、また前記ヘッドレストにはそのステーに係止する
    係止機構が設けられるとともに、その係止機構の係合を
    解除する解除操作部を設けたことを特徴とする車両用シ
    ート。
JP1263693U 1993-02-24 1993-02-24 車両用シート Pending JPH0664549U (ja)

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JP1263693U JPH0664549U (ja) 1993-02-24 1993-02-24 車両用シート

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JPH0664549U true JPH0664549U (ja) 1994-09-13

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ID=11810867

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JP (1) JPH0664549U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016155532A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 日本発條株式会社 ヘッドレスト装置
JP2019123483A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 トヨタ自動車株式会社 ヘッドレスト構造
JP2019206229A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 トヨタ自動車株式会社 ヘッドレスト及び車両用シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2019123483A (ja) * 2018-01-19 2019-07-25 トヨタ自動車株式会社 ヘッドレスト構造
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