JPH0664241A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ページ内の部分的領域を印刷する際のページの
再編集の手間を省く。 【構成】操作部１１９から出力する画像のページ内にお
ける位置と大きさとを入力する。粗もデータは指定部１
０９に格納される。印刷データを受信すると、出力処理
機能部１０５により画像データを展開するが、その際に
指定部１０９に格納されている位置と大きさとを参照
し、その指定に従って展開した画像データを画像バッフ
ァメモリ１０６に格納する。画像バッファメモリ１０６
に格納された画像データはプリンタインターフェース１
０７を介してプリンタエンジン部１０８から印刷出力さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、たとえば入力されるカ
ラー印刷情報等をページ単位で印刷する印刷装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、印刷装置ではページ内の部分的な
領域を印刷する際には、ホストコンピュータ等で印刷し
ようとする領域に印刷しようとするデータがあるように
編集してから印刷装置へ送出していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来はペ
ージ内の部分的な領域を印刷する場合には、ホストコン
ピュータ等であらかじめページ内の指定領域に指定デー
タを編集して印刷装置へ送出する必要があるため、作成
済みのデータの一部分を印刷しようとする場合にも、新
たなページのデータとして印刷データを再作成しなけれ
ばならないという問題があった。

【０００４】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、ページ内の部分的な領域を印刷する場合に、ページ
全体を編集せずに印刷できる印刷装置を提供することを
目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】及び

【作用】上記目的を達成するために本発明の印刷装置は
以下のような構成からなる。

【０００６】入力される印刷データに基づいてページ単
位に画像を印刷する印刷装置であって、展開する画像の
ページ内における部分領域の位置と大きさとを指定する
指定手段と、前記指定手段による指定に従って前記印刷
データを画像データに展開する展開手段と、前記展開手
段により展開された画像データを印刷出力する出力手段
とを備える。

【０００７】また、不揮発性メモリを、該メモリの消去
と書き込みとを繰り返して使用する印刷装置であって、
前記不揮発性メモリの所定のロケーションに書き込まれ
た所定のデータを読み込む第１の読み込み手段と、予め
安定した媒体に書き込まれた所定のデータを読み出す第
２の読み出し手段と、前記第１の読み出し手段により読
み出されたデータと、前記第２の読み出し手段により読
み出されたデータとに基づいて前記不揮発性メモリの異
常を判定する判定手段と、前記判定手段による判定に基
づいて、前記不揮発性メモリに異常がある旨を出力する
出力手段とを備える。

【０００８】

【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例である印刷装置を詳細に説明する。

【０００９】図１は本発明の一実施例を採用した印刷装
置の構成を示すブロック図である。図において、１０１
はホストコンピュータで、実施例のプリンタに接続さ
れ、少なくとも文字コード及び文字コードを編集又は出
力制御するための制御コード等を含むカラー印刷データ
（印刷情報）をプリンタに送出する。１０２は入力バッ
ファメモリで、ホストコンピュータ１０１から送られた
印刷データを受信して一時的に蓄える。１０３はデータ
解析機能部で、入力バッファメモリ１０２に蓄えられた
カラー印刷データを入力して解析する。１０４はデータ
解析機能部１０３により解析されたカラー印刷データを
ページ単位で記憶するページバッファメモリである。１
０５は出力処理機能部で、展開位置／大きさを指定する
指定部１０９の指定にしたがってページバッファメモリ
１０４のカラー印刷データを基本色単位に対応するパタ
ーンに変換して出力すると共に、プリンタインターフェ
ース部１０７に出力指示を行なう。１０６は画像バッフ
ァメモリで、基本色（黄色Ｙ，マゼンタＭ，シアンＣ，
黒Ｋ）単位パターン変換された印刷データを記憶してい
る。１０７はプリンタインターフェース部で、画像バッ
ファメモリ１０６のパターン情報をプリンタエンジン部
１０８へ転送する。プリンタエンジン部１０８は電子写
真方式でカラー印刷を行なうプリンタユニットである。
１１９は印刷装置の外部より印刷する画像データの展開
位置／大きさの指定を与えることができる操作部であ
る。

【００１０】また、前述したデータ解析機能部１０３、
指定部１０９及び出力処理機能部１０５等はＣＰＵ１１
１で構成され、ＲＯＭ１１２に記憶された図２のフロー
チャートで示された制御プログラムに基づいて所要の処
理が行なわれる。

【００１１】次に、上述した図１に示す実施例の動作に
ついて説明する。

【００１２】ホストコンピュータ１０１で作成されたカ
ラー印刷データが入力バッファメモリ１０２に送られ
る。データ解析機能部１０３はバッファメモリ１０２よ
りカラー印刷データを解析して、ページバッファメモリ
１０４へページ単位で記憶する。１ページ分のデータ解
析が終了すると出力処理機能部１０５がページバッファ
メモリ１０４のデータを読み出し、画像バッファメモリ
１０６へ基本色単位にパターン展開し、プリンタインタ
ーフェース部１０７を介してプリンタエンジン部１０８
に黄色Ｙ，マゼンタＭ，シアンＣ，黒Ｋの順で送る。こ
こで、パターンの展開位置／大きさの領域指定が操作部
１１９から入力されて指定部１０９に格納されている
と、指定部１０９より展開位置／大きさの指定がされ、
画像バッファメモリ１０６へパターン展開するときに指
定領域のみを指定位置に展開してプリンタエンジン部１
０８へ送る。

【００１３】図２のフローチャートを参照して印刷処理
動作を説明する。この処理はホストコンピュータ１０１
よりのデータを受信することにより開始される。

【００１４】まずステップＳ１でホストコンピュータ１
０１からの受信データを入力バッファメモリ１０２に格
納する。次にステップＳ２に進み、データ解析機能部１
０３により印刷データの受信が終了したか否かを判定
し、受信終了でない場合はステップＳ３へ進み、データ
解析処理を実行する。次にステップＳ４に進み、解析し
た印刷データをページバッファメモリ１０４へ書き込
み、ステップＳ５で１ページ分のデータの書き込みが終
了したか否かを判定する。１ページ分の書き込みが終了
していないときはステップＳ１に戻り、前述した処理を
実行する。

【００１５】一方、ステップＳ５で１ページ分のデータ
書き込みが終了するとステップＳ６に進み、指定部１０
９より領域指定がされているか否かを判定する。指定あ
りの場合はステップＳ７に進み、ページバッファメモリ
１０４の印刷データを指定されている領域のみ画像バッ
ファメモリ１０６へ基本色単位でパターン展開する。そ
して、ステップＳ８で画像バッファメモリ１０６のパタ
ーン情報の転送をプリンタインターフェース部１０７へ
指定し、プリンタ部１０８へパターン情報を送出する。
次に、ステップＳ９へ進み、基本色分（ＹＭＣＫ）転送
終了かを判定する。終了していない場合は、ステップＳ
８へ戻り次の色の処理をする。終了している場合はステ
ップＳ１へ戻り次のページの処理をする。

【００１６】ステップＳ６の判定で領域指定無しの場合
はステップＳ１１へ進み、ページバッファメモリ１０４
の印刷データ１ページ分を画像バッファメモリ１０６へ
基本色単位でパターン展開する。次に、ステップＳ８へ
と進み前述の処理を実行する。

【００１７】前述のステップＳ２で印刷データの受信が
終了すると、即ち、印刷データが終了したと判定された
場合はステップＳ１０に進み、１ページ分の印刷データ
を作成中であるか否かを判定する。作成中でない場合は
処理を終了する。１ページ分の印刷データを作成中のと
きは、ページバッファメモリ１０４に未出力の印刷デー
タがあるためステップＳ６に進み、前述した処理を実行
する。

【００１８】尚、上述の説明ではＣＰＵ１１１を１個と
しているが、別にＣＰＵを設けることによって、出力処
理機能部１０５を独立したＣＰＵで機能を実行させるよ
うにしてもよい。

【００１９】また、印刷データの発生源はホストコンピ
ュータ１０１としているが、磁気テープ、ディスク装置
等の外部記憶装置でもよい。

【００２０】また、指定領域の指定は操作部１１９から
指定されるようになっているが、データ発生源であるホ
ストコンピュータ１０１から印刷データと共に指定する
データを受信し、そのデータにより指定してもよい。

【００２１】また、ページバッファメモリ１０４の印刷
データを画像バッファメモリ１０６へ基本色単位でパタ
ーン展開したときに、指定領域のみを展開すると同時に
指定領域外を指定部１０９の指定した色で塗つぶしても
よい。この塗りつぶしの色はホスト１０１から指定して
も良いし、あらかじめ定めておいても良い。

【００２２】また、ページバッファメモリ１０４の印刷
データを画像バッファメモリ１０６へ基本色単位でパタ
ーン展開するときに指定領域のみを展開するようにして
いるが、画像バッファメモリ１０６へは全領域を展開し
ておきプリンタインターフェース部１０７がプリンタエ
ンジン部１０８へ転送するときに、指定領域のみ印刷で
きるようにしてもよい。

【００２３】尚、本実施例では電子写真方式を例にして
説明したが、これに限定されるものでなく、以下で説明
するインクジェットプリンタ等にも適応可能である。 ＜装置本体の概略説明＞図３は、本発明が適用できるイ
ンクジェット記録装置ＩＪＲＡの概観図である。同図に
おいて、駆動モータ５０１３の正逆回転に連動して駆動
力伝達ギア５０１１，５００９を介して回転するリード
スクリュー５００５の螺旋溝５００４に対して係合する
キャリッジＨＣはピン（不図示）を有し、矢印ａ，ｂ方
向に往復移動される。このキャリッジＨＣには、インク
ジェットカートリッジＩＪＣが搭載されている。カラー
プリンタであれば、基本色ごとに独立したインクジェッ
トヘッドを有する。５００２は紙押え板であり、キャリ
ッジの移動方向に亙って紙をプラテン５０００に対して
押圧する。５００７，５００８はフォトカプラで、キャ
リッジのレバー５００６のこの域での存在を確認して、
モータ５０１３の回転方向切り換え等を行うためのホー
ムポジション検知手段である。５０１６は記録ヘッドの
前面をキャップするキャップ部材５０２２を支持する部
材で、５０１５はこのキャップ内を吸引する吸引手段
で、キャップ内開口５０２３を介して記録ヘッドの吸引
回復を行う。５０１７はクリーニングブレードで、５０
１９はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材で
あり、本体支持板５０１８にこれらが支持されている。
ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブレー
ドが本例に適用できることは言うまでもない。又、５０
１２は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム５０２０の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達手段で移動制御される。

【００２４】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー５００５の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。 ＜制御構成の説明＞次に、上述した装置の記録制御を実
行するための制御構成について、図４に示すブロック図
を参照して説明する。制御回路を示す同図において、１
７００は記録信号を入力するインターフェース、１７０
１はＭＰＵ、１７０２はＭＰＵ１７０１が実行する制御
プログラムを格納するプログラムＲＯＭ、１７０３は各
種データ（上記記録信号やヘッドに供給される記録デー
タ等）を保存しておくダイナミック型のＲＯＭである。
１７０４は記録ヘッド１７０８に対する記録データの供
給制御を行うゲートアレイであり、インターフェース１
７００、ＭＰＵ１７０１、ＲＡＭ１７０３間のデータ転
送制御も行う。１７１０は記録ヘッド１７０８を搬送す
るためのキャリアモータ、１７０９は記録紙搬送のため
の搬送モータである。１７０５はヘッドを駆動するヘッ
ドドライバ、１７０６、１７０７はそれぞれ搬送モータ
１７０９、キャリアモータ１７１０を駆動するためのモ
ータドライバである。

【００２５】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース１７００に記録信号が入るとゲートアレイ１
７０４とＭＰＵ１７０１との間で記録信号がプリント用
の記録データに変換される。そして、モータドライバ１
７０６、１７０７が駆動されると共に、ヘッドドライバ
１７０５に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆
動され、印字が行われる。

【００２６】以上のようなインクジェットプリンタの制
御構成に、本発明の構成要素を組み込むことが可能であ
り、本発明は電子写真方式に限らず、上記インクジェッ
トプリンタ等にも適用できることは明らかである。

【００２７】また、本実施例はカラープリンタとしてい
るが、モノクロームのプリンタであっても良く、その電
子写真方式の一例であるレーザビームプリンタの断面図
を図５に示す。

【００２８】図５はこの場合のレーザビームプリンタ
（以下、ＬＢＰと略す）の内部構造を示す断面図で、こ
のＬＢＰは、文字パターンデータ等を入力して記録紙に
印刷することができる。

【００２９】図において、７４０はＬＢＰ本体であり、
供給される文字パターン等を基に、記録媒体である記録
紙上に像を形成する。７００は操作のためのスイツチ及
びＬＥＤ表示器などが配されている操作パネル、７０１
はＬＢＰ７４０全体の制御及び文字パターン情報等を解
析するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御
ユニツト７０１は主に文字パターン情報をビデオ信号に
変換してレーザドライバ７０２に出力する。

【００３０】レーザドライバ７０２は半導体レーザ７０
３を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号
に応じて半導体レーザ７０３から発射されるレーザ光７
０４をオン・オフ切替えする。レーザ光７０４は回転多
面鏡７０５で左右方向に振られて静電ドラム７０６上を
走査する。これにより、静電ドラム７０６上には文字パ
ターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム
７０６周囲の現像ユニツト７０７により現像された後、
記録紙に転写される。この記録紙にはカツトシートを用
い、カツトシート記録紙はＬＢＰ７４０に装着した用紙
カセツト７０８に収納され、給紙ローラ７０９及び搬送
ローラ７１０と７１１とにより装置内に取込まれて、静
電ドラム７０６に供給される。

【００３１】以上説明した一連の手順を繰り返し印刷処
理を行なうことで、ページ内の部分的な領域を出力する
際には、出力したい部分を指定することで１ページ分丸
ごと再編集する手間がかからず、作成済の文書等のデー
タの一部分を印刷しようとする場合、再編集の手間がか
からず既存の文書データの内、印刷したい部分を指定す
るだけで良い。

【００３２】

【他の実施例】

［実施例２］第２の実施例として内蔵した不揮発性メモ
リの異状を検知するプリンタを説明する。 ＜従来の技術＞従来、プリンタ装置内で用いられている
不揮発性メモリでは、書き込み回数のチェックを行って
その寿命を調べるだけで、正常に動作するか否かの検査
は行われていなかった。

【００３３】このため、不揮発性メモリに以上が発生し
た場合、プリンタを動作させるプログラムが不揮発性メ
モリの内容を読み込んで動作するときに、その内容が異
常な値となっているために異常な動作をしてしまう。し
かし、動作の異状は不確定であるためいろいろな現象と
なって現れ、異常動作の原因の追及に時間がかかるとい
う問題があった。

【００３４】本実施例は上記従来例に鑑みて成されたも
ので、不揮発性メモリに起因する異常を簡単に検知でき
る印刷装置を提供することを目的とする。 ＜実施例の構成＞以下、添付図面を参照して実施例のプ
リンタ装置を詳細に説明する。

【００３５】図６は本実施例のプリンタ装置のブロック
図である。図において、１０１はホストコンピュータ
で、実施例のプリンタに接続され、少なくとも文字コー
ド及びこの文字コードを編集または出力制御するための
制御コード等を含む印刷データ（印刷情報）をプリンタ
に送出している。１０２は入力バッファメモリで、ホス
トコンピュータ１０１から送られた印刷データを受信し
て一時的に蓄える。１０３はデータ解析機能部で、入力
バッファメモリ１０２に蓄えられた印刷データを入力し
て解析する。１０４はデータ解析機能部１０３により解
析された印刷データをページ単位で記憶するページバッ
ファメモリである。１０５は出力機能部で、ページバッ
ファメモリ１０４の印刷データを対応するドットパター
ンに変換して画像バッファメモリ１０６に出力するとと
もに、プリンタインターフェース部１０７に出力指示を
行う。１０６は画像バッファメモリで、ドットパターン
変換された印刷データを記憶している。１０７はプリン
タインターフェース部で、画像バッファメモリ１０６の
パターン情報をプリンタエンジン部１０８へ転送する。
プリンタエンジン部１０８は電子写真方式でカラー印刷
を行うプリンタユニットである。１２１は不揮発性メモ
リ１２０の値を読み込んでＲＯＭ１１２に記憶されてい
る制御プログラムの値と比較して不揮発性メモリの異状
を検知する異常検知部である。１２０は印刷装置を動作
させるための初期値等を格納するための書き換え可能な
フラッシュＰＲＯＭ等の不揮発性メモリである。

【００３６】また、前述したデータ解析部１０３、異常
検知部１２１及び出力処理機能部１０５等はＣＰＵ１１
１で構成され、ＲＯＭ１１２に記憶された制御プログラ
ムに基づいて所要の処理が行われる。

【００３７】次に上述した図６に示すプリンタ装置の動
作について説明する。

【００３８】ホストコンピュータ１０１で作成された印
刷データが入力バッファメモリ１０２に送られる。デー
タ解析機能部１０３はバッファメモリ１０２より印刷デ
ータを解析して、ページバッファメモリ１０４へページ
単位で格納する。１ページ分のデータ解析が終了する
と、出力処理機能部１０５がページバッファメモリ１０
４のデータを読み出して画像バッファメモリ１０６へド
ットパターン展開し、プリンタインターフェース部１０
７を介してプリンタエンジン部１０８に送られる。ま
た、データ解析機能部１０３は必要に応じて不揮発性メ
モリ１２０から初期値等を読み込んで処理を行う。これ
が通常時の一連の動作である。

【００３９】しかし、不揮発性メモリ１２０に異常があ
ると、データ解析機能部１０３が初期値等の値を読み込
んで動作するときの動作が保証されないことになる。こ
こで、不揮発性メモリに以上があるかを判定するため
に、印刷装置に電源が投入されて初期処理が開始された
直後に、異状検知部１２１はＲＯＭ１１２に記憶されて
いる制御プログラムのバージョンと不揮発性メモリ１２
０に格納されている制御プログラムのバージョンとを比
較する。

【００４０】もし一致していれば初期処理を続行する。
不一致であれば処理を停止してエラー表示する。ただ
し、不揮発性メモリに格納されている制御プログラムの
バージョンは工場出荷時に設定されている。

【００４１】図７のフローチャートを参照して、電源投
入後の検知手段による処理を説明する。この処理はプリ
ンタ装置の電源が投入された直後の初期処理の最初に動
作する。

【００４２】電源が投入されると、ＲＯＭ１１２に格納
されている制御プログラムが動作して初期処理が開始さ
れる。

【００４３】まず、ステップＳ６１で異状検知部１２１
は不揮発性メモリに格納されているバージョンを読み込
む。次に、ステップＳ６２へ進み、不揮発性メモリに書
き込まれているバージョン番号と制御プログラムの一部
としてＲＯＭ１１２に書き込まれているバージョン番号
とを比較する。不一致の場合は不揮発性メモリ１２０の
内容が不正であると判断してステップＳ６３へと進み、
エラー表示を行って処理を停止する。一致の場合にはス
テップＳ６４へと進み、初期処理を続行する。初期処理
終了後はステップＳ６５へと進み、入力データ待ちの状
態へと移行する。

【００４４】以上説明した手順を電源投入時の初期処理
で行い、不揮発性メモリ１２０のチェックを行う。

【００４５】なお、上述の説明ではＣＰＵ１１１を１個
としているが、別にＣＰＵを設けることによって出力処
理機能部１０５に機能を独立したＣＰＵにより実行させ
るようにしても良い。

【００４６】また、印刷データの発生源は ホストコン
ピュータ１０１としているが、磁気テープやディスク装
置等の外部記憶装置でも良い。

【００４７】また、本実施例では電源投入時の初期処理
で異状検知部でのチェックを行っているが、一連のデー
タ処理終了後あるいはリセット処理ごとに行っても良
い。

【００４８】また、比較の内容をバージョンとしている
が、ユニークに決まるものであればよい。

【００４９】また、不揮発性メモリとしてフラッシュＰ
ＲＯＭを想定したが、これは他のプロセスを用いたＥＥ
ＰＲＯＭでもよい。

【００５０】以上説明したように本実施例のプリンタ装
置によれば、電源投入後の初期処理で不揮発性メモリの
バージョンとＲＯＭのバージョンとを比較することによ
り、不揮発性メモリの異状を事前に発見することがで
き、印刷処理中の異常動作を未然に防止することができ
る。

【００５１】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、１つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることは言うまでもない。

【００５２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる印
刷装置は、ページ内の部分的な領域を印刷する場合に、
ページ全体を編集せずに印刷できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１のプリンタの概略構成を示すブロック
図である。

【図２】実施例１のプリンタにおける印刷出力の制御手
順を示すフローチャートである。

【図３】インクジェット方式のプリンタの構造を示す斜
視図である。

【図４】インクジェット方式のプリンタの制御構造を示
すブロック図である。

【図５】レーザビームプリンタの断面図である。

【図６】実施例２のプリンタの概略構成を示すブロック
図である。

【図７】実施例２のプリンタにおける電源投入後の異状
検知処理のフローチャートである。

【符号の説明】

１０１…ホストコンピュータ、 １０２…入力バッファメモリ、 １０３…データ解析機能部、 １０４…ページバッファメモリ、 １０５…出力処理機能部、 １０６…画像バッファメモリ、 １０７…プリンタインターフェース部、 １０８…プリンタエンジン部、 １０９…指定部、 １１１…ＣＰＵ、 １１２…ＲＯＭ、 １１９…操作部である。

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０６Ｆ 15/20 ５３６ 9288−5Ｌ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力される印刷データに基づいてページ
   単位に画像を印刷する印刷装置であって、 展開する画像のページ内における部分領域の位置と大き
   さとを指定する指定手段と、 前記指定手段による指定に従って前記印刷データを画像
   データに展開する展開手段と、 前記展開手段により展開された画像データを印刷出力す
   る出力手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
2. 【請求項２】 前記展開手段は基本色ごとの画像を展開
   し、前記出力手段は展開された基本色ごとの画像を対応
   する色材で記録するカラー印刷装置であって、背景色を
   指定する第２の指定手段を更に備え、前記第２の指定手
   段による指定色で前記指定手段により指定された部分領
   域を除く部分を塗りつぶすことを特徴とする請求項１記
   載の印刷装置。
3. 【請求項３】 不揮発性メモリを、該メモリの消去と書
   き込みとを繰り返して使用する印刷装置であって、 前記不揮発性メモリの所定のロケーションに書き込まれ
   た所定のデータを読み込む第１の読み込み手段と、 予め安定した媒体に書き込まれた所定のデータを読み出
   す第２の読み出し手段と、 前記第１の読み出し手段により読み出されたデータと、
   前記第２の読み出し手段により読み出されたデータとに
   基づいて前記不揮発性メモリの異常を判定する判定手段
   と、 前記判定手段による判定に基づいて、前記不揮発性メモ
   リに異常がある旨を出力する出力手段と、を備えること
   を特徴とする印刷装置。
4. 【請求項４】 前記安定した媒体とは読み出し専用メモ
   リ（ＲＯＭ）であることを特徴とする請求項３記載の印
   刷装置。