JPH0664069B2 - 免疫学的自動分析方法 - Google Patents

免疫学的自動分析方法

Info

Publication number
JPH0664069B2
JPH0664069B2 JP59238552A JP23855284A JPH0664069B2 JP H0664069 B2 JPH0664069 B2 JP H0664069B2 JP 59238552 A JP59238552 A JP 59238552A JP 23855284 A JP23855284 A JP 23855284A JP H0664069 B2 JPH0664069 B2 JP H0664069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reagent
labeling
carrier
reaction
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59238552A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61117455A (ja
Inventor
雅彦 桜田
政春 亀
和之 東野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP59238552A priority Critical patent/JPH0664069B2/ja
Publication of JPS61117455A publication Critical patent/JPS61117455A/ja
Publication of JPH0664069B2 publication Critical patent/JPH0664069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/02Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
    • G01N35/025Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations having a carousel or turntable for reaction cells or cuvettes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は免疫学的自動分析方法に関するものである。
(従来技術) 近年、医療の進歩に伴ない極微量の生体成分の分析が可
能となり、各種疾患の早期診断等に役立っている。例え
ば、α−フェトプロティン、癌胎児性抗原等で代表され
る悪性腫瘍、インシュリン、サイロキシン等で代表され
るホルモンの異常分泌疾患、免疫グロブリン等で代表さ
れる免疫疾患等の難病とされていた各種疾患の診断が早
期にできるだけでなく、それら疾患の治療後のモニタ、
あるいは最近では薬物等の低分子のハプテン(不完全抗
原)も測定可能となり薬物の投与計画作成にも役立って
いる。これらの生体成分の多くは抗原抗体反応を利用し
た免疫化学的な方法で分析され、このような免疫化学的
反応を利用した分析方法として、従来種々の方法が提案
されている。例えば、抗原抗体反応の結果生じる抗原抗
体複合物の凝集塊等の有無を、凝集法、沈降法、比濁法
等によって検出して所望の生体成分を分析する方法があ
る。しかし、これらの分析方法は多量の抗原抗体複合物
を必要とし、感度的に劣るため、専ら定性分析あるいは
判定量分析に採用されている。また、このような分析方
法の欠点を補うために、抗体または抗原を炭素粒子や合
成樹脂等の微粒子に結合させて被検物質との抗原抗体反
応を行なわせて凝集法あるいは比濁法により被検物質を
分析する方法や、抗体または抗原に放射性同位元素、螢
光性物質、発光性物質あるいは酵素等の検知感度の高い
マーカを標識した標識抗体または抗原を用いて抗原抗体
複合物を高感度で検出して被検物質を分析する方法も提
案されている。しかし、前者の微粒子を用いる方法は後
者のマーカを用いる方法に比べ感度的に劣るため、最近
では後者の検知感度の高いマーカを用いる分析方法が主
流になっている。
このようなマーカを用いる分析方法としては、マーカと
して放射性同位元素を用いる放射性免疫分析法、螢光性
物質を用いる螢光免疫分析法、酵素を用いる酵素免疫分
析法等が知られているが、なかでも酵素免疫分析法は特
殊な設備や測定技術を必要とせず、一般に普及している
比色計を用いて容易に行なうことができるので、最近特
に注目を集めている。この酵素免疫分析法は、免疫化学
的反応の有無により標識されている酵素の活性の変化量
を直接求めて被検物質を定量するホモジニアス(Homoge
neous)酵素免疫分析法と、不溶性の担体、例えばプラ
スチック等の合成樹脂やガラスビーズを用い、抗原また
は抗体と反応した酵素標識抗体または酵素標識抗原と未
反応のそれとを洗浄操作によりB・F分離し、このB・
F分離後の標識酵素の活性量を求めて被検物質を定量す
るヘテロジニアス(Heterogeneous)酵素免疫分析法と
の2つの方法に分類される。しかし、前者のホモジニア
ス酵素免疫分析法は、単純な操作で行なうことができる
が、薬物等の低分子のハプテンしか分析できず、高分子
である生体成分の分析ができない欠点がある。これに対
し、後者のヘテロジニアス酵素免疫分析法はB・F分離
を行なうための洗浄操作を必要とするが、被検物質が低
分子であっても高分子であっても適正に分析でき、その
分析対象が極めて広範囲であることから一般化されつつ
ある。
かかるヘテロジニアス酵素免疫分析法としては、競合
法、サンドイッチ法等が知られている。競合法は、第1
図に示すように、不溶性の担体1にサンプル中の被検物
質と抗原抗体反応を起す抗体または抗原を予め固定化
し、この担体(担体試薬)1とサンプルおよびその被検
物質2と同一物質に酵素標識した標識試薬3との抗原抗
体反応を行なわせ、その後洗浄を行なって抗原抗体反応
により担体1に競合して結合した被検物質2および標識
試薬3と、結合していないそれらとをB・F分離してか
ら、標識試薬3中の標識酵素と反応する発色試薬(標識
測定用試薬)を加えて反応させた後その反応液を比色測
定して標識酵素の酵素活性を求めて被検物質2を定量す
るものである。また、サンドイッチ法は、第2図に示す
ように、競合法と同様にサンプル中の被検物質と抗原抗
体反応を起す抗体または抗原を予め固定化した不溶性の
担体5(担体試薬)を用い、先ずこの担体5とサンプル
との抗原抗体反応を行なわせてサンプル中の被検物質6
を担体5に結合させ、次に洗浄を行なってB・F分離し
た後、その担体5に被検物質6と抗原抗体反応を起す物
質を酵素で標識した標識試薬7を作用させて抗原抗体反
応を行なわせ、その後再び洗浄を行なってB・F分離し
てから標識試薬7中の標識酵素と反応する発色試薬(標
識測定用試薬)を加えて反応させた後、その反応液を比
色測定して標識酵素の酵素活性を求めて被検物質6を定
量するものである。なお、サンドイッチ法においては、
担体5、サンプルおよび標識試薬7を同時に反応させて
もよく、この場合にはB・F分離が1回となる。
上述したようにヘテロジニアス酵素免疫分析法において
は、1つの被検物質の分析中に少く共1回のB・F分離
が必要となり、また抗原抗体反応を行なわせる反応容器
を繰返し使用する場合には、あるサンプルの分析終了後
次のサンプルの分析開始に先立って反応容器を洗浄する
工程が加算されることになる。このように、1つの被検
物質の分析にB・F分離を含む少なく共2回の洗浄工程
を必要とする酵素免疫分析法を自動化するにあたって
は、各洗浄工程毎に専用の洗浄装置を配置することも考
えられるが、このようにすると装置が大形かつ複雑、高
価になる不具合がある。このような不具合は、マーカを
用いる上述した放射免疫分析法、螢光免疫分析法等を自
動化する場合でも同様に生じるものである。
本願人は上述した不具合を解決し、小形で、構成が簡単
でかつ安価な分析装置によって容易に実施できる免疫学
的自動分析方法として、特開昭59−135367号公
報において反応容器を、該反応容器に収容したサンプル
中の被検物質の分析中に、エンドレス状に構成した反応
ライン中に設けた洗浄装置に循環搬送して、B・F分離
を含む洗浄を少く共2回行なうと共に反応容器へのサン
プルの分注を連続的に行なうようにしたものを提案して
いる。また、このような自動分析方法を実施する装置と
して、ターンテーブル上に多数の反応容器を円周状に設
け、各サンプルについてターンテーブルが2回または3
回回転することによって分析を行なうようにしたものも
提案している。このような自動分析装置においては、担
体、サンプル、各種の試薬をそれぞれ所定の位置におい
て各反応容器に対して所定の順序で投入、分注するが、
装置の動作中に試薬が不足したり、その分注器等が故障
して所要の分析操作が行なわれない場合がある。このよ
うな試薬不足や装置の以上が発生したときの処置として
は、例えば従来の生化学分析装置のようにその後のサン
プル分注は行なわず、全ての反応容器が空になるまで既
にサンプルを分注した反応容器に対してそのまま分析を
続行させるか、あるいは異常が発生した時点で装置の運
転を一旦停止し、その以上を解消してから運転を再開す
ることが考えられる。しかし、前者の場合においては、
例えば発色試薬の分注に異常が発生したときは、そのま
ま分析を続行しても以後発色試薬を分注すべき反応容器
に対しては適正な分析が行なわれないため、既に消費さ
れた担体、サンプルや標識試薬等が無駄になると共に、
異常発生後に分注される標識試薬も無駄になってしま
う。また、後者の場合においては運転を一旦停止させる
ため、所定の反応時間が確保されず、したがって正確な
分析結果が得られなくなり、結局前者の場合と同様に既
に消費された担体、サンプル、試薬が無駄になってしま
う。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した不具合を解決し、標識試薬ま
たは標識測定用試薬の不足が発生しても、全ての試薬お
よび反応容器に無駄を生じることなく、常に信頼性の高
い分析結果が得られる免疫学的自動分析方法を提供しよ
うとするものである。
(発明の概要) 本発明は、所定の抗体または抗原を固定化した担体試薬
と、所定の抗体または抗原を所定の物質で標識した標識
試薬と、その標識物質の存在を測定するための標識測定
用試薬とをそれぞれ所定の試薬容器に収容し、複数の反
応容器を所定の試薬分注位置および洗浄位置にそれぞれ
所定のタイミングで順次搬送して、所定のサンプルと試
薬とを反応させると共に、前記担体試薬に結合した抗体
または抗原と、結合していない抗体または抗原とを分離
するB・F分離を含む洗浄を行ってサンプル中の被検物
質を免疫学的に自動的に分析するにあたり、 少なくとも前記担体試薬とサンプルとを反応容器内に分
注して抗原抗体反応を行わせた後、前記標識試薬または
標識測定用試薬の不足が発生したとき、当該標識試薬ま
たは標識測定用試薬の分注が既に正常に行われた反応容
器に対しては、そのまま分析操作を続行させ、それ以外
の反応容器に対しては、前記所定の洗浄位置でB・F分
離を行って洗浄液を残した状態で、以後の分析操作を中
断させると共に、前記不足した標識試薬または標識測定
用試薬の補充後に、その直前のB・F分離を含む残りの
分析操作を再開させることを特徴とするものである。
(実施例) 第3図は本発明の方法を実施する酵素免疫自動分析装置
の一例の構成を示す線図であり、第2図に示したサンド
イッチ法を採用するものである。本例では、反応容器と
して第3図中にその一つを斜視図で示すように大口部11
aおよび小口部11bを有するU字管11を25個用い、これら
を反応管ディスク12の同一円周上に等間隔に保持する。
反応管ディスク12はU字管11を恒温槽10(第4図)に浸
しながら矢印で示す方向に所定のピッチ(例えば15秒)
で間欠的に回動させる。この反応管ディスク12の間欠的
回動によるU字管11の停止位置を符号S〜S25で示
す。本例では停止位置SにあるU字管11に、サンプル
分注装置13によりサンプラ14の所定のサンプル吸引位置
にあるサンプルカップ15からサンプルを選択的に分注す
る。なお、サンプラ14としては任意の形式のものを用い
ることができるが、本例では各々が10個のサンプルカッ
プを保持する多数のラック14aを並べて保持し、左側の
列のラックは第3図において下方へ順次移動させてサン
プル分注装置へ搬送し、分注を終ったサンプルカップを
保持する右側の列のラックは上方へ移動させる。サンプ
ル分注位置にあるラックは反応管ディスク12の回動と同
期して矢印Sの方向へ間欠的に移動させる。このラック
に保持した総てのサンプルの分注が終了したらこのラッ
ク右側のラック列の下側に送られ、左側の列の一番下側
にあるラックが次にサンプル分注位置に送られる。この
ようにした順次のサンプルを所定のピッチで連続的にサ
ンプル分注位置に送ることができる。
反応管ディスク12の停止位置SにあるU字管11には第
1試薬分注装置16により第1試薬タンク17内に収容され
ている緩衝液を選択的に分注する。また、この第1試薬
タンク17には、一回の分注に必要な緩衝液が収容されて
いるか否かを検知するための検知手段を設け、この検知
手段が一回分の分注に必要な緩衝液の不足を検知したと
きは、これによって警報を発すると共に、その情報を装
置全体の動作を制御するためのコントローラに供給す
る。なお、緩衝液の不足を検出する手段は、公知のも
の、例えば電極を用いての導通・不導通による電気的な
検知手段や、光源および受光素子を用いる光学的な検知
手段等を用いることができる。
停止位置SにあるU字管11には第2試薬分注装置18に
より第2試薬タンク19内に収容されているサンプル中の
被検物質に応じた酵素標識試薬を選択的に分注する。こ
の第2試薬タンク19にも、一回の分注に必要な酵素標識
試薬が収容されているか否かを検知するための、上述し
たと同様な検知手段を設ける。
また、停止位置SのU字管11には第3試薬分注装置20
により第3試薬タンク21内に収容されている発色試薬を
選択的に分注する。この第3試薬タンク21にも、一回の
分注に必要な発色試薬が収容されているか否かを検知す
るための、上述したと同様な検知手段を設ける。
更に、停止位置SにあるU字管11にはその大口部11a
から担体投入装置22により、そこに多数収容されている
プラスチック等の合成樹脂やガラスビーズ等の不溶性の
担体23を1個選択的に投入する。この担体投入装置22に
は、担体を貯蔵するホッパ22a(第4図)内の担体の有
無を検知するための、例えば光学的な検知手段を設け
る。なお、担体23はU字管11の大口部11aから容易に出
し入れでき、かつ小口部11bには入らない大きさとし、
その表面には上述したようにサンプル中の被検物質と抗
原抗体反応を起す抵抗または抗原を予め固定化してお
く。
また、停止位置S20にあるU字管11からは、これに収容
されている反応液を比色装置24に選択的に吸引し、停止
位置S23にあるU字管11からは、これに収容されている
担体23を担体排出装置25により選択的に取出して排出す
る。更にまた、停止位置S25にあるU字管11には洗浄装
置26により、洗浄液タンク26a(第4図)内に収容され
ているイオン交換水、免疫分析用緩衝液、生理食塩水な
どの洗浄液を選択的に注入排出してB・F分離やU字管
11の洗浄を行なう。
次に、第3図に示す酵素免疫学的自動分析装置の動作を
第4図および第5図をも参照しながら説明する。
本例ではサンドイッチ法により分析を行なうものであ
り、各サンプルについて見ると反応管ディスク12が3回
転して分析が完了するものである。すなわちB・F分離
を2回行なうと共にU字管を繰返し使用するための洗浄
を1回行なうものである。
反応管ディスク12の1回転目においては、先ず停止位置
にあるU字管11に第4図に示すように担体投入装置
22から1個の担体23を、その大口部11aから投入する。
この停止位置Sでは同時に第1試薬分注装置16により
緩衝液が所定量分注される。この反応管11は3ピッチ送
られた後、停止位置Sにおいてサンプル分注装置13に
よりサンプルが所定量分注される。これにより抗原抗体
反応が開始される。1回転目の最後にこの反応管は停止
位置S25に到達し、ここで洗浄装置26により洗浄が行な
われ、第1回目のB・F分離が行なわれる。第5図にお
いては当該サンプルに対して行なわれる動作タイミング
を左下がりの斜線で示してある。
次に反応管ディスク12は2回転目に入り、停止位置S
において当該U字管11内に第2試薬分注装置18により酵
素標識試薬が所定量分注されて第2の反応が開始され、
この2回転目の最後の停止位置S25において洗浄装置25
により第2回目のB・F分離が行なわれる。
さらに反応管ディスク12は3回転目に入り、停止位置S
において、このU字管内に第3の試薬分注装置20によ
り発色試薬が所定量分注されて第3の反応が開始され、
停止位置S20においてU字管11内の検液が比色装置24の
ポンプ24aにより吸引されて比色セル24bへ導かれ、ここ
で光源24cからフィルタ24dを経て放射される所定の波長
の光を比色セル24bに通して受光装置24eで受光すること
により比色測定が行なわれる。次に3ピッチ回転する
と、停止位置S23において担体排出装置25によりU字管
11内に残っている担体23が除去される。3回転目の最後
の停止位置S25において、U字管11は洗浄装置26により
洗浄され、次のサンプルに対する分析に繰返し使用され
る。第5図においては、次のサンプルに対する動作タイ
ミングを右下がりの斜線で示してある。
洗浄装置26による洗浄は、U字管11の大口部11aから洗
浄液をシャワー状に間欠的に注入すると共に廃液ポンプ
により小口部11bから吸引排出して行なうことができ
る。第4図に示すように洗浄装置26には洗浄液タンク26
a、洗浄液供給ポンプ26b、ノズル26c、廃液容器26d、減
圧ポンプ26eなどが設けられている。また、担体投入装
置22は、同じく第4図に示すように多数の担体23を貯蔵
するホッパ22a、ホッパから担体23を1個づつ分離して
供給するように担体落下通路に対して交互に挿脱する2
枚のプレートを有するゲート装置22bなどが設けられて
いる。一般に担体23は緩衝液で湿潤された状態でホッパ
22a内に保持されている。さらに担体排出装置25はノズ
ル25aをU字管11の大口部11aに降下させ、吸引ポンプ25
bを作動させて担体23を吸引によりノズル先端に吸着さ
せて取出すものであるが、アームをU字管の大口部中に
降下させ、担体23を把んで取出したりすることもでき
る。
以上の動作説明は各分析操作が正常に行なわれている場
合であるが、本実施例ではある分析操作に異常が発生し
たときは、装置を停止させることなく、サンプルが分注
されたU字管11のうち当該分析操作が正常に行なわれた
U字管11に対してはそのまま分析操作を続行させ、それ
以外のU字管11に対してはB・F分離を行なった状態を
維持させて異常の解消後に当該分析操作を含む残りの分
析操作を続行させる。すなわち、ホッパ22a内の担体23
が無くなったり、また第1試薬タンク17内の緩衝液が一
回の分注に不足することが各検知手段によって検知され
たときは、それによって警報を発すると共に、その時点
で停止位置SにあるU字管11以降のU字管11に対し
ては担体投入および緩衝液分注を含む全ての分析操作を
行なわず、既に担体投入および緩衝液分注を行なったU
字管11に対してのみ一連の分析操作を続行させ、ホッパ
22aへの担体23の装填、また第1試薬タンク17への緩衝
液の補充後に、これら担体23の投入および緩衝液の分注
が可能なU字管11が停止位置Sにきたときに、それら
の投入および分注を行なって一連の分析操作を行なわせ
る。
また、第2試薬タンク19内の酵素標識試薬が一回の分注
に不足することがその検知手段によって検知されたとき
は、それによって警報を発すると共に、その時点で既に
酵素標識試薬を分注したU字管11に対してはそのまま正
常な分析操作を続行させ、それ以降のU字管11のうち停
止位置Sで酵素標識試薬の分注を行なうべきU字管11
に対しては停止位置S25での第1反応のB・F分離にお
いて洗浄液を排出せず担体が洗浄液に浸った状態を保持
させて酵素標識試薬の補充後に、これらのU字管11に対
してその直前のB・F分離を含む残りの分析操作を続行
させる。なお、本例ではこの試薬分注の異常が発生して
からそれが解除されるまでの間は、停止位置Sでの担
体、緩衝液の投入、分注操作は行なわないと共に、停止
位置Sでのサンプル分注操作は既に担体、緩衝液の投
入、分注操作が行なわれたものに対してのみ行ない、異
常の解除後にこれらの分析操作を所要のU字管11に対し
て行なうようにして、上述した正常動作での分析を行な
う。
更に、第3試薬タンク21内の発色試薬が一回の分注に不
足することがその検知手段によって検知されたときは、
上述した酵素標識試薬の不足の場合と同様に作動させ
る。すなわち、不足の検知によって警報を発すると共
に、その時点で既に発色試薬を分注したU字管11に対し
てはそのまま正常な分析操作を続行させ、それ以降のU
字管11のうち停止位置Sで発色試薬の分注を行なうべ
きU字管11に対しては停止位置S25での第2反応のB・
F分離において洗浄液を排出せず担体が洗浄液に浸った
状態を保持させて発色試薬の補充後に、これらのU字管
11に対してその直前のB・F分離を含む残りの分析操作
を続行させる。なお、この発色試薬分注の異常が発生し
てからそれが解除されるまでの間は、上述した酵素標識
試薬の分注異常の場合と同様、停止位置Sでの担体、
緩衝液の投入、分注操作は行なわないと共に、停止位置
でのサンプル分注操作は既に担体、緩衝液の投入、
分注操作が行なわれたものに対してのみ行ない、異常の
解除後にこれらの分析操作を所要のU字管11に対して行
なうようにして、上述した正常動作での分析を行なう。
このように本実施例によれば、担体23、緩衝液、酵素標
識試薬、発色試薬が不足しても、サンプルの分注を受け
たU字管11のうち、試薬の不足が発生する前に当該試薬
が既に正常に分注されたU字管についてはそのまま分析
が続行され、またその後当該試薬を分注すべきU字管11
につていはB・F分離を行って洗浄液を残した状態が維
持され、不足の解除後にB・F分離による洗浄液の排出
および当該試薬の分注を含む残りの分析操作が続行され
るから、担体、サンプル、各種試薬を無駄にすることが
ないと共に、第1〜第3の各々の反応も所定の時間とす
ることができ、常に信頼性の高い分析結果を得ることが
できる。
なお、本発明は上述した例にのみ限定されるものではな
く、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上述
した実施例では、酵素標識試薬、発色試薬の不足が発生
したときは、それが解除されるまでの間は担体、緩衝液
の投入、分注を行なわれないようにしたが、それらの分
析操作、したがってサンプルの分注操作も行なうように
することもできる。また、上述した実施例では担体、各
種試薬の不足についても説明したが、装置のトラブル、
例えば担体投入装置22、各試薬の分注装置16,18,20が
故障した場合にも同様の制御が可能である。更に、上述
した実施例ではサンドイッチ法による酵素免疫分析を行
なっているが、競合法による分析にも同様に適用するこ
とができると共に、マーカとして放射性同位元素を用い
る放射免疫分析、マーカとして螢光物質を用いる螢光免
疫分析などにも同様に適用することができる。また、反
応容器は必ずしもディスク上に保持する必要はなく、例
えばスネークチェーンやゴンドラ方式の搬送装置を用い
ることもできる。更に上述した例では最終的に得られる
検液を比色セルに導いて比色測定を行なったが、透明な
反応容器を用い、検液が反応容器内に存在する状態で比
色測定を行なうダイレクト測光方式を採用することもで
きる。この場合、反応容器内に残存する担体が測光の妨
げとなるような場合には測光前に担体を取除くこともで
きる。また、このようなダイレクト測光方式を採る場合
には、測光後担体を検液と共に排出できるので担体排出
装置が簡単となる。更に上述した実施例においては洗浄
装置を1個設けたが複数個設けることもできる。例えば
第3図に示す実施例において、洗浄装置26と直径的にほ
ぼ対向する位置に第2の洗浄装置を設けることもでき
る。このようにしても洗浄装置を3個設けるものに比べ
れば装置は簡単かつ小形になる効果は得られる。更に上
述した実施例では反応容器は繰返し使用するようにした
が、このことも必ずしも必要ではなく、分析に使用した
反応容器を使い捨てとすることもできる。また、上述し
た実施例ではすべてのサンプルについて同一の測定項目
の分析を行なうようにしたが、一つの反応ラインで、あ
るいは複数の反応ラインを設けて同時に多項目の分析を
行なうようにすることもできる。更に、各種分注位置、
担体の投入、排出位置、比色測定位置なども上述した実
施例に限定されるものではなく、種々の変更が可能であ
る。また、上述した例では攪拌については何んら述べて
いないが、適当な攪拌機構を適当な停止位置に設けるこ
とができる。例えばU字状の反応管を用いる場合にはそ
の小口部からエアを送給することにより攪拌することが
できる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の免疫学的自動分析方法にお
いては、少なくとも担体試薬とサンプルとを反応容器内
に分注して抗原抗体反応を行わせた後、標識試薬または
標識測定用試薬の不足が発生したときは、当該試薬の分
注操作を受けていない反応容器に対しては、B・F分離
を行って抗原抗体反応を停止させると共に、該反応容器
内に洗浄液を残した状態で、以後の分析操作を中断さ
せ、不足した試薬の補充後に、その直前のB・F分離を
含む残りの分析操作を再開するようにしたので、全ての
試薬および反応容器を無駄にすることなく、しかも所定
の反応時間を確保でき、常に信頼性の高い分析結果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は競合法による酵素免疫分析の過程を示す線図、 第2図はサンドイッチ法による酵素免疫分析の過程を示
す線図、 第3図は本発明による分析方法を実施する自動分析装置
の一例の構成を示す線図、 第4図は同じくその順次の動作を示す図、 第5図は同じくその各部の動作を示すタイミングチャー
ト図である。 11……U字管、12……反応管ディスク 13……サンプル分注装置 14……サンプラ、15……サンプルカップ 16,18,20……試薬分注装置 22……担体投入装置、23……担体 24……比色装置、25……担体排出装置 26……洗浄装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の抗体または抗原を固定化した担体試
    薬と、所定の抗体または抗原を所定の物質で標識した標
    識試薬と、その標識物質の存在を測定するための標識測
    定用試薬とをそれぞれ所定の試薬容器に収容し、複数の
    反応容器を所定の試薬分注位置および洗浄位置にそれぞ
    れ所定のタイミングで順次搬送して、所定のサンプルと
    試薬とを反応させると共に、前記担体試薬に結合した抗
    体または抗原と、結合していない抗体または抗原とを分
    離するB・F分離を含む洗浄を行ってサンプル中の被検
    物質を免疫学的に自動的に分析するにあたり、 少なくとも前記担体試薬とサンプルとを反応容器内に分
    注して抗原抗体反応を行わせた後、前記標識試薬または
    標識測定用試薬の不足が発生したとき、当該標識試薬ま
    たは標識測定用試薬の分注が既に正常に行われた反応容
    器に対しては、そのまま分析操作を続行させ、それ以外
    の反応容器に対しては、前記所定の洗浄位置でB・F分
    離を行って洗浄液を残した状態で、以後の分析操作を中
    断させると共に、前記不足した標識試薬または標識測定
    用試薬の補充後に、その直前のB・F分離を含む残りの
    分析操作を再開させることを特徴とする免疫学的自動分
    析方法。
JP59238552A 1984-11-14 1984-11-14 免疫学的自動分析方法 Expired - Lifetime JPH0664069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59238552A JPH0664069B2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14 免疫学的自動分析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59238552A JPH0664069B2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14 免疫学的自動分析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117455A JPS61117455A (ja) 1986-06-04
JPH0664069B2 true JPH0664069B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=17031936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59238552A Expired - Lifetime JPH0664069B2 (ja) 1984-11-14 1984-11-14 免疫学的自動分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0664069B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2656564B2 (ja) * 1988-08-26 1997-09-24 株式会社日立製作所 免疫分析方法
JP4083339B2 (ja) * 1999-03-30 2008-04-30 オリンパス株式会社 分析装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56154664A (en) * 1980-05-01 1981-11-30 Olympus Optical Co Ltd Driving control of automatic chemical analytical device
JPS59135367A (ja) * 1983-01-24 1984-08-03 Olympus Optical Co Ltd 免疫学的自動分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61117455A (ja) 1986-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0690211B2 (ja) 免疫学的分析装置およびその方法
JP3372544B2 (ja) 自動化学分析方法および装置
JP3521144B2 (ja) 自動連続ランダム・アクセス分析システムおよびその構成要素
JP3384567B2 (ja) 自動連続ランダム・アクセス分析システム
EP0089346B1 (en) Automated immunoassay system
US5175086A (en) Method for effecting heterogeneous immunological analysis
JP3535144B2 (ja) 自動連続ランダムアクセス分析システムおよびその構成要素
JP2884604B2 (ja) 自動免疫測定装置及びその使用方法
EP0301743B1 (en) Analyzer with wash station separate from incubator
JPH07505474A (ja) ホモジニアス試薬を提供する方法
JP2970114B2 (ja) 自動分析装置
JPS62148858A (ja) 自動免疫測定装置
JPS59147267A (ja) 免疫学的自動分析方法およびこれに用いる反応容器
JPH0577981B2 (ja)
JPH0656383B2 (ja) 酵素免疫学的自動分析装置
JPH0664069B2 (ja) 免疫学的自動分析方法
JPH0688828A (ja) 免疫自動分析装置
JPH0619358B2 (ja) 免疫学的自動分析方法
JP3001994B2 (ja) 自動分析装置
JP2533843B2 (ja) 免疫学的分析に用いられる担体収納容器
JPH0756490B2 (ja) 免疫学的自動分析方法
JPH061274B2 (ja) 免疫学的自動分析方法
JPH0471182B2 (ja)
JPS61258171A (ja) 免疫学的自動分析方法および装置
JPS6324157A (ja) 酵素免疫自動測定機