JPH0663B2 - ミエロペルオキシダーゼの調整方法 - Google Patents

ミエロペルオキシダーゼの調整方法

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JPH0663B2
JPH0663B2 JP5021189A JP5021189A JPH0663B2 JP H0663 B2 JPH0663 B2 JP H0663B2 JP 5021189 A JP5021189 A JP 5021189A JP 5021189 A JP5021189 A JP 5021189A JP H0663 B2 JPH0663 B2 JP H0663B2
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myeloperoxidase
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バリ ラースロー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/0004Oxidoreductases (1.)
    • C12N9/0065Oxidoreductases (1.) acting on hydrogen peroxide as acceptor (1.11)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/26Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
    • C12Q1/28Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase involving peroxidase

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒト白血球を精製し、かつ活性化させ、得ら
れた細胞生成物の分解及び抽出を行ない、最後に精製を
行なうことにより、ミエロペルオキシダーゼを調製する
新規な方法に関する。
この方法の特徴は、インターフェロンまたはインターロ
イキンをつくるために使用された軟膜を出発材料として
用いること、カルボキシメチル調整細孔ガラス(CM-CPG
と略称する)充填によるクロマトグラフ法を適用するこ
とである。
(従来の技術) ミエロペルオキシダーゼは、心筋梗塞の診断用薬として
使用される。梗塞程度は、組織のミエロペルオキシダー
ゼ量に比例している。
酵素のこのような使用法が、ジャーナル・オブ・カーデ
ィオヴァスキュラー・ファーマコロジー(J.of Cardiov
ascular Pharmacology),1154〜1160ページ(1985
年)に記載されている。
炎症性疾患とミエロペルオキシダーゼ濃度との相関関係
が、ブラッド(Blood),60巻,第3号(1982年)に報
告されている。
ミエロペルオキシダーゼの調製法が、アーカイヴス・
オブ・バイオケミストリー・アンド・バイオフィジクス
(Archives of Biochem.and Biophys.)245,(1)167〜173
ページ(1986年),およびバイオケミストリー(Biochem
istry),(9),1234〜1238ページ(1964年)に記載さ
れている。
これらの方法には、活性化物質が全く使用されていな
い。
(発明の要約) 本発明は、とりわけ、インターフェロンまたはインター
ロイキン-2をつくるために使用された軟膜を、ミエロペ
ルオキシダーゼの誘導に必要な白血球懸濁液を調製のた
めの出発材料として用いると効果的であるという認識に
基づいている。
本発明は、ヒト白血球を精製し、かつ活性化させ、得ら
れた細胞生成物の分解及び抽出を行なってから、精製す
ることにより、ミエロペルオキシダーゼを調製する方法
に関する。
この方法は、インターフェロンまたはインターロイキン
をつくるために使用された軟膜を出発材料として用いる
段階と、センダイウイルスもしくはコンカナバリンA、
植物凝集素、レンズマメレクチンまたはCa2+イオノフォ
アを活性化剤として用いる段階と、カルボキシメチル調
整細孔ガラス充填式のクロマトグラフ法を適用する段階
とからなっている。
ヒト白血球インターフェロンの調製は、ハンガリー国特
許第182,209号明細書に記載されている。
(実施例) 以下、白血球の精製、活性化および分解、得られた細胞
生成物の抽出、並びに酵素精製について、実施例に基づ
き説明する。ただし、この実施例は、本発明を制約する
ものではない。
実施例1 白血球の精製 全血の分離によって得られる白血球リッチな画分である
いわゆる「軟膜」を、出発材料として用いる。軟膜は、
約40ml中に1.4×109の白血球を含んでいる。濃縮された
軟膜は、10ml単位で市販されている。
軟膜は、白血球のほかに、赤血球や血漿を含んでいる。
それらを、白血球を精製過程で取り除かなければならな
い。
軟膜(それぞれ、4000mlもしくは1000ml)100部に対
し、0±4℃の3倍量の0.38%塩化アンモニウム溶液を
加え、その溶液を、氷冷しながら10分間放置する。
次に、1400rpmで20分間の遠心分離により、懸濁液中の
細胞を沈澱させ、上澄み液を別の容器に移し、残った細
胞部分を、PBS(リン酸緩衝溶液)約400ml中に再懸濁す
る。
このようにして、3×108〜4×108細胞/mlの濃度の細胞
懸濁液約500mlが得られる。
PBSの組成は、次の通りである。
mg/l 塩化ナトリウム 8,800 塩化カリウム 220 リン酸水素二ナトリウム・12H2O 3,500 リン酸二水素ナトリウム・H2O 224 pH=7.2〜7.4 塩化アンモニウムによる処理を繰り返す。ただし、1部
/volの細胞懸濁液に対し、9部/Volの0.83%塩化アンモ
ニウム懸濁液を加える。
得られた細胞を、PBS400ml中に再懸濁させると、約500m
lの細胞懸濁液が得られる。
実施例2 活性化 活性化処理により、細胞が賦活させ、ミエロペルオキシ
ダーゼを生成させる。
約1.4×1011の細胞を含む白血球懸濁液500mlを、次の組
成からなる栄養溶液10000mlに加える。
mg/l 塩化カルシウム 200 硝酸第二鉄・9H2O 0.1 塩化カリウム 400 リン酸マグネシウム・7H2O 200 塩化ナトリウム 6400 炭酸水素ナトリウム 2000 リン酸二水素ナトリウム・H2O 120 グルコース 4500 フェノールレッド 10 アガマ血清 1000 100HE/mlのセンダイウイルス15mlを用いて、活性化を行
なう。系を、37℃にて15〜20時間撹拌する。
培養後、200×g、30分間の遠心分離により、栄養溶液
の細胞を移行させる。上澄み液を捨て、細胞部分をPBS
に懸濁させると、500mlの懸濁液が得られる。
実施例3 白血球の分解と分離 分解は、細胞からミエロペルオキシダーゼを得るために
行なう。
細胞懸濁液を、−70℃で凍結させ、室温で融解させる。
これを7回続けて行なうことにより、細胞は分解し、酵
素は溶液へ移行する。20000×g、60分の遠心分離によ
り、酵素を含んでいる溶液から、細胞片を分離する。
実施例4 ミエロペルオキシダーゼの精製 限外濾過による低分子物質の分離: 「カットオフ」値100000の中空繊維が詰められ、分子量
100000ダルトン以上の分子を捕捉することができ、かつ
低分子量のものを通過させることができるAMICON DC-4
型限外濾過装置を用いて、抽出物を濾過する。
活性化酵素は、分子量100000以上の画分中に入ってい
る。酵素を含んでいる画分の量を約200mlに調整する。
pH変化による不純物の沈殿: 0.1Mクエン酸カリウム溶液(pH=4)200mlを、上記の2
00ml画分に加えて、pH値4.1の溶液400mlを得る。pH変化
の作用で、一部の蛋白質不純物が沈殿する。7000×g、
30分間の遠心分離により沈殿物を移行させると、酵素を
含む約350mlの上澄み液が得られる。
CM-CPG充填剤によるクロマトグラフィー: (a)吸 着 350ml、pH値4.5の酵素含有画分液を、20mlのCM-CPG充填
のC16/20カラムに100ml/hの流量で押し流す。カラムの
底量から流出した溶液を、吸着効率を上げるために再循
環させる。
吸着は、0〜4℃の範囲で一晩かけて行なう。
(b)洗浄I 0.1Mクエン酸カリウム溶液(pH=4)60mlを用いて、充
填剤を洗う。
カラムから流出した液には、活性酵素は認められず、そ
の液は捨てる。
(c)洗浄II PBS溶液60mlで充填剤を洗浄し、使用後の洗浄液は捨て
る。
(d)溶 離 1.5M塩化ナトリウム及び0.5Mトリスを含有する溶液(pH
=8.2)を用いて、カラムからミエロペルオキシダーゼ
を溶離させる。
活性化物は、約20mlの量ではっきりした単一画分になっ
ている。
ウルトラゲルAcA54充填剤によるクロマトグラフィー: CM-CPGカラムから得られた20mlの酵素含有画分液を、18
00mlのウルトラゲルAcA54充填剤を詰めたK50/100カラム
にかけ、2M NaCl/PBS溶液で展開させる。
分子量6040〜8040の画分中に、ミエロペルオキシダーゼ
が純粋な状態で得られる。対応する画分の選択ができる
よう、標準分子量を用いて、コラムを予め補正してお
く。
このようにして得られた生成物は、平均して2000Uの活
性を有している。生成物の純度を特徴づける蛋白質の活
性度は70〜100U/mgであり、50U/mlの濃度である。
ミエロペルオキシダーゼの量の決定: 酵素の量は、通常、活性量に基づく酵素のユニットで表
わす。
pH6.00の媒体中、25℃で1分間に1μM過酸化水素を分
解する酵素の量が、1ユニットを意味する。
過酸化水素の分解量は、分光測光法にかけて調べること
ができる。この方法に関しては、ジー・アラン(G.Al
lan)らが、〔J.Cardiovasc.Pharm.7,1154〜1160ペ
ージ(1985年)〕に詳述している。
実施例5 活性化剤として、センダイウイルスの代わりに15μg/ml
のコンカナバリンAを用いたこと以外、実施例2に記載
の要領に従って処理する。
実施例6 活性化剤として、センダイウイルスの代わりに10μg/ml
の植物凝集素を用いたこと以外、実施例2に記載の要領
で行なう。
実施例7 活性化剤として、センダイウイルスの代わりに30μg/ml
のレンズマメレクチンを用いたこと以外、実施例2に記
載の容量で行なう。
実施例8 活性化剤としてCa2+イオノフォアを用いたこと以外、実
施例2に記載の容量で行なう。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒト白血球を精製し、かつ活性化させ、得
    られた細胞生成物の分解及び抽出を行なってから、精製
    することにより、ミエロペルオキシダーゼを調製する方
    法において、 インターフェロンまたはインターロイキンをつくるため
    に使用された軟膜を、出発材料として用いる段階と、 センダイウイルス、コンカナバリンA、植物凝集素、レ
    ンズマメレクチン、またはCa2+イオノフォアを、活性化
    剤として用いる段階と、 カルボキシメチル調整細孔ガラス充填によるクロマトグ
    ラフ法を適用する段階とからなることを特徴とするミエ
    ロペルオキシダーゼの調製方法。
JP5021189A 1988-03-04 1989-03-03 ミエロペルオキシダーゼの調整方法 Expired - Lifetime JPH0663B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
HU2251-1051/88 1988-03-04
HU105188A HU204081B (en) 1988-03-04 1988-03-04 Process for producing myeloperoxidase enzyme

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JPH01269491A JPH01269491A (ja) 1989-10-26
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