JPH0663747B2 - 原稿サイズ検知方法 - Google Patents

原稿サイズ検知方法

Info

Publication number
JPH0663747B2
JPH0663747B2 JP60225047A JP22504785A JPH0663747B2 JP H0663747 B2 JPH0663747 B2 JP H0663747B2 JP 60225047 A JP60225047 A JP 60225047A JP 22504785 A JP22504785 A JP 22504785A JP H0663747 B2 JPH0663747 B2 JP H0663747B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
level
output
comparator
reference level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60225047A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6283605A (ja
Inventor
俊樹 安西
宏 佐々木
憲英 国川
和幸 扇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP60225047A priority Critical patent/JPH0663747B2/ja
Priority to DE8686307778T priority patent/DE3679630D1/de
Priority to US06/916,725 priority patent/US4713550A/en
Priority to EP86307778A priority patent/EP0220022B1/en
Publication of JPS6283605A publication Critical patent/JPS6283605A/ja
Publication of JPH0663747B2 publication Critical patent/JPH0663747B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <技術分野> この発明は原稿等の用紙サイズを複数の光学センサを用
いて光反射または光透過によって検知する検知方法の改
良に関する。
<従来技術とその欠点> 電子写真複写機等においては、原稿の複写を行う場合、
原稿載置台に載置された原稿サイズを検知し、そのサイ
ズに応じた複写用紙を自動的に選択することが行われて
いる。
従来の原稿サイズの検知装置は、原稿載置台上に載置さ
れた原稿に対し、発光および受光素子を各原稿サイズに
応じて配置し、原稿からの反射光または透過光を受光素
子にて受光し、この受光素子の検出状態に応じてサイズ
検知を行うものである。第12図はその一例を表す回路図
である。このように、発光素子と受光素子はそれぞれ対
となっていて、受光素子の出力信号はコンパレータによ
って2個レベルに変換される。コンパレータを介した各
受光素子の出力信号の組合わせによって原稿サイズが判
別されている。このような従来の原稿サイズの検知装置
は、発光素子の光量や受光素子の出力レベルの特性、さ
らにこれらの素子を用いた回路の特性等によって検出信
号の信号レベルをマニュアルで調整する必要があった。
このため調整に手間がかかるだけでなく、装置の使用途
中において原稿載置台や発光素子および受光素子の光学
系の汚れや回路特性の変化等によって再調整が必要な場
合もあった。
<発明の目的> この発明の目的は、上記コンパレータのマニュアルによ
る調整を不要とし、必要に応じてその調整を自動的に行
うことを可能とした原稿サイズ検知方法を提供すること
にある。
<発明の構成および効果> この発明による原稿サイズ検知方法は、 載置台に載置される原稿のサイズを原稿が存在しない状
態で前記載置台を光透過して受光し、原稿が存在する時
に光が遮蔽されるように載置台付近に配置された発光素
子および受光素子を含む複数のセンサ部の出力レベルと
参照レベルをコンパレータにて比較し、このコンパレー
タの出力信号に基づいて原稿サイズを判別してなる原稿
サイズ検知方法において、 調整モードまたは原稿サイズ検知モードのいずれかを選
択し、 調整モード時は、前記コンパレータに入力する参照レベ
ルを徐々に一方向に変化させていき、その時のコンパレ
ータ出力を判別して参照レベルが原稿台上に原稿が載置
されていない時の前記センサ部の出力レベルに等しくな
る状態を求める第1ステップ、 該第1ステップにて求められた参照レベルと原稿が載置
されていない時の前記センサ部の出力レベルが等しいか
否かを前記コンパレータ出力を判別し確認する第2ステ
ップ、 該第2ステップにて前記センサ部の出力レベルが参照レ
ベルと等しくないと確認されると、該求められた参照レ
ベルの値より変化させ、原稿が載置されていない時の前
記センサ部の出力レベルに等しくなる状態を求めるため
に前記第1及び第2ステップを繰り返す第3ステップ、 該第2ステップにて前記センサ部の出力レベルが参照レ
ベルと等しいと確認されると、該参照レベルの一定の割
合の値を記憶部に記憶する第4ステップからなり、 原稿サイズ検知モード時は、前記載置台上に載置された
原稿のサイズを検知するために、前記調整モード時に記
憶部に記憶された値に基づいて前記コンパレータに入力
する参照レベルを設定し、該参照レベルと原稿の有無に
応じた前記センサ部からの出力レベルと比較する前記コ
ンパレータの出力による原稿サイズを判別することを特
徴とする。
以上のように構成された原稿サイズ検知方法によれば、
原稿サイズ検知モータにおいて、コンパレータに与える
べき参照レベルが最適値となって、センサ部の発光素子
と受光素子の特性上のバラツキあるいはセンサを駆動す
る回路特性のバラツキ等による影響がなくなる。また調
整モードにおいては載置台上に原稿を載置ことなく、参
照レベルの最適値が自動的に求められ、調整用のボリュ
ーム等によるマニアル調整が不要となると共にその回路
構成が簡単になるだけでなく、載置台や各センサ部の発
光素子と受光素子の光学的な汚れや各センサ部の電気的
特性に変化があったとしても、必要な時点で自動的に参
照レベルの最適値を設定できる。
ここで、調整モードにおいて、原稿が存在しない状態で
載置台を光透過させて発光及び受光素子による光による
受光光路が形成されるため、外乱光による影響を受けや
すくなるが、参照レベルを求める時に一義的に決定する
ことなく、求めた参照レベルにて、確認した上でコンパ
レータの参照レベルを設定するため、外乱光を考慮した
上での正確な値を設定できる。この場合、確認の結果が
否であれば、参照レベルの適性値を設定することなく、
再度参照レベルの適正値を求める動作をその参照レベル
の状態から変化させて行うため、この再確認時に初期の
調整状態に復帰することなく、調整モードをそのまま継
続して行えるため、調整モードに時間を費やすことはな
く、時間短縮を行える。
<実施例> 第1図はこの発明を適用した原稿サイズを検知するため
の回路構成を示す図である。図中LD,LD...LDNは発
光ダイオード、PD,PD...PDNはフォトダイオードで
ある。発光ダイオードLDとフォトダイオードPDは、
対を成し、特に原稿を押圧するための原稿カバーの開閉
状態を検知するために設けられている。発光ダイオード
LD〜LDNおよびこれと対応するフォトダイオードPD
〜PDNは、規定位置に載置される原稿サイズに応じて配
置され、原稿サイズの検知のために用いられる。
(a)発光および受光素子の配置関係 上記各発光ダイオードLDおよびフォトダイオードPDの配
置位置については、第2図および第3図にその一例を示
している。図中1は複写機本体の上部に設けた透明ガラ
ス板からなる原稿台で2は原稿カバー、3は原稿台1上
の規定位置に載置される原稿、4は原稿サイズに応じて
配置され、原稿の有無を検知するセンサである。このセ
ンサ4は先に説明した通り、発光ダイオードLDとフォト
ダイオードPDから構成されている。
上記原稿カバー2は、開閉動作に連動する反射板5が設
けられている。反射板5は、原稿カバー2とは別体に設
けられ、センサ4の発光ダイオードLDからの光を反射す
るのであって、原稿台1を覆うことのない大きさに形成
されている。また反射板5は、原稿カバー2の開閉に追
従して開閉されるが、角度θ以上開閉されれば、原稿カ
バー2がそれ以上の角度開けられても、角度θの状態に
維持されるよう構成されている。そして、反射板5は原
稿カバー2を閉じる際、原稿カバー2がある角度に達し
た時点まで角度θが維持され、これ以降は原稿カバー2
の動作にしたがって回動する。
上述のように構成された反射板5に対してセンサ4は、
発光ダイオードLDの光が反射板5の開成時に反射板5に
て反射され、フォトダイオードPDがその反射光を受光す
るように配置されている。第2図に示すように発光ダイ
オードLDは原稿カバー2の開閉を検知するものであっ
て、原稿台1上の載置原稿に関係しない位置に設けら
れ、これと対応して受光用のフォトダイオードPDが配
置されている。また、発光ダイオードLDは原稿台1上
のB5サイズの原稿を検知するために、LDはA4サイズの
原稿を検知するために、LDはB4サイズの原稿を検知す
るために、そしてLDはA3サイズの原稿を検知するため
にそれぞれ配置される。
(b)回路 センサ4は第1図に示すように発光ダイオードLDおよび
フォトダイオードPDがマイロプロセッサーからなるサブ
CPU6に接続されている。発光ダイオードLD〜LDNの各
カソード端子は駆動用のインバータ7を介してサブCPU6
の出力端子(以下Portともいう)Dのそれぞれに接続さ
れており、アノード端子は抵抗を介して接地されてい
る。また、フォトダイオードPD〜PDNの各カソード端
子は、サブCPU6のPortAにそれぞれ接続されている。こ
のフォトダイオードPD〜PDNのアノード端子は共通接
続され、フィルタ回路8を介してコンパレータ9の反転
入力端子に接続されている。コンパレータ9の非反転入
力端子は抵抗R2を介してサブCPU6のPortBに接続されて
いる。このPortBは後述するように128段階の出力電圧を
アナログ信号として出力可能な端子である。コンパレー
タ9の出力端子はサブCPU6のSin端子に接続され、サブC
PUはこのSin端子の状態を読込むことによってコンパレ
ータの比較結果を検出することができる。尚、抵抗R1と
R2はコンパレータ9のゲインを設定するために設けられ
ている。
サブCPU6は、発光ダイオードPD〜PDNを時分割的に駆
動し、この駆動中の発光ダイオードに対応する受光素子
であるフォトダイオードLD〜LDNの出力レベルに応じ
て変化するコンパレータ9の出力状態を読込む。
メインCPU10は複写機全体の制御を行う制御部であり、R
OM11に予め記憶されている制御プログラムにしたがって
処理を行う。RAM12はそのプログラムの実行に際してワ
ーキングエリアとして用いられるメモリであり、他のブ
ロックの電源が遮断された場合でも電池16によってその
記憶内容はバックアップされている。13はキー入力装置
であり、調整モードを指示するためき調整キーを含む。
17の表示部には調整モードであることを表すシンボル表
示体が設けられている。14はそのキー入力装置および表
示部とメインCPUとのインターフェイス回路である。15
はメインCPU10のI/O回路であり、上記サブCPU6の入
力端子Cに対して制御用コードを出力し、またサブCPU6
から紙サイズを表すデータや制御用のコード等を読込む
ために用いられる。
(c)動作手順 第4図は上記メインCPUの処理手順、第5図は上記サブC
PUの処理手順をそれぞれ表すフローチャートである。
(i)メインCPUの処理 メインCPUは第4図に示ように電源が投入された後、ま
ず各部のイニシャライズを行い、キーの読込みを行う
(n10→n12)。このキーの読込み処理は電源投入直後に
既に操作されているキーを読込む処理であり、このとき
調整キーが操作されていることを判別すれば、メインCP
UはサブCPU6に対して調整モードに移ることを指示する
制御コードを出力し、調整モードであることを表すシン
ボルを点滅させる(n14→n16→n18)。その後、サブCPU
6から出力されるコードを読込み、そのコードが終了コ
ードであるか否かの判別を行う(n20→n22)。サブCPU6
は調整モードにおいて、後述するように各センサの検知
レベルの調整を行った後、その調整が終わったことを表
す終了コードをメインCPU10へ出力するが、メインCPUは
サブCPU6からこの出力カードが出力されるまで待つ。そ
の後、通常の処理すなわちキーの読込みと原稿サイズの
読込みを行って、これらの内容に応じて処理を行う(n2
4→n26→n28)。ここでn26における原稿サイズの読込み
は、サブCPUのPortCに出力されている原稿サイズを表す
コードを読込むことによって行う。尚、サブCPUが調整
モードに移った後、サブCPUから読込んだコードがエラ
ーコードであれば調整モードを表すシンボルを消灯し、
対応するエラー表示を行う(n30→n32→n34)。
(ii)サブCPUの処理 サブCPUの処理は第5図に示すように電源投入後、イニ
シャライズを行い、メインCPUから出力されるコードを
読込む(n40→n42)。読込んだコードが上述の調整モー
ドに移る制御コードであれば、後述するように各センサ
の検知レベルの調整を行う(n44→n46)。そうでなけれ
ば通常の原稿サイズの検知を行う(n48)。
(iii)検知レベル調整 第6図は第5図のステップn46に示した各センサの検知
レベルの調整手順を表すフローチャートである。このモ
ードは、原稿台上に原稿を載置しないで、また原稿カバ
ーを開けた状態で行われる。まずPortDをすべてオフす
る。すなわちPortDの各端子を“L"レベルとすることに
よって発光ダイオードLDからLDNの全てが消灯状態と
なる。続いてPortCをリセットし、ポインタiをリセッ
トする(n52→n54)。次に、コンパレータの参照電圧を
表すメモリvに初期値v1を設定し、PortDとPortA
共に選択し、PortBにメモリvの内容に相当する参照電
圧を出力する(n56→n58→n60→n62)。このことによっ
て発光ダイオードLDが点灯し、フォトダイオードPD
がその光を受光し、コンパレータ9の反転入力端子にそ
の電圧を印加する。一方コンパレータ9の参照電圧とし
て電圧v1が非反転入力端子に入力される。ここで電圧v1
は発光ダイオードLDの発光量,フォトダイオードPDの出
力、反射板5の反射率および原稿台1の透過率等により
決められた値であり、コンパレータの出力が“H"レベル
となる条件よりも充分小さな値である。その後、Sin端
子のレベルを判別する。このときコンパレータ9の出力
は“L"レベルであるため、フラグF2をリセットするとと
もにコンパレータ9に加えるべき参照電圧vをΔvだけ
高い電圧に設定して、PortBから出力する(n66→n68→n
62)。このようにして参照電圧を徐々に上昇させ、コン
パレータ9の出力が“H"レベルになれはフラグF2をセッ
トして、もう一度その参照電圧で再確認を行う(n64→n
70→n72→n62)。この再確認の結果、Sinの端子がオフ
状態、すなわちコンパレータの出力が“L"レベルである
と確認された場合、先にセットされたフラグF2をリセッ
トし、参照電圧vをΔvだけで上昇させて、再度参照電
圧vの適正値を求めるための動作を繰り返す(n64→n66
→n68→n62)ことになる。従って、再確認行うことは、
一時的な出力変化にて、適正値を決定することによる誤
認を防止でき、常に適正な状態での値を求めることがで
きる。特に本発明によれば、原稿を検知する時に原稿カ
バーを開放した状態で、載置台を光透過させるため、外
乱光を受けやすく、その外乱光を考慮した参照レベル、
つまり参照電圧vの適正値を求めることができる点で特
に有効な手段といえる。
しかも、再確認の結果、参照電圧vを一方向に初期の状
態から徐々に上昇させることはなく、先に求めた値より
一方向に除去に上昇させるため、該調整モードの継続中
に行え調整に時間を費やすことはない。そして、この再
確認を行った上で、二度続けてSinの端子がオン状態す
なわちコンパレータの出力が“H"レベルとなれば、その
ときの参照電圧の(1/2x)倍の電圧をPortBから出力
し、Sinの状態を判別する(n74→n76)。上記参照電圧
vは発光ダイオードLDとフォトダイオードPDよりな
るセンサの検知レベルのしきい値ともいえる値であり、
v/2xはこのセンサの出力をコンパレータで実際に検出
するときの参照電圧である。ここで1/xはOHPやトレ
ーシングペーパー等の複写されるべき原稿のうち最も透
過率の高い原稿を原稿台に載置したとき、コンパレータ
の出力が“H"レベルとなるための乗数である。このよう
にセンサの出力が紙有り,紙無しの状態を判別すると
き、コンパレータに印加すべき参照電圧を、センサの検
知レベルに相当する参照電圧vと複写される原稿のうち
最も透過率の高い原稿を紙有りと検知するときの参照電
圧v/xの略中間の電圧v/2xとして設定する。このよ
うにして設定された参照電圧に対してコンパレータ9が
出力が“L"レベルとなることをチェックして、そのとき
の参照電圧に相当する値をi番目(この場合0番目)の
メモリMiに記憶する(n76→n78)。このメモリMはメイ
ンCPU側のメモリRAM12の所定領域に相当する。したがっ
て、n78の処理はPortCを介してメインCPUにデータを出
力することにより行われる。その後、PortDi(この場合
)を“L"レベルとし、PortAi(この場合A)をハ
イインピーダンスにする(n80→n82)。更にフラグF2を
リセットし、ポインタiをインクリメントして二番目の
センサについて同様の処理を行う(n84→n86→n88→n5
6)。
このようにして全てのセンサについて、原稿サイズの検
知の際にコンパレータに加えるべき参照電圧レベルをメ
モリM〜MNに記憶した後、PortCに終了コードを出力
する。尚、ステップn76にてYESとなった場合、そのセン
サは不良であると見なし、エラーコードをPortCに出力
する(n76→n92)。
第7図は上述の検知レベルの調整の際の参照電圧レベル
とサブCPUの入力端子Sinの関係を表す図である。
(iv)原稿サイズの検知 以上のようにして、サブCPU6内のメモリに記憶された各
センサの検知レベルに基づいて、コンパレータに出力す
べき参照レベルの設定を行って、原稿サイズの検知を行
う。第8図はその原稿サイズの検知手順を表すフローチ
ャートであり、第5図に示したステップn48に相当す
る。まずポインタjをリセットし、メモリDMをクリアす
る(n100→n102)。このメモリDMは後述するように各セ
ンサのm回に亘って検知した結果を記憶するメモリであ
る。次にPortDとPortAを“H"レベルとすることによ
って発光ダイオードLDとフォトダイオードPDを作動
させるとともに、上述のように既に記憶されているこの
LDとPDよりなるセンサの検知レベルMをメモリか
ら読出し、対応する参照電圧をPortBから出力する(n10
4→n106→n108)。この状態で入力端子Sinがオン状態
(“H"レベル)になるか判別し、“H"レベルにならなけ
れば“H"レベルになるまで上記の処理を繰り返す(n110
→n112→n104)。ここでフラグFAはリセット状態であ
る。このLDとPDよりなるセンサは原稿カバーの開閉
状態を検知するためのセンサであり、原稿カバーが開か
れたときSinがオン状態となる。オン状態となればPortC
をリセットするとともにPortDを“L"レベルとし、Por
tAをハイインピーダンスにする。続いてポインタiに
初期値1を入力し、このポインタiで示される番号のPo
rtDiとPortAiをそれぞれ“H"レベルとして、またPortB
にはi番目のセンサに対応する検知レベルを上記メモリ
から読出し対応する参照電圧を出力する(n122→n124→
n126)。この状態において入力端子Sinの状態を判別し
て、“H"レベルであればポインタiとポインタjで示さ
れるメモリのビット(size)ijをセットし、“L"レベル
のときリセットする。その後PortDiを“L"レベルとし、
PortAiをハイインピーダンスとする(n134→n136)。更
にポインタiをインクリメントし、全てのセンサについ
て同様の処理を行い、各センサの紙検知状態をメモリ
(size)ijに求める(n138→n140→n122)。このように
して求めた各センサの検知状態をメモリDMに一旦待避
し、前記ポインタjがmに達するまでその値をインクリ
メントして同様の処理を繰り返す(n142→n144→n146→
→n104)。このようにして原稿台に原稿を載置した
後、原稿カバーを閉じる前に各センサの検知をm回行っ
てメモリDMに記憶する。その後、原稿カバーが閉じられ
るまでこのm回の検知を繰り返す(n144→n148→n150→
→n104)。その後、原稿カバーが閉じられると、ステ
ップn110にてNOとなるため既にメモリDMに求められた各
センサの検知状態に基づいて原稿サイズを判別する(n1
10→n112→n152→n154)。このサイズ判別はm回に亘っ
て検知した各センサの検知結果に基づいて確率的に最も
精確度の高い方法で判別を行う。このようにして求めた
原稿のサイズをコードとしてPortCに出力する。
第9図のタイムチャートに示すように、原稿カバー2が
開放されている間は、Tαの周期でもって発光ダイオー
ドLDからLDN等による原稿の有無検知を各センサに応
じた検知レベルに基づいて繰り返し行い、且つその検知
情報をその都度記憶し、あるいは更新記憶することにな
る。
(d)他の実施例 上記実施例はコンパレータに印加すべき参照電圧を徐々
に上昇させて、コンパレータの出力が反転したときの参
照電圧を表す値を一旦記憶し、その値に対して予め定め
た定数をかけ合わせることによって実際に原稿のサイズ
を検知するときにコンパレータに印加すべき参照電圧を
設定する方法であったが、調整モードにおいてコンパレ
ータの参照レベルの変化が時間の関数として予め定めら
れているときはコンパレータの参照レベルを変化し始め
たときから、コンパレータの出力が反転したときまでの
時間を求め、この時間を基にして実際の用紙サイズ検知
モードにおいてコンパレータに印加すべき参照電圧を設
定することができる。
第10図は第1図に示した回路図と異なる部分を表す図で
ある。サブCPUは上記実施例の場合と同様にPortBからア
ナログレベルの電圧を出力するが、この電圧は抵抗R4と
R3により分圧されて、コンパレータ9に参照電圧として
印加される。この抵抗R4とR3による分圧比は1/2xであ
る。ゲートGは抵抗R4に並列に接続され、サブCPUの出
力端子Soの信号によって抵抗R4の両端を短絡する。
第11図は調整モードにおいてサブCPUの行う検知レベル
調整の手順を表すフローチャートである。まずPortDを
全てオフする。これによって発光ダイオードLDからLD
Nの全てが消灯状態となる。続いてPortCをリセットし、
ポインタiをリセットする。次に、出力端子Soから“H"
レベルを出力し、ゲートGを導通状態にする。続いてタ
イマtに初期値1を設定し、ポインタiで示されるPort
DiおよびPortAiをオンする。つまりi番目の発光ダイオ
ードとフォトダイオードを選択し、PortBから最小単位
電圧Δvにタイマtの値をかけ合わせた値に相当する電
圧を出力する(n214)。そしてそのときのコンパレータ
の出力状態を判別し、“H"レベルになるまでタイマtを
インクリメントするとともに上記処理を繰り返す(n216
→n218→n214)。Sinの端子がオン状態すなわちコンパ
レータの出力が“H"レベルとなれば、そのときのタイマ
の値をメモリTMに記憶する(n220)。以上の処理を全て
のセンサ部について行う(n222→n224→n208)。その後
PortCから出力コマンドを出力し処理を終了する。
以上のようにしてメモリTMに求めた各センサ部に対応す
る時間のデータに基づいて原稿等の用紙サイズを検知す
る場合、まずサブCPUの出力端子Soを“L"レベルとし
て、コンパレータに印加される電圧を第10図に示したよ
うに抵抗R4と抵抗R3による分圧値1/2xとする。したが
ってこの用紙サイズ検知モードにおいてはメモリTMに求
めた値にΔvを掛け合わせた値に相当する電圧をPortB
から出力することによって目的の参照レベルが出力され
ることになる。このように調整モードにおいてコンパレ
ータの参照レベルの変化が時間の関数として予め定めら
れているときはコンパレータの参照レベルを変化し始め
たときから、コンパレータの出力が反転したときまでの
時間を求め、この時間に相当するデータを基にして用紙
サイズ検知モードにおいてコンパレータに印加すべき参
照電圧を設定することができる。
尚、実施例は電源投入時に行ったキー操作に基づいて各
センサの検知レベルを自動調整する例であったが、電源
投入時に必ずこの調整を行うことや複写枚数がある一定
以上になったとき自動的に各センサの検知レベルが調整
されるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である用紙サイズ検知装置の
回路を表すブロック図、第2図はこの発明を適用した複
写機における原稿サイズ検知用センサの配置例を示す
図、第3図は第2図の断面図、第4図は第1図に示した
メインCPUの処理手順を表すフローチャート、第5図は
第1図に示したサブCPUの処理手順を表すフローチャー
ト、第6図は第5図のステップn46に相当する各センサ
の検知レベル調整の処理手順を表すフローチャート、第
7図はその処理により第1図に示した各点の信号を表す
図、第8図は第5図に示したステップn48に相当するサ
イズ検知に関する具体的処理手順を表すフローチャー
ト、第9図はその処理におけるタイムチャートをそれぞ
れ表す。第10図はこの発明の他の実施例である用紙サイ
ズ検知装置の回路の一部を表す図、第11図はそのサブCP
Uの処理手順を表すフローチャートである。第12図は従
来の原稿サイズ検知装置の例を示す回路図である。 1……原稿台、2……原稿カバー、 3……原稿、5……反射板、 6……サブCPU、9……コンパレータ、 LD(LD〜LDN)……発光ダイオード、 PD(PD〜PDN)……フォトダイオード。
フロントページの続き (72)発明者 国川 憲英 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (72)発明者 扇田 和幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−50487(JP,A) 特公 昭52−20276(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置台に載置される原稿のサイズを原稿が
    存在しない状態で前記載置台を光透過して受光し、原稿
    が存在する時に光が遮蔽されるように載置台付近に配置
    された発光素子および受光素子を含む複数のセンサ部の
    出力レベルと参照レベルをコンパレータにて比較し、こ
    のコンパレータの出力信号に基づいて原稿サイズを判別
    してなる原稿サイズ検知方法において、 調整モードまたは原稿サイズ検知モードのいずれかを選
    択し、 調整モード時は、前記コンパレータに入力する参照レベ
    ルを徐々に一方向に変化させていき、その時のコンパレ
    ータ出力を判別して参照レベルが原稿台上に原稿が載置
    されていない時の前記センサ部の出力レベルに等しくな
    る状態を求める第1ステップ、 該第1ステップにて求められた参照レベルと原稿が載置
    されていない時の前記センサ部の出力レベルが等しいか
    否かを前記コンパレータ出力を判別し確認する第2ステ
    ップ、 該第2ステップにて前記センサ部の出力レベルが参照レ
    ベルと等しくないと確認されると、該求められた参照レ
    ベルの値より変化させ、原稿が載置されていない時の前
    記センサ部の出力レベルに等しくなる状態を求めるため
    に前記第1及び第2ステップを繰り返す第3ステップ、 前記第2ステップにて前記センサ部の出力レベルが参照
    レベルと等しいと確認されると、該参照レベルの一定の
    割合の値を記憶部に記憶する第4ステップからなり、 原稿サイズ検知モード時は、前記載置台上に載置された
    原稿のサイズを検知するために、前記調整モード時に記
    憶部に記憶された値に基づいて前記コンパレータに入力
    する参照レベルを設定し、該参照レベルと原稿の有無に
    応じた前記センサ部からの出力レベルと比較する前記コ
    ンパレータの出力により原稿サイズを判別してなる原稿
    サイズ検知方法。
JP60225047A 1985-10-08 1985-10-08 原稿サイズ検知方法 Expired - Fee Related JPH0663747B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60225047A JPH0663747B2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08 原稿サイズ検知方法
DE8686307778T DE3679630D1 (de) 1985-10-08 1986-10-08 Vorrichtung zum abtasten der groesse eines dokuments.
US06/916,725 US4713550A (en) 1985-10-08 1986-10-08 Document size detection apparatus
EP86307778A EP0220022B1 (en) 1985-10-08 1986-10-08 Document size detection apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60225047A JPH0663747B2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08 原稿サイズ検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6283605A JPS6283605A (ja) 1987-04-17
JPH0663747B2 true JPH0663747B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=16823206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60225047A Expired - Fee Related JPH0663747B2 (ja) 1985-10-08 1985-10-08 原稿サイズ検知方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0663747B2 (ja)
DE (1) DE3679630D1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0255346A (ja) * 1988-08-19 1990-02-23 Mita Ind Co Ltd 原稿サイズ検知装置
JP2572855B2 (ja) * 1989-09-22 1997-01-16 シャープ株式会社 原稿自動搬送装置の紙検知装置
JP4877776B2 (ja) * 2006-10-26 2012-02-15 シャープ株式会社 原稿サイズ検知装置、原稿読取装置、及び画像形成装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5220276A (en) * 1975-08-07 1977-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of manufacturing disc type bimetal

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6283605A (ja) 1987-04-17
DE3679630D1 (de) 1991-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4713550A (en) Document size detection apparatus
US4338020A (en) Device for detecting the size of the material to be copied in copying machines
US4954846A (en) Detecting device for detecting the size and/or presence of an original document
US4990790A (en) Method for discriminating authenticity of a bill using polarization and an apparatus therefor
US5105078A (en) Apparatus and method for detecting overlapped paper sheet feed
JPH0663747B2 (ja) 原稿サイズ検知方法
US4597663A (en) Electrophotographic copying machine of automatic magnification/reduction-controllable type
JPS6027072B2 (ja) 証券等の真偽判定装置
EP0321932A2 (en) Imaging apparatus having a plurality of image processing functions
EP0633510B1 (en) Document detection device and a copying machine provided with such a device
US4855788A (en) Copier with improved paper transporting means
US5153638A (en) Image projection apparatus and the method of driving the zoom lens
JPS63138203A (ja) 原稿サイズ検知装置
US4668079A (en) Electrophotographic copying machine with a function for selecting half-sized copy paper
US20220097986A1 (en) Media size sensor assemblies
JPH0485241A (ja) スライスレベル設定装置
JPS5913727B2 (ja) 複写機における原稿紙サイズ検出装置
JP2866400B2 (ja) 透過光検出回路の自動調整装置
JPH03138254A (ja) 紙葉体検出装置
JP2826214B2 (ja) 用紙サイズ検出装置
JP3774100B2 (ja) 原稿サイズ検出方法及び装置
JPH0814625B2 (ja) 紙葉体検出装置
JPH0895170A (ja) 原稿サイズ検出装置
KR950003482B1 (ko) 용지크기 검지장치 및 방법
KR950000747B1 (ko) 복사장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees