JPH0663532U - 段ボ−ルシ−トのフィ−ダ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボトムプリント用等の段ボ−ルシ−トを確実
に高速で印刷機等に供給することにある。 【構成】 リフタ−３で上昇した積層状態の段ボ−ルシ
−ト１をラップ状として一時的に整列するために、アキ
ュムレ−タ−コンベヤ−５をリフタ−３の後方のシ−ト
ストレ−ジゾ−ン４の上部に配設している。そして、上
記アキュムレ−タ−コンベヤ−５側へラップ状に移送す
るラップ整列装置６を上記リフタ−３上部に配設し、上
記ラップ整列装置６で一旦アキュムレ−タ−コンベヤ−
５側へラップ状として整列した段ボ−ルシ−ト１を前方
の送り込みコンベヤ−１２へ高速で送給して、印刷機等
へ供給するようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、段ボ−ルシ−トのフィ−ダ−装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

段ボ−ルシ−トの印刷機には、上面側を印刷するトッププリントと、下面側を 印刷するボトムプリントがある。

【０００３】 上記トッププリント用のオ−トフィ−ダ−については種々のものが開発されて いるが、ボトムプリント用のオ−トフィ−ダ−には現在のところ、これといった ものが開発されていない。

【０００４】 たとえば、従来の段ボ−ルシ−トのオ−トフィ−ダ−では、シ−トストレ−ジ ゾ−ンのストレ−ジコンベヤ−からパレットに積層した段ボ−ルシ−トをリフタ −に送ってリフタ−で上昇し、このリフタ−の上方部に配設したバキュ−ム式フ ィ−ダ−で上昇した段ボ−ルシ−トを１枚１枚吸い上げてキッカ−で蹴り出し、 高速送り出しロ−ルを通して段ボ−ルシ−トをラップ状として印刷機へ送給する ようにしている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記のバキュ−ム式フィ−ダ−では、段ボ−ルシ−トのミスバキュ− ムやミスキックが生じやすく、高速印刷機に対応して高速に段ボ−ルシ−トを送 給することが困難であった。そのため、ミスなく、高速で印刷機に段ボ−ルシ− トを供給できるオ−トフィ−ダ−装置が要望されていた。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、積 層した段ボ−ルシ−トをシ−トストレ−ジゾ−ンのストレ−シコンベヤ−に搭載 して順次リフタ−に搬送し、リフタ−で上昇した上記積層状態の段ボ−ルシ−ト をラップ状として送り込みコンベヤ−で印刷機等へ供給するようにした段ボ−ル シ−トのフィ−ダ−装置において、上記リフタ−で上昇した積層状態の段ボ−ル シ−トをラップ状として一時的に整列するためのアキュムレ−タ−コンベヤ−を 上記シ−トストレ−ジゾ−ンの上部に配設し、上記アキュムレ−タ−コンベヤ− 側へラップ状に移送するラップ整列装置を上記リフタ−上部に配設し、上記ラッ プ整列装置で一旦アキュムレ−タ−コンベヤ−側へラップ状として整列した段ボ −ルシ−トを前方の送り込みコンベヤ−へ送給するように上記アキュムレ−タ− コンベヤ−、ラップ整列装置を駆動自在に配設したことを特徴とする段ボ−ルシ −トのフィ−ダ−装置を提供するにある。

【０００７】

【作用】

本考案の段ボ−ルシ−トのフィ−ダ−装置を使用すると、シ−トストレ−ジゾ −ンの上方部のデッドスペ−スを有効利用して、アキュムレ−タ−コンベヤ−を 配設できる。

【０００８】 そして、リフタ−で上昇した段ボ−ルシ−トをラップ整列装置で事前に上記し たアキュムレ−タ−コンベヤ−に逆ラップ状態に整列しておくことができ、ミス なく、印刷機等の高速化に対応して段ボ−ルシ−トを送給することができる。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案を実施例にもとづいて説明する。図１、図２は、考案の一実施例 である。段ボ−ルシ−ト１のフィ−ダ−装置２は、図１、図２のようにリフタ− ３の後方のシ−トストレ−ジゾ−ン４の上方部にアキュムレ−タ−コンベヤ−５ を配設し、リフタ−３の上部にラップ整列装置６を配設して構成している。

【００１０】 上記シ−トストレ−ジゾ−ン４には、図１、図２のように中央をシボ付きのベ ルトコンベヤ−７とし、その両側をロ−ラ−コンベヤ−８としたストレ−ジコン ベヤ−９を配設していて、パレット１０に所定の高さに積層した段ボ−ルシ−ト １を上記ストレ−ジコンベヤ−９上に適宜数搭載しておいて、スケジュ−ルにし たがって順次リフタ−３に送り込んでいくようにしている。

【００１１】 また、上記ラップ整列装置６は、図１のようにリフタ−３の上部に配置してい て、所定幅としたシボ付きのベルトコンベヤ−の一端側を中心として前方側の他 端部を、リフタ−３で上昇した段ボ−ルシ−ト１の前端面上に倒置可能にエヤ− シリンダ−（図示せず）等で昇降駆動自在に配設している。

【００１２】 そして、ラップ整列装置６をシ−ケンス制御によって駆動することによって、 リフタ−３で上昇した段ボ−ルシ−ト１を順次後方側のアキュムレ−タ−コンベ ヤ−５に図１のように逆ラップ状に移送して整列できるようにしている。

【００１３】 上記アキュムレ−タ−コンベヤ−５は、図１のように、リフタ−３の上端部と 同じ高さとしてシ−トストレ−ジゾ−ン４のデッドスペ−スである上方部に水平 状に配置していて、後方部にストッパ−１１を垂設している。

【００１４】 そして、リフタ−３を下降したりしている間に、ラップ整列装置６を上昇し、 アキュムレ−タ−コンベヤ−５をリフタ−３の上部側に前進させて、逆ラップ状 に整列した段ボ−ルシ−ト１を前方の送り込みコンベヤ−１２へ高速で搬送し、 印刷機１３に段ボ−ルシ−ト１を効率よく送給できるようにしている。

【００１５】 したがって、シ−トストレ−ジゾ−ンの上方部のデッドスペ−スを有効に利用 できてアキュムレ−タ−コンベヤ−を配設でき、リフタ−で上昇した段ボ−ルシ −トをアキュムレ−タ−コンベヤ−に逆ラップ状に事前に整列できて、タイムロ スがなく効率的に段ボ−ルシ−トを搬送できる。

【００１６】 そのため、従来のようなミスバキュ−ムやミスキックが生じなく、段ボ−ルシ −トを高速で印刷機に送給できて、高速化する印刷機に対応することができる。

【００１７】

【他の実施例】

図３は、本考案の他の実施例である。本実施例では、リフタ−３の上部のラッ プ整列装置６を、その前端部をリフタ−３前方にリフタ−３の上端と同じ高さと して、ラップ整列装置６の後端側を所定量昇降するようにしたものである。

【００１８】 本実施例では、リフタ−で段ボ−ルシ−トを上昇するときに、ラップ整列装置 の後部を上げてアキュムレ−タ−コンベヤ−へ段ボ−ルシ−トを逆ラップ状に移 送して整列できる。そして、リフタ−が下降したりしている間に、ラップ整列装 置の後部を下げて駆動し、アキュムレ−タ−コンベヤ−から段ボ−ルシ−トをラ ップ整列装置を介して前方の送り込みコンベヤ−へ搬送して印刷機へ送給できる ものである。

【００１９】 本実施例でも、前実施例と同様にアキュムレ−タ−コンベヤ−に段ボ−ルシ− トを逆ラップ状に事前に整列することができて、確実に、高速で印刷機へ送給す ることができる。

【００２０】 以上の実施例では、印刷機のボトムプリント用に有効なものであるが、トップ プリント用についても同様に適用することができ、また印刷機の他にダイカッタ −やグルワ−等の段ボ−ルシ−ト処理機にも使用できるものである。

【００２１】

【考案の効果】

以上のように本考案にあっては、シ−トストレ−ジゾ−ンの上部のデッドスペ −スを有効利用できてアキュムレ−タ−コンベヤ−を配設することができ、リフ タ−で上昇した段ボ−ルシ−トを事前にアキュムレ−タ−コンベヤ−に逆ラップ 状に整列しておくことができる。

【００２２】 そして、スケジュ−ルに合わせてアキュムレ−タ−コンベヤ−に整列した段ボ −ルシ−トを印刷機等へミスバキュ−ムやミスキックがなく、高速で供給するこ とができ、高速化する印刷機等へ適宜に対応することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の一部省略した概要説明用側
面図、

【図２】同上の一部省略した概要説明用平面図、

【図３】同上の他の実施例の一部省略した概要説明用側
面図。

【符号の説明】

１…段ボ−ルシ−ト ２…フィ−ダ−装置
３…リフタ− ４…シ−トストレ−ジゾ−ン ５…アキュムレ−タ−コ
ンベヤ− ６…ラップ整列装置 ９…ストレ−ジコンベヤ
− １２…送り込みコンベヤ− １３…印刷機

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｈ 29/66 9147−3Ｆ // Ｂ６５Ｈ 1/14 ３２２ Ｚ 8712−3Ｆ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 積層した段ボ−ルシ−トをシ−トストレ
   −ジゾ−ンのストレ−シコンベヤ−に搭載して順次リフ
   タ−に搬送し、リフタ−で上昇した上記積層状態の段ボ
   −ルシ−トをラップ状として送り込みコンベヤ−で印刷
   機等へ供給するようにした段ボ−ルシ−トのフィ−ダ−
   装置において、 上記リフタ−で上昇した積層状態の段ボ−ルシ−トをラ
   ップ状として一時的に整列するためのアキュムレ−タ−
   コンベヤ−を上記シ−トストレ−ジゾ−ンの上部に配設
   し、 上記アキュムレ−タ−コンベヤ−側へラップ状に移送す
   るラップ整列装置を上記リフタ−上部に配設し、 上記ラップ整列装置で一旦アキュムレ−タ−コンベヤ−
   側へラップ状として整列した段ボ−ルシ−トを前方の送
   り込みコンベヤ−へ送給するように上記アキュムレ−タ
   −コンベヤ−、ラップ整列装置を駆動自在に配設したこ
   とを特徴とする段ボ−ルシ−トのフィ−ダ−装置。