JP3464530B2 - 折帳印刷物の供給装置 - Google Patents

折帳印刷物の供給装置

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JP3464530B2 JP16060094A JP16060094A JP3464530B2 JP 3464530 B2 JP3464530 B2 JP 3464530B2 JP 16060094 A JP16060094 A JP 16060094A JP 16060094 A JP16060094 A JP 16060094A JP 3464530 B2 JP3464530 B2 JP 3464530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新聞紙等の折帳印刷物
の束から1部づつ折帳印刷物を取り出して供給する折帳
印刷物の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞輪転印刷機から排出された、巻取り
紙のつなぎ目にかかる新聞紙のなかの良紙を補充的にカ
ウンタスタッカに流し込む新聞紙供給機や、新聞紙等の
折帳印刷物を開いてちらし広告などの他の折帳印刷物を
挿入するインサータなどに用いられる折帳印刷物の供給
装置としては特開平4−169422号公報に記載され
たものが知られている。この供給装置では、折り側を下
にして立て重ねた状態で折帳印刷物を取出し位置まで間
欠的に前送りし、1部づつ立てた状態で取り出して供給
するのであるが、折帳印刷物の重力を利用して落下方式
により取出しを行なうために、装置の構造がきわめて簡
単である反面、落下時間を考慮して折帳印刷物の取出し
処理速度を低く設定せざるを得ない。しかも、折帳印刷
物が薄く軽い場合には落下トラブルが発生するおそれも
ある。
【0003】そこで、本願出願人は先に特願平5−42
212号として駆動ローラを用い、折帳印刷物を強制的
に取り出す供給装置を出願している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特願平5−42212
号の供給装置を用いれば、折帳印刷物が薄く軽い場合に
も高速で取出し処理を行なうことができるのであるが、
実施例として挙げられているものには、複数の紙が重ね
られて破れやすく、しかも後方に倒れてしまうことを防
止する必要があり、かつ前面を前送り方向と直角に保持
することが難しい折帳印刷物の取出しトラブルの発生を
避けるための特別の機構が設けられていない。
【0005】そこで、本発明は折帳印刷物の取出しトラ
ブルの発生を効果的に防止することのできる折帳印刷物
の供給装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の折帳印刷物の供給装置は、折り側を下にし
て立て重ねた状態で新聞紙等の折帳印刷物を取出し位置
まで順次前送りするコンベアと、この取出し位置に設け
られ、折帳印刷物を受け止める倒止め装置と、前記取出
し位置でこの倒止め装置に受け止められた折帳印刷物を
1部ずつめくる吸盤と、この吸盤によってめくられた折
帳印刷物の後側に上昇して入り込む、フリーローラを有
する区分け板と、このフリーローラとで、区分けされた
折帳印刷物を挟み、下方に引き抜いて取り出す駆動ロー
ラと、を具備した折帳印刷物の供給装置において、前記
取出し位置での折帳印刷物の取出しを確実に行なうため
の取出し確保機構を構成したことを基本的手段とするも
のである。取出し確保機構は、複数の紙が重ねられて破
れやすいことに起因する取出しトラブルの発生、後方に
倒れてしまうことを防止する必要があることに起因する
取出しトラブルの発生及び前面を前送り方向と直角に保
持することが難しいことに起因する取出しトラブルの発
生をすべて効果的に防止するものであることが好ましい
が、処理対象の折帳印刷物の種類などを考慮して、いづ
れかの取出しトラブルの発生を確実に防止するものであ
ってもよい。
【0007】複数の紙が重ねられて破れやすいことに起
因する取出しトラブルの発生を避けるためには、取出し
確保機構として、折帳印刷物をフリーローラとで挟むと
きには駆動ローラを停止させておき、挟み動作が完了し
てからこの駆動ローラを回転させる構成を採用すること
が好ましい。
【0008】後方に倒れてしまうことを防止する必要が
あることに起因する取出しトラブル、すなわち、コンベ
アを前方に向かって下側に傾斜させたことにより取出し
位置にある折帳印刷物が後方の折帳印刷物群から押され
て大きな圧力を受けるようになり、その結果生じるおそ
れのある取出しトラブルの発生を避けるためには、折帳
印刷物と折帳印刷物との間に入り込み、後方の折帳印刷
物群を一時受け止めて取出し位置にある折帳印刷物に後
方から加わる荷重を軽減する受圧装置を設けることが効
果的である。ここでは、受圧装置を、前方の第1受圧装
置及び後方の第2受圧装置を含むものとし、第1受圧装
置は、取出し位置側の折帳印刷物が残り少なくなると、
第2受圧装置が受け止め状態のときに、受け止め状態を
解除し、この第1受圧装置が受け止めていた分だけ折帳
印刷物を取出し位置側に移動させる、ように構成され
る。
【0009】前面を前送り方向と直角に保持することが
難しいことに起因する取出しトラブルの発生を避けるた
めには、取出し確保機構として、コンベアに左右の搬送
ベルトを設け、折帳印刷物の前面が前送り方向と直角と
なるように、すなわち、折帳印刷物の後方に傾いた側が
一時的に高速に送られるように、又は一時的に後方に傾
いた側だけが送られるようにこの左右の搬送ベルトを別
々に作動させる構成を採用することが好ましい。
【0010】
【作用】駆動ローラが挟み動作を開始すると、駆動ロー
ラはまず、折帳印刷物の前面紙と接触し、その後フリー
ローラとで折帳印刷物の全紙を挟み付ける。そこで、挟
み動作の開始前に駆動ローラを回転させておくと、充分
に挟み付けられてすべての紙の間に大きな摩擦力が生じ
る状態となる前に前面紙のみに駆動ローラから引抜き力
が作用することとなる。充分な引抜き機能を備えるため
に駆動ローラの表面は通常、高摩擦係数の材料で形成さ
れることとなるが、それだけ折帳印刷物の前面紙に作用
する引抜き力も大きなものとなり、したがって前面紙が
破れてしまったり、前面紙がちらし束などを束ねている
折り紙である場合には前面紙のみが引き抜かれて取り出
されてしまったりするおそれがある(図7参照:図7は
ちらし束を示し、符号Aは折り紙を示す)。駆動ローラ
を挟み動作が完了するまで停止させておき、折帳印刷物
の全紙を充分に挟み付けた後に駆動ローラを回転させれ
ば、すべての紙の間に充分な摩擦力が生じているので折
帳印刷物は破れることなく一体となって引き抜かれる。
【0011】折帳印刷物が後方に倒れないようにコンベ
アを前方に向かって下側に傾斜させることが多い。しか
しながら、この場合には取出し位置にある折帳印刷物に
後方の折帳印刷物群から大きな荷重が加わり、この折帳
印刷物は倒止め装置と後方の折帳印刷物群とで強く挟ま
れることとなる。したがって、折帳印刷物を引き抜けな
かったり、折帳印刷物の前面紙を傷つけてしまったりす
るおそれがある。折帳印刷物と折帳印刷物との間に入り
込み、後方の折帳印刷物群を一時受け止める受圧装置を
設ければ、取出し位置にある折帳印刷物に後方から加わ
る荷重を軽減でき、折帳印刷物を傷めることなくスムー
ズに引き抜くことが可能となる。受圧装置は取出し位置
側に折帳印刷物を補充するために受止めを解除し、その
後再び受止め状態となる。ここでは、受圧装置を前後に
間隔を開けて2つ設けている。そして、前方の第1受圧
装置は取出し位置側の折帳印刷物と後方で待機する折帳
印刷物とを区分けし、後方の第2受圧装置は第1受圧装
置に受け止められる折帳印刷物と後方で待機する折帳印
刷物とを区分けする。第2受圧装置が後方の折帳印刷物
を受け止めている間に、取出し位置側に折帳印刷物を補
充するため第1受圧装置は受止めを解除してそれまで受
け止めていた分だけ折帳印刷物を取出し位置方向に移動
させ、その後再び受止め状態となる。第1受圧装置が受
止め状態にあるときに第2受圧装置は受止めを解除して
第1受圧装置側に折帳印刷物を移動させ、その後再び折
帳印刷物を受け止める。
【0012】各々の折帳印刷物は薄いので正確に所定の
状態で立てておくことが困難であり、また、左右両側の
厚みが大きく異なる場合もある。したがって、前面が前
送り方向と直角になっていない状態で取出し位置まで送
られることも多い。取出し位置で折帳印刷物の前面が前
送り方向と直角になっていないと、吸盤の吸着ミスや区
分け板の入込みミスが生じるおそれがある。コンベアに
左右の搬送ベルトを設け(1列の搬送ベルトは複数列の
ベルトから構成される場合がある)、この左右の搬送ベ
ルトを別々に作動できるように構成すれば、前送り途中
において、又は取出し位置付近で、例えば折帳印刷物の
後方に傾いた側の搬送ベルトだけを作動させ、他の側の
搬送ベルトを停止させて折帳印刷物の前面を前送り方向
と直角になるように修正することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0014】図1は本発明に係る折帳印刷物の供給装置
である新聞紙フィーダを備えた新聞紙供給機の側面図で
ある。
【0015】この新聞紙供給機は、新聞輪転印刷機から
排出された、巻取り紙のつなぎ目に係る新聞紙のなかの
良紙を補充的にカウンタスタッカに流し込むためのもの
である。
【0016】新聞紙フィーダ1は下側にベルト車装置3
(コンベア)を備え、このベルト車装置3上に新聞紙B
を載せて図上右側の取入れ口から左側の取出し位置まで
順次間欠的に前送りする。新聞紙Bは折り側(この実施
例では田の字4つ折りの2度目に折った折り目側)を下
にして、かつ送り方向と前面とが直交するように適当部
数立て重ねた状態で載置プレート5から取入れ口に移し
置かれる。ベルト車装置3は前方下側(図上左下側)に
多少傾斜していて、立て重ねた新聞紙Bが後方(図上右
側)に倒れないように構成されている。新聞紙フィーダ
1はまた、上側に前方の第1シリンダフォーク7及び後
方の第2シリンダフォーク9(受圧装置)を備え、この
第1シリンダフォーク7及び第2シリンダフォーク9は
前送りされている新聞紙Bの間に入り込み、新聞紙Bを
区分けして受け止める。
【0017】新聞紙フィーダ1の取出し位置の下側には
上下動を繰り返す区分け板11が配置され、この区分け
板11は上側に設けられたストッパ柵13(倒止め装
置)とともに、送られてきた新聞紙Bをせき止める。区
分け板11が下降してせき止め状態が解除されると、吸
盤15が先端の新聞紙Bの前面下側を吸い付けてこの先
端の新聞紙B1部のみをめくる。そして、区分け板11
がこの先端の新聞紙Bと2番目の新聞紙Bとの間の下側
に生じた隙間に傾斜上昇して割り込むと、駆動ローラ1
7が区分け板11に設けられているフリーローラ19と
で先端の新聞紙Bを挟んで下方に引き抜く。
【0018】新聞紙フィーダ1から取り出されて落下し
た新聞紙Bはガイド21に案内されて重ね装置23に受
け取られ、低速移動して一定ピッチでずれ重なった状態
でカウンタスタッカ(図示せず)に流し込まれる。
【0019】図2は新聞紙フィーダ1の詳細を示す側面
図である。
【0020】取付け部材25には、リンク27の上下作
動によって揺動するように揺動バー29が取り付けら
れ、この揺動バー29の下側に吸盤15が設けられてい
る。
【0021】取付け部材31には揺動プレート33が取
り付けられ、この揺動プレート33は駆動ローラ17が
固定された回転軸35を回転可能に支えている。揺動プ
レート33にはレバー37が設けられていて、このレバ
ー37を押下げ部材39で押し下げることにより揺動プ
レート33、したがって駆動ローラ17を図上左側に移
動させることができるが(図示の状態)、押下げ部材3
9を上昇させれば支持梁41との間に取り付けられた引
っ張りコイルバネ43のバネ力により揺動プレート3
3、したがって駆動ローラ17は図上右側に移動し、区
分け板11に形成されている新聞紙ガイド45に取り付
けられたフリーローラ19とで新聞紙B1部のみを挟み
付ける。駆動ローラ17はモータ(図示せず)によって
ベルト47,49を介して回転し、新聞紙Bを下側に引
き抜いて取り出す。
【0022】なお、ストッパ柵13の下端には新聞紙B
の引抜きを容易にするためのフリーローラ51が設けら
れている。また、図中53,55はそれぞれ上方枠部材
及び側方枠部材である。
【0023】図3は新聞紙フィーダ1の詳細を示す正面
図である。
【0024】区分け板11の両端下側にはそれぞれ揺動
アーム57,59の一端が遊びを有して回転可能に取り
付けられ、この揺動アーム57,59の他端は支持梁4
1に回転可能に取り付けられている。それぞれの揺動ア
ーム57,59にはリンク61,63が取り付けられて
いて、このリンク61,63は多少の位相差を保ってリ
ンク61先行の上下動を行う。新聞紙Bの前送りは、区
分け板11がベルト車装置3より上に頭部を突出させて
いるときに行われ、新聞紙Bの下側がベルト車装置3か
ら外れて落下トラブルが発生してしまうのを防止してい
る。
【0025】支持梁65には天板67が固定され(図2
も参照)、この天板67に第1シリンダフォーク7及び
第2シリンダフォーク9が左右方向に間隔を開けてそれ
ぞれ2つ取り付けられているが、第2シリンダフォーク
9の間隔は第1シリンダフォーク7の間隔よりも多少狭
い。
【0026】図4はベルト車装置3の詳細を示す平面図
である。
【0027】ベルト車装置3は取出し位置の手前まで延
びる1次送りベルト69,70,71と取出し位置まで
延びる短い2次送りベルト72とから構成され、1次送
りベルト69,70,71も2次送りベルト72も、原
動軸73と電磁クラッチ75,77を介し駆動ベルト7
9,81によって連結されている駆動軸83の回転によ
って間欠的に作動するが、駆動軸83に取り付けられた
2次送りベルト72用の車85は1次送りベルト69,
70,71用の車87,88,89より大径であって、
それゆえ2次送りベルト72は1次送りベルト69,7
0,71より増速されて作動する。したがって、1次送
りベルト69,70,71により密着した束の状態で送
られてきた新聞紙Bは2次送りベルト72上に載ると高
速で、すなわち間欠的移動の1回の移動距離が長くなっ
て取出し位置に向かって前送りされ、前方の新聞紙Bと
後方の新聞紙Bとの間の下側に隙間が生じる状態となり
(仮想線参照)、取出し位置で複数枚の新聞紙Bが同時
に引き出されてしまうことが防止される。
【0028】駆動軸83は右側の駆動軸部90と左側の
駆動軸部91とに2分割され、各々の駆動軸部90,9
1は電磁クラッチ75,77の一方を切ることによって
別々に、すなわち一方を停止させておいて回転すること
ができる。そこで、1次送りベルト69,70,71と
2次送りベルト72は左右2列の搬送ベルト93(右端
の1次送りベルト69と2次送りベルト72とから形成
される),95(中央の1次送りベルト70及び左端の
1次送りベルト71と左側の3つの2次送りベルト72
とから形成される)を構成していることとなり、この2
列の搬送ベルト93,95は別々に作動することができ
る。したがって、傾き確認センサ97,99によって新
聞紙Bが傾いていることが確認されると、電磁クラッチ
75,77の一方が切れて搬送ベルト93,95の一方
が作動を停止し、新聞紙Bの傾きを修正する。例えば、
右側の傾き確認センサ97が新聞紙Bを感知し、かつ左
側の傾き確認センサ99が新聞紙Bを感知しないで新聞
紙Bが仮想線のように傾いていることが確認されると、
電磁クラッチ75が切れて左側の搬送ベルト95のみが
作動し傾きを修正する。その後、直ちに電磁クラッチ7
5は接続状態となり、搬送ベルト93,95は一体とな
って間欠的に作動して新聞紙Bを前送りする。取出し位
置における新聞紙Bの傾きを修正した結果、正常に立て
られていた後方の新聞紙Bが傾いてしまうことがある
が、後方の新聞紙Bの傾きは取出し位置に送られてきた
際に修正する。
【0029】なお、図中101は原動軸73を回転させ
る駆動用ウオ−ム、102は新聞紙Bの取出しを確認す
る取出し確認センサである。
【0030】図5は吸盤15及び駆動ローラ17の作動
過程を説明する図である。
【0031】区分け板11が下方に移動すると、揺動バ
ー29が図上右側に揺動し、吸盤15は先端の新聞紙B
の前面下側を吸い付ける(a)。このとき、新聞紙Bに
対しては新聞紙B間に隙間を確保するために下側又は横
側から風が送られるのであるが、吸盤15は取出し位置
にある新聞紙Bを多少後方に押し戻すまで移動して、同
時に2部以上の新聞紙Bをめくってしまうことを確実に
防止する。つぎに、揺動バー29が図上左側に揺動して
吸盤15により先端の新聞紙Bのみがめくられ、区分け
板11は先端の新聞紙Bと2番目の新聞紙Bとの隙間に
上昇して割り込む(b)。その後、揺動プレート33が
図上右側に揺動し、駆動ローラ17は先端の新聞紙Bを
フリーローラ19とで挟み付ける(c)。このとき駆動
ローラ17は停止しているのであるが、挟み動作が完了
すると直ちに矢印方向に回転して先端の新聞紙Bを下方
に引き抜く(d)。
【0032】図6は第1シリンダフォーク7及び第2シ
リンダフォーク9の作動過程を説明する図である。
【0033】先端の新聞紙Bが取出し位置付近まで送ら
れると、第1シリンダフォーク7及び第2シリンダフォ
ーク9がともに作動して第1フォーク103及び第2フ
ォーク105は新聞紙B間に入り込むまで伸長する
(a)。第1フォーク103及び第2フォーク105に
よって後方の新聞紙B群が受け止められている間に取出
し位置側の新聞紙Bは順次取り出されて残り少なくなっ
ていく。所定部数の新聞紙Bが取り出されると、第1フ
ォーク103が収縮して受止め状態を解除し(b)、第
1フォーク103が受け止めていた分だけ新聞紙Bを取
出し位置側に移動させる(c)。第1フォーク103は
その後直ちに伸長して再び新聞紙B間に入り込み、新聞
紙B群を受け止める(d)。第1フォーク103に受け
止められる新聞紙Bは(a)の状態よりも少ないが、引
き続いて第2フォーク105が収縮して受止め状態を解
除するので(e)、第1フォーク103には第2フォー
ク105が受け止めていた新聞紙Bが補充される。その
後直ちに第2フォーク105が伸長して受止め状態とな
り(f)、所定部数の新聞紙Bが取り出されて取出し位
置側の新聞紙Bが残り少なくなると、(b)の場合と同
様に第1フォーク103が収縮して受止め状態を解除す
る。
【0034】なお、新聞紙Bが厚い場合には取り出し位
置側の新聞紙Bの減少速度が速いので第1シリンダフォ
ーク7及び第2シリンダフォーク9の作動サイクルを短
縮して頻繁に作動させ、新聞紙Bが薄い場合には取出し
位置側の新聞紙Bの減少速度が遅いので作動サイクルを
延長して間隔を開けて作動させるとよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の折帳印刷
物の供給装置は取出し確保機構を備えているので、取出
しトラブルの発生を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折帳印刷物の供給装置である新聞
紙フィーダを備えた新聞紙供給機の側面図である。
【図2】新聞紙フィーダの詳細を示す側面図である。
【図3】新聞紙フィーダの詳細を示す正面図である。
【図4】ベルト車装置の詳細を示す平面図である。
【図5】吸盤及び駆動ローラの作動過程を説明する図で
ある。
【図6】第1シリンダフォーク及び第2シリンダフォー
クの作動過程を説明する図である。
【図7】ちらし束を示す図である。
【符号の説明】
3 ベルト車装置(コンベア) 7 第1シリンダフォーク(受圧装置) 9 第2シリンダフォーク(受圧装置) 11 区分け板 13 ストッパ柵(倒止め装置) 15 吸盤 17 駆動ローラ 19 フリーローラ 93,95 搬送ベルト B 新聞紙(折帳印刷物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−169422(JP,A) 特開 平6−92535(JP,A) 特開 平1−197243(JP,A) 特開 平6−144615(JP,A) 特開 昭58−82937(JP,A) 特開 昭62−36270(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/08 330

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り側を下にして立て重ねた状態で新聞
    紙等の折帳印刷物を取出し位置まで順次前送りするコン
    ベアと、この取出し位置に設けられ、折帳印刷物を受け
    止める倒止め装置と、前記取出し位置でこの倒止め装置
    に受け止められた折帳印刷物を1部ずつめくる吸盤と、
    この吸盤によってめくられた折帳印刷物の後側に上昇し
    て入り込む、フリーローラを有する区分け板と、このフ
    リーローラとで、区分けされた折帳印刷物を挟み、下方
    に引き抜いて取り出す駆動ローラと、を具備した折帳印
    刷物の供給装置において、 前記取出し位置での折帳印刷物の取出しを確実に行なう
    ための取出し確保機構を有し、 前記取出し確保機構は、折帳印刷物と折帳印刷物との間
    に入り込み、後方の折帳印刷物群を一時受け止めて前記
    取出し位置にある折帳印刷物に後方から加わる荷重を軽
    減する受圧装置を備えていて、 前記受圧装置は、前方の第1受圧装置及び後方の第2受
    圧装置を含み、 前記第1受圧装置は、前記取出し位置側の折帳印刷物が
    残り少なくなると、前記第2受圧装置が受け止め状態の
    ときに、受け止め状態を解除し、この第1受圧装置が受
    け止めていた分だけ折帳印刷物を前記取出し位置側に移
    動させる、ことを特徴とする折帳印刷物の供給装置。
  2. 【請求項2】 折り側を下にして立て重ねた状態で新聞
    紙等の折帳印刷物を取出し位置まで順次前送りするコン
    ベアと、この取出し位置に設けられ、折帳印刷物を受け
    止める倒止め装置と、前記取出し位置でこの倒止め装置
    に受け止められた折帳印刷物を1部ずつめくる吸盤と、
    この吸盤によってめくられた折帳印刷物の後側に上昇し
    て入り込む、フリーローラを有する区分け板と、このフ
    リーローラとで、区分けされた折帳印刷物を挟み、下方
    に引き抜いて取り出す駆動ローラと、を備えた折帳印刷
    物の供給装置において、 前記取出し位置での折帳印刷物の取出しを確実に行なう
    ための取出し確保機構を有し、 前記取出し確保機構は、 前記コンベアが左右の搬送ベルトを有し、折帳印刷物の
    前面が前送り方向と直角となるようにこの左右の搬送ベ
    ルトが別々に作動することができる、構成を備えている
    ことを特徴とする折帳印刷物の供給装置。
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