JPH0592552A - 用紙の自動処理方法及び用紙自動処理装置付き枚葉輪転印刷機 - Google Patents

用紙の自動処理方法及び用紙自動処理装置付き枚葉輪転印刷機

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JPH0592552A
JPH0592552A JP3256500A JP25650091A JPH0592552A JP H0592552 A JPH0592552 A JP H0592552A JP 3256500 A JP3256500 A JP 3256500A JP 25650091 A JP25650091 A JP 25650091A JP H0592552 A JPH0592552 A JP H0592552A
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JP
Japan
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paper
sheet
conveyor
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fed rotary
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Application number
JP3256500A
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English (en)
Inventor
Seiji Sugimoto
静司 杉本
Takemasa Shibata
猛正 柴田
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【目的】 枚葉輪転印刷機において、印刷紙を板取りす
ることなく一定枚数毎に自動紙処理装置に移載、処理
し、かつ自動搬送車による搬送に便利な用紙自動処理方
法並びにそのための用紙自動処理装置付き印刷機を得る
こと。 【構成】 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置からなる
印刷機本体と、排紙装置部に設けた印刷紙一時受け手段
としてのベルトボードを有する排紙移載装置と、該排紙
移載装置に連設したコンベアからなり、コンベアの出口
を給紙装置近くに構成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動給紙装置、インキ供
給装置と湿し水供給装置と版胴とブランケット胴と圧胴
等より成る印刷ユニット、排紙装置からなる枚葉オフセ
ット輪転印刷機における用紙の自動処理方法及びに上記
輪転印刷機本体に用紙自動処理装置を付設した用紙自動
処理装置付き枚葉輪転印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の枚葉輪転印刷機は、その排紙部に
あっては、インキの裏移りを防ぐために棒積みをせず、
通常、板取りと称し一定枚数毎に板とコマを使用して印
刷済み用紙(以下、印刷紙という)が一定枚数以上には
重ならないようにしていた。しかし、この板取り作業は
印刷速度が高速になればなるほど困難となり、また版サ
イズが大きくなれば、その作業は重労働となり、この板
取り作業を必要としない新しいシステムが要望されてい
た。また、板取り作業を行った場合、インキを乾燥させ
た後、板及びコマを取り除き、しかる後に印刷紙を積み
重ねる棒積み作業を必要とする。この棒積み作業は、同
時に、突き揃え、反転、パウダ除去等の各種の処理工程
を含むものである。そして、棒積み作業終了後には、取
り除いたコマの運搬作業等雑多な作業があり、印刷紙の
後処理工程の自動化が妨げられていた。更に、印刷の均
質化を図り、人手不足を補う為に、印刷工場全体の自動
化が叫ばれるようになり、印刷材料とりわけ印刷をする
前の紙(以下、印刷用紙という。また、印刷用紙及び印
刷紙を含めて用紙という)及び印刷紙の工場内搬送の自
動化の必要性に迫られ、自動搬送車の導入の検討が進め
られている。
【0003】しかしながら、印刷の終わった印刷紙は上
記したように各種の後処理工程があり、更に多色印刷、
表面処理等のため、印刷紙を印刷機に複数回通す場合も
多い。従って、単純に各工程を自動搬送車で接続しただ
けでは、その搬送路の占有面積の膨大さ、雑多な品物の
搬送量の膨大さ、従って自動搬送車の必要台数の多さか
ら殆ど実用にならない。特に占有面積が大きくなること
は、印刷が都市型の産業であり、広い土地を確保するこ
とがきわめて困難であることから、その実現をより一層
妨げている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】上記従来技術の問題点に鑑
み、本発明は印刷紙を排紙装置から直接次の後処理工程
に移送すると共に、後処理工程からの印刷紙の出口を印
刷機の給紙装置の入り口に並設することにより、印刷紙
の処理工程を合理化することができ、叉自動搬送車の搬
送ルートを極めて単純なものとすると共に、搬送ルート
の占有面積が少なくて済む、その実用的な採用を可能と
する用紙の自動処理方法並びに用紙自動処理装置付き枚
葉輪転印刷機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための本
発明は、基本的に次の2つの要素を含んでいるものであ
る。その1つは、従来の板取りをせず、印刷機本体の排
紙装置部にたまった一定枚数の印刷紙のみを該排紙装置
部から次に続く後処理工程に移すことである。その2
は、後処理工程のための装置を印刷機の横に平行に配置
し、後工程装置の印刷紙の出口を印刷機本体の給紙装置
側に配置することである。
【0006】より詳細には、本発明に係わる枚葉輪転印
刷機は、給紙装置、印刷ユニット、排紙装置からなる印
刷機本体部と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、該
排紙移載装置に連設したコンベアよりなることを特徴と
している。また、給紙装置、印刷ユニット、排紙装置か
らなる枚葉輪転印刷機本体と、給紙装置に接して設けた
用紙移載装置と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、
該排紙移載装置に連設したコンベアよりなり、給紙から
印刷紙の後加工まで全て自動処理出来ることを特徴とし
ている。更には、 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置
からなる枚葉輪転印刷機本体と、排紙装置部に設けた排
紙移載装置と、該排紙移載装置に連設したコンベアと、
該コンベアにパウダ落とし、突き揃え、反転、棒積み装
置の少なくとも1つを接続してなることを特徴としてい
る。更には、 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置から
なる枚葉輪転印刷機本体と、給紙装置に接して設けた用
紙移載装置と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、該
排紙移載装置に連設したコンベアと、該コンベアにパウ
ダ落とし、突き揃え、反転、棒積み装置の少なくとも1
つを接続してなることを特徴としている。或いは、給紙
装置、印刷ユニット、排紙装置からなる枚葉輪転印刷機
本体と、給紙装置に接して設けた用紙移載装置と排紙装
置部に設けた排紙移載装置と、該排紙移載装置に連設し
たコンベアと、該コンベアにパウダ落とし、突き揃え、
反転、棒積み装置の少なくとも1つを接続してなり、か
つ上記用紙移載装置及びコンベアの出口或いは、パウダ
落とし、突き揃え、反転、棒積み装置の内の少なくとも
1つの出口に用紙自動搬送車用ポートを設けたことを特
徴とする。
【0007】或いは、 給紙装置、印刷ユニット、排紙
装置からなる印刷機本体と、給紙装置に接して設けた用
紙移載装置と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、該
排紙移載装置に連設したコンベアと必要に応じて該コン
ベアに接続したパウダ落とし、突き揃え、反転、棒積み
装置の内の少なくとも1つから成る用紙自動処理装置付
き枚葉輪転印刷機の給紙側とコンベアの出口側或いはパ
ウダ落とし、突き揃え、反転、棒積み装置の内の少なく
とも1つの出口側を同じ側になるように設置、すなわ
ち、入口と出口を並設し、自動搬送車による印刷用紙の
搬送及び印刷紙の搬送が印刷機本体の給紙装置側の搬送
ルートのみによりできることを特徴とする。 なお、本
発明において使用されるコンベアを多段に構成された立
体コンベアとし、その多段コンベア上に印刷紙をゆっく
りと搬送することによりインキを乾燥する乾燥用コンベ
アとすることもできるし、インキが速乾性である場合、
或いは印刷用紙の種類によりインキの乾燥が速い場合、
或いは、紫外線硬化型タイプのインキを用い紫外線乾燥
を行った場合、或いは、電子線乾燥、赤外線乾燥を行っ
た場合には、次工程へのタイミングを取るための自動半
製品倉庫の機能を果たすものとすることもできる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す印刷機の平
面的配置を示し、印刷用紙を運ぶ自動搬送車用搬入ポー
ト1、ローラコンベア2、刷り出し紙供給装置3、給紙
移載機4、給紙装置5、印刷ユニット6、7、8、排紙
装置9、排紙装置9の部分に設けられ、印刷紙を一定枚
数受取り印刷機と直角方向に移す排紙移載機12、入り
口側昇降移載機13、立体コンベア14、出口側昇降移
載機15、突き揃え装置16、棒積み装置17、搬出ポ
ート18から構成されている。搬入ポート1は自動搬送
車よって運ばれてきた印刷用紙を本発明の印刷機のライ
ンに取り込むための場所で、自動搬送車上のパレットに
積まれた印刷用紙をパレットごと次のセクションのロー
ラコンベア2に移載するための駆動腕を設けることもで
きる。ローラコンベア2は印刷用紙を次の刷り出し紙供
給装置3へ送り込むためのもので通常の駆動ローラコン
ベアである。搬入ポートまたはローラコンベアの何れか
を高さ調節出来るようにすることが好ましい。これは刷
り出し紙供給装置3または後記する給紙移載機4の上面
レベルと自動搬送車の荷台のレベルが異なる場合がある
からである。刷り出し紙は、印刷の初期において、イン
キの濃度、見当をチェックするために試し刷りする用紙
である。この試し刷りは印刷の開始の時には必ず必要で
ある。刷り出し紙供給装置3は、図2に示す如く上部に
刷り出し紙収納部20を備え、かつ一定枚数を計数し送
り込まれた印刷用紙の上面に供給する機能を有するもの
である。この刷り出し紙供給は上記したように印刷の開
始時期にのみ行い、正常な印刷が始まれば行わない。給
紙移載機4は印刷用紙を印刷機の自動給紙装置5へその
横側から送り込む装置であり、直角に送ることの出来る
駆動ローラコンベアによって構成さる直角移載コンベア
である。搬入ポートから給紙移載機までのラインを給紙
装置5の横に設けたのは、給紙装置の前に印刷機のオペ
レータの操作場所を確保したもので、印刷機の操作部を
側面に配した場合には、該ラインを給紙装置と直線的に
接続できる。給紙装置5、印刷ユニット6、7、8、排
紙装置9は従来と同じ装置を使用する。ただし、本質的
な機能はそのままであるが、不要な部分を取り除いた
り、または本発明の実施のために部分的に異なった構造
とすることもある。
【0009】排紙移載機12は次々に排紙されてくる印
刷紙を一定枚数になるまで堆積しておく用紙一時受取り
機構を有し、この用紙一時受取り機構は2つのベルトボ
−ド10、11(図3に示す)を持っている。1つのベ
ルトボードに一定枚数の印刷紙が堆積されると(以下、
堆積された印刷紙の山を単にスタックという)、該ボー
ドが下降を始めると共に、他のベルトボードが印刷紙を
受取り堆積する位置に素早く移動する。この時ベルトボ
ード上面を構成しているベルトは、印刷紙に対してその
水平方向成分の動きは零の状態で印刷紙の下側に滑り込
むようになっている。そのため印刷紙は乱れることがな
い。スタックが載った前記ベルトボードは下降したあと
立体コンベア側に移動し、スタックのみを次の入り口側
昇降移載機13に送り込む。
【00010】入り口側昇降移載機13は、エアーテー
ブルとプッシャーを備えており、スタックを載せた入り
口側昇降移載機が立体コンベア14の所定の階の高さに
停止すると図示されないプッシャ−によりエアーテーブ
ル上のスタックが立体コンベアに移載される。この時、
スタックがずれたり、崩れたりしないように立体コンベ
アのベルト面とコンベアに移載されようとしているスタ
ックの移動速度は同じにされねばならない。立体コンベ
ア14は外観直方体をしたフレームを有し、該フレーム
内に駆動される表面平滑なベルトコンベアが階層的に多
段に設けられている。スタックは、ベルトコンベアに上
記入り口側昇降移載機13により上方または下方の段の
ベルトコンベアから順次1つずつ移載される。ベルトコ
ンベアの走行速度は移載速度に同調し、入り口側昇降移
載機からベルトコンベアへ、又ベルトコンベアから出口
側昇降移載機へとスタックの移動をスムーズに行う。も
し、これらの表面速度が一致しないと、これらに直接接
しているスタック下部の印刷紙に皺または破れが生じ
る。スタックのベルトコンベアへの移載は、上段から下
段へ、または下段から上段へとコラムを順次埋めてゆく
のが空間の利用率が高く、即ち、乾燥時間が最も長い。
1段のベルトコンベアが一杯になると、入り口側移載機
からベルトコンベアにスタックが移載されると同時にベ
ルトコンベアから出口側移載機にスタックが移載され
る。このように移載はコンベアの入り口側と出口側で同
調して行われる。立体コンベア14の出口に設けられた
出口側昇降移載機15は、入り口側昇降移載機13と反
対の機能を有するものであって、立体コンベアのスタッ
クを受取り次のセクションの突き揃え装置16へ移載す
るものである。この出口側昇降移載機はエアーテーブル
構造を成している。
【0011】突き揃え装置16は次の作業、例えば裏面
印刷、後加工等において支障を来さないように印刷パウ
ダを除去し、さらに印刷紙の側面をきれいに揃えるもの
で、既存の装置を一部改造することによって利用するこ
とが出来る。棒積み装置17は突き揃えされたスタック
をパレット上に積み重ね次の作業または倉庫における保
管に都合の良い高さにするためのものである。なお、こ
の棒積み装置17は、パレット供給装置を備え、印刷機
本体の給紙装置で除去されたパレットを順次自動的に棒
積みのために供給する。 搬出ポート18は棒積みされ
た印刷紙を自動搬送車に移載する場所である。
【0012】以下、前記排紙移載機12についてより詳
細に説明する。図3は印刷機本体の排紙装置9に設けら
れた排紙移載機12の概略構成図であり、排紙装置9に
より落下してくる印刷紙を一時受け取り移動する2つの
ベルトボード10、11と該ベルトボードに一定枚数の
印刷紙が堆積されスタックSとなったとき、該スタック
Sの載ったベルトボード10を支え、ベルトボード10
を走行高さまで降下させた後横移動して次の入り口側昇
降移載機まで移動させる昇降台車35、スタックSを移
載した空のベルトボード11を前記昇降台車によって上
昇させ、図示しないガイドレール上に置き、このガイド
レール上のベルトボードを排紙装置9の印刷紙一時受取
位置まで移動させる駆動装置21(図4に示す)等によ
って構成される。
【0013】図4は上記排紙移載機のより詳細な構成図
である。ベルトボード10は印刷紙を受け取る位置にあ
り、該ベルトボードは固定されておらず2点鎖線で示さ
れるガイドレール27上を移動可能である。また、ベル
トボード10および11は図5、図6に示すように上面
にエアー吹き出し穴22が設けられたエアーテーブル2
3と、その上面と下面に可撓性のあるベルト24がエア
ーテーブルの上面及び下面に沿って摺動自在に巻き付け
て設けられている。エアーテーブルの前端部及び後端部
にはベルトが摺動しやすいようにローラ25(図5に示
す)が設けられている。また、サイドジョガー67は印
刷紙の側面を揃える役割を果たすもので、図では印刷紙
が数センチの高さになるまでの様子を示している。すな
わち、サイドジョガー67は十分に下がり、この側面に
ベルトボード10が接することにより堆積する印刷紙低
部の紙がサイドジョガー67とベルトボード10の間か
ら出ることを防止している。
【0014】図4に示した位置において、ベルトボード
10、11はその側縁に設けられた複数のガイドローラ
28及び64とガイドローラ取付ブロック29でベルト
ボードの両サイドやや下方のガイドレール27上に支持
されてその姿勢が保持されている。ガイドレール27は
図において右方向に延びており、その上方にはベルトボ
ード10をガイドレールに沿って移動させるための駆動
装置21が設けられ、該駆動装置はベルトボード10の
両側部に突出したローラ25(図5に示す)の軸端に係
合して、ベルトボードを左方に押し進めるプッシャー3
0、該プッシャーを案内するプッシャーガイド301と
プッシャー30をプッシャーガイド301に沿って走行
させるための図示しない駆動モータからなっている。プ
ッシャー30の下端には前記ローラ25の軸端に係合す
るフォーク31が取り付けられている。プッシャーガイ
ド301の左端部にはエア−テーブルの上部のベルトを
固定するためのサッカー32付きエアーシリンダ33が
複数取り付けられている。このエア−シリンダ33の作
用については後記する排紙移載機の動作説明の部分で述
べる。図4においてベルトボード11は印刷紙のスタッ
クSを載せて下降した位置にある。
【0015】昇降台車35は昇降台車ベース36上を車
輪37を介し図示しない駆動装置により走行するように
構成され、受け台41はリンク機構40によって上下に
昇降される。受け台41には、前記ベルトボード10の
ブロック29の係合凹部34に係合する係合凸部42が
設けられ、これら係合凹部と係合凸部が係合した状態
で、ベルトボード10は昇降台車35により上昇または
下降する。次に、ガイドレール27とベルトボード10
(11も同じ)の関係について、図7及び図8により説
明する。ベルトボード10の幅よりも大きな内寸法Lを
おいて平行に据え付けられた一対のガイドレール27、
27には、ベルトボードの側方に設けられたガイドロー
ラ28、64が上下に通過できる切り欠き43、65が
それぞれ4個1組で2組設けられている。1組(図8の
右側)はガイドレール下側からベルトボード10を上昇
させ、ガイドレール上に載せるためのものであり、他の
1組(左側)はガイドレールから降下させる時に必要な
切り欠きである。図8は図7のI−I線に沿った断面図
であり、ガイドローラ28が切り欠き43をガイドロー
ラ64が切り欠き65を完全に通過した状態である。こ
の状態からベルトボード10を図7において左方向に少
し移動すれば、ベルトボード10は安定した状態でガイ
ドレール上に載置される。ガイドローラ28、64はロ
ーラ横ガイド50により規制され脱輪することはない。
【0016】次に、排紙移載機12の動作について図9
乃至図19により説明する。図9において、ベルトボー
ド10の上面には一定の枚数の印刷紙が堆積されスタッ
クSを形成しており、この状態に至るまでベルトボード
10は印刷機の排紙装置に連動し、排紙速度に応じた一
定の速度で下降するボードホルダー66に支持され徐々
に下がっている。また、次のベルトボード11は印刷紙
受取位置に進入するため待機位置にある。そして、ベル
トボードのベルトを固定するためエアーシリンダ33が
作動しサッカー32はベルトを吸着固定している。図1
0は次のベルトボード11がプッシャー30により押さ
れ、印刷紙受取位置に進入を開始している状態を示して
いる。そのとき昇降台車の係合凸部42がベルトボード
の係合凹部34に係合し、ベルトボード10は昇降台車
35により支え始められている。図11は、ベルトボー
ド11が印刷紙受取位置にもたらされ印刷紙の受取を始
めている。また印刷機の排紙装置に連結され連動して作
動するボードホルダー66が下降を続け、ベルトボード
のガイドローラ64と完全に離れた状態にあり、ベルト
ボード10は昇降台車35による走行開始高さにある。
図12は昇降台車がベルトボード10及びスタックSを
載せて走行し、スタックを次の装置に移載すべき位置に
到達している。また、エアーシリンダ33が未だ作動位
置にあり続けている状態を示している。
【0017】図13は、サイドジョガー67を上方に逃
がした後、プッシャー30を作動させてベルトボード1
1を左方に移動し、該ベルトボード11をガイドレール
27から外れ降下できる位置に移動した状態を示してい
る。この時ベルトボード11はボードホルダー66によ
り保持されている。しかる後、図14に示すように下端
にサッカー48と紙送りプッシャー49のついたプッシ
ャー30はベルトボード11から離れベルトボード10
の後端に移動され、そのサッカー48がベルト24を吸
着し、紙送りプッシャー49がスタックSの後部に接し
該スタックを次のステーションである入り口側昇降移載
機13に移載を開始する態勢にある。このとき、ベルト
ボード10のエアーテーブル23は固定され、ベルト2
4のみが上記プッシャー30及びサッカー48により回
動されその上のスタックのみが移載される。また、この
時にはサッカー32は開放されている。図15はプッシ
ャー30によりスタックSが入り口側昇降移載機13の
所定位置に移載され終わった状態を示している。図16
は走行台車35を図15の状態から左方に少し後退した
後、空のベルトボード10を上昇させ2点鎖線で略示す
るガイドレール27に載置した状態を示している。図1
7は、昇降台車の受け台41が下げられ、プッシャー3
0がベルトボード10と係着した状態を示している。図
18は、走行台車35がベルトボード11を受け取る位
置に走行した状態を示している。図19はサッカー32
がベルトボード10のベルト24を吸着固定し、プッシ
ャー30がベルトボード10を印刷紙受取位置に押し進
めを開始している状態である。
【0018】図20は、入り口側昇降移載機13から印
刷紙のスタックSを立体コンベア14のベルト47の上
に該ベルトの走行速度に同調した速度で移載するための
装置の一例を示す一部省略平面図である。図21は図2
0のII−II線に沿った断面図である。図20お及び21
は入り口側昇降移載機13のエアーテーブル54から立
体コンベア14のベルトコンベアにスタックSを移載す
る様子を示し、立体コンベアのベルト47に吸着し該ベ
ルトの走行にともなって走行する複数のサッカー69
と、サッカー取付アーム55と、該アームに連結されス
タックSをその後ろから押すためのプッシャー70を示
している。また、図22は上記サッカー69の駆動系を
示し、サッカー69を上下させるエア−シリンダ691
とサッカー取付アーム55、プッシャー70、サッカー
取付アームの走行をガイドするガイドレール52、これ
らをガイドレール52に沿って(戻り方向に)駆動する
モータ51よりなっている。図示した装置によるスタッ
クSの入り口側昇降移載機13から立体コンベア14へ
の移載は、モータ51によりサッカー69、エア−シリ
ンダ691、サッカー取付アーム55、プッシャー70
等を、プッシャ−70がスタックSの後方位置(図の右
方)にくるまで戻し、次いでエア−シリンダ691によ
りサッカー69を立体コンベアベルト47面まで降下さ
せたのち該ベルト47に吸着させる。ベルト47が走行
を開始すると共に、サッカー取付アーム55に連結した
プッシャー70がスタックSを入り口側昇降移載機から
立体コンベアに移載する。入り口側昇降移載機13にお
いてスタックSは、エア−テーブル54の上に載置され
ているから小さな力で移動させることができる。
【0019】図23は立体コンベア14のベルトの駆動
装置62の一例を示し、該装置はサッカー56、サッカ
ーを取付け該サッカーを移動させるためのサッカー取付
アーム57、該ベルト駆動装置の駆動モータ59、取付
アーム57をモータ59と協同して移動可能に装架する
ためのガイドレール58、サッカー56を吸着位置と開
放位置に移動させるためのエアーシリンダー60からな
っている。なお、本ベルト駆動装置62は立体コンベア
14のベルト47を駆動すると同時に、出口側昇降移載
機15のベルト61を同調的に駆動する。ベルト駆動装
置62をこのように構成することにより、立体コンベア
のベルト47の走行速度と出口側昇降移載機のベルト6
1の走行速度を完全に一致させることができ、スタック
Sは崩れたり、皺が生じたりすることなく、立体コンベ
アから出口側昇降移載機に移載される。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば枚葉
輪転印刷機本体の排紙装置部に排出される印刷紙を板取
りすることなく印刷紙のみを一定枚数毎に取り出し、連
続的に乾燥、紙処理を行うように構成し、かつ最終工程
の出口を印刷機本体の給紙装置側に揃えたので、印刷及
び後処理を完全に自動化し省人化することが可能とな
る。また印刷のための用紙の搬送及び、印刷と後処理を
終えた印刷紙の搬送を自動搬送車により行うとき、該搬
送車の走行ルートを簡略化する事が出来るため、狭いス
ペースでも自動搬送システムを採用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる用紙自動処理装置付き枚葉輪転
印刷機の平面配置図である。
【図2】搬入ポート、ローラコンベア、刷り出し紙供給
装置及び給紙移載機の配置を示す側面図である。
【図3】排紙移載機の構成を概略示す側面図である。
【図4】排紙移載機の構成を示す側面図である。
【図5】ベルトボードの側面図である。
【図6】ベルトボードの断面図である。
【図7】ガイドレールの平面図である。
【図8】図7のI−I線に沿った断面図である。
【図9】排紙移載機の動作説明図である。
【図10】排紙移載機の動作説明図である。
【図11】排紙移載機の動作説明図である。
【図12】排紙移載機の動作説明図である。
【図13】排紙移載機の動作説明図である。
【図14】排紙移載機の動作説明図である。
【図15】排紙移載機の動作説明図である。
【図16】排紙移載機の動作説明図である。
【図17】排紙移載機の動作説明図である。
【図18】排紙移載機の動作説明図である。
【図19】排紙移載機の動作説明図である。
【図20】入り口側昇降移載機の平面図である。
【図21】図20のII−II線に沿った断面図である。
【図22】入り口側昇降移載機のサッカーの駆動系を示
す図である。
【図23】コンベアの駆動装置を示す図である。
【符号の説明】
1 搬入ポート 2 ローラコンベア 3 刷り出し紙供給装置、 4 給紙移載機 5 給紙装置 6、7、8 印刷ユニット 9 排紙装置 10、11 ベルトボード 12 排紙移載機 13 入り口側昇降移載機 14 立体コンベア 15 出口側昇降移載機 16 突き揃え装置 17 棒積み装置 18 排出ポート 21 駆動装置 22 エア吹き出し穴 23 エアーテーブル 24 ベルト 25 ローラ 27ガイドレール 28 ガイドローラ 29 ガイドローラ取付ブロック 30 プッシャー 301プッシャーガイド 31 フォーク 32 サッカー 33 エアーシリンダ 34 係合凹部 35 昇降台車 36 昇降台車ベース 37 車輪 40 リンク機構 41 受け台 42 係合凸部 43 切り欠き 47 ベルト 48 サッカー 49 プッシャー 50 ローラ横ガイド 51 モータ 52 ガイドレール 54エア−テーブル 55 サッカー取付アーム 56 サッカー 57 サッカー取付アーム 58 ガイドレール 59 モータ 60 エア−シリンダ 61 ベルト 62 ベルト駆動装置 64 ガイドローラ 65 切り欠き 66 ボードホルダー 67 サイドジョガー 69 サッカー 70 プッシャー 301 プッシャーガイド 481 エア−シリンダ 691 エアーシリンダ S スタック

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉輪転印刷機における用紙の自動処理
    方法であって、印刷機の排紙装置に印刷紙一時受け手段
    を進入させて一定枚数の印刷紙を受け取り、該印刷紙一
    時受け取り手段を排紙装置から退出させ、次いで印刷紙
    のみを後工程の乾燥、突き揃え、パウダ落とし、反転、
    棒積みに、またはこれら工程のうち少なくとも1つの工
    程に連続的に移載する用紙の自動処理方法。
  2. 【請求項2】 後処理工程の印刷紙出口側を印刷機の給
    紙装置側に揃えることを特徴とする請求項1記載の用紙
    の自動処理方法。
  3. 【請求項3】 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置から
    なる枚葉輪転印刷機本体と、排紙装置部に設けた排紙移
    載装置と、該排紙移載装置に連設したコンベアよりなる
    用紙自動処理装置付き枚葉輪転印刷機。
  4. 【請求項4】 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置から
    なる枚葉輪転印刷機本体と、給紙装置に接して設けた用
    紙移載装置と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、該
    排紙移載装置に連設したコンベアよりなる用紙自動処理
    装置付き枚葉輪転印刷機。
  5. 【請求項5】 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置から
    なる枚葉輪転印刷機本体と、排紙装置部に設けた排紙移
    載装置と、該排紙移載装置に連設したコンベアと、該コ
    ンベアにパウダ落とし、突き揃え、反転、棒積み装置の
    少なくとも1つを接続してなる用紙自動処理装置付き枚
    葉輪転印刷機。
  6. 【請求項6】 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置から
    なる枚葉輪転印刷機本体と、給紙装置に接して設けた用
    紙移載装置と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、該
    排紙移載装置に連設したコンベアと、該コンベアにパウ
    ダ落とし、突き揃え、反転、棒積み装置の少なくとも1
    つを接続してなる用紙自動処理装置付き枚葉輪転印刷
    機。
  7. 【請求項7】 コンベアを印刷機本体と平行に配置し、
    印刷機への給紙側とコンベアの出口側或いはパウダ落と
    し、突き揃え、反転、棒積み装置の内少なくとも1つの
    出口側が同じ側にあることを特徴とする請求項3乃至請
    求項6に記載の用紙自動処理装置付き枚葉輪転印刷機。
  8. 【請求項8】 コンベアが印刷紙の乾燥用コンベアであ
    ることを特徴とする請求項3乃至請求項7に記載の用紙
    自動処理装置付き枚葉輪転印刷機。
  9. 【請求項9】 排紙移載装置が、印刷紙のみを移載する
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項8に記載の用紙自
    動処理装置付き枚葉輪転印刷機。
  10. 【請求項10】 コンベアが立体コンベアであることを
    特徴とする請求項3乃至請求項8に記載の用紙自動処理
    装置付き枚葉輪転印刷機。
  11. 【請求項11】 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置か
    らなる枚葉輪転印刷機本体と、給紙装置に接して設けた
    用紙移載装置と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、
    該排紙移載装置に連設したコンベアと、該コンベアにパ
    ウダ落とし、突き揃え、反転、棒積み装置の少なくとも
    1つを接続してなり、かつ上記用紙移載装置及びコンベ
    アの出口或いは、パウダ落とし、突き揃え、反転、棒積
    み装置の内の少なくとも1つの出口に用紙自動搬送車用
    ポートを設けたことを特徴とする用紙自動処理装置付き
    枚葉輪転印刷機。
  12. 【請求項12】 給紙装置、印刷ユニット、排紙装置か
    らなる印刷機本体と、給紙装置に接して設けた用紙移載
    装置と、排紙装置部に設けた排紙移載装置と、該紙移載
    装置に連設したコンベアと必要に応じて該コンベアに接
    続したパウダ落とし、突き揃え、反転、棒積み装置の内
    の少なくとも1つから成る用紙自動処理装置付き枚葉輪
    転印刷機の給紙側とコンベアの出口側或いはパウダ落と
    し、突き揃え、反転、棒積み装置の内の少なくとも1つ
    の出口側を同じ側になるように設置し、自動搬送車によ
    る印刷用紙の搬送及び印刷紙の搬送が印刷機の給紙装置
    側の搬送ルートのみによりできることを特徴とする用紙
    の自動搬送が単純な用紙自動処理装置付き枚葉輪転印刷
    機。
  13. 【請求項13】 コンベアが立体コンベアであることを
    特徴とする請求項11乃至請求項12に記載の用紙自動
    処理装置付き枚葉輪転印刷機。
JP3256500A 1991-10-03 1991-10-03 用紙の自動処理方法及び用紙自動処理装置付き枚葉輪転印刷機 Pending JPH0592552A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010527822A (ja) * 2007-05-25 2010-08-19 カーベーアー−ジオリ ソシエテ アノニム 紙幣および同様の有価証券を製造するために枚葉紙の表面−裏面に凹版印刷する凹版印刷機システム
JP2022066259A (ja) * 2018-05-25 2022-04-28 株式会社Fuji 印刷システム、印刷方法及び実装システム

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