JPH066346B2 - 部材相互の接合方法 - Google Patents

部材相互の接合方法

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JPH066346B2
JPH066346B2 JP18984388A JP18984388A JPH066346B2 JP H066346 B2 JPH066346 B2 JP H066346B2 JP 18984388 A JP18984388 A JP 18984388A JP 18984388 A JP18984388 A JP 18984388A JP H066346 B2 JPH066346 B2 JP H066346B2
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JP
Japan
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attached
adhesive
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curing agent
joining
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JP18984388A
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JPH0263726A (ja
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孝雄 岩田
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Hashimoto Forming Industry Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Forming Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各種の被取付部材と取付部材を相互に二液性
接着剤で接合するのに適用できる部材相互の接合方法に
関するものである。
従来の技術 一般に、二液性接着剤としては主剤または硬化剤のいず
れかをマイクロカプセルに封入させて該マイクロカプセ
ルを他方中に均一に混合したものが知られている。
この接着剤を用いて部材相互を接合するにあたっては予
め受皿上等でマイクロカプセルを押し潰すことにより主
剤と硬化剤とを混合した後、被取付部材乃至は取付部材
の接合面に塗布し、或いはいずれか片側の接合面に塗布
した状態でマイクロカプセルを押し潰して主剤と硬化剤
とを混合した後に他側の接合面に押し当てることにより
接着剤を硬化させて取付部材を被取付部材に固着するの
が通常である。
発明が解決しようとする課題 然し、これでは二液性接着剤の主剤と硬化剤とを混合す
るのに手間が掛り、また、その混合後に他側の部材を手
早く接着剤が付着された接合面に押し当てねばならない
から、工業的観点からすれば実用に不向きなのが実情で
ある。
茲において、本発明は二液性接着剤の混合に要する手間
を省きしかも取付部材を被取付部材に確実に接着し得る
部材相互の接合方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明に係る部材相互の接合方法においては、主剤また
は硬化剤のいずれかがマイクロカプセルに封入されて該
マイクロカプセルを他方と均一に混合された二液性接着
剤を被取付部材及びまたは取付部材の接合面に塗布し、
被取付部材の所定位置に取付部材を位置させて被取付部
材と取付部材の接合面を相互に押し付けて所定範囲内で
相対的に移動させつつマイクロカプセルを押し潰すと共
に主剤と硬化剤とを混合した後被取付部材と取付部材の
相対的な移動を停止させて接着剤を硬化するものであ
り、この被取付部材または取付部材の少なくとも片側を
回転させて主剤と硬化剤とを混合するようにでき、或い
は被取付部材または取付部材の少なくとも片側を反覆摺
動させて主剤と硬化剤とを混合するようにもできる。ま
た、その接着剤として付加タイプのものを用い、被取付
部材と取付部材の相対移動に伴って生ずる摩擦熱で接着
剤を硬化するようにでき、この場合に被取付部材並びに
取付部材を熱可塑性の合成樹脂で形成し、接着剤による
接合に加えて被取付部材と取付部材とを相対移動に伴っ
て生ずる摩擦熱で溶着接合することもできる。
作用 この部材相互の接合方法では被取付部材と取付部材とを
少なくとも片側の回転乃至は振動,反覆摺動で機械的に
相対移動することにより被取付部材及びまたは取付部材
の接合面に塗布した接着剤のマイクロカプセルを押し潰
して主剤と硬化剤とを混合するから、手間を掛けずに接
着剤を混合できるばかりでなく、その接着剤を適度に混
合した後、相対移動を停止させて接着剤を短時間で硬化
するだけで取付部材を被取付部材に確りと固着できるよ
うになる。また、接着剤として付加タイプのものを用い
れば被取付部材と取付部材の相対移動に伴って生ずる摩
擦熱で接着剤を硬化できることにより接着剤の硬化時間
を短縮でき、この被取付部材並びに取付部材を熱可塑性
の合成樹脂で形成するときには接着剤による接合に加え
て溶着接合できることにより接合強度を更に高め得るよ
うになる。
実施例 以下、第1〜5図を参照して説明すれば、次の通りであ
る。
この接合方法は熱可塑性または熱硬化性の合成樹脂成形
品で或いはアルミのダイカスト製品やステンレス等の金
属板等通常接着剤で比較的大きな接着強度の得られるも
のによって被取付部材1並びに取付部材2を構成する場
合に広く適用でき、そのうちで図示実施例に基づいては
熱可塑性の合成樹脂で形成した部材相互1,2を二液性
接着剤で接合する場合で説明する。
これら部材1,2には、第1図で示すように少なくとも
片側の接合面に二液性接着剤3を塗布する。その接着剤
3としてはは第2図で示す如く主剤3aまたは硬化剤3
bのいずれかをマイクロカプセル3cに封入し、これを
他方中に均一に混合したものを用いるから被取付部材1
または取付部材2の片側に塗布すれば足り或いは双方の
接合面に塗布するようようにしてもよい。その二液性接
着剤には反応開始剤を増やすと硬化速度が早くなり減ら
すと遅くなるエポキシ系やウレンタン系等の縮合タイプ
のものと、これに対して反応開始剤の量には影響されず
に常温でも硬化するが50〜150℃の温度範囲内に加
熱することにより急速に硬化反応が速くなるアクリル系
等の付加タイプのものとがあり、そのうちで付加タイプ
のものを用いるのが好ましい。また、硬化剤反応開始型
或いは反応促進剤等主剤を硬化させるためのものであ
り、これらいずれかを或いは双方共に主剤と混合するこ
とにより主剤が硬化して接着できる。
第1図で示す場合は被取付部材1の平面の所定位置に凹
部4が設けられ、この凹部4を接合面として略円板状に
成形された取付部材2を接合することが行われている。
そのため、二液性接着剤3を接合面4に塗布した後、第
3図で示すように取付部材2をスピン治具10で被取付
部材1の所定位置に設けた凹部4に押し当てて取付部材
2を所定位置を保つように高速で回転すればマイクロカ
プセル3cを押し潰すことにより主剤3aと硬化剤3b
とを速やかに混合することができる。この回転で主剤3
aと硬化剤3bとが適度に混合した後で取付部材2の回
転を停止すれば、そのままで接着剤3を硬化することに
より取付部材2を被取付部材1に確りと固着できる。こ
の場合には取付部材2を被取付部材1の凹部4に接合す
るため、接着剤3が外表面に喰み出さないところから好
ましい。また、取付部材2を高速回転することで接着剤
3として付加タイプのものを用いると、取付部材2の回
転に伴って生ずる摩擦熱で接着剤3の硬化時間を短縮す
るようにできる。その摩擦熱では被取付部材1並びに取
付部材2を熱可塑性の合成樹脂で形成することにより各
接合面を溶融することもできるから、接着剤3による接
合に加えて相互を溶着で更に強固に接合するようにでき
る。この時使用する被取付部材1と取付部材2の熱可塑
性合成樹脂材料は相溶性を有するものが望ましい。
この他に、第4図で示す如く被取付部材1の接合面が平
坦面に形成されている場合にはスピン治具10に代えて
振動溶着治具11を用いることもでき、それで取付部材
2を押圧しながら所定範囲内で高速で左右に移動するこ
とによりマイクロカプセルを押し潰すと共に主剤と硬化
剤とを混合させて接着剤3を硬化するようにできる。こ
の場合にも上述したと同様、接着剤3の硬化反応を摩擦
熱で促進させると共に被取付部材1並びに取付部材2を
摩擦熱で溶融することにより硬化時間を短縮させて接合
することもできる。その振動溶着治具11を用いては第
5図で示す如く取付部材2がチャンネル形状を有し、こ
れを被取付部材1の凹溝内に接着剤3で接合する場合に
も適用することができる。その振動溶着には超音波振動
を適用することもでき、この他に被取付部材1と取付部
材2とを機械的に相対移動できる手段であれば如何なる
手段を適用するようにできる。このようにして部材相互
1,2を接合するときには被取付部材1,取付部材2の
いずれか或いは双方に二液性接着剤3を塗布し、その部
材相互1,2を対接させて機械的に相対移動することに
よりマイクロカプセル3cを押し潰すと共に主剤3aと
硬化剤3bとを混合すれば、この接着剤3で直に固定で
きるから手間を掛けずに迅速に部材相互1,2を接合す
ることができる。
特に、溶着だけでは強度が得られないような例えば相溶
性を持たない部材相互の場合或いは片側乃至双方が熱硬
化性樹脂製等で溶着できない部材相互を接合する場合に
好ましい。
発明の効果 以上の如く、本発明に係る部材相互の接合方法に依れ
ば、主剤または硬化剤をマイクロカプセルに封入した二
液性の接着剤を用いて手間を掛けず確実に部材相互を接
合することができ、また、接着剤の硬化時間を短縮させ
て迅速に接合できしかも接着剤による接合に加えて溶着
接合もできることにより接着強度を高めることも可能に
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法で部材相互に接着剤を塗布す
る工程の説明図、第2図は同方法で用いる二液性接着剤
を拡大して示す説明図、第3図は同方法でスピン溶着を
適用する工程の説明図、第4図は同方法で振動溶着を適
用する工程の説明図、第5図は同振動溶着を適用する場
合の変形例を示す説明図である。 1:被取付部材、2:取付部材、3:二液性接着剤、3
a…主剤、3b…硬化剤、3c:マイクロカプセル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主剤(3a)または硬化剤(3b)のいず
    れかがマイクロカプセル(3c)に封入されて該マイク
    ロカプセル(3c)が他方と均一に混合された二液性接
    着剤(3)を被取付部材(1)及びまたは取付部材
    (2)の接合面に塗布した後、被取付部材(1)の所定
    位置に取付部材(2)を位置させてその被取付部材
    (1)と取付部材2の接合面を相互に押し付けて所定の
    範囲内で相対的に移動させつつマイクロカプセル(3
    c)を押し潰すと共に主剤(3a)と硬化剤(3b)と
    を混合した後に被取付部材(1)と取付部材(2)の相
    対的な移動を停止させて接着剤(3)を硬化するように
    したことを特徴とする部材相互の接合方法。
  2. 【請求項2】上記被取付部材(1)または取付部材
    (2)の少なくとも片側を回転させて主剤(3a)と硬
    化剤(3b)とを混合するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の接合方法。
  3. 【請求項3】上記被取付部材(1)または取付部材
    (2)の少なくとも片側を反覆摺動させて主剤(3a)
    と硬化剤(3b)とを混合するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の接合方法。
  4. 【請求項4】上記接着剤(3)として付加タイプのもの
    を用い、被取付部材(1)と取付部材(2)の相対移動
    に伴って生ずる摩擦熱で接着剤(3)を短時間で硬化す
    るようにしたことを特徴とする請求項1または2,3記
    載の接合方法。
  5. 【請求項5】上記被取付部材(1)並びに取付部材
    (2)を熱可塑性の合成樹脂で形成し、接着剤(3)に
    よる接合に加えて被取付部材(1)と取付部材(2)の
    相対移動に伴って生ずる摩擦熱で溶着接合するようにし
    たことを特徴とする請求項4記載の接合方法。
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