JP3052735B2 - ねじ部材の緩み止め用接着剤組成物 - Google Patents

ねじ部材の緩み止め用接着剤組成物

Info

Publication number
JP3052735B2
JP3052735B2 JP6151802A JP15180294A JP3052735B2 JP 3052735 B2 JP3052735 B2 JP 3052735B2 JP 6151802 A JP6151802 A JP 6151802A JP 15180294 A JP15180294 A JP 15180294A JP 3052735 B2 JP3052735 B2 JP 3052735B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive composition
screw member
aqueous binder
preventing loosening
polymerization accelerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6151802A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07331187A (ja
Inventor
譲 三瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Three Bond Co Ltd
Original Assignee
Three Bond Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Three Bond Co Ltd filed Critical Three Bond Co Ltd
Priority to JP6151802A priority Critical patent/JP3052735B2/ja
Publication of JPH07331187A publication Critical patent/JPH07331187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3052735B2 publication Critical patent/JP3052735B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ネジ、ボルト、ナッ
ト等のねじ部材の螺合面に塗布して緩み止めや密着性
(以下、緩み止めと総称する)の付与を図るためのセル
フロッキングねじ部材用接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネジ、ボルト、ナット等の螺着部
材の螺合面(ネジ山)等に塗布する緩み止め用接着剤と
しては、溶媒として有機溶媒又は水を使用し、反応性接
着剤を内包したマイクロカプセルとバインダーとしての
樹脂からなる組成物が、特公昭45-11051号、特公昭52-4
6339号、 特開平2-308876号、特開昭53-11883号等が知れ
れている。
【0003】また、特開昭57-192476 号には同様な目的
の緩み止め用接着剤として重合性モノマー、重合開始剤
を内包したマイクロカプセル、重合促進剤及びエチレン
−マレイン酸無水物の水性バインダーからなる組成が開
示されている。
【0004】更に、本出願人自らもこれらに類似する技
術としてエポキシ樹脂を内包したマイクロカプセルとエ
ポキシ樹脂のアミン系硬化剤、水溶性ポリアセタールか
らなる水性バインダーとからなる接着剤組成物を開示し
ている(特開平5-140514号)。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、これ
ら従来から知られているマイクロカプセル型接着剤の
内、反応性主剤と反応性開始剤(硬化剤)をそれぞれマ
イクロカプセル化したタイプは、接着剤としての保存安
定性に優れているもののマイクロカプセルを多量に使用
するため、コスト的に問題があり、また使用できる反応
性主剤の量が制限されるため、接着力そのものが不十分
であったりした。
【0005】一方、水性バインダーが完全に水溶性であ
ると、ボルト等に塗布後の乾燥時間に時間がかかり、生
産性が極めて悪くなる等の欠点があるが、前記特開平5-
140514号に使用した水性バインダーは適度の水溶性であ
り、乾燥に時間がかかる等の問題点は解消される。
【0006】しかし、前記特開平5-140514号ではこれら
水性バインダー中にエポキシ樹脂を内包したマイクロカ
プセルと硬化剤を溶解乃至分散させ、更にバインダー自
体を水中に一部溶解した懸濁状態でボルト等の螺合部に
塗布して乾燥させてプレコートボルトを製造するため、
乾燥後に形成される塗膜自体が硬く、比較的脆いため、
ボルトの締め込み時に塗膜が一部剥れ落ち、カスが発生
するという問題点があった。
【0007】また、前記特開昭57-192476 号では水性バ
インダー中にマイクロカプセルを分散させた重合性モノ
マー、重合促進剤が懸濁状態で分散したエマルジョンの
状態にあり、更にバインダー自体を水中に一部溶解した
懸濁状態でボルト等の螺合部に塗布して乾燥させてプレ
コートボルトを製造するのであるが、これではボルト等
に塗布前の組成物のエマルジョンの状態の安定性乃至塗
布後の乾燥塗膜の安定性が何れも不十分であり、したが
って長期保存可能な緩み止めプレコートボルトを得るこ
とができなかった。
【0008】
【問題点を解決するための手段】この発明は、上記実情
に鑑み、ねじ部材の緩み止め用プレコート型接着剤組成
物において、 a)分子の末端に重合性二重結合を有するモノマー b)重合開始剤を内包するマイクロカプセル c)重合促進剤 d)下記式に示す水性バインダー
【化1】 (式中Rは炭素1〜4のアルキル基、lは1〜15、m
+n=85〜99である)からなるねじ部材の緩み止め
用接着剤組成物を提案するものである。
【0009】即ち、この発明ではボルト等に塗布前には
d)の水性バインダー中に、b)のマイクロカプセルを
分散させたa)のモノマーとc)の重合促進剤を懸濁状
態で分散させ、更にd)の水性バインダー自体も水中に
一部溶解した懸濁状態にあり、ボルト等に塗布後はd)
の水性バインダー中に、b)のマイクロカプセルを分散
させたa)のモノマーとc)の重合促進剤を懸濁分散さ
せた状態でボルト等に見掛け固体状態で固定されるが、
この発明では水性バインダーとして前記構造式のものを
使用することにより、塗布前乃至塗布後の前記状態を長
期間に亙って安定に保つことができることを見出したも
のである。
【0010】更に、この発明で使用する水性バインダー
は水中に一部溶解して懸濁状態になるため、乾燥が容易
になり、ボルト等に塗布した後の見掛け乾燥した塗膜が
早期に得られるようになる。
【0011】この発明で使用するa)の分子の末端に重
合性二重結合を有するモノマーとは、水に対し重量比で
10%以下の溶解性を示すものが適当である。
【0012】具体的には、ビスフェノールA型エポキシ
(メタ)アクリレート或は、グリシジル(メタ)アクリ
レートが好ましい。
【0013】次に、b)重合開始剤を内包するマイクロ
カプセルの内、重合開始剤としては、パーオキサイド、
ハイドロパーオキサイド、パーエステル及びパーアミド
類が使用でき、好ましくはパーオキサイド類更に好まし
くはジアシルパーオキサイドである。
【0014】また、マイクロカプセルの壁膜を形成する
壁材は、アルデヒド樹脂又は尿素樹脂が用いられてお
り、アルデヒド樹脂としては尿素−ホルムアルデヒド樹
脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられ、尿
素樹脂としては、ポリウレア、ポリウレタン樹脂等が挙
げられるが、特に好ましいのはメラミン樹脂である。
【0015】また、カプセルの粒径は、数μm 〜100 μ
m 程度まで使用できるが、好ましくは20乃至60μm であ
る。
【0016】c)重合促進剤としては、アミン類、スル
フィミド類等従来公知のものが使用できるがこれらに限
定されるものでない。
【0017】具体的には、N,Nジメチルパラトルイジ
ンのような第3級アミン類や3−オキソ−2,3−ジヒ
ドロベンズイソチアゾール−1、1−ジオキサイドのよ
うなスルフィミド類が挙げられるが、特に好ましいのは
N,Nジメチルパラトルイジンである。
【0018】d)水性バインダーとしては、下記一般式
で示される。
【化1】(式中Rは炭素1〜4のアルキル基、lは1 〜
15、m+n=85〜99である)で、ポリビニルアルコール
にアルデヒドを反応させて作られ、好ましくは、上記式
中のlが1〜5、mは10〜14、nは80〜87のものが適当
である。
【0019】上記水性バインダーの具体例としては積水
化学社製ポリビニルアセタール樹脂のエスレックスKW
シリーズが挙げられる。
【0020】上記a)〜d)の組成物は、水溶液として
ボルト、ネジ、ナット等の螺合部を有する部材に予め塗
布して使用される。
【0021】この調整された懸濁液は、自動塗布機や刷
毛塗り等によりボルト等の螺合部に塗布された後、常温
又は加熱炉にて水溶液中の水分を蒸発、揮散させてボル
ト等の螺合面に固着させる。
【0022】このようにボルト等に固着された上記a)
〜d)の組成物は、前記a)、c)はd)に溶解分散し
た状態で、またb)はa)に分散した状態で存在し、見
掛け固体状態となってボルトに固定される。
【0023】そして、使用の際には、ナット等と締め付
け合わせることによって、前記組成物中のb)の重合開
始剤を内包したマイクロカプセルが破壊され、内包物の
重合開始剤が流出し、また一方、この締め付けによって
d)の水性バインダーからしみ出したa)のモノマーと
重合し硬化して、ボルトとナットは固着されることとな
るが、この発明ではボルトに前記組成物がプレコートさ
れた状態では、前記a)〜d)の組成物が極めて安定し
ているため、長期の保存が可能となる。
【0024】前述の懸濁液の調整は、ボルト、ネジ、ナ
ット等の大きさや、塗布面の広さ等によって、また水溶
液を構成するa)〜d)各物質の種類や配合量によって
も適当に変化する。
【0025】一般に水に対してd)の水性バインダーの
量が多過ぎると締め込み時(ボルト等の使用時)のカス
の発生が多くなり、また接着力が不足したりし、反対に
少な過ぎると良好な懸濁状態が崩れたり、ボルト等に塗
布後見掛けドライの状態にならなかったりする。
【0026】また更に、a)のモノマーの量に対する
b)の重合開始剤を内包するマイクロカプセルの量及び
c)の重合促進剤の量は、a)のモノマーを重合硬化す
るのに十分な量であればよいが、a)のモノマーの安定
性を損なわない程度に、多少過剰に配合すると都が好ま
しい。
【0027】この水溶液の好ましい一例として、水50重
量部に対してa)のモノマー30〜50重量部、d)の
水性バインダー10〜30重量部、b)の重合開始剤を
内包するマイクロカプセル1〜5重量部、c)の重合促
進剤を0.5〜5重量部を水に混合し懸濁液として調整さ
れたものを挙げることができる。
【0028】この発明は、更にe)の充填剤を必要に応
じて添加することができが、これらe)の充填剤は、上
記a)〜d)の組成物をボルト等に塗布して使用した際
に、ボルトの固着力を向上させる目的で、またb)の重
合開始剤が内包されたマイクロカプセルがボルトの締結
時に破壊され易いように適当に配合され、その配合量は
a)〜d)の組成物100 重量部に対して1 〜10重量部添
加するのが好ましい。
【0029】e)の充填剤の種類等は、特に限定されな
いが、前記目的を達成させるためには、鱗片状、針状等
の形状のものが適当であり、またその粒径は前記組成物
をボルト等に塗布する際に不都合でない程度、例えば10
0 μ以下であればよい。
【0030】また、この発明はa)の重合性モノマーに
安定性を与えるために従来よく知られた重合禁止剤やキ
レート化剤を使用することができ、具体的には禁止剤と
してハイドロキノン、ベンゾキノン、ナフトキノン、ア
ントラキノン等で、キレート剤としてはβ−ジケトン、
エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸のナ
トリウム塩等がある。
【0031】更に、この発明は他に、可塑剤、顔料、染
料、希釈剤及びこの技術分野において従来公知のもの
が、この発明の目的を阻害しない程度に任意に適当な手
段を用いて添加することができる。
【0032】
【実施例】次に実施例を用いて詳述するが、この発明は
これらの何ら限定されるものではない。 実施例1 a)成分 ビスフェノールA型エポキシアクリレート (BPE−4 新中村化学社製) 40重量部 b)成分 ジアシルパーオキサイドを50% 内包して壁膜をメラミン−ホルムア ルデヒド樹脂で構成したマイクロカプセル 3重量部 c)成分 ジメチルパラトルイジン 2重量部 d)成分 ポリビニルアセタール樹脂 (エスレックKW 積水化学社製) 20重量部 上記a)〜b)を40重量部の水に混合撹拌して懸濁液を
製造する。次にこの組成物を亜鉛−クロメ−トメッキさ
れたボルト(M10 P1.5)のねじ部に塗布し、常温にて乾燥
させ、プレコートボルトを得た。
【0033】実施例2 a)成分 グリシジルメタアクリレート (ブレンマーG 日本油脂社製) 40重量部 b)成分 ベンゾイルパーオキサイドを50% 内包して壁膜をメラミン−ホルム アルデヒド樹脂で構成したマイクロカプセル 3重量部 c)成分 3−オキソ−2,3−ジヒドロベンズイソチアゾール− 1,1−ジオキサイドジメチルパラトルイジン 2重量部 d)成分 ポリビニルアセタール樹脂 (エスレックKW 積水化学社製) 20重量部 上記a)〜d)を40重量部の水に混合撹拌して懸濁液を
製造した。次にこの組成物を亜鉛−クロメートメッキさ
れたボルト(M10 P1.5)のねじ部に塗布し、常温にて乾燥
させ、プレコートボルトを得た。
【0034】実施例3 a)成分 ビスフェノールA型エポキシアクリレート (BPE−4) 40重量部 b)成分 ジアシルパーオキサイドを50% 内包して壁膜をメラミン−ホルム アルデヒド樹脂で構成したマイクロカプセル 3重量部 c)成分 ジメチルパラトルイジル 2重量部 d)成分 ポリビニルアセタール樹脂 (エスレックKW 積水化学社製) 20重量部 e)成分 鱗片状充填剤 (ミストロベーパー 日本ミストロン社製) 5重量部 上記a)〜e)を40重量部の水に混合撹拌して懸濁液を
製造した。次にこの組成物を亜鉛−クロメートメッキさ
れたボルト(M10 P1.5)のねじ部に塗布し、常温にて乾燥
させてプレコートボルトを得た。
【0035】比較例1 実施例1のd)成分であるポリビニルアセタール樹脂に
代えてエチレン−マレイン酸無水物線状コポリマー(モ
ンサント社製)を使用し、他の成分は実施例1と同様に
して懸濁液を製造した。次にこの組成物を亜鉛−クロメ
ートメッキされたボルト(M10 P1.5)のねじ部に塗布し、
常温にて乾燥させてプレコートボルトを得た。
【0036】カスの確認:上述のトルク試験の際のプレ
コートボルトにナットを組み付ける際に、ボルトに塗布
された塗膜が削れ、カスが発生するか否を確認した。
【0037】トルク試験:上述した方法により得られた
プレコートボルトにナットを組み付け、300Kgf・cm で締
め付けた後、6時間各放置し、緩め時のトルクを測定し
た。この結果を下記の表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1より明らかなように、この発明の実施
例1〜3では比較例1に比べて6時間経過後においても
バラツキのない安定した固着力を示し、また塗布後の乾
燥が速く、量産性に優れ、更に締め込み時のカスの発生
が少なく、また実施例3に見るように充填剤を添加する
ことにより、破壊トルクを向上させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上要するに、この発明によれば水性バ
インダーとして前記構造式のポリビニルアセタール樹脂
を使用することにより、a)のモノマーとc)の重合促
進剤乃至b)のマイクロカプセルを水性バインダー中に
長期間に亙って安定した懸濁状態で分散でき、したがっ
て長期保存可能な緩み止めプレコートされたねじ部材が
選られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16B 39/22 F16B 39/22 B (56)参考文献 特開 平2−308876(JP,A) 特開 昭64−1780(JP,A) 特開 平5−140514(JP,A) 特開 平2−63726(JP,A) 特開 平5−321920(JP,A) 特開 昭60−63266(JP,A) 特開 昭57−192476(JP,A) 特開 平5−17723(JP,A) 特開 平5−295339(JP,A) 特公 昭52−46339(JP,B1) 特公 昭54−1737(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 1/00 - 201/10 F16B 23/00 - 43/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ部材の緩み止め用プレコート型接着
    剤組成物において、 a)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート
    及びグリシジル(メタ)アクリレートから選ばれる分子
    の末端に重合性二重結合を有するモノマー b)パーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、パーエ
    ステル、パーアミドから選ばれる重合開始剤を内包する
    マイクロカプセル c)アミン類、スルフィミド類から選ばれる重合促進剤 d)下記式に示す水性バインダー 【化1】 (式中Rは炭素数1〜4のアルキル基、lは1〜15、
    m+n=85〜99である)を含み、当該水性バインダー中に前記b)のマイクロカプセルを
    分散させたa)のモノマーとc)の重合促進剤を懸濁状
    態で分散させ、更にd)の水性バインダー自体も水中に
    一部溶解した懸濁状態にある ことを特徴とするねじ部材
    の緩み止め用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記b)の重合開始剤を内包するマイク
    ロカプセルの壁膜がメラミン樹脂である特許請求の範囲
    第1項記載のねじ部材の緩み止め用接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記b)のマイクロカプセルに内包され
    る重合開始剤がジアシルパーオキサイドである特許請求
    の範囲第1項記載のねじ部材の緩み止め用接着剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記c)の重合促進剤が3級アミンであ
    る特許請求の範囲第1項記載のねじ部材の緩み止め用接
    着剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記c)の重合促進剤がジメチルパラト
    ルイジンである特許請求の範囲第1項記載のねじ部材の
    緩み止め用接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 ねじ部材の緩み止め用プレコート型接着
    剤組成物において、 a)ビスフェノールA型エポキシ(メタ)アクリレート
    及びグリシジル(メタ)アクリレートから選ばれる分子
    の末端に重合性二重結合を有するモノマー b)パーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、パーエ
    ステル、パーアミドから選ばれる重合開始剤を内包する
    マイクロカプセル c)アミン類、スルフィミド類から選ばれる重合促進剤 d)下記式に示す水性バインダー 【化1】 (式中Rは炭素数1〜4のアルキル基、lは1〜15、
    m+n=85〜99である)e)充填剤を含み、前記水性バインダー中に前記b)のマイクロカプセルを
    分散させたa)のモノマーとc)の重合促進剤を懸濁状
    態で分散させ、更にd)の水性バインダー自体も水中に
    一部溶解した懸濁状態にある ことを特徴とするねじ部材
    の緩み止め用接着剤組成物。
  7. 【請求項7】 前記b)の重合開始剤を内包するマイク
    ロカプセルの壁膜がメラミン樹脂である特許請求の範囲
    項記載のねじ部材の緩み止め用接着剤組成物。
  8. 【請求項8】 前記b)のマイクロカプセルに内包され
    る重合開始剤がジアシルパーオキサイドである特許請求
    の範囲第項記載のねじ部材の緩み止め用接着剤組成
    物。
  9. 【請求項9】 前記c)の重合促進剤が3級アミンであ
    る特許請求の範囲第項記載のねじ部材の緩み止め用接
    着剤組成物。
  10. 【請求項10】 前記c)の重合促進剤がジメチルパラ
    トルイジンである特許請求の範囲第項記載のねじ部材
    の緩み止め用接着剤組成物。
  11. 【請求項11】 前記e)の充填剤の形状が鱗片状であ
    る特許請求の範囲第項記載のねじ部材の緩み止め用接
    着剤組成物。
JP6151802A 1994-06-10 1994-06-10 ねじ部材の緩み止め用接着剤組成物 Expired - Fee Related JP3052735B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6151802A JP3052735B2 (ja) 1994-06-10 1994-06-10 ねじ部材の緩み止め用接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6151802A JP3052735B2 (ja) 1994-06-10 1994-06-10 ねじ部材の緩み止め用接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07331187A JPH07331187A (ja) 1995-12-19
JP3052735B2 true JP3052735B2 (ja) 2000-06-19

Family

ID=15526626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6151802A Expired - Fee Related JP3052735B2 (ja) 1994-06-10 1994-06-10 ねじ部材の緩み止め用接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3052735B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3412430B2 (ja) * 1996-10-28 2003-06-03 株式会社スリーボンド ねじ部材などに用いられるプレコート型接着剤組成物及びこれを用いたプレコート螺合部材
JP3412469B2 (ja) * 1997-07-31 2003-06-03 株式会社スリーボンド 硬化性組成物
DE19852720A1 (de) * 1998-11-16 2000-05-18 Fischer Artur Werke Gmbh Zweikomponentenmasse für chemische Befestigungen
JP6406502B2 (ja) * 2014-07-04 2018-10-17 株式会社スリーボンド 重合性封着組成物
JP6366069B2 (ja) * 2015-05-11 2018-08-01 日本化薬株式会社 樹脂組成物の製造方法
US10711128B2 (en) 2015-09-30 2020-07-14 Sekisui Chemical Co., Ltd. Modified polyvinyl acetal resin composition
EP3357990B1 (en) 2015-09-30 2020-03-04 Sekisui Chemical Co., Ltd. Adhesive
EP3924393A4 (en) * 2019-02-15 2023-03-08 Ohio State Innovation Foundation SINGLE COMPONENT ADHESIVE COMPOSITIONS

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE366378B (ja) * 1967-05-15 1974-04-22 Minnesota Mining & Mfg
US3814156A (en) * 1971-09-27 1974-06-04 Loctite Corp Threaded articles with locking or sealing coatings
US4417028A (en) * 1981-05-11 1983-11-22 Loctite Corporation Preapplied plastic film adhesive composition
JPS6063266A (ja) * 1983-09-19 1985-04-11 Nippon Herumechitsukusu Kk マイクロカプセル化した触媒を含むプリコ−トボルト用嫌気性接着兼シ−リング剤組成物
JPS641780A (en) * 1987-06-25 1989-01-06 Toagosei Chem Ind Co Ltd Production of adhesive
JPH066346B2 (ja) * 1988-07-29 1994-01-26 橋本フォーミング工業株式会社 部材相互の接合方法
JP2697140B2 (ja) * 1989-05-24 1998-01-14 東亞合成株式会社 接着剤組成物
JPH0517723A (ja) * 1991-07-10 1993-01-26 Three Bond Co Ltd 接着剤組成物
JP3180400B2 (ja) * 1991-11-22 2001-06-25 株式会社スリーボンド マイクロカプセル型接着剤
JPH05295339A (ja) * 1992-04-23 1993-11-09 Three Bond Co Ltd 水性接着剤組成物
JPH05321920A (ja) * 1992-05-22 1993-12-07 Three Bond Co Ltd セルフロッキング部材およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07331187A (ja) 1995-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0548369B1 (en) Adhesive composition
US4417028A (en) Preapplied plastic film adhesive composition
JP3412430B2 (ja) ねじ部材などに用いられるプレコート型接着剤組成物及びこれを用いたプレコート螺合部材
JP3052735B2 (ja) ねじ部材の緩み止め用接着剤組成物
JP6146571B2 (ja) マイクロカプセル型硬化性樹脂組成物
JPH0138153B2 (ja)
JPS5837348B2 (ja) 水分散型感圧接着剤組成物
CN113840852A (zh) 可厌氧固化的组合物
US20060293451A1 (en) Monomer-polymer systems with a controllable pot life
EP2850144B1 (en) Anaerobic curing formulations for sealing and blocking bolts and nuts
JP2676540B2 (ja) 二液非混合型アクリル系接着剤組成物
JPH011780A (ja) 接着剤の製造法
JP2696515B2 (ja) 重合性封着組成物
JPS6063266A (ja) マイクロカプセル化した触媒を含むプリコ−トボルト用嫌気性接着兼シ−リング剤組成物
JP2570400B2 (ja) 接着剤組成物
JP2595684B2 (ja) 接着剤組成物
WO2000001767A1 (en) Pre-applied threadlocker/threadsealant with improved shelf-life
US5109036A (en) Anaerobic adhesive compositions and method
JPS6345430B2 (ja)
JPH08232940A (ja) 水分散型接着剤組成物および該水分散型接着剤組成物を使用したボルトまたはナット
KR970000309B1 (ko) 마이크로 캡슐형 접착제의 제조방법
EP0896984B1 (de) Haftklebstoff mit Nachvernetzungspotential
JPH05194913A (ja) 接着剤組成物
KR100497457B1 (ko) 예비코팅형접착제조성물
JPH02173410A (ja) フアスナ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees