JPH0662833U - 棚板等の昇降装置 - Google Patents
棚板等の昇降装置Info
- Publication number
- JPH0662833U JPH0662833U JP1062893U JP1062893U JPH0662833U JP H0662833 U JPH0662833 U JP H0662833U JP 1062893 U JP1062893 U JP 1062893U JP 1062893 U JP1062893 U JP 1062893U JP H0662833 U JPH0662833 U JP H0662833U
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- bracket
- sprocket
- shelf
- chain
- meshing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 棚板の高さ位置を無段階に調節でき、かつ、
その際に棚板及びそれに載置してある物品を取り下ろす
ことなく、高さ位置を調節することができるようにす
る。 【構成】 ブラケット1のスプロケット8を駆動手段を
介して回動させると、スプロケット8は噛合い部材6の
多数のピン6′上を円滑に転動し、これに伴って各ブラ
ケット1は、スプロケット8の回動方向に応じて支柱2
に沿って昇降する。この場合、スプロケット8と噛合い
部材6のピン6′との噛合いは、支柱2の対向面11に
ブラケット1の対向部材12が係合することによって、
つまりはその反力に基づいて確実に維持されている。
その際に棚板及びそれに載置してある物品を取り下ろす
ことなく、高さ位置を調節することができるようにす
る。 【構成】 ブラケット1のスプロケット8を駆動手段を
介して回動させると、スプロケット8は噛合い部材6の
多数のピン6′上を円滑に転動し、これに伴って各ブラ
ケット1は、スプロケット8の回動方向に応じて支柱2
に沿って昇降する。この場合、スプロケット8と噛合い
部材6のピン6′との噛合いは、支柱2の対向面11に
ブラケット1の対向部材12が係合することによって、
つまりはその反力に基づいて確実に維持されている。
Description
【0001】
本考案は、陳列棚の棚板等の高さを無段階に調節し得る昇降装置に関する。
【0002】
従来、棚板の高さを調節できるようにした陳列棚としては、例えば図5に示す ような構成のものが知られている。この陳列棚は、全体としてL字状のフレーム を構成するように、左右一対の垂直な支柱101と、左右一対の水平な脚材10 2を備え、この両支柱101及び脚材102は、適数本の横梁103で連結され ている。左右の脚材102の下面には、それぞれ前後一対の支台104が装着さ れている。
【0003】 支柱101は、中空断面の長方形を成し、その前面に、多数の縦長のスリット 105が、垂直方向に所定のピッチで列設されている。左右の支柱101におけ る各スリット105は、左右対称にそれぞれ同じ高さ位置に設けられている。
【0004】 適宜の厚さの板材から成る棚板保持用のブラケット106には、棚板108を 載置させる水平な上縁と、支柱101に当接される垂直な後縁とが形成されてい る。また、後縁には、支柱101のスリット105に挿入される複数個のフック 107が、スリット105に合致するピッチで突設されている。各フック107 の基部の下面には、支柱101の前面壁の肉厚よりやや広幅の切り込みが形成さ れており、フック107をそれぞれスリット105に挿入した後、ブラケット1 06を押し下げることにより、切り込みがスリット105の下辺に係合され、ブ ラケット106が支柱101に固着される。
【0005】 左右の支柱101に列設した多数のスリット105の内から、所要の高さ位置 のものを選択して、ブラケット106を装着することにより、ブラケット106 の装着高さ位置、したがって、ブラケット106に載置される棚板108の高さ を、スリット105の列設ピッチを単位として調節することができる。
【0006】
しかし、図5の陳列棚は、棚板108の高さ位置を、スリット105の列設ピ ッチを単位として調節し得るにすぎず、その中間の高さ位置を細かく調節するこ とは不可能である。
【0007】 また、棚板108を水平に保持するためには、左右の支柱101にそれぞれ列 設してある多数のスリット105の中から同じ高さ位置のものを選択して、ブラ ケット106を装着する必要があるが、左右の支柱101の間隔が長いと、とも すれば左右のブラケット106を誤って異なる高さ位置に取り付けることもある 。しかもその場合には、棚板108を載置してみて、初めて左右の高さが不同で あることに気付くという不都合がある。
【0008】 さらに、既に物品を陳列して使用中の棚板108の高さ位置を変更する際には 、その都度、棚板108に載置してある物品を取り下ろして、棚板108自体を 一旦取り外す必要があり、不便が多い。
【0009】 本考案の目的は、従来の陳列棚等におけるこれらの不都合を解消し、棚板の高 さ位置を無段階に調節でき、かつ、その際に棚板及びそれに載置してある物品を 取り下ろすことなく、高さ位置を調節することができる棚板等の昇降装置を提供 することにある。
【0010】
上記目的を達成するために、本考案の棚板等の昇降装置は、互いに平行に立設 された2つの支柱と、各支柱に垂直方向に設けられた噛合い部材と、噛合い部材 と噛合うスプロケットを介して各支柱に沿って昇降可能に配設されたブラケット とから成る棚板等の昇降装置であって、噛合い部材は、多数のピンを前記スプロ ケットの歯列の円周ピッチにほぼ等しいピッチで、互いに平行に列設したもので あり、各支柱に前後方向で噛合い部材と向かい合う対向面を形成し、この対向面 に支持される対向部材をブラケットに設けたことを特徴としている。
【0011】
各ブラケットのスプロケットを任意の駆動手段を介して回動させると、スプロ ケットは噛合い部材の多数のピン上を円滑に転動し、これに伴って各ブラケット は、スプロケットの回動方向に応じて各支柱に沿って上下に昇降する。この場合 、スプロケットと噛合い部材のピンとの噛合いは、各支柱の対向面に各ブラケッ トの対向部材が支持されることによって、つまりはその反力に基づいて確実に維 持されている。各ブラケットのスプロケットの回動量に応じて、ブラケットに載 置した棚板の高さ位置は無段階に調節される。この調節に際しては棚板及びそれ に載置してある物品を取り下ろす必要はない。
【0012】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】 図1は、本考案を適用した陳列棚のブラケット1と支柱2を部分的に示す斜視 図であり、図2は、図1に示した実施例の水平横断面図であり、図3は、同実施 例の支柱2の側面図である。図5に示した従来例と同様に、適数本の横梁(図示 せず)で連結された全体としてL字状のフレームを構成する左右一対の支柱2は 、それぞれ1つの主柱3とそれに固着された概略コの字状断面のガイドレール4 とから成る。両ガイドレール4は互いに向かい合って配置されており、各ガイド レール4の前方の脚片5には、噛合い部材として、円形のドライブピン6′を連 結させたリンク6″から成るチェーン6が、支持ボルト17によって垂直方向に 垂設されている。この支持ボルト17は、脚片5に設けられた支持孔18に挿通 され、ナット19によって固着されている。
【0014】 また、脚片5には、好ましくは、チェーン6の水平方向の横揺れを防止するた めに、チェーン6の左右両側面に当接する複数の当接片20が、垂直方向の適所 に切り起こされている。
【0015】 適宜の厚さの板材から成る棚板保持用のブラケット1には、図5に示した従来 例と同様に、棚板を載置させるための水平な上縁7が形成されている。このブラ ケット1には、本考案にしたがって、スプロケット8が、水平に架設された伝動 軸9を介して回動可能に支承されている。この伝動軸9は左右のブラケット1の 各スプロケット8を伝動的に連結している。各スプロケット8は、それぞれ付属 のガイドレール4内に位置して、噛合い部材としてのチェーン6のドライブピン 6′と噛合っている。また、各ブラケット1の後端は外向きにほぼ直角に折り曲 げられていて、その折り曲げ部10をもってブラケット1は、コの字状断面のガ イドレール4のチェーン6と向かい合う対向面11と当接している。折り曲げ部 10は、スプロケット8よりも下方に位置していて、その折り曲げ部10のガイ ドレール4の対向面11側には、合成樹脂等から成る低摩擦の対向部材12が装 着されている。したがって、この場合、対向部材12が、ガイドレール4の対向 面11と摺接するブラケット1の摺動面を形成している。
【0016】 以上の構成は、左右の支柱2に関して完全に左右対称である。しかし、いずれ か一方のブラケット1には、伝動軸9並びにスプロケット8を駆動するための駆 動手段が備えられている。この駆動手段は、ブラケット1に固着された歯車ケー ス13と、その歯車ケース13内に支承されたウオーム14と、そのウオーム1 4と噛合うウオーム歯車15とから構成されている。駆動軸として作用するウオ ーム軸16は前方に向かって延びていて、前面側からウオーム軸16を介してウ オーム14を回動操作できるようになっている。ウオーム14と噛合うウオーム 歯車15は、歯車ケース13並びにブラケット1を貫通している伝動軸9に固着 されている。したがって、ウオーム14に与えられた回動トルクは、ウオーム歯 車15と伝動軸9を介して最終的に左右のスプロケット8に同時に伝達され得る 。
【0017】 上述の昇降装置により、ブラケット1に載置された棚板(図示せず)の高さ位 置を調節するには、前面側からウオーム軸16を介してウオーム14を回動させ ればよい。つまり、ウオーム14の回動量に対応して左右のスプロケット8が同 時に回動するので、棚板の高さ位置は、チェーン6の回動自在な円形のドライブ ピン6′と円滑に噛合いながら転動するスプロケット8によって、無段階に調節 されることになる。
【0018】 棚板に載置された物品並びにブラケット1の自重は、伝動軸9の回りに反時計 方向のトルクを生ぜしめる。このトルクは、スプロケット8並びに対向部材12 を介してガイドレール4のチェーン6並びに対向面11によって支持されている 。したがって、棚板の高さ位置調節に際しても、スプロケット8とガイドレール 4のチェーン6との噛合いは確実に維持されている。
【0019】 図4には、チェーン6をガイドレール4に垂設するための別の実施例の構成が 示されている。この場合、チェーン6の上端部は、フック状の固定金具21に枢 着されており、一方、ガイドレール4の脚片5の上端部には、係止溝22が設け られていて、この係止溝22に固定金具21が係止されるようになっている。こ の実施例によれば、組立て及び保守点検に際して、チェーン6の取付け、もしく は交換が極めて容易になる。
【0020】 本考案の技術思想は、以上の実施例に限定されるものではない。例えば、左右 のコの字状断面のガイドレール4を互いに離反する方向に向けて配置することも 可能である。この場合には、ブラケット1、スプロケット8並びに歯車ケース1 3がガイドレール4の外側に位置するために、ガイドレール4の底壁もしくは主 柱3に、伝動軸9を貫通させるための垂直方向に延びるスリットを設ける必要が ある。その他、スプロケット8を駆動するための駆動手段も実施例に限定される べきでないことは勿論であり、ブラケット1の対向部材12として、例えばロー ラを使用することも当然に可能である。
【0021】
【考案の効果】 本考案は、次の効果を奏する。
【0022】 a 棚板等に物品を載置したままで、ブラケット並びに棚板の高さ位置を任意 に無段階に調節することができる。
【0023】 b ブラケットは、スプロケットと噛合い部材との係合並びに対向部材とガイ ドレール側の対向面との係合に基づいて、常にガイドレールにがたつきなく安定 的に支持されている。
【0024】 c 棚板等の昇降に際して、スプロケットは、噛合い部材の多数のピンに連続 的に滑らかに係合するので、磨耗が少なく、円滑で静粛な昇降運動が得られる。
【0025】
【図1】本考案の棚板等の昇降装置の実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1に示した実施例の水平横断面図である。
【図3】図1に示した実施例の支柱のみの側面図であ
る。
る。
【図4】チェーンをガイドレールに垂設する構成の別の
実施例の斜視図である。
実施例の斜視図である。
【図5】従来の陳列棚を示す斜視図である。
1 ブラケット 2 支柱 3 主柱 4 ガイド
レール 5 前方の脚片 6 チェー
ン 6′ ドライブピン 6″ リンク 7 上縁 8 スプロ
ケット 9 伝動軸 10 折り曲
げ部 11 対向面 12 対向
部材 13 歯車ケース 14 ウオ
ーム 15 ウオーム歯車 16 ウオ
ーム軸 17 支持ボルト 18 支持
孔 19 ナット 20 当接
片 21 固定金具 22 係止
溝
レール 5 前方の脚片 6 チェー
ン 6′ ドライブピン 6″ リンク 7 上縁 8 スプロ
ケット 9 伝動軸 10 折り曲
げ部 11 対向面 12 対向
部材 13 歯車ケース 14 ウオ
ーム 15 ウオーム歯車 16 ウオ
ーム軸 17 支持ボルト 18 支持
孔 19 ナット 20 当接
片 21 固定金具 22 係止
溝
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに平行に立設された2つの支柱と、
各支柱に垂直方向に設けられた噛合い部材と、噛合い部
材と噛合うスプロケットを介して各支柱に沿って昇降可
能に配設されたブラケットとから成る棚板等の昇降装置
であって、噛合い部材は、多数のピンを前記スプロケッ
トの歯列の円周ピッチにほぼ等しいピッチで、互いに平
行に列設したものであり、各支柱に前後方向で噛合い部
材と向かい合う対向面を形成し、この対向面に支持され
る対向部材をブラケットに設けたことを特徴とする棚板
等の昇降装置。 - 【請求項2】 前記噛合い部材は、平行なドライブピン
を連結させたリンクから成るチェーンである請求項1に
記載の棚板等の昇降装置。 - 【請求項3】 前記チェーンは、支柱の上方から垂下さ
れている請求項2に記載の棚板等の昇降装置。 - 【請求項4】 前記チェーンの水平方向の移動を阻止す
る当接片が支柱に設けられている請求項2又は3に記載
の棚板等の昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1062893U JPH0662833U (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 棚板等の昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1062893U JPH0662833U (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 棚板等の昇降装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662833U true JPH0662833U (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=11755488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1062893U Pending JPH0662833U (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 棚板等の昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662833U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4956768A (ja) * | 1972-10-02 | 1974-06-01 | ||
JPH03213985A (ja) * | 1990-01-19 | 1991-09-19 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷蔵庫の棚装置 |
JPH048831U (ja) * | 1990-05-14 | 1992-01-27 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP1062893U patent/JPH0662833U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4956768A (ja) * | 1972-10-02 | 1974-06-01 | ||
JPH03213985A (ja) * | 1990-01-19 | 1991-09-19 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷蔵庫の棚装置 |
JPH048831U (ja) * | 1990-05-14 | 1992-01-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980407 |