JPH066277A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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JPH066277A
JPH066277A JP4186316A JP18631692A JPH066277A JP H066277 A JPH066277 A JP H066277A JP 4186316 A JP4186316 A JP 4186316A JP 18631692 A JP18631692 A JP 18631692A JP H066277 A JPH066277 A JP H066277A
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JP
Japan
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fuzzy
multipath
signal
fuzzy inference
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Pending
Application number
JP4186316A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Yajima
弘文 矢島
Isao Matsumaru
伊佐夫 松丸
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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  • Radio Transmission System (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来技術に比べて音質の改善率の高いFM受
信機の提供。 【構成】 A/Dコンバータ7,7’から得られた電界
強度情報は、コンパレータ12で比較され、スイッチ1
3,13’で電界強度の大きい方のチャンネルの電界強
度及びマルチパス深さを選択して、その結果をCPU1
4にそれぞれ入力する。同時に、車速センサ17からの
速度情報がフェージング周波数情報としてCPU14に
入力される。データメモリ15に示すようなメンバーシ
ップ関数が記憶されており、CPU14はメンバーシッ
プ関数を基にプログラムメモリ16に格納されているフ
ァジイルールをファジイ推論プログラムによりCPU1
4の制御の下で実行する。推論方法はMAX−PROD
UCT法を用い、後件部の合成をMAX法で行なう。ま
た、各メンバーシップ関数の型は台形である。CPU1
4はファジイ推論の結果からセパレーションコントロー
ラ19の動作時定数の最適値を求める。そして、その値
で抵抗アレイ+スイッチ18を制御し、時定数を最適に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信機の音質改善に関
し、特に、FM受信機の音質改善に関する。
【0002】
【従来の技術】 セパレーションコントロール内蔵の
ダイバシティ(diversity system)FM受信機では、2
つのアンテナの電界強度から平均的な強度を計算しその
結果からセパレーションコントローラの制御量を決めて
いる。これは、セパレーションコントローラの動作時定
数を固定とみなして、全てのフェージング周波数に対応
できるように時定数を大きく取って変動を少なくし安定
性を得ることを目的としていることを理由としている。
また、この場合、結果的にみてもMONO寄りになるた
めに変動を大きくさせる必要がない。 また、ダイバシティ方式のFM受信機では、スイッ
チング動作は、2つのチャンネルのうち電界強度の大き
い方を選択するという単純な方式が採用されている。こ
のため、マルチパスの深さが深くなると信号切換えで強
度の差が大きい時に耳障りとなり音質の低下をもたらす
という欠点があった。これを回避するためにスイッチン
グ頻度に制限を加えることが行なわれている。 更に、FM受信機のステレオ復調後にL+R信号の
高域雑音をカットするハイカット方式のFM受信機にお
いては、図18に示すようにSメータ出力のハイカット
(HC)の駆動開始位置とハイカット(HC)の遮断周
波数が固定され、一定であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
FM受信機において次のような不都合があり改善が求め
られていた。上記の方式では、MONO寄りにして安
定性を求めているため弱電界ではC/N(キャリア・ノ
イズ比)が無対策時よりもある程度向上するが、良好な
ステレオ感が得られない点、つまり、2系統のアンテナ
を用いているのに電界強度が大きい方で得られるステレ
オ感よりも、ステレオ感が失われるという点。
【0004】上記の方式では、2つのチャンネルのう
ち電界強度の大きい方を選択する方式の欠点を回避する
ためにスイッチング頻度に制限を加えているが、この方
法ではマルチパスの深さ・量のある帯域内ではスイッチ
ングによる効果があるが、マルチパスの深さ・量が増す
につれ追従できなくなりスイッチングの効果が低減する
点。
【0005】の方式では、 (イ)駆動開始位置を一定とすると、高周波の成分が多
い信号に対してはハイカットにより信号と雑音の関係は
図19の線aのようになるが、電界強度の変動によりオ
ーディオ出力レベルが大きく変動し、このために聴感上
違和感がでる。これを解消するため、ハイカットの駆動
開始位置Pを高い電界強度(図19の線b参照)とする
と、電界強度が高い時にはS/Nが大きいためにハイカ
ットを効かす必要のないのにハイカットが効いてしま
い、やはり聴感が悪くなるので、このために、オーディ
オ出力レベル変動(図19の信号線の傾き)と電界強度
が高い時のハイカットの効き具合とを考慮して、どうし
てもハイカット駆動開始位置Pをある妥協点に設定せざ
るを得ないという点。
【0006】(ロ)遮断周波数を一定とすると、(イ)
と同様、高周波の成分が多い信号に対してはハイカット
により、信号と雑音の関係は図19の線aのようになる
が、電界強度の変動によりオーディオ出力レベルが大き
く変動し、聴感上違和感がでる。そのために、遮断周波
数を高くすると同じ周波数信号でもハイカットがあまり
効かないため、図19線cのようになり、電界強度の変
化によるレベル変動が少なくなるが、ハイカットが効か
ないためにS/Nの改善が悪く、広域雑音成分が多くな
り、やはり聴感が悪くなってしまうので、このために、
オーディオ出力レベル変動(図2の信号線の傾き)とS
/Nの改善とを考慮して、どうしても遮断周波数をある
妥協点に設定せざるを得ないという点。
【0007】本発明は、上記不都合に鑑みてなされたも
のであり、従来技術に比べて音質の改善率の高いFM受
信機を提供することを目的とする。具体的には、(1)
セパレーションコントローラの動作定数を変化させるこ
とにより、セパレーションコントローラの制御量を決定
することによる、弱電界時のステレオ感の喪失の抑制を
実現するセパレーションコントロール内蔵ダイバシティ
FM受信機の提供、(2)スイッチング頻度を変化させ
ることによる、ダイバシティのスイッチングノイズを低
減させたダイバシティFM受信機の提供、(3)ハイカ
ット駆動開始位置と遮断周波数とを制御して聴感の低下
の抑制を実現するハイカット方式のFM受信機の提供、
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の発明による受信装置は、複数の受信
手段により得られた受信信号から、電界強度の大きい方
の信号を選択してマルチパス成分に応じたマルチパス情
報を得るマルチパス情報検出手段と、受信信号のセパレ
ーション制御を所定の時定数の設定により行ないセパレ
ーション制御手段と、車両の移動情報速度を検出し検出
結果に応じた速度検出情報を得る車速情報検出手段と、
各情報に対応した複数のメンバーシップ関数によるファ
ジイルールに基づいて各情報に応じたファジイ推論の演
算処理を行なう演算結果を出力するファジイ推論処理手
段と、演算結果に応じた時定数設定用信号を前記セパレ
ーション制御手段に出力し制御させるセパレーション制
御信号手段と、を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明の第2の発明による受信装置
は、複数の受信手段により得られた受信信号から、マル
チパス成分に応じたマルチパス情報を得るマルチパス情
報検出手段と、マルチパス情報から電界強度の大きい方
の受信信号を切換えにより選択し出力する選択手段と、
所定の制御信号により選択手段の切換え頻度を制御する
選択制御手段と、車両の移動速度情報を検出し検出結果
に応じた速度情報を得る車速情報検出手段と、各情報に
対応した複数のメンバーシップ関数によるファジイルー
ルに基づいて各情報に応じたファジイ推論の演算処理を
行ない演算結果を出力するファジイ推論処理手段と、演
算結果に応じた制御信号を選択制御手段に出力し、マル
チパス量に応じて切換え頻度が最適になるように制御さ
せる選択制御信号出力手段と、を有することを特徴とす
る。
【0010】更に、本発明の第3の発明による受信装置
は、受信信号を復調し復調信号を得る復調手段と、復調
信号の広域雑音成分を所定のハイカット駆動開始位置及
び遮断周波数に基づいて低減し雑音低減復調信号を得る
雑音成分低減手段と、受信信号から抽出されたSメータ
成分情報に基づいて、雑音低減復調信号と復調信号との
レベルを制御してハイカット制御された復調信号を出力
するハイカット制御手段と、を備えた受信装置におい
て、Sメータ成分情報から雑音成分レベルを、受信信号
より得られた検波成分信号から高周波成分情報を、該雑
音成分レベルと外光周波成分量情報社からSN比情報を
演算算出する演算手段と、各情報に対応した複数のメン
バーシップ関数によるファジイルールに基づいて、各情
報に応じたファジイ推論の演算処理を行ない演算結果を
求め、該演算結果に応じて雑音成分低減手段、前記ハイ
カット制御手段によりハイカット駆動開始位置及び遮断
周波数を制御させるファジイ推論処理手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成により、第1の発明による受信装置
は、マルチパス情報検出手段により複数の受信手段によ
り得られた受信信号から電界強度の大きい方の信号を選
択してマルチパス成分に応じたマルチパス情報を得る。
また、車速情報検出手段により車両の移動情報速度を検
出し検出結果に応じた速度検出情報を得る。そして、フ
ァジイ推論処理手段により上記各情報に対応した複数の
メンバーシップ関数によりファジイルールに基づいて各
情報に応じたファジイ推論の演算処理を行ない演算結果
を出力し、セパレーション制御信号手段により演算結果
に応じた時定数設定用信号をセパレーション制御手段に
出力し、セパレーション制御手段により受信信号のセパ
レーション制御を行なう。
【0012】また、本発明の第2の発明による受信装置
は、マルチパス情報検出手段により複数の受信手段によ
り得られた受信信号からマルチパス成分に応じたマルチ
パス情報を得る。そして、選択手段によりマルチパス情
報から電界強度の大きい方の受信信号を切換えにより選
択し、選択制御手段により所定の制御信号により選択手
段の切換え頻度を制御する。また、車速情報検出手段に
より車両の移動速度情報を検出し、ファジイ推論処理手
段が、これら各情報に対応した複数のメンバーシップ関
数によるファジイルールに基づいて各情報に応じたファ
ジイ推論の演算処理を行ない演算結果を出力し、選択制
御信号出力手段により演算結果に応じた制御信号を選択
制御手段に出力し、マルチパス量に応じて切換え頻度が
最適になるように制御させる。
【0013】更に、本発明の第3の発明による受信装置
は、演算手段が、Sメータ成分情報から雑音成分レベル
を、受信信号より得られた検波成分信号から高周波成分
情報を、該雑音成分レベルと外光周波成分量情報社から
SN比情報を算出し、ファジイ推論処理手段により、こ
れら各情報に対応した複数のメンバーシップ関数による
ファジイルールに基づいて、各情報に応じたファジイ推
論の演算処理を行ない演算結果を求め、該演算結果に応
じて雑音低減手段、ハイカット制御手段によりハイカッ
ト駆動開始位置及び遮断周波数を制御させる。
【0014】
【実施例】本発明は、ファジイ推論を用いてファジイ推
論装置を構成することにより、従来技術に比べて音質の
改善率の高いFM受信機を提供する。以下、セパレーシ
ョンコントローラの動作定数を状況に応じて最適制御す
る第1の発明の一実施例としてのセパレーションコント
ロール内蔵ダイバシティFM受信機について実施例1
で、スイッチング頻度を受信状況(マルチパス成分)に
応じて最適制御する第2の発明の一実施例としてのダイ
バシティFM受信機について実施例2で、ハイカット駆
動開始位置と遮断周波数とを最適制御する、第3の発明
の一実施例としてのハイカット方式のFM受信機につい
て、実施例3で述べる。
【0015】〈実施例1〉図1は、第1の発明の一実施
例としてのセパレーションコントロール内蔵ダイバシテ
ィFM受信機の構成を示すブロック図であり、図2は図
1の抵抗アレイ+スイッチ18の概略図である。図1に
おいて、1,1’はアンテナ、2,2’はフロントエン
ド、3,3’はバンドパスフィルタ(BPF)、4,
4’はアンプ、5,5’はエンベロープ・検波器(DE
T)、6,6’,8,8’はハイパスフィルタ(HP
F)、9,9'はAM DET、12はコンパレータ、1
3,13’は選択手段としてのスイッチ、14はCP
U、15はファジイ推論に用いるメンバーシップ関数を
(台集合として)格納している(例えば、PROMから
なる)データメモリ、16はファジイ推論の具体的手順
をプログラム手段として格納する(例えば、ROMから
なる)プログラムメモリ、17は車速情報検出手段とし
ての車速センサ、18はセパレーション制御信号出力手
段としての抵抗アレイ+スイッチ、19はセパレーショ
ン制御手段としてのセパレーションコントローラ、20
はFM受信機である。
【0016】そして、HPF8、AM DET9、A/
Dコンバータ10及びLPF11と、HPF8’、AM
DET9’、A/Dコンバータ10’及びLPF1
1’はそれぞれマルチパス情報検出手段を形成し、CP
U14、データメモリ15、プログラム16はファジイ
推論処理手段を構成する。CPU14はプログラムメモ
リに格納されているプログラム手段を適時実行し、デー
タメモリに格納されている各メンバーシップ関数を基に
ファジイ推論を実行する。
【0017】また、セパレーション制御信号出力手段と
しての抵抗アレイ+スイッチ18は図2に示すように複
数のスイッチSW1−1,……,SW1−4の組からな
る第1のスイッチ回路SW1と、SW1のそれぞれに対
応する複数のスイッチSW2−1,……,SW2−4の
組からなる第2のスイッチ回路SW2と、SW1及びS
W2のそれぞれのスイッチと接続する抵抗R1,……,
R4、とから構成されている。そして、スイッチ回路S
W1及びSW2はそれぞれの出力端子が任意の(一定
な)値を有するコンデンサーC1,C2と並列に接続し
ており、CPU14からの制御信号Scにより制御され
るC×Rnにより時定数を設定する。設定された時定数
はセパレーションコントローラ19に出力される。な
お、実施例では、R1<R2<R3<R4である。
【0018】図3は、図1におけるCPU14の動作を
示すブロック図である。以下、図1及び図3により本実
施例のセパレーションコントロール内蔵ダイバシティF
M受信機の動作について述べる。
【0019】[ブロック31] A/Dコンバータ7,
7’から得られた電界強度情報は、コンパレータ12で
比較され、スイッチ13,13’で電界強度の大きい方
のチャンネルの電界強度及びマルチパス深さを(A/D
コンバータ11,11’の出力)を選択して、その結果
をCPU14にそれぞれ入力する。 [ブロック32] ブロック31と同時に車速センサ1
7からの速度情報がフッェージング周波数情報としてC
PU14に入力される。これは車速とフェージング情報
がほぼ比例関係にあることが知られているからである。 [ブロック33] データメモリ15には図4に示すよ
うなメンバーシップ関数(後述)が記憶されており、C
PU14はメンバーシップ関数を基にプログラムメモリ
16に格納されているファジイルール(図4参照)をフ
ァジイ推論プログラムによりCPU14の制御の下で実
行する。推論方法として、本実施例では、図5及び図6
に示すようなMAX−PRODUCT法(後述)で行な
い、後件部の合成をMAX法で行なう(後述)。また、
各メンバーシップ関数の型は図4に示すように台形(II
型)である。 [ブロック34] CPU14はファジイ推論の結果か
らセパレーションコントローラ19の動作時定数の最適
値を求める。 [ブロック35] CPU14はブロック34で得た値
に基づき前述したように抵抗アレイ+スイッチ18(図
2参照)を制御し、時定数を最適にする。また、スイッ
チ13,13’からの情報に基づきセパレーションコン
トローラ19のセパレーション制御量を計算し、コント
ローラ19に出力する。
【0020】図4は本実施例におけるファジイルールと
メンバーシップ関数を視覚的に示した説明図である。本
実施例のファジイ推論におけるルールは2つの前提条件
と1つの結論部とからなり、前件部は条件としての
マルチパス深さを、前件部は条件としての車速であ
り、それぞれ台形状のメンバーシップ関数が対応してい
る。また、後件部の台集合は時定数でありメンバーシッ
プ関数の値は台形である。そしてメンバーシップ関数の
台形の上辺部分はセンサの誤差の程度を示しているの
で、センサの誤差成分もルールに取り込むことができ、
センサの誤差による精度への影響を減少させることがで
きる。
【0021】1−1.実施例におけるファジイルール 次に、図4の各ルールは以下のように制御規則が構成さ
れていることを意味する。なお、本実施例では4つのル
ールを示しているが、ルールの数は4つに限られること
なく、本装置の制御目的に応じてルールの数を決めるこ
とができる。 [ルール1] もし、マルチパス深さが「かなり深い」
かつ速度が「かなり遅い」ならば(前件部)、時定数
を「かなり小さい」(後件部)状態にする。 [ルール2] もし、マルチパス深さが「かなり浅い」
かつ速度が「かなり速い」ならば(前件部)、時定数
を「非常に小さい」(後件部)状態にする。 [ルール3] もし、マルチパス深さが「少し深い」か
つ速度が「少し速い」ならば(前件部)、時定数を
「中程度」(後件部)状態にする。 [ルール4] もし、マルチパス深さが「中程度」かつ
速度が「非常に遅い」ならば(前件部)、時定数を
「少し大きい」(後件部)状態にする。
【0022】1−2.実施例におけるメンバーシップ関
図4に示された台形状のグラフはファジイ関数であり、
前述したように、横方向に4つのファジイルール、ルー
ル1〜4を示し、縦方向にはルールの前提条件をなす前
件部,の2つのメンバーシップ関数とファジイルー
ルの結論部分をなす後件部のメンバーシップ関数が示さ
れている。
【0023】[メンバーシップ関数の横軸]横軸は制御
システム(ルール)の入力変数(実施例ではスイッチ1
3’から得るマルチパス深さ情報及び車速センサ17か
ら得る速度情報)の値の範囲を示し、台集合と呼ぶ。 [メンバーシップ関数の縦軸]縦軸は、実際に入力され
た入力変数の値が、例えば、「かなり速い」という言葉
にどの位マッチングしているかの程度(以下、グレー
ド;g、と記す)を表している。 [グレードの値] グレードの値は、完全にマッチングした時 ;g=1 全くマッチングしてしない時 ;g=0 マッチングの程度が中間的な時 ;0<g<1 とする。 各々のメンバーシップ関数において、そのメンバーシッ
プ関数に対する入力変数の値をメンバーシップ関数に当
て嵌めることによって、各グレードを計算できるので、
上記により全ルールの全メンバーシップ関数に対するグ
レードを計算することができる。
【0024】1−3.MAX−PRODUCT法 制御システム(ルール)に実際の入力変数の値を代入す
ることにより求めた各メンバーシップ関数のグレードか
らどのようにして推論結果を出すかにより推論方法が異
なるが、本実施例ではMAX−PRODUCT法を用い
ている。図5は、プログラムメモリ16に格納されてい
るファジイ推論プログラムのMAX−PRODUCT合
成法の実行手順を示すフローチャートであり、図6は図
4のファジイ関数を用いた図5のMAX−PRODUC
T法の結果の非ファジイ化の説明図である。以下図5及
び図6により、MAX−PRODUCT法による本実施
例の制御システムにおけるファジイ推論法について述べ
る。なお、説明上、ルール数はn個であるとする。
【0025】[ステップ51] (グレードの算出) 前述の入力変数(パラメータ)に基づいて、前述の各々
のルール毎に各メンバーシップ関数のグレードを求め
る。即ち、図5においてマルチパス深さa及び車速bが
検出されると、図5の前件部,に対応する(台形
の)ファジイ関数の台集合と、入力変数a,bがマッチ
ング(図5の前件部,に対応するファジイ関数と交
わる縦の線a,bを参照)され、グレード値が求められ
る。
【0026】[ステップ52] (各ルールの適合度を
得る(PRODUCT法)) 図5に示すように1つのルールに対して条件が2つ存在
するため、2つのグレードをまとめて1つにする必要が
ある。このように各ルール毎にグレードをまとめて得た
1つの適合の度合いをルールの適合度と呼ぶ。そして、
PRODUCT法によればi番目の適合度wiは、wi
i1・gi2として、そのルールの各グレードの代数積
として求められる。ここで、演算子は代数積(PROD
UCT)である。
【0027】[ステップ53] (各ルールのファジイ
計算結果を得る) 各々のルールに対し、それぞれ推論結果を計算する。後
件部のメンバーシップ関数をBとするとき、各ルールの
ファジイ結果Bi(ファジイ関数としての推論結果)
は、Bi(y)=Wi・Bi(y)として計算される。こ
の計算は、後件部のメンバーシップ関数に対しては各台
集合の個々の値毎に(yの値毎に)グレードを求めてい
ることと同じ結果である。
【0028】[ステップ54] 推論結果(MAX法) 後件部における各ルール(ルール1〜4)の最大値(論
理和)を推論結果とする。実施例では図6Aに示す斜線
の部分が推論結果である。推論結果B0(y)は、B
0(y)=MAX(Bi(y)) 但しi=1〜nで得
る。
【0029】[ステップ55] 最終推論結果の非ファ
ジイ化(重心法) ファジイ推論は上記ステップ51〜54で推論結果を得
て終わる。しかし、CPU14がセパレーションコント
ローラ19を最適制御するためには推論結果を解釈し数
値化された制御値を得る必要がある。この過程が推論結
果の非ファジイ化であり、最終推論結果を1つの数値に
変換する。本実施例では後件部の台集合の要素yの重み
をグレード値として、yの重み付け平均値(加重平均)
をとる重心法を用いる。加重平均による重心値y0は、
0=(∫B0(y)・ydy)/(∫B0(y)dy)
で得る。図6Bにこのようにして求めた重心y0が示さ
れている。
【0030】〈実施例2〉図7は、第2の発明の一実施
例としてのダイバシティFM受信機の構成を示すブロッ
ク図である。図7において、1,2’はアンテナ、2,
2’はフロントエンド、3,3’はBPF、4,4’は
アンプ、5,5’はエンベロープ・DET、6,6’は
LPF、8’はHPF、9,9’はAM DET、1
1,11’はA/Dコンバータ、12はコンパレータ、
14はCPU、15はファジイ推論に用いるメンバーシ
ップ関数を(台集合として)格納している(例えば、P
ROMからなる)データメモリ、16はファジイ推論の
具体的手順をプログラム手段として格納する(例えば、
ROMからなる)プログラムメモリ、17は車速情報検
出手段としての車速センサ、71は切換えスイッチ72
の切換え頻度を制御する選択制御手段としてのバッフ
ァ、72,72’は選択手段としてのスイッチ、77は
FM受信機である。
【0031】そして、HPF8、AM DET9、A/
Dコンバータ10及びLPF11と、HPF8’、AM
DET9’、A/Dコンバータ10’及びLPF1
1’はそれぞれマルチパス情報検出手段を形成し、CP
U14、データメモリ15、プログラムメモリ16はフ
ァジイ推論処理手段を構成する。CPU14はプログラ
ムメモリに格納されているプログラム手段を適時実行
し、データメモリに格納されている各メンバーシップ関
数を基にファジイ推論を実行する。CPU14は選択制
御手段としてのバッファ71に制御信号を送出する選択
制御信号出力としても機能する。図8は、図7における
CPU14の動作を示すブロック図である。以下、図7
及び図8により本実施例のダイバシティFM受信機の動
作について述べる。
【0032】[ブロック81]A/Dコンバータ7,
7’から得られた電界強度情報は、コンパレータ12で
比較され、スイッチ72,72’で電界強度の大きい方
のチャンネルのマルチパス深さを(A/Dコンバータ1
1,11’の出力)を選択して、その結果をCPU14
にそれぞれ入力する。
【0033】[ブロック82] ステップ81と同時に
車速センサ17からの速度情報がマルチパス量情報とし
てCPU14に入力される。これは車速とマルチパス量
がほぼ比例関係にあることが知られているからである。
【0034】[ブロック83] データメモリ15には
図4に示すようなメンバーシップ関数(後述)が記憶さ
れており、CPU14はメンバーシップ関数を基にプロ
グラムメモリ16に格納されているファジイルール(図
9参照)をファジイ推論プログラムによりCPU14の
制御の下で実行する。推論方法として、本実施例では、
図10及び図11に示すようなMAX−MIN法(後
述)を用いている。また、各メンバーシップ関数の型は
図9に示すように台形である。
【0035】[ブロック84] CPU14はファジイ
推論の結果からスイッチング頻度の最適制御量を求め
る。この最適制御量によりスイッチング頻度に制限を与
えるためのバッファ71を制御し、スイッチング頻度を
最適に制御する。
【0036】図9は本実施例におけるファジイルールと
メンバーシップ関数を視覚的に示した説明図である。本
実施例のファジイ推論におけるルールは2つの前提条件
と1つの結論部とからなり、前件部は条件としての
マルチパス深さを、前件部は条件としての車速であ
り、それぞれ台形状のメンバーシップ関数が対応してい
る。また、後件部の台集合は時定数でありメンバーシッ
プ関数の値は台形である。そしてメンバーシップ関数の
台形の上辺部分はセンサの誤差の程度を示しているの
で、センサの誤差成分もルールに取り込むことができセ
ンサの誤差による精度への影響を減少させることができ
る。
【0037】2−1.実施例におけるファジイルール 次に、図4の各ルールは以下のように制御規則が構成さ
れていることを意味する。なお、本実施例では4つのル
ールを示しているが、ルールの数は4つに限られること
なく、本装置の制御目的に応じてルールの数を決めるこ
とができる。
【0038】[ルール1] もし、マルチパス深さが
「かなり深い]かつ速度が「かなり遅い」ならば(前件
部)、スイッチング頻度を「非常に遅い」(後件部)
状態にする。 [ルール2] もし、マルチパス深さが「かなり浅い]
かつ速度が「かなり速い」ならば(前件部)、スイッ
チング頻度を「少し低い」(後件部)状態にする。 [ルール3] もし、マルチパス深さが「少し深い]か
つ速度が「少し速い」ならば(前件部)、スイッチン
グ頻度を「少し高い」(後件部)状態にする。 [ルール4] もし、マルチパス深さが「中程度]かつ
速度が「非常に遅い」ならば(前件部)、スイッチン
グ頻度を「少し低い」(後件部)状態にする。
【0039】2−2.実施例におけるメンバーシップ関
図9に示された台形状のグラフはファジイ関数であり、
前述したように、横方向に4つのファジイルール、ルー
ル1〜4を示し、縦方向にはルールの前提条件をなす前
件部,の2つのメンバーシップ関数とファジイルー
ルの結論部分をなす後件部のメンバーシップ関数が示さ
れている。また、メンバーシップ関数の横軸、メンバー
シップ関数の縦軸及びグレードの値については前述(1
−2.実施例1におけるメンバーシップ関数)と同様で
あり、説明を省略する。
【0040】(3)MAX−MIN−重心法 制御システム(ルール)に実際の入力変数の値を代入す
ることにより求めた各メンバーシップ関数のグレードか
らどのようなして推論結果を出すかにより推論方法が異
なるが、本実施例ではMAX−MIN−重心法を用いて
いる。図10は、プログラムメモリ16に格納されてい
るファジイ推論プログラムのMAX−MIN−重心法の
実行手順を示すフローチャートであり、図11は図9の
ファジイ関数を用いた図10のMAX−MIN−重心法
の実行手順の説明図である。以下図10及び図11によ
り、MAX−MIN−重心法による本実施例の制御シス
テムにおけるファジイ推論法について述べる。なお、説
明上、ルール数はn個であるとする。
【0041】[ステップ101] (グレードの算出) 前述(1−2.実施例1におけるメンバーシップ関数)
のステップ41と同様であり、説明を省略する。
【0042】[ステップ102] (各ルールの適合度
を得る(MIN法)) i番目の適合度wiはそのルールの各グレードの最小値
(論理積)として求める。最小値は、wi=MIN(g
i1,gi2)で得る。
【0043】[ステップ103] (各ルールのファジ
イ結果を得る(MIN法)) 個々のルール(ルール1〜4)に対しそれぞれのグレー
ド値の最小値(論理積)の結果を得て適合度とし、各々
のルール毎にルールの適合度と後件部のメンバーシップ
関数との最小値(論理積)を得てファジイ結果とする。
図9において後件部のファジイ関数の台形に示される斜
線の部分がルール1〜4のファジイ結果である。後件部
のファジイ関数をBとするとき、ファジイ結果B
i(y)は、Bi(y)=MIN(wii(y))で得
る。
【0044】[ステップ104] 推論結果(MAX
法) 後件部における各ルール(ルール1〜4)の最大値(論
理和)を推論結果とする。実施例では図11Aに示す斜
線の部分が推論結果であり、スイッチング頻度を「少し
高くする」という推論結果を得る。推論結果B0(y)
は、B0(y)=MAX(Bi(y));但しi=1〜n
で得る。
【0045】[ステップ105] 最終推論結果の非フ
ァジイ化(重心法) ファジイ推論は上記ステップ101〜104で推論結果
を得て終わる。しかし、CPU14がバッファ18に制
御信号を送出して推論結果のスイッチング頻度でスイッ
チ72,72’を切り替えるためには推論結果を解釈し
数値化された制御値を得る必要(推論結果の非ファジイ
化)がある。本実施例では後件部の台集合の要素yの重
みをグレード値として、yの重み付け平均値(加重平
均)をとる重心法を用いる(実施例1のステップ55参
照)。図11Bにこのようにして求めた重心y0が示さ
れている。
【0046】〈実施例3〉図12は、第3の発明の一実
施例としてのハイカットコントロールFM受信機の構成
を示すブロック図である。図12において、121はI
F増幅器、122はIF増幅器121の出力であるSメ
ータ成分から電界強度を検出するSメータ、123はF
M検波器、124は復調手段としてのステレオ復調器、
125はセパレーションコントローラ、126はハイカ
ット(L用)、127はハイカット(H用)、128は
ハイカット用コントローラ、129はローパスフィルタ
(LPF)、136はバンドパスフィルタ(BPF)、
137はCPU、138はファジイ推論に用いるルー
ル、メンバーシップ関数(台集合として)及びファジイ
推論の具体的手順等をプログラム手段として格納してい
るファジイルールメモリである。CPU137及びファ
ジイルールメモリ138はファジイ推論処理手段を構成
し、CPU137はファジイルールメモリ138に格納
されているプログラム手段を適時実行し、データメモリ
に格納されている各メンバーシップ関数を基にファジイ
推論を実行する。また、ハイカット126,127は雑
音成分低減手段を構成する。
【0047】図13は、図12におけるCPU137の
動作を示すブロック図である。以下、図12及び図13
により本実施例のハイカットコントロールFM受信機の
動作について述べる。
【0048】[ブロック131] Sメータ2でSメー
タ成分から電界強度を検出し、検出された電界強度をC
PU137に入力する。また、FM検波器123から図
14に示すような周波数特性を有するローパスフィルタ
129の出力と、図15に示すような周波数特性を有す
るバンドパスフィルタ136の出力がCPU137に入
力する。
【0049】[ブロック132] CPU137は電界
強度Eから、N’=kE;(k:一定)としてノイズレ
ベルN’を算出する。また、ローパスフィルタ129の
出力Loutとパンドパスフィルタ136の出力Boutから
高周波成分Fを、Bout/Lout、として算出する。更
に、SN比を、Lout/N’として算出する。
【0050】[ブロック133] ファジイメモリ13
8は図16に示すようなファジイルール及びメンバーシ
ップ関数が記憶されており、CPU137は算出した高
周波成分F、電界強度E、SN比をパラメータとしてフ
ァジイルールに基づくファジイ推論をCPU137の制
御の下で実行する。推論方法として、前述(実施例1参
照)したMAX−PRODUCT法を用い、後件部の合
成をMAX法で行なう。また、各メンバーシップ関数の
型は図16に示すように台形である。
【0051】[ブロック134] CPU14は、ファ
ジイ推論の結果であるハイカット駆動開始位置及び遮断
周波数を制御信号として、ハイカットコントローラ12
8及びハイカット126,127に出力する。
【0052】図16は本実施例におけるファジイルール
とメンバーシップ関数を視覚的に示した説明図である。
本実施例のファジイ推論におけるルールは2つの前提条
件と1つの結論部とからなり、前件部は条件として
の電界強度EとSN比があり、前件部は条件として
の高周波成分Fであり、それぞれ台形状のメンバーシッ
プ関数が対応している。また、後件部の台集合はハイカ
ット遮断周波数でありメンバーシップ関数の値は台形で
ある。そしてメンバーシップ関数の台形の上辺部分は入
力パラメータの誤差の程度を示しているので、誤差成分
もルールに取り込むことができ入力パラメータの誤差に
よる精度への影響を減少させることができる。
【0053】3−1.実施例におけるファジイルール 次に、図4の各ルールは以下のように制御規則で構成さ
れていることを意味する。なお、本実施例では4つのル
ールを示しているが、ルールの数は4つに限られること
なく、本装置の制御目的に応じてルールの数を決めるこ
とができる。
【0054】[ルール1] もし、電界強度Eが「弱
い」かつFが「多い」ならば(前件部)、ハイカット
駆動開始位置を「大」(後件部)の状態にする。 [ルール2] もし、電界強度Eが「弱い」かつFが
「少ない」ならば(前件部)、ハイカット駆動開始位
置「小」(後件部)の状態にする。 [ルール3] もし、SN比が「大」かつFが「多い」
ならば(前件部)、ハイカット遮断周波数を「大」
(後件部)の状態にする。 [ルール4] もし、SN比が「大」かつFが「少な
い」ならば(前件部)、ハイカット遮断周波数を
「小」(後件部)の状態にする。
【0055】3−2.実施例におけるメンバーシップ関
図16に示された台形状のグラフはファジイ関数であ
り、前述したように、横方向に4つのファジイルール、
ルール1〜4を示し、縦方向にはルールの前提条件をな
す前件部,の2つのメンバーシップ関数とファジイ
ルールの結論部分をなす後件部のメンバーシップ関数が
示されている。また、メンバーシップ関数の横軸、メン
バーシップ関数の縦軸及びグレードの値については前述
(1−2.実施例1におけるメンバーシップ関数)と同
様なので説明を省略する。
【0056】3−3.MAX−PRODUCT法 制御システム(ルール)に実際の入力変数の値を代入す
ることにより求めた各メンバーシップ関数のグレードか
らどのようにして推論結果を出すかにより推論方法が異
なるが、本実施例ではMAX−PRODUCT法を用い
ている。なお、MAX−PRODUCT法については実
施例1(1−3.MAX−PRODUCT法)に述べた
通りであり、説明を省略する。また、プログラムメモリ
16に格納されているファジイ推論プログラムのMAX
−PRODUCT法の実行手順についても実施例1の図
5の説明とほぼ同様であり、図示及び説明を省略する。
なお、最終推論結果の非ファジイ化も実施例1と同様に
重心法を用いており、後件部メンバーシップ関数のグレ
ード値を合成(重ね合わせ)してその重心を算出する。
図17に合成の結果と求められた重心(f0)を示す。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、従
来技術に比べて音質の改善率の高いFM受信機が実現で
きた。具体的には、第1の本発明により、セパレーショ
ンコントロール内蔵ダイバシティFM受信機のセパレー
ションが向上し、弱電界におけるステレオ感が従来技術
による場合に比べ良くなることが確認され、また、推論
方法にMAX−PRODUCT法を用いたことによりセ
ンサ等の誤差による推論結果の精度低下を防止できた。
【0058】また、第2の発明により、ダイバシティF
M受信機のスイッチングノイズが低減し、音質の向上が
確認された。また、推論方法にMIN−MAX−重心法
を用いたことによりセンサ等の誤差による推論結果の精
度低下を防止できた。
【0059】更に、ハイカットコントロールFM受信機
のハイカット駆動開始位置と遮断周波数とをファジイ制
御することにより、人間の聴覚を考慮した適応性のある
ハイカットコントロールFM受信機を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例としてのセパレーション
コントロール内蔵ダイバシティFM受信機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1のセパレーション制御信号出力手段として
の抵抗アレイ+スイッチの構成例を示す図である。
【図3】図1におけるCPUの動作を示すブロック図で
ある。
【図4】ファジイルールとメンバーシップ関数を視覚的
に示した説明図である。
【図5】MAX−PRODUCT法の実行手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】ファジイ推論結果の非ファジイ化の説明図であ
る。
【図7】第2の発明の一実施例としてのダイバシティF
M受信機の構成を示すブロック図である。
【図8】図7におけるCPUの動作を示すブロック図で
ある。
【図9】ファジイルールとメンバーシップ関数を視覚的
に示した説明図である。
【図10】プログラムメモリ16に格納されているファ
ジイ推論プログラムのMAX−MIN−重心法の実行手
順を示すフローチャートである。
【図11】図9のファジイ関数を用いた図10のMAX
−MIN−重心法の実行手順の説明図である。
【図12】第3の発明の一実施例としてのハイカットコ
ントロールFM受信機の構成を示すブロック図である。
【図13】図2におけるCPUの動作を示すブロック図
である。
【図14】ローパスフィルタの周波数特性図である。
【図15】バンドパスフィルタの周波数特性図である。
【図16】ファジイルールとメンバーシップ関数を視覚
的に示した説明図である。
【図17】ファジイ推論結果の非ファジイ化の説明図で
ある。
【図18】従来方式によるハイカット方式のFM受信機
の構成例を示すブロック図である。
【図19】電界強度とオーディオ出力との関係を示す図
である。
【符号の説明】
13,13’ 選択手段(スイッチ) 14 CPU 17 車速情報検出手段(車速センサ) 18 セパレーション制御信号出力手段(抵抗アレイ+
スイッチ) 19 セパレーション制御手段(セパレーションコント
ローラ) 71 選択制御手段(バッファ) 72,72’ 選択手段(スイッチ) 124 復調手段(ステレオ復調器) 126,127 雑音成分低減手段(ハイカットL用、
R用) 128 ハイカット用コントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の受信手段により得られた受信信号
    から、電界強度の大きい方の信号を選択してマルチパス
    成分に応じたマルチパス情報を得るマルチパス情報検出
    手段と、前記受信信号のセパレーション制御を所定の時
    定数の設定により行なうセパレーション制御手段と、車
    両の移動情報速度を検出し検出結果に応じた速度検出情
    報を得る車速情報検出手段と、前記各情報に対応した複
    数のメンバーシップ関数によるファジイルールに基づい
    て前記各情報に応じたファジイ推論の演算処理を行ない
    演算結果を出力するファジイ推論処理手段と、前記演算
    結果に応じた前記時定数設定用信号を前記セパレーショ
    ン制御手段に出力し制御させるセパレーション制御信号
    手段と、を有することを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受信機において、ファジ
    イ推論処理手段が、マルチパス情報と車両の移動情報速
    度を入力パラメータとした各メンバーシップ関数のグレ
    ード値の乗算値及び該乗算値を総合した最大値を求め、
    該最大値の重心値を演算処理により求めて演算結果を得
    るMAX−PRODUCT法であることを特徴とする受
    信装置。
  3. 【請求項3】 複数の受信手段により得られた受信信号
    から、マルチパス成分に応じたマルチパス情報を得るマ
    ルチパス情報検出手段と、前記マルチパス情報から電界
    強度の大きい方の受信信号を切換えにより選択し出力す
    る選択手段と、所定の制御信号により前記選択手段の切
    換え頻度を制御する選択制御手段と、車両の移動速度情
    報を検出し検出結果に応じた速度情報を得る車速情報検
    出手段と、前記各情報に対応した複数のメンバーシップ
    関数によるファジイルールに基づいて前記各情報に応じ
    たファジイ推論の演算処理を行ない演算結果を出力する
    ファジイ推論処理手段と、前記演算結果に応じた制御信
    号を前記選択制御手段に出力してマルチパス量に応じて
    切換え頻度が最適になるように制御させる選択制御信号
    出力手段と、を有することを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の受信機において、ファジ
    イ推論処理手段が、マルチパス情報と車両の移動情報速
    度を入力パラメータとした各メンバーシップ関数のグレ
    ード値の最小値及び該最小値を総合した最大値を求め、
    該最大値の重心値を演算処理により求めて演算結果を得
    るMIN−MAX重心法であることを特徴とする受信装
    置。
  5. 【請求項5】 受信信号を復調し復調信号を得る復調手
    段と、前記復調信号の広域雑音成分を所定のハイカット
    駆動開始位置及び遮断周波数に基づいて低減し雑音低減
    復調信号を得る雑音成分低減手段と、前記受信信号から
    抽出されたSメータ成分情報に基づいて、前記雑音低減
    復調信号と前記復調信号とのレベルを制御してハイカッ
    ト制御された復調信号を出力するハイカット制御手段
    と、を備えた受信装置において、前記Sメータ成分情報
    から雑音成分レベルを、前記受信信号より得られた検波
    成分信号から高周波成分情報を、該雑音成分レベルと外
    光周波成分量情報社からSN比情報を演算算出する演算
    手段と、前記各情報に対応した複数のメンバーシップ関
    数によるファジイルールに基づいて、前記各情報に応じ
    たファジイ推論の演算処理を行ない演算結果を求め、該
    演算結果に応じて前記雑音成分低減手段、前記ハイカッ
    ト制御手段によりハイカット駆動開始位置及び遮断周波
    数を制御させるファジイ推論処理手段と、を有すること
    を特徴とする受信機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の受信機において、前記フ
    ァジイ推論処理手段が、Sメータ成分情報又はSN比情
    報と高周波成分情報を入力パラメータとした各メンバー
    シップ関数のグレード値の乗算値及び該乗算値を総合し
    た最大値を求め、該最大値の重心値を演算処理により求
    めて演算結果を得るMAX−PRODUCT合成法であ
    ることを特徴とする受信装置。
JP4186316A 1992-06-19 1992-06-19 受信装置 Pending JPH066277A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004004145A1 (ja) * 2002-06-28 2004-01-08 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki 受信機

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