JPH03259622A - ノイズ低減回路 - Google Patents

ノイズ低減回路

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Publication number
JPH03259622A
JPH03259622A JP2056597A JP5659790A JPH03259622A JP H03259622 A JPH03259622 A JP H03259622A JP 2056597 A JP2056597 A JP 2056597A JP 5659790 A JP5659790 A JP 5659790A JP H03259622 A JPH03259622 A JP H03259622A
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JP
Japan
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control
circuit
fuzzy
control circuit
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP2056597A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Nakamura
哲夫 中村
Koichi Ryu
笠 孝一
Toshito Ichikawa
俊人 市川
Masahide Terada
寺田 雅英
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
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Priority to EP19900124726 priority patent/EP0446470A3/en
Priority to US07/629,963 priority patent/US5263184A/en
Publication of JPH03259622A publication Critical patent/JPH03259622A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/34Muting amplifier when no signal is present or when only weak signals are present, or caused by the presence of noise signals, e.g. squelch systems
    • H03G3/344Muting responsive to the amount of noise (noise squelch)
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G5/00Tone control or bandwidth control in amplifiers
    • H03G5/16Automatic control
    • H03G5/24Automatic control in frequency-selective amplifiers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S706/00Data processing: artificial intelligence
    • Y10S706/90Fuzzy logic

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  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、FM受信機等の受信機の周波数特性コントロ
ール回路、セパレーションコントロール回路及び旦ニー
ティング回路のいずれか、又はその組合せについて、各
回路の制御対象量をファジィ制御により、受信機のノイ
ズを低減するノイズ低減回路に関する。
〔従来の技術〕
一般に受信機は、その受信環境によって受信状態が大き
く左右される。特にFM受信機の場合には、FM放送波
の直進性のため、周囲の地形や直進波の反射波の到達時
間差によって生しるマルチパス妨害等によって大きく変
動する。
このように、受信機の受信電界強度は、周囲の環境の影
響を受けやすい。特に、自動車等の移動体に搭載された
受信機は、移動体の移動に伴って周囲の環境が急速に変
化するために、その変化の度合いは一層大きくなる。
このように、周囲の環境変化によって受信電界強度やマ
ルチパスが変化すると、受信機のS/N比や出力が変動
するので、車載受信機では、周囲の環境変化によって受
信電界強度やマルチパスが変化してもそのS/N比や出
力が変動しないように各種の工夫がなされている。特に
、FMステレオ受信機は、FMモノラル受信機よりも受
信電界強度値の低下時のS/N比の劣化による音質低下
が大きいので、格別の工夫がなされている。
第10図は、従来の車載FMステレオ受信機の構成の一
例をブロック図で示したものである。
第1O図に示したFMステレオ受信機において、アンテ
ナ21から入力された高周波のFMステレオ信号は、フ
ロントエンド部22において増幅され中間周波(I F
)信号に変換される。
このIF信号はり177機能を有するIP増幅器23で
増幅され、FM検波回路24でFMコンポジット信号に
変換される。
FMコンポジット信号は、増幅回路25で増幅された後
、ミューティングコントロール回路26を経由してマル
チプレックス(MPX)復調回路27で左(L)及び右
(R)の各チャンネル信号に分離される。
この左右チャンネル信号は、左右チャンネル信号のセパ
レーション(分離度)を制御するためのセパレーション
コントロール回路28に供給され、更に、左右チャンネ
ル信号の高域レベルを減衰させる周波数特性コントロー
ル回路29を経由して、左右チャンネル信号をそれぞれ
出力する。
一方、いわゆるSメータのようなAM検波構成のレベル
検出回路31により、IF増幅器23の信号レベルが受
信電界強度値に比例した信号レベルとして検出され、次
段のレベル設定回路32及び33にそれぞれ供給される
レベル設定回路32の出力信号は制御信号発生回路34
へ入力されて、IF信号レベルに対応したコントロール
信号Aを生成する。コントロール信号Aは、受信入力レ
ベルすなわち受信電界強度値がある値以下に低下したと
きに、ミューティングコントロール回路26の可変減衰
動作を開始させ、更に受信入力レベルが低下した場合は
、その受信入力レベルに応しミューティングコントロー
ル回路26の減衰量を連続して変化させる。
周波数ずれ検出回路35は、周波数ずれ等により更に入
力信号レベルが低下し、それに対応して増幅回路25の
出力が低下すると、制御信号発生回路34を制御してミ
ューティングコントロール回路26の減衰量が無限大と
なるようにし、ミューティングを掛けるように制御する
他方のレベル設定回路33は時定数回路36へ入力され
て、立ち上がり及び立ち下がり特性が適当に制御された
制御信号Bが1戒される。この制御信号Bにより周波数
特性コントロール回路29の周波数レスポンスが制御さ
れる。
また、この制御信号Bはレベル制御回路37において適
当なレベルに変換されて、セパレーションコントロール
回路28の分離度調整信号Cとなる。
次に、第11図を参照して、第10図の各コントロール
回路の特性を制御する制御動作について説明する。
受信電界強度値が低下し、レベル検出回路31のレベル
検出値が第11図に示す第1の値El(例えば45dB
/μ■付近)から下になると、レベル制御回路37が発
生する分離度調整信号Cによりセパレーションコントロ
ール回路28が先ず動作を開始する。これにより、受信
電界強度値が低下するとともにステレオの分離度は低下
するが、S/N比の低下が軽減される。受信電界強度値
が45dB/μ■付近でセパレーションコントロール回
路37が動作を開始する場合は、25 d B/μV付
近でステレオからモノラル動作に移行するようになる。
受信電界強度値が更に低下し、レベル検出回路31のレ
ベル検出値が図示の第2の値E2  (例えば、35d
B/μ■付近)から下になると、時定数回路38が発生
する制御信号Bにより周波数特性コントロール回路29
が動作し、以下、受信電界強度値の低下とともに高域の
減衰量が増大するようになる。これにより、受信電界強
度値が低下するとともに左右チャンネル信号の高域特性
は低下するが、S/N比の低下が軽減される。受信電界
強度値が35dB/μV付近で周波数特性コントロール
回路29が動作する場合は、15dB/μV付近まで高
域の周波数特性コントロールが行われる。
受信電界強度値が更に低下し、レベル検出回路31のレ
ベル検出値が図示の第3の値E、(例えば、25 d 
B/μV付近)から下になると、制御信号発生回路34
の発生する制御信号Aによりミューティングコントロー
ル回路26が動作し、以下受信電界強度値の低下ととも
に左右チャンネル信号の減衰量を連続的に増大させるよ
うにする。
これにより、受信電界強度値が低下するとともに左右チ
ャンネル信号の出力レベルは低下するが、ノイズレベル
の増加が軽減される。
受信電界強度値が更に低下し、レベル検出回路31のレ
ベル検出値が図示の第4の値E、(例えば、15dB/
μ■付近)から下になると、周波数ずれ検出回路35の
発生する制御信号により制御信号発生回路34が動作し
てミューティングコントロール回路26の減衰量が無限
大となり、ミューティングが掛けられるようになる。
以上のように、受信入力レベルすなわち受信電界強度値
の検出値が第1の値以下になったときに左右チャンネル
信号のセパレーションを連続的に変化させ、前記検出値
が前記第1の値E、よりも低くかつセパレーションコン
トロール範囲内の第2の値E2以下になったときに再生
信号に対する周波数特性を連続的に変化させ、更に前記
検出値が前記第2の値E2よりも低くかつセパレーショ
ンコントロールによるモノラル動作モード近傍の第三の
値E:l以下になったときに再生信号レベルを連続的に
変化させるように動作する。
このように、受信人カレヘルすなわち受信電界強度値が
低下するとともに、セパレーションコントロール回路2
8、周波数特性コントロール回路29及びミューティン
グコントロール回路26の動作開始点から連続して各回
路の特性を変化させるようにしたので、第11図に破線
で示すように受信電界強度値の大小にかかわらず、略一
定のS/N比を確保し、ノイズレベルを低減することが
できる。
また、受信電界強度値の大小にかかわらず良好なS/N
比やノイズレベルを確保し、かつ各コントロール回路の
特性を連続的に制御するようにしたので、受信電界強度
値が変化しでも出力信号状態が急激に変化することがな
くなり、出力信号状態の変化に対する違和感を生じさせ
ないようにすることかできる。
〔発明が解決しようとする課題〕
FM受信機における前述の各コントロール回路の特性の
制御方式の説明から分かるように、従来(7) F M
受信機におけるセパレーションコントロール、周波数特
性コントロール、ミューティングコントロールは、原理
的にその信号の一部を削除若しくは加工する方式のもの
であった。このために、そのノイズ低減効果の向上と違
和感及び誤動作の減少効果の向上とは背反関係にあった
。このことは、外来のパルスノイズを除去するパルスノ
イズサプレス方式においても同様であった。
かかる事情により、FM受信機における従来のノイズ低
減方式では、ノイズ低減効果と違和感及び誤動作の低減
効果の妥協点を一律に設定して、各コントロール回路の
制御特性を選定するようにしていた。
ところで、同じ受信電界強度の検出値であっても、例え
ばマルチパス量が多い場合や少ない場合があるが、その
場合は、マルチパス量の大小関係に対応して個別に各コ
ントロール回路の制御値を設定することにより、より良
好な制御を実現することが可能である。このことは、受
信状態を規定する他の量についても同様である。
すなわち、その受信入力状態を規定する各要素のレヘル
の大小に対応して、各コントロール回路の制御対象量を
個別に制御することにより、受信入力状態に対応してパ
ルス性ノイズ低減効果の向上と、違和感及び誤動作の減
少効果とを高次元で両立させることが可能になる。
しかしながら、従来の受信機では、受信入力状態を規定
する各要素の内容を考慮することなく、各コントロール
回路の制御時定数、制御動作開始電圧、制御量等の制御
対象量を一律に設定していた。このため、受信環境の状
態に個別的に対応して各コントロール回路の制御状態を
可変して設定することができず、受信入力状態を規定す
る各要素の内容に対応してパルス性ノイズ低減効果の向
上と、違和感及び誤動作の減少効果とを両立させること
か実現困難であるという不都合があった。
〔発明の目的〕
本発明は、前述の課題を解決するためになされたもので
、ファジィ制御を用いて各コントロール回路の制御状態
を制御することにより、受信環境の状態に個別的に対応
して、ノイズ低減効果の向上と、違和感及び誤動作の減
少効果とを良好に両立させるように改良した受信機のノ
イズ低減回路を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
FM受信機等の受信機におけるノイズ低減回路に関し、 受信入力状態を規定する各要素からなる入力ベクトルを
前提条件とし、入力ヘクトルの各要素のメンバーシップ
関数で与えられるファジィプロダクシジンルールにより
ファジィ推論を行つファジィ推論手段と、ファジィ推論
手段の生成した推論結果に基づいて、セパレーションコ
ントロール回路、周波数特性コントロール回路及びミュ
ーティング回路のいずれか、又はその組合せについて、
各回路の制御対象量を制御するファジィ制御信号を発生
するファジィ制御信号発生回路、を備えたことを特徴と
し、 これにより、受信入力状態に個別的に対応して、ノイズ
低減効果の向上と、違和感及び誤動作の減少効果とを良
好に両立させることができる。
〔課題を解決するための手段〕
従来の受信機では、前述のように受信入力状態を規定す
る各要素の内容を考慮することなく、各コントロール回
路の制御時定数、制御動作開始電圧、制御量等の制御対
象量を一律に設定していたため、受信環境の状態に個別
的に対応して各コントロール回路の制御状態を可変して
設定することができず、受信入力状態を規定する各要素
の内容に対応してノイズ低減効果の向上と、違和感及び
誤動作の減少効果とを両立させることが実現困難であっ
た。
ところで、近年制御の技術分野では、ファジィ(Fuz
zy )制御と呼ばれる制御の手法が次第に用いられる
ようになってきた。
このファジィ(Fuzzy )制御は、あいまい(Fu
zzy)な表現を含んだ複数の入力条件に基づき、観測
値がそれらの各あいまいな入力条件に合致する度合いを
個別的に求め、これらの合致度合いを総合的に考慮して
最良と思われる制御量を推論するようにしている。
一方、受信入力状態を規定する受信電界強度値、マルチ
パス量等の各要素の大小関係は、いずれも客観的、一義
的に決まるものではなく、あいまいな表現である。例え
ば受信電界強度値が大きいといっても、ある観測された
受信電界強度値が「受信電界強度値が大きい」という条
件に合致する程度は、極めてあいまいである。
したがって、受信入力状態を規定する各要素の大小関係
があいまいな性質の表現となる場合は、ファジィ制御を
用いることにより、受信入力状態を規定する各要素の内
容に個別的に対応し、それらを総合的に考慮して、良好
な制御量の設定を実現することが可能である。
本発明は、このファジィ制御の特長に着目し、受信機に
おける各コントロール回路の制御対象量をファジィ制御
することにより、FM受信機における受信入力状態を規
定する各要素の観測値に個別的に対応し、パルス性ノイ
ズ低減効果の向上と、違和感及び誤動作の減少効果とを
両立させるようにしたものである。
以下、前述の課題を解決するために本発明が採用した手
段を、第1図を参照して説明する。第1図は、本発明の
基本構成をブロック図で示したものである。
第1図において、11はセパレーションコントロール回
路であり、ステレオ信号の左右チャンネル信号の分離度
を制御する。
12は周波数特性コントロール回路であり、出力信号の
周波数特性を制御する。
13はミューティングコントロール回路であり、出力信
号を可変減衰してミューティングコントロールを行う。
14は入力ベクトル発生回路であり、受信入力状態を規
定する各要素の値を検出して入力ベクトルを発生する。
15はファジィ推論手段であり、入力ベクトル発生回路
14からの入力ベクトルを前提条件とし、入力ベクトル
の各要素のメンバーシップ関数で与えられるファジィプ
ロダクションルールによりファジィ推論を行う。
16はファジィ制御信号発生回路であり、ファジィ推論
手段の生成した推論結果に基づいて、セパレーションコ
ントロール回路、周波数特性コントロール回路及びミュ
ーティング回路のいずれか、又はその組合せについて、
各回路の制御対象量を制御するファジィ制御信号を発生
する。
〔作 用〕
本発明の作用を、第2図を参照して説明する。
第2図は、本発明のファジィ推論処理の一例を説明した
ものである。
受信機は、受信状態を規定する受信電界強度やマルチパ
ス量等の各要素の値を検出し、それらを要素とする入力
ベクトルを入力ヘクトル発生回路I4によって発生して
、ファジィ推論手段15に入力する。
ファジィ推論手段15は、入力ベクトルの各要素につい
てのメンバーシップ関数で与えられるファジィプロダク
ションルールにより、第2図に例示するようなファジィ
推論を行って、ファジィ制御信号を生成する。
第2図において、mA、〜mN、は、ファジィプロダク
ションルールR1の前件部に基づく、入力ベクトル要素
e、〜enについての各メンバーシップ関数であり、m
 A k −m N kは、ファジィプロダクションル
ールRkの前件部に基づく、入力ヘクトル要素eI〜e
nについての各メンバーシップ関数である。また、mP
、〜mPkは、ファジィプロダクションルールR1〜R
kの結果(後件部)についての各メンバーシップ関数で
ある。
これらの各メンバーシップ関数は、入力ベクトル要素e
+ −en及び各ファジィプロダクションルール毎に、
理論的もしくは実験的に予め設定されている。
ファジィ推論手段15は、各入力ベクトル要素e、〜e
nについて、対応するファジィプロダクションルールR
1〜Rkの前件部の各メンバーシップ関数に基づいてフ
ァジィ推論を行うことにより、先ず、各メンバーシップ
関数m P +〜mPkについての推論結果(各メンバ
ーシップ関数mP。
〜mPkの斜線を施された領域部分)を求める。
(各推論結果の具体的な求め方については、各実施例の
項で説明する) 次いで、ファジィ推論手段15は、これらのファジィ推
論結果に基づいて、重心法やM I N−MAX法等に
より、最終推論結果Fを求める。この推論処理により、
受信電界強度値Eが大きく、マルチパス量検出値Pが小
さくなる程、すなわち受信状態が良くなる程、最終推論
結果Fの値は小さくなり、逆に、受信電界強度値Eが小
さく、マルチパス量検出値Pが大きくなる程、すなわち
受信状態が悪くなる程、最終推論結果Fの値は大きくな
る。
(最終推論結果Fの求め方については、実施例の項で説
明する) ファジィ制御信号発生回路16は、ファジィ推論手段1
5の生成した推論結果Fに基づいてファジィ制御信号を
発生し、セパレーションコントロール回路11、周波数
特性コントロール回路12及びミューティング回路13
のいずれか、又はその組合せについて、それらの制御対
象量をファジィ制御する。制御対象量として、各実施例
の項で説明するように、各コントロール回路の時定数、
制御動作開始点、制御量等が選ばれる。
このようにセパレーションコントロール回路11、周波
数特性コントロール回路12及びミューティング回路1
3の各制御対象量をファジィ制御することにより、受信
入力状態に対応して各コントロール回路の制御対象量の
値が制御されるので、受信状態に個別的に対応して、ノ
イズ低減効果の向上と、違和感及び誤動作の減少効果と
を良好に両立させることができる。(詳細は各実施例の
項で説明する) 以上のように、セパレーションコントロール回路11、
周波数特性コントロール回路12及びミューティング回
路13のいずれか、又はその組合せについて、それらの
制御対象量をファジィ制御するようにしたので、受信入
力状態を規定する各要素の観測値に個別的に対応して各
コントロール回路の制御対象量が制御されるようになり
、受信環境の状態の観測値に個別的に対応して、ノイズ
低減効果の向上と、違和感及び誤動作の減少効果とを良
好に両立させることができる。
(第1の実施例〕 本発明の第1の実施例を、第3図〜第5図を参照して説
明する。第3図は本発明の第1の実施例の入力ベクトル
発生回路の説明図、第4図は同実施例のファジィ推論処
理の説明図、第5図は同実施例のファジィ制御信号発生
回路の説明図である。
次に説明する第1の実施例において、制御対象量は各コ
ントロール回路の制御時定数である。また、入力ベクト
ルの要素は、受信電界強度値E及びマルチパス量検出値
Pの2個であり、ファジィプロダクションルールは、R
11及びR21の2ルールであるとする。
(A)入力ベクトルの発生 第3図(a)及び(b)は、入力ベクトルの要素である
受信電界強度値E及びマルチパス量検出値Pを発生する
入力ベクトル発生回路14a及び14bを示したもので
ある。
入力ベクトル発生回路14aには、第10図で説明した
Sメータ等のレベル検出回路31の発生するレベル検出
信号Sが入力される。このレベル検出信号Sの交流成分
中には、マルチパス量が含まれている。
入力ベクトル発生回路14aは、入力されたレベル検出
信号Sを2分し、その一方を受信電界強度値Eとして出
力する。
一方、レベル検出信号Sの他方は高域フィルタ141に
供給されて、その交流成分が取り出される。レベル検出
回路142は、AM検波により、この交流成分のレベル
を検出してマルチパス量検出値Pとして出力する。
これに対して、入力ベクトル発生回路14bには、レベ
ル検出回路31の発生するレベル検出信号Sと、第10
図で説明したFM検波回路24(又は増幅回路25を介
して)等の受信信号検波回路で発生される検波信号りが
供給される。この検波信号りの交流成分中には、マルチ
パス量が含まれている。
入力ベクトル発生回路14bは、入力されたレベル検出
信号Sを、入力ベクトルの一要素である受信電界強度値
Eとして出力する。
一方、検波信号りは高域フィルタ143に供給されて、
その交流成分が取り出される。レベル検出回路144は
、AM検波によりこの交流成分のレベルを検出し、入力
ベクトルの他の要素であるマルチパス量検出値Pとして
出力する。
(B)ファジィ推論処理 ファジィ推論手段15で行われる第1の実施例のファジ
ィ推論処理を、第4図を参照して説明する。
第1の実施例のファジィ推論処理においては、次の2つ
のファジィプロダクションルールR11及びR21並び
に各ファジィプロダクションルールを与えるメンバーシ
ップ関数が設定される。
これらのファジィプロダクションルール及びメンバーシ
ップ関数は、受信電界強度値E及びマルチパス量Pに対
応して良好の受信状態が得られるように、理論的又は実
験的に設定される。
(1)ファジィプロダクションルールR11■ 前提条
件(IF): al、:受信電界レベルが大きい。
b、:マルチパス量が小さい。
■ 結果(後件部、THEN): 制御時定数を小さくする。
(2)  ファジィプロダクションルールR11の各メ
ンバーシップ関数: ■ 前提条件a、のメンバーシップ関数m A HH:
第4図(a)は、前提条件allすなわち受信電界レベ
ルの大きらしさを与えるメンバーシップ関数m A +
 +を示したものである。
メンバーシップ関数mA、において、横軸は受信電界強
度Eを示し、縦軸は前提条件a■に当てはまる度合いを
示す。前提条件allに完全に当てはまるときの度合い
の値は1であり、前提条件a1に完全に当てはまらない
ときの度合いの値は0である。図は、受信電界強度Eが
大きくなるに従って、前提条件a目に当てはまる度合い
が大きくなって行くことを示している。
■ 前提条件bl+のメンバーシップ関数mB、、:第
4図(b)は、前提条件す、すなわちマルチパス量に小
さらしさを与えるメンバーシップ関数mB、、を示した
ものである。
メンバーシップ関数mB、において、横軸はマルチパス
量Pを示し、縦軸は前提条件b■に当てはまる度合いを
示す。前提条件bllに完全に当てはまるときの度合い
の値は1であり、前提条件bl+に完全に当てはまらな
いときの度合いの値は0である。図は、マルチパス量検
出値Pが大きくなるに従って、前提条件bl+に当ては
まる度合いが小さくなって行くことを示している。
■ 結果を与えるメンバーシップ関数m P + +第
4図(c)は、結果すなわち制御時定数を与えるメンバ
ーシップ関数mPzを示したものである。
メンバーシップ関数m P + +において、横軸は制
御時定数Tを示し、縦軸は結果に当てはまる度合いを示
す。結果に完全に当てはまるときの度合いの値は1であ
り、結果に完全に当てはまらないときの度合いの値は0
である。
図は、制御時定数Tが大きくなるに従って、結果に当て
はまる度合いが小さ(なって行くことを示している。
(3)ファジィプロダクションルールR21の 前提条
件(IF): a2.:受信電界レベルが小さい。
b2.:マルチパス量が大きい。
■ 結果(後件部、THEN): 制御時定数を大きくする。
(4)  ファジィプロダクションルールR21の各メ
ンバーシップ関数: ■ 前提条件aZIのメンバーシップ関数mAz+:第
4図(d)は、前提条件az+すなわち受信電界レベル
の小さらしさを与えるメンパージ、7プ関数m A z
 +を示したものである。
メンバーシップ関数m A z Iの内容は、メンバー
シップ関数mA++と同様であるが、メンバーシップ関
数mA++とは逆に、受信電界強度Eが大きくなるに従
って、前提条件allに当てはまる度合いが小さくなっ
て行くことを示している。
■ 前提条件b2+のメンバーシップ関数m B z+
 :第4図(e)は、前提条件bi11すなわちマルチ
パス量の大きらしさを与えるメンパージ・ツブ関数mB
z+を示したものである。
メンバーシップ関数mB、の内容は、メンバーシップ関
数mB、と同様であるが、メンバーシップ関数rnBz
とは逆に、マルチパス量検出値Pが大きくなるに従って
、前提条件b2+に当てはまる度合いが大きくなって行
くことを示している。
■ 結果を与えるメンバーシップ関数mPz+第4図(
f)は、結果すなわち制御時定数を与えるメンバーシッ
プ関数mP、、を示したものである。
メンバーシップ関数mPz+の内容は、メンバーシップ
関数mP+、と同様であるが、メンバーシップ関数mP
、とは逆に、制御時定数Tが大きくなるに従って、結果
に当てはまる度合いが大きくなって行くことを示してい
る。
(5)ファジィ推論処理 ファジィ推論手段15で行われるファジィ推論処理を、
その推論手順に従って説明する。
■ 入力ベクトル中の受信電界強度Eに対するメンバー
シップ関数mA、及びmA、の値が求められ、第4図(
a)及び(d)より、それぞれU、及びuz+の値が得
られる。
■ 入力ベクトル中のマルチパス量検出値Pに対するメ
ンバーシップ関数mB、、及びmB、。
の値が求められ、第4図(b)及び(e)より、それぞ
れVl+及びV21の値が得られる。
■ 先ず、ファジィプロダクションルールR11による
推論処理が行われる。
観測された受信電界強度E及びマルチパス量検出値Pに
対応する各メンバーシップ関数の値より、メンバーシッ
プ関数mAz及びメンバーシップ関数mBzがファジィ
プロダクションルールR11に合致(ソフトマツチング
)する度合いを求める方法は各種あるが、本実施例にお
いては最小法が用いられる。
最小法では、ファジィプロダクションルールを与える各
メンバーシップ関数の入力ベクトルに対する度合い値の
最小値が、各メンバーシップ関数のファジィプロダクシ
ョンルールR1に合致する度合いの値として選出される
観測された受信電界強度E及びマルチパス量検出値Pに
対応するメンバーシップ関数mA、及びmB++の値U
、及びV、の大小関係は、ul、>v、、であるので、
最小法によりメンバーシップ関数m A 、及びmB、
がファジィプロダクションルールR11に合致する度合
いの値として、■、が選出される。
ファジィプロダクションルールR11に合致する度合い
の値は■、であるので、ファジィプロダクションルール
R11による推論結果を与えるメンバーシップ関数mP
+、は、Yagerの頭切り方法により、第4図(c)
に斜線で示すように、vlより低い領域部分で表される
■ 次に、ファジィプロダクションルールR21による
推論処理が行われる。
ファジィプロダクションルールR11の場合と同様に、
観測された受信電界強度E及びマルチパス量検出値Pに
対応するメンハーシツブ関数mAz+及びmB2.の値
uz+及びvz+の大小関係は、u、、<v、、である
ので、最小法により、メンバーシップ関数m A 21
及びmB z+がファジィプロダクションルールR21
に合致する度合いの値として、uz+が選出される。
ファジィプロダクションルールR21に合致する度合い
の値はu!Iであるので、ファジィプロダクションルー
ルR1による推論結果を与えるメンバーシップ関数mP
、、は、Yagerの頭切り方法により、第4図(f)
に斜線で示すようにu2より低い領域部分で表される。
■ ファジィプロダクションルールR11びR21によ
って求められた前記■及び■の結果に基づいて、最終の
推論結果を求める方法にも各種の方法があるが、本実施
例においては、重心法が用いられる。
重心法では、先ず第4図(c)及び(f)に示す各メン
バーシップ関数mP、、及びmPz+(斜線領域部分)
をMAX合戒台底より重ね合わせて、第4図(濁に示す
ように台底メンバーシップ関数mP+を台底する。
次いで、この台底メンバーシップ関数mP。
の重心の横軸座標値Tを最終推論結果、すなわち制御時
定数値Tとして出力する。
以上の推論処理により、受信電界強度値Eが大きく、マ
ルチパス量検出値Pが小さくなる程、すなわち受信状態
が良くなる程、最終推論結果である制御時定数Tの値は
大きくなり、逆に、受信電界強度値Eが小さく、マルチ
パス量検出値Pが大きくなる程、すなわち受信状態が悪
くなる程、最終推論結果である制御時定数Tの値は小さ
くなる。
(c)ファジィ制御動作 第5図を参照して、第1の実施例の制御信号発生回路の
構成及びそのファジィ制御動作について説明する。
第5図において、161a〜163aは比較路であり、
ファジィ推論手段15からの最終推論結果の制御時定数
値Tと参照電圧を比較する。
VS、〜VS、は、比較器161a 〜163aの参照
電圧であり、その大小関係は、Vs、<VSz <Vs
=のように設定される。
164a〜166aはスイッチイングトランジスタであ
り、対応する比較器161a〜163aの発生する出力
でオンになって導通する。
スイッチイングトランジスタ164a〜166aのコレ
クタ側には、時定数回路を構成するコンデンサC,−C
,の一端が接続される。コンデンサC1〜C3の、他端
は、時定数回路を構成する抵抗Rに共通に接続され、こ
の共通接続点から、ファジィ制御信号が出力される。V
cは、ファジィ制御信号用の電源電圧である。
この構成において、比較器161a〜163aは、各比
較器の参照電圧Vs、〜■S3とファジィ推論手段15
からの最終推論結果の制御時定数値Tを比較し、制御時
定数値Tが参照電圧Vs、、VS2、■s、lよりも大
きいときに、それぞれ出力信号を発生する。
参照電圧Vs3>参照電圧Vsz>制御時定数値下〉参
照電圧Vs、のときは、スイッチイングトランジスタ1
64aのみがオンとなり、出力されるファジィ制御信号
の時定数はC,Hになる。
参照電圧Vs、、>制御時定数値T〉参照電圧Vsz>
参照電圧Vs、のときは、スイッチイングトランジスタ
164a及び165aがオンとなり、出力されるファジ
ィ制御信号の時定数は(c1十CZ)Hになる。
制御時定数値T〉参照電圧Vs、、>参照電圧Vsz>
参照電圧■s1のときは、スイッチイングトランジスタ
164s、165s及び166sがすべてオンとなり、
出力されるファジィ制御信号の時定数は(c+ 十Cz
 + C3) Rになる。
以上のようにして得られた制御時定数値Tfをファジィ
制御信号として各コントロール回路の時定数を制御する
ことにより、受信電界強度値Eが大きく、マルチパス量
検出値Pが小さくなる程、すなわち受信状態が良くなる
程、制御時定数Tfの値は大きくなるので、受信入力状
態の一時的な変化に各コントロール回路はあまり感応せ
ず、それまでの良好な受信状態を保持する。
逆に、受信電界強度値Eが小さく、マルチパス量検出値
Pが大きくなる程、すなわち受信状態が悪くなる程、最
終推論結果である制御時定数Tの値は小さくなり、ファ
ジィ制御信号の制御時定数Tfも小さくなるので、各コ
ントロール回路は受信入力状態の変化に速やかに応答し
て、受信状態が悪くなるのを阻止することができる。
〔第2の実施例〕 本発明の第2の実施例を、第3図、第6図及び第7図を
参照して説明する。第6図は第2の実施例ファジィ推論
処理の説明図、第7図は同実施例の制御対象制御回路の
説明図である。第3図の入力ベクトル発生回路は、本発
明の第2の実施例の入力ベクトル発生回路としても用い
られる。
次に説明する第2の実施例において、制御対象量は、各
コントロール回路の制御動作開始点である。また、入力
ベクトルの要素は、第1の実施例の場合と同様に、受信
電界強度(+!E及びマルチパス量検出値Pの2個であ
り、ファジィプロダクションルールは、R12及びR2
2の2ルールであるとする。
(A)入力ベクトルの発生 第3図(a)及びへ)は、入力ベクトルの要素である受
信電界強度値E及びマルチパス量Pを発生する入力ベク
トル発生回路14a及び14bを示したものである。そ
の構成並びに受信電界強度値E及びマルチパス量検出値
Pの発生動作は、いずれも第1の実施例の場合と同しで
あるので、それらの説明は省略する。
CB)ファジィ推論処理 ファジィ推論手段15で行われる第1の実施例のファジ
ィ推論処理を、第6図を参照して説明する。
第2の実施例のファジィ推論処理においては、次の2つ
のファジィプロダクションルールRI2及びR22並び
に各ファジィプロダクションルールを与えるメンバーシ
ップ関数が設定される。
これらのファジィプロダクションルール及びメンバーシ
ップ関数は、受信電界強度値E及びマルチパス量検出値
Pに対応して良好の受信状態が得られるように、理論的
又は実験的に設定される。
(1)ファジィプロダクションルールR12■ 前提条
件(IF): a rt :受信電界レベルが大きい。
b1□:マルチパス量が小すい。
■ 結果(後件部、THEN): 制御動作点を高くする(制御動作開始点を高くする程、
各コントロール回路の制御動作がやりずらくなる)。
(2)ファジィプロダクションルールR12の各メンバ
ーシップ関数: ■ 前提条件adzのメンバーシップ関数mAl□:第
6図(a)は、前提条件a1□すなわち受信電界レベル
の大きらしさを与えるメンバーシップ関数mA+□を示
したものである。
メンバーシップ関数m A 1 zの内容は、第4図(
a)に示したメンバーシップ関数m A ■と同様であ
り、受信電界強度Eが大きくなるに従って、前提条件a
1□に当てはまる度合いが大きくなって行くことを示し
ている。
■ 前提条件す、□のメンバーシップ関数mB、□:第
6図(a)は、前提条件b1□すなわちマルチパス量に
小さらしさを与えるメンバーシップ関数mB、□を示し
たものである。
メンバーシップ関数mB+zの内容は、第4図(a)に
示したメンバーシップ関数m B + +と同様であり
、マルチパス量検出値Pが大きくなるに従って、前提条
件b1□に当てはまる度合いが小さくなって行くことを
示している。
■ 結果を与えるメンバーシップ関数mP、□第6図(
c)は、結果すなわち制御動作開始点を与えるメンバー
シップ関数mP、□を示したものである。
メンバーシップ関数m P + 2の内容は、第4図(
a)に示したメンバーシップ関数mP+、と同様であり
、制御動作点■が大きくなるに従って、結果に当てはま
る度合いが大きくなって行くことを示している。
(3)ファジィプロダクションルールR22■ 前提条
件(IF): a2□:受信電界レベルが小さい。
b2□:マルチパス量が大きい。
■ 結果(後件部、THEN): 制御動作点を低くする(制御動作開始点が低くなる程、
各コントロール回路は制御動作がし易くなる)。
(4)  ファジィプロダクションルールR22の各メ
ンバーシップ関数: ■ 前提条件a2□のメンバーシップ関数mA、□:第
6図(d)は、前提条件a、2すなわち受信電界レベル
の小さらしさを与えるメンパージ、ツブ関数mA、□を
示したものである。
メンバーシップ関数mA、□の内容は、メンバーシップ
関数m A I 2と同様であるが、メンバーシップ関
数mA、□とは逆に、受信電界強度Eが大きくなるに従
って、前提条件a2□に当てはまる度合いが小さくなっ
て行くことを示している。
■ 前提条件b2□のメンバーシップ関数mB、t:第
6図(e)は、前提条件bzzすなわちマルチパス量の
大きらしさを与えるメンバーシップ関数mBz□を示し
たものである。
メンバーシップ関数mB、の内容は、メンバーシップ関
数mB、、と同様であるが、メンバーシップ関数mB+
zとは逆に、マルチパス量検出値Pが大きくなるに従っ
て、前提条件bzzに当てはまる度合いが大きくなって
行くことを示している。
■ 結果を与えるメンバーシップ関数mP、。
第6図(f)は、結果すなわち制御動作点を与えるメン
バーシップ関数mPttを示したものである。
メンバーシップ関数mPz□の内容は、メンバーシップ
関数mP+□と同様であるが、メンバーシップ関数mP
、2とは逆に、制御動作点■が大きくなるに従って、結
果に当てはまる度合いが小さくなって行くことを示して
いる。
(5)ファジィ推論処理 ファジィ推論手段15で行われるファジィ推論処理にお
いて、ファジィプロダクションルールR12による推論
処理の場合は、観測された受信電界強度値E及びマルチ
パス量検出値Pに対応するメンバーシップ関数mAl2
及びmB、□の値のうち、最小値法により小さい方の値
、すなわちメンバーシップ関数m8.2の値VI2が採
用される。
次いで、ファジィプロダクションルールR12による推
論結果として、Yagerの頭切り方法により、第6図
(c)に示す斜線領域部分が得られる。
同様にして、ファジィプロダクションルールR22にお
いて、メンバーシップ関数mAz□及びmBzの場合は
、最小値法により小さい方の値、すなわちメンバーシッ
プ関数mAz□の値U2□が採用される。
次いで、ファジィプロダクションルールR22による推
論結果は、Yagerの頭切り方法により、第6図(f
)に示す斜線領域部分が得られる。
最後に、ファジィプロダクションルールR12及びR2
2によって求められた推論結果のメンバーシップ関数m
P+z及びmP、□(斜線領域部分)をMAX合威台底
より重ね合わされて、第6図(鎖に示すように合成メン
バーシップ関数mPzに合成される。
次いで、この台底メンバーシップ関数mPzの重心の横
軸座標値Vを最終推論結果、すなわち制御動作開始点■
として出力する。
以上説明したファジィ推論手段15において行われる第
2の実施例のファジィ推論処理の内容は、最終推論結果
が制御動作開始点Vである点を除いて第1の実施例の(
5)で説明したファジィ推論処理と同様であるので、そ
の詳細な説明は省略する。
以上の推論処理により、受信電界強度値Eが大きく、マ
ルチパス量検出値Pが小さくなる程、すなわち受信状態
が良くなる程、最終推論結果すなわち制御動作開始点■
が高くなり、逆に、受信電界強度(!Eが小さく、マル
チパス量検出値Pが大きくなる程、すなわち受信状態が
悪くなる程、制御動作開始点Vの値は小さくなる。
(6)ファジィ制御動作 第7図を参照して、第2の実施例の制御信号発生回路1
6の構成及びそのファジィ制御動作について説明する。
第7図において、トランジスタ161b〜トランジスタ
164b、抵抗R1〜抵抗R3、参照電源Vs、定電流
原11及びI2は、差動増幅器を構成する。
また、トランジスタ165b〜トランジスタ168b及
び抵抗R4〜抵抗R1は、差動増幅器の出力に対する増
幅回路を構成する。
トランジスタ166bとトランジスタ168bの接続点
には、負荷抵抗RLの一端が接続され、この接続点より
制御動作点電圧が出力される。負荷抵抗RLの他端は、
電源Vcに接続される。
13.11及び12は、第1図で説明したミューティン
グ回路、セパレーションコントロール回路及び周波数特
性コントロール回路である。
I7はミューティング制御回路であり、くニーティング
回路26の行うミューティング動作を制9卸する。
18はセパレーション制御回路であり、セパレーション
コントロール回路28の行うセパレーションコントロー
ル動作を制御する。
19は周波数特性制御回路であり、周波数特性コントロ
ール回路29の行う周波数特性コントロール動作を制御
する。
この構成において、ファジィ推論手段15で求められた
制御動作開始点Vは、差動増幅器を構成するトランジス
タ163bのペニスに入力される。
制御動作開始点■と参照電圧Vsとの差動出力は、トラ
ンジスタ165b〜トランジスタ168b等で構成され
る増幅回路で増幅されて、制御動作開始電圧をファジィ
制御信号として出力する。
これにより、受信電界強度値Eが大きく、マルチパス量
検出値Pが小さくなる程、すなわち受信状態が良くなる
程、制御動作開始点Vが高くなるので、ファジィ制御信
号レベルも高くなる。逆に、受信電界強度値Eが小さく
、マルチパス量検出値Pが大きくなる程、すなわち受信
状態が悪くなる程、制御動作開始点■の値は低くなるの
で、ファジィ制御信号レベルも低くなる。
このファジィ制御信号(制御動作開始電圧V)は、ξニ
ーティング制御回路17、セパレーション制御回路18
及び周波数特性制御回路19にそれぞれ供給される。
一方、ミューティング制御回路17、セパレーション制
御回路18及び周波数特性制御回路19には、図示しな
い受信電界レベル検出回路(第10図のレベル検出回路
31)の出力が制御電圧として入力されている。
各ミューティング制御回路17、セパレーション制御回
路18及び周波数特性制御回路19は、レベル検出回路
からの制御電圧レベルが、制御信号発生回路16から入
力されたファジィ制御信号レベル(制御動作開始電圧V
)を越えたときに、制御電圧による各コントロール回路
に対する制御を開始する。
これにより、受信電界強度値Eが大きく、マルチパス量
検出値Pが小さくなる程、すなわち受信状態が良くなる
程、ファジィ制御信号レベル(制御動作開始点■)が高
くなって、各呉ニーティング制御回路17、セパレーシ
ョン制御回路18及び周波数特性制御回路19の制御動
作は、その制御電圧レベルが高くならないと各コントロ
ール回路はその制御動作が開始されないので、受信入力
状態の小さな変動には影響されずに、良好な受信状態を
保持することができる。すなわち、良好の受信状態のと
きは、各コントロール回路があまり動作しないほうが、
良好な受信状態を保持することができる。
逆に、受信電界強度値Eが小さく、マルチパス量検出値
Pが大きくなる程、すなわち受信状態が悪くなる程、制
御動作開始点■の値は低くなって、各ミューティング制
御回路17、セパレーション制御回路18及び周波数特
性制御回路19の制御動作は、その制御電圧レベルが低
くても各コントロール回路はその制御動作が開始される
ので、受信入力状態の小さな変動にも充分に応答して、
良好な受信状態を保持することができる。
〔第3の実施例〕 本発明の第3の実施例を、第3図、第8図及び第9図を
参照して説明する。第8図は第3の実施例ファジィ推論
処理の説明図、第9図は同実施例の制御対象制御回路の
説明図である。第3図の入力ベクトル発生回路は、本発
明の第3の実施例の入力ベクトル発生回路としても用い
られる。
次に説明する32の実施例において、制御対象量は、旦
ニーティングコントロール回路、セパレーションコント
ロール回路、周波数特性コントロール回路のいずれかの
制御範囲を規定する制御量、又はそれらの回路の組合せ
の制御量である。また入力ベクトルの要素は、第1の実
施例の場合と同様に、受信電界強度値E及びマルチパス
量検出値Pの2個であり、ファジィプロダクションルー
ルは、R13及びR23の2ルールであるとする。
(A)入力ベクトルの発生 第3図(a)及び(b)は、入力ベクトルの要素である
受信電界強度値E及びマルチパス量検出値Pを発生する
入力ベクトル発生回路14a及び14bを示したもので
ある。その構成並びに受信電界強度値E及びマルチパス
量Pの発生動作は、いずれも第1の実施例の場合と同じ
であるので、それらの説明は省略する。
(B)ファジィ推論処理 ファジィ推論手段15で行われる第3の実施例のファジ
ィ推論処理を、第8図を参照して説明する。
第3の実施例のファジィ推論処理においては、次の2つ
のファジィプロダクションルールR13及びR23並び
に各ファジィプロダクションルールを与えるメンバーシ
ップ関数が設定される。
これらのファジィプロダクションルール及びメンバーシ
ップ関数は、受信電界強度値E及びマルチパス量Pに対
応して良好の受信状態が得られるように、理論的又は実
験的に設定される。
(1)ファジィプロダクションルールR13■ 前提条
件(IF): aIz:受信電界レベルが大きい。
bI3:マルチパス量が小さい。
■ 結果(THEN): 制御量を小さくする。
(2)  ファジィプロダクションルールR13の各メ
ンバーシップ関数: ■ 前提条件aI3のメンバーシップ関数mA、3:第
8図(a)は、前提条件a13すなわち受信電界レベル
の大きらしさを与えるメンバーシップ関数mA+3を示
したものである。
メンバーシップ関数I A I 3の内容は、第4図(
a)に示したメンバーシップ関数m A (1と同様で
あり、受信電界強度Eが大きくなるに従って、前提条件
a13に当てはまる度合いが大きくなって行くことを示
している。
■ 前提条件b11のメンバーシップ関数mB+z:第
8図(b)は、前提条件bI3すなわちマルチパス量の
小さらしさを与えるメンバーシップ関数mB、、を示し
たものである。
メンバーシップ関数mB+:+の内容は、第4図(b)
に示したメンバーシップ関数mB、、と同様であり、マ
ルチパス量検出値Pが大きくなるに従って、前提条件b
13に当てはまる度合いが小さくなって行くことを示し
ている。
■ 結果を与えるメンバーシップ関数mP、3第8図(
c)は、結果すなわち制御動作点を与えるメンバーシッ
プ関数mP+3を示したものである。
メンバーシップ関数m P l 3の内容は、第4図(
a)に示したメンバーシップ関数mP、と同様であり、
制御量Gが大きくなるに従って、結果に当てはまる度合
いが小さくなって行くことを示している。
(3)  ファジィプロダクションルールR23■ 前
提条件(IF): a23:受信電界レベルが小さい。
b23:マルチパス量が大きい。
■ 結果(THEN): 制御量を大きくする。
(4)  ファジィプロダクションルールR23の各メ
ンバーシップ関数: ■ 前提条件azsのメンバーシップ関数mAz=:第
8図(d)は、前提条件at3すなわち受信電界レベル
の小さらしさを与えるメンパージ、。
プ関数mAz+を示したものである。
メンバーシップ関数m A 23の内容は、メンバーシ
ップ関数m A + sと同様であるが、メンバーシッ
プ関数mA++とは逆に、受信電界強度Eが大きくなる
に従って、前提条件aZ3に当てはまる度合いが小さく
なって行くことを示している。
■ 前提条件b23のメンバーシップ関数mBz+:第
8図(e)は、前提条件b23すなわちマルチパス量の
大きらしさを与えるメンバーシップ関数mBz3を示し
たものである。
メンバーシップ関数mB、3の内容は、メンバーシップ
関数m8.3と同様であるが、メンバーシップ関数mB
++とは逆に、マルチパス量検出値Pが大きくなるに従
って、前提条件bZ3に当てはまる度合いが大きくなっ
て行くことを示している。
■ 結果を与えるメンバーシップ関数mP2゜第8図(
f)は、結果すなわち制御量Gを与えるメンバーシップ
関数mP+を示したものである。
メンバーシップ関数mPz+の内容は、メンバーシップ
関数mP、と同様であるが、メンバーシップ関数mP+
sとは逆に、制御量Gが大きくなるに従って、結果に当
てはまる度合いが大きくなって行くことを示している。
(5)ファジィ推論処理 ファジィ推論手段15で行われるファジィ推論処理の場
合、ファジィプロダクションルールR13において、メ
ンバーシップ関数m A H3及びmB、3との関係は
、最小値法により小さい方の値、すなわちメンバーシッ
プ関数mB、3の値VI3が採用される。次に、ファジ
ィプロダクションルールR13により推論結果は、Ya
gerの頭切り方法により、第8図(c)に示す斜線領
域部分が得られる。
同様にして、ファジィプロダクションルールR23にお
いて、メンバーシップ関数m A 23及びmB、3と
の関係は、最小値法により小さい方の値、すなわちメン
バーシップ関数m A t 、3の値uZlが採用され
る。次に、ファジィプロダクションルールR231によ
り推論結果は、Yagerの頭切り方法により、第8図
(f)に示す斜線領域部分が得られる。
最後に、ファジィプロダクションルールR13及びR2
3によって求められた推論結果のメンバーシップ関数m
P、、及びmPz3(斜線領域部分)をMAX合威台底
より重ね合わされて、第8図(鎖に示すように台底メン
バーシップ関数mP3に台底される。
次いで、この台底メンバーシップ関数mP3の重心の横
軸座標値Gを最終推論結果、すなわち制御量Gとして出
力する。
以上説明したファジィ推論手段15において行われる第
3の実施例のファジィ推論処理の内容は、最終推論結果
が制御量Gである点を除いて第1の実施例の(5)で説
明したファジィ推論処理と同様であるので、その詳細な
説明は省略する。
以上の推論処理により、観測された受信電界強度値Eが
大きく、マルチパス量検出値Pが小さくなる程、すなわ
ち受信状態が良くなる程、最終推論結果すなわち制御量
Gの値は小さくなり、逆に、受信電界強度値Eが小さく
、マルチパス量検出値Pが大きくなる程、すなわち受信
状態が悪くなる程、制御量Gの値は大きくなって行く。
(6)ファジィ制御動作 第9図を参照し、周波数特性コントロール回路12の制
御量を制御する場合を例に取って、第3の実施例のファ
ジィ制御信号発生回路16の構成及びそのファジィ制御
動作について説明する。
第9図は、復調された音声信号の1チヤンネルに対する
ファジィ制御信号発生回路と周波数特性コントロール回
路を示したものである。
第9図において、161C〜163Cは比較器であり、
入力される制御量Gと参照電圧Vs。
〜参照電圧Vs=とを比較する。参照電圧Vs。
〜参照電圧Vs=の大小関係は、Vs、<Vs。
<V s、のように設定される。
1640〜163Cはスイッチイングトランジスタであ
り、対応する比較器161c〜163Cが出力を発生し
たときオンになって導通する。
01〜C3は制御範囲調整用のコンデンサであり、各一
端はスイッチイングトランジスタ164c〜166cの
コレクタに接続され、他端は共通接続されて、周波数特
性コントロール回路12にある制御範囲調整用の抵抗R
に接続される。コンデンサCI””’ C3の大小関係
は、CI〈C2〈C3のように設定される。この抵抗R
及び各コンデンサC,−C3により、制御範囲調整用の
時定数が設定される。
周波数特性コントロール回路12において、121およ
び122は入力された音声信号Asに対するパ”ツファ
であり、バッファ121の出力(音声信号AS、で示す
)は、可変制御増幅器(VCA)123の一方の入力端
子に直接供給され、バッファ122の出力(音声信号A
S。
で示す)は、高域特性調整用の抵抗Rを介して可変制御
増幅器123の他方の入力端子に供給される。
一方、可変制御増幅器123には、図示しない受信入力
レベル検出回路等から(例えば、第10図のレベル設定
回路33及び時定数回路36)より、高域特性調整用の
HCC制御信号が入力される。これにより、バッファ1
21及び抵抗Rからの音声信号ASのミキシング量が制
御されて加算信号に対して、周波数特性コントロールが
おこなわれる。
この構成において、ファジィ推論手段14より制御量G
がファジィ制御信号発生回路16の比較器161c〜1
63cに入力されるが、観測された受信電界強度値Eが
大きく、マルチパス量検出値Pが小さくなる程、すなわ
ち受信状態が良くなる程、制御量Gの値は小さくなり、
逆に、受信電界強度値Eが小さく、マルチパス量検出値
Pが大きくなる程、すなわち受信状態が悪くなる程、制
御量Gの値は大きくなって行く。
このように、受信状態が悪くなり制御量Gのレベルが大
きくなるに従って、比較器161c、162c及び16
3Cが順次出力を発生し、スイッチイングトランジスタ
164c、165c、166cが順次導通し、制御範囲
調整用の特定数は、RC,からR(c,+C2)更にR
(c。
+ Cz + Cs 、)と大きくなって行く。
この結果、バッファ122から抵抗Rを介して可変制御
増幅器123に入力される音声信号AS、の高域特性は
、受信状態が悪くなり制御量Gのレベルが大きくなるに
従って低下するようになり、その低下量は制御量Gのレ
ベルに比例する。
可変制御増幅器123には、高域特性調整用のHCC制
御信号が入力されると、バッファ121及び抵抗Rから
の両音声信号AS、及びAs2のミキシング量を制御す
ることにより、周波数特性コントロールを行う。
すなわち、HCC制御信号レベルが高い(受信状態が良
い)程、音声信号AS、に対する音声信号AS、のミキ
シング量は小さくなり、高域特性に低下のない音声信号
が出力される。
逆に、HCC制御信号レベルが低い(受信状態が良い)
程、音声信号AS、に対する音声信号AS、のミキシン
グ量は大きくなり、最大の場合、音声信号A S zの
特性まで高域特性が低下した音声信号が出力される。
この場合の高域特性の制御範囲は、ファジィ制御信号の
時定数、すなわち制御量Gのレベルによって決定され、
制御量Gのレベルに比例して大きくなって行く。したが
って、周波数特性コントロール範囲は制御量Gのレベル
に比例して大きくなる。
以上のように、受信電界強度値Eが大きく、マルチパス
量検出値Pが小さくなる程、すなわち受信状態が良くな
る程、ファジィ制御信号レベル(制御量G)が小さくな
って、周波数特性制御回路12の制御量も小さくなるの
で、復調された音声信号の周波数特性は低下せず、良好
な受信状態を保持することができる。すなわち、良好の
受信状態のときは、周波数特性コントロール回路12の
周波数特性コントロール範囲が小さい方が、良好な受信
状態を保持することができる。
逆に、受信電界強度値Eが小さく、マルチパス量検出値
Pが大きくなる程、すなわち受信状態が悪くなる程、制
御量Gは大きくなって、周波数特性制御回路12の周波
数特性コントロール範囲が大きくなるので、ノイズやS
/N比の悪い受信入力状態にあっても、ノイズが低減さ
れS/N比を改善されて、良好な受信状態を保持し誤動
作を防止することができる。
以上周波数特性コントロール回路のファジィ制御動作に
ついて説明したことは、他のセパレーションコントロー
ル回路及びミューティングコントロール回路のファジィ
制御動作についても同様である。
以上本発明の各実施例について説明したが、本発明は、
この実施例に限定されるものではない。
例えば、入力ベクトルの要素は、〔課題を解決するため
の手段〕及び〔作用〕の項で説明したように、受信電界
強度及びマルチパス量の2個以外の複数の要素の場合に
適用されるものである。
また、各ファジィプロダクションルール及びこれらの各
ルールを与える各メンバーシップ関数の特性は、各実施
例の特性のものに限定されるものではない。
更に、各ファジィプロダクションルールのff1件部を
与える各メンバーシップ関数による推論結果に基づいて
最終の推論結果、すなわち動作感度点SEを得る手法と
して、実施例で清明した重心法の他に、MAX−MIN
法等の公知の各種の手法を使用することができる。
〔効 果〕
以上説明したように、本発明は、受信機の各コントロー
ル回路のいずれか、又はその組合せについて、それらの
制御対象量をファジィ制御するようにしたので、受信入
力状態を規定する各要素の観測値に個別的に対応して各
コントロール回路の制御対象量の値が制御されるように
なり、受信環境の状態の観測値に個別的に対応して、パ
ルス性ノイズ低減効果の向上と、違和感及び誤動作の減
少効果とを良好に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成の説明図、 第2図は本発明のファジィ推論処理の説明図、第3図は
本発明の各実施例の入力ヘクトル発生回路の説明図、 第4図は本発明の第1の実施例のファジィ推論処理の説
明図、 第5図は第1の実施例のファジィ制御信号発生回路の説
明図、 第6図は本発明の第2の実施例のファジィ推論処理の説
明図、 第7図は第2の実施例のファジィ制御信号発生回路の説
明図、 第8図は本発明の第3の実施例のファジィ推論処理の説
明図、 第9図は第3の実施例のファジィ制御信号発生回路の説
明図、 第10図は従来のFM受信機の構成の説明図、第11図
は従来のFM受信機の各コントロール回路の特性制御動
作の説明図である。 第1図において、 11−セパレーションコントロール回路、12−・・周
波数特性コントロール回路、13− ミューティングコ
ントロール回路、14−入力ベクトル発生回路、15−
ファジィ推論手段、16−ファジィ制御信号発生回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)周波数特性コントロール回路、セパレーションコ
    ントロール回路及びミューティングコントロール回路の
    少なくとも一つを備えた受信機におけるノイズ低減回路
    であって、(a)受信入力状態を規定する各要素の値を
    検出し、それらを要素とする入力ベクトルを発生する入
    力ベクトル発生回路と、 (b)入力ベクトル発生回路からの入力ベクトルを前提
    条件とし、入力ベクトルの各要素のメンバーシップ関数
    で与えられるファジィプロダクションルールによりファ
    ジィ推論を行うファジィ推論手段と、 (c)ファジィ推論手段の生成した推論結果に基づいて
    、セパレーションコントロール回路、周波数特性コント
    ロール回路及びミューティング回路のいずれか、又はそ
    の組合せについて、各回路の制御対象量を制御するファ
    ジィ制御信号を発生するファジィ制御信号発生回路と、 を備えたことを特徴とするノイズ低減回路。
  2. (2)入力ベクトルの要素が、受信電界強度値とマルチ
    パス量検出値であることを特徴とする請求項(1)記載
    のノイズ低減回路。
  3. (3)ファジィ推論手段の推論結果に基づいて制御され
    る制御対象量が、周波数特性コントロール回路、セパレ
    ーションコントロール回路及びミューティング回路の各
    制御時定数であることを特徴とする請求項(2)記載の
    ノイズ低減回路。
  4. (4)ファジィ推論手段の推論結果に基づいて制御され
    る制御対象量が、周波数特性コントロール回路、セパレ
    ーションコントロール回路及びミューティング回路の各
    制御動作開始点であることを特徴とする請求項(2)記
    載のノイズ低減回路。
  5. (5)ファジィ推論手段の推論結果に基づいて制御され
    る制御対象量が、周波数特性コントロール回路、セパレ
    ーションコントロール回路及びミューティング回路の各
    制御範囲を規定する各制御量であることを特徴とする請
    求項(2)記載のノイズ低減回路。
  6. (6)マルチパス量検出値が、受信電界強度信号中に存
    在する交流成分であることを特徴とする請求項(3)乃
    至(5)記載のいずれか一つのノイズ低減回路。
  7. (7)マルチパス量検出値が、検波信号中に存在する交
    流成分であることを特徴とする請求項(3)乃至(5)
    記載のいずれか一つのノイズ低減回路。
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