JPH0662463U - 圧接端子 - Google Patents

圧接端子

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Publication number
JPH0662463U
JPH0662463U JP1006193U JP1006193U JPH0662463U JP H0662463 U JPH0662463 U JP H0662463U JP 1006193 U JP1006193 U JP 1006193U JP 1006193 U JP1006193 U JP 1006193U JP H0662463 U JPH0662463 U JP H0662463U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slot
contact terminal
pressure contact
blade
electric wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP1006193U
Other languages
English (en)
Inventor
康宏 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH0662463U publication Critical patent/JPH0662463U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧接により剥がされる絶縁電線の絶縁被覆
が、端子と導体との間に入り込むことによって生じる導
通不良を防止する。 【構成】 スロット(13)に形成される刃部(14)は、絶縁
電線に対して切込角を形成する刃面(15a, 15b)が前記ス
ロットの深さ方向の途中で反転した逆向方向に彫られて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、絶縁電線を圧接した際にの剥離された絶縁被覆に起因して生じる導 通不良を防止する、特に太物電線に用いて好適な圧接端子に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧接端子は、絶縁被覆を予め除去することなく、電線保持部に形成したU字溝 (以下、スロットと称する)に絶縁電線を圧接することによって、前記絶縁被覆 を切断して導体と端子との導通が図られており、作業工数を削減できるものとし て多用されている。
【0003】 図4は、従来の、スロット5を有する電線保持部7が2枚並設されたタイプの 部分斜視図を示してある。この圧接端子は、絶縁電線1が圧接される電線保持部 7の各スロット5が、電線導入端に於いてそれぞれの外面側に面取りされた刃面 5aを有した刃部5bによって形成されている。但し、この2枚の電線保持部7 ,7は、図示しない下部の1枚の端子部と一体化されているものである。 スロット5の幅lは、圧接すべき絶縁電線1の導体2の太さよりも僅かに小さ く形成されており、電線1は、図示しない圧接治具によってスロット5内へ圧入 された際、絶縁被覆3が前記刃面5aにより剥離されて導体2が圧接端子と導通 接続される。 なお、前記刃面5aは、電線圧入時に導体2のばらけが阻止できると共に、絶 縁被覆3の、前記電線保持部7外面側への剥けを促進させることができ、圧接に 対して好適に作用する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来端子にあっては、絶縁電線1はスロット5内へ圧接 された際、先ず絶縁被覆3が刃部5bで切られ始め、最後に電線保持部7の板厚 dの幅に剥離されて導体2が導通状態に圧接されるのであるが、そのとき、図4 の水平断面図である図5に示すように、絶縁被覆3の刃面方向の切断端3aが、 前記刃面5a(図4参照)によって外方向へ押し拡げられる。一方、前記電線保 持部7,7の互いに対向する内面側には前記刃面5aとなる面取り加工が施され ていないので、絶縁被覆3の切断端3bは、電線圧接方向に対して逃げ場を失っ たバリとなって作用し、刃部5bと導体2との間に入り込む。その結果、圧接端 子は絶縁被覆3が刃部5bと導体2とを分離させ、導通不良が生じるという問題 を有していた。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、導通不良 を起こす切断被覆を圧接端子の刃面から離す手段を講じることにより、上記問題 点を解決することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的は、絶縁電線が圧接されるU字溝の刃部を有する圧接端子に 於いて、前記刃部は前記絶縁電線に対して切込角を形成する刃面が前記U字溝の 深さ方向の途中で反転した逆向方向に彫られたことを特徴とする圧接端子により 達成される。
【0007】
【作用】
絶縁電線に対して切込角を形成する刃面は、スロットの深さ方向の途中で反転 した逆向方向に彫られているので、絶縁電線がスロットに圧接される前半の過程 に於いて、刃部と導体との間に入り込んだ場合の絶縁被覆の切断端を、スロット 後半の過程に於いて前記刃部から押し出すようにして絶縁被覆を端子から離間さ せることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の圧接端子の実施例を図面を参照して説明する。 図1乃至図3は、本考案の圧接端子の一実施例を示しており、図1は圧接端子 の一部を破断した斜視図を、図2は図1のA−A断面図を、図3は図1のB−B 断面図をそれぞれ示してある。 なお、本実施例の圧接端子は、図4および図5に示した従来構造と同じ、電線 保持部が2枚並設された構成のものついて説明する。 図1に於いて、圧接端子10は雄端子11が形成された他端側に、2枚の電線 保持部12,12を若干の間隔をおいて並設した構成からなり、前記電線保持部 12,12は、その基部側で2枚の間隔が広幅に形成され、途中に傾斜面12a を設けて先端側を狭幅にした形状からなる。
【0009】 前記電線保持部12,12の略中央部にはU字状のスロット13が雄端子11 方向に向かって穿設されており、スロット13は、該スロット13に挿入される 絶縁電線1に作用して絶縁被覆3(共に、図2参照)を剥ぐ刃部14を有して構 成されている。 また、前記刃部14には前記絶縁電線1に対して切込角を形成する刃面15が 彫られており、前記スロット13の傾斜面12aを境とした先端寄りの上半部f での刃面15aは、図2に示すように2枚の電線保持部12,12のそれぞれの 反対向面が、外方向に開く形状に構成されてなる。一方、前記スロット13の下 半部gの刃面15bは、前記傾斜面12aを境としたスロット13の深さ方向の 途中で反転され、図3に示すように2枚の電線保持部12,12のそれぞれの対 向面が、前記上半部fと異なる逆向方向に開いた形状よりなる。 なお、スロット13の幅は、従来構造と同様に構成され、圧入すべき絶縁電線 1の導体2の径よりもわずかに小さく形成されている。
【0010】 いま、絶縁電線1を、スロット13内へ圧入すると、前記刃部15は該電線1 の絶縁被覆3に切り込まれると同時に、スロット13の前半部fに形成された刃 面15aが該絶縁被覆3に対し、図2に於いて矢印で示す、各電線保持部12, 12の外方向へ作用する力を付与して前記絶縁被覆3を押しやる。一方、各電線 保持部12,12間に存在する被覆3は、従来と同様に行き場がなく、従って、 電線保持部12に密着した状態に設けられる。しかし、前記絶縁電線1を継続し てスロット13に圧入し続けると、前記刃部14は下半部gに形成された刃面1 5bの向きが、外側向きから内側向きに変るため、絶縁被覆3に対して図3の矢 印で示す、電線保持部12,12の内方向へ作用する力を付与する。その結果、 逃げ場を失って前記電線保持部12に密着された状態の前記絶縁被覆3は、該電 線保持部12から外部へ押し出されて電線保持部12から離間される。 すなわち、本考案による圧接端子は、絶縁電線1の絶縁被覆3が刃部14と導 体2との間に押し込まれて生じる導通不良を好適に阻止できる。
【0011】 上記実施例では、2枚の電線保持部12,12が途中に傾斜面12aを有する 構造として記載したが、本考案は、このような傾斜面を有しないフラットな形状 のものであっても良いことは、当然である。 また、上記実施例では、2枚の電線保持部12,12からなる圧接端子につい て述べたが、1枚の電線保持部からなるものにも適用できる。しかし、絶縁被覆 が逃げ場を失って電線保持部に密着される状態は、2枚の電線保持部によって挟 まれた状態の絶縁電線が圧入される際に各電線保持部12,12によって引張ら れるようになされて顕著となるので、このような圧接端子に於いて効果的に作用 する。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の圧接端子によれば、スロットを形成する刃部の 刃面が該スロットの深さ方向の途中で反転した逆向方向に彫られているので、絶 縁電線がスロットに充分圧接された状態で、絶縁被覆のむけ(剥離)が、刃面と 導体の間に押し込まれることがなくなり、導体と端子との良好な導通状態を図る ことができる。
【提出日】平成5年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、絶縁電線を圧接した際に剥離された絶縁被覆の介在に起因して生じ る導通不良を防止する、特に太物電線に用いて好適な圧接端子に関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による圧接端子の一部破断斜
視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】従来例の圧接端子の部分斜視図である。
【図5】図5の水平断面図である。
【符号の説明】 1 絶縁電線 2 導体 3 絶縁被覆 10 圧接端子 11 雄端子 12 電線保持部 13 U字溝(スロット) 14 刃部 15 刃面 15a 上半部での刃面 15b 下半部での刃面 f 部分区間 g 部分区間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁電線が圧接されるU字溝の刃部を有
    する圧接端子に於いて、前記刃部は前記絶縁電線に対し
    て切込角を形成する刃面が前記U字溝の深さ方向の途中
    で交差した逆向きに彫られることを特徴とする圧接端
    子。
JP1006193U 1993-02-16 1993-02-16 圧接端子 Pending JPH0662463U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006193U JPH0662463U (ja) 1993-02-16 1993-02-16 圧接端子

Applications Claiming Priority (1)

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JP1006193U JPH0662463U (ja) 1993-02-16 1993-02-16 圧接端子

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Publication Number Publication Date
JPH0662463U true JPH0662463U (ja) 1994-09-02

Family

ID=11739875

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1006193U Pending JPH0662463U (ja) 1993-02-16 1993-02-16 圧接端子

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JP (1) JPH0662463U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005347086A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Yazaki Corp 圧接端子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005347086A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Yazaki Corp 圧接端子

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