JP2593686Y2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JP2593686Y2
JP2593686Y2 JP1993056036U JP5603693U JP2593686Y2 JP 2593686 Y2 JP2593686 Y2 JP 2593686Y2 JP 1993056036 U JP1993056036 U JP 1993056036U JP 5603693 U JP5603693 U JP 5603693U JP 2593686 Y2 JP2593686 Y2 JP 2593686Y2
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press
electric wire
piece
wire
housing
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JP1993056036U
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利一 櫻井
修 伊東
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、複数の電線間を接続
する圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】被覆された電線の間を接続する圧接コネ
クタとしては、図6に示すように、ハウジング70内に
導電性の薄板を逆U字形に折り曲げた圧接端子71を設
けた従来技術1が知られている。この圧接端子71は、
その上面から下方に複数のスリット73を並列に設け
て、電線Wを挟持する挟持片72を形成し、スリット7
3に電線Wを押圧挿入すると、図7に示すように、挟持
片72の縁部を切り刃として電線Wの被覆層aが切断さ
れ、この切断箇所の導線bが露出するとともに、この露
出した導線bに挟持片72の内側縁72aが接触して電
気接触がなされている。
【0003】また、かかる従来技術1の圧接コネクタで
は、挟持片72により挟持された導線bの接触圧が弱く
なる可能性があることから、この接触圧を高めた従来技
術2が実開平2ー102688号公報に開示されてい
る。この従来技術2では、図8(A)〜(C)に示すよ
うに、挟持片82が弾性材料により形成されており、電
線Wをスリット83内に挿入すると、被覆層aが挟持片
82の内側縁82aにより切断されると同時に、挟持片
82がV字状に拡開し、この拡開した挟持片82の上部
を保持部材84により締付けるものである。これによっ
て挟持片82が導線bを強圧して導線bとの接触圧を高
め、接触信頼性を高めている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この従来技術1及び従
来技術2のいずれの挟持片72,82においても、その
内側縁72a,82aが被覆層aを切断する切り刃を兼
ねており、電線Wがスリット73,83内の所定の深さ
までスライドされると、露出する導線bはスライドする
間に内側縁72a,82aにより切断されてしまうこと
があった。特に導線bが細線を多数撚り合わせた電線で
は1本当たりの細線が細いために切断されるおそれが高
いという課題があった。
【0005】また、導線bが十分に露出するように被覆
層aが切断され、一方では導線bが切断されないように
スリット73,83のスリット幅が定められているため
に、スリットの幅に対して導線bが太い電線Wでは、被
覆層aのみならず導線bを切断されやすくなって、接続
できる電線の適用範囲の狭い圧接コネクタとなってい
た。
【0006】この考案では上記課題を解決することを目
的とし、電線の導線を切断すること無く、且つ確実に接
触して、接触抵抗の小さな圧接コネクタとすることを目
的としている。また、併せて圧接できる電線の適用範囲
を広げる圧接コネクタとすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案では、左片と右
片は挿入側の方が広いスリット幅となるV字状に配設さ
れるとともに、左片または右片を変位して挿入された電
線を側方から強圧する押圧片が設けられている。
【0008】
【作用】電線Wを圧接するには、電線をスリット内に挿
入して、所定位置まで押し下げる。これにより、電線は
挟持片の内側縁が、被覆層に食い込んで被覆層は径方向
の左右両側が切断される。この食い込み量は、左右片が
電線の挿入側を拡開するV字状に配設され、下方に行く
に従って幅狭となっているので、下方に移動するに従っ
て深く切断される。そして、所定の深さまで押し下げる
と、電線Wの被覆層の左右両側が切断され、導線が露出
した状態になる。
【0009】次に押圧片により左片または右片を変位し
て該スリットの幅を狭める。これにより電線は左右両片
により側方から強く挟み込まれて、十分な電気接触が確
保される。なお、この左右両片により強く挟み込まれる
際に、左右両片の内縁部により単純に圧縮されるに過ぎ
ず、左右両片の縁部をスライドするものでないために、
これに接触している導線は切断されることなく押圧され
る。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、この考案では、左
片と右片は挿入側の方が広いスリット幅となるV字状に
配設されるとともに、左片または右片を変位して挿入さ
れた電線を側方から強圧する押圧片が設けられているの
で、導線を切断すること無く電線の導線と確実に接触し
て、接触抵抗の小さな圧接コネクタとすることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、この考案の圧接コネクタの一実施例
を、図1〜図3を参照して説明する。この実施例の圧接
コネクタは、図1に示すように、上面が開口された箱形
のハウジング1と、このハウジング1に内装された圧接
端子2と、ハウジング1の底面から装着される起立板3
と、またハウジング1の上面に着脱可能に設けられたカ
バー4とにより構成されている。
【0012】ハウジング1の対向する両側壁には、それ
ぞれ対向する部位に6箇所の挿入溝11,11が等間隔
に並列して切り欠き形成され、その開口縁に案内面12
が設けられている。そして、各案内面12の間には、開
度規制突起13が内側に突出形成されている。また、ハ
ウジング1の底面には、後述する起立板3の各押圧片3
1を挿通する挿通孔14が設けられるとともに、両端部
に圧接端子2を圧入して固定する圧入孔15が設けられ
ている。なお、ハウジング1の下部外側面の両側にはカ
バー4を取付固定する係合突起16が突出形成されてい
る。
【0013】圧接端子2は、図1に示すように、導電性
の一枚の帯状薄板がU字状に折曲げられて、ベース20
とこのベース20の両側から並列にそれぞれ6つの挟持
片21が立設されるとともに、圧接端子2の両端に設け
られた圧入片22が前記圧入孔15に圧入されてハウジ
ング1に圧接端子2が固定されている。各挟持片21
は、図2に示すように、上記薄板を略V字形状にプレス
打ち抜きして、一対の左片21aと右片21bを形成し
たもので、この左右両片21a,21bの内側縁2aに
より上方に拡開するスリット23が形成されている。こ
のため左右両片21a,21bの内側縁2aは電線Wの
被覆層aを切断するとともに、導線bに接触して導通す
る接触部となっている。このスリット23のスリット幅
は上部から圧入される電線Wの被覆層aの一部が切断さ
れる程度の広い幅mと広く設定されており、下部では被
覆層aのみならず導線bの一部までが切断される程度の
狭い幅nとされている。そして、左右両片21a,21
bの内側には、スリット23の幅を導線bの直径よりも
十分に狭くするストッパ24が突出形成されて、スリッ
ト23内を押し下げられてくる電線Wと当接して、その
下への移動を規制するようにされている。なお、左右両
片21a,21bの基部には折曲げ切欠25が設けられ
ており、左右両片21a,21bを内側に折曲げ応力が
加わるとこの折曲げ切欠25を中心として折曲げ可能と
されている。
【0014】このように各挟持片21が形成された圧接
端子2は前記圧入孔15に圧入されて、このスリット2
3がハウジング1の挿入溝11と一直線上となるように
対応して、ハウジング1の長手方向とクロスして延びる
電線Wをハウジング1の上方から押し下げてくると、案
内面12により挿入溝11及びスリット23内へ直線的
に押し下げ可能とされている。なお、左右両片21a,
21bの上部の外側縁2bは開度規制突起13に当接し
て、それ以上に拡開しないように規制されている。
【0015】起立板3は、図1に示すように、ハウジン
グ1の底面に密着する板状のベース30に角柱形状の押
圧片31が立設されている。この押圧片31はハウジン
グ1の底部に設けられた挿通孔14に対応して二列に立
設されている。この各押圧片31は図3に示すように、
挟持片21と挟持片21との間に挿入されて、挟持片2
1の外側を起立する幅に形成されている。なお、ベース
30の側縁には、ハウジング1の係合突起17に係合す
る係合凹部32が設けられている。
【0016】なお、カバー4は、図1に示すように、ハ
ウジング1の上面及び側面を覆うようにキャップ状に形
成されて、その側面にはハウジング1の係合突起16に
係合する係合孔41が設けられている。また、カバー4
の下縁には、ハウジング1に圧入された電線Wを引き出
す電線ガイド切欠42が設けられている。
【0017】次に、この実施例の作用について説明す
る。この圧接コネクタに電線Wを圧接してジョイントす
るには、電線Wをハウジング1の長手方向とクロスする
方向に配置して、挿入すべき対向する挿入溝11,11
の上方に位置を合わせてから電線Wを下げる。すると電
線Wは案内面12にガイドされて、挿入溝11及びスリ
ット23内に挿入され、ストッパ24に当接するまでス
リット23内を押し下げられる。これにより、電線Wは
左右片21a,21bの両内側縁2a,2aが、被覆層
aに食い込んで被覆層aの左右両側を切断する。この食
い込み量は、内側縁2aがV字状とされており、広い幅
mから下方に行くに従って幅狭となっているので、押し
下げられるのに従って深く切断される。そして、ストッ
パ24に達すると、被覆層aのみが切断されて、導線b
が十分に露出する状態まで電線Wの被覆層aの左右両面
が深く切断される。
【0018】ジョイントすべき各電線Wをそれぞれのス
リット23内に押圧した後、起立板3をハウジング1の
底面側から積層状に重ねて、各挿通孔14内に各押圧片
31を挿入する。押圧片31は挟持片21の外側縁2b
に当接しながら挿入され、図3に示すように、折曲げ切
欠25を中心として変位して左右両片21a,21bを
起立させる。このため、スリット23内に保持されてい
る電線Wは左右両片21a,21bの内側縁2aにより
左右両側から押し潰されて、断面楕円形に変形するよう
に強圧され、その電気接触が十分に確保される。なお、
この左右両片21a,21bの内側縁2aにより押し潰
される際に、電線Wは内側縁2aにより単純に押圧され
ているに過ぎず、内側縁2aに沿ってスライドするもの
でないために、内側縁2aに接触している導線bが切断
されること無く押圧されることになる。
【0019】その後、このハウジング1にカバー4を被
せ、係合突起16に係合孔41が係合して取付けられ
る。この際、図示しないが、電線Wは電線ガイド切欠4
2にガイドされてハウジング1の外に引き出される。
【0020】この実施例では、電線Wの被覆層aのみが
切断され、導線bが切断されない所定のスリット23の
幅となる位置にストッパ24を設けているので、導線b
を傷めること無く電線Wをスリット内に挿入することが
できる。
【0021】また、この実施例では、押圧片31が左右
両片21a,21bの外側縁2b,2bを押圧して、そ
れぞれ同時に起立する構成とした例を示しているが、必
ずしも左片21aと右片21bの双方を起立する必要は
なく、いずれか一方のみを起立す構成としてもよい。
【0022】なお、この実施例ではストッパ24を一箇
所に設けた例を示したが、図4に示すように、二箇所に
ストッパ24a,24bを設けることもできる。これに
よれば、圧接コネクタに直径の相違する二種類の電線を
圧着してジョイントすることも可能となる。すなわち、
細い電線は下部のストッパ24bの位置に、太い電線は
上部のストッパ24aの位置まで挿入されるので、導線
bを切断すること無く接続することができる。
【0023】また、この考案においては、ストッパ24
は必ずしも必要ではなく、図5に示すように左右両片2
1a,21bの内側縁2aにストッパを設けない構成と
することもできる。この構成とした場合には、スリット
23内に電線Wを挿入する際には、電線挿入装置に挿入
ストロークを規制する挿入量規制手段により所定の位置
まで挿入するようにすることが望ましい。
【0024】この考案は、挿入側で幅が広く、挿入され
るに従って幅が狭められたスリットを形成し、被覆層を
切断し、導線を切断しない位置まで電線を挿入し、その
後にそのスリット幅を押圧片により狭めることによっ
て、露出した導線に内側縁とスライドさせること無く電
線を横方向から押圧することを特徴とする趣旨であり、
この趣旨を逸脱しない範囲で変更実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切り欠いた分離斜視図である。
【図2】一部の縦断面図である。
【図3】起立状態を示す一部の縦断面図である。
【図4】他例を示す挟持片の側面図である。
【図5】他例を示す挟持片の側面図である。
【図6】従来例の分離斜視図である。
【図7】従来例の挟持片の側面図である。
【図8】他の従来例における電線を挟持する過程を示す
側面図である。
【符号の説明】 W…電線 a…被覆層 b…導線 1…ハウジング 2…圧接端子 21a…左片 21b…右片 23…スリット 31…押圧片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に複数の挟持片を有する圧
    接端子が固定され、これらの挟持片の左片と右片との間
    に形成されるスリット内に電線の側部を挿入保持して、
    各電線を接続する圧接コネクタにおいて、 前記左片と右片は挿入側の方が広いスリット幅となるV
    字状に配設されるとともに、該左片または右片を変位し
    て挿入された電線を側方から強圧する押圧片が設けられ
    ていることを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 左片または右片の縁部には、挿入される
    電線の挿入位置を規制するストッパが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の圧接コネクタ。
JP1993056036U 1993-09-22 1993-09-22 圧接コネクタ Expired - Lifetime JP2593686Y2 (ja)

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JPH0722467U JPH0722467U (ja) 1995-04-21
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