JPH0662273A - 自動ケーブル等価器 - Google Patents

自動ケーブル等価器

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JPH0662273A
JPH0662273A JP4131876A JP13187692A JPH0662273A JP H0662273 A JPH0662273 A JP H0662273A JP 4131876 A JP4131876 A JP 4131876A JP 13187692 A JP13187692 A JP 13187692A JP H0662273 A JPH0662273 A JP H0662273A
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JP4131876A
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David L Hershberger
デーヴィッド・エル・ハーシュバーガー
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Grass Valley Group Inc
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    • HELECTRICITY
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    • H04B3/04Control of transmission; Equalising
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバシュート及びそれによるビット・エラ
ーを発生させず、構成を簡単とし、低消費電力で広いダ
イナミック・レンジを得る。 【構成】 等価器出力段100、200、220及び2
40は、可変レベル入力信号を受けて、増幅及び高周波
利得増加を行うとともに、クリッピング制御信号に応じ
てクリッピングを行う。信号レベル検出出力段900
は、可変レベル入力信号をモニタし、この可変レベル入
力信号の整流した低周波成分のピーク・レベルに比例し
たクリッピング制御信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ケーブル等価器、
特に、改良された「ウォーキング・リミッタ」形式の自
動ケーブル等価器に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン・スタジオ環境において
は、長さ及びシステムの信号品質が異なるケーブルによ
り、デジタル・テレビジョン信号装置を接続しており、
それらの相互接続は、アプリケーションが異なると再構
成している。これらケーブルにより伝送されるデジタル
信号は、伝送距離が長くなると劣化するので、ケーブル
等価器を用いて、これらの変動を補償する。これらケー
ブル等価器は、300メートルのケーブルによる損失を
補償できる。その際、エッジの整形には、高周波に対し
て30dBの利得が必要であり、NRZ(non-return-t
o-zero)データ自体の低周波に対して6dBの利得が必
要である。NTSC D2、PAL D2及びコンポー
ネントD1の一般的なテレビジョン標準では、クロック
周波数が夫々143MHz、177MHz及び270M
Hzである。これらデータ速度の各々のNRZデータの
理論的な最小帯域幅は、これら周波数の半分である。
【0003】ケーブル等価器の1つの形式として、「ウ
ォーキング・リミッタ」等価器が知られている。かかる
等価器は、多数の等価器段を具えている。ウォーキング
・リミッタ型ケーブル等価器が、その等価器の最大能力
を生かすまで低下した入力信号を受けると、これら等価
器段の総べては、できる限りその信号を再生するように
線形に動作する。しかし、ウォーキング・リミッタ型等
価器が大きな振幅の信号を受け、最大の等価作用が必要
ないとき、出力端に最も近い等価器段は制限を行うの
で、所望レベル以上に出力信号が増幅されない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多数の等価器段を有す
るケーブル等価器において、各段は、受けた信号を同じ
で固定された最終レベルにクリッピングするが、ある形
式の入力信号が存在すると問題が生じる。図2におい
て、入力信号の品質が良好である、即ち、立ち上がり時
間がかなり高速であるが、振幅がクリッピング・レベル
未満であると、第1等価器段は、高速遷移に整形するよ
うに、オーバシュートを発生させる。このオーバシュー
トをクリッピングするが、それが正確な高レベルに追従
するので、早過ぎる後縁が生じる。次の等価器段の高周
波利得が、この早すぎる後縁をリンギングとし、部分的
又は完全にビット周期の「目」に近づけて、エラーを生
じる。
【0005】この問題を解決する1つの方法は、自動利
得制御(AGC)増幅器に前に等価器を配置することで
ある。しかし、これでは、複雑になり、消費電力も増え
て望ましくない。
【0006】したがって、本発明の目的の1つは、オー
バシュート及びそれによるビット・エラーを発生させず
に、構成が複雑にならないようにすると共に、消費電力
を増加させない方法で、ダイナミック・レンジの広い自
動ケーブル等価器を提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、ケーブル等価回路及
び他の回路間のインタフェースを最少として、集積回路
(IC)で実現できる自動ケーブル等価器を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の多段の
ケーブル等価器によれば、信号レベル検出器が、各等価
器段内の増幅器用のクリッピング制御信号を発生するの
で、歪がなく、ビット・エラーのない等価出力信号に可
変レベル入力信号が再生される。最終等価器段の後の固
定基準クリッピング段は、最終出力レベルにクリッピン
グされた信号を発生する。帰還路は、各段に存在する過
度のデータ内の直流ドリフトを制限する。試験手段は、
等価器段の動作のモニタを制限する。
【0009】好適な実施例においては、信号レベル検出
器は、ロウ・パス(低帯域)フィルタ機能を有する差動
増幅器と、平衡変調検出器と、電圧増幅器と、比較器及
びピーク検出器と、トランスコンダクタンス増幅器と、
複数の電流ミラーとを直列に具えている。電流ミラー
は、トランスコンダクタンス増幅器の出力端からの差動
電流を判断して、これをクリッピング制御信号電圧レベ
ルに変換する。デフィート(defeat)比較器は、比較器
及びピーク検出器の出力信号をモニタし、ピーク検出器
が用いる外部コンデンサが短絡したようならば、可変差
動電流を固定基準電流に置換する。
【0010】本発明の要旨は、特許請求の範囲に指摘さ
れているが、本発明の構成、動作方法、特徴及びその他
の目的は、添付図を参照した以下の詳細な説明より理解
できよう。
【0011】
【実施例】図1は、本発明によるレベルが独立した自動
ケーブル等価器の等価器部分のブロック図である。差動
入力信号、又はシングル・エンディド入力信号及び接地
を、直流阻止コンデンサCX1及びCX2を介して、入
力差動増幅器100の+及び−入力端に供給する。入力
差動増幅器100は、固定基準回路140からの固定基
準信号REF、バイアス回路120からのバイアス信
号、及び帰還信号のプラス及びマイナス成分も受ける。
差動増幅器100は、任意のシングル・エンディド入力
信号を差動信号に変換して、第1等価器段(EQU)2
00に供給する。入力差動増幅器100への入力信号に
付けた5及び6の如きノード番号は、後述のブロック・
レベルでの説明では無視できるが、更に後述の回路図レ
ベルでの説明では非常に有用である。
【0012】差動増幅器100の出力信号を、3個の同
じ等価器段200、220及び240の第1段に供給す
る。回路図レベルでの説明で詳細に後述する如く、等価
器段200、220及び240の各々は、その出力信号
を、レベル検出回路900が発生する可変基準信号VR
EFで決まるレベルにクリッピングする。
【0013】第3等価器段240の差動出力信号をリミ
ッタ差動段(LIM)300及び試験出力段400の両
方のプラス及びマイナス入力端に供給する。リミッタ段
300及び試験出力段400は、共に、固定基準信号R
EFを受けるが、このREFは、可変基準信号VREF
ではない。試験出力段400の利得は1であり、その出
力信号により、リミッタ段300に影響される前の等価
器段200、220及び240の動作を試験観察でき
る。VREFのレベルに応答して等価器段200、22
0及び240が実行した可変制限のレベルに無関係に、
リミッタ段300の出力信号は、フル出力信号レベルに
制限される。
【0014】帰還リミッタ段(FBLIM)500は、
リミッタ段300の差動出力信号をを変更するが、VR
EFに応答して動作し、等価器段200、220及び2
40と同じレベルに制限する。帰還リミッタ段500の
差動出力信号を帰還トランスコンダクタンス増幅器(F
BTRANS)600のプラス及びマイナス入力端に供
給する。この帰還トランスコンダクタンス増幅器600
は、帰還電流を発生し、利得1の差動増幅器段100に
供給する。差動増幅器段100は、これら電流を加算し
て出力端に発生し、他のロジック状態よりも大幅に1で
あるロジック状態を含むデータ内の直流レベルを適切に
維持する。(この形式の帰還回路は、しばしば、「量子
化帰還回路」と呼ばれる。
【0015】図3は、可変基準信号VREFを発生する
レベル検出回路900の詳細を示す。ロウパス・フィル
タ差動増幅器700の入力端は、ノード5及び6の入力
信号と直流結合している。ロウパス・フィルタ差動増幅
器700の出力信号は、平衡変調検出器710に供給さ
れる。平衡変調検出器710は、その入力端の信号の両
側を全波整流し、差が入力信号の低周波成分の信号を表
わす2つのレベルを発生する。本発明に関連して用いる
「低周波」とは、50MHz未満の周波数である。な
お、50MHzは、ケーブル損失により大幅に影響され
ない最高周波数である。
【0016】平衡変調検出器710の出力レベルを電圧
増幅器720の差動入力端に供給する。この増幅器72
0は、平衡変調検出器710の差動出力レベルの差に比
例したシングル出力電圧を発生する。この出力電圧を比
較器及び(/)ピーク検出器730に供給する。この比
較器及びピーク検出器730の比較器部分が、ピーク検
出器部分用の高速充電路を提供する。ピーク検出は非常
に高速であるが、検出した値が緩和するのは非常に遅
い。
【0017】比較器/ピーク検出器730の出力信号
(ノード37)を、トランスコンダクタンス増幅器74
0の入力端に供給する。このトランスコンダクタンス増
幅器740は、この電圧を1対の差動電流(ノード49
及び48)に変換する。トランスコンダクタンス増幅器
740のこれら出力電流の各々を電流ミラーに供給、即
ち、ノード49を電流ミラー750に、ノード48を電
流ミラー760に接続する。電流ミラー及び加算器77
0の加算器部分は、電流ミラー760からの電流を反映
した内部電流ミラーからの電流を、電流ミラー750か
らの電流に加算して、ノード59に出力電流を発生す
る。この出力電流は、トランスコンダクタンス増幅器7
40の出力端の1対の差動電流間の差と等価である。
【0018】電流ミラー及び加算器770の出力端であ
るノード59は、可変基準電圧出力回路800の入力端
である。可変基準電圧出力回路800は、電流ミラー及
び加算器770の出力端(ノード59)からの電流に比
例した最終出力電圧VREFを発生する。この基準電圧
は、入力信号の低周波成分の振幅に比例する。
【0019】固定電圧発生器780は、ノード99に、
電流ミラー750及び760と、可変基準電圧出力回路
800とが必要とする基準電圧を発生する。
【0020】比較器及びピーク検出器730の出力信号
(ノード37)をデフィート比較器790の入力端の一
方にも供給する。このデフィート比較器790の他方の
入力信号は、ノード96の基準電圧である。この基準電
圧は、トランスコンダクタンス増幅器740内の基準電
圧発生器が発生する。これら2つの入力信号から、デフ
ィート比較器790は、比較器及びピーク検出器730
が適切に動作しているか否かを確定する。デフィート比
較器790が、比較器及びピーク検出器730が適切に
機能していないことを示すと、デフィート比較器790
は、電流ミラー及び加算器770の出力端(ノード5
9)を(ノード50を介して)オフにし、(ノード51
を介して)可変基準電圧出力回路800が、固定基準R
EFに等しいディフォルト可変器VREFを発生するよ
うにする。
【0021】回路レベルの添付図を参照する前に、種々
の図において用いるいくつかの回路ノードに関連したレ
ベルを定めると有用であろう。
【表1】
【0022】図4は、利得1の差動増幅器100の回路
図である。図1に関連して、図4を参照すると、外部コ
ンデンサCX1及びCX2を介して、入力信号を交流結
合し、トランジスタQ42及びQ43から成る差動増幅
器の入力端に供給する。コレクタテ器R35及びR34
の値に関連して、R29により、利得をほぼ1にする。
差動対Q42及びQ43のベースを、表1に示すように
ノード102及び103のBAIS信号により、2.7
5ボルトにバイアスする。2個の18000オームのバ
イアス源抵抗器(図示せず)及び外部の76.8オーム
の抵抗器(図示せず)と並列になった3510オームの
抵抗器R58は、入力信号に対する75オームの終端抵
抗器になる。ノード3の固定基準信号REFは、差動増
幅器対Q42、Q43のエミッタが利用可能な最大電流
を確立する。
【0023】詳細に後述する如く、帰還トランスコンダ
クタンス増幅器600が発生するノード63及び64の
電流を、コレクタ抵抗器R35及びR34が、Q42及
びQ43のコレクタからの電流と夫々加算して、差動対
の実際の出力電圧を発生する。入力データは、1と0と
の平均値を有するので、ノード63及び64に供給され
る電流は等しく、ネット効果がない。しかし、1又は0
の数が不均衡な長いストリングのデータを交流結合した
結果、直流レベルが0方向にドリフトを開始すると、こ
れら電流が等しくなくなり、差動信号の直流レベルを再
生する。そして、Q48、Q45とQ47、Q37が、
ノード63及び64の出力電圧を緩衝して、そのレベル
を2つ分のベース・エミッタ電圧だけ低下させて、ノー
ド71及び72に、入力差動増幅器の出力信号を発生す
る。
【0024】図5は、第1等価器段200の回路図であ
る。ノード71及び72に現われる差動増幅器段100
の出力信号を他の差動対Q34及びQ10に供給する。
差動対Q34、Q10の利得は、低周波においてほぼ1
である。2個のエミッタに接続されたRC回路網のC1
のインピーダンスは非常に高く、これら2個のエミッタ
間の抵抗値は、R6により実質的に決まる。しかし、6
0MHzより高い高周波において、R7、C1及びR8
による経路の低下したインピーダンスは、R6の抵抗値
よりも低くなり始め、等価器段200の利得が大幅に増
加し、135MHz付近の周波数で約10dBになる。
なお、135MHzは、D1の理論的最低帯域幅であ
る。(D1は、現在のビデオ標準では、最高速であ
る。)
【0025】差動対のトランジスタQ34、Q10に利
用可能な最大電流、即ち、コレクタ抵抗器R25及びR
24に発生される最大出力電圧は、可変基準電圧VRE
Fにより決まる。Q33、Q9とQ14、Q7とは、差
動対Q34、Q10の出力電圧を緩衝し、2つ分のベー
ス・エミッタ電圧降下だけレベルをシフトして、等価器
段200の最終出力信号を発生する。第2及び第3等価
器段220及び240は、第1等価器段200と同じで
ある。3段である等価器全体は、高周波信号を30dB
ブーストして、300メートルのケーブルの高周波損失
を補償できる。
【0026】次に、図1と共に図6を参照する。第3等
価器段240の出力信号をノード55及び56にて、リ
ミッタ段300に供給する。リミッタ段300の差動増
幅器のトランジスタQ58及びQ51のエミッタは、互
いに直接結合しているので、これらトランジスタは、ス
イッチとして動作して、コレクタ抵抗器R40及びR3
9間でQ49からの電流を切り替え、最短の立ち上がり
及び立ち下がり時間の出力信号を発生する。ノード3の
固定基準電圧REFがQ49を制御する。また、エミッ
タ抵抗器R37と、トランジスタQ59及びQ51のコ
レクタ抵抗器R40及びR39との相対的値を選択し
て、全体的なケーブル等価器の最終出力の所望ECL出
力レベル・スイングを発生する。前段と同様に、Q5
2、Q54とQ59、Q55は、この差動増幅器の出力
電圧スイングを緩衝して、ノード87及び88に出力信
号を発生する。ノード87及び88間のピーク・ピーク
差動出力は、400ミリボルトである。
【0027】図1と共に図7を参照する。第3等価器段
240の出力信号は、ノード55及び56にて、試験出
力段400にも供給される。差動増幅器のトランジスタ
Q75、Q74は、比較的大電力型であり、高い電流で
バイアスされ、インピーダンスの低い抵抗器が負荷とな
る。この低いインピーダンス出力は、パッド及びケーブ
ルの容量の高レベルを含む低インピーダンス負荷を駆動
するのに適する。
【0028】図1と共に図8を参照する。ノード87及
び88にて、リミッタ段300の出力信号を帰還リミッ
タ段500がモニタする。ノード87及び88を他の差
動対のトランジスタQ69及びQ64のベースに接続す
る。トランジスタQ69及びQ64は、Q66及びR4
4が構成する電流源からの電流を分け合う。この電流源
は、可変基準信号VREFが制御する。Q64のコレク
タを外部コンデンサCX3、抵抗器R47、エミッタ・
フォロアQ73のベースに接続する。
【0029】可変基準信号VREFは、Q63及びR6
5が構成する第2電流源を制御する。第2電流源からの
電流によりR46に発生する電圧を、他のエミッタ・フ
ォロアQ72のベースに供給する。Q73及びQ72の
エミッタをトランジスタQ62及びQ60の差動対のベ
ースに夫々結合して、帰還トランスコンダクタンス増幅
器600を構成する。R45は、R44のバイアスの値
であることに留意されたい。
【0030】帰還リミッタ段500及びトランスコンダ
クタンス増幅器600の動作を説明するために、先ず、
ケーブル等価器を通過するNRZデータが、1、0、
1、0などの長いストリングであるとする。これらの条
件下において、Q64は、半分の時間だけ完全に導通す
る。R44は、R45の半分の大きさなので、Q64を
流れる平均電流は、Q63の定電流と同じである。CX
3及びR47のRC時間は、ビット・データ・レートと
比較して長いので、CX3及びQ73のベースの電圧
は、Q72のベースの電圧と等しい。したがって、これ
らの環境下において、帰還トランスコンダクタンス増幅
器600のQ62及びQ60に流れる電流を平衡させ、
ノード63及び64に接続された入力差動増幅器100
の出力の直流レベルに正味の変化を生じさせない。
【0031】差動データが、1、1、0、1、1、0な
どになると、Q64の平均電流はQ63の電流と異な
り、CX3の電荷及びQ73のベースの電圧がQ72の
ベースの定電圧と異なる。その結果のQ62及びQ60
のベースの電圧差により、ノード64及び63に供給さ
れる電流に差が生じる。そして、入力差動増幅器100
の出力端からの直流レベルの正味の変動が生じる。ここ
において、帰還トランスコンダクタンス増幅器600が
供給する差動電流が、入力差動増幅器100の入力端の
コンデンサCX1及びCX2による交流結合にとって損
失した直流成分を再生する。
【0032】コンデンサCX1及びCX2での交流結合
により損失した直流成分の正確な再生に対して、CX3
及びR47の時定数は、CX1、CX2、R58(図
4)及び2個の18000オームのバイアス源抵抗器
(図示せず)による時定数に等しくなければならない。
また、帰還路のループ利得は、1に近くなければならな
い。このインプレメンテーションにおいて、これら回路
の時定数は、約2MHzの周波数に対応し、ループ利得
は約0.9である。Q62及びQ60のエミッタ間のR
43の値を選択して、ループ利得を決める。実際には、
利得は1.0よりも約0.9に近づけて設計したほうが
よい。それは、1.0より大きい利得の増幅器が不安定
になり、処理及び温度変動を予測して、それを低減しな
ければならず、補償過多よりも補償不足の方が安全なた
めである。
【0033】図9〜図15は、図3のブロック図に示す
回路の詳細を示すが、これら総べては、図1のブロック
900として示されている。あらゆる場合において、図
9〜図15内のノードの番号は、図4〜図8に用いたの
と同じノード番号であるが、これらの内容は異なってお
り、他の回路図のノード番号と混乱しないように留意さ
れたい。
【0034】図9において、入力ロウパス・フィルタ
(LPF)差動増幅器段700は、ノード5及び6に
て、入力信号を受ける。この段のロウパス・フィルタの
特徴は、R22、C3及びR18が構成するRC回路網
で決まる。総べての高周波ノイズ及びスプリアス信号を
確実に除去するために、この回路網の時定数を、50M
Hz付近のカットオフに対応するように選択する。この
フィルタは、信号の非常に高い周波数成分をローフオフ
するが、ケーブル損失の前のオリジナル信号振幅は、そ
の信号の低周波部分(例えば、いくつかの連続した1又
は0から現われる))を測定することにより、最も正確
に決定できる。
【0035】Q50及びQ49から構成される差動増幅
器の利得は1であり、その主要機能は、回路の下流にと
って、入力がシングル・エンディド信号で駆動される事
象では、入力信号を確実に差動にすることである。Q5
5及びQ54と、平衡変調検出器710の上側部分の入
力端(ノード15及び16)とにより、差動増幅器の出
力を緩衝し、1つ分のベース・エミッタ電圧だけ低下さ
せる。なお、この平衡変調検出器700は、スイッチン
グ差動対Q36、Q37及びQ38、Q39で構成す
る。入力ロウパス・フィルタ差動増幅器段Q50、Q4
9のこれら出力信号は、ダイオード接続されたトランジ
スタQ48、Q46及びQ47、Q45により、更に2
つ分のベース・エミッタ電圧だけ下げて、(ノード19
及び20にて)電流変調差動対Q42、Q33の入力端
に供給する。(ノード27及び28で)平衡変調検出器
の電流出力信号は、入力信号が全波整流されたものであ
る。これらは、エミッタ・フォロアQ35及びQ66と
ダイオード接続されたトランジスタQ74及びQ69と
により、緩衝されて、低下し、高出力ノード77及び低
出力ノード80に現われる。
【0036】図3と共に図10を参照する。平衡変調検
出器710の出力端、即ちノード77及び80の出力信
号を、電圧増幅器720の入力端であるトランジスタQ
70及びQ68のベースに供給する。この電圧増幅器
は、抵抗器R36のその出力信号を発生する。4キロオ
ームの抵抗器R36に発生した電圧を、50キロオーム
の抵抗器R42を介して、トランジスタQ77のベース
に供給する。エミッタ・フォロア・トランジスタQ77
は、この信号を緩衝し、1つ分のベース・エミッタ電圧
降下分だけ降下させ、トランジスタQ60のベースに供
給する。これは、比較器及びピーク検出器730の比較
器部分である。
【0037】比較器の他方の側であるトランジスタQ6
1は、比較器及びピーク検出器730のピーク検出器部
分のノード36からの信号を受ける。ノード36は、エ
ミッタ・フォロア・トランジスタQ53のエミッタであ
り、このトランジスタのベースは、50キロオームの抵
抗器R43及び4キロオームの抵抗器R12を介してV
CCに接続する。Q53のベースのこれら抵抗器の値
は、Q77のベースの抵抗器と同じ値である。同じIC
プロセスによりこれら抵抗器をマッチングさせることに
より、プロセス及び温度の変動においてさせ、トランジ
スタQ53及びQ77のベース・回路に相対抵抗値を等
しく保つことを確実にする。
【0038】比較器Q60、Q61は、ノード79にお
ける電圧増幅器の出力信号をモニタし、ピーク検出器の
ノード32における200PFの外部コンデンサCX4
の電荷と比較する。ノード86の電圧がノード32の電
圧よりもより正のとき、Q60が導通し、Q61は導通
しない。よって、ノード66はのど67よりも低い。そ
して、これら相対電圧がエミッタ・フォロアQ58及び
Q57とダイオード接続のトランジスタQ59及びQ5
6により緩衝され、2つ分のベース・エミッタ電圧降下
だけ低下した後、これら相対電圧により、Q30がオフ
になり、Q29からの電流がQ31に流れ、CX4の電
荷をほぼ同じに維持する。
【0039】ノード86における電圧増幅器からの電圧
がCX4の電荷よりも負になると、Q61が導通し、Q
60は導通しない。ノード67はノード66よりも低
く、Q31がオフとなり、Q29からの電流がQ30に
流れ、CX4を充電する。エミッタ・フォロアQ53
が、検出したピーク出力電圧を緩衝して、1つ分のベー
ス・エミッタ電圧降下だけ低下して、その信号をQ61
のベースに供給する。また、ダイオード接続のトランジ
スタQ21による他のベース・エミッタ電圧降下分だけ
低下して、ノード37に比較器及びピーク検出器730
の出力信号を発生する。
【0040】抵抗器R43及びR12による54キロオ
ームの抵抗路を介したCX4用の放電経路は、モニタす
るデータと比較すると非常に低速である。この200P
F及び54キロオームの放電経路のRC時間は、10.
8マイクロ秒であり、入力データ・レートは、約100
MHz(10ナノ秒)である。トランジスタQ29及び
Q30の各々は、大きなエミッタ領域を有するので、エ
ミッタ抵抗が低い。よって、CX4の充電経路のRC時
間は、Q29の700オームのエミッタ抵抗器により決
まり、約140ナノ秒である。したがって、このピーク
検出器は、高速で捕え、低速で放す。
【0041】ノード5及び6に信号入力がないと、電圧
増幅器720のノード77及びノード80の入力端は平
衡し、Q70が利用可能な電流はノード3のREFによ
り決まる。REFは、0.6ボルトと1つ分のベース・
エミッタ電圧との和であるので、トランジスタQ72の
エミッタのR38の電圧降下は0.6ボルトであり、そ
こを流れる電流は約214マイクロアンペアである。こ
の電流は、4キロオームのR36に、約0.86ボルト
の電圧降下を発生する。そして、比較器及びピーク検出
器730は、その電圧がCX4に確実に維持されるよう
にする。
【0042】図3と共に図11を参照する。固定電圧発
生器780は、電流源トランジスタQ131及びそのエ
ミッタ抵抗器R93から基準電圧を発生する。この基準
電圧は、ダイオード接続のトランジスタQ128及びQ
147により、VCCからベース・エミッタ電圧降下の
2つ分だけ低い。コンデンサC2は、接地に対するディ
カップリングを行う。この基準電圧は、電流ミラー75
0及び760に供給されると共に、電流ミラーを含む可
変基準電圧出力回路800にも供給される。
【0043】図3と共に図12及び図13を参照する。
比較器及びピーク検出器730の出力端であるノード3
7は、トランスコンダクタンス増幅器740の入力端で
あるQ18のベースに接続される。差動対Q18、Q1
7の他方の側であるトランジスタQ17のベースは、ト
ランジスタQ24及びそのエミッタ抵抗器R27から、
2個の2キロオームの抵抗器R48及びR5で構成され
た4キロオームのコレクタ経路への電流により発生した
局部的基準電圧を受ける。また、この電流は、エミッタ
・フォロアQ22及びダイオード接続トランジスタQ1
5により、緩衝され、2つ分のベース・エミッタ電圧降
下だけ低下する。
【0044】トランジスタQ24、エミッタ抵抗器R2
7、コレクタ抵抗器R5及びR48、エミッタ・フォロ
アQ22及びそのベース抵抗器R44から成る回路は、
トランジスタQ70及びQ72、エミッタ抵抗器R3
8、コレクタ抵抗器R36、エミッタ・フォロアQ77
及びそのベース抵抗器R42から成る電圧増幅器720
(図10)内の回路と、抵抗値及びエミッタ領域におい
て、非常にマッチしている。したがって、同じIC内に
これら2個の回路を処理形成すると、プロセス及び温度
が変化しても、これら2個の回路は良好にマッチする。
【0045】図12及び図13と共に、図10を参照す
る。入力信号が存在しないと、比較器及びピーク検出器
730の動作により、ノード36をノード87と同じ電
圧レベルに駆動する。ノード37がノード36より1つ
分のベース・エミッタ電圧降下だけ低く、ノード45が
ノード44より1つ分のベース・エミッタ電圧降下だけ
低いので、ノード37及び45は同じ電圧である。よっ
て、入力信号がないと、トランスコンダクタンス増幅器
740の2つの電流出力が平衡する。さらに、ノード4
3は、ノード86と同じ電圧レベルであるか、VCCに
対して−0.86ボルトであり、ノード96は、VCC
に対して−0.43ボルトである。
【0046】信号入力が存在すると、ノード37の電圧
は、上述の如く、その信号の低周波成分のレベルに比例
して可変し、トランスコンダクタンス増幅器740の他
のノード45は、信号が存在しないときのレベルに固定
される。よって、PNP電流ミラー750へのノード4
9の電流出力が増加する一方、PNP電流ミラー760
へのノード48の電流出力が同じ量だけ減少する。
【0047】PNP電流ミラー750の右側のQ140
と、PNP電流ミラー760の右側のQ136の両方の
ベースを、ノード99にて、固定電圧発生器780の出
力端に接続する。例えば、第1PんP電流ミラー750
を考察すると、ノード49の電流が増加すると、差動対
Q144及びQ140は、Q142を更に導通して、P
NPトランジスタQ143及びQ142の両方をオンに
し、ノード49をノード99の基準と同じ電圧に維持す
る。よって、ノード60の出力電流が増加し、それがノ
ード49の電流にミラー(反映)する。
【0048】第1PNP電流ミラー750の出力端は、
NPN電流ミラー770の一方の入力端である。ノード
60の充電電流に応答して、トランジスタQ34のベー
ス電圧が変化しようとすると、この変化が、Q34のエ
ミッタ・フォロア動作により、トランジスタQ8のベー
スに伝わる。このトランジスタQ8は、それに応じて導
通し、新たな値の電流を流す。トランジスタQ7のベー
スをトランジスタQ8のベースと同じノード(29)に
結び、これら両トランジスタのベース領域が同じなの
で、Q7に電流が発生するが、この電流はQ8の電流と
等しい。
【0049】第2PNP電流ミラー760は、第1PN
P電流ミラー750と同様に動作して、ノード48の電
流と同じ電流をノード58に発生する。第2PNP電流
ミラー760の出力信号をノード58に供給するが、そ
れは、NPN電流ミラー出力トランジスタQ7からの電
流により部分的にキャンセルされる。トランジスタQ1
52が通常オフなので、ダイオード接続トランジスタQ
135が、これら2つの電流の差を供給する。Q135
を流れるノード59の電流は、トランスコンダクタンス
増幅器740の2つの電流出力の差であり、可変基準電
圧出力回路800への入力を与える。
【0050】一般的にNPNトランジスタに適する半導
体プロセスにおいて、PNPトランジスタは、縦型PN
Pトランジスタとして実現するのが最良である。しか
し、縦型トランジスタは、典型的には低速であり、ベー
タ値が小さい。時差胃のインプレメンテーションに用い
るプロセスにおいて、ベータ20を達成したが、縦型P
NPトランジスタの低速により発振を起こす。この傾向
をなくすために、電流ミラー750が、R105及びC
4で構成された0極の補償回路を含んでいる。この回路
網に用いる正確で適切な値は、プロセスの詳細と、用い
るPNPトランジスタの正確な形式とで決まる。抵抗器
R98は、Q142のコレクタ電流用の経路を与えるの
で、差動対Q144及びQ140を流れる電流は、より
等しくマッチする。そうでなければ、Q142側の電流
のみが、PNPトランジスタQ143及びQ142のエ
ミッタ電流となる。また、R98は、回路動作の安定性
に寄与するので、発振を防止するR105及びC4の補
償回路を助ける。
【0051】図3と共に図14を参照する。可変基準電
圧出力回路800の入力端であるノード59の信号は、
増幅NPN電流ミラー810の一方の側に供給される。
この電流ミラーは、可変基準電圧出力信号VREFを発
生する。この電流は、エミッタ・フォロア・トランジス
タQ65の制御によりトランジスタQ5を流れ、抵抗器
R2及びR1の値の間の関係により、25%大きい電流
が、トランジスタQ6を流れる。NPN電流ミラー・ト
ランジスタQ5及びQ6のベース電圧であるVREF出
力は、ノード75に現われる。出力電圧VREFは、ノ
ード59の差動電流によるR2の電圧降下プラスVBE1
つ分である。
【0052】ノード5及び6の公称入力電圧0.8ボル
ト・ピーク・ピークにとって、ケーブル等価器のレベル
検出部分は、R2に100マイクロアンペアの電流を発
生する。6000オームの値のR2により、この100
マイクロアンペアの電流は、0.6ボルトとノード75
のベース・エミッタ電圧降下1つ分の和であるVREF
出力を発生する。1.6ボルトの最大期待ピーク・ピー
ク入力電圧にとって、出力は、1.2ボルトとVBE1つ
分との和である。そして、0.4ボルト・ピーク・ピー
クの最少入力信号にとって、出力は、0.3ボルトとV
BE1つ分との和である。一般に、VれF=3/4*VIN
+VBEである。
【0053】可変基準電圧出力回路800は、PNP電
流ミラー805を含んでおり、その動作を図15との関
連で説明する。
【0054】図3と共に図15を参照する。デフィート
比較器790は、ノード37の電圧をノード111の電
圧と比較する。ノード111の電圧は、エミッタ・フォ
ロア・トランジスタQ78及びダイオード接続トランジ
スタQ79により、ノード96の電圧レベルから2つ分
のベース・エミッタ電圧だけ降下した電圧である。ノー
ド37は、2つ分のベース・エミッタ電圧降下だけ下が
ったノード32(図10)のピーク検出器の出力端であ
る。よって、ノード37及び111の比較は、実際に
は、ノード96及び32間の比較である。
【0055】通常動作における一般的な場合であるよう
に、ノード37がノード111よりも負ならば、Q80
が導通し、Q81は導通しない。Q149の高いベース
電圧により、このQ149がオフになる一方、Q150
のベースの低い電圧により、Q150が導通する。Q1
49がオフであるので、ノード50の電圧が下がる一
方、Q150がオンになって、ノード51の電圧が高に
なる。
【0056】図12及び図13において、上述の如く、
ノード50の低電圧レベルにより、Q152がオフに維
持され、通常、Q135及びノード59に電流が流れ
る。図14において、ノード51の高電圧レベルがQ1
51をオンに維持し、可変電圧出力回路800内のPN
P電流ミラー805の出力が、ノード0であるVEEに分
流される。
【0057】図10〜図15において、ノード37がノ
ード111に対して正である時間のみ、故意に又は負注
意で、外部コンデンサがVCCに短絡される。これが生
じると、上述の状態が逆になる。すなわち、ノード50
が高になり、ノード51が低になる。ノード50の高に
より、Q152が導通して、3個の電流ミラー750、
760及び770からの加算電流がVEEに分流される。
そして、図14において、ノード51の低レベルがQ1
51をオフにして、PNP電流ミラー805からの電流
用の分流経路を除去する。この除去された分流経路によ
り、PNP電流ミラー内のQ134により発生した電流
が、トランジスタQ127に接続されたダイオードに流
れる。
【0058】0.6ボルトの固定基準電圧REFプラス
1つ分のベース・エミッタ電圧降下にいり、Q87のベ
ースをバイアスする。これにより、Q87のエミッタが
0.6ボルトになり、4800オームのエミッタ抵抗器
であるR76に125マイクロアンペアが流れる。20
キロオームのコレクタ抵抗器R62に125マイクロア
ンペアが流れることにより、Q93のベースにバイアス
電圧を与える。このバイアス電圧は、VCCに対して−
2.5ボルトである。Q108のベース、即ち、差動対
の他方の側を、出力トランジスタQ6のコレクタに結合
する。Q6は、その大きさ、そのエミッタ及びコレクタ
抵抗値において、Q87と同じである。よって、Q6を
流れる電流がQ87を流れる電流と等しいとき、差動対
Q93及びQ108は、単に平衡する。差動対Q93及
びQ108の出力信号は、Q6を流れる電流を安定化す
る。なお、この電流は、トランジスタQ133、Q13
2、Q138及びQ134と、トランジスタQ127に
接続されたダイオードを介した出力経路とから構成され
たPNP電流ミラーの出力と、Q6が一部である増幅P
NP電流ミラー810の他方の側とにより、平衡を達成
するのに必要である。
【0059】よって、デフィート比較器790の出力信
号が「デフィート」状態に切り替わり、外部コンデンサ
CX4が短絡したことを示すと、このPNP電流ミラー
805により、可変基準電圧VREFが、固定電圧基準
REF、即ち、0.6ボルト及び1つ分のベース・エミ
ッタ電圧降下の和と等しい電圧レベルになる。
【0060】本発明の好適な実施例について説明した
が、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変形及び
変更が可能である。
【0061】
【発明の効果】上述の如く本発明の自動ケーブル等価器
によれば、オーバシュート及びそれによるビット・エラ
ーを発生させずに、構成が複雑にならないようにすると
共に、消費電力を増加させずに、広いダイナミック・レ
ンジが得られる。また、ケーブル等価回路及び他の回路
間のインタフェースを最少として、集積回路(IC)で
実現することができる。
【0062】さらに、抵抗器の絶対値ではなく抵抗器間
の比を用いることにより、プロセス及び温度変動に強く
なる。上述の如き可変クリッピング・レベルを用いるこ
とにより、本発明の自動ケーブル等価器は、可変入力信
号を受け入れることが可能であり、歪及び付随するビッ
ト・エラーがない等価の出力信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動ケーブル等価器の等価器部分のブ
ロック図である。
【図2】クリッピングしきい値が固定のケーブル等価器
がある形式の入力信号に対して不適切な処理を行う状態
を示す図である。
【図3】本発明の自動ケーブル等価器のレベル検出部分
のブロック図である。
【図4】本発明に用いる利得が1の差動増幅器の回路図
である。
【図5】本発明に用いる3個の同じ等価器段の1個の回
路図である。
【図6】本発明に用いるECLレベル・シフト回路を有
するリミッタ差動段の回路図である。
【図7】本発明に用いる試験出力段の回路図である。
【図8】本発明に用いる帰還リミッタ段及び帰還トラン
スコンダクタンス増幅器の回路図である。
【図9】本発明に用いる入力ロウパス・フィルタ及び差
動増幅器と、平衡変調検出器との回路図である。
【図10】本発明に用いる電圧増幅器、比較器及びピー
ク検出器の回路図である。
【図11】本発明に用いる電圧基準発生器の回路図であ
る。
【図12】本発明に用いるトランスコンダクタンス増幅
器及び2個の電流ミラーの回路図である。
【図13】本発明に用いるトランスコンダクタンス増幅
器及び2個の電流ミラーの回路図である。
【図14】本発明に用いる電流ミラー及び出力電流源の
回路図である。
【図15】本発明に用いるデフィート比較器の回路図で
ある。
【符号の説明】
100 入力差動増幅器 200、220、240 等価器段 900 レベル検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変レベル入力信号の立ち上がり及び立
    ち下がり時間を遅らせることにより上記可変レベル入力
    信号を補償する自動ケーブル等価器であって、 上記可変レベル入力信号を受ける入力端、出力端、増幅
    手段、高周波利得増加手段、クリッピング制御信号を受
    ける入力端を有するクリッピング手段を含む等価器手段
    と、 上記可変レベル入力信号をモニタし、上記可変レベル入
    力信号の整流した低周波成分のピーク・レベルに比例し
    た上記クリッピング制御信号を発生する信号レベル検出
    手段とを具える自動ケーブル等価器。
JP4131876A 1991-04-26 1992-04-25 自動ケーブル等価器 Pending JPH0662273A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/691,898 US5124673A (en) 1991-04-26 1991-04-26 Level independent automatic cable equalizer
US07/691,898 1991-04-26

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JP4131876A Pending JPH0662273A (ja) 1991-04-26 1992-04-25 自動ケーブル等価器

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