JPS63316571A - 映像信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、再生画像の画質改善に好適な映像信号処理回
路に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、所望の映像信号の振幅を輝度信号の振幅に応
じて制御することにより、比較的明るい画面であっても
、暗い部分のノイズを抑えて、再生画像の画質を改善す
るようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来のビデオカメラにおいては、被写体全体、換言すれ
ば、画面全体の照度が或値以下になると、輪郭補正用信
号のレベルを低くすることによって、輝度信号のノイズ
が目立たないようにされ、また、色信号のレベルを低く
することによって、色信号のノイズが目立たないように
されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、被写体（画面）の大部分が比較的明るく、一
部分が暗く沈んでいるような場合、前述のような従来の
ビデオカメラでは、暗い部分でも輪郭補正用信号のレベ
ルが低くならず、輝度信号のノイズが目立つという問題
があった。

また、色信号のレベルが暗い部分でも低くならず、色信
号のノイズが目立つという問題もあった。

なお、従来の受像機でも同様の問題があった。

かかる点に鑑み、本発明の目的は、画面の明暗が部分的
に異なる場合でも再生画像の画質を改善することのでき
る映像信号処理回路を提供するところにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、利得制御増幅器（２２）及び直流レベル制御
回路（２１）を有する制御信号形成回路（２０）を備え
、この制御信号形成回路に輝度信号を供給して制御信号
を形成し、この制御信号により所望の映像信号の振幅を
制御するようにした映像信号処理回路である。

〔作用〕

かかる本発明によれば、再生画像の暗い部分の画質が改
善される。

〔実施例〕

以下、第１図及び第２図を参照しながら、本発明による
映像信号処理回路を輪郭補正に適用した一実施例につい
て説明する。

本発明の一実施例の構成を第１図に示す。

第１図において、１対の入力端子（１）及び（２）に輝
度信号Ｙ及び搬送色信号Ｃがそれぞれ供給され、搬送色
信号Ｃは加算器（３）を経て出力端子（４）に導出され
る。

（１０）は輪郭信号形成回路であって、入力端子（１）
からの輝度信号Ｙが、駆動増幅器（１１）及び整合抵抗
器（１２）を介して、遅延線（１３）に供給される。こ
の遅延線（１３）の入力端及び出力端がそれぞれ演算増
幅器（１４）の反転入力端子及び非反転入力端子に接続
され、演算増幅器（１４）の出力が利得制御増幅器（１
５）に供給される。この増幅器（１５）の利得は、例え
ば可変抵抗器（１６）のような制御手段により制御され
る。

遅延線（１３）の出力は、高入力抵抗の増幅器（５）及
び加算器（６）を介して、加算器（３）に供給される。

（２０）は制御信号形成回路であって、入力端子（１１
から遅延線（１７）を経た輝度信号Ｙが、クランプ回路
（２１）を介して、利得制御増幅器（２２）に供給され
る。クランプ回路（２１）の出力レベルは可変電圧源（
２３）により制御される。また、増幅器（２２）の利得
は可変抵抗器（２４）により制御される。増幅器（２２
）の出力は反転増幅器（２５）に供給される。なお、遅
延線（１７）は遅延線（１３）と同一の、例えば０．１
８μｓの遅延時間τを有する。

（３０）は輪郭信号制御回路であって、輪郭信号形成回
路（１０）の利得制御増幅器（１５）の出力が、直接に
一方のクリッパ（３１）に供給されると共に、同一構成
の他方のクリッパ（３２）には、反転増幅器（３３）を
介して供給される。また、制御信号形成回路（２０）の
反転増幅器（２５）の出力が、レベルシフト回路（３４
）を介して、両クリッパ（３１）及び（３２）に共通に
供給される。クリッパ（３１）及び（３２）の出力はそ
れぞれ演算増幅器（３５）の非反転入力端子及び反転入
力端子に供給され、演算増幅器（３５）の出力が加算器
（６）に供給される。

なお、輪郭信号形成回路（１０）及び輪郭信号制御回路
（３０）にも、クランプ回路がそれぞれ適宜に挿入され
るが、簡単のために、図示は省略する。

次に、第２図をも参照しながら、第１図の実施例の動作
について説明する。

第２図Ａに示すような、２段階のレベルの輝度信号のが
入力端子（１１に供給されると、両遅延線（１３）及び
（１７）の出力端では、同図Ｂに示すように、１時間だ
け遅延した輝度信号■がそれぞれ得られる。また、増幅
器（５）及び演算増幅器（１４）が高い入力抵抗を有す
るため、遅延線（１３）の出力端で輝度信号の反射が生
じ、図示は省略するが、この反射波が遅延線（１３）を
通って、更にτ時間遅れて、その入力端に達する。演算
増幅器（１４）において、遅延線（１３）の出力端及び
入力端の各信号の差成分が得られるが、周知のように、
この差成分は輪郭信号に他ならない。この差成分信号が
利得制御増幅器（１５）において適宜増幅され、同図Ｃ
に示すように、増幅器（１５）から所定振幅の輪郭信号
＠が出力される。この輪郭信号の振幅の小さい方を±０
１とし、大きい方を±０２とする。

一方、制御信号形成回路（２０）においては、第２図Ｂ
に示すような遅延された輝度信号■が、クランプ回路（
２１）と利得制御増幅器（２２）とによってその直流レ
ベルと振幅とを適宜に調節された後、反転増幅器（２５
）で反転されて、同図りに示すような制御信号■が形成
される。この制御信号の振幅の小さい方をｄｌとし、大
きい方をｄ２とする。

輪郭信号制御回路（３０）においては、第２図Ｃに示す
ような輪郭信号形成回路（１０）からの所定振幅の輪郭
信号◎が、一方のクリッパ（３１）に直接に供給される
と共に、他方のクリッパ（３２）には増幅器（３３）に
より反転されて供給される。また、同図りに示すような
制御信号形成回路（２ｏ）からの制御信号■が、レベル
シフト回路（３４）を介して、両クリッパ（３１）及び
（３２）に共通に供給される。これにより、両クリッパ
（３１）及び（３２）における輪郭信号◎と制御信号■
とは、同図Ｅ及びＦにそれぞれ実線及び１点鎖線で示す
ような関係になる。そして、この１点鎖線で示す制御信
号のレベルがクリッパ（３１）及び（３２）のクリップ
レベルとなって、このクリップレベルを超える輪郭信号
（同図Ｅ及びＦの平行斜線部分）だけが、それぞれクリ
ッパ（３１）及び（３２）がら出力される。

輪郭信号と制御信号との直流レベルの差をｄＯとして、
輪郭信号の第１、第２、第３の正側パルス及び負側パル
スにそれぞれ対応する、クリ・ツバ（３１）及び（３２
）の各出力パルスの振幅は、それぞれ次の（１）式及び
（２）式のように表わされる。

演算増幅器（３５）において、クリッパ（３２）の出力
が反転されてクリッパ（３１）の出力と合成され、第２
図Ｇに示すように、振幅制御された輪郭信号＠が増幅器
（３５）から加算器（６）に供給される。

この加算器（６）には、増幅器（５）を介して同図Ｂに
示すような遅延された輝度信号■が供給されており、こ
れと振幅制御された輪郭信号＠とが合成されて、同図Ｈ
に示すように、輪郭補正された輝度信号■が得られる。

上述のように、第１図の実施例によれば、輝度信号の振
幅の大小に応じて輪郭信号の振幅の大小を制御するよう
にしたので、画像の暗い部分のノイズを抑えながら明る
い部分のディテールを強調することができて、再生画像
の画質を改善することができる。

なお、輪郭信号形成回路（１０）の利得制御増幅器（工
５）の利得を制御信号形成回路（２０）の出力によって
制御するようにしてもよい。この場合、反転増幅器（２
５）を省略することができる。

次に、第３図及び第４図を参照しながら、本発明による
映像信号処理回路を色信号に適用した他の実施例につい
て説明する。

本発明の他の実施例の構成を第３図に示す。この第３図
において、第１図に対応する部分には同一の符号を付し
て、一部の説明を省略する。

第３図において、（２ＯＡ　）は制御信号形成回路であ
って、入力端子Ｔｌ）から輝度信号Ｙが、クランプ回路
（２１）を介して、利得制御増幅器（２２）に供給され
る。クランプ回路（２１）の出力レベルは可変電圧源（
２３）により制御される。また、増幅器（２２）の利得
は可変抵抗器（２４）により制御される。なお、この制
御信号形成回路（２ＯＡ　）は、前出、第１図の形成回
路（２０）と異なり、反転増幅器（２５）を備えていな
い。

（４０）は色信号制御回路であって、利得制御増幅器（
４１）及びレベルシフト回路（４２）から構成される。

利得制御増幅器（４１）には、入力端子（２）からの搬
送色信号Ｃが供給されると共に、制御信号形成回路（２
０Ａ　＞からの制御信号が、レベルシフト回路（４２）
を介して供給される。利得制御増幅器（４１）の出力は
、加算器（３）において、入力端子（１）からの輝度信
号Ｙと合成される。

次に、第４図をも参照しながら、第３図の実施例の動作
について説明する。

第４図Ａに示すような、２段階のレベルの輝度信号のが
入力端子ｆｌ）に供給されると共に、同図Ｂに示すよう
に、一定振幅の搬送色信号■が入力端子（２）から色信
号制御回路（４０）に供給される。

制御信号形成回路（２ＯＡ　）においては、輝度信号の
が、クランプ回路（２１）と利得制御増幅器（２２）と
によってその直流レベルと振幅とを適宜に調節されて制
御信号が形成される。

この制御信号が、レベルシフト回路（４２）を介して供
給されて、増幅器（４１）の利得の高低が、輝度信号の
の振幅の大小に応じて制御される。これにより、第４図
Ｃに示すように、利得制御増幅器（４１）から出力され
る搬送色信号◎の振幅の大小が、輝度信号■の振幅の大
小に応じて制御される。

上述のように、第３図の実施例によれば、輝度信号の振
幅の大小に応じて搬送色信号の振幅の大小を制御するよ
うにしたので、画像の暗い部分のクロマノイズを抑える
ことができて、再生画像の画質を改善することができる
。

〔発明の効果〕

以上詳述のように、本発明によれば、輝度信号の振幅に
応じて、所望の映像信号の振幅を制御す１す るようにしたので、比較的明るい画面であっても、暗い
部分のノイズを抑えることができて、再生画像の画質を
改善することのできる映像信号処理回路が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による映像信号処理回路の一実施例の構
成を示すブロック図、第２図は第１図の実施例の動作を
説明するためのタイムチャート、第３図は本発明の他の
実施例の構成を示すブロック図、第４図は第３図の実施
例の動作を説明するためのタイムチャートである。 （１０）は輪郭信号形成回路、（２０）　、　　（２０
＾）は制御信号形成回路、（３０）は輪郭信号制御回路
、（４０）は色信号制御回路、（１５）　、　　（２２
）　、　　（４１）は利得制御増幅器、（２１）はクラ
ンプ回路、（３１）（３２）はクリッパ、（３４）　、
　　（４２）はレベルシフト回路である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 利得制御増幅器及び直流レベル制御回路を有する制御信
   号形成回路を備え、 該制御信号形成回路に輝度信号を供給して制御信号を形
   成し、 該制御信号により所望の映像信号の振幅を制御するよう
   にしたことを特徴とする映像信号処理回路。