JPH0662190A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0662190A
JPH0662190A JP4211354A JP21135492A JPH0662190A JP H0662190 A JPH0662190 A JP H0662190A JP 4211354 A JP4211354 A JP 4211354A JP 21135492 A JP21135492 A JP 21135492A JP H0662190 A JPH0662190 A JP H0662190A
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JP
Japan
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signal
time
recording medium
reference clock
main scanning
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Application number
JP4211354A
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English (en)
Inventor
Katsuo Hori
勝雄 堀
Chiaki Oshima
千秋 大島
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Fujitsu Ltd
Nidec Precision Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp, Fujitsu Ltd filed Critical Nidec Copal Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主走査における各ラインの画像形成開始時点
のバラツキを低減することにより、高品質の画像形成を
実現する画像形成装置を提供する。 【構成】 ポリゴンミラーの各反射面が主走査に関与す
る毎に予め決められた許容走査幅の開始時点を論理値の
反転によって示す信号を発生する信号発生手段と、相互
に位相の異なる同一周波数の複数の基準クロック信号を
発生する発振手段と、上記複数の基準クロック信号の内
で、上記信号発生手段が発生する信号の論理値が反転し
た時点から最も短時間に論理反転する位相関係にある基
準クロック信号を選択してこれをビデオクロック信号と
する選択手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主走査と副走査を交互
に繰り返しつつ、半導体レーザが発するレーザ光を感光
シートや印画紙などの記録媒体に照射することにより、
印字情報や画像情報を記録・印刷する画像形成装置に関
し、特に、主走査方向における画像開始部分を揃えるこ
とによって高品質の画像を実現する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このような画像形成装置として
は、ホストコンピュータ等から転送されてくる二値のピ
クセルデータに基いて発光及び消灯制御が成される半導
体レーザが発生したレーザ光によって、光硬化性樹脂が
塗付されたシート状の記録媒体を点順次に走査して、レ
ーザ光の当たった部分を硬化させると共に、レーザ光が
当たらず硬化しなかった部分を洗浄除去することによ
り、オフセット印刷のための版下を製造する自動版下製
造装置が知られている。
【0003】この自動版下製造装置の画像形成原理を図
11に基いて説明すると、予め決められた所定周波数の
ビデオクロック信号に同期して、ホストコンピュータ等
から転送されてくるピクセルデータに基いて発光及び消
灯を行う上記半導体レーザLDから発せられたレーザ光
hνを一定の角速度で回転しながら反射することによっ
て記録媒体Sに点照射させるポリゴンミラーPMを備え
ている。このポリゴンミラーPMは同一形状の複数の反
射面を有し、回転に伴って各反射面におけるレーザ光h
νの入射角と反射角の成す角度を変化させることによっ
て主走査方向Xの点順次走査を実現すると共に、夫々の
1つの反射面が主走査方向Xにおける1ライン分の走査
に対応している。そして、1ライン分の走査が完了する
と、回転ドラムDM(図11では展開した状態を示す)
に装着されている記録媒体Sが回転ドラムDMの回転に
伴って所定の微小間隔TV だけ副走査方向Yへ移動さ
れ、更にこの移動が完了するとポリゴンミラーPMの次
の反射面で次の1ライン分の主走査を実現する。このよ
うに、ポリゴンミラーPMの回転に同期した主走査方向
Xへの主走査と、記録媒体Sの副走査方向Yへの移動と
を交互に繰り返すことによって記録媒体Sの全面に画像
を形成する構成となっている。
【0004】ここで、主走査方向Xにおいて記録媒体S
を1ライン分走査し得る許容走査幅TA を設定するため
に、一対の受光素子1と2がポリゴンミラーPMの反射
側の所定位置に設けられており、受光素子1は夫々の反
射面の先端側の所定部分で反射されたレーザ光hνを受
光すると開始パルス信号BDSを発生し、受光素子2は
夫々の反射面の後端側の所定部分で反射されたレーザ光
hνを受光すると終了パルス信号BDEを発生する。
尚、ポリゴンミラーPMで反射されるレーザ光hνが記
録媒体Sにかからない位置で開始パルス信号BDSと終
了パルス信号BDEが発生されるように受光素子1と2
が配置されると共に、この記録媒体Sにかからない範囲
で半導体レーザLDを強制的に発光させることによっ
て、受光素子1と2がレーザ光hνを検出して開始パル
ス信号BDSと終了パルス信号BDEを発生するようし
ている。
【0005】そして、開始パルス信号BDSが発生して
から終了パルス信号BDEが発生するまでの時間τA
許容走査幅TA に対応させると共に、開始パルス信号B
DSの発生時点から一定時間が経過した直後からピクセ
ルデータに基づく1ライン分の実際の画像形成を開始し
て、終了パルス信号BDEの発生時点より所定時間前ま
でに画像形成を完了することによって、実際に記録媒体
Sに画像形成を行うための有効走査幅TW を設定してい
る。
【0006】このように、許容走査幅TA を有効走査幅
W よりも広くすることで、不要な画像形成を防止する
と共に、主走査方向Xにおける有効走査幅TW に余裕を
持たせるようにしている。尚、終了パルス信号BDEが
発生してから次の開始パルス信号BDSが発生するまで
の期間が、回転ドラムDMを回転させるための副走査期
間となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
画像形成装置にあっては、上記のように許容走査幅TA
と有効走査幅TW の開始時点を開始パルス信号BDSに
同期して決定している。即ち、許容走査幅TA は開始パ
ルス信号BDSが発生したときから始まり、更に、有効
走査幅TW は開始パルス信号BDSの発生時点から所謂
タイマー等によって所定時間を計測した直後から始ま
る。そして、有効走査幅TW において、所定周波数のビ
デオクロック信号DCKに同期してピクセルデータに基
づく画像形成を行わせる。
【0008】このように、ビデオクロック信号DCKに
同期して画像形成を行うために、図12に示すような制
御回路が適用されている。即ち、基準発振器3が出力す
る所定周波数の基準クロック信号CKと、D型フリップ
フロップ4の非反転出力QSがANDゲート5に入力さ
れ、ANDゲート5の出力信号Aを所定の分周比に設定
された分周回路6で分周することによってビデオクロッ
ク信号DCKを形成している。ここで、D型フリップフ
ロップ4は、開始パルス信号BDSが発生するのに同期
して、非反転出力QS を論理値“H”に反転させ、終了
パルス信号BDEに同期して内部状態をリセットするこ
とにより非反転出力QS を論理値“L”に反転させる。
したがって、ビデオクロック信号DCKは許容走査範囲
A においてのみ発生する。更に、ラインバッファ7
は、副走査期間においてホストコンピュータ等から1ラ
イン分ずつ転送されてくるピクセルデータ(論理値が反
転されて転送されてくる)を保持し、出力開始制御信号
R/Wによって有効走査範囲TW が指定されると、ピク
セルデータをビデオクロック信号DCKに同期して出力
する。出力されたピクセルデータはNPNトランジスタ
8に供給され、図示するように、NPNトランジスタ8
は、定電流回路9から電流が供給される半導体レーザL
Dに並列に接続されている。したがって、ピクセルデー
タの論理値に従ってNPNトランジスタ8がオンになる
と半導体レーザLDが消灯し、逆にNPNトランジスタ
8がオフになると半導体レーザLDが点灯する。そし
て、この半導体レーザLDの消灯及び点灯動作はビデオ
クロック信号DCKに同期して行われるので、所定のド
ットピッチのドットによって画像形成が実現される。
【0009】図13は、3分の1分周回路6を適用して
ビデオクロック信号DCKを発生する場合のタイミング
チャートを示す。ここで、ある時点tS1において開始パ
ルス信号BDSが発生したとすると、それに同期して非
反転出力QS が論理値“H”に反転し、この論理値が
“H”となる期間だけ基準クロック信CKと等しい出力
AがANDゲート5から発生する。
【0010】ここで注意すべき点は、開始パルス信号B
DSが論理値“H”に立上がる時点tS1と基準クロック
信号CKの立上がり時点とは必ずしも一致せず時間差Δ
eが発生する。又、同図中の時点tS2(同期クロック信
号CKが論理値“H”に立上がった直後の時点)で開始
パルス信号BDSが論理値“H”に立上がっても、開始
パルス信号BDSが時点tS1で立上がった場合と同じビ
デオクロック信号DCKが発生する。即ち、上記の時間
差Δeの変動範囲は、0<Δe<πとなり、最大で基準
クロック信号CKの1周期(τ)分となる。そして、こ
のバラツキ量は、1ライン主走査する毎に不確定に変動
することとなる。
【0011】このような時間差Δeの変動が各ライン毎
に発生すると、各ライン毎の有効走査幅TW における画
像形成開始時点も最大で基準クロック信号CKの1周期
(τ)分変動することとなり、隣合うラインのドットの
位相ズレを招来することとなるので、完成された画像の
画像形成開始部分が凸凹状となって、画質の低下を招来
することとなる。特に、副走査方向に細線を形成する場
合には、画質の低下が顕著となる。
【0012】本発明はこのようなビデオクロック信号の
同期ズレに起因する画質の低下を改善して、高品質・高
解像度の画像形成を実現する画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、ビデオクロック信号に同期して、ピ
クセルデータに基づく発光動作を行う半導体レーザ等の
発光手段と、発光手段から発せられた光を、一定角速度
で回転することにより複数の反射面が順次に記録媒体へ
反射すると共に、各反射面が該記録媒体の主走査方向の
各許容走査幅を設定するように構成されたポリゴンミラ
ーを有する画像形成装置を対象とし、上記夫々の反射面
が主走査に関与する毎に予め決められた許容走査幅の開
始時点を論理値の反転によって示す信号を発生する信号
発生手段と、相互に位相の異なる同一周波数の複数の基
準クロック信号を発生する発振手段と、上記複数の基準
クロック信号の内で、上記信号発生手段が発生する信号
の論理値が反転した時点から最も短時間に論理反転する
位相関係にある基準クロック信号を選択してこれをビデ
オクロック信号とする選択手段とを備えた。
【0014】
【作用】このような構成を有する本発明の画像形成装置
によれば、上記発振手段が発生する複数の基準クロック
信号の数がN個であるとすれば、相互の位相差はπ/N
となる。そして、上記信号発生手段が出力する信号の論
理値の反転時点と、この反転時点から最も短時間に論理
反転する位相関係にある基準クロック信号との時間差Δ
eは最大でπ/Nとなる。したがって、従来のように、
所定周波数に設定された1つの基準クロック信号に基づ
いてビデオクロック信号を設定する場合には時間差Δe
が最大でπとなるのに対して、有効走査幅TW における
画像形成開始時点の誤差を1/Nに大幅に改善し、且つ
それに伴って画像形成後の隣合うラインのドットの位相
ズレを改善することができるので、画質の向上を図るこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を適用した新聞版下作製用の画
像形成装置の一実施例を図面と共に説明する。まず、画
像形成装置の構成を図1〜図3に基づいて説明する。
尚、図1は画像形成装置の概略構成を示す概略縦断面
図、図2は記録媒体を搬送すると共に画像形成時の副走
査を実現するための搬送機構の詳細構成を示す縦断面
図、図3は半導体レーザのレーザ光によって記録媒体を
主走査するための光学機構の構成を示す斜視図である。
【0016】図1に基づいて画像形成装置の全体構成を
説明すると、カット・シート状に裁断された記録媒体S
が外周面に巻き付けられる回転ドラムDMが装置の筐体
10内に正逆回転可能に支持され、この回転ドラムDM
の搬入側(図示例では左側)に記録媒体Sを供給するた
めの供給機構12、回転ドラムDMの搬出側(図示例で
は下側)には無端状の搬送コンベア14が設けられてい
る。ここで、回転ドラムDMは、回転ドラム駆動モータ
16によって駆動され、記録媒体Sの搬送は、ローラ駆
動モータ18によって駆動されるフィードローラ20が
行うようになっている。更に、回転ドラムDMの外側近
傍には、記録媒体Sに露光による画像形成を行うための
光学機構22が設けられている。
【0017】記録媒体Sはレーザ光が照射されると硬化
する光硬化性樹脂が塗布されたシート状の媒体であり、
裁断される以前はロール状に巻回されてマガジン24内
に収納されており、このマガジン24から反巻回を向く
ように供給機構12によって引き出され、搬送路の途中
に設けられたカッタ26によってカット・シート状に裁
断されて回転ドラムDMに巻装される。尚、回転ドラム
DMの外周面は、通気可能な多孔体で形成され、回転ド
ラムDMの内側へ空気を吸引することによって、記録媒
体Sをドラム外周面にエア吸着する構成となっている。
【0018】そして、カット・シート状の記録媒体S
は、回転ドラムDMの正方向(副走査方向Y)への回転
と、光学機構22中の半導体レーザLDから照射される
レーザ光による主走査とによって全面が露光された後、
回転ドラムDMから剥離されて搬送コンベア14によっ
て取り出し口へ搬出される。
【0019】更に、図2に基づいて構成を詳述する。回
転ドラムDMの回転駆動は回転ドラム駆動モータ16に
より行われるが、この回転ドラム駆動モータ16の出力
軸と回転ドラムDMの回転軸とは複数のタイミングプー
リ28及びタイミングベルト30によって連結されてお
り、回転ドラムDMは所定の減速比で正逆方向に回転で
きるようになっている。
【0020】回転ドラムDMの外周面の所定位置に先端
挿入板32が取り付けられると共に、回転ドラムDMの
外周に軸方向に沿って形成された凹溝34内に押え部材
36が設けられ、これらによって記録媒体Sの回転ドラ
ムDM上への位置決め及び固定が行われる。先端挿入板
32はその先端が屈曲されており、この屈曲部位が記録
媒体Sの挿入口となっている。記録媒体Sの先端部はこ
の挿入口から先端挿入板32内に挿入されて内部のスト
ッパ部位で停止し、これにより記録媒体S先端部の回転
ドラムDMへの保持と、回転ドラムDMへの位置決めと
が行われる。一方、押え部材36は凹溝34内で回転す
るようになっており、その一方向回転で回転ドラムDM
の外周面に臨んで記録媒体Sの後端部を押えると共に、
反対方向の回転でこの押え状態から離脱して、記録媒体
Sの開放を行う。即ち、記録媒体Sを回転ドラムDMに
装着するときは、記録媒体Sの先端部が先端挿入板32
によって固定されると共に、後端部が押え部材36によ
って固定され、この状態でエア吸着の吸着力で回転ドラ
ムDMの外周面に巻き付け固定される。一方、記録媒体
Sを回転ドラムDMから剥離するときは、エア吸着を一
旦停止すると共に、回転ドラムDMの逆回転に伴って押
え部材36が開放状態となり、更に、押え部材36の近
傍に設けられている剥離爪(図示せず)によって、記録
媒体Sが回転ドラムDMから剥離される構成となってい
る。
【0021】回転ドラムDMの外周面両側にはピンチロ
ーラ38が転接され、記録媒体Sを回転ドラムDMの外
周面に押圧することによって、記録媒体Sの巻き癖を除
去するように作用する。
【0022】前記供給機構12は記録媒体Sを案内する
第1,第2及び第3のガイド部材40,42,44と、
複数のガイドローラ46を配設することにより構成され
ており、第1のガイド部材40が記録媒体Sのマガジン
24側に位置し、第3のガイド部材44が回転ドラムD
M側に位置している。又、第2のガイド部材42には同
部材42の通路の開放及び遮蔽を行う共に、記録媒体S
への搬送力を付与するゲート機構48が設けられてい
る。
【0023】このゲート機構48は、フィードローラ2
0及びスキュー防止ローラ50が左右に一対ずつ設けら
れると共に、第2のガイド部材42の出口を開閉するゲ
ート52が設けられている。ここで、フィードローラ2
0及びスキュー防止ローラ50における上側ローラは、
いずれもブラケット板54に回転自在に取り付けられて
いる。
【0024】ブラケット板54は、矢印Cの方向へ上下
移動可能となっており、その上動によってフィードロー
ラ20及びスキュー防止ローラ50の上側ローラを下側
ローラから切り離す一方、その下動によって上側ローラ
を下側ローラに転接するようになっている。このブラケ
ット板54は、ばね56によって各ローラ20,50の
上側ローラが下側ローラに転接する方向に付勢される一
方、レバー58の矢印D方向への回動操作によって上側
ローラと下側ローラが切離されるように上動する。一
方、ゲート52はこのブラケット板54の上下動と連動
しており、ブラケット板54の上動で第2のガイド部材
42の出口を封鎖し、ブラケット板54の下動でその開
放を行うように回動する。
【0025】このようなゲート機構48はレバー58が
第2図中の実線状態のとき、ばね56のばね力及びそれ
自体の自重でフィードローラ20及びスキュー防止ロー
ラ50の上側ローラと下側ローラとが転接して回転する
と共に、ゲート52が第2のガイド部材42の出口を開
放しており、記録媒体Sは、第3のガイド部材44の方
向に移動される。
【0026】又、レバー58が第2図中に示す鎖線状態
のとき、ブラケット板54が上動して両ローラ20,5
0の上側ローラと下側ローラとが切り離されると共に、
ゲート52が第2のガイド部材42の出口を封鎖してお
り、特にマニュアル挿填時の記録媒体Sの先端送り込み
を阻止すると共に先端位置を決定する。第2のガイド部
材42と第3のガイド部材44との間に、搬送されてき
た記録媒体Sを所定の長さに裁断するための回転式のカ
ッタ60が設けられている。
【0027】更に、第3のガイド部材44には、搬送さ
れてくる記録媒体Sの先端及び後端を検出するセンサ6
2が設けられ、このセンサ62の検出パルス信号に基い
てローラ駆動モータ18による記録媒体Sの基準位置が
検出され、これから所定のステップ送られた位置で、記
録媒体Sが回転ドラムDMの先端挿入板32に突き当た
るようになっている。
【0028】又、フィードローラ20の下側ローラがロ
ーラ駆動モータ18に連結されて回転駆動され、この下
側ローラに上側ローラが転接した状態での回転により回
転ドラムDMへ移動する推進力を記録媒体Sに付与す
る。これにより記録媒体Sは回転ドラムDM側に自動的
に送り出される。一方、スキュー防止ローラ50は、回
転自由状態で記録媒体Sに転接し、記録媒体Sの移動速
度を検出する。
【0029】尚、スキュー防止ローラ50のローラ軸に
はスキュー防止ローラ50の回転を検出するロータリエ
ンコーダ64が連結され、回転ドラム駆動モータ16の
回転軸にはその回転を検出するロータリエンコーダ66
が連結され、更に、回転ドラムDMの側端には、回転ド
ラムDMが一回転する毎に所定の基準位置(ドラムホー
ムポジションと言う)に来たことを検出するためのセン
サ68が設けられている。
【0030】次に、回転ドラムDMに近接して設けられ
る光学機構22の構成を図3に基づいて説明する。半導
体レーザLDは、図4に示す半導体レーザ駆動制御回路
112で駆動されることによりレーザ光hνを発生し、
このレーザ光hνは、シリンドリカルレンズ70等を有
する光学系を介してポリゴンミラーPMの反射面に照射
される。ポリゴンミラーPMは、夫々同一形状のn個
(この実施例では8個)の反射面を有するn角柱の形状
をしており、サーボモータ72によって一定の角速度で
主走査方向Xへ回転駆動されることで、夫々の反射面が
順次にレーザ光hνを反射する。そして、各反射面がレ
ーザ光hνを反射する角度(2π/n)より若干小さな
角度θA (θA <2π/n)が主走査方向Xにおける走
査可能な許容走査角となり、この許容走査角θA の内側
の所定の角度θW (θW <θA )が記録媒体Sを実際に
主走査するための有効走査角となっている。
【0031】ポリゴンミラーPMで反射されたレーザ光
hνは、Fθレンズ74を通り、更に折返しミラー76
及びシリンドリカルレンズ78を介して回転ドラムDM
に装着されている記録媒体Sに照射される。
【0032】Fθレンズ74の後方であって上記許容走
査角θA の両側位置に、Fθレンズ74を通過してくる
レーザ光を反射する一対の反射ミラー80,82が設け
られ、更に、反射ミラー80で反射されたレーザ光を集
光する集光レンズ84及びフォトダイオードPD1と、
反射ミラー82で反射されたレーザ光を集光する集光レ
ンズ86及びフォトダイオードPD2が設けられてい
る。そして、フォトダイオードPD1はレーザ光hνを
受光すると主走査方向における画像形成開始時点を示す
開始パルス信号BDSを発生し、フォトダイオードPD
2はレーザ光hνを受光すると主走査方向における画像
形成終了時点を示す開始パルス信号BDEを発生する。
【0033】更に、ポリゴンミラーPMの底端には、第
1番目の反射面と最終の第n番目の反射面との境界位置
(ミラーホームポジションと言う)を示す境界マークが
設けられており、ポリゴンミラーPMが1回転する毎に
検出センサ88がこれを検出してミラーホームポジショ
ン信号MHPを出力する。即ち、このミラーホームポジシ
ョン信号MHPは、ポリゴンミラーPMが1回転したこと
と、ポリゴンミラーPMが基準の回転位置にきたことを
示す信号である。
【0034】尚、図3において、回転ドラムDMは、前
述したように、タイミングプーリ28及びタイミングベ
ルト30を介してドラム駆動モータ16の駆動力が伝達
されることによって正逆転可能となっている。但し、回
転ドラムDMに装着された記録媒体Sをレーザ光hνに
よって露光する画像形成期間には、回転ドラムDMは所
定の副走査方向Yに一定の角速度で回転駆動される。
【0035】次に、かかる画像形成装置の動作を制御す
るための制御機構を図4に基づいて説明する。尚、この
制御機構は、プログラム制御を行うマイクロプロセッサ
100を備え、マイクロプロセッサ100が、ロータリ
ーエンコーダ64から出力される検出パルス信号S
1 と、ロータリーエンコーダ66から出力される検出パ
ルス信号S2 と、センサ62から出力される検出パルス
信号S3 と、センサ68から出力されるドラムホームボ
ジション信号DHPと、検出センサ88から出力されるミ
ラーホームポジション信号MHPと、フォトダイオードP
D1から出力される開始パルス信号BDSと、フォトダ
イオードPD2から出力される終了パルス信号BDEを
入力して、記録媒体Sを供給機構12を介して回転ドラ
ムDMに巻装させるまでの前処理のための制御と、この
前処理完了後の画像形成処理のための制御を集中管理す
るようになっている。
【0036】そして、集中管理を行うためにマイクロプ
ロセッサ100には、ドラム駆動モータ16、ローラ駆
動モータ18、カッタ26、サーボモータ72を駆動制
御するための駆動回路102〜108が接続されてい
る。更に、ホストコンピュータから転送されてくる1ラ
イン分のピクセルデータ群を一時的に保持し且つ、有効
走査幅TW を主走査する際に所定の同期タイミングに基
づいて各ピクセルデータSi を順次に出力するラインバ
ッファ110と、該ピクセルデータSi が転送されてく
る毎にその論理値に応じて半導体レーザLDへの電力供
給を行うことにより半導体レーザLDの発光及び消灯を
制御する半導体レーザ駆動制御回路112と、ラインバ
ッファ110から半導体レーザ駆動制御回路112へ各
ピクセルデータSi を転送するための上記同期タイミン
グを設定するためのビデオクロック信号DCKを発生す
る主走査制御回路114を備えている。尚、マイクロプ
ロセッサ100はホストコンピュータとの間で同期して
動作するようになっている。まず、記録媒体Sを供給機
構12を介して回転ドラムDMに巻装させるまでの前処
理制御においては、マイクロプロセッサ100は、ホス
トコンピュータから画像形成開始の指令を受けることで
制御を開始し、駆動回路108を介してサーボモータ7
2の回転を開始させると共に、駆動回路102,104
を介してドラム駆動モータ16とローラ駆動モータ18
を回転させることによって回転ドラムDMとフィードロ
ーラ20の回転を開始させ、マガジン24から引き出さ
れた記録媒体Sをフィードローラ20が回転ドラムDM
側へ搬送する。
【0037】更に、この搬送中に、センサ62が記録媒
体Sの先端を検知して検出パルス信号S3 を発生する
と、マイクロプロセッサ100は、内部のプログラムタ
イマーが作動して記録媒体Sの搬送量の計測を開始す
る。ここで、マイクロプロセッサ100は、この搬送中
にロータリーエンコーダ64,66からの検出パルス信
号S1 ,S2 に基づいてスキュー防止ローラ50の回転
速度と回転ドラムDMの回転速度を逐次比較し、回転速
度差がゼロになるようにローラ駆動モータ18の回転速
度を制御することにより、フィードローラ20の搬送速
度と回転ドラムDMによる巻取速度を等しくして、記録
媒体Sを安定に搬送する。
【0038】上記プログラムタイマーの計測値が所定値
に達すると、駆動回路106を介してカッタ26に駆動
電力を供給して記録媒体Sを裁断させると同時に、ロー
ラ駆動モータ18を停止させて記録媒体Sの搬送を停止
させる。したがって、マガジン24からの新たな記録媒
体Sの搬送は停止され、回転動作が継続している回転ド
ラムDMにカット・シート状に裁断された記録媒体Sの
みが巻装される。
【0039】次に、センサ88から出力されるミラーホ
ームポジション信号MHPとセンサ68から出力されるド
ラムホームポジション信号DHPが同タイミングで発生す
るように回転ドラムDMの副走査方向Yの回転を同期調
整することにより、画像形成処理のための前処理を完了
する。
【0040】次に、前処理完了後の画像形成処理は、図
5及び図6に示す原理に基づいて行われる。尚、図5
(A)は回転ドラムDM及びカット・シート状の記録媒
体Sを展開して示し、図5(B)はポリゴンミラーPM
を展開して示し、図6はフォトダイオードPD1が発生
する開始パルス信号BDSと、フォトダイオードPD2
が出力する終了パルス信号BDE、検出センサ88が出
力するミラーホームポジション信号MHP、ピクセルデー
タSi に基づいて画像形成されるタイミング等を示す。
【0041】画像形成期間においては、マイクロプロセ
ッサ100は、回転ドラムDMを一定角速度で副走査方
向Yへ回転駆動すると共に、ポリゴンミラーPMの各反
射面で反射されるレーザ光hνが主走査方向Xに沿って
順次に照射されるように該ポリゴンミラーPMを所定方
向に一定角速度で回転駆動する。そして、図5(A)に
示すように、回転ドラムDMに設けられているセンサ6
8がドラムホームポジションDHPを出力した時点t
1 で、回転ドラムDMが副走査方向Yの基準位置に来た
と判断し、その時点t1 から予め決められた時間経過後
の時点t2 に、記録媒体Sの先端が光学機構22による
主走査可能位置に来たと判断することによって、記録媒
体Sの先頭位置を特定する。更に、記録媒体Sの先頭位
置を特定した後、センサ88が最初にミラーホームポジ
ション信号MHPを出力した時点t3 で第1反射面の先端
位置を判定し、記録媒体Sへの画像形成を開始すること
ができると判断する。即ち、最初の1ラインの画像形成
を第1反射面から開始することによって、副走査と主走
査との同期を取るようにしている。
【0042】そして、フォトダイオードPD1が開始パ
ルス信号BDSを発生する時点t4で主走査方向におけ
る記録媒体Sの左側の画像形成開始位置を特定し、所定
時間経過後の時点t5 から、図6に示すように、ピクセ
ルデータSi をビデオクロック信号DCKに同期して順
次に半導体レーザLDに供給する。そして、時点t5
ら所定の期間内(有効走査期間)τW に1ライン分の全
ピクセルデータSi を半導体レーザLDに供給する。そ
して、フォトダイオードPD2が終了パルス信号BDE
を発生する時点t7 で1ライン分の記録が完了したと判
断する。このように、開始パルス信号BDSの発生から
終了パルス信号BDEの発生までの期間(許容走査期
間)τA を有効走査期間τW より広く設定することによ
り、主走査方向Xの記録可能範囲に余裕を持たせてい
る。尚、時点t4 〜t7 の期間τA に主走査される範囲
(許容走査範囲TA )が図3の許容走査角θA に対応
し、時点t5 〜t6 の期間τW に主走査される範囲(有
効走査範囲TW )が図3の有効走査角θW に対応し、且
つ、有効走査範囲TW は記録媒体Sの横幅に対応するよ
うに、回転ドラムDMと光学機構22が配置されている
ので、期間τW に対応する有効走査範囲TW にピクセル
データSi に基づく画像形成が実現される。
【0043】更に、図6に示すように、マイクロプロセ
ッサ100が、有効走査期間τA にかからない期間τC
で半導体レーザLDを強制的に発光させることにより、
フォトダイオードPD1,PD2が開始パルス信号BD
Sと終了パルス信号BDEを発生することができるよう
になっている。
【0044】このように、他の反射面においても開始パ
ルス信号BDSと終了パルス信号BDEの発生周期に同
期して1ライン毎の主走査を行い、副走査期間τC にお
いて回転ドラムDMを副走査方向Yへ所定の回転角だけ
回転させることを繰り返すことにより、主走査及び副走
査を実現している。又、ポリゴンミラーPMが1回転す
る期間THPに、n個の反射面がnライン分の主走査を行
う関係となっている。
【0045】次に、有効走査幅TW での画像形成を実現
するために、ラインバッファ110から半導体レーザ駆
動制御回路112へピクセルデータSi を供給する際の
ビデオクロック信号DCKを発生する主走査制御回路1
14を図7及び図8に基づいて説明する。
【0046】まず、図7に基づいて主走査制御回路11
4の基本構成を説明すると、周波数は等しいが相互に位
相の異なった基準クロック信号PH0〜PHN-1を発生する
複数の発振器、又は、図示するように、周波数は等しい
が相互に位相の異なった複数の基準クロック信号PH0〜
PHN-1を発生する基準発振器116と、複数の基準クロ
ック信号PH0〜PHN-1の中から開始パルス信号BDSに
最も同期した基準クロック信号を検出する同期信号検出
回路118と、同期信号検出回路118の検出結果に基
づいて複数の基準クロック信号PH0〜PHN-1の1つをビ
デオクロック信号DCKとして出力する選択回路120
とを備えている。
【0047】典型例として、図8に示すような、π/N
(Nは任意の自然数とする)ずつ位相の異なった基準ク
ロック信号PHO〜PHN-1を適用した場合を述べる。例え
ば、ある時点t8 において開始パルス信号BDSが論理
値“H”に反転して有効走査幅TA の開始時点を示した
とすると、同図においては、時点t8 から最も短時間に
論理値が“H”に反転するのは基準クロック信号PH2で
ある。したがって、この基準クロック信号PH2がビデオ
クロック信号DCKに適用される。同期信号検出回路1
18は、このように、開始パルス信号BDSの論理値が
反転した時点から最も短時間に論理値が反転する基準ク
ロック信号を検出し、この検出信号に基づいてマルチプ
レクサ等から成る選択回路120に切り換え動作を行わ
せることによって、開始パルス信号BDSの論理値が反
転した時点に最も同期した基準パルス信号をビデオクロ
ック信号DCKに適用する。
【0048】次に、かかる基本構成に基づく主走査制御
回路114の具体例を図9に基づいて説明する。尚、こ
の具体例は、周波数は等しいがπ/4ずつ位相の異なっ
た基準クロック信号PH0〜PH3を適用する場合を示す。
【0049】基準発振器122はこれらの基準クロック
信号PH0〜PH3を発生する発振器であり、夫々の信号P
H0〜PH3はD型フリップフロップ124〜130のラッ
チ入力端子に供給されている。D型フリップフロップ1
32は、開始パルス信号BDSがラッチ入力端子に供給
されると共に、リセット入力端子に終了パルス信号BD
Eが入力され、データ入力端子が論理値“H”に相当す
る電圧VDDに設定されている。そして、開始パルス信号
BDSが論理値“H”となる立上がり時点に同期して非
反転出力QS を論理値“H”に反転し、この非反転出力
S はD型フリップフロップ124〜130のデータ入
力端子に供給されるように接続されている。
【0050】4入力ANDゲート142〜148は、D
型フリップフロップ124〜130の非反転出力Q0
3 とそれらの反転出力が、次式(1)の演算結果A0
〜A3 が得られるように所定の関係で接続され、更に、
これらの演算結果A0 〜A3はD型フリップフロップ1
34〜140のラッチ入力端子に供給されるようになっ
ている。
【0051】
【数1】
【0052】D型フリップフロップ134〜140のデ
ータ入力端子は論理値“H”に相当する電圧VDDに設定
されている。
【0053】2入力ANDゲート150〜156は、一
方の入力端子に基準発振器122からの基準クロック信
号PH0〜PH3が供給され、他方の入力端子にD型フリッ
プフロップ134〜140の非反転出力Q4 〜Q7 が供
給され、更に、これらのANDゲート150〜156の
出力信号B0 〜B3 が4入力ORゲート158を介して
出力される。尚、4入力ORゲート158の出力がビデ
オクロック信号DCKに適用され、図4に示すラインバ
ッファ110がピクセルデータSi を半導体レーザ駆動
制御回路112へ転送する際の同期信号となる。
【0054】次に、画像形成時における主走査制御回路
114の動作を図10に基づいて説明する。尚、図10
は、図9に示す主走査制御回路114中の各信号のタイ
ミングを示す。
【0055】まず、時点t9 において、許容走査幅TW
の開始時点を示す開始パルス信号BDSが論理値“H”
に反転したとすると、この時点t9 でD型フリップフロ
ップ132の非反転出力QS が論理値“H”となる。そ
して、最初に、D型フリップフロップ126が時点t10
において基準クロック信号PH1に同期して非反転出力Q
S をラッチし、同様に、他のD型フリップフロップ12
8,130,124が時点t11,t12,t13において基
準クロック信号PH2,PH3,PH0に同期して順番に非反
転出力QS をラッチする。この結果、D型フリップフロ
ップ134〜140の非反転出力Q0 〜Q3 は図示のよ
うに夫々の時点t10,t11,t12,t13において論理値
“H”に反転することとなる。そして、ANDゲート1
42〜148が上記式(1)に基づく論理演算を行うの
で、ANDゲート144からは時点t10〜t11の期間中
論理値“H”となる信号A1 を発生し、他のANDゲー
ト142,146,148の出力信号A0 ,A2 ,A3
は論理値“L”のままとなる。ここで信号A1 は、開始
パルス信号BDSが論理値“H”に反転した時点t 9
ら最も短時間に論理値“H”に反転する基準クロック信
号PH1に同期した信号である。
【0056】更に、D型フリップフロップ134〜14
0の内、D型フリップフロップ136だけが信号A1
立上がりに同期してラッチ動作するので、非反転出力Q
5 が時点t10において論理値“H”に反転し、他の非反
転出力Q4 ,Q6 ,Q7 は常に論理値“L”のままとな
る。そして、ANDゲート150,154,156の出
力B0 ,B2 ,B3 も常に論理値“L”のままとなり、
論理値“H”の非反転出力Q5 が供給されるANDゲー
ト152のみが基準クロック信号PH1を出力する。した
がって、ANDゲート152の出力信号B1 が基準クロ
ック信号PH1と等しくなる。更に、ORゲート158か
ら出力されるビデオクロック信号DCKも基準クロック
信号PH1となる。このように、開始パルス信号BDSが
論理値“H”に反転した時点t9 から最も短時間に論理
値“H”に反転する基準クロック信号PH1が選択されて
ビデオクロック信号DCKに適用される。ここで、開始
パルス信号BDSが論理値“H”に反転した時点t9
ら基準クロック信号PH1が論理値“H”に反転するまで
の時間誤差Δeは、0<Δe<π/4の範囲となる。
【0057】又、基準クロック信号PH1がビデオクロッ
ク信号DCKに適用される場合の動作を説明したが、他
の基準クロック信号PH0,PH2,PH3が選択される場合
も同様であり、開始パルス信号BDSが論理値“H”に
反転した時点から最も短時間に論理値“H”に反転する
基準クロック信号が選択されることとなる。
【0058】このように、この実施例によれば、所定の
許容走査幅TA の開始時点のズレは、基準クロック信号
PH0〜PH3の各周期(π)の内のπ/4未満の周期であ
るので、従来技術と比較して、開始時点のバラツキは4
分の1に低減され、高画質の画像を提供することができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ビデオクロック信号に同期して、ピクセルデータに基づ
く発光動作を行う発光手段と、発光手段から発せられた
光を、一定角速度で回転することにより複数の反射面が
順次に記録媒体へ反射すると共に、各反射面が該記録媒
体の主走査方向の各許容走査幅を設定するように構成さ
れたポリゴンミラーを有する画像形成装置を対象とし、
上記夫々の反射面が主走査に関与する毎に予め決められ
た許容走査幅の開始時点を論理値の反転によって示す信
号を発生し、相互に位相の異なる同一周波数の複数の基
準クロック信号を発生し、上記複数の基準クロック信号
の内で、上記信号発生手段が発生する信号の論理値が反
転した時点から最も短時間に論理反転する位相関係にあ
る基準クロック信号を選択してこれをビデオクロック信
号とするようにしたので、複数の基準クロック信号の数
がN個であるとすれば、主走査におけるビデオクロック
信号による夫々の記録開始時点のバラツキは、最大でも
π/Nに低減することができ、更に、それに伴って画像
形成後の隣合うラインのドットの位相ズレを改善するこ
とができるので、画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の一実施例の全
体構造を概略的に示す縦断面図である。
【図2】図1に示す画像形成装置における搬送機構の詳
細構成を示す縦断面図である。
【図3】図1に示す画像形成装置における光学機構の構
成を示す斜視図である。
【図4】図1に示す画像形成装置を制御するための制御
機構の構成を示すブロック図である。
【図5】図1に示す画像形成装置における副走査及び主
走査を実現するための原理を説明するための説明図であ
る。
【図6】画像形成における主走査のタイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図7】図4中の主走査制御回路の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図8】主走査制御回路の基本動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図9】主走査制御回路の具体例の構成を示す回路図で
ある。
【図10】図9に示す主走査制御回路の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図11】従来の画像形成装置における画像形成原理を
説明するための説明図である。
【図12】従来のに主走査制御を行う制御回路の構成を
示す回路図である。
【図13】図12の制御回路の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
S…記録媒体、PM…ポリゴンミラー、DM…回転ドラ
ム、LD…半導体レーザ、Q0 〜Qn …発振器、100
…マイクロプロセッサ、102〜108…駆動回路、1
10…ラインバッファ、112…半導体レーザ駆動回
路、114…主走査制御回路、116…基準発振器、1
18…同期信号検出回路、120…選択回路、122…
基準発振器、124〜132…D型フリップフロップ、
142〜148…4入力ANDゲート、134〜140
…D型フリップフロップ、150〜156…2入力AN
Dゲート、158…4入力ORゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオクロック信号に同期して、ピクセ
    ルデータに基づく発光動作を行う発光手段と、 該発光手段から発せられた光を、一定角速度で回転する
    ことにより複数の反射面が順次に記録媒体へ反射すると
    共に、各反射面が該記録媒体の主走査方向の各許容走査
    幅を設定するように構成されたポリゴンミラーとを有す
    る画像形成装置において、 前記夫々の反射面が主走査に関与する毎に予め決められ
    た許容走査幅の開始時点を論理値の反転によって示す信
    号を発生する信号発生手段と、 相互に位相の異なる同一周波数の複数の基準クロック信
    号を発生する発振手段と、 前記複数の基準クロック信号の内で、上記信号発生手段
    が発生する信号の論理値が反転した時点から最も短時間
    に論理反転する位相関係にある基準クロック信号を選択
    してこれを前記ビデオクロック信号とする選択手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP4211354A 1992-08-07 1992-08-07 画像形成装置 Withdrawn JPH0662190A (ja)

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JP4211354A Withdrawn JPH0662190A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 画像形成装置

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