JPH0662014B2 - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH0662014B2
JPH0662014B2 JP60250884A JP25088485A JPH0662014B2 JP H0662014 B2 JPH0662014 B2 JP H0662014B2 JP 60250884 A JP60250884 A JP 60250884A JP 25088485 A JP25088485 A JP 25088485A JP H0662014 B2 JPH0662014 B2 JP H0662014B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機や各種のプリンター等に利用できる画
像形成方法に関する。
〔従来の技術〕 近年、情報産業の急速な発展に伴ない、種々の情報処理
システムが開発され、それぞれの情報処理システムに適
した記録方法および装置が開発されている。このような
記録方法の一つに感熱記録方法があり、この方法は使用
する装置が軽量かつコンパクトで、騒音がなく、また操
作性や保守性にも優れており、最近広く使用されてい
る。
この感熱記録方法のなかで最近特に注目されているもの
に感熱転写記録方法がある。この記録方法は、一般に、
シート状の支持体上に、熱溶融性バインダー中に着色剤
を分散させてなる熱転写性インクを塗布してなる感熱転
写媒体を用い、この感熱転写媒体をその熱転写性インク
層が被転写媒体に接するように被転写媒体に重畳し、感
熱転写媒体の支持体側から熱ヘッド等により熱を供給し
て溶融したインク層を被転写媒体に転写することによ
り、熱供給パターンに応じた転写記録画像を被転写媒体
上に形成するものである。この方法によれば、普通紙を
被転写媒体として使用することができる。
しかしながら、このような従来の感熱転写記録方法にも
欠点がない訳ではない。それは、従来の感熱転写記録方
法は、転写記録性能、すなわち画像品質が被転写媒体の
表面平滑度により大きく影響され、平滑性の高い被転写
媒体については良好な印字ができるが、平滑性の低い被
転写媒体においては著しく印字品質が低下することであ
る。しかも、最も一般的な被転写媒体である紙について
も平滑性の高い紙はむしろ特殊であり、通常の紙は繊維
の絡み合いにより様々な程度の凹凸を有している。した
がって、表面凹凸の大きい紙の場合には印字時に熱溶融
したインクが紙の繊維の中まで浸透できずに表面の凸部
あるいはその近傍にのみ付着するため、印字された像の
エッジ部がシャープでなかったり、像の一部が欠けたり
して、印字品質が低下した。
また、インク層の被転写媒体への転写は、熱ヘッドから
の熱によってのみ行われるが、一般に熱ヘッドから供給
できる熱量には限度があり、また限られた時間内に多量
の記録信号を熱パルスとして変換供給するには、記録時
に於ける熱ヘッドの熱パルス間内での所定温度までの冷
却のタイムラグ、さらには熱ヘッド面を構成している発
熱セグメント間の熱ストロークを防止するために、理論
的にも熱ヘッドからの供給熱量を大きくすることは困難
であった。そのため、従来の感熱記録方法では高速記録
は難しかった。
また、熱伝導は、電気や光などに比べて応答レスポンス
が遅いため、熱ヘッドによる記録に於いて、中間調の再
現が可能にまで熱パルスを制御することは一般に困難で
あり、また、従来の感熱転写インク層は、階調性を発現
できる転写特性を備えていないため、中間調の記録画像
の形成はできなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記従来の感熱転写記録方法の問題点を解決
する画像形成方法、すなわち、表面平滑度の低い最も一
般的に用いられている普通紙に対して高品位の転写像を
形成でき、また高速記録が可能で、中間調の記録画像の
形成も可能な画像形成方法を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明の画像形成方法は、熱エネルギー及び
光エネルギーの両方が付与されることによって、硬化し
て熱転写臨界温度が変化する画像形成素体を転写記録層
中に有してなる転写記録媒体に、前記熱エネルギー及び
前記光エネルギーを付与して前記転写記録層に転写像を
形成する工程と、前記転写像の形成後、変化前の前記熱
転写臨界温度よりも高く、かつ変化後の前記熱転写臨界
温度よりも低い温度に前記転写記録媒体を加熱し、該転
写像を被転写媒体に転写する工程とを有することを特徴
とする。
すなわち本発明による画像形成方法では、転写像の形成
工程と転写工程とは分離され、転写工程に於いては既に
転写像が形成されているので像形成用の選択的なエネル
ギー付与の制約は解除されており、被転写媒体の表面性
状に応じて、鮮明な画像を転写するのに必要十分な量の
エネルギーを転写記録媒体に付与することができる。
また、転写像形成工程において形成されている転写像
は、熱溶融像のような単なる性状変化像ではなく、転写
記録層中の画像形成素体の転写特性を支配する物性であ
る融点を変化させて成る像であるから、この変化した物
性の差を転写工程で利用することによって確実に転写が
実現でき、また、転写像の忠実な転写も可能となる。例
えば転写像形成工程で形成した熱溶融像を転写像とする
場合には、転写像形成工程から転写工程に至るまで熱溶
融像の完全な維持か必要となるが、両工程の間での冷却
現象による転写性の低下や、熱溶融像の周囲への熱伝導
による像のボケが避けられない。ところが、本発明の場
合には、画像形成素体の融点、軟化点等に対応する熱転
写臨界温度を変化させて転写像としているので、この融
点の変化が転写工程まで記憶されており、したがって、
転写像形成工程後に、熱転写臨界温度を変化させるエネ
ルギーが付与されない限り、転写像の転写性の低下や、
像ボケは生じない。このために、被転写媒体の表面平滑
度が低い場合でも、像品位の高い画像形成が可能とな
り、また、転写像の画質が劣化することなく被転写媒体
に転写させることができる。
また、本発明による画像形成方法では、転写像形成のた
めの信号化されたエネルギーの付与と、転写のための一
様なエネルギーの付与とが機械的、分離されており、転
写像形成のための信号化されたエネルギーを同時に転写
のためのエネルギーとして使っていた従来の方法と較べ
ると、エネルギー付与の制約条件が大幅に緩和される。
例えば、転写像形成のためのエネルギー量は、画像形成
素体の融点の変化を生じさせるだけの量でよく、また、
転写のためのエネルギーは、信号化されていない一様な
熱エネルギーや圧力でよいから希望する転写速度に合せ
てこれらを増大させることができ、高速記録が容易に実
現できる。
転写記録層上に転写像を形成するのに用いるエネルギー
は、使用する転写記録媒体の種類によって任意に定めら
れ、例えば光、電子ビーム、熱、圧力等が適宜用いられ
る。
次に本発明の画像形成法の原理の説明のために、光と熱
エネルギーにより転写像の形成される転写記録媒体を用
いた画像形成方法の例について第1a図〜第1d図を参照し
つつ説明する。第1a図〜第1d図の各グラフの時間軸(横
軸)はそれぞれ対応している。また、転写記録層中の画
像形成素体には、感応成分として、後述する反応開始
剤、架橋剤を含む高分子化成分が含まれている。
第1a図はサーマルヘッド等の加熱手段を時間 0〜t3の間
発熱駆動させた場合の加熱素子の表面温度の上昇および
その後の温度降下の様子を示すものである。この加熱素
子に圧接されている転写記録媒体は、加熱素子の温度変
化に伴い、第1b図に示すような温度変化を示す。すなわ
ちt1の時間遅れをもって温度は上昇し、同様にt3より遅
れてt4の時刻に最高温度に達し、以降温度は下降する。
この転写記録層中の画像形成素体は融点Tg0 を有し、Tg
0 以上の温度領域で急激に溶融し粘度が減少する。この
様子を第1c図の曲線Aで示した。時刻t2でTg0 に達した
以降最大温度に達する時刻t4迄粘度の降下が続き、温度
低下と伴に再び粘度は増加し、Tg0 に降下する時刻t6
で粘度は急激に増加する。この場合、画像形成素体には
加熱前と基本的には物性の変化が生じておらず、次の転
写工程で温度Tg0 以上に加熱すると再度上述したと同様
な粘度の変化現象を示す。したがって被転写媒体と圧接
して転写に必要な加熱、例えばTg0 以上に加熱すれば、
従来の熱転写記録の転写メカニズムと同様な機構で転写
記録層は転写されることになる。しかし、本発明の場合
には、第1d図に示すように、時刻t2より転写記録層の加
熱と同時に光照射すると、転写記録層中の画像形成素体
に含まれている反応開始剤が光照射により活性化され、
温度が反応速度を大きくするに充分なだけ上昇している
と、反応開始剤が作用して活性化された架橋剤が生成
し、これが架橋性プレポリマーを架橋する確率が飛躍的
に大きくなり、転写記録層の硬度が進む。
こうして加熱と光照射とが同時に行なわれた後には、画
像形成素体の粘度は第1c図の曲線Bに示すような挙動を
示す。すなわち、第1d図に示されるように架橋反応が進
むと共に融点が上昇し、架橋が終了する時刻t5ではその
融点はTg0 からTg′に変化する。したがってこの転写像
形成工程に於いて転写記録層内に融点がTg′に変化した
部分と変化しない部分との分布による転写像が形成され
る。そこで、次の転写工程でTg0 <Tr<Tg′を満たす温
度Trに加熱すれば、融点が上昇し溶融しない部分とする
部分とが生じ、被転写媒体上に溶融した部分のみが転写
される。転写工程の温度安定精度にも依るが、このとき
のTg′−Tg0 は、約20℃以上であることが好ましい。こ
のようにして画像信号に応じて、例えば加熱または非加
熱を制御し、同時に光照射することで転写像が形成でき
る。
また、転写像形成工程に於ける加熱温度は、融点が変化
する反応速度を速くするためおよびその反応を安定に行
なうためには、転写記録層を70℃以上、好ましくは80℃
以上となるように加熱すると良好な結果が得られる。
なお、転写するとしないとの境界の温度を熱転写臨界温
度とすると、圧力等の条件で融点や軟化点と熱転写臨界
温度との対応は変わるため、一般的には熱転写臨界温度
でとらえる必要がある。しかし、上記の場合は常圧での
融点の変化の例であるから、融点と熱転写臨界温度とは
ほぼ等しいので融点で説明した。
本発明に用いる転写記録媒体としては、所定のエネルギ
ーの付与により熱転写臨界温度の変化による転写像を形
成できるものであれば任意の転写記録媒体を使用するこ
とができる。熱転写臨界温度に対応する融点が変化する
ものとして、例えば転写記録層中の画像形成素体中に着
色成分と、感応成分としての高分子化成分とを含む転写
記録媒体が挙げられる。高分子化成分を高分子化するこ
とでその部分の転写記録層の融点が高くなり、高分子化
されない部分が転写像を形成する。
転写記録層に含有される画像形成素体には、感応成分と
着色成分が含有されているが、感応成分としては光およ
び熱エネルギーが付与されたときに融点や軟化点変化の
反応が開始するものを用いることが好ましい。
高分子化成分は、重合反応または架橋反応を起す成分で
あり、代表的なものとして次の(イ)〜(ハ)のような
モノマーまたはポリマーが挙げられる。
(イ)架橋性プレポリマー、 (ロ)重合性プレポリマーと架橋剤、 (ハ)重合性モノマーまたはオリゴマー、 架橋性プレポリマーとしては、例えばポリケイ皮酸ビニ
ル、p−メトキシケイ皮酸−コハク酸半エステル、ポリ
ビニルスチリルピリジウム、ポリメチルビニルケトンな
どが挙げられる。
重合性プレポリマーとしては、例えばエポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニル
アルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸樹
脂、ポリマレイン酸樹脂、シリコーン樹脂などが挙げら
れる。
架橋剤としては、例えばエチレングリコールジアクリレ
ート、プロピレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオール
ジアクリレート、N,N′−メチレンビスアクリルアミ
ドなどが挙げられる。
重合性モノマーとしては、例えばメチルアクリレート、
メチルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、
ベンジルアクリレート、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−ジアセトン
アクリルアミド、スチレン、アクリロニトリル、ビニル
アセタート、エチレングリコールジアクリレート、ブチ
レングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオ
ールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレートなどが挙げられる。
重合性オリゴマーとしては、例えばジエチレングリコー
ルジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
ート、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチ
レングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリ
コールジアクリレートなどが挙げられる。
重合性モノマーやオリゴマーを用いる場合には、層形成
性も向上させるためにセルロースアセテートスクシネー
ト、メチルメタクリレート−ヒドロキシエチルメタクリ
レートコポリマーなどのポリマーを含有させても良い。
高分子化成分の反応を生じさせるために、必要に応じて
反応開始剤が添加される。反応開始剤として、光エネル
ギーにより作用する開始剤の例としては、ベンゾフェノ
ン、ベンジル、ベンゾインエチルエーテル、4−N,N
−ジメチルアミノ−4′−メトキシ−ベンゾフェノン等
のカルボニル化合物;ジブチルスルフィド、ベンジルジ
スフィルド、デシルフェニルスルフィド等の勇気硫黄化
合物;ジ−tert−ブチルパーオキシド、ベンゾイルパー
オキシド等の過酸化物;四塩化炭素、臭化銀、2−ナフ
タリンスルホニルクロライド等のハロゲン化合物;アゾ
ビスイソブチロニトリル、ベンゼンジアゾニウムクロラ
イド等の窒素化合物;等があげられる。
また、熱エネルギーを受けて反応開始剤として作用する
ものとしては、例えばメチルヒドロパーオキシド、t−
ブチルヒドロパーオキシド、ジ−t−ブチルヒドロパー
オキシド、t−ブチルクミルパーオキシド、パーオキシ
酢酸、パーオキシ安息香酸、過酸化アセチル、過酸化プ
ロピオニル、過酸化イソブチリル、アセトパーオキシ
ド、ジアゾアミノベンゼン、メチルエチルケトンパオキ
シド、ジメチル−3,2′−アゾイソブチラート、ジフ
ェニルスルフィド、ベンゾイルジスルフィド等が挙げら
れる。
特に、光と熱エネルギーの両方を受けて転写像を形成す
る場合の転写記録層の構成には、上記した光エネルギー
を受けて作用する反応開始剤と高分子化成分との反応で
反応速度の温度依存性の大きい組合せとなるように、反
応開始剤と高分子化成分の種類を選べばよい。
例えば、メタクリル酸エステルやアクリル酸エステルの
共重合体等の官能基を持つ重合性プレポリマーと、テト
ラエチレングリコールジアクリレート等の感光性架橋剤
と、ベンゾフェノン、ミヒラーズケトン等の反応開始剤
との組合せが挙げられる。
着色成分は、光学的に認識できる画像を形成するために
含有させる成分であり、各種顔料、染料が適宜用いられ
る。このような顔料、染料の例としては、カーボンブラ
ック、黄鉛、モリブデン赤、ベンガラ等の無機顔料、ハ
ンザイエロー、ベンジジンイエロー、ブリリアントカー
ミン6B、レークレッドC、パーマネントレッドF5
R、フタロシアニンブルー、ビクトリアブルーレーク、
フアストスカイブルー等の有機顔料、ロイコ染料、フタ
ロシアニン染料等の着色剤などが挙げられる。
その他、転写記録層にはハイドロキノン、p−メトキシ
フェノール、p−tert−ブチリカテコール2,2−メチ
レン−ビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)などの安定化剤が含まれていても良い。
更に反応開始剤のエネルギーに対する活性化を高めるた
めのp−ニトロアニリン、1,2−ベンゾアントラキノ
ン、p−p′−ジメチルアミノベンゾフェノン、アント
ラキノン、2,6−ジニトロアニリン、ミヒラーケトン
などの増感剤が転写記録層に含まれていても良い。
本発明で使用する転写記録媒体は、例えば次のようにし
て製造することができる。
官能基を持つ重合性プレポリマー、感光性架橋剤、反応
開始剤、増感剤、安定剤、着色剤等の画像形成素体を構
成する組成分を必要によりポリエステル樹脂等のバイン
ダーと共にエチルメチルケトン、エチレングリコールニ
アセタート等の溶剤中で充分混合した後、ポリイミド等
のフィルム上ヘソルベントコートを行ない、更に例えば
80℃で3分間乾燥させて溶剤を除去し、所望の記録媒体
が得られる。
以上のような転写記録媒体を用いる本発明の画像形成方
法として下記のような態様例が例示される。
(1) 転写記録媒体に対して、熱エネルギーまたは光エネ
ルギーを記録情報に対応させて付与し、熱転写臨界温度
がTg0 からTg′(Tg0 <Tg′)へ変化してなる部分によ
り構成される転写像(ネガ像)を形成した後、Tg0 <Tr
<Tg′を満たす温度Trに転写記録媒体を加熱することに
より被転写媒体に転写像を転写する態様。
(2) 転写記録媒体に対して、熱エネルギーまたは光エネ
ルギーの少なくとも一方を記録情報に対応させた条件で
熱と光エネルギーの両者を付与し、前記(1) の場合と同
様な転写像を形成し、この転写像を(1) と同様にして転
写する態様。
(3) 熱により作用する反応開始剤と高分子化成分とが圧
力を受けた部分で混合する構成(例えば反応開始剤がカ
プセル中に内包されており、圧力の印加によりこのカプ
セルが壊れ、反応開始剤と高分子化成分が混合する)を
有し、転写記録媒体に対して、圧力または熱エネルギー
の少なくとも一方を記録情報に対応させた条件で付与し
つつ、圧力と熱エネルギーの両者を付与し、前記(1) の
場合と同様な転写像を形成し、この転写像を(1) と同様
にして転写する態様。
(4) 光エネルギーだけで作用する反応開始剤と高分子化
成分とが圧力を受けた部分で混合する構成を有する転写
記録媒体に対して、圧力または光エネルギーの少なくと
も一方を記録情報に対応させた条件で付与しつつ、圧力
と光エネルギーの両者を付与し、前記(1) の場合と同様
な転写像を形成し、この転写像を(1) と同様にして転写
する態様。
(5) 熱および光エネルギーを受けて作用する反応開始剤
と高分子化成分とが圧力を受けた部分で混合する構成を
有する転写記録媒体に対して、圧力、熱または光エネル
ギーの少なくとも一つを記録情報に対応させた条件で、
圧力、熱および光エネルギーの三者を付与し、前記(1)
の場合と同様な転写像を形成し、この転写像を転写する
態様。
このような転写像が形成された転写記録媒体を転写工程
では、被転写媒体と接面させて、転写記録媒体または被
転写媒体側からTg0 <Tr<Tg′を満たす温度で加熱し、
熱転写臨界温度が低い部分、すなわち高分子化されてい
ない部分により形成されてなる転写像を被転写媒体上に
選択的に転写することにより画像を形成する。また、転
写を効率的に行なうために同時に加圧することも有効で
ある。加圧は特に表面平滑度の低い被転写媒体を用いる
場合に有効である。
次に、本発明の画像形成方法の幾つかのプロセスの例
を、第2図〜第5図を参照しつつ説明する。
第2図は、光と熱エネルギーを用いて転写像を形成する
本発明の画像形成方法の一態様を示す模式図である。
1は加熱して溶融または軟化した状態で光を照射するこ
とにより、その融点Tg0 がTg′へ上昇する画像形成素体
を含有する転写記録層をフィルム上に配してなる転写記
録媒体であるインクドナーフィルム(IDF)、2はI
DF1を巻回した供給ロール、3はIDF1に光を一様
に照射するための低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタルハロ
イド、蛍光灯、キセノンランプ等の光照射手段、4は画
像信号に基づいて制御回路5により熱パルスを発生する
サーマルヘッド等の加熱手段である。転写記録媒体に通
電して発熱させる通電発熱型の転写記録媒体を用いるこ
とも可能であり、この場合、4は通電のための電気パル
スを発生させる通電ヘッドである。この加熱手段は、複
数の加熱素子(加熱素子は、例えば加熱手段がサーマル
ヘッドの場合は発熱抵抗体を指し、加熱手段が通電ヘッ
ドの場合は電極を指す。)を備えている。加熱素子は、
一列に配列されたもの、マトリクス状に配列されたもの
または複数列配列されたものがある。また、加熱素子
は、各々分離したもの、連続的な棒状の通電発熱素材を
複数の電極で分離されたものがあり、そのいずれのタイ
プを使用してもよい。
8は内部にヒーター7を備えたヒートロールであり、9
は前記ヒートロール8に対向して配置され、普通紙、O
HPシート等の被転写媒体10とIDF1とをはさんで押
圧するピンチローラ、11は転写記録後IDFを巻取る巻
取りローラであり、ここでIDF1はTg0 <Tr<Tg′を
満たす温度Trに加熱され、記録画像12は被転写媒体10上
に転写されてIDF1から分離される。
第3図は、光と熱と圧力により転写像を形成する本発明
の画像形成方法の他の態様を示す模式図である。第3図
に示す実施例では、熱を画像信号に基づいて制御し、光
照射は一様に印加する。この場合に用いるIDF1は、
カプセル内に収納された光反応開始剤がカプセルが解裂
することにより高分子化成分と混合し、先の態様と同様
に光と熱エネルギーを付与することによって画像形成素
体の融点が上昇する転写記録層をフィルム上に配してな
るものである。13は、転写像形成工程に於いて、IDF
1に圧力をほぼ一様に付与し、カプセルを解裂させるた
めの紫外線透過性圧着部材であり、石英ガラス等を用い
たものが使用できる。その他の構成については第2図に
示した態様と同様である。
第4図は、光と熱エネルギーにより転写像を形成する本
発明の画像形成方法の一態様を示す模式図である。この
態様に於いては、第2図の場合とは逆に、光照射を画像
信号に基づいて制御し、熱は一様に印加する。したがっ
て、14はIDF1を一様に加熱する加熱器であり、8の
ようなヒートロールでもよいし、セラミック基材上にヒ
ーターを配したもの等も使用できる。もちろん加熱温度
の高精度な制御を目的とした温度センサーとフィードバ
ックヒーター制御回路を設けてもよい。一方、15は画像
信号に基づいて制御回路により光照射するランプアレイ
であり、転写記録層の分光感度に依って選択されるもの
で、可視光域に感度をもつ場合には、LEDアレイ、レ
ーザーアレイ、液晶シャッターアレイなどである。また
ランプアレイの代りにレーザー走査系を用いてもよい。
また紫外域に感度をもつ場合には、紫外線ランプアレイ
または紫外線を光学系で走査する方法が用いられる。
この場合、画像信号に基づいて制御されるのが基本的に
応答性に優れ且つ拡散性を小さくしうる光であるため、
高速、高画質を得ることが容易である。
第5図は、転写工程の前にIDF1に圧力を付与する工
程を設けた本発明の画像形成方法の変形態様例であり、
基本的には第3図の場合とほぼ同様である。すなわち、
第3図の紫外線透過性圧着部材13に代え、加圧ローラー
16が配設されており、転写像形成の前にIDF1に圧力
を付与し、IDF1を光と熱エネルギーに反応しうる状
態としておく。用いるIDF1を始め、他は第3図の場
合と同様である。
なお、第2図〜第5図に示すプロセス態様において、加
熱した後光照射し、逆に光照射後加熱することもでき
る。加熱、光照射面は、同方向でもよいし、図示したも
のと逆でもよい。また、着色剤として顔料、染料の他に
発色剤または発色剤を発色させる顕色剤を用いて画像形
成素体が色調を呈するようにすることもできる。この発
色反応は、転写像形成工程で行なわれてもよいし、転写
工程またはその後で行なわれてもよい。更に被転写記録
媒体に、例えば顕色剤を含有させておき、転写された発
色剤との反応で発色するようなものでもよい。こうした
発色剤の例としては、ロイコ染料、ジアゾ基等があげら
れる。
一方、発色反応を用いない顔料、染料等の着色剤を含む
場合には、一般的に記録前の媒体の保存性や記録後の画
像保存性に優れると同時に、色調の再現精度の高い高品
位の画像を得ることが容易である。
実施例1 不飽和ポリエステル樹脂(未硬化時の軟化点100℃)89.
5重量%、重合開始剤としてメチルエチルケトンパーオ
キシド 1.5重量%、促進剤としてナフテン酸コバルト
1.0重量%およびカーボンブラック 8重量%からなる組
成物を、厚さ 3.5μmのポリイミドフィルム上に乾燥膜
厚が 3μmなるよう設けて転写記録層とした転写記録媒
体1を形成し、ロール状に巻回して供給ロール2として
第2図に示す転写装置に組込んだ。
サーマルヘッド4には、 8ドット/mmのA4サイズのラ
インタイプで発熱体列がエッジ部に配列されているもの
を用い、転写記録媒体の基材側が発熱抵抗体に接するよ
うに配し、転写記録媒体1のテンションにより発熱抵抗
体に押圧されるようにした。一方、発熱体と対向した部
所には、 2kwの高圧水銀灯を転写記録媒体より 2cm離し
て配置した。
このような装置を使用して、記録情報に応じてネガ記録
を行なった。すなわち、サーマルヘッド4の制御は制御
回路5により、マーク信号(黒)の場合は通電せず、マ
ーク信号のない(白)の時に通電して発熱させる。サー
マルヘッド4の発熱素子への印加エネルギーは約 1.2w
/ドットを 4msec通電した。このときの発熱素子表面と
転写記録層の温度変化の様子を第6図に示した。このよ
うにして転写記録層の融点を部分的に上昇させてなる転
写像を形成した。
このようにして転写像を形成した転写記録媒体1を、転
写工程へ搬送し、表面平滑度が10〜30秒の普通紙である
被転写媒体10を被転写媒体の転写写像形成面に重ねて、
ヒートロール8とピンチロール9とで挾み転写を実施し
た。ヒートロール8は 300Wのヒータを内蔵し、表面を
0.5mm厚で硬度が80゜のシリコンゴムで被覆したアルミ
ロールで、表面を90〜 110℃に保つようヒータを制御し
た。ヒートロール8に対向するピンチロール9は硬度が
50゜のシリコンゴムロールで被覆したアルミロールで、
ヒートロール8とピンチロール9との間には 1〜1.5 kg
/cm2 の圧力が加わるよう図示しない機構により調整し
た。
このようにして形成した記録画像は鮮明で、定着性の良
好な画像であった。
実施例2 第1表に示した成分から構成された画像形成素体(未硬
化時の軟化点70℃)80重量部をバインダー20重量部中に
分散し、これを厚さ 6μmのポリイミドフィルム上に乾
燥膜厚が 3μmとなるよう設けて転写記録層とした転写
記録媒体を形成し、ロール状に巻回して供給ロールとし
て実施例1で用いた転写装置に組込んだ。
実施例1の場合と同様に高圧水銀灯を一様に照射しなが
ら、サーマルヘッド4を制御駆動し、 5msec/lineの繰
返し周期で同期させ、ネガ記録を行なった。発熱時の通
電エネルギーは0.8 w/dot × 2.0msecであり、サーマ
ルヘッド4は約 140℃に発熱した。
こうして転写像を形成した後、実施例1で使用したと同
じ被転写媒体10を転写記録媒体の転写像形成面に重ね
て、ヒートロール8の表面を90〜 110℃を保つようヒー
タを制御し、ヒートロール8とピンチロール9との間に
は 1〜1.5 kg/cm2 の圧力が加わるよう調整し、転写を
行なった。得られた転写記録画像は、鮮明で、定着性の
良好な高品位な画像であった。
実施例3 重合開始剤であるp−フェニレンビス(α−シアノブタ
ジエンカルボン酸)を圧力で解裂できる壁剤で包んだマ
イクロカプセル15重量%、下記式 で表わされる重合単位を有する不飽和ポリエステル樹脂
(未硬化時の融点 110℃)80重量%およびカーボンブラ
ック 5重量%をジクロロメタン中で混合し、厚さ 6μm
のポリエステルフィルム上に乾燥膜厚が 4μmなるよう
ソルベントコート法により転写記録層を設けた転写記録
媒体を形成した。
上記マイクロカプセルは、p−フェニレンビス(α−シ
アノブタジエンカルボン酸をパラフィン油に混合したも
のを、HLB 価が12のノニオン系界面活性剤 1g、ゼラチ
ン 1gおよびアラビアゴムと 1g共に蒸留水 100ml中に
混合し、ホモミキサーで8000〜 10000 rpmで攪拌した
後、アンモニアを添加することによってpHを11以上にす
ることによりマイクロカプセルスラリーを得、その後ヌ
ッチェ瀘過機で固液分離し、35℃にて真空乾燥機で10時
間乾燥してマイクロカプセルを得た。得られたマイクロ
カプセルの大きさは、平均粒径が約10μmで、パラフィ
ン油に混合された開始剤がゼラチンとアラビアゴムとで
被覆されたものである。
この転写記録媒体をロール状に巻回して供給ロールとし
て転写装置に組込み、この転写記録媒体をガラス板とゴ
ムローラとの間に、 2〜 4kg/cm2 の圧力が加わるよう
に調整しつつ供給し、ガラス板の側から 488nmの波長
のアルゴンレーザーを約 5mJ/cm2 のエネルギーで画像
信号に応じてポリゴンミラーを介して走査し、転写像を
転写記録媒体上に形成した。
転写工程では、実施例1で用いたと同じ被転写媒体を転
写記録媒体の転写像形成面に重ねて、 1kg/cm2 の圧力
が加わるように調整しつつ表面がシリコンゴムで被覆さ
れたヒートロールとピンチロールとで挟み、ヒートロー
ルの表面温度が 100〜 120℃となるよう制御することに
より転写を実施した。
このようにして形成した記録画像は、鮮明で、定着性の
良好な高品位な画像であった。
実施例4 実施例3の場合と同様な方法により製造した重合開始剤
であるメチルエチルケトンパーオキシドを圧力で解裂で
きる壁剤で包んだマイクロカプセル15重量%、不飽和ポ
リエステル樹脂(未硬化時の融点 110℃)80重量%およ
びレークレッドC 5重量%をジクロロメタン中で混合
し、厚さ 3.5μmのポリイミドフィルム上に乾燥膜厚が
4μmなるようソルベントコート法により転写記録層を
設けた転写記録媒体を形成した。
この転写記録媒体をロール状に巻回して供給ロールとし
て転写装置に組込み、この転写記録媒体をサーマルヘッ
ドとゴムローラとの間に、 2〜 4kg/cm2 の圧力が加わ
るように調整しつつ供給し、サーマルヘッドの発熱抵抗
体に0.8 w/dot × 3msecの通電エネルギーの熱パルス
を供給して転写画像を形成した。
転写工程では、実施例1で用いたと同じ被転写媒体を転
写記録媒体の転写像形成面に重ねて、 1kg/cm2 の圧力
が加わるように調整しつつ表面がシリコンゴムで被覆さ
れたヒートロールとピンチロールとで挟み、ヒートロー
ルの表面温度が 100〜 120℃となるよう制御することに
より転写を実施した。
このようにして形成した記録画像は、鮮明で、定着性の
良好な高品位な画像であった。
〔発明の効果〕
このように、本発明に於いては、熱エネルギー及び光エ
ネルギーの両方が付与されることによって硬化して熱転
写臨界温度が変化する画像形成素体を有する転写記録媒
体を用い、転写像を形成した後に転写を実施するため、
従来の方法にあったような環境温度に影響される熱の印
加のみによって転写する方法に比べて、対環境安定性が
高くなり、常に安定して高精度な画像を得ることが可能
となり、また転写記録媒体の保存性や記録画像の保存性
が向上した。
また、転写像を形成する工程と転写する工程とが独立で
あるため、被転写媒体に転写像を高品位にかつ安定に転
写する上に適した条件を他の工程とは独立して自由に設
定できる。したがって、被転写媒体としては、普通紙は
もちろん、表面平滑度の低い紙やトランスペアレンシー
等高範な被転写媒体を適用しても高品位な画像を得るこ
とが可能となり、同時に定着性も向上させることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
第1a図〜第1d図は、光と熱エネルギーにより転写像を形
成する場合の原理を説明するためのグラフである。第2
図〜第5図は、それぞれ本発明の画像形成方法の実施態
様例を示す模式図である。第6図は、実施例1に於ける
サーマルヘッドの発熱素子と、転写記録層の温度変化の
様子を示すグラフである。 1:転写記録媒体、2:供給ロール 3:ランプ、4:サーマルヘッド 5:制御回路 7:ヒーター、8:ヒートローラー 9:ピンチローラー、10:被転写媒体 11:巻取りロール、12:記録画像 13:紫外線透過性圧着部材 14:加圧ローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱エネルギー及び光エネルギーの両方が付
    与されることによって、硬化して熱転写臨界温度が変化
    する画像形成素体を転写記録層中に有してなる転写記録
    媒体に、前記熱エネルギー及び前記光エネルギーを付与
    して前記転写記録層に転写像を形成する工程と、前記転
    写像の形成後、変化前の前記熱転写臨界温度よりも高
    く、かつ変化後の前記熱転写臨界温度よりも低い温度に
    前記転写記録媒体を加熱し、該転写像を被転写媒体に転
    写する工程とを有することを特徴とする画像形成方法。
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