JPS63205282A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPS63205282A
JPS63205282A JP3773387A JP3773387A JPS63205282A JP S63205282 A JPS63205282 A JP S63205282A JP 3773387 A JP3773387 A JP 3773387A JP 3773387 A JP3773387 A JP 3773387A JP S63205282 A JPS63205282 A JP S63205282A
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image
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Application number
JP3773387A
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English (en)
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Norio Okuma
典夫 大熊
Shuzo Kaneko
金子 修三
Yasuyuki Tamura
泰之 田村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38242Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of different kinds of energy to effect transfer, e.g. heat and light

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種のプリンターや複写機、ファクシミリ等
に利用できる画像形成方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、情報産業の急速な発展に伴ない、種々の情報処理
システムが開発され、そわぞれの情報処理システムに適
した記録方法および装置が開発されている。このような
記録方法の一つに感熱記録方法があり、この方法は使用
する装置が軽量かつコンパクトで、騒音がなく、また操
作性や保守性にも優れており、最近広く使用されている
この感熱記録方法のなかで最近特に注目されているもの
に感熱転写記録方法がある。この記録方法は、一般に、
シート状の支持体上に、熱溶融性バインダー中に着色剤
を分散させてなる熱転写性インクを塗布してなる感熱転
写媒体を用い、この感熱転写媒体をその熱転写性インク
層が被転写媒体に接するように被転写媒体に重畳し、感
熱転写媒体の支持体側から熱ヘッド等により熱を供給し
て溶融したインク層を被転写媒体に転写することにより
、熱供給パターンに応じた転写記録画像を被転写媒体上
に形成するものである。この方法によれば、普通紙を被
転写媒体として使用することかできる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の感熱転写記録方法にも
欠点がない訳ではない。それは、従来の感熱転写記録方
法は、転写記録性能、すなわち画像品質が被転写媒体の
表面平滑度により大きく影響され、平滑性の高い被転写
媒体については良好な印字ができるが、平滑性の低い被
転写媒体においては著しく印字品質が低下することであ
る。しかも、最も一般的な被転写媒体である紙について
も平滑性の高い紙はむしろ特殊であり、通常の紙は繊維
の絡み合いにより様々な程度の凹凸を有している。した
がって、表面凹凸の大きい紙の場合には印字時に熱溶融
したインクが紙の繊維の中まで浸透できずに表面の凸部
あるいはその近傍にのみ付着するため、印字された像の
エツジ部がシャープでなかったり、像の一部が欠けたり
して、印字品質が低下した。
また、インク層の被転写媒体への転写は、熱ヘッドから
の熱によってのみ行われるが、一般に熱ヘッドから供給
できる熱量には限度があり、また限られた時間内に多量
の記録信号を熱パルスとして変換供給するには、記録時
に於ける熱ヘッドの熱パルス間内での所定温度までの冷
却のタイムラグ、さらには熱ヘツド面を構成している発
熱セグメント間の熱ストロークを防止するために、理論
的にも熱ヘッドからの供給熱量を大きくすることは困難
であフた。そのため、従来の感熱記録方法では高速記録
は難しかった。
また、熱伝導は、電気や光などに比べて応答レスポンス
が遅いため、熱ヘッドによる記録に於いて、中間調の再
現が可能にまで熱パルスを制御することは一般に困難で
あり、また、従来の感熱転写インク層は、階調性を発現
できる転写特性を備えていないため、−画素毎の中間調
の記録画像の形成はできなかった。
本発明は上記問題点に鑑み成されたものであり、その目
的は、上記従来の感熱転写記録方法の問題点を解決する
画像形成方法、すなわち、表面平滑度の低い最も一般的
に用いられている普通紙に対して高品位の転写像を形成
でき、特に高速記録が可能で、中間調の記録画像の形成
が可能な画像形成方法を提供することを目的とする。
ところで、本発明者らは従来の転写記録媒体の転写記録
層を形成する組成物のうち多くのものについて、加熱温
度がガラス転移点を越えたところで潜像形成工程におけ
る硬化速度が急激に大きくなることを見い出していた。
更に本発明者らは、転写記録層を形成する組成物のうち
一部のものについては、加熱温度が溶融温度を越えたと
ころで硬化速度が急激に大きくなることを見い出した。
また極一部のものについては、上記硬化速度が、ガラス
転移点を越えたところで大きくなり、更に溶融温度を越
えたところで急激に大きくなることを見い出した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、光と熱とが付与されることにより
転写特性を支配する物性が変化する転写記録層を有する
転写記録媒体に、光と熱の少くとも一方を記録情報に対
応させつつ光と熱とを付与して転写記録層上に転写像を
形成する工程と、該転写像を被転写部材に転写する工程
とを有する画像形成方法であって、転写像の形成工程に
おいて該転写記録層の温度がその溶融温度よりも高くな
るように熱を付与する画像形成方法によって達成される
すなわち本発明による画像形成方法では、転写像の形成
工程と転写工程とは分離され、転写工程に於いては既に
転写像が形成されているので像形成用の選択的なエネル
ギー付与の制約は解除されており、被転写媒体の表面性
状に応じて、鮮明な画像を転写するのに必要十分な熱ま
たは光エネルギーを転写記録媒体に付与することができ
る。
本発明でいう溶融温度とは、融点で示される固相中液相
の場合のみでなく、粘度が大きく変化する温度も含む。
粘度変化の大きい材料を用いる。場合、10℃の温度変
化に対し1000cps以上粘度変化するもの、更には
5℃の温度変化に対して1000cps以上の粘度変化
を示すものが好ましい。また本発明において、転写記録
層の溶融温度(後述においては融点)とは、転写記録層
が後述するような重合成分及び、着色剤、反応開始剤、
架橋剤等のみからなる場合には、重合成分の融点を意味
し、転写記録層が更にバインダーを混入してなる場合に
は、重合成分の融点とバインダーの融点のうち低い方を
意味する。
本発明の画像形成方法に使用される転写記録媒体の転写
記録層は、転写記録層をなす組成物が均一に溶融塗布さ
れてなるまさに層状をなすものであってもよいし、該組
成物よりなる粒状素子が付着されてなるものであっても
よい。
また、転写像形成工程において形成されている転写像は
、熱溶融像のような単なる性状変化像ではなく、転写記
録層(粒状素子の場合も含む)の転写特性を支配する物
性である融点を変化させて成る像であるから、この変化
した物性の差を転写工程で利用することによって確実に
転写が実現でき、また、転写像の忠実な転写も可能とな
る。例えば転写像形成工程で形成した熱溶融像を転写像
とする場合には、転写像形成工程から転写工程に至るま
で熱溶融像の完全な維持が必要となるが、両工程の間で
の冷却現象による転写性の低下や、熱溶融像の周囲への
熱伝導による像のボケが避けられない。ところが、本発
明の場合には、転写記録層の融点、同一温度における粘
度等を変化させて転写像としているので、この融点の変
化が転写工程まで記憶されており、したがって、転写像
形成工程後に、熱転写臨界温度を変化させるエネルギー
が付与されない限り、転写像の転写性の低下や、像ボケ
は生じない。このために、被転写媒体の表面平滑度が低
い場合でも、像品位の高い画像形成が可能となり、また
、転写像の画質が劣化することなく被転写媒体に転写さ
せることができる。
また、本発明による画像形成方法では、転写像形成のた
めの信号化されたエネルギーの付与と、転写のための一
様なエネルギーの付与とが機能的に分離されており、転
写像形成のための信号化されたエネルギーを同時に転写
のためのエネルギーとして使っていた従来の方法と較べ
ると、エネルギー付与の制約条件が大幅に緩和される。
例えば、転写像形成のためのエネルギー量は、転写記録
層の融点の変化を生じさせるだけの量でよく、また、転
写のためのエネルギーは、信号化されていない一様な熱
エネルギーや圧力でよいから希望する転写速度に合せて
これらを増大させることが′でき、高速記録が容易に実
現できるものである。
又、従来の熱転写記録装置に用いられていたサーマルヘ
ッドでは、熱応答速度は最も高速のものでも1〜5m5
ec程度であって、それよりも速い繰り返し周期で駆動
させようとすると、温度の上昇、降下が1周期内で充分
に行なうことができなくなり、加熱不足や逆に温度が下
がりきらずに蓄熱の影響が画像品質に現われた。これが
高速化をはばむ最大要因の一つであったが、本発明のよ
うに熱および光のエネルギー、例えばサーマルヘッドに
よる加熱と光照射とを組合せると、蓄熱した状態下でも
転写特性を支配する物性を変化させる上での加熱状態の
存効性を光照射時のみとすることができるから、ピーク
温度付近の限られた時間帯にのみ光照射することで、従
来のようにピーク温度以降の温度降下速度の影響を受は
難くすることが可能となり、たとえ従来のサーマルヘッ
ドを使用しても、より短い繰返し周期で記録動作を行な
うことができ、高速記録が容易となる。
また、本発明による画像形成方法は、熱および光のエネ
ルギーを付与して転写記録するものであるから、従来の
熱だけによって転写記録する場合に較べると、それだけ
、転写像を形成する物性変化の過程を段階的に調整する
ことができること、また光の応答レスポンスが速く、細
かな段階的調整が容易になるので中間調を持つ画像の高
速形成が容易になるものである。例えば3段階の光照射
の強度または時間を設定し、加熱とを組合せると、4段
階(3段階+非加熱)の高速での階調表現が可能となる
本発明による画像形成方法において、転写像は、転写記
録層の転写特性を支配する物性を変化させて形成される
が、この物性は、使用する転写記録媒体の種類により任
意に定められるものであり、例えば転写像を熱溶融状態
にして転写する転写記録媒体は、溶融温度、また、転写
像を粘着状態または被転写媒体への浸透性状態にして転
写する転写記録媒体の場合には、同一温度における粘度
である。
次に本発明による画像形成方法を第1a図〜第1d図を
用いて説明する。第1a図〜第1d図の各グラフの時間
軸(横軸)はそれぞれ共通に対応している。また、転写
記録層中には、着色成分とともに感応成分として、後述
する反応開始剤、架橋剤を含む重合成分が含まれている
。また必要に応じてバインダーを混入しても構わない。
第1a図はサーマルヘッド等の加熱手段を時間0〜t3
の開発熱駆動させた場合の加熱素子の表面温度の上昇お
よびその後の温度降下の様子を示すものである。この加
熱素子に圧接されている転写記録媒体は、加熱素子の温
度変化に伴い、第1b図に示すような温度変化を示す。
すなわちtlの時間遅れをもって温度は上昇し、同様に
t3より遅れてt4の時刻に最高温度に遠し、以降温度
は下降する。この転写記録層は融点Tmを有し、Tm以
上の温度領域で急激に溶融し粘度が減少する。この様子
を第1C図の曲線Aで示した。時刻t2でTmに達した
以降最大温度に達する時刻t4迄粘度の降下が続き、温
度低下と件に再び粘度は増加し、Tmに降下する時刻t
6まで粘度は急激に増加する。この場合、転写記録層は
加熱前と基本的には物性の変化が生じておらず、次の転
写工程で温度Tm以上に加熱すると再度上述したと同様
な粘度の変化現象を示す。したがって被転写媒体と圧接
して転写に必要な加熱、例えばTm以上に加熱すれば、
従来の熱転写記録の転写メカニズムと同様な機構で転写
記録層は転写されることになる。しかし、本発明の場合
には、第1d図に示すように、時刻t2より転写記録層
の加熱と同時に光照射した場合、転写記録層に含まれて
いる反応開始剤の拡散速度が転写記録層の粘度低下に伴
ない飛躍的に大きくなること、加熱により分子運動が激
しくなることにより反応速度が増大し重合成分が高分子
化し硬化する。以上のことを第5図を用いて説明する。
第5a図において横軸に温度T、縦軸に反応活性種の反
応系における拡散速度Vをとると、融点Tm以下では反
応系が固相であるためVはほとんど変化しないが、Tm
以上になるとVは急激に増大する。その結果を第5b図
及び第6図に示す。ここでは横軸に温度T、縦軸に転写
コントラスト(=反応後の転写温度−反応前の転写温度
)をとり光照射時間をtp、 tq(tp>tq、第6
図においてはtp=]、2sec、tq・5IIlse
c)を変化させたものである。Tm以上の温度条件下で
光照射を行なえば、光照射時間がtp。
tqのいずれの場合にも転写コントラストとして画像形
成に十分な値が得られる。Tmより低い温度でも反応は
起きている。ただ、Tmより低い温度とTm以上の温度
では、反応速度が違う。
以上のように本発明においては、転写記録層をその溶融
温度よりも高い温度に加熱することにより、以上に説明
したように物性変化の速度が大きくなるため画像形成が
すみやかに行われる。
こうして加熱と光照射とが同時に行なわれた後には、転
写記録層の粘度は第1c図の曲線Bに示すような挙動を
示す。すなわち、第1d図に示されるように重合反応が
進むと共に転写温度が上昇し、照射が終了する時刻t5
ではその融点はTtからTt’に変化する。このことは
転写像形成工程に於いて転写記録層内に融点がTt’に
変化した部分と変化しない部分との間に転写特性に相違
が生じたことを表わす。転写工程の温度安定精度にも依
るが、このときのTt’−Ttは、約20℃以上である
ことが好ましい。このようにして画像信号に応じて、例
えば加熱または非加熱を制御し、同時に光照射すること
で転写像が形成できる。
本発明に用いる転写記録媒体としては、熱および光エネ
ルギーの印加により溶融温度の相違による転写像を形成
できるものであれば任意の転写記録媒体を使用すること
ができる。前述したように転写記録媒体の転写記録層中
には着色成分とともに感応成分としての、反応開始剤や
架橋剤を含む重合成分が含まれている。
重合成分として代表的なものとしては、モノマー、オリ
ゴマーまたはポリマーが挙げられる。
オリゴマーまたはポリマーとしては、例えばポリケイ皮
酸ビニル、P−メトキシケイ皮酸−コハク酸半エステル
、ポリビニルスチリルピリジニウム、ポリメチルビニル
ケトン、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレング
リコールジアクリレートなど、あるいはエポキシ系樹脂
、不飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リビニルアルコール酸系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
アクリル酸系樹脂、ポリマレイン酸系樹脂、シリコーン
系樹脂などの末端あるいは側鎖に反応基を有するものが
挙げられる。更に、具体的にはアクリル酸エステル、ア
クリル酸アミド、メタクリル酸エステル、メタクリル酸
アミドなどが挙げられる。
重合性モノマーとしてはエチレングリコールジアクリレ
ート、プロピレングリコールジアクリレート、エチレン
グリコールジメタクリレート、1.4−ブタンジオール
ジアクリレート、N、N’−メチレンビスアクリルアミ
ド、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、シク
ロへキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、アク
リルアミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−ジアセトンアクリルアミド、スチレン、
アクリロニトリル、ビニルアセタート、エチレングリコ
ールジアクリレート、ブチレンゲリコールジメタクリレ
ート、1.4−ブタンジオールジアクリレート、1.6
−ヘキサンシオールジメタクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレートなどが挙げられる。
高分子化成分の反応を生じさせるために必要に応じて、
反応開始剤が添加される。反応開始剤としてアゾ化合物
、有機イオウ化合物、カルボニル化合物、ハロゲン化合
物などのラジカル開始剤が好ましい。例えば、ベンゾフ
ェノン、ベンジル、ベンゾインエチルエーテル、4−N
、N−ジメチルアミノ−4゛−メトキシ−ベンゾフェノ
ン等のカルボニル化合物、ジブチルフェニルスルフィド
、ベンジル・ジスルフィド、デシルフェニルスルフィド
等の有機硫黄化合物、ジーtert−ブチルパーオキシ
ド、ベンゾイルパーオキシド等の過酸化物四塩化炭素、
臭化銀、2−ナフタリンスルホニルクロライド等のハロ
ゲン化合物、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゼンジ
アゾニウムクロライド等の窒素化合物等があげられる。
また、特に、光と熱エネルギーの両方を受けて転写像を
形成する場合の転写記録層の構成には、上記した光エネ
ルギーを受けて作用する反応開始剤と高分子化成分との
反応で反応速度の温度依存性の大きい組合せとなるよう
に、反応開始剤と高分子化成分の種類を選べばよい。
例えば熱溶融性のウレタンアクリレート系の重合性モノ
マーと、2−クロロチオキサントンあるいはエチル−p
−ジメチルアミノベンゾエートの反応開始剤の組合せが
挙げられ、転写性の調整剤として、アクリル系樹脂をバ
インダーとして加える事が挙げられる。
着色成分は、光学的に認識できる画像を形成するために
含有させる成分であり、各種顔料、染料が適宜用いられ
る。このような顔料、染料の例としては、カーボンブラ
ック、黄鉛、モリブデン赤、ベンガラ等の無機顔料、バ
ンザイエロー、ベンジジンイエロー、ブリリアントカー
ミン6B、レークレッドC、パーマネントレッドF5R
、フタロシアニンブルー、ビクトリアブルーレーク、フ
ァストスカイブルー等の有機顔料、ロイコ染料、フタロ
シアニン染料等の着色剤などが挙げられる。
その他、転写記録層にはハイドロキノン、p−メトキシ
フェノール、p −tert−ブチリカテコール2,2
−メチレン−ビス(4−エチル−6−tert−ブチル
フェノール)などの安定化剤が含まれていても良い。
更に反応開始剤のエネルギーに対する活性化を高めるた
めのP−ニトロアニリン、1.2−ベンゾアントラキノ
ン、p−P−ジメチルアミノベンゾフェノン、アントラ
キノン、2.6−シニトロアニリン、ミヒラーケトンな
どの増感剤が転写記録層に含まれていても良い。
また、上記の転写記録層にバインダーを混入して溶融温
度をコントロールする事も可能である。
そのようなバインダーとしては、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリエステルポリオール、不飽和ポリエステル、
各種1lAX類などがあげられる。
次に転写像が形成された転写記録媒体を転写工程で、被
転写媒体と接面させて、転写記録媒体または被転写媒体
側から加熱し、転写温度が低い部分、すなわち高分子化
されていない部分により形成されてなる転写像を被転写
媒体上に選択的に転写することにより画像を形成する。
従って、このときの加熱温度は、転写特性を支配する物
性について転写像のみが選択的に転写するように定めら
れる。また、転写を効率的に行なうために同時に加圧す
ることも有効である。加圧は特に表面平滑度の低い被転
写媒体像を用いる場合に有効である。また、転写特性を
支配する物性が室温における粘度である場合には、加圧
だけで転写が可能である。
次に、本発明の画像形成方法の幾つかのプロセスの例を
、第2図〜第4図を参照にしつつ説明する。
第2図は、光と熱エネルギーを用いて転写像を形成する
本発明の画像形成方法の一態様を示す模式図である。
1は加熱して溶融または軟化した状態で光を照射するこ
とにより、加熱状態に応じてその融点または軟化点の上
昇度合が変化する画像形成素体を含有する転写記録層を
フィルム上に配してなる転写記録媒体、2は転写記録媒
体1を巻回した供給ロール、3は転写記録媒体1に光を
一様に照射するための低圧水銀灯、高圧水銀灯、メタル
八ワイド、蛍光灯、キセノンランプ等の光照射手段、4
は画像信号に基づいて制御回路5により熱パルスを発生
するサーマルヘッド等の加熱手段である。
中間調記録情報に応じて加熱手段4への熱パルスの大き
さまたは長さを制御する。転写記録媒体に通電して発熱
させる通電発熱型の転写記録媒体を用いることも可能で
あり、この場合、4は通電のための電気パルスを発生さ
せる通電ヘッドである。8は内部にヒーター7を備えた
ビートロールであり、9は前記ビートロール8に対向し
て配置され、普通紙、OHPシート等の被転写媒体10
と転写記録媒体1とをはさんで押圧するピンチローラ、
11は転写記録後転写記録媒体を巻取る巻取りロールで
ある。記録画像12は被転写媒体IO上に転写されて転
写記録媒体1から分離される。
第3図は、光と熱エネルギーにより転写像を形成する本
発明の画像形成方法の一態様を示す模式図である。この
態様においては、第2図の場合と逆に、光照射を画像信
号に基づいて制御し、熱は一様に印加する。したがって
、14は転写記録媒体1を一様に加熱する加熱器であり
、8のようなビートロールでもよいし、セラミック基材
上にヒーターを配したもの等も使用できる。もちろん加
熱温度の高鯖度な制御を目的とした温度センサーとフィ
ードバックヒーター制御回路を設けてもよい。一方、1
5は画像信号に基すいて制御回路により光照射するラン
プアレイであり、転写記録層の分光感度に依って選択さ
れるものてあり、可視光域に感度をもつ場合には、LE
Dアレイ、レーザーアレイ、液晶シャッターアレイなど
である。またランプアレイの代りにレーザー走査系を用
いてもよい。また紫外域に感度をもつ場合には、紫外線
ランプアレイまたは紫外線を光学系で走査する方法が用
いられる。
この場合、画像信号に基づいて制御されるのが基本的に
応答性に優れかつ拡散性を小さくしうる光であるため、
高度に、かつ明瞭な階調性を有する画質を得ることが容
易である。
第4図は、転写工程の前に転写記録媒体−に圧力を付与
する工程を設けた本発明の画像形成方法の変形態様例で
あり、基本的には第3図の場合とほぼ同様である。すな
わち、第3図の紫外線透過性圧着部材13に代え、加圧
ローラー16が配置されており、転写像形成の前に転写
記録媒体に圧力を付与し、転写記録媒体1を光と熱エネ
ルギーに反応しうる状態としておく。用いる転写記録媒
体1を始め、他は第3図の場合と同様である。
なお、第2図〜第4図に示すプロセス態様において、加
熱した後光照射、逆に光照射後加熱することもできる。
そして、加熱、光照射面は同方向よりでもよいし図示し
たものと逆でもよい。
また、着色剤として顔料、染料の他に発色剤または発色
剤を発色させる顕色剤を用いて転写記録層が色調を呈す
るようにすることもできる。この発色反応は、転写像形
成工程で行なわれてもよいし、転写工程またはその後で
行なわれてもよい。
更に被転写記録媒体に、例えば顕色剤を含有させておき
、転写された発色剤との反応で発色するようなものでも
よい。こうした発色剤の例としては、ロイコ染料、ジア
ゾ基等があげられる。
一方、発色反応を用いない顔料、染料等の着色剤を含む
場合には、一般的に記録前の媒体の保存性や記録後の画
像保存性に優れると同時に、色調の再現精度の高い高品
位の画像を得ることが容易である。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づきより具体的に説明する。
実施例1 第1表に示した成分から構成された2〜3ジ厚の転写記
録層を厚さ6−のポリイミドフィルム上に設けて転写記
録媒体としこれをロール状に巻回して供給ロールとして
第2図に示す転写装置に組込んだ。
第1表 サーマルヘッド4には、 8ドツト/mrnのA4サイ
ズのラインタイプで発熱体列がエツジ部に配列されてい
るものを用い、転写記録媒体の基材側が発熱抵抗体に接
するように配し、転写記録媒体1のテンションにより発
熱抵抗体に押圧されるようにした。一方、発熱体と対向
した部所には、 2kwの高圧水銀灯を転写記録媒体よ
り 2cm離して配置した。
このような装置を使用して、記録情報に応じてネガ記録
を行なった。すなわち、サーマルヘッド4の制御は制御
回路5により、マーク信号が最強(黒)の場合は通電せ
ず、マーク信号でない(白)時に通電して発熱させる。
サーマルヘッド4の発熱素子への印加エネルギーは記録
情報に応じて約0.8w/ドツトを2m5ec通電した
。こうして高圧水銀灯で光を一様に照射しながら上記の
要領で画像信号に応じてサーマルヘッド4を制御駆動さ
せ、5 m5ec/ラインの繰り返し周期で同期して転
写記録媒体をステッピングモーターとドライブゴムロー
ルとで搬送した。
このようにして転写記録層の融点を部分的に上昇させて
なる転写像を形成した転写記録媒体1を、転写工程へ搬
送し、表面平滑度が10〜30秒の普通紙である被転写
媒体10を被転写媒体の転写写像形成面に重ねて、ヒー
トロール8とピンチロール9とで挾み転写を実施した。
ヒートロール8は300Wのヒータを内蔵し、表面を2
mm厚のシリコンゴムで被覆したアルミロールで、表面
を90〜100℃を保つようヒータを制御した。ヒート
ロール8に対向するピンチロール9は硬度が50”のシ
リコンゴムロールで被覆したアルミロールで、ヒートロ
ール8とピンチロール9との間には1〜1.5 kg/
cm2の圧力が加わるよう図示しない機構により調整し
た。
このようにして形成した記録画像は、鮮明で、定着性の
良好な高品位な画像であった。
実施例2 上記第2表の成分を使用した以外は実施例1と同様にし
て転写記録媒体を作成し、記録を行った。但しサーマル
ヘッドの制御、駆動はIOmsec/1ineの繰返し
周期が必要であった。
第2表 〔発明の効果〕 このように、本発明に於いては、光と熱のエネルギーが
同時に加わえられた時にのみ転写特性を支配する物性で
ある融点や溶融粘度等が変化する転写記録層を有する転
写記録媒体を用い、転写像を形成した後に転写を実施す
るため、従来の方法にあったような環境温度に影響され
る熱の印加のみによって転写する方法に比べて、対環境
安定性が高くなり、常に安定して高精度な画像を得るこ
とが可能となり、また転写記録媒体の保存性や記録画像
の保存性が向上した。
また、例えば熱だけを用いる方法は、系の熱応答性に記
録速度が支配されたり、一つのエネルギーのみによって
画像形成に必要なエネルギーを転写記録媒体に与えるた
めに時間を大きく必要とするのに対し、本発明は二つの
エネルギーで制御するために高速記録に適している。
また、光と熱のエネルギーで転写像を形成するため、転
写像を形成する物性変化の程度を段階的に調整すること
が容易となり、安定的に高精度な中間調の画像記録がで
きる。
更に、転写像を形成する工程と転写する工程と定着する
工程とが独立しているため、被転写媒体に転写像を高品
位にかつ安定に転写する上に適した条件を転写像の形成
工程とは独立して自由に設定できる。したがって、被転
写媒体としては、普通紙はもちろん、表面平滑度の低い
紙やトランスベアレンジ−等広範な被転写媒体を適用し
ても高品位な画像を得ることが可能となり、同時に定着
性も向上させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1a図〜第1d図は、光と熱エネルギーにより転写像
を形成する場合の原理を説明するためのグラフである。 第2図〜第4図は、それぞれ本発明の画像形成方法の実
施態様例を示す模式図である。 第5a図は、反応活性種の反応系における拡散速度と反
応温度の関係を表すグラフであり、第5b図及び第6図
は転写コントラストと反応温度の関係を表すグラフであ
る。 1:転写記録媒体   2:供給ロール3:ランプ  
    4:サーマルヘッド5:制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)光と熱とが付与されることにより転写特性を支配す
    る物性が変化する転写記録層を有する転写記録媒体に、
    光と熱の少くとも一方を記録情報に対応させつつ光と熱
    とを付与して転写記録層上に転写像を形成する工程と、
    該転写像を被転写部材に転写する工程とを有する画像形
    成方法であって、転写像の形成工程において該転写記録
    層の温度がその溶融温度よりも高くなるように熱を付与
    することを特徴とする画像形成方法。
JP3773387A 1987-02-23 1987-02-23 画像形成方法 Pending JPS63205282A (ja)

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