JPH0661777B2 - マネキン人形、ボディーの製造方法 - Google Patents

マネキン人形、ボディーの製造方法

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JPH0661777B2
JPH0661777B2 JP22824591A JP22824591A JPH0661777B2 JP H0661777 B2 JPH0661777 B2 JP H0661777B2 JP 22824591 A JP22824591 A JP 22824591A JP 22824591 A JP22824591 A JP 22824591A JP H0661777 B2 JPH0661777 B2 JP H0661777B2
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JP
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mold
mannequin doll
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urethane resin
frame
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Inventor
雅彦 佐藤
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有限会社ダイトウ
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショーウィンドゥー等
に置かれるマネキン人形、ボディーの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示されるショーウインドゥ
ー等に置かれるマネキン人形(1)や図4に示されるボ
ディー(2)の製造方法としては金型にABS樹脂やポ
リプロピレン(PP)の粉末を充填し、前記金型を回転
成形機に入れて回転させながら加熱させた後に、加熱し
た金型を急激に冷却することによりマネキン人形(1)
やボディー(2)を製造している。しかし、前記金型は
製造価格が高いため金型を用いてマネキン人形(1)や
ボディー(2)を製造するとマネキン人形(1)やボデ
ィー(2)の価格が高くなる。そこで、金型に比べて価
格の安いガラス繊維強化プラスチック(FRP)製の型
枠を利用してマネキン人形(1)やボディー(2)を製
造する方法が開発されている。しかし、この製造方法は
FRP製の型枠の内側面に薄いFRPを貼り、次に前記
FRPの上に薄いグラスファイバーを貼り、最後に前記
グラスファイバーの上にFRPを貼ってマネキン人形
(1)やボディー(2)を製造するものであり作業が多
工程で煩雑であるという不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みなされたものであり、安価で製造工程も少ないマネキ
ン人形、ボディーの製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シリ
コン製あるいはガラス繊維強化プラスチック製の型枠の
中に無発泡性のウレタン樹脂を充填して前記型枠を回転
させることによりマネキン人形、ボディーを製造するこ
とを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明に係るマネキン人形、ボディーの製造方
法は、まず、シリコン製あるいはFRP製の型枠の内部
に液状の無発泡のウレタン樹脂を充填して、型枠を回転
させる。型枠が回転することにより液状の無発泡のウレ
タン樹脂はシリコン製の型枠あるいはFRP製の型枠の
内側面に付着させる。液状の無発泡のウレタン樹脂が型
枠の内側面に付着したら型枠を回転させるのを停止し
て、型枠を放置することにより液状の無発泡のウレタン
樹脂を固化させてマネキン人形、ボディーを製造する。
【0006】
【実施例】図1及び図2には、本発明に係るマネキン人
形、ボディーの製造方法に使用される型枠(10)の一
実施例が示されている。型枠(10)は上枠(12)、
下枠(14)及び蓋枠(16)とから構成されている。
上枠(12)と下枠(14)及び蓋枠(16)と上枠
(12)、下枠(14)とはボルト(18)とナット
(20)とによって固着されるようになっている。図2
に示されるように前記上枠(12)、下枠(14)及び
蓋枠(16)は二層構造で、内側はシリコンで形成され
たシリコン部(22)が、上枠(12)、下枠(14)
及び蓋枠(16)の外側はFRPで形成されたFRP部
(24)が形成されている。上枠(12)、下枠(1
4)及び蓋枠(16)の外側をFRP部(24)にした
のは型枠(10)の剛性を高めるためである。前記型枠
(10)の内部には空洞部(26)が形成されており、
上枠(12)と下枠(14)の一端部に形成された開口
部(28)から型枠(10)内に液状の無発泡のウレタ
ン樹脂(30)を充填できるようになっている。この無
発泡のウレタン樹脂(30)は二液性であり、主剤と硬
化剤とからなっている。
【0007】次に、実施例の作用についてマネキン人形
の顔部を製造する場合に従って説明する。まず、マネキ
ン人形の顔部の型枠(10)の上枠(12)と下枠(1
4)とをボルト(18)とナット(20)とによって固
着する。そして、上枠(12)と下枠(14)の一端部
に形成された開口部(28)から型枠(10)の内部に
液状の無発泡のウレタン樹脂(30)を注入する。この
無発泡のウレタン樹脂(30)の注入量としては型枠
(10)の空洞部(28)の1/3程度が好ましい。そ
して、上枠(12)、下枠(14)にボルト(18)と
ナット(20)を介して蓋枠(16)を固着して、前記
無発泡のウレタン樹脂(30)が漏れないようにする。
次に、型枠(10)を図示しない回転成形機にセットし
て型枠(10)を回転させる。型枠(10)を回転させ
ることにより液状の無発泡のウレタン樹脂(30)を型
枠(10)の内側のシリコン部(22)の全域に付着す
るようにする。そして、約4、5分回転成形機で回転さ
せると無発泡のウレタン樹脂(30)がシリコン部(2
2)の全域に付着して形状が崩れない程度に固まる。そ
して、回転成形機から型枠(10)を取り外して、型枠
(10)を30、40分程度放置すると前記無発泡のウ
レタン樹脂(30)は完全に固まり、中空状のマネキン
人形の顔部が完成する。最後に前記ボルト(18)とナ
ット(20)を外して上枠(12)、下枠(14)及び
蓋枠(16)をそれぞれ分離させて、マネキン人形の顔
部を取り出す。この場合、無発泡のウレタン樹脂(3
0)で形成されたマネキン人形の顔部はシリコン部(2
2)と当接しているので、前記無発泡のウレタン樹脂
(30)で形成された顔部はシリコン部(22)に密着
したりすることがないので顔部を簡単に型枠(10)か
ら取り出すことができる。
【0008】なお、前記実施例では型枠(10)の剛性
を高めるために型枠(10)の上枠(12)、下枠(1
4)及び蓋枠(16)の内側をシリコン部(22)で形
成し、上枠(12)、下枠(14)及び蓋枠(16)の
外側をFRP部(24)で形成したが、型枠(10)を
シリコン部(22)のみあるいはFRP部(24)のみ
から形成してもよい。また、上記実施例では液状の無発
泡のウレタン樹脂(30)を充填した型枠(10)を回
転成形機にセットして型枠(10)を回転させるように
したが、これに限定されるものではなく型枠(10)は
手等によって回転させるようにしてもよいことは勿論で
ある。なお、本発明に係るマネキン人形、ボディーの製
造方法においてはシリコン製の型枠(10)は安価であ
るため多品種のデザインの型枠を形成できるので、多品
種のマネキン人形、ボディーを安価に製造することがで
きる。また、本発明に係るマネキン人形、ボディーの製
造方法おいては加熱及び冷却は不要であるため、加熱装
置、冷却装置を不要にできるのでマネキン人形、ボディ
ーの製造価格を抑えることができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るマネキ
ン人形、ボディーの製造方法では高価な金型を用いるこ
とはないのでマネキン人形、ボディーの価格を安価に抑
えることができる。また、本発明に係るマネキン人形、
ボディーの製造方法では型枠に液状の無発泡のウレタン
樹脂を充填させて回転させるだけの作業でマネキン人
形、ボディーを製造できるので、マネキン人形、ボディ
ーの製造工程が煩雑になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマネキン人形、ボディーの製造方
法に使用される型枠の全体斜視図である。
【図2】本発明に係るマネキン人形、ボディーの製造方
法に使用される型枠の断面図である。
【図3】マネキン人形の全体斜視図である。
【図4】ボディーの全体斜視図である。
【符号の説明】
(10) 型枠 (22) シリコン部 (30) 無発泡のウレタン樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン製あるいはガラス繊維強化プラ
    スチック製の型枠の中に無発泡性のウレタン樹脂を充填
    して前記型枠を回転させることによりマネキン人形、ボ
    ディーを製造することを特徴とするマネキン人形、ボデ
    ィーの製造方法。
JP22824591A 1991-08-13 1991-08-13 マネキン人形、ボディーの製造方法 Expired - Lifetime JPH0661777B2 (ja)

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JP2809085B2 (ja) * 1994-02-01 1998-10-08 鹿島建設株式会社 鉄筋コンクリート床スラブの補強方法
KR20000049850A (ko) * 2000-05-03 2000-08-05 계충식 무발포 우레탄 입체부조물 및 이의 제조방법.
KR20040033389A (ko) * 2002-10-14 2004-04-28 김재성 폴리우레탄을 이용한 대형 조형물 제조방법
KR100667355B1 (ko) * 2005-05-06 2007-01-10 오병춘 몰타르를 위한 성형틀의 제조방법 및 그 성형틀
JP6494698B2 (ja) * 2017-07-20 2019-04-03 豊田 宏 ハンドマネキンの製造方法

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