JPH05237589A - 鋳造用模型の製作方法 - Google Patents

鋳造用模型の製作方法

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JPH05237589A
JPH05237589A JP4138392A JP4138392A JPH05237589A JP H05237589 A JPH05237589 A JP H05237589A JP 4138392 A JP4138392 A JP 4138392A JP 4138392 A JP4138392 A JP 4138392A JP H05237589 A JPH05237589 A JP H05237589A
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JP
Japan
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model
casting
mold
expanded polystyrene
pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP4138392A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sano
弘明 佐野
Hiroshi Matsuura
博 松浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は耐久性及び離型性の優れた鋳造用模
型を製作する方法を提案するものである。 【構成】 鋳造用模型の表面に光硬化性樹脂液を塗布
し、太陽光線、紫外線等の光線を照射し、前記光硬化性
樹脂液を硬化させる鋳造用模型の製作方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐久性及び離型性の優
れた鋳造用模型の製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳造用模型の材料は、木材、発泡
ポリスチレン、プラスチック、鋳鉄、アルミニウムなど
である。特に多く使用されるのが木材であるが、種類や
価格により軟かいものや硬いものがある。従って、耐久
性をもたせ、また変形を最小にするために高価な材料
(例えば檜など)を使用しているが充分とは言えない。
また、木材以外の材料も含めて鋳型からの離型性を良く
するため、模型に液状または粉状の離型材を塗布してい
る。図6は、鋳造用模型を造型したものであり、1は鋳
造用木型模型、3は鋳枠、4は鋳型材である。鋳型材4
を鋳枠3内に充填する際の鋳型材(砂)4による衝撃及
び摩擦によって鋳造用模型木型の矢印部が損耗した状態
を示している。図7は、古くなった鋳造用木型模型1を
示すもので、図中1点鎖線で示すように、製作された当
初は正確に水平及び垂直であった木型が、その後の保管
及び使用中における吸湿や感想などのために、実線で示
すように変型を生じたものである。
【0003】鋳造用模型の材料として、発泡ポリスチレ
ンは、材料費が通常の木材と比較して1/4〜1/10
と安価であるにもかかわらず、造型及び抜型時における
破損や変形のために、鋳造品個数にして1〜数個までし
か使用に耐えることができない。図8において、11は
発泡ポリスチレンで製作した模型であり、13は鋳型
材、14は下型用鋳枠、15は上型用鋳枠、16は湯口
を示す。図8は、鋳造品生産の造型手順を示したもの
で、左の(a)は発泡ポリスチレン模型11を造型した
ものであり、中央の(b)は発泡ポリスチレン模型11
が鋳型から形状を保ったまま抜型できないので、抜型の
替りに発泡ポリスチレン11aをむしり取っているもの
である。また右の(c)は上型用鋳枠15をかぶせ、鋳
込前を示している。従って発泡ポリスチレン模型11は
1回しか使用できない。図9は一般にフルモールド鋳造
法と言われているもので、11は発泡ポリスチレン模
型、13は鋳型材、14は下型用鋳枠、15は上型用鋳
枠、16は湯口である。図9中、左の(a)は、発泡ポ
リスチレン模型11で造型したものであり、この場合、
発泡ポリスチレン模型11は抜かず、そのまま右の
(b)のように湯口16からの溶湯鋳込みにより消失
し、溶湯と置換される。従って、この場合も発泡ポリス
チレン模型11は1回しか使用することができない。図
10において、11は発泡ポリスチレン模型、13は鋳
型材、14は下型用鋳枠である。図10は発泡ポリスチ
レン模型11を造型後抜型したものを示すが、この場
合、模型は適度に勾配のついた非常に抜け易い、鋳型材
との摩擦抵抗が小さい形状をしている。しかし、このよ
うな場合でも、造型時鋳型材の搗き固めによる衝撃など
により変形や破損が生じ、数回の使用が限度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には次
のような問題点がある。 (1)鋳造用模型の材料として木材を用いる場合 例えば檜のような高級材を使用しても、保管および使用
中の吸湿,乾燥等により、変形等の狂いを発生し、鋳造
品の精度を低下させる。鋳型からの離型性を良くするた
めに造型のたび毎に、模型表面に離型材を塗布する必要
があり、この離型材の塗布,乾燥に労力および時間を要
する。 (2)鋳造用模型の材料として発泡ポリスチレンを用い
る場合 模型の単価が安く且つ取扱いも容易であるが、1回乃至
数回(多くの場合は1回)しか使用できない。従って、
模型の個数が多くなる。フルモールド鋳造法を除き、木
材模型と同様に、模型表面に離型材を塗布する必要があ
る。
【0005】本発明は耐久性及び離型性の優れた鋳造用
木型模型及び発泡ポリスチレン模型を製作する方法を提
案することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】鋳造用木型模型又は発泡
ポリスチレン模型の表面に光硬化性樹脂液を塗布し、太
陽光線または紫外線を照射して硬化させる。
【0007】
【作用】鋳造用木型模型又は発泡ポリスチレン模型の表
面に光硬化性樹脂液を塗布し、太陽光線または紫外線を
照射して硬化させることにより、 1.模型表面に強固な保護膜が形成され、模型の耐久性
が向上する。 2.模型の表面に滑らかな膜が形成され、鋳型からの離
型性が向上する。
【0008】3.形成された膜が通気性を有しないの
で、木型模型の場合には吸湿や乾燥が防がれ、模型の破
損や変形が防止される。
【0009】
【実施例】
(第1実施例)本発明の第1実施例を図1,図2につい
て説明する。図1において、1は鋳造用木型模型、2は
光硬化性樹脂膜、3は鋳枠、4は鋳型材である。鋳造用
木型模型1の表面に光硬化性樹脂を塗布し、太陽光線ま
たは紫外線を照射硬化させることにより樹脂膜2を形成
する。このようにして、鋳型材(砂)を繰り返し造型す
ることによる損耗を防止し、鋳造用木型模型1の耐久性
を向上させることができる。また、光硬化性樹脂膜2の
表面は滑らかで、摩擦係数も小さいため、鋳型材4から
の離型性が良くなり、離型材の塗布が不要または回数が
減少する。図2において、1は鋳造用木型模型、2は光
硬化性樹脂膜である。図1,2において、鋳造用木型模
型1の全表面に光硬化性樹脂(液)を刷毛などで塗布
後、太陽光線または紫外線を照射して硬化させることに
よって皮膜を構成する。この皮膜が通気性,吸湿及び乾
燥を防ぎ、材料の変形を防止し、正確な寸法を保つ。な
お、表1にエポキシ樹脂を主成分とした光硬化性樹脂の
特性値の例を示す。
【0010】
【表1】
【0011】(第2実施例)本発明の第2実施例を図3
乃至図5について説明する。11は発泡ポリスチレン模
型、12は模型表面に塗布、硬化させた光硬化性樹脂膜
であり、造型時に鋳型材に接する全表面に0.1〜2.
0mm程の厚さの膜を形成させる。光硬化性樹脂膜12
の形成方法としては、液状(粘度135〜440cps
/25℃)の光硬化性樹脂を発泡ポリスチレン模型11
の表面に刷毛塗後、10〜20分間太陽光線または紫外
線ランプを照射して硬化させる。硬化膜の層を厚くする
場合にはこの作業を繰り返す。尚、光硬化性樹脂の成分
は下記のようなものである。光重合性オリゴマー(エポ
キシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステ
ルアクリレート、ポリエーテルアクリレートなど)40
〜80重量%、反応性希釈剤が10〜15重量%、光開
始剤、他1〜10%である。
【0012】図4は、鋳造用鋳型の造型手順を示したも
ので、11は発泡ポリスチレン模型、12は光硬化性樹
脂膜、13は鋳型材、14は下型用鋳枠、15は上型用
鋳枠、16は湯口である。図4中、左(a)図は発泡ポ
リスチレン模型11を鋳型材13で造型したものであ
り、中央の(b)図は発泡ポリスチレン模型11の表面
に形成された光硬化性樹脂膜12の硬さ及び滑り易さに
より抜型可能となったものであり、右の(c)図は上型
用鋳枠15をかぶせ、鋳込前の状態を示したものであ
る。このように容易に抜型することができるので1個の
発泡ポリスチレン模型で10回以上の使用が可能であ
る。
【0013】図5は、中子用模型の入れ子に採用した例
である。11は発泡ポリスチレン模型、12は光硬化性
樹脂膜、17は中子用模型を示す。第2実施例による
と、発泡ポリスチレン模型11の表面に7.0kgf・
cm/cm2以上の衝撃強度を有する光硬化性樹脂膜1
2を有するので、鋳型材を造型工具などで搗き固める際
の衝撃や圧力に充分耐えることができ、また発泡ポリス
チレンが軽い(比重0.02〜0.04)ため取扱いが
容易になる。
【0014】
【発明の効果】本発明による鋳造用模型の製作方法は、
鋳造用模型の表面に光硬化性樹脂液を塗布し、太陽光
線、紫外線等の光線を照射し、前記光硬化性樹脂液を硬
化させることにより、次の効果を有する。 1.模型の耐久性が向上し、補修費が低減する。
【0015】2.模型の鋳型からの離型性が向上し、離
型材の塗布が不要、若しくは塗布回数が減少すると共
に、抜型時の鋳型の破損が悪くなる。 3.模型の変形が防止でき、寸法精度が向上する。 模型材料として発泡ポリスチレンを用いる時は、上記効
果に加えて、更に次の効果が得られる。一般木材に比し
て1/4〜1/10の材料費の発泡ポリスチレンの使用
拡大により大幅な材料費の低減が計れる。発泡ポリスチ
レンは、木材はどと比較して材料取り及び加工が容易で
あるため、模型製作期間が短縮され、模型製作費の低減
が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である木型模型を用いた鋳
型の部分断面図である。
【図2】図1と同様な木型模型の斜視断面図である。
【図3】本発明の第2実施例である発泡ポリスチレン模
型の断面図である。
【図4】図3に示した模型を用いた鋳型製作順序を示す
図である。
【図5】中子用模型の入れ子に発泡ポリスチレン模型を
用いた状態を示す斜視図である。
【図6】従来の木型模型の角部の摩耗を示す断面図であ
る。
【図7】従来の木型模型の変形を示す斜視図である。
【図8】従来の発泡ポリスチレン模型を用いた鋳型製作
順序を示す図である。
【図9】フルモールド鋳造法による鋳型製作順序を示す
図である。
【図10】従来の発泡ポリスチレン模型の抜型を示す図
である。
【符号の説明】
1 鋳造用木型模型 2 光硬化性樹脂膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造用模型の表面に光硬化性樹脂液を塗
    布し、太陽光線、紫外線等の光線を照射し、前記光硬化
    性樹脂液を硬化させることを特徴とする鋳造用模型の製
    作方法。
  2. 【請求項2】 鋳造用模型の材料として発泡ポリスチレ
    ンを使用する請求項1記載の鋳造用模型の製作方法。
JP4138392A 1992-02-27 1992-02-27 鋳造用模型の製作方法 Pending JPH05237589A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU680378B2 (en) * 1994-08-19 1997-07-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method for coating a die surface with release agent
JP2006247989A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Roland Dg Corp 三次元造形方法および三次元造形装置
CN109248988A (zh) * 2018-11-27 2019-01-22 汪杨志 一种矿山机械机架铸件的铸造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990330