JPH09141665A - 樹脂模型 - Google Patents

樹脂模型

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Publication number
JPH09141665A
JPH09141665A JP7329454A JP32945495A JPH09141665A JP H09141665 A JPH09141665 A JP H09141665A JP 7329454 A JP7329454 A JP 7329454A JP 32945495 A JP32945495 A JP 32945495A JP H09141665 A JPH09141665 A JP H09141665A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
resin model
model
honeycomb structure
skin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7329454A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Tetsu
学 鐵
Shuichi Murayama
周一 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH09141665A publication Critical patent/JPH09141665A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部をハニカム構造としながら表面に局部的
な圧力がかかっても破損などしない軽量で強固で経済的
な樹脂模型を得る。 【解決手段】 内部がハニカム構造5となっている樹脂
模型1の少なくとも表皮部2に接する部分にあるハニカ
ム構造5の中空部5v内に自硬性の充填材6を注入して
固化させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鋳物製品を鋳造
するための雌型となる砂型を作るための雄型となる模型
であって、合成樹脂又はプラスチック(以下「樹脂」と
いう)で作られた模型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製造個数が多くない鋳物製品を鋳造する
場合、通常、その鋳物製品の雌型となる砂型を作り、そ
の砂型に製品の素材である金属の高温の溶湯を流し込ん
で鋳物製品を鋳造するが、その砂型を作るための雄型と
するため、鋳造すべき鋳物製品とほぼ同形の模型を作る
必要がある。この模型は、従来、木材で作るのが加工が
容易で所要の強度もあるので一般的であったが、最近は
樹脂を素材として光造形法等の三次元モデリング装置を
用いて製作することが可能となり、いわゆる樹脂模型が
用いられるようになりつつある。
【0003】図2は従来の樹脂模型の一例を示す断面図
である。図2に示す従来の樹脂模型1は表皮部2の外形
が例えば歯型に形成された模型である。図2(A)に示
す樹脂模型1の内側は樹脂が中実(ソリッド)に充満し
ているソリッド部3となっている。また、図2(B)に
示す樹脂模型1の内側は中空部5vを有するハニカム構
造部5となっており、表皮部2を補強するため、表皮部
2の厚さを2乃至5mmとして強化している。なお、9は
木製枠である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の樹脂模型は上記
のようであるが、図2(A)に示す樹脂模型1は内部が
ソリッド部3となっており、高価な樹脂が大量に必要で
あり、重量が大となり、製作時間や費用が多くかかると
いうような課題があった。また、図2(B)に示す樹脂
模型1の内部はハニカム構造部5となっているので、軽
量であり経済的であるが、この樹脂模型1を雄型として
砂型を手込めにより製作するときなどに砂型の砂を押し
込んで固めるスタンプ等が樹脂模型1の表皮部2に直接
接触するなどして局部的に大きな圧力がかかると、表皮
部2に穴があくなどの損傷が生じて模型としての機能を
失うことがあるというような課題があった。
【0005】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、樹脂模型の内部をハニカム構造としながら
局部的な圧力がかかっても破損などしない軽量で強固で
経済的な樹脂模型を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る樹脂模型
は、内部がハニカム構造となっている樹脂模型の少なく
とも表皮部に接する部分にあるハニカム構造の中空部内
に自硬性の充填材を注入して固化させたものである。
【0007】この発明における樹脂模型は、内部がハニ
カム構造となっているので、模型製作に要する樹脂の量
がきわめて少なく、軽量かつ経済的である。また、少な
くともこの樹脂模型の表皮部に接する部分にあるハニカ
ム構造の中空部内に自硬性の充填材を注入して固化させ
たので、少なくとも表皮部の裏側が補強され、砂型製作
の砂の手込めなどの際にこの樹脂模型の表皮部に局部的
に大きな圧力がかかってもこの樹脂模型の表皮部に破損
などが生じ難い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1はこの発明による樹脂模型の
実施の一形態を示し、(A)は側面断面図、(B)は充
填材の注入要領を示す図、(C)は断面の斜視図であ
る。図1において、1は樹脂模型であり、樹脂模型1
は、エポキシ樹脂やウレタン樹脂などの合成樹脂又はプ
ラスチックを素材として、光造形法等の三次元モデリン
グ装置を用いて製作されたものである。また、素材はポ
リスチレン発泡樹脂等で作り、表面に特殊な塗装を施し
て硬くしたものもある。この樹脂模型1の内部は多数の
中空部5vが形成されたハニカム構造部5となってい
る。表皮部2はハニカム構造部5のハニカム膜面より厚
く形成されている。なお、図1(A)において、9は木
製枠である。
【0009】この樹脂模型1が従来のものと異なるとこ
ろは、図1(C)に示すように、ハニカム構造部5の中
空部5v内に自硬性樹脂の充填材6が充填されているこ
とである。なお、図1(C)ではハニカム構造部5の全
部の中空部5v内に充填材6が充填されたように示した
が、充填材6を充填する目的を達成するためには、少な
くとも表皮部2に接する箇所にある中空部5v内、ある
いは表皮部2の近くにある中空部5v内にのみ充填材6
を充填してもよい。
【0010】次に、充填材6の注入要領などについて説
明する。図1(B)に示すように、内部がハニカム構造
部5である樹脂模型1の中空部5vの開口を上にして置
き、充填材6を入れた注入器7の先端を中空部5v内に
挿入して注入器7のピストン8を押し込んで充填材6を
中空部5v内に注入して充填させる。なお、ハニカム構
造部5の中空部5vに適当な開口がない場合には、樹脂
模型1の背後側(図1(A)で下方)から、ハニカム構
造のハニカム膜面に空気抜き孔と注入孔とをあけ、中空
部5vに通じる空気抜き孔が上方になり注入孔が下方に
なるようにこの樹脂模型を置いて、注入孔から充填材6
を注入して空気抜き孔から空気を逃がして中空部5v内
に充填材6を充填させることもできる。なお、ハニカム
膜面に空気抜き孔や注入孔などをあけても強度上の心配
は全くない。
【0011】自硬性樹脂の充填材6としては、例えば溶
融シリカなどの硬化時に樹脂の膨張や収縮を誘発しない
もので、かつ、自硬性である材料であれば全て使用可能
である。また、充填材6にその他の補助材や増量材など
を加えることもできる。なお、充填材6の硬化は室温で
硬化するものでもよく、例えば所定の温度として硬化さ
せるものでもよい。
【0012】次に、図1に示すこの発明による樹脂模型
の作用について説明する。前述のように、図2(A)に
示すソリッド樹脂模型は、強度は十分であるが高価な樹
脂を多量に必要とし重くて取り扱いが不便であり、経済
的でないので、図2(B)に示す所要樹脂量がきわめて
少ないハニカム構造の中空樹脂模型が軽量かつ経済的で
あるため採用されたが、局部的な力によって表皮部2に
穴があくというような問題があった。
【0013】この問題に対して、図1に示すこの発明に
よる樹脂模型では、ハニカム構造の中空樹脂模型を採用
し、少なくともこの樹脂模型1の表皮部2に接する部分
にあるハニカム構造5の中空部5v内に自硬性樹脂の充
填材6を注入して固化させたので、少なくとも表皮部2
の裏側が補強され、この樹脂模型を雄型として砂型を製
作するときの砂の手込めなどの際にスタンプが接触する
など、この樹脂模型1の表皮部2に局部的に大きな圧力
がかかっても、この樹脂模型1の表皮部2に穴があくな
どの破損が生じることが防止される。なお、図1に示す
この発明による樹脂模型では、表皮部2の内側の中空部
5v内に充填材6を充填することにより、表皮部2が裏
側から補強されるので、従来、2乃至5mmとしていた表
皮部2の厚さを薄くすることができる。
【0014】なお、図1では歯型の樹脂模型を示した
が、この発明は、内部がハニカム構造となっている樹脂
模型の中空部5v内に充填材6を充填することによって
表皮部の他物の衝突に対する抵抗力を強化した軽くて強
い樹脂模型を得るものであり、樹脂模型の形状とか樹脂
の種類あるいはハニカム構造のハニカムの形状などには
限定されない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、樹脂
模型の内部がハニカム構造となっているので、模型の素
材となる樹脂の量がきわめて少なく、軽量かつ経済的で
ある。また、ハニカム構造の中空部内に自硬性の充填材
を注入して固化させて強化したので、砂型製作の砂の手
込めなどの際にこの樹脂模型の表皮部に局部的な力がか
かってもこの樹脂模型の表皮部に破損などが生じ難く、
模型としての機能を維持して長期にわたって繰り返して
使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による樹脂模型の実施の一形態を示
し、(A)は側面断面図、(B)は充填材の注入要領を
示す図、(C)は断面の斜視図である。
【図2】従来の樹脂模型を示し、(A)はソリッド樹脂
模型の側面断面図、(B)はハニカム構造の中空樹脂模
型の側面断面図である。
【符号の説明】
1:樹脂模型、 2:表皮部、 3:ソリッド部、 5:ハニカム構造部、 5v:中空部、 6:充填材、 7:注入器、 8:ピストン、 9:木製枠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部がハニカム構造となっている樹脂模
    型において、少なくともこの樹脂模型の表皮部に接する
    部分にある前記ハニカム構造の中空部内に自硬性の充填
    材を注入して固化させたことを特徴とする樹脂模型。
JP7329454A 1995-11-27 1995-11-27 樹脂模型 Withdrawn JPH09141665A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7329454A JPH09141665A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 樹脂模型

Applications Claiming Priority (1)

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JP7329454A JPH09141665A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 樹脂模型

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JPH09141665A true JPH09141665A (ja) 1997-06-03

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ID=18221564

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JP7329454A Withdrawn JPH09141665A (ja) 1995-11-27 1995-11-27 樹脂模型

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1469991A1 (en) * 2002-01-02 2004-10-27 Ureflute Pty Ltd Improved composite sheeting material and method of manufacture
US6884055B2 (en) * 2002-05-29 2005-04-26 The Boeing Company Potting compound injection apparatus and method of injecting potting compound into panel cells

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