JPH05309674A - 真空注型方法 - Google Patents

真空注型方法

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Publication number
JPH05309674A
JPH05309674A JP12237092A JP12237092A JPH05309674A JP H05309674 A JPH05309674 A JP H05309674A JP 12237092 A JP12237092 A JP 12237092A JP 12237092 A JP12237092 A JP 12237092A JP H05309674 A JPH05309674 A JP H05309674A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
model
shape
injection
parts
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12237092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shusaku Nishiyama
秀作 西山
Mitsuyoshi Higuchi
三義 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP12237092A priority Critical patent/JPH05309674A/ja
Publication of JPH05309674A publication Critical patent/JPH05309674A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスタモデルの形状を転写した注型型を用い
てモデルを作成する真空注型方法に関し、樹脂注入の充
填不足によるモデルの品質低下を防止できる方法の提供
を目的とする。 【構成】 マスタモデル2には、モデル1の形状にした
モデル形状部3の樹脂注入時に樹脂が最後に到達する箇
所となる部分に連接させて樹脂溜まり部5〜7を設け、
樹脂注入により形成された注型品から該樹脂溜まり部5
〜7の部分を除去するように構成する。上記樹脂が最後
に到達する箇所は、ウエルドとなる箇所を含む。樹脂溜
まり部5〜7は、モデル形状部3に接する部分が括れて
いる形状にする。4は湯口部であり注型品からの除去対
象部分。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスタモデルの形状を
転写した注型型を用いてモデルを作成する真空注型方法
に関する。
【0002】近年の製品開発期間の短縮、製品デザイン
の多様化などの要求から、製品開発段階におけるモデル
作成期間(試作期間)の短縮が重要となってきている。
このため、モックアップなどによって製品モデルを作成
している。更に、このモデルを複数個作成する場合は上
記真空注型を利用している。
【0003】本発明は、上記真空注型において、樹脂注
入の充填不足によりモデルの品質が低下するのを防止し
ようとするものである。
【0004】
【従来の技術】試作などのモデルを作成する際の従来の
真空注型は、モデルの形状に湯口部を設けたマスタモデ
ルを作成して、シリコーンゴムなどによりこのマスタモ
デルの形状を転写した注型型を作成し、真空中でこの注
型型に注型用樹脂材料を注入し、更に注入した樹脂を硬
化させて注型品を形成し、この注型品から湯口部の部分
を除去してモデルを完成するという方法がとられてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、注入
樹脂の最後に到達する箇所がモデルの形状をなすキャビ
ティの内部であり、薄肉や小型などにより体積の小さい
キャビティでは充填不足を起こすことがある。この充填
不足は、上記箇所に生ずる空洞(鬆)によるものであ
り、モデルの品質を低下させる。
【0006】そこで本発明は、マスタモデルの形状を転
写した注型型を用いてモデルを作成する真空注型方法に
関し、樹脂注入の充填不足によるモデルの品質低下を防
止できる方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による真空注型方法は、マスタモデルの形状
を転写した注型型を用いてモデルを作成する真空注型に
おいて、該マスタモデルには、該モデルの形状の樹脂注
入時に樹脂が最後に到達する箇所となる部分に連接させ
て樹脂溜まり部を設け、樹脂注入により形成された注型
品から該樹脂溜まり部の部分を除去することを特徴とし
ている。
【0008】そして、前記樹脂が最後に到達する箇所
は、ウエルドとなる箇所を含むことが望ましく、また、
前記樹脂溜まり部は、前記モデルの形状に接する部分が
括れている形状にすることが望ましい。
【0009】
【作用】樹脂注入の充填不足となる箇所は、先に述べた
ように注入樹脂の最後に到達する箇所である。
【0010】本発明によれば、その箇所が上記樹脂溜ま
り部の部分となるので、充填不足を起こしてもモデルの
形状をなすキャビティの内部が充填不足になるのを回避
される。然も、モデルは注型品から樹脂溜まり部の部分
を除去して作成される。従って、樹脂注入の充填不足に
よるモデルの品質低下を防止することができる。
【0011】上記樹脂が最後に到達する箇所にウエルド
となる箇所を含むことは、注入樹脂の挙動から自明であ
る。また、上記樹脂溜まり部をモデルの形状に接する部
分が括れている形状にすれば、注型品から樹脂溜まり部
の部分を除去する作業が容易になる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例について図1〜図3を用
いて説明する。図1は実施例を説明するためのマスタモ
デル及び完成モデルの斜視図、図2は実施例における樹
脂注入時の樹脂流を示す部分斜視図、図3は実施例のフ
ローチャート、である。
【0013】実施例の大綱は、従来の場合と同様に、 マスタモデルを作成、 シリコーンゴムなどによりマスタモデルの形状を転
写した注型型を作成、 真空中で注型型に樹脂注入 注入樹脂を硬化させて注型品を形成、 注型品から余分な部分を除去する仕上げを行いモデ
ルを完成、 という工程である。
【0014】ここで従来との相違点は、マスタモデルに
これから説明する樹脂溜まり部を設けたことである。即
ち、図1において、(a)はマスタモデルを、(b)は
完成したモデルを示し、マスタモデル2は、モデル1の
形状をなすモデル形状部3に従来と同様な湯口部4と新
規に追加する樹脂溜まり部5,6,7を設けてある。こ
れらの各部は上記の注型型に転写されて上記の樹脂
注入における樹脂の注入空間を形成する。その空間にお
ける湯口部4の部分は樹脂注入の入口となるところであ
り、モデル形状部3の部分はキャビティとなって注入樹
脂がモデル1の形状を形成するところである。
【0015】樹脂溜まり部5,6,7は、モデル形状部
3の注入樹脂が最後に到達する箇所となる部分に連接し
ており、モデル形状部3に接する部分が括れている形状
にしてある。樹脂が最後に到達する箇所ということで、
樹脂溜まり部5,6はモデル形状部3の角部に連接して
おり、樹脂溜まり部7はモデル形状部3の直線部である
が樹脂のウエルドとなる箇所に連接してある。
【0016】このような樹脂溜まり部5,6,7を設け
ることにより、注型型のモデル形状部3が形成した空間
(キャビティ3A)に注入された樹脂は、その空間を十
分に充填した上で樹脂溜まり部5,6,7が形成した空
間に流入する。その様相は樹脂溜まり部7の部分を例に
とった図2に示される。図中、7Aは樹脂溜まり部7が
形成した空間である樹脂溜まり、8はウエルドライン、
9は樹脂流先端、である。従って注入樹脂が充填不足を
起こした際には、樹脂溜まり部5,6,7が形成した空
間の樹脂溜まりが充填不足となり、モデル1の形状を形
成するキャビティ3Aは充填不足が回避される。
【0017】そこで、注型品から湯口4の部分と樹脂溜
まり部5,6,7の部分を除去すれば、品質の良いモデ
ル1が得られる。樹脂溜まり部5,6,7の部分の除去
は、先に述べた括れにより容易に行うことができる。
【0018】図3は実施例のフローチャートである。上
述の説明から理解されるように、樹脂溜まり部5,6,
7のモデル形状部3に対する連接位置の選定が重要であ
る。ここでは、CAD/CAEシステムを利用して上記
連接位置及び注型に必要な諸元を算出している。また、
マスタモデルの作成にはCAMシステム及び光造形法を
利用している。
【0019】なお、本発明はモデルの形状が図1に示す
モデル1の形状に限定されるものではなく、また、図3
のフローチャートは本発明の実施に一般的に利用できる
ものである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
スタモデルの形状を転写した注型型を用いてモデルを作
成する真空注型方法に関し、樹脂注入の充填不足による
モデルの品質低下を防止できる方法が提供されて、品質
の良いモデルの安定した作成を可能にさせる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例を説明するためのマスタモデル及び完
成モデルの斜視図
【図2】 実施例における樹脂注入時の樹脂流を示す部
分斜視図
【図3】 実施例のフローチャート
【符号の説明】
1 モデル 2 マスタモデル 3 モデル形状部 4 湯口部 5,6,7 樹脂溜まり部 3A キャビティ 7A 樹脂溜まり 8 ウエルドライン 9 樹脂流先端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタモデルの形状を転写した注型型を
    用いてモデルを作成する真空注型において、 該マスタモデルには、該モデルの形状の樹脂注入時に樹
    脂が最後に到達する箇所となる部分に連接させて樹脂溜
    まり部を設け、 樹脂注入により形成された注型品から該樹脂溜まり部の
    部分を除去することを特徴とする真空注型方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂が最後に到達する箇所は、ウエ
    ルドとなる箇所を含むことを特徴とする請求項1記載の
    真空注型方法。
  3. 【請求項3】 前記樹脂溜まり部は、前記モデルの形状
    に接する部分が括れている形状にすることを特徴とする
    請求項1または2記載の真空注型方法。
JP12237092A 1992-05-15 1992-05-15 真空注型方法 Withdrawn JPH05309674A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12237092A JPH05309674A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 真空注型方法

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JPH05309674A true JPH05309674A (ja) 1993-11-22

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ID=14834179

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JP12237092A Withdrawn JPH05309674A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 真空注型方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009286053A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Tokai Rubber Ind Ltd 発泡成形方法、発泡成形金型、および発泡成形品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009286053A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Tokai Rubber Ind Ltd 発泡成形方法、発泡成形金型、および発泡成形品

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