JPH0661499A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置の製造方法Info
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- JPH0661499A JPH0661499A JP21402592A JP21402592A JPH0661499A JP H0661499 A JPH0661499 A JP H0661499A JP 21402592 A JP21402592 A JP 21402592A JP 21402592 A JP21402592 A JP 21402592A JP H0661499 A JPH0661499 A JP H0661499A
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- oxide film
- silicon oxide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コントロールゲートとフローティングゲート
との間の誘電膜の膜厚制御を容易にし、しきい値電圧の
メモリセル間における分布精度を向上する。 【構成】 コントロールゲート上に第1シリコン酸化膜
35、シリコン窒化膜37および第2シリコン酸化膜4
2を順次形成する工程において、シリコン窒化膜37を
形成した後に、第2シリコン酸化膜42を形成する前
に、周辺領域のトランジスタのゲート酸化工程を少なく
とも1回以上備える。それにより、第2シリコン酸化膜
形成後に行なわれるゲート酸化の前処理としてのフッ酸
処理の回数が減るため、フッ酸処理に起因する第2シリ
コン酸化膜42の膜厚のばらつきが減少する。
との間の誘電膜の膜厚制御を容易にし、しきい値電圧の
メモリセル間における分布精度を向上する。 【構成】 コントロールゲート上に第1シリコン酸化膜
35、シリコン窒化膜37および第2シリコン酸化膜4
2を順次形成する工程において、シリコン窒化膜37を
形成した後に、第2シリコン酸化膜42を形成する前
に、周辺領域のトランジスタのゲート酸化工程を少なく
とも1回以上備える。それにより、第2シリコン酸化膜
形成後に行なわれるゲート酸化の前処理としてのフッ酸
処理の回数が減るため、フッ酸処理に起因する第2シリ
コン酸化膜42の膜厚のばらつきが減少する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には電気的に
書込および消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記
憶装置およびその製造方法に関し、特にフラッシュメモ
リの構造およびその製造方法に関するものである。
書込および消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記
憶装置およびその製造方法に関し、特にフラッシュメモ
リの構造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データを自由に書込むことができ、しか
も電気的に消去可能なメモリデバイスとしてフラッシュ
メモリが存在する。1つのトランジスタで構成され、書
込まれた情報電荷を電気的に一括消去することが可能な
EEPROM、いわゆる、フラッシュメモリが米国特許
第4,868,619号や“An In−System
Reprogrammable 32K×8 CMOS
Flash Memory”by Virgil N
iles Kynett et al.,IEEE J
ournal of Solid−State Cir
cuits,vol.23,No.5,October
1988で提案されている。
も電気的に消去可能なメモリデバイスとしてフラッシュ
メモリが存在する。1つのトランジスタで構成され、書
込まれた情報電荷を電気的に一括消去することが可能な
EEPROM、いわゆる、フラッシュメモリが米国特許
第4,868,619号や“An In−System
Reprogrammable 32K×8 CMOS
Flash Memory”by Virgil N
iles Kynett et al.,IEEE J
ournal of Solid−State Cir
cuits,vol.23,No.5,October
1988で提案されている。
【0003】図12はフラッシュメモリの一般的な構成
を示すブロック図である。同図において、フラッシュメ
モリは行列状に配置されたメモリセルマトリックス10
0と、Xアドレスデコーダ200と、Yゲート300
と、Yアドレスデコーダ400と、アドレスバッファ5
00と、書込回路600と、センスアンプ700と、入
出力バッファ800と、コントロールロジック900と
を含む。
を示すブロック図である。同図において、フラッシュメ
モリは行列状に配置されたメモリセルマトリックス10
0と、Xアドレスデコーダ200と、Yゲート300
と、Yアドレスデコーダ400と、アドレスバッファ5
00と、書込回路600と、センスアンプ700と、入
出力バッファ800と、コントロールロジック900と
を含む。
【0004】メモリセルマトリックス100は、行列状
に配置された複数個のメモリトランジスタをその内部に
有する。メモリセルマトリックス100の行および列を
選択するためにXアドレスデコーダ200とYゲート3
00とが接続されている。Yゲート300には列の選択
情報を与えるYアドレスデコーダ400が接続されてい
る。Xアドレスデコーダ200とYアドレスデコーダ4
00には、それぞれ、アドレス情報が一時格納されるア
ドレスバッファ500が接続されている。
に配置された複数個のメモリトランジスタをその内部に
有する。メモリセルマトリックス100の行および列を
選択するためにXアドレスデコーダ200とYゲート3
00とが接続されている。Yゲート300には列の選択
情報を与えるYアドレスデコーダ400が接続されてい
る。Xアドレスデコーダ200とYアドレスデコーダ4
00には、それぞれ、アドレス情報が一時格納されるア
ドレスバッファ500が接続されている。
【0005】Yゲート300には、データ入力時に書込
動作を行なうための書込回路600とデータ出力時に流
れる電流値から「0」と「1」を判定するセンスアンプ
700が接続されている。書込回路600とセンスアン
プ700にはそれぞれ、入出力データを一時格納する入
出力バッファ800が接続されている。アドレスバッフ
ァ500と入出力バッファ800には、フラッシュメモ
リの動作制御を行なうためのコントロールロジック90
0が接続されている。コントロールロジック900は、
チップイネーブル信号、アウトプットイネーブル信号お
よびプログラム信号に基づいた制御を行なう。
動作を行なうための書込回路600とデータ出力時に流
れる電流値から「0」と「1」を判定するセンスアンプ
700が接続されている。書込回路600とセンスアン
プ700にはそれぞれ、入出力データを一時格納する入
出力バッファ800が接続されている。アドレスバッフ
ァ500と入出力バッファ800には、フラッシュメモ
リの動作制御を行なうためのコントロールロジック90
0が接続されている。コントロールロジック900は、
チップイネーブル信号、アウトプットイネーブル信号お
よびプログラム信号に基づいた制御を行なう。
【0006】図13は、図12に示されたメモリセルマ
トリックス100の概略構成を示す等価回路図である。
図において、行方向に延びる複数本のワード線WL1 ,
WL 2 ,…,WLiと、列方向に延びる複数本のビット
線BL1 ,BL2 ,…,BL j とが互いに直交するよう
に配置され、マトリックスを構成する。各ワード線と各
ビット線の交点には、それぞれフローティングゲートを
有するメモリトランジスタQ11,Q12,…Qijが配設さ
れている。各メモリトランジスタのドレインは各ビット
線に接続されている。メモリトランジスタのコントロー
ルゲートは各ワード線に接続されている。メモリトラン
ジスタのソースは各ソース線S1 ,S2,…に接続され
ている。同一行に属するメモリトランジスタのソース
は、図13に示されるように相互に接続されている。
トリックス100の概略構成を示す等価回路図である。
図において、行方向に延びる複数本のワード線WL1 ,
WL 2 ,…,WLiと、列方向に延びる複数本のビット
線BL1 ,BL2 ,…,BL j とが互いに直交するよう
に配置され、マトリックスを構成する。各ワード線と各
ビット線の交点には、それぞれフローティングゲートを
有するメモリトランジスタQ11,Q12,…Qijが配設さ
れている。各メモリトランジスタのドレインは各ビット
線に接続されている。メモリトランジスタのコントロー
ルゲートは各ワード線に接続されている。メモリトラン
ジスタのソースは各ソース線S1 ,S2,…に接続され
ている。同一行に属するメモリトランジスタのソース
は、図13に示されるように相互に接続されている。
【0007】図14は、上記のようなフラッシュメモリ
を構成する1つのメモリトランジスタの断面構造を示す
部分断面図である。図14に示されるフラッシュメモリ
のトランジスタはスタックゲート型と呼ばれる。図15
(a)は従来のスタックゲート型フラッシュメモリの平
面的配置を示す概略平面図である。図15(b)は図1
5(a)のA−A線に沿う部分断面図である。これらの
図を参照して、従来のフラッシュメモリの構造について
説明する。
を構成する1つのメモリトランジスタの断面構造を示す
部分断面図である。図14に示されるフラッシュメモリ
のトランジスタはスタックゲート型と呼ばれる。図15
(a)は従来のスタックゲート型フラッシュメモリの平
面的配置を示す概略平面図である。図15(b)は図1
5(a)のA−A線に沿う部分断面図である。これらの
図を参照して、従来のフラッシュメモリの構造について
説明する。
【0008】図14および図16を参照して、シリコン
基板上に設けられたp型不純物領域83の主表面上にn
型の不純物領域、たとえば、n+ ドレイン領域84とn
+ ソース領域85とが間隔を隔てて形成されている。こ
れらのn+ ドレイン領域84とn+ ソース領域85との
間に挟まれた領域には、チャネル領域が形成されるよう
にコントロールゲート86とフローティングゲート87
が形成されている。フローティングゲート87はp型の
不純物領域83の上に膜厚100Å程度の薄いゲート酸
化膜90を介在して形成されている。コントロールゲー
ト86はフローティングゲート87から電気的に分離さ
れるように、フローティングゲート87の上に層間絶縁
膜88を介在して形成されている。フローティングゲー
ト87は多結晶シリコン層から形成されている。コント
ロールゲート86は多結晶シリコン層あるいは多結晶シ
リコン層と高融点金属の積層膜から形成されている。酸
化膜89は、シリコン基板1とフローティングゲート8
7やコントロールゲート86を構成する多結晶シリコン
層の表面にCVD法により堆積させることによって形成
されている。さらに、フローティングゲート87やコン
トロールゲート86を被覆するようにスムースコート膜
95が形成されている。
基板上に設けられたp型不純物領域83の主表面上にn
型の不純物領域、たとえば、n+ ドレイン領域84とn
+ ソース領域85とが間隔を隔てて形成されている。こ
れらのn+ ドレイン領域84とn+ ソース領域85との
間に挟まれた領域には、チャネル領域が形成されるよう
にコントロールゲート86とフローティングゲート87
が形成されている。フローティングゲート87はp型の
不純物領域83の上に膜厚100Å程度の薄いゲート酸
化膜90を介在して形成されている。コントロールゲー
ト86はフローティングゲート87から電気的に分離さ
れるように、フローティングゲート87の上に層間絶縁
膜88を介在して形成されている。フローティングゲー
ト87は多結晶シリコン層から形成されている。コント
ロールゲート86は多結晶シリコン層あるいは多結晶シ
リコン層と高融点金属の積層膜から形成されている。酸
化膜89は、シリコン基板1とフローティングゲート8
7やコントロールゲート86を構成する多結晶シリコン
層の表面にCVD法により堆積させることによって形成
されている。さらに、フローティングゲート87やコン
トロールゲート86を被覆するようにスムースコート膜
95が形成されている。
【0009】図15(a)に示すように、コントロール
ゲート86は相互に接続されて横方向(行方向)に延び
るようにワード線として形成されている。ビット線91
はワード線86と直交するように配置され、縦方向(列
方向)に並ぶn+ ドレイン領域84を相互に接続する。
ビット線91はドレインコンタクト96を通じて各n +
ドレイン領域84に電気的に接続する。図15(b)に
示すように、ビット線91はスムースコート膜95の上
に形成されている。図15(b)に示すように、n+ ソ
ース領域85は、ワード線86が延びる方向に沿って延
在し、ワード線86とフィールド酸化膜92とに囲まれ
た領域に形成されている。各n+ ドレイン領域84もワ
ード線86とフィールド酸化膜92とによって囲まれた
領域に形成されている。
ゲート86は相互に接続されて横方向(行方向)に延び
るようにワード線として形成されている。ビット線91
はワード線86と直交するように配置され、縦方向(列
方向)に並ぶn+ ドレイン領域84を相互に接続する。
ビット線91はドレインコンタクト96を通じて各n +
ドレイン領域84に電気的に接続する。図15(b)に
示すように、ビット線91はスムースコート膜95の上
に形成されている。図15(b)に示すように、n+ ソ
ース領域85は、ワード線86が延びる方向に沿って延
在し、ワード線86とフィールド酸化膜92とに囲まれ
た領域に形成されている。各n+ ドレイン領域84もワ
ード線86とフィールド酸化膜92とによって囲まれた
領域に形成されている。
【0010】上記のように構成されたフラッシュメモリ
の動作について図14を参照して説明する。
の動作について図14を参照して説明する。
【0011】まず、書込動作においては、n+ ドレイン
領域84に5〜8V程度の電圧VD、コントロールゲー
ト86に10〜15V程度の電圧VG が印加される。そ
してn+ ソース領域85とp型不純物領域83は接地電
位に保たれる。このとき、メモリトランジスタのチャネ
ルには数百μAの電流が流れる。ソースからドレインに
流れた電子のうちドレイン近傍で加速された電子は、こ
の近傍で高いエネルギーを有する電子、いわゆるチャネ
ルホットエレクトロンとなる。この電子は、コントロー
ルゲート86に印加された電圧VG による電界により、
矢印に示されるように、フローティングゲート87に
注入される。このようにして、フローティングゲート8
7に電子の蓄積が行なわれ、メモリトランジスタのしき
い値電圧Vthが高くなる。このしきい値電圧Vthが所定
の値よりも高くなった状態が書込まれた状態“0”と呼
ばれる。
領域84に5〜8V程度の電圧VD、コントロールゲー
ト86に10〜15V程度の電圧VG が印加される。そ
してn+ ソース領域85とp型不純物領域83は接地電
位に保たれる。このとき、メモリトランジスタのチャネ
ルには数百μAの電流が流れる。ソースからドレインに
流れた電子のうちドレイン近傍で加速された電子は、こ
の近傍で高いエネルギーを有する電子、いわゆるチャネ
ルホットエレクトロンとなる。この電子は、コントロー
ルゲート86に印加された電圧VG による電界により、
矢印に示されるように、フローティングゲート87に
注入される。このようにして、フローティングゲート8
7に電子の蓄積が行なわれ、メモリトランジスタのしき
い値電圧Vthが高くなる。このしきい値電圧Vthが所定
の値よりも高くなった状態が書込まれた状態“0”と呼
ばれる。
【0012】次に、消去動作においては、n+ ソース領
域85に9〜12V程度の電圧VSが印加され、コント
ロールゲート86とp型不純物領域83は接地電位に保
持される。そして、n+ ドレイン領域84は開放され
る。n+ ソース領域85に印加された電圧VS による電
界により、矢印に示されるように、フローティングゲ
ート87中の電子は、薄いゲート酸化膜90をトンネル
現象によって通過する。このようにして、フローティン
グゲート87中の電子が引抜かれることによって、メモ
リトランジスタのしきい値電圧Vthが低くなる。このし
きい値電圧Vthが所定の値より低い状態が、消去された
状態“1”と呼ばれる。各メモリトランジスタのソース
は図13に示されるように接続されているので、この消
去動作によって、すべてのメモリセルを一括消去でき
る。
域85に9〜12V程度の電圧VSが印加され、コント
ロールゲート86とp型不純物領域83は接地電位に保
持される。そして、n+ ドレイン領域84は開放され
る。n+ ソース領域85に印加された電圧VS による電
界により、矢印に示されるように、フローティングゲ
ート87中の電子は、薄いゲート酸化膜90をトンネル
現象によって通過する。このようにして、フローティン
グゲート87中の電子が引抜かれることによって、メモ
リトランジスタのしきい値電圧Vthが低くなる。このし
きい値電圧Vthが所定の値より低い状態が、消去された
状態“1”と呼ばれる。各メモリトランジスタのソース
は図13に示されるように接続されているので、この消
去動作によって、すべてのメモリセルを一括消去でき
る。
【0013】さらに、読出動作において、コントロール
ゲート86に5V程度の電圧VG ′、n+ ドレイン領域
84に1〜2V程度の電圧VD ′が印加される。そのと
き、メモリトランジスタのチャネル領域に電流が流れる
かどうか、すなわちメモリトランジスタがオン状態かオ
フ状態かによって上記の“1”、“0”の判定が行なわ
れる。
ゲート86に5V程度の電圧VG ′、n+ ドレイン領域
84に1〜2V程度の電圧VD ′が印加される。そのと
き、メモリトランジスタのチャネル領域に電流が流れる
かどうか、すなわちメモリトランジスタがオン状態かオ
フ状態かによって上記の“1”、“0”の判定が行なわ
れる。
【0014】従来のフラッシュメモリの製造方法を図1
6〜図36を用いて説明する。図の左側が周辺領域を示
し、右側がメモリセル領域を示している。
6〜図36を用いて説明する。図の左側が周辺領域を示
し、右側がメモリセル領域を示している。
【0015】図16に示すように、p型で<100>の
シリコン基板1の主表面上に厚さ300Åのシリコン酸
化膜3を形成する。次にシリコン酸化膜3の上に減圧C
VD(Chemical Vapour Deposi
tion)法により厚さ500Åのシリコン窒化膜5を
形成する。そしてシリコン窒化膜5の上にレジスト7を
形成し、通常のフォトリソグラフィによりnウェルを形
成すべき領域上のシリコン窒化膜5を除去する。そして
レジスト7をマスクとしてシリコン基板1にリンをイオ
ン注入する。条件は60keV、1.0×1013/cm
2 である。レジスト7を除去し、シリコン窒化膜5をマ
スクとして図17に示す厚さ5000Åの酸化膜9を形
成する。そしてシリコン窒化膜5を除去する。この後酸
化膜9をマスクとしてpウェルを形成する領域上にボロ
ンをイオン注入する。条件は100keV、1.0×1
013/cm2 である。この状態が図17である。
シリコン基板1の主表面上に厚さ300Åのシリコン酸
化膜3を形成する。次にシリコン酸化膜3の上に減圧C
VD(Chemical Vapour Deposi
tion)法により厚さ500Åのシリコン窒化膜5を
形成する。そしてシリコン窒化膜5の上にレジスト7を
形成し、通常のフォトリソグラフィによりnウェルを形
成すべき領域上のシリコン窒化膜5を除去する。そして
レジスト7をマスクとしてシリコン基板1にリンをイオ
ン注入する。条件は60keV、1.0×1013/cm
2 である。レジスト7を除去し、シリコン窒化膜5をマ
スクとして図17に示す厚さ5000Åの酸化膜9を形
成する。そしてシリコン窒化膜5を除去する。この後酸
化膜9をマスクとしてpウェルを形成する領域上にボロ
ンをイオン注入する。条件は100keV、1.0×1
013/cm2 である。この状態が図17である。
【0016】次に図18に示すように、シリコン基板1
に注入した不純物を拡散しnウェル11およびpウェル
13を形成する。条件は1200℃で6時間である。そ
してフィールド酸化膜9を除去する。
に注入した不純物を拡散しnウェル11およびpウェル
13を形成する。条件は1200℃で6時間である。そ
してフィールド酸化膜9を除去する。
【0017】図19に示すように、シリコン基板1の主
表面上に順に厚さ300Åのシリコン酸化膜15、厚さ
1000Åの多結晶シリコン膜17、厚さ2000Åの
シリコン窒化膜19、レジスト21を形成する。そして
通常のフォトリソグラフィを用いてフィールド酸化膜を
形成すべき領域上にあるシリコン窒化膜19を選択的に
除去する。
表面上に順に厚さ300Åのシリコン酸化膜15、厚さ
1000Åの多結晶シリコン膜17、厚さ2000Åの
シリコン窒化膜19、レジスト21を形成する。そして
通常のフォトリソグラフィを用いてフィールド酸化膜を
形成すべき領域上にあるシリコン窒化膜19を選択的に
除去する。
【0018】図20に示すように、シリコン基板1の主
表面上にレジスト23を形成し、レジスト23に所定の
パターニングを施す。そしてレジスト23をマスクにし
てpウェル13のフィールド酸化膜を形成すべき領域に
ボロンをイオン注入する。条件は80keV、2.5×
1013/cm2 である。
表面上にレジスト23を形成し、レジスト23に所定の
パターニングを施す。そしてレジスト23をマスクにし
てpウェル13のフィールド酸化膜を形成すべき領域に
ボロンをイオン注入する。条件は80keV、2.5×
1013/cm2 である。
【0019】レジスト21およびレジスト23を除去
し、シリコン窒化膜19をマスクとして、厚さ7000
Åのフィールド酸化膜27を形成する。このとき同時に
p+ チャネルストッパ25も形成される。そしてシリコ
ン窒化膜19、多結晶シリコン膜17を除去し図21に
示す状態にする。なおp+ チャネルストッパ25は以下
図示を省略する。次に図21に示すシリコン基板1の主
表面全面上にレジスト(図示せず)を形成し、メモリセ
ル領域のみレジストを除去する。そしてレジストをマス
クとしてメモリセルのしきい値電圧制御のためのボロン
をイオン注入する。
し、シリコン窒化膜19をマスクとして、厚さ7000
Åのフィールド酸化膜27を形成する。このとき同時に
p+ チャネルストッパ25も形成される。そしてシリコ
ン窒化膜19、多結晶シリコン膜17を除去し図21に
示す状態にする。なおp+ チャネルストッパ25は以下
図示を省略する。次に図21に示すシリコン基板1の主
表面全面上にレジスト(図示せず)を形成し、メモリセ
ル領域のみレジストを除去する。そしてレジストをマス
クとしてメモリセルのしきい値電圧制御のためのボロン
をイオン注入する。
【0020】図22に示すように、シリコン酸化膜15
を除去しシリコン基板1の主表面全面上に熱酸化法を用
いて厚さ100Åのシリコン酸化膜29を形成する。シ
リコン酸化膜29の全面上にCVD法を用いて厚さ約1
000Åの多結晶シリコン膜31を形成する。多結晶シ
リコン膜31がフローティングゲートとなる。多結晶シ
リコン膜31の全面上にレジスト33を形成し、周辺領
域にあるレジスト33を除去する。
を除去しシリコン基板1の主表面全面上に熱酸化法を用
いて厚さ100Åのシリコン酸化膜29を形成する。シ
リコン酸化膜29の全面上にCVD法を用いて厚さ約1
000Åの多結晶シリコン膜31を形成する。多結晶シ
リコン膜31がフローティングゲートとなる。多結晶シ
リコン膜31の全面上にレジスト33を形成し、周辺領
域にあるレジスト33を除去する。
【0021】レジスト33をマスクとして多結晶シリコ
ン膜31をエッチング除去し図23に示す状態にする。
図24は図23に示すメモリセル領域をB方向から切断
した状態の断面図である。
ン膜31をエッチング除去し図23に示す状態にする。
図24は図23に示すメモリセル領域をB方向から切断
した状態の断面図である。
【0022】次に、図25に示すように、シリコン基板
1の主表面全面上に、CVD法を用いた高温酸化膜(以
下「HTO」と記す。HTOはHigh Temper
ature Oxideの略。)堆積によって厚さ約1
00Åのシリコン酸化膜(以下、熱酸化膜と区別するた
めに「HTO膜」と記す)35を形成する。HTO膜3
5の上にCVD法を用いて厚さ約100Åのシリコン窒
化膜37を形成する。その後、シリコン窒化膜37上に
CVD法によって厚さ約100ÅのHTO膜42を形成
する。次に、HTO膜42およびシリコン窒化膜37を
レジストプロセスにより選択的に除去するとともに、周
辺領域のトランジスタのしきい値電圧を制御するための
不純物を注入する。
1の主表面全面上に、CVD法を用いた高温酸化膜(以
下「HTO」と記す。HTOはHigh Temper
ature Oxideの略。)堆積によって厚さ約1
00Åのシリコン酸化膜(以下、熱酸化膜と区別するた
めに「HTO膜」と記す)35を形成する。HTO膜3
5の上にCVD法を用いて厚さ約100Åのシリコン窒
化膜37を形成する。その後、シリコン窒化膜37上に
CVD法によって厚さ約100ÅのHTO膜42を形成
する。次に、HTO膜42およびシリコン窒化膜37を
レジストプロセスにより選択的に除去するとともに、周
辺領域のトランジスタのしきい値電圧を制御するための
不純物を注入する。
【0023】次に、周辺領域のみについて、HTO膜3
5およびシリコン酸化膜29を除去した後、熱酸化法に
よってシリコン酸化膜39,41を形成することによ
り、図26に示す断面構造となる。なお、図26の
(a)は、右側にメモリセル領域を、左側に5V系トラ
ンジスタを形成するnウェル11およびpウェル13を
示しているのに対して、(b)は周辺領域における高耐
圧トランジスタを形成するnウェル111およびpウェ
ル113を示している。
5およびシリコン酸化膜29を除去した後、熱酸化法に
よってシリコン酸化膜39,41を形成することによ
り、図26に示す断面構造となる。なお、図26の
(a)は、右側にメモリセル領域を、左側に5V系トラ
ンジスタを形成するnウェル11およびpウェル13を
示しているのに対して、(b)は周辺領域における高耐
圧トランジスタを形成するnウェル111およびpウェ
ル113を示している。
【0024】次に、図27に示すように、メモリセル領
域および周辺領域のうちの高耐圧系トランジスタを形成
するnウェル111およびpウェル113のみをレジス
ト膜101で覆い、5V系トランジスタを形成するnウ
ェル11およびpウェル13のシリコン酸化膜41を除
去する。その後、ゲート酸化膜形成のための熱酸化を再
び施して、nウェル11およびpウェル13表面に厚さ
約150Åのシリコン酸化膜41を形成する。このと
き、nウェル111およびpウェル113表面も同時に
熱酸化され、シリコン酸化膜39の厚さが増加して、約
300Åになる。
域および周辺領域のうちの高耐圧系トランジスタを形成
するnウェル111およびpウェル113のみをレジス
ト膜101で覆い、5V系トランジスタを形成するnウ
ェル11およびpウェル13のシリコン酸化膜41を除
去する。その後、ゲート酸化膜形成のための熱酸化を再
び施して、nウェル11およびpウェル13表面に厚さ
約150Åのシリコン酸化膜41を形成する。このと
き、nウェル111およびpウェル113表面も同時に
熱酸化され、シリコン酸化膜39の厚さが増加して、約
300Åになる。
【0025】図29に示すように、シリコン酸化膜41
およびHTO膜42上に、CVD法を用いて厚さ250
0Åの多結晶シリコン膜43を形成する。多結晶シリコ
ン膜43はメモリセル領域においてはコントロールゲー
トとなり、周辺領域においてはゲート電極となる。多結
晶シリコン膜43の上にレジスト45を形成し、レジス
ト45に所定のパターニングを施す。レジスト45をマ
スクとして多結晶シリコン膜43をエッチング除去し、
ゲート電極47(図30参照)を形成した後、レジスト
45を除去し、図30に示す構造となる。
およびHTO膜42上に、CVD法を用いて厚さ250
0Åの多結晶シリコン膜43を形成する。多結晶シリコ
ン膜43はメモリセル領域においてはコントロールゲー
トとなり、周辺領域においてはゲート電極となる。多結
晶シリコン膜43の上にレジスト45を形成し、レジス
ト45に所定のパターニングを施す。レジスト45をマ
スクとして多結晶シリコン膜43をエッチング除去し、
ゲート電極47(図30参照)を形成した後、レジスト
45を除去し、図30に示す構造となる。
【0026】図31に示すように、シリコン基板1の主
表面全面上にレジスト53を形成する。レジスト53に
所定のパターニングを施し、メモリセル領域にある多結
晶シリコン膜43、HTO膜42、シリコン窒化膜3
7、HTO膜35、多結晶シリコン膜31をエッチング
除去する。以後多結晶シリコン膜43をコントロールゲ
ート51と呼び、多結晶シリコン膜31をフローティン
グゲート49と呼ぶ。図32は図31に示すメモリセル
領域をC方向から切断した状態の断面図である。
表面全面上にレジスト53を形成する。レジスト53に
所定のパターニングを施し、メモリセル領域にある多結
晶シリコン膜43、HTO膜42、シリコン窒化膜3
7、HTO膜35、多結晶シリコン膜31をエッチング
除去する。以後多結晶シリコン膜43をコントロールゲ
ート51と呼び、多結晶シリコン膜31をフローティン
グゲート49と呼ぶ。図32は図31に示すメモリセル
領域をC方向から切断した状態の断面図である。
【0027】図31に示すレジスト53を除去し、図3
3に示すようにサイドウォール絶縁膜55、メモリセル
領域用のソース領域とドレイン領域57、周辺領域用の
ソース領域とドレイン領域59、シリコン酸化膜61、
シリコン窒化膜62、スムースコート膜63を形成す
る。
3に示すようにサイドウォール絶縁膜55、メモリセル
領域用のソース領域とドレイン領域57、周辺領域用の
ソース領域とドレイン領域59、シリコン酸化膜61、
シリコン窒化膜62、スムースコート膜63を形成す
る。
【0028】図33に示すスムースコート膜63、シリ
コン窒化膜62、シリコン酸化膜61、シリコン酸化膜
29、シリコン酸化膜41にコンタクトホール66を形
成する。スムースコート膜63上にアルミニウム配線膜
65をスパッタリングにより形成し、コンタクトホール
66を介して、アルミニウム配線膜65とメモリセル領
域内のソース領域とドレイン領域57およびアルミニウ
ム配線膜65と周辺領域内のソース領域とドレイン領域
59とを電気的に接続する。そしてアルミニウム配線膜
65に所定のパターニングを施し、図34に示す構造と
なる。
コン窒化膜62、シリコン酸化膜61、シリコン酸化膜
29、シリコン酸化膜41にコンタクトホール66を形
成する。スムースコート膜63上にアルミニウム配線膜
65をスパッタリングにより形成し、コンタクトホール
66を介して、アルミニウム配線膜65とメモリセル領
域内のソース領域とドレイン領域57およびアルミニウ
ム配線膜65と周辺領域内のソース領域とドレイン領域
59とを電気的に接続する。そしてアルミニウム配線膜
65に所定のパターニングを施し、図34に示す構造と
なる。
【0029】図35に示すようにシリコン基板1の主表
面全面にスムースコート膜67を形成する。スムースコ
ート膜67にスルーホール70を形成する。そしてスム
ースコート膜67の上にアルミニウム配線膜69を形成
する。アルミニウム配線膜69とアルミニウム配線膜6
5とはスルーホール70を介して電気的に接続されてい
る。図36に示すようにアルミニウム配線膜69に所定
のパターニングを施す。以上により従来のフラッシュメ
モリの製造方法工程が完了する。
面全面にスムースコート膜67を形成する。スムースコ
ート膜67にスルーホール70を形成する。そしてスム
ースコート膜67の上にアルミニウム配線膜69を形成
する。アルミニウム配線膜69とアルミニウム配線膜6
5とはスルーホール70を介して電気的に接続されてい
る。図36に示すようにアルミニウム配線膜69に所定
のパターニングを施す。以上により従来のフラッシュメ
モリの製造方法工程が完了する。
【0030】図31および図32に示すように、コント
ロールゲート51とフローティングゲート49との間に
は、HTO膜35、シリコン窒化膜37、HTO膜42
の積層構造が形成されている。この積層構造はONO膜
と呼ばれている。フローティングゲート49とコントロ
ールゲート51との間に形成される膜に要求される特性
として以下の3つがある。
ロールゲート51とフローティングゲート49との間に
は、HTO膜35、シリコン窒化膜37、HTO膜42
の積層構造が形成されている。この積層構造はONO膜
と呼ばれている。フローティングゲート49とコントロ
ールゲート51との間に形成される膜に要求される特性
として以下の3つがある。
【0031】 コントロールゲート51とフローティ
ングゲート49との間の絶縁性が良いこと。
ングゲート49との間の絶縁性が良いこと。
【0032】 リークに強いこと。すなわち、フロー
ティングゲート49に貯えられた電荷を逃さないこと。
ティングゲート49に貯えられた電荷を逃さないこと。
【0033】 比誘電率が高いこと。の理由は次の
とおりである。フローティングゲート49に多量の電荷
が貯えられるようにするには、電荷をフローティングゲ
ート49に供給する際に、フローティングゲート49の
電圧を高くする必要がある。したがって、コントロール
ゲート51に電圧を印加したとき、フローティングゲー
ト49の電圧もコントロールゲート51の電圧に近いほ
うがよい。そのためにはフローティングゲート49とコ
ントロールゲート51との間の膜の比誘電率が高いほう
がよい。
とおりである。フローティングゲート49に多量の電荷
が貯えられるようにするには、電荷をフローティングゲ
ート49に供給する際に、フローティングゲート49の
電圧を高くする必要がある。したがって、コントロール
ゲート51に電圧を印加したとき、フローティングゲー
ト49の電圧もコントロールゲート51の電圧に近いほ
うがよい。そのためにはフローティングゲート49とコ
ントロールゲート51との間の膜の比誘電率が高いほう
がよい。
【0034】HTO膜は上記が優れているが、が
悪い。これに対しシリコン窒化膜はが優れているが、
が悪い。ONO膜はHTO膜の優れた面およびシリ
コン窒化膜の優れた面の双方を採用したものである。
悪い。これに対しシリコン窒化膜はが優れているが、
が悪い。ONO膜はHTO膜の優れた面およびシリ
コン窒化膜の優れた面の双方を採用したものである。
【0035】ところでONO膜の一番上の膜であるHT
O膜42はTop Oxideと呼ばれ、電流のリーク
防止のためには、できるだけ厚いほうがよい。このこと
は1990 IEEE/IRPS pp145〜149
A MODEL FOREPROM INTRINS
IC CHARGE LOSS THROUGHOXI
DE−NITRIDE−OXIDE(ONO)INTE
RPOLY DIELECTRICにも開示されてい
る。なお、ONO膜の一番下の膜であるHTO膜35は
Bottom Oxideと呼ばれている。
O膜42はTop Oxideと呼ばれ、電流のリーク
防止のためには、できるだけ厚いほうがよい。このこと
は1990 IEEE/IRPS pp145〜149
A MODEL FOREPROM INTRINS
IC CHARGE LOSS THROUGHOXI
DE−NITRIDE−OXIDE(ONO)INTE
RPOLY DIELECTRICにも開示されてい
る。なお、ONO膜の一番下の膜であるHTO膜35は
Bottom Oxideと呼ばれている。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、コン
トロールゲート51とフローティングゲート49との間
のONO膜は、ピーク電流防止のためにはできるだけ厚
い方が好ましいが、コントロールゲート51とフローテ
ィングゲート49との電位差を小さくするためには、で
きるだけ薄くして静電容量を大きくする方が好ましい。
したがって、ONO膜の厚さは所定の最適な範囲内に入
るようにする必要がある。
トロールゲート51とフローティングゲート49との間
のONO膜は、ピーク電流防止のためにはできるだけ厚
い方が好ましいが、コントロールゲート51とフローテ
ィングゲート49との電位差を小さくするためには、で
きるだけ薄くして静電容量を大きくする方が好ましい。
したがって、ONO膜の厚さは所定の最適な範囲内に入
るようにする必要がある。
【0037】しかしながら、上記従来法においては、O
NO膜形成後に周辺領域のトランジスタのゲート絶縁膜
であるシリコン酸化膜39,41が形成されるため、以
下に述べる種々の要因によって、ONO膜の最上層のH
TO膜42の膜厚に大きな誤差が生じた。そのため、コ
ントロールゲート51とフローティングゲート49との
間の静電容量がばらつき、しきい値電圧Vthのトランジ
スタ間における初期分布の広がりが大きくなって、フラ
ッシュメモリの動作特性が劣化するという問題があっ
た。図38に、最上層HTO膜厚分布以外の要因による
トランジスタ間の初期Vth分布(図中矢印Aで示す)
と、上記従来の工程によって最上層のHTO膜厚にばら
つきが生じた場合のトランジスタ間の初期HTO分布
(図中矢印Bで示す)を対比して示している。図38の
グラフから、HTO膜42のばらつきによるVth分布の
広がりが無視できないほど大きなものであることがわか
る。
NO膜形成後に周辺領域のトランジスタのゲート絶縁膜
であるシリコン酸化膜39,41が形成されるため、以
下に述べる種々の要因によって、ONO膜の最上層のH
TO膜42の膜厚に大きな誤差が生じた。そのため、コ
ントロールゲート51とフローティングゲート49との
間の静電容量がばらつき、しきい値電圧Vthのトランジ
スタ間における初期分布の広がりが大きくなって、フラ
ッシュメモリの動作特性が劣化するという問題があっ
た。図38に、最上層HTO膜厚分布以外の要因による
トランジスタ間の初期Vth分布(図中矢印Aで示す)
と、上記従来の工程によって最上層のHTO膜厚にばら
つきが生じた場合のトランジスタ間の初期HTO分布
(図中矢印Bで示す)を対比して示している。図38の
グラフから、HTO膜42のばらつきによるVth分布の
広がりが無視できないほど大きなものであることがわか
る。
【0038】なお、コントロールゲート51とフローテ
ィングゲート49との間の静電容量と、メモリセルトラ
ンジスタのしきい値電圧との関係は、図39を参照し
て、次の式で表わされる。
ィングゲート49との間の静電容量と、メモリセルトラ
ンジスタのしきい値電圧との関係は、図39を参照し
て、次の式で表わされる。
【0039】
【数1】
【0040】上式のCcfは、さらに次の式で表わされ
る。
る。
【0041】
【数2】
【0042】上式のC3 は、HTO膜42の厚さに反比
例する。上記従来の工程により、ONO膜を形成した後
に周辺領域のシリコン酸化膜39,41を形成する場合
に、HTO膜42の膜厚にばらつきが生じる理由は、下
記表1を参照して次のように説明される。
例する。上記従来の工程により、ONO膜を形成した後
に周辺領域のシリコン酸化膜39,41を形成する場合
に、HTO膜42の膜厚にばらつきが生じる理由は、下
記表1を参照して次のように説明される。
【0043】
【表1】
【0044】まず、図25に示した工程において、ON
O膜最上層のHTO膜42を形成する際、CVD法によ
るHTO膜堆積の厚みの誤差は約±10%であるため、
堆積されるHTO膜の厚さは、220±22Åとなる。
表1中の+は、厚さが増す方向、−は厚さが減る方向を
示している。その後の図26および27に示した第1回
目のゲート酸化の工程においては、シリコン基板1上全
面に、まずRCA洗浄を施す。ここでRCA洗浄とは、
1970年に米国RCA社のWerner Kern氏
が提唱した半導体ウェット洗浄法であり、具体的には、
主としてアンモニア,過水(H2 O2 )および水を所定
の比率で混合した薬液を用いて、ウエハ表面の粒子除去
等を行なうものである。
O膜最上層のHTO膜42を形成する際、CVD法によ
るHTO膜堆積の厚みの誤差は約±10%であるため、
堆積されるHTO膜の厚さは、220±22Åとなる。
表1中の+は、厚さが増す方向、−は厚さが減る方向を
示している。その後の図26および27に示した第1回
目のゲート酸化の工程においては、シリコン基板1上全
面に、まずRCA洗浄を施す。ここでRCA洗浄とは、
1970年に米国RCA社のWerner Kern氏
が提唱した半導体ウェット洗浄法であり、具体的には、
主としてアンモニア,過水(H2 O2 )および水を所定
の比率で混合した薬液を用いて、ウエハ表面の粒子除去
等を行なうものである。
【0045】次に、シリコン基板1表面の不要な自然酸
化膜などを除去するため、50:1HF水溶液(水とH
Fとの体積比が50:1)によって約30秒間エッチン
グ、すなわちいわゆるフッ酸処理を施したうえで、熱酸
化を行なう。このフッ酸処理においては、HTO膜42
は、図37に示すグラフからわかるように、エッチング
によって約60Å除去される。このフッ酸処理のエッチ
ング量の誤差も±10%程度であるため、HTO膜42
の膜厚の変化は、−60±6Åとなる。このとき、シリ
コン酸化膜39,41は共に、シリコン基板の熱酸化に
よってその厚さが増加し、約290Åとなり、熱酸化に
より形成される熱酸化膜の厚さの誤差が±10%である
ことを考慮して、高耐圧系トランジスタのゲート絶縁膜
であるシリコン酸化膜39の厚さは290±29Åとな
る。5V系トランジスタのゲート絶縁膜であるシリコン
酸化膜41については、1回目のゲート酸化の後にエッ
チングによって除去するので、表1には、1回目のゲー
ト酸化によるシリコン酸化膜41の形成はないものとし
ている。
化膜などを除去するため、50:1HF水溶液(水とH
Fとの体積比が50:1)によって約30秒間エッチン
グ、すなわちいわゆるフッ酸処理を施したうえで、熱酸
化を行なう。このフッ酸処理においては、HTO膜42
は、図37に示すグラフからわかるように、エッチング
によって約60Å除去される。このフッ酸処理のエッチ
ング量の誤差も±10%程度であるため、HTO膜42
の膜厚の変化は、−60±6Åとなる。このとき、シリ
コン酸化膜39,41は共に、シリコン基板の熱酸化に
よってその厚さが増加し、約290Åとなり、熱酸化に
より形成される熱酸化膜の厚さの誤差が±10%である
ことを考慮して、高耐圧系トランジスタのゲート絶縁膜
であるシリコン酸化膜39の厚さは290±29Åとな
る。5V系トランジスタのゲート絶縁膜であるシリコン
酸化膜41については、1回目のゲート酸化の後にエッ
チングによって除去するので、表1には、1回目のゲー
ト酸化によるシリコン酸化膜41の形成はないものとし
ている。
【0046】その後、2回目のゲート酸化により、5V
系トランジスタのシリコン酸化膜41が約150Åの厚
さで形成されると同時に、高耐圧系トランジスタのシリ
コン酸化膜39も厚さを増し、約300Åの厚さとな
る。このとき、ゲート酸化のための熱酸化の工程の前に
行なわれるフッ酸処理により、シリコン酸化膜39は、
図37に示すグラフからわかるように、約30Å除去さ
れる。またHTO膜42が、そのフッ酸処理の際に約6
0Å除去される。フッ酸処理によるエッチング量の誤差
±10%、熱酸化により形成されるシリコン酸化膜の厚
さの誤差±10%、CVDによるHTO膜の堆積量の誤
差±10%を考慮すると、HTO膜42,シリコン酸化
膜39およびシリコン酸化膜41の厚さは、表1の最下
段に示されるようなばらつきを生じる。
系トランジスタのシリコン酸化膜41が約150Åの厚
さで形成されると同時に、高耐圧系トランジスタのシリ
コン酸化膜39も厚さを増し、約300Åの厚さとな
る。このとき、ゲート酸化のための熱酸化の工程の前に
行なわれるフッ酸処理により、シリコン酸化膜39は、
図37に示すグラフからわかるように、約30Å除去さ
れる。またHTO膜42が、そのフッ酸処理の際に約6
0Å除去される。フッ酸処理によるエッチング量の誤差
±10%、熱酸化により形成されるシリコン酸化膜の厚
さの誤差±10%、CVDによるHTO膜の堆積量の誤
差±10%を考慮すると、HTO膜42,シリコン酸化
膜39およびシリコン酸化膜41の厚さは、表1の最下
段に示されるようなばらつきを生じる。
【0047】なお、1回目のゲート酸化工程において約
290Åの厚さに形成されたシリコン酸化膜39が、フ
ッ酸処理による約30Å除去された後の2回目のゲート
酸化工程を経て厚さが約300Åになる理由は、図40
に示したグラフを参照して次のように説明される。
290Åの厚さに形成されたシリコン酸化膜39が、フ
ッ酸処理による約30Å除去された後の2回目のゲート
酸化工程を経て厚さが約300Åになる理由は、図40
に示したグラフを参照して次のように説明される。
【0048】熱酸化時間tと酸化膜厚x0 とは、一般に
酸化の2乗則に従って、 x0 2 =βt で表わされ、図40に示すような放物線のグラフとな
る。上式においてβは定数であって、実験的に容易に定
められる。たとえば上式が図40のグラフと一致するよ
うに定数βが設定された場合、2回目のゲート酸化工程
における前処理としてのフッ酸処理直後は、シリコン酸
化膜39の厚さは約260Åとなっており、図40に示
すグラフ中の点Bに相当する。次の2回目のゲート酸化
工程において、約2.25分間の熱酸化により、シリコ
ン酸化膜41が約150Åの厚さに形成される間、すな
わち図40において原点から点Aに至る間に、シリコン
酸化膜39の方は、図40の点Bから約2.25分後の
点Cに移行することになる。したがって、この時点(図
40の点C)において、シリコン酸化膜39の厚さは約
300Åとなる。
酸化の2乗則に従って、 x0 2 =βt で表わされ、図40に示すような放物線のグラフとな
る。上式においてβは定数であって、実験的に容易に定
められる。たとえば上式が図40のグラフと一致するよ
うに定数βが設定された場合、2回目のゲート酸化工程
における前処理としてのフッ酸処理直後は、シリコン酸
化膜39の厚さは約260Åとなっており、図40に示
すグラフ中の点Bに相当する。次の2回目のゲート酸化
工程において、約2.25分間の熱酸化により、シリコ
ン酸化膜41が約150Åの厚さに形成される間、すな
わち図40において原点から点Aに至る間に、シリコン
酸化膜39の方は、図40の点Bから約2.25分後の
点Cに移行することになる。したがって、この時点(図
40の点C)において、シリコン酸化膜39の厚さは約
300Åとなる。
【0049】以上述べたように、上記従来例による工程
では、HTO膜42の膜厚に大きなばらつきが生じるた
め、コントロールゲート51とフローティングゲート4
9との間の静電容量にばらつきが生じ、その結果とし
て、トランジスタ間のしきい値電圧分布の広がりが大き
くなるという問題があった。
では、HTO膜42の膜厚に大きなばらつきが生じるた
め、コントロールゲート51とフローティングゲート4
9との間の静電容量にばらつきが生じ、その結果とし
て、トランジスタ間のしきい値電圧分布の広がりが大き
くなるという問題があった。
【0050】上記従来の問題点に鑑み本発明の不揮発性
半導体記憶装置の製造方法は、コントロールゲートとフ
ローティングゲートとの間の誘電膜の膜厚制御を容易に
し、しきい値電圧のメモリセル間の分布精度を向上する
ことを目的とする。
半導体記憶装置の製造方法は、コントロールゲートとフ
ローティングゲートとの間の誘電膜の膜厚制御を容易に
し、しきい値電圧のメモリセル間の分布精度を向上する
ことを目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
装置の製造方法は、メモリセル領域と周辺回路領域とを
有する不揮発性半導体記憶装置を製造する方法に関して
いる。この製造方法は、半導体基板の主表面上に絶縁膜
を形成する工程と、絶縁膜上にフローティングゲートを
形成する工程と、そのフローティングゲート上に第1シ
リコン酸化膜,シリコン窒化膜および第2シリコン酸化
膜を順に積層した誘電膜を形成する工程と、その誘電膜
上にコントロールゲートを形成する工程とを備えてい
る。この発明の特徴は、誘電膜を形成する工程が、第1
シリコン酸化膜とシリコン窒化膜を順次形成する工程
と、周辺回路領域のトランジスタのゲート酸化膜形成の
ための、少なくとも1回のゲート酸化工程を経た後に、
シリコン窒化膜上に第2シリコン酸化膜を形成する工程
とを有していることである。
装置の製造方法は、メモリセル領域と周辺回路領域とを
有する不揮発性半導体記憶装置を製造する方法に関して
いる。この製造方法は、半導体基板の主表面上に絶縁膜
を形成する工程と、絶縁膜上にフローティングゲートを
形成する工程と、そのフローティングゲート上に第1シ
リコン酸化膜,シリコン窒化膜および第2シリコン酸化
膜を順に積層した誘電膜を形成する工程と、その誘電膜
上にコントロールゲートを形成する工程とを備えてい
る。この発明の特徴は、誘電膜を形成する工程が、第1
シリコン酸化膜とシリコン窒化膜を順次形成する工程
と、周辺回路領域のトランジスタのゲート酸化膜形成の
ための、少なくとも1回のゲート酸化工程を経た後に、
シリコン窒化膜上に第2シリコン酸化膜を形成する工程
とを有していることである。
【0052】
【作用】この発明の製造工程によれば、コントロールゲ
ートとフローティングゲートとの間の誘電膜の最上層の
シリコン酸化膜を形成する前において、周辺回路領域の
トランジスタのゲート絶縁膜を形成するためのゲート酸
化工程を少なくとも一度含むため、誘電膜最上層のシリ
コン酸化膜を形成した後の熱酸化工程が減少する。その
結果、ゲート酸化のための熱酸化工程の前処理としての
フッ酸処理に伴う、シリコン酸化膜の除去を必要最小限
にとどめることができる。フッ酸処理によるシリコン酸
化膜のエッチング量の回数が減少することにより、誘電
膜最上層のシリコン酸化膜の膜厚のばらつきが抑制さ
れ、その結果、誘電膜の厚さのばらつきに伴うコントロ
ールゲートとフローティングゲートとの間の静電容量の
ばらつきが抑制される。その結果、しきい値電圧のメモ
リセルトランジスタ間の分布の広がりが抑えられる。
ートとフローティングゲートとの間の誘電膜の最上層の
シリコン酸化膜を形成する前において、周辺回路領域の
トランジスタのゲート絶縁膜を形成するためのゲート酸
化工程を少なくとも一度含むため、誘電膜最上層のシリ
コン酸化膜を形成した後の熱酸化工程が減少する。その
結果、ゲート酸化のための熱酸化工程の前処理としての
フッ酸処理に伴う、シリコン酸化膜の除去を必要最小限
にとどめることができる。フッ酸処理によるシリコン酸
化膜のエッチング量の回数が減少することにより、誘電
膜最上層のシリコン酸化膜の膜厚のばらつきが抑制さ
れ、その結果、誘電膜の厚さのばらつきに伴うコントロ
ールゲートとフローティングゲートとの間の静電容量の
ばらつきが抑制される。その結果、しきい値電圧のメモ
リセルトランジスタ間の分布の広がりが抑えられる。
【0053】
【実施例】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の
製造方法の一実施例について、以下図面を参照しながら
説明する。なお、従来例と同一または相当の要素につい
ては、同一の参照符号を付して説明する。
製造方法の一実施例について、以下図面を参照しながら
説明する。なお、従来例と同一または相当の要素につい
ては、同一の参照符号を付して説明する。
【0054】まず、上記従来例と同様に、図16ないし
図24に示した工程を経た後、シリコン基板1上全面に
CVD法によって、厚さ約100ÅのHTO膜35を形
成する。その後、やはりCVD法によって、厚さ約10
0Åのシリコン窒化膜37を形成する(図1)。
図24に示した工程を経た後、シリコン基板1上全面に
CVD法によって、厚さ約100ÅのHTO膜35を形
成する。その後、やはりCVD法によって、厚さ約10
0Åのシリコン窒化膜37を形成する(図1)。
【0055】その後、メモリセル領域と、pウェル領域
13上をレジスト膜13によって覆い、nウェル領域1
1に対して硼素イオンを注入し、nウェル領域11上に
形成するトランジスタのしきい値電圧を調節する(図
2)。その後、メモリセル領域上およびnウェル領域1
1上をレジスト膜104で覆い、周辺領域のpウェル領
域13に対して硼素イオンを注入し、pウェル領域13
上に形成するトランジスタのしきい値電圧を調節する
(図3)。
13上をレジスト膜13によって覆い、nウェル領域1
1に対して硼素イオンを注入し、nウェル領域11上に
形成するトランジスタのしきい値電圧を調節する(図
2)。その後、メモリセル領域上およびnウェル領域1
1上をレジスト膜104で覆い、周辺領域のpウェル領
域13に対して硼素イオンを注入し、pウェル領域13
上に形成するトランジスタのしきい値電圧を調節する
(図3)。
【0056】次に、図4に示すように、メモリセル領域
上のみレジスト膜105で覆い、周辺領域のシリコン基
板1上をエッチングすることにより、nウェル領域11
およびpウェル領域13表面のシリコン酸化膜29を除
去する。その後、50:1HFエッチングを約30秒施
すことによるフッ酸処理により、周辺領域のシリコン基
板1表面上の自然酸化膜やその他の不純物を除去する。
次に、熱酸化を施し、周辺領域のnウェル11およびp
ウェル13表面に厚さ約220Åのシリコン酸化膜41
aを、nウェル111およびpウェル113表面上に
は、やはり厚さ約220Åのシリコン酸化膜39aを形
成し、図5に示す構造となる。
上のみレジスト膜105で覆い、周辺領域のシリコン基
板1上をエッチングすることにより、nウェル領域11
およびpウェル領域13表面のシリコン酸化膜29を除
去する。その後、50:1HFエッチングを約30秒施
すことによるフッ酸処理により、周辺領域のシリコン基
板1表面上の自然酸化膜やその他の不純物を除去する。
次に、熱酸化を施し、周辺領域のnウェル11およびp
ウェル13表面に厚さ約220Åのシリコン酸化膜41
aを、nウェル111およびpウェル113表面上に
は、やはり厚さ約220Åのシリコン酸化膜39aを形
成し、図5に示す構造となる。
【0057】次に、図6に示すように、メモリセル領域
上および高耐圧系トランジスタを形成するnウェル11
1およびpウェル113上をレジスト膜106で覆い、
5V系トランジスタを形成するnウェル11およびpウ
ェル13表面をエッチングして、シリコン酸化膜41a
を除去する。
上および高耐圧系トランジスタを形成するnウェル11
1およびpウェル113上をレジスト膜106で覆い、
5V系トランジスタを形成するnウェル11およびpウ
ェル13表面をエッチングして、シリコン酸化膜41a
を除去する。
【0058】その後、RCA洗浄を行ない、さらに5
0:1HFエッチングを約30秒間施すことによるフッ
酸処理を行なった後、再び熱酸化を施して、nウェル1
1およびpウェル13表面に、厚さ約50Åのシリコン
酸化膜41bを形成する。このとき、同時にnウェル1
11およびpウェル113表面も熱酸化されるため、図
7に示すようにシリコン酸化膜39aの厚さが増加し
て、約200Å程度の厚さになる。
0:1HFエッチングを約30秒間施すことによるフッ
酸処理を行なった後、再び熱酸化を施して、nウェル1
1およびpウェル13表面に、厚さ約50Åのシリコン
酸化膜41bを形成する。このとき、同時にnウェル1
11およびpウェル113表面も熱酸化されるため、図
7に示すようにシリコン酸化膜39aの厚さが増加し
て、約200Å程度の厚さになる。
【0059】次に、図8に示すように、CVD法によ
り、シリコン基板1表面全面に高温酸化膜を堆積させ、
メモリセル領域におけるシリコン窒化膜37表面上には
厚さ約100ÅのHTO膜42が形成される。それと同
時に、周辺領域のnウェル11およびpウェル13上に
は厚さ約100Åのシリコン酸化膜41cが、nウェル
111およびpウェル113上にはやはり厚さ100Å
のシリコン酸化膜39bが形成される。その結果、HT
O膜35,シリコン窒化膜37およびHTO膜42が積
層された誘電膜であるいわゆるONO膜が形成され、5
V系トランジスタが形成される領域上には、シリコン酸
化膜41b,41cからなるゲート絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜41が形成される。また、高耐圧系トランジス
タが形成される領域上には、シリコン酸化膜39a,3
9bからなるゲート絶縁膜であるシリコン酸化膜39が
形成される。
り、シリコン基板1表面全面に高温酸化膜を堆積させ、
メモリセル領域におけるシリコン窒化膜37表面上には
厚さ約100ÅのHTO膜42が形成される。それと同
時に、周辺領域のnウェル11およびpウェル13上に
は厚さ約100Åのシリコン酸化膜41cが、nウェル
111およびpウェル113上にはやはり厚さ100Å
のシリコン酸化膜39bが形成される。その結果、HT
O膜35,シリコン窒化膜37およびHTO膜42が積
層された誘電膜であるいわゆるONO膜が形成され、5
V系トランジスタが形成される領域上には、シリコン酸
化膜41b,41cからなるゲート絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜41が形成される。また、高耐圧系トランジス
タが形成される領域上には、シリコン酸化膜39a,3
9bからなるゲート絶縁膜であるシリコン酸化膜39が
形成される。
【0060】その後は、図29ないし図36に示した上
記従来の工程と同様の工程を経て、不揮発性半導体記憶
装置が完成する。
記従来の工程と同様の工程を経て、不揮発性半導体記憶
装置が完成する。
【0061】本実施例におけるHTO膜42,シリコン
酸化膜39およびシリコン酸化膜41の膜厚は、ゲート
酸化工程の前処理として行なわれるフッ酸処理によるエ
ッチング量の誤差±10%、ゲート酸化工程における熱
酸化膜の厚さの誤差±10%およびHTO膜堆積におけ
る膜厚の誤差±10%を考慮して、下記の表2に示すよ
うになる。
酸化膜39およびシリコン酸化膜41の膜厚は、ゲート
酸化工程の前処理として行なわれるフッ酸処理によるエ
ッチング量の誤差±10%、ゲート酸化工程における熱
酸化膜の厚さの誤差±10%およびHTO膜堆積におけ
る膜厚の誤差±10%を考慮して、下記の表2に示すよ
うになる。
【0062】
【表2】
【0063】表2に示した数値からわかるように、上記
従来例における表1と比較して、シリコン酸化膜39お
よびシリコン酸化膜41の膜厚の誤差をそれほど大きく
増すことなく、HTO膜42の膜厚の誤差を極めて小さ
く抑えている。したがって、メモリセルトランジスタ間
のONO膜最上層のHTO膜42の膜厚のばらつきが小
さくなり、その結果ONO膜の厚さのばらつきも小さく
抑えられる。したがって、コントロールゲート51とフ
ローティングゲート49との間の静電容量のばらつきが
抑えられ、しきい値電圧のトランジスタ間における分布
の広がりを小さくすることができる。
従来例における表1と比較して、シリコン酸化膜39お
よびシリコン酸化膜41の膜厚の誤差をそれほど大きく
増すことなく、HTO膜42の膜厚の誤差を極めて小さ
く抑えている。したがって、メモリセルトランジスタ間
のONO膜最上層のHTO膜42の膜厚のばらつきが小
さくなり、その結果ONO膜の厚さのばらつきも小さく
抑えられる。したがって、コントロールゲート51とフ
ローティングゲート49との間の静電容量のばらつきが
抑えられ、しきい値電圧のトランジスタ間における分布
の広がりを小さくすることができる。
【0064】次に、本発明の他の実施例の不揮発性半導
体記憶装置の製造方法について、図9ないし図11を参
照しながら説明する。
体記憶装置の製造方法について、図9ないし図11を参
照しながら説明する。
【0065】本実施例の製造工程は、1回目のゲート酸
化工程である、上記実施例における図5にした工程まで
は、上記実施例と同様である。ただし、本実施例におい
ては、1回目のゲート酸化により形成される熱酸化膜の
厚さの目標値を、約160Åとする。その後、本実施例
においては、図9に示すように、シリコン基板1上全面
に、CVD法による高温酸化膜、すなわちHTO膜を、
約160Å堆積させる。なお、図9の(a)は、その右
側にメモリセル領域を、左側に5V系トランジスタ形成
領域を示し、(b)は、周辺領域の高耐圧系トランジス
タの形成領域を示している。形成したHTO膜は、メモ
リセル領域ではONO膜最上層のHTO膜42となり、
5V系トランジスタ形成領域においてはシリコン酸化膜
41dとなり、さらに高耐圧系トランジスタではシリコ
ン酸化膜39cとなる。
化工程である、上記実施例における図5にした工程まで
は、上記実施例と同様である。ただし、本実施例におい
ては、1回目のゲート酸化により形成される熱酸化膜の
厚さの目標値を、約160Åとする。その後、本実施例
においては、図9に示すように、シリコン基板1上全面
に、CVD法による高温酸化膜、すなわちHTO膜を、
約160Å堆積させる。なお、図9の(a)は、その右
側にメモリセル領域を、左側に5V系トランジスタ形成
領域を示し、(b)は、周辺領域の高耐圧系トランジス
タの形成領域を示している。形成したHTO膜は、メモ
リセル領域ではONO膜最上層のHTO膜42となり、
5V系トランジスタ形成領域においてはシリコン酸化膜
41dとなり、さらに高耐圧系トランジスタではシリコ
ン酸化膜39cとなる。
【0066】次に、図10に示すように、メモリセル領
域上と高耐圧系トランジスタ形成領域上とをレジスト膜
107で覆い、5V系トランジスタ形成領域のシリコン
酸化膜41d,41aをエッチングによって除去し、n
ウェル11およびpウェル13の表面を露出させる。
域上と高耐圧系トランジスタ形成領域上とをレジスト膜
107で覆い、5V系トランジスタ形成領域のシリコン
酸化膜41d,41aをエッチングによって除去し、n
ウェル11およびpウェル13の表面を露出させる。
【0067】次に、2回目のゲート酸化を行なう。この
ゲート酸化工程においては、まず前処理としてのフッ酸
処理(50:1HF水溶液によるエッチング30秒間)
を行なった後、厚さ約150Åの熱酸化膜が生じるよう
に、熱酸化を行なう。その結果、図11に示すように、
5V系トランジスタ形成領域におけるシリコン基板1表
面に、約150Åの厚さの熱酸化膜であるシリコン酸化
膜41が形成され、これが5V系トランジスタのゲート
酸化膜を構成することになる。また、高耐圧系トランジ
スタ形成領域のシリコン基板1表面の熱酸化膜であるシ
リコン酸化膜39aも、このゲート酸化工程においてそ
の厚みが増し、シリコン酸化膜39cと合わせて、約3
00Åの厚さの高耐圧系トランジスタのゲート絶縁膜で
あるシリコン酸化膜39を構成することになる。
ゲート酸化工程においては、まず前処理としてのフッ酸
処理(50:1HF水溶液によるエッチング30秒間)
を行なった後、厚さ約150Åの熱酸化膜が生じるよう
に、熱酸化を行なう。その結果、図11に示すように、
5V系トランジスタ形成領域におけるシリコン基板1表
面に、約150Åの厚さの熱酸化膜であるシリコン酸化
膜41が形成され、これが5V系トランジスタのゲート
酸化膜を構成することになる。また、高耐圧系トランジ
スタ形成領域のシリコン基板1表面の熱酸化膜であるシ
リコン酸化膜39aも、このゲート酸化工程においてそ
の厚みが増し、シリコン酸化膜39cと合わせて、約3
00Åの厚さの高耐圧系トランジスタのゲート絶縁膜で
あるシリコン酸化膜39を構成することになる。
【0068】本実施例における各工程において形成され
る膜厚の誤差を考慮にいれた、HTO膜42,シリコン
酸化膜39およびシリコン酸化膜41の膜厚の変化を、
下記の表3に示す。
る膜厚の誤差を考慮にいれた、HTO膜42,シリコン
酸化膜39およびシリコン酸化膜41の膜厚の変化を、
下記の表3に示す。
【0069】
【表3】
【0070】表3の結果から明らかなように、本実施例
によれば、シリコン酸化膜39およびシリコン酸化膜4
1の膜厚のばらつきを拡大することなく、HTO膜42
の膜厚のばらつきを抑制することができる。
によれば、シリコン酸化膜39およびシリコン酸化膜4
1の膜厚のばらつきを拡大することなく、HTO膜42
の膜厚のばらつきを抑制することができる。
【0071】また本実施例によれば、5V系トランジス
タのゲート絶縁膜であるシリコン酸化膜41が、ゲート
酸化工程による熱酸化膜のみで形成されるため、上記実
施例のようにHTO膜と熱酸化膜との積層構造の場合に
比べて、ゲート絶縁膜としての膜質がやや向上する。
タのゲート絶縁膜であるシリコン酸化膜41が、ゲート
酸化工程による熱酸化膜のみで形成されるため、上記実
施例のようにHTO膜と熱酸化膜との積層構造の場合に
比べて、ゲート絶縁膜としての膜質がやや向上する。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周辺回路領域に形成されるトランジスタのゲート酸化膜
の膜厚のばらつきを拡大することなく、ONO膜最上層
のHTO膜の膜厚のばらつきを抑制することができる。
その結果、コントロールゲートとフローティングゲート
との間の静電容量のばらつきが抑制され、メモリセルト
ランジスタのしきい値電圧分布の広がりを小さくするこ
とができ、不揮発性半導体記憶装置としての特性が向上
する。
周辺回路領域に形成されるトランジスタのゲート酸化膜
の膜厚のばらつきを拡大することなく、ONO膜最上層
のHTO膜の膜厚のばらつきを抑制することができる。
その結果、コントロールゲートとフローティングゲート
との間の静電容量のばらつきが抑制され、メモリセルト
ランジスタのしきい値電圧分布の広がりを小さくするこ
とができ、不揮発性半導体記憶装置としての特性が向上
する。
【図1】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第1工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第1工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図2】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第2工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第2工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図3】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第3工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第3工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図4】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第4工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第4工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図5】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第5工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第5工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図6】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第6工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第6工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図7】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第7工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第7工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図8】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の一実施例の第8工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
造方法の一実施例の第8工程を示すシリコン基板の部分
断面図である。
【図9】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の製
造方法の他の実施例の第1工程を示すシリコン基板の部
分断面図である。
造方法の他の実施例の第1工程を示すシリコン基板の部
分断面図である。
【図10】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の
製造方法の他の実施例の第2工程を示すシリコン基板の
部分断面図である。
製造方法の他の実施例の第2工程を示すシリコン基板の
部分断面図である。
【図11】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の
製造方法の他の実施例の第3工程を示すシリコン基板の
部分断面図である。
製造方法の他の実施例の第3工程を示すシリコン基板の
部分断面図である。
【図12】フラッシュメモリの一般的な構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図13】図12に示されたメモリセルマトリックスの
概略構成を示す等価回路図である。
概略構成を示す等価回路図である。
【図14】フラッシュメモリを構成する1つのメモリト
ランジスタの断面構造を示す部分断面図である。
ランジスタの断面構造を示す部分断面図である。
【図15】(a)は従来のスタックゲート型フラッシュ
メモリの平面的配置を示す概略平面図、(b)は(a)
のA−A線に沿う部分断面図である。
メモリの平面的配置を示す概略平面図、(b)は(a)
のA−A線に沿う部分断面図である。
【図16】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第1工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第1工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図17】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第2工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第2工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図18】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第3工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第3工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図19】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第4工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第4工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図20】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第5工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第5工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図21】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第6工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第6工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図22】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第7工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第7工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図23】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第8工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第8工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図24】図20のB−B線に沿うシリコン基板の部分
断面図である。
断面図である。
【図25】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第9工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第9工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図26】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第10工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第10工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図27】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第11工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第11工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図28】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第12工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第12工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図29】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第13工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第13工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図30】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第14工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第14工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図31】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第15工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第15工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図32】図31のC−C線に沿うシリコン基板の部分
断面図である。
断面図である。
【図33】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第16工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第16工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図34】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第17工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第17工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図35】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第18工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第18工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図36】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
一例の第19工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
一例の第19工程を示すシリコン基板の部分断面図であ
る。
【図37】50:1HF水溶液による、CVD酸化膜と
熱酸化膜とのエッチング特性を対比して示す図である。
熱酸化膜とのエッチング特性を対比して示す図である。
【図38】ONO膜最上層のHTO膜の膜厚分布を除く
要因による場合(図の矢印A)と、その要因を含む場合
(図の矢印B)のメモリセルトランジスタ間のしきい値
電圧分布を正規化して示す図である。
要因による場合(図の矢印A)と、その要因を含む場合
(図の矢印B)のメモリセルトランジスタ間のしきい値
電圧分布を正規化して示す図である。
【図39】メモリセルの各部の静電容量を記号化するた
めの説明図である。
めの説明図である。
【図40】熱酸化時間と、その熱酸化により形成される
酸化膜の膜厚との関係を示す図である。
酸化膜の膜厚との関係を示す図である。
1 シリコン基板 29 シリコン酸化膜 31 多結晶シリコン膜 35 HTO膜 37 シリコン窒化膜 43 多結晶シリコン膜
Claims (1)
- 【請求項1】 メモリセル領域と周辺回路領域とを有す
る不揮発性半導体記憶装置を製造する方法であって、 半導体基板の主表面上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜上にフローティングゲートを形成する工程
と、 前記フローティングゲート上に、第1シリコン酸化膜,
シリコン窒化膜および第2シリコン酸化膜を順に積層し
た誘電膜を形成する工程と、 前記誘電膜上にコントロールゲートを形成する工程とを
備え、 前記誘電膜を形成する工程は、 前記第1シリコン酸化膜と前記シリコン窒化膜とを順次
形成する工程と、 周辺回路領域のトランジスタのゲート酸化膜形成のため
の、少なくとも1回のゲート酸化工程を経た後に、前記
シリコン窒化膜上に前記第2シリコン酸化膜を形成する
工程とを含む、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21402592A JPH0661499A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21402592A JPH0661499A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661499A true JPH0661499A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16649032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21402592A Pending JPH0661499A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661499A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7023062B2 (en) | 1997-12-09 | 2006-04-04 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device having deposited layer for gate insulation |
JP2007208297A (ja) * | 2007-05-09 | 2007-08-16 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路装置及びその製造方法 |
JP2007281494A (ja) * | 2007-05-09 | 2007-10-25 | Renesas Technology Corp | 半導体集積回路装置及びその製造方法 |
JP2011228718A (ja) * | 2011-05-23 | 2011-11-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体集積回路装置 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP21402592A patent/JPH0661499A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7023062B2 (en) | 1997-12-09 | 2006-04-04 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device having deposited layer for gate insulation |
US7119406B2 (en) | 1997-12-09 | 2006-10-10 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit device having deposited layer for gate insulation |
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