JP3307496B2 - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Info

Publication number
JP3307496B2
JP3307496B2 JP33210893A JP33210893A JP3307496B2 JP 3307496 B2 JP3307496 B2 JP 3307496B2 JP 33210893 A JP33210893 A JP 33210893A JP 33210893 A JP33210893 A JP 33210893A JP 3307496 B2 JP3307496 B2 JP 3307496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon
film
oxide film
floating gate
gate electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33210893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07193145A (ja
Inventor
誠 大井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP33210893A priority Critical patent/JP3307496B2/ja
Publication of JPH07193145A publication Critical patent/JPH07193145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307496B2 publication Critical patent/JP3307496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的には電気的に
書込および消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記
憶装置の製造方法に関し、特にフラッシュメモリの製
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】データを自由に書込むことができ、書込
まれた情報電荷を電気的に消去することが可能なメモリ
デバイスとしてフラッシュメモリが知られている。
【0003】図28は、フラッシュメモリの一般的な構
成を示すブロック図である。図において、フラッシュメ
モリは行列状に配置されたメモリセルマトリクス100
と、Xアドレスデコーダ200と、Yゲート300と、
Yアドレスデコーダ400と、アドレスバッファ500
と、書込回路600と、センスアンプ700と、入出力
バッファ800と、コントロールロジック900とを含
む。
【0004】メモリセルマトリクス100は、行列状に
配置された複数個のメモリトランジスタをその内部に有
している。メモリセルマトリクス100の行および列を
選択するためにXアドレスデコーダ200とYゲート3
00とが接続されている。Yゲート300には、列の選
択情報を与えるYアドレスデコーダ400が接続されて
いる。Xアドレスデコーダ200とYアドレスデコーダ
400には、それぞれアドレス情報が一時格納されるア
ドレスバッファ500が接続されている。Yゲート30
0には、データ入力時に書込動作を行なうための書込回
路600と、データ出力時に流れる電流値から“0”と
“1”を判定するセンスアンプ700が接続されてい
る。書込回路600とセンスアンプ700にはそれぞ
れ、入出力データを一時格納する入出力バッファ800
が接続されている。アドレスバッファ500と入出力バ
ッファ800には、フラッシュメモリの動作制御を行な
うためのコントロールロジック900が接続されてい
る。コントロールロジック900は、チップイネーブル
信号、アウトプットイネーブル信号およびプログラム信
号に基づいた制御を行なう。
【0005】図29は、図28に示されたメモリセルマ
トリクス100の概略構成を示す等価回路図である。図
において、行方向に延びる複数本のワード線WL1 ,W
2,…,WLi と、列方向に延びる複数本のビット線
BL1 ,BL2 ,…,BLjとが互いに直交するように
配置され、マトリクスを構成している。各ワード線と各
ビット線の交点には、それぞれフローティングゲートを
有するメモリトランジスタQ11,Q12,…,Qijが配置
されている。各メモリトランジスタのドレインは各ビッ
ト線に接続されている。メモリトランジスタのソースは
各ソース線S1,S2 ,…に接続されている。同一行に
属するメモリトランジスタのソースは、図に示されるよ
うに相互に接続されている。
【0006】図30は、上記のようなフラッシュメモリ
を構成する1つのメモリトランジスタの断面構造を示す
部分断面図である。図30に示されるフラッシュメモリ
のトランジスタはスタックトゲート型と呼ばれる。図3
1は従来のスタックトゲート型フラッシュメモリの平面
的な配置を示す概略平面図である。図32は図31のA
−A線に沿う部分断面図である。これらの図を参照し
て、従来のフラッシュメモリの構造について説明する。
【0007】図30および図32を参照して、シリコン
基板のp型領域83の主表面上にn型の不純物領域、た
とえば、n+ ドレイン領域84とn+ ソース領域85と
が間隔を隔てて形成されている。これらのn+ ドレイン
領域84とn+ ソース領域85との間に挟まれた領域に
は、チャネル領域が形成されるようにコントロールゲー
ト86とフローティングゲート87が形成されている。
フローティングゲート87はp型領域83の上に膜厚1
00Å程度の薄いゲート酸化膜90を介在して形成され
ている。コントロールゲート86はフローティングゲー
ト87から電気的に分離されるように、フローティング
ゲート87の上に層間絶縁膜88を介在して形成されて
いる。フローティングゲート87は多結晶シリコン層か
ら形成されている。コントロールゲート86は多結晶シ
リコン層あるいは多結晶シリコン層と高融点金属の積層
膜から形成されている。酸化膜89は、シリコン基板と
フローティングゲート87やコントロールゲート86を
構成する多結晶シリコン層の表面にCVD法(化学的気
相成長法)により堆積させることによって形成されてい
る。さらに、フローティングゲート87やコントロール
ゲート86を被覆するようにスムースコート膜95が形
成されている。
【0008】図31に示すように、コントロールゲート
86は相互に接続されて横方向(行方向)に延びるよう
にワード線として形成されている。ビット線91はワー
ド線86と直交するように配置され、縦方向(列方向)
に並ぶn+ ドレイン領域84を相互に接続する。ビット
線91はドレインコンタクト96を通じて各n+ ドレイ
ン領域84に電気的に接続する。図32に示すように、
ビット線91はスムースコート膜95の上に形成されて
いる。図31に示すように、n+ ソース領域85はワー
ド線86が延びる方向に沿って延在し、ワード線86と
フィールド酸化膜92とによって囲まれた領域に形成さ
れている。各n+ ドレイン領域84もワード線86とフ
ィールド酸化膜92とによって囲まれた領域に形成され
ている。
【0009】上記のように構成されたフラッシュメモリ
の動作について図30を参照して説明する。
【0010】まず、書込動作においては、n+ ドレイン
領域84に6〜8V程度の電圧VD、コントロールゲー
ト86に10〜15V程度の電圧VG が印加される。さ
らに、n+ ソース領域85とp型領域83は接地電位に
保たれる。このとき、メモリトランジスタのチャネルに
は数百μAの電流が流れる。ソースからドレインに流れ
た電子のうちドレイン近傍で加速された電子は、この近
傍で高いエネルギを有する電子、いわゆるチャネルホッ
トエレクトロンとなる。この電子は、コントロールゲー
ト86に印加された電圧VG による電界により、矢印
に示されるように、フローティングゲート87に注入さ
れる。このようにして、フローティングゲート87に電
子の蓄積が行なわれ、メモリトランジスタのしきい値電
圧Vthが高くなる。このしきい値電圧Vthが所定の値よ
りも高くなった状態が書込まれた状態、“0”と呼ばれ
る。
【0011】次に、消去動作においては、n+ ソース領
域85に10〜12V程度の電圧V S が印加され、コン
トロールゲート86とp型領域83は接地電位に保持さ
れる。さらに、n+ ドレイン領域84は開放される。n
+ ソース領域85に印加された電圧VS による電界によ
り、矢印に示されるように、フローティングゲート8
7中の電子は、薄いゲート酸化膜90をトンネル現象に
よって通過する。このようにして、フローティングゲー
ト87中の電子が引抜かれることによって、メモリトラ
ンジスタのしきい値電圧Vthが低くなる。このしきい値
電圧Vthが所定の値より低い状態が、消去された状態、
“1”と呼ばれる。各メモリトランジスタのソースは図
29に示されるように接続されているので、この消去動
作によって、すべてのメモリセルを一括消去できる。
【0012】さらに、読出動作において、コントロール
ゲート86に5V程度の電圧VG ′、n+ ドレイン領域
84に1〜2V程度の電圧VD ′が印加される。そのと
き、メモリトランジスタのチャネル領域に電流が流れる
かどうか、すなわちメモリトランジスタがオン状態かオ
フ状態かによって上記の“1”、“0”の判定が行なわ
れる。
【0013】図33は、図32の1つのメモリセルの断
面構造を詳細に示す図である。p型のシリコン基板1に
はp型ウェル13が形成されている。p型ウェル13の
表面上にはシリコン酸化膜29が形成されている。シリ
コン酸化膜29の上には多結晶シリコン膜からなるフロ
ーティングゲート49が形成されている。フローティン
グゲート49を間に挟むp型ウェル13の領域にはn型
のソースおよびドレイン領域57が形成されている。
【0014】フローティングゲート49の上にはCVD
法によってシリコン酸化膜34が形成されている。この
シリコン酸化膜34の上にはCVD法を用いてシリコン
窒化膜37が形成されている。このシリコン窒化膜37
の上にはCVD法によってシリコン酸化膜42が形成さ
れている。シリコン酸化膜42の上には多結晶シリコン
膜からなるコントロールゲート51が形成されている。
このようにして、スタックトゲート型のフラッシュメモ
リのメモリセルにおいて、フローティングゲート49と
コントロールゲート51との間の層間絶縁膜は、それぞ
れCVD法を用いて形成されたシリコン酸化膜(SiO
2 膜)34/シリコン窒化膜(SiN膜)37/シリコ
ン酸化膜(SiO2 膜)42の三層構造を有する。
【0015】フローティングゲート49、シリコン酸化
膜34、シリコン窒化膜37、シリコン酸化膜42およ
びコントロールゲート51の側壁にはサイドウォール絶
縁膜55が形成されている。それらの全体を被覆するよ
うにシリコン酸化膜61が形成されている。シリコン酸
化膜61の上にはシリコン窒化膜62が形成されてい
る。シリコン窒化膜62の上にはスムースコート膜63
が形成されている。アルミニウム配線膜65が、コンタ
クトホール66を介してドレイン領域57に接続するよ
うに形成されている。アルミニウム配線膜65の上には
スムースコート膜67が形成されている。スムースコー
ト膜67の上にはアルミニウム配線膜69が形成されて
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図33に示すように、
コントロールゲート51とフローティングゲート49と
の間の層間絶縁膜は、いずれもCVD法を用いて形成さ
れたシリコン酸化膜34とシリコン窒化膜37とシリコ
ン酸化膜42の積層構造を有する。この積層構造はON
O膜と呼ばれている。
【0017】しかしながら、CVD法を用いて形成され
たシリコン酸化膜は多くの欠陥を有する。そのため、C
VD法によって形成されたシリコン酸化膜中の欠陥に起
因して、電荷蓄積電極としてのフローティングゲートの
電荷保持特性が悪化するという問題点があった。すなわ
ち、CVD法を用いて形成されたシリコン酸化膜中の欠
陥に起因して、メモリトランジスタのしきい値電圧Vth
が変化するという問題点があった。これは、フラッシュ
メモリを構成するすべてのメモリトランジスタの中で、
メモリトランジスタのVthが経時的にほぼ一定であるも
のと、経時的に変化するものとが存在するという問題を
引き起こす。その結果、従来のスタックトゲート型のフ
ラッシュメモリのデータ保持特性において信頼性が低下
する場合があった。
【0018】また、従来のコントロールゲートとフロー
ティングゲートとの間の層間絶縁膜を構成する上部のシ
リコン酸化膜42はCVD法によって形成されている。
フラッシュメモリの製造工程において、このシリコン酸
化膜42が形成された後、周辺回路形成領域ではゲート
酸化膜の膜質をよくするためにシリコン基板にフッ酸
(HF)処理が施される。このフッ酸処理によって、シ
リコン酸化膜42の一部が削られてしまい、その膜厚が
減少してしまうという問題点があった。これは、CVD
法を用いて形成されたシリコン酸化膜は、フッ酸による
エッチング速度が大きいことに起因する。したがって、
CVD法によって形成されたシリコン酸化膜42の膜厚
を制御することは困難であった。
【0019】そこで、この発明の1つの目的は、スタッ
クトゲート型のフラッシュメモリのメモリセルにおい
て、電荷保持特性を劣化させることなく、信頼性を向上
させることが可能な、フローティングゲートとコントロ
ールゲートとの間の層間絶縁膜の構造を製造する方法
提供することである。
【0020】また、この発明の別の目的は、スタックト
ゲート型のフラッシュメモリの製造工程において周辺回
路のゲート絶縁膜の信頼性を確保するとともに、フロー
ティングゲートとコントロールゲートとの間の層間絶縁
膜の膜厚の制御を容易にする製造方法を提供することで
ある。
【0021】上記2つの目的を達成するために、この発
明は、スタックトゲート型のフラッシュメモリのメモリ
セルにおいてフローティングゲートとコントロールゲー
トとの間の層間絶縁膜の構造を製造する方法を提供す
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明の一つの局面に
従った不揮発性半導体記憶装置の製造方法によれば、半
導体基板上にメモリセル領域と周辺回路領域を有する不
揮発性半導体記憶装置において、まず、メモリセル領域
の半導体基板の主表面上に絶縁膜を形成する。絶縁膜の
上に、リンを含むシリコン層からなるフローティングゲ
ート電極を形成する。フローティングゲート電極の上に
第1のシリコンの熱酸化膜を形成する。第1のシリコン
の熱酸化膜の上にシリコン窒化膜を形成する。シリコン
窒化膜の上にシリコン酸化膜を化学的気相成長させる。
その後、周辺回路領域の半導体基板の主表面上に第2の
シリコンの熱酸化膜を形成する。シリコン酸化膜の上
に、リンを含み、フローティングゲート電極のシリコン
層のリン濃度よりも高いリン濃度を有するシリコン層か
らなるコントロールゲート電極を形成する。
【0023】この発明のもう一つの局面に従った不揮発
性半導体記憶装置の製造方法によれば、半導体基板上に
メモリセル領域と周辺回路領域を有する不揮発性半導体
記憶装置において、まず、メモリセル領域の半導体基板
の主表面上に絶縁膜を形成する。絶縁膜の上にシリコン
層からなるフローティングゲート電極を形成する。フロ
ーティングゲート電極の上に第1のシリコンの熱酸化膜
を形成する。第1のシリコンの熱酸化膜の上にシリコン
窒化膜を形成する。シリコン窒化膜の上にシリコンオキ
シナイトライド膜を化学的気相成長させる。その後、周
辺回路領域の半導体基板の主表面上に第2のシリコンの
熱酸化膜を形成する。シリコンオキシナイトライド膜の
上にシリコン層からなるコントロールゲート電極を形成
する。
【0024】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置
の製造方法においては、好ましくは、フローティングゲ
ート電極を構成するシリコン層は、アモルファスシリコ
ン層である。
【0025】
【0026】
【0027】
【作用】この発明の一つの局面に従って製造された不揮
発性半導体記憶装置によれば、フローティングゲート電
極の上にはシリコンの熱酸化膜が形成されている。この
熱酸化膜は、CVD法(化学的気相成長法)によって形
成されたシリコン酸化膜に比べて欠陥が少なく、膜全体
の均一性に優れている。また、フローティングゲート電
極とコントロールゲート電極との間の層間絶縁膜の構成
として、下部を上記のシリコンの熱酸化膜、中央部をシ
リコン窒化膜、上部をCVD法によって形成されたシリ
コン酸化膜とすることにより、電荷保持特性において、
メモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthの経時的な
変化が十分に小さく抑えられ得る。したがって、スタッ
クトゲート型のフラッシュメモリのメモリセルにおいて
良好なリテンション特性、すなわちデータ保持特性を得
ることができる。結果として、スタックトゲート型のフ
ラッシュメモリの信頼性を向上させることができる。ま
た、フローティングゲート電極のシリコン層のリン濃度
が、コントロールゲート電極のシリコン層のリン濃度よ
りも低くなっている。リン濃度が低いシリコン層からフ
ローティングゲート電極を構成すると、そのシリコン層
を熱酸化することによって得られたシリコンの熱酸化膜
の膜質も均一性も優れたものになる。そのため、より良
好なリテンション特性が得られる。さらに、フローティ
ングゲート電極のシリコン層のリン濃度を低下させるこ
とにより、フローティングゲート電極とコントロールゲ
ート電極との間のカップリング容量の低下を防止するこ
とができる。この発明の製造方法によれば、メモリセル
領域においてフローティングゲート電極の上に第1のシ
リコンの熱酸化膜、シリコン窒化膜およびシリコン酸化
膜を形成した後、周辺回路領域において第2のシリコン
の熱酸化膜が形成される。この場合、第2の熱酸化膜の
形成工程において、熱処理がメモリセル領域に加えられ
ることにより、フローティングゲート電極上の第1のシ
リコンの熱酸化膜、シリコン窒化膜およびシリコン酸化
膜が焼きしめられるので、これらの膜の絶縁性を向上さ
せることができる。 また、周辺回路領域における第2の
シリコンの熱酸化膜の形成工程でメモリセ ル領域に熱処
理が加えられても、フローティングゲート電極のリン濃
度がコントロールゲート電極より低いので、リンによる
悪影響を抑えることができる。
【0028】この発明のもう一つの局面に従って製造さ
れた不揮発性半導体記憶装置によれば、まず、フローテ
ィングゲート電極の上にはシリコンの熱酸化膜が形成さ
れている。この熱酸化膜は、CVD法(化学的気相成長
法)によって形成されたシリコン酸化膜に比べて欠陥が
少なく、膜全体の均一性に優れている。また、フローテ
ィングゲート電極とコントロールゲート電極との間の層
間絶縁膜の構成として、下部を上記のシリコンの熱酸化
膜、中央部をシリコン窒化膜、上部をCVD法によって
形成されたシリコンオキシナイトライド膜とすることに
より、電荷保持特性において、メモリセルトランジスタ
のしきい値電圧V th の経時的な変化が十分に小さく抑え
られ得る。したがって、スタックトゲート型のフラッシ
ュメモリのメモリセルにおいて良好なリテンション特
性、すなわちデータ保持特性を得ることができる。結果
として、スタックトゲート型のフラッシュメモリの信頼
性を向上させることができる。 また、この発明のもう一
つの局面に従って製造された不揮発性半導体記憶装置に
よれば、フローティングゲート電極とコントロールゲー
ト電極との間の層間絶縁膜を構成する上層膜は、CVD
法によって形成されたシリコンオキシナイトライド膜か
らなる。このシリコンオキシナイトライド膜は、フッ酸
処理におけるエッチング速度が小さい。そのため、層間
絶縁膜の上層膜としてシリコンオキシナイトライド膜を
形成した後、周辺回路形成領域のシリコン基板に施され
るフッ酸処理においてシリコンオキシナイトライド膜の
膜厚が減少することはない。したがって、フローティン
グゲート電極とコントロールゲート電極との間の層間絶
縁膜の膜厚を減少させることはなく、ほぼ一定に制御し
たままで、周辺回路形成領域のゲート絶縁膜を形成する
前にフッ酸処理をシリコン基板に施すことができる。そ
の結果、周辺回路のゲート絶縁膜の膜質を良好にするこ
とができ、周辺回路領域のトランジスタの信頼性も向上
させることができる。 この発明の製造方法によれば、メ
モリセル領域においてフローティングゲート電極の上に
第1のシリコンの熱酸化膜、シリコン窒化膜およびシリ
コンオキシナイトライド膜を形成した後、周辺回路領域
において第2のシリコンの熱酸化膜が形成される。この
場合、第2の熱酸化膜の形成工程において、熱処理がメ
モリセ ル領域に加えられることにより、フローティング
ゲート電極上の第1のシリコンの熱酸化膜、シリコン窒
化膜およびシリコンオキシナイトライド膜が焼きしめら
れるので、これらの膜の絶縁性を向上させることができ
る。
【0029】好ましくは、フローティングゲート電極を
構成するシリコン層をアモルファスシリコン層にするこ
とによって、アモルファスシリコン層は、多結晶シリコ
ン層に比べて、グレインサイズが小さいので、グレイン
サイズの影響によるしきい値電圧のばらつきが抑制され
る。また、アモルファスシリコン層は形成後の熱処理に
より多結晶化することもあるが、もともと多結晶シリコ
ン層を形成したものに比べて、しきい値電圧のばらつき
を抑制することができる。
【0030】
【0031】
【実施例】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置の
製造方法の第1実施例について図1〜図20を参照して
以下に説明する。各図において左側(A)が周辺回路形
成領域を示し、右側(B)がメモリセル形成領域を示
す。
【0032】図1を参照して、p型の〈100〉のシリ
コン基板1の主表面上に厚み300Åのシリコン酸化膜
3が形成される。次に、シリコン酸化膜3の上に減圧C
VD法により、厚み500Åのシリコン窒化膜5が形成
される。シリコン窒化膜5の上には、n型ウェル形成領
域のみを露出するようにパターニングされたレジスト7
が形成され、そのレジスト7をマスクとして用いてn型
ウェル形成領域のシリコン窒化膜5が除去される。その
後、レジスト7をマスクとして用いて、シリコン基板1
にリン(P)がイオン注入される。注入条件は60Ke
V、1.0×1013/cm2 である。レジスト7が除去
される。
【0033】図2に示すように、シリコン窒化膜5をマ
スクとして用いて、厚み5000Åの酸化膜9が形成さ
れる。その後、シリコン窒化膜5が除去される。酸化膜
9をマスクとして用いて、p型ウェル形成領域にボロン
(B)がイオン注入される。注入条件は100KeV、
1.0×1013/cm2 である。
【0034】図3を参照して、シリコン基板1に注入さ
れた不純物を熱拡散させることにより、n型ウェル11
とp型ウェル13が形成される。熱拡散の条件は温度1
200℃で6時間である。その後、酸化膜9が除去され
る。
【0035】図4に示すように、シリコン基板1の主表
面上に厚み300Åのシリコン酸化膜15が形成され
る。このシリコン酸化膜15の上には厚み1000Åの
多結晶シリコン膜17が形成される。さらに、厚み20
00Åのシリコン窒化膜19が形成される。分離絶縁膜
としてのフィールド酸化膜形成領域のみを露出するよう
にパターニングされたレジスト21がシリコン窒化膜1
9の上に形成される。このレジスト21をマスクとして
用いてシリコン窒化膜19が除去される。
【0036】図5を参照して、フィールド酸化膜形成領
域でp型ウェル13の領域のみを露出するようにパター
ニングされたレジスト23がレジスト21を被覆するよ
うに形成される。このレジスト23をマスクとして用い
てボロン(B)がイオン注入される。この注入条件は8
0KeV、2.5×1013/cm2 である。
【0037】その後、レジスト21,23が除去され
る。シリコン窒化膜19をマスクとして用いて、熱処理
が施されることにより、厚み7000Åのフィールド酸
化膜27が形成される。このとき、同時にp+ チャネル
ストッパ領域25も形成される。その後、図6に示され
るように、シリコン窒化膜19と多結晶シリコン膜17
が除去される。なお、p+ チャネルストッパ領域25の
図示は以下の図面において省略される。次に、レジスト
(図示せず)をマスクとして用いて、メモリトランジス
タのしきい値電圧を制御するためにメモリセル形成領域
(B)のみにボロンがイオン注入される。
【0038】図7に示すようにシリコン酸化膜15が除
去される。その後、シリコン基板1の主表面全面上に熱
酸化法によって厚み100Åのシリコン酸化膜29が形
成される。
【0039】図8に示すように、シリコン酸化膜29の
全面上にCVD法を用いて多結晶シリコン膜31が形成
される。パターニングされたレジスト33がメモリセル
形成領域(B)の多結晶シリコン膜31の上に形成され
る。このレジスト33をマスクとして用いて、多結晶シ
リコン膜31がエッチング除去される。
【0040】図9は、図8に示されるメモリセル形成領
域(B)のB−B線に沿う断面図である。
【0041】図10に示すように、シリコン基板1の主
表面全面上に熱酸化法によってシリコンの熱酸化膜35
が形成される。このシリコンの熱酸化膜35の上にCV
D法を用いてシリコン窒化膜37が形成される。この場
合、シリコンの熱酸化膜35とシリコン窒化膜37との
間にCVD法を用いてシリコン酸化膜が形成されてもよ
い。シリコン窒化膜37の上にCVD法を用いてシリコ
ン酸化膜42が形成される。このシリコン酸化膜42と
シリコン窒化膜37を選択的に周辺回路形成領域(A)
において除去した後、周辺回路形成領域のトランジスタ
のしきい値電圧を制御するために不純物が注入される。
【0042】図11に示すように、レジスト73をマス
クとして用いてシリコン酸化膜29とシリコンの熱酸化
膜35を周辺回路形成領域(A)において除去する。そ
の後、レジスト73を除去し、シリコン基板1にフッ酸
処理が施される。このフッ酸処理は、その後形成される
周辺回路形成領域(A)のゲート絶縁膜の膜質をよくす
るために行なわれる。
【0043】図12に示すように、熱酸化法によって周
辺回路形成領域(A)のシリコン基板1の主表面上にゲ
ート絶縁膜となるシリコン酸化膜41が形成される。
【0044】図13に示すように、シリコン酸化膜41
と42の上にCVD法を用いて多結晶シリコン膜43が
形成される。この多結晶シリコン膜43は、メモリセル
形成領域(B)においてコントロールゲートを構成し、
周辺回路形成領域(A)においてゲート電極を構成す
る。多結晶シリコン膜43の上にはレジスト45が形成
される。パターニングされたレジスト45をマスクとし
て用いて多結晶シリコン膜43がエッチング除去され
る。
【0045】図14に示されるように、レジスト45が
除去されることにより、ゲート電極47が形成される。
【0046】図15に示すように、シリコン基板1の主
表面全面上にレジスト53が形成される。パターニング
されたレジスト53をマスクとして用いて、メモリセル
形成領域(B)において、多結晶シリコン膜43、シリ
コン酸化膜42、シリコン窒化膜37、シリコンの熱酸
化膜35、多結晶シリコン膜31がエッチング除去され
る。これにより、コントロールゲート51とフローティ
ングゲート49が形成される。
【0047】図16は、図15に示されるメモリセル形
成領域(B)のC−C線に沿った断面を示す。
【0048】図17に示すように、レジスト53が除去
された後、サイドウォール絶縁膜55が形成される。メ
モリセル形成領域のソースとドレイン領域57、周辺回
路形成領域のソースとドレイン領域59、シリコン酸化
膜61、シリコン窒化膜62、スムースコート膜63が
順次形成される。
【0049】図18に示すように、コンタクトホール6
6がドレイン領域57と、ソースおよびドレイン領域5
9の表面に達するように形成される。このコンタクトホ
ール66を通じてドレイン領域57、ソースおよびドレ
イン領域59に接続するようにアルミニウム配線膜65
がスパッタリング法を用いてスムースコート膜63の上
に形成される。
【0050】その後、シリコン基板1の主表面全面上に
スムースコート膜67が形成される。このスムースコー
ト膜67には、アルミニウム配線膜65の主表面を露出
させるようにスルーホール70が形成される。スルーホ
ール70を通じてアルミニウム配線膜65に接続するよ
うにアルミニウム配線膜69が形成される。
【0051】図20に示すように、アルミニウム配線膜
69がパターニングされる。このようにして、フラッシ
ュメモリが製造される。
【0052】次に、この発明に従った不揮発性半導体記
憶装置の製造方法の第2実施例について以下に説明す
る。図1〜図9に示される製造工程は第1実施例と同様
であるので、製造方法の第2実施例は図9で示される製
造工程以降の工程から説明される。
【0053】図21に示すように、シリコン基板1の主
表面全面上にCVD法を用いてシリコン酸化膜36が形
成される。この場合、シリコンの熱酸化膜を形成した
後、CVD法によってシリコン酸化膜36が形成されて
もよい。このシリコン酸化膜36の上にはCVD法を用
いてシリコン窒化膜37が形成される。さらに、CVD
法により、シリコンオキシナイトライド膜71が形成さ
れる。
【0054】このシリコンオキシナイトライド膜71と
シリコン窒化膜37を選択的に周辺回路形成領域(A)
において除去する。周辺回路形成領域(A)のトランジ
スタのしきい値電圧を制御するために不純物が選択的に
注入される。
【0055】図22に示すように、パターニングされた
レジスト73をマスクとして用いて、シリコン酸化膜2
9と36が除去される。
【0056】図23に示されるように、レジスト73が
除去される。その後、シリコン基板1にフッ酸処理が施
される。このフッ酸処理は、その後形成されるゲート絶
縁膜の膜質をよくするために行なわれる。この場合、メ
モリセル形成領域(B)においてはシリコンオキシナイ
トライド膜71が露出している。このシリコンオキシナ
イトライド膜71は、フッ酸(HF)によるエッチング
速度が小さいため、フッ酸処理によってシリコンオキシ
ナイトライド膜71の一部が削られることなく、その膜
厚が減少せず、ほぼ一定に保たれる。このようにして、
周辺回路形成領域(A)に形成されるゲート絶縁膜の膜
質を良好にすることができるとともに、フローティング
ゲートとコントロールゲートとの間の層間絶縁膜を構成
する上層の膜厚を容易に制御することが可能となる。
【0057】以後の製造工程は、第1実施例に関して説
明された図13〜図19に従って行なわれ、図24に示
されるフラッシュメモリの構造が得られる。
【0058】図25〜図27は、フラッシュメモリの温
度70℃において10年間の電荷保持特性を保証するた
めに行なわれる加速試験(250℃で240時間)の結
果を示すグラフである。各図において、横軸はメモリト
ランジスタのしきい値電圧V th(V)、すなわちフロー
ティングゲートの電荷量に相当する値を示し、縦軸はビ
ット数を示す。加速試験は、フラッシュメモリの4メガ
ビット分相当のメモリセルに対して行なわれる。各図に
おいて(a)は加速試験前の初期状態を示し、(b)は
加速試験後のメモリトランジスタのしきい値電圧Vth
度数分布(4メガビット中)を示す。
【0059】図25は、図33に示された従来のメモリ
セルにおいてフローティングゲート49とコントロール
ゲート51との間の層間絶縁膜を、いずれもCVD法に
よって形成されたシリコン酸化膜34/シリコン窒化膜
37/シリコン酸化膜42から構成した場合の電荷保持
特性を示す。図25から明らかなように、CVD法によ
って形成されたシリコン酸化膜34の欠陥に起因してメ
モリトランジスタのしきい値電圧Vthが加速試験後にお
いて変化するメモリセルが数十ビット程度存在すること
が理解される。
【0060】図26は、フローティングゲートとコント
ロールゲートとの間の層間絶縁膜を2層構造にし、その
下層をシリコンの熱酸化膜によって構成し、その上層を
CVD法によるシリコン窒化膜から構成した場合の電荷
保持特性を示す。図26においては、図25に示される
ような、数十ビット程度のしきい値電圧Vthの変化した
メモリセルは見られないが、すべてのメモリセル(全ビ
ット)においてしきい値電圧Vthがシフトすることが理
解される。
【0061】図27は、本発明の図20に示された構
造、すなわちフローティングゲートとコントロールゲー
トとの間の層間絶縁膜を、シリコンの熱酸化膜35/C
VD法によるシリコン窒化膜37/CVD法によるシリ
コン酸化膜42の三層構造にした場合の電荷保持特性を
示す。本発明の第1実施例に従った構造によれば、加速
試験後においても、メモリトランジスタのしきい値電圧
がほとんど変化することなく、良好なリテンション特性
が得られることがわかる。
【0062】CVD法によって形成されたシリコン酸化
膜は膜質としては良好であるが、多くの欠陥を含む。こ
れに対して、シリコンの熱酸化膜は欠陥が少ないが、C
VD法によるシリコン酸化膜よりも膜質は劣る。しかし
ながら、シリコンの熱酸化膜は膜全体の均一性に優れて
いる。シリコンの熱酸化膜がCVD法によるシリコン酸
化膜に比べて膜質が劣るのは、フローティングゲートを
構成するシリコン層にリンが含まれているため、そのフ
ローティングゲートの上に形成されたシリコンの熱酸化
膜にもリンが含まれてしまうことによる。
【0063】この問題を解決するために、上述の製造方
法の第1実施例において、フローティングゲート49を
構成するシリコン層のリン(P+ )濃度が、コントロー
ルゲート51を構成するシリコン層のリン(P+ )濃度
よりも低くなるように、フローティングゲート49とコ
ントロールゲート51を形成する。リン濃度が低いフロ
ーティングゲート49を形成すると、その上の熱酸化膜
35の膜質も均一性も優れたものになる。その結果、よ
り良好なリテンション特性が得られる。
【0064】さらに、コントロールゲートを形成した後
の酸化工程で、フローティングゲートとコントロールゲ
ートとの間にゲートバーズビークが発生する。フローテ
ィングゲートとコントロールゲートを構成するシリコン
層にドープされているリンの濃度が高いと、上記の酸化
速度が大きくなる。そのため、ゲートバーズビークの発
生の程度は大きくなる。その結果、フローティングゲー
トとコントロールゲートとの間のカップリング容量が低
下する。
【0065】しかしながら、層間絶縁膜がシリコン窒化
膜とシリコン酸化膜の2層膜から構成される場合には、
上部のシリコン窒化膜とコントロールゲートとの間には
バーズビークが発生し難い。このことは、カップリング
容量の低下が、主にフローティングゲート側で起こるバ
ーズビークの発生程度によって決定されることを意味す
る。したがって、フローティングゲートのリン濃度を低
下させることは、カップリング容量の低下を防ぐことに
有効である。
【0066】なお、以上の本発明の製造方法の実施例に
おいては、フローティングゲートを多結晶シリコン膜か
ら形成したが、アモルファスシリコン膜から形成しても
よい。
【0067】
【発明の効果】この発明の一つの局面に従って製造され
不揮発性半導体記憶装置によれば、フローティングゲ
ート電極の上にシリコンの熱酸化膜を形成することによ
りデータ保持特性を改善することができ、不揮発性半導
体記憶装置の信頼性を向上させることができ、さらに、
リン濃度が低いシリコン層からフローティングゲート電
極を構成することによりフローティングゲートとコント
ロールゲートとの間の層間絶縁膜の膜質をより良好にす
ることができ、データ保持特性をさらに改善することが
でき、不揮発性半導体記憶装置の信頼性をさらに向上さ
せることができる。好ましくは、フローティングゲート
電極を構成するシリコン層をアモルファスシリコン層に
することによって、しきい値電圧のばらつきを抑制する
ことができる。また、この発明の製造方法によれば、フ
ローティングゲート電極上の第1のシリコンの熱酸化
膜、シリコン窒化膜およびシリコン酸化膜の絶縁性を向
上させることができ、周辺回路領域における第2のシリ
コンの熱酸化膜の形成工程でメモリセル領域に熱処理が
加えられても、フローティングゲート電極のリン濃度が
コントロール電極より低いので、リンによる悪影響を抑
えることができる。
【0068】この発明のもう一つの局面に従って製造さ
れた不揮発性半導体記憶装置によれば、フローティング
ゲート電極の上にシリコンの熱酸化膜を形成することに
よりデータ保持特性を改善することができ、不揮発性半
導体記憶装置の信頼性を向上させることができ、またフ
ローティングゲートとコントロールゲートとの間の層間
絶縁膜の膜厚を容易に制御することができるとともに、
周辺回路領域のトランジスタのゲート絶縁膜の膜質を良
好にすることができ、データ保持特性を改善し、かつ周
辺回路のトランジスタの信頼性をも向上させることがで
きる。 好ましくは、フローティングゲート電極を構成す
るシリコン層をアモルファスシリコン層にすることによ
って、しきい値電圧のばらつきを抑制することができ
る。また、この発明の製造方法によれば、フローティン
グゲート電極上の第1のシリコンの熱酸化膜、シリコン
窒化膜およびシリコンオキシナイトライド膜の絶縁性を
向上させることができる。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第1工程を示す部分断面図である。
【図2】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第2工程を示す部分断面図である。
【図3】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第3工程を示す部分断面図である。
【図4】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第4工程を示す部分断面図である。
【図5】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第5工程を示す部分断面図である。
【図6】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第6工程を示す部分断面図である。
【図7】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第7工程を示す部分断面図である。
【図8】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法の
第1実施例の第8工程を示す部分断面図である。
【図9】図8のB−B線に沿う部分断面図である。
【図10】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第9工程を示す部分断面図である。
【図11】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第10工程を示す部分断面図である。
【図12】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第11工程を示す部分断面図である。
【図13】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第12工程を示す部分断面図である。
【図14】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第13工程を示す部分断面図である。
【図15】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第14工程を示す部分断面図である。
【図16】図15のC−C線に沿う部分断面図である。
【図17】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第15工程を示す部分断面図である。
【図18】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第16工程を示す部分断面図である。
【図19】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第17工程を示す部分断面図である。
【図20】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第1実施例の第18工程を示す部分断面図である。
【図21】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第2実施例の第1工程を示す部分断面図である。
【図22】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第2実施例の第2工程を示す部分断面図である。
【図23】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第2実施例の第3工程を示す部分断面図である。
【図24】本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法
の第2実施例の第4工程を示す部分断面図である。
【図25】従来のスタックトゲート型フラッシュメモリ
のメモリセルの電荷保持特性を示すグラフである。
【図26】比較例としてスタックトゲート型フラッシュ
メモリのメモリセルの電荷保持特性を示すグラフであ
る。
【図27】本発明の第1実施例に従ったスタックトゲー
ト型フラッシュメモリのメモリセルの電荷保持特性を示
すグラフである。
【図28】フラッシュメモリの一般的な構成を示すブロ
ック図である。
【図29】図28に示されたメモリセルマトリクスの概
略構成を示す等価回路図である。
【図30】フラッシュメモリを構成する1つのメモリト
ランジスタの断面構造を示す部分断面図である。
【図31】従来のスタックトゲート型フラッシュメモリ
の平面的な配置を示す概略平面図である。
【図32】図31のA−A線に沿う部分断面図である。
【図33】従来のスタックトゲート型フラッシュメモリ
のメモリセルの断面構造を詳細に示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板 29 シリコン酸化膜 35 熱酸化膜 36 シリコン酸化膜 37 シリコン窒化膜 42 シリコン酸化膜 49 フローティングゲート 51 コントロールゲート 71 シリコンオキシナイトライド膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−71674(JP,A) 特開 昭59−132170(JP,A) 特開 平4−87374(JP,A) 特開 昭64−36077(JP,A) 特開 平5−183168(JP,A) 特開 昭62−73774(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8247 H01L 27/112 - 27/115 H01L 29/788

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にメモリセル領域と周辺回
    路領域を有する不揮発性半導体記憶装置において、 前記メモリセル領域の前記 半導体基板の主表面上に絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に、リンを含むシリコン層からなるフロ
    ーティングゲート電極を形成する工程と、 前記フローティングゲート電極の上に第1のシリコンの
    熱酸化膜を形成する工程と、 前記第1のシリコンの熱酸化膜の上にシリコン窒化膜を
    形成する工程と、 前記シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を化学的気相
    成長させる工程と、前記シリコン窒化膜の上にシリコン酸化膜を化学的気相
    成長させる工程の後、 前記周辺回路領域の前記半導体基板の主表面上に第2の
    シリコンの熱酸化膜を形成する工程と、 前記シリコン酸化膜の上に、リンを含み、前記フローテ
    ィングゲート電極のシリコン層のリン濃度よりも高いリ
    ン濃度を有するシリコン層からなるコントロールゲート
    電極を形成する工程とを備えた、不揮発性半導体記憶装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上にメモリセル領域と周辺回
    路領域を有する不揮発性半導体記憶装置において、 前記メモリセル領域の前記 半導体基板の主表面上に絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上にシリコン層からなるフローティングゲ
    ート電極を形成する工程と、 前記フローティングゲート電極の上に第1のシリコンの
    熱酸化膜を形成する工程と、 前記第1のシリコンの熱酸化膜の上にシリコン窒化膜を
    形成する工程と、 前記シリコン窒化膜の上にシリコンオキシナイトライド
    膜を化学的気相成長させる工程と、前記シリコン窒化膜の上にシリコンオキシナイトライド
    膜を化学的気相成長させる工程の後、前記周辺回路領域
    の前記半導体基板の主表面上に第2のシリコンの熱酸化
    膜を形成する工程と、 前記シリコンオキシナイトライド膜の上にシリコン層か
    らなるコントロールゲート電極を形成する工程とを備え
    た、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記フローティングゲート電極を構成す
    るシリコン層は、アモルファスシリコン層である、請求
    項1または請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法。
JP33210893A 1993-12-27 1993-12-27 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 Expired - Lifetime JP3307496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33210893A JP3307496B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33210893A JP3307496B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07193145A JPH07193145A (ja) 1995-07-28
JP3307496B2 true JP3307496B2 (ja) 2002-07-24

Family

ID=18251246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33210893A Expired - Lifetime JP3307496B2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3307496B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3075211B2 (ja) * 1996-07-30 2000-08-14 日本電気株式会社 半導体装置およびその製造方法
JPH10233392A (ja) 1997-02-20 1998-09-02 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07193145A (ja) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3598197B2 (ja) 半導体装置
US6608346B2 (en) Method and structure for an improved floating gate memory cell
JP3464414B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JPH08125148A (ja) 半導体記憶装置
JPH11330277A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその読み出し方法
JP3297173B2 (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP3307496B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3173907B2 (ja) 不揮発性記憶素子およびその製造方法
JPH10242310A (ja) 半導体装置
JP2975484B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
US6737344B2 (en) Method for manufacturing nonvolatile semiconductor memory with narrow variation in threshold voltages of memory cells
JP2880599B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3198682B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JPH0661499A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3914170B2 (ja) 半導体記憶装置
JPH06125094A (ja) 不揮発性記憶素子およびこの素子の製造方法ならびにこの素子を利用した不揮発性記憶装置およびその駆動方法
JPH06163916A (ja) 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法
JPH1041413A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JPH07202046A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2004103902A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置、および、その製造方法
JP3949749B2 (ja) フラッシュメモリ装置及びその製造方法
JPH02246375A (ja) 半導体記憶装置
US20020135012A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
JPH0450754B2 (ja)
JPH05121749A (ja) 電気的に書込みおよび消去可能な半導体記憶装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020423

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130517

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140517

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term