JPH0660963A - 電気カーペットの温度検出装置及びこれを含む温度制御装置 - Google Patents

電気カーペットの温度検出装置及びこれを含む温度制御装置

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JPH0660963A
JPH0660963A JP20876192A JP20876192A JPH0660963A JP H0660963 A JPH0660963 A JP H0660963A JP 20876192 A JP20876192 A JP 20876192A JP 20876192 A JP20876192 A JP 20876192A JP H0660963 A JPH0660963 A JP H0660963A
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Hirohiko Ikeda
裕彦 池田
Hirobumi Tokuda
博文 徳田
Koji Takigawa
幸二 滝川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】カーペット本体Aは、縁部を含む外周部の温度
が内側部の温度よりも低くなるという温度分布を呈す
る。外周部を外側検出区画K1とし、内側部を内側検出
区K2とした。各検出区画K1,K2のそれぞれに感熱
線1,2を配置した。外側検出区画K1の感熱線1の長
さは、感熱線2の長さよりも短くした。局部加熱に対す
る、感熱線1の感度が高くなる。 【効果】精度良く温度を検出できる。局部加熱を確実に
検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床面に敷いて暖房に用
いられる電気カーペットの温度を検出する温度検出装置
に関し、また、この温度検出装置からの検出温度と設定
温度とに基づいて電気カーペットの温度を制御する電気
カーペットの温度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気カーペットにおいては、カ
ーペット本体の略全面にわたって蛇行状に、感熱線が配
置されている。そして、温度制御装置によって、感熱線
からの信号のレベルが所定値を超えるとヒータ線への通
電をオフすることにより、カーペット本体の温度が設定
温度よりも高くならないようにし、感熱線にサーモスタ
ットの役割を果たさせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カーペット
本体は、全体が均一な温度をしているわけではなく、図
4を参照して、縁部に沿う外周部80の温度は、外周部
80で囲まれた内側部81の温度よりも、6°C程度低
い。また、外周部80の面積は、内側部81のそれより
も相対的に狭い。
【0004】これに対して、従来は、感熱線を、外周部
80と内側部81とに跨がって配置していた。このた
め、感熱線は、異なる温度域に跨がって配置されること
になり、精度の良い温度検知が行えなかった。一方、部
分的な温度差に対して鈍い感熱線では、外周部80の一
部に座蒲団等が置かれた場合等において、座蒲団等の置
かれた部分のみが、局部的に高温となる。これに対し
て、感熱線は、座蒲団の下方に位置する部分のみが局部
的に加熱されることになる。
【0005】そして、座蒲団の置き方によっては、感熱
線の全長に対する、局部加熱される部分の長さの割合が
非常に少なくなり、感熱線全体から得られる出力信号と
しては、あまり高いレベルにならない(感度が悪くな
る)。したがって、ヒータ線への通電がオフされないの
で、ヒータ線への通電は続行される。これにより、さら
に局部的な加熱が進行して異常な高温(例えば100°
C)となる虞があった。
【0006】本発明の第1の目的は、正確な温度検知が
行える電気カーペットの温度検出装置を提供することで
ある。本発明の第2の目的は、局部加熱状態を確実に検
出できる電気カーペットの温度検出装置を提供すること
である。本発明の第3の目的は、精度の良い温度調節を
行うことができる電気カーペットの温度制御装置を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するための、請求項1に係る電気カーペットの温度検出
装置は、カーペット本体を、縁部を含む外側検出区画
と、この外側検出区画に囲まれた内側検出区画とに温度
分布に応じて区画した状態で、各検出区画に配置され、
検出温度に応じた信号を出力する感熱線を備えたことを
特徴とするものである。
【0008】また、上記第2の目的を達成するための、
請求項2に係る電気カーペットの温度検出装置は、外側
検出区画に配置された感熱線の長さを、内側検出区画に
配置された感熱線のそれよりも短くしてあることを特徴
とするものである。さらに、上記第3の目的を達成する
ための、請求項3に係る電気カーペットの温度制御装置
は、請求項1に係る温度検出装置、および各感熱線から
の信号に基づく検出温度が設定温度よりも高くなるとヒ
ータへの通電を遮断する通電制御部を備え、この通電制
御部は、外側検出区画に配置された感熱線に対する設定
温度を、内側検出区画に配置された感熱線に対する設定
温度よりも低くしていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る温度検出装置によれば、カーペ
ット本体の、相対的に温度の低い領域である外周部、お
よび相対的に温度の高い領域である内側部を、それぞれ
外側検出区画および内側検出区画として、各々に感熱線
を配置した。したがって、通常の使用において、感熱線
が温度分布の異なる箇所に跨がって配置されることを回
避でき、精度の良い温度検知が行える。
【0010】また、請求項2に係る温度検出装置によれ
ば、外側検出区画に配置された感熱線の長さを相対的に
短くした。したがって、局部加熱の発生時に、感熱線の
全長に対して、局部加熱される部分の割合を、高くする
ことができ、感熱線の感度を高くすることができる。な
お、温度分布に応じて区画された、外側検出区画は、内
側検出区画よりも相対的に狭いので、感熱線の長さを短
くしても、面積当たりの感熱線の配置割合が低くなり過
ぎることがない。
【0011】さらに、請求項3に係る温度制御装置によ
れば、温度分布の低い側である外側検出区画に配置され
た感熱線に対する設定温度を、内側検出区画よりも相対
的に低くした。したがって、温度分布の高い側である内
側検出区画の感熱線のみが、温度制御に供されるような
ことを回避でき、両感熱線が同等に温度制御に関与する
ようにできる。
【0012】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1は、この発明の一実施例に係る電気カーペ
ットの温度検出装置の感熱線の配置状態を示す概略構成
図であり、図2は、上記温度検出装置を含む温度制御装
置の概略構成を示すブロック図である。図2を参照し
て、この温度制御装置Cは、一対の感熱線1,2と、こ
れら感熱線1,2からの信号に基づいて温度を検出する
検出回路3とからなる温度検出装置Bを含み、温度検出
装置Bによる検出温度と設定温度とに基づいて、ヒータ
4への通電をオンオフ制御する通電制御部3を有してい
る。
【0013】感熱線1は、図3に示すように、芯材1
a,2aの周囲に螺旋状に、純ニッケルの導線1b,2
bを螺旋状に巻き、さらにその周囲にカバー1c,2c
を被せることにより構成されている。これらの感熱線
1,2は、図1に示すように、カーペット本体Aを区画
して構成された、外側検出区画K1および内側検出区画
K2のそれぞれに配置されている。
【0014】各検出区画K1,K2は、当該カーペット
本体Aの通常の温度分布に応じて区画されたものであ
り、外側検出区画K1は、カーペットAの縁部を含んだ
角環状の部分であり、内側検出区画K2は、この外側検
出区画1に囲まれた略正方形の部分である。外側検出区
画K1の面積は、内側検出区画K2のそれよりも狭くな
っている。
【0015】通電制御部3は、感熱線1からの信号に基
づく外側検出温度T1と所定の設定温度TK1とを比較
する比較し、検出温度T1が設定温度TK1よりも高い
場合にハイレベル信号を出力する第1の比較器3a、感
熱線2からの信号に基づく内側検出温度T2と所定の設
定温度TK2とを比較し、検出温度T2が設定温度TK
2よりも高い場合にハイレベル信号を出力する比較器3
b、各比較器3a,3bの何れかからハイレベル信号を
受けるとその旨を出力する論理和手段3c、論理和手段
3cからの信号を受けて、ヒータ4への通電を遮断する
リレー回路等からなる通電遮断部3dを備えている。外
側検出区画K1に対応する設定温度TK1は、内側検出
区画K2に対応する設定温度TK2よりも、例えば4°
C〜8°C程度低くしてある。
【0016】この実施例に係る温度検出装置によれば、
カーペット本体Aの、温度分布の異なる外周部と内側部
とを、それぞれ外側検出区画K1および内側検出区画K
2として、各々に感熱線1,2を配置したので、通常の
使用において、各感熱線1,2が温度分布の異なる箇所
に跨がって配置されることを回避でき、精度の良い温度
検知が行える。
【0017】しかも、外側検出区画K1に配置された感
熱線1の長さを相対的に短くしたので、局部加熱の発生
時に、感熱線1の全長に対して、局部加熱される部分の
割合を、高くすることができ、感熱線1の感度を高くす
ることができる。したがって、局部加熱を確実に検知す
ることができる。そして、この実施例に係る温度制御装
置によれば、温度分布の低い側である外側検出区画K1
の感熱線1に対する設定温度TK1を、内側検出区画K
2の感熱線2に対する設定温度TK2よりも相対的に高
くしたので、温度分布の高い側である内側検出区画K2
の感熱線2のみが、温度制御に供されるようなことを回
避でき、両感熱線1,2を同等に温度制御に関与させ
て、精度の良い温度制御が行える。
【0018】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことが可能である。
【0019】
【発明の効果】請求項1に係る温度検出装置によれば、
温度分布の異なる領域を、それぞれ外側検出区画および
内側検出区画として、各々に感熱線を配置したので、通
常の使用において、感熱線が温度分布の異なる箇所に跨
がって配置されることを回避でき、精度の良い温度検知
が行える。
【0020】また、請求項2に係る温度検出装置によれ
ば、外側検出区画に配置された感熱線の長さを相対的に
短くしたので、局部加熱の発生時に、感熱線の全長に対
して、局部加熱される部分の割合を、高くすることがで
き、感熱線の感度を高くすることができる。したがっ
て、局部加熱を確実に検知することができる。さらに、
請求項3に係る温度制御装置によれば、温度分布の低い
側である外側検出区画に配置された感熱線に対する設定
温度を、内側検出区画よりも相対的に低くしたので、温
度分布の高い側である内側検出区画の感熱線のみが、温
度制御に供されるようなことを回避でき、両感熱線を同
等に温度制御に関与させて、精度の良い温度制御が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の電気カーペットの温度検
出装置の感熱線の配置状態を示すカーペット本体の概略
平面図である。
【図2】温度検出装置を含む温度制御装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図3】感熱線の概略側面図である。
【図4】従来の電気カーペットの温度分布を示す概略平
面図である。
【符号の説明】
A カーペット本体 B 温度検出装置 C 温度制御装置 1,2 感熱線 1b,2b 導線 3 通電制御部 4 ヒータ K1 外側検出区画 K2 内側検出区画 T1,T2 検出温度 TK1,TK2 設定温度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーペット本体(A)を、縁部を含む外側
    検出区画(K1)と、この外側検出区画(K2)に囲ま
    れた内側検出区画(K2)とに温度分布に応じて区画し
    た状態で、各検出区画(K1,K2)に配置され、検出
    温度(T1,T2)に応じた信号を出力する感熱線
    (1,2)を備えたことを特徴とする電気カーペットの
    温度検出装置。
  2. 【請求項2】外側検出区画(K1)に配置された感熱線
    (1)の長さを、内側検出区画(K2)に配置された感
    熱線(2)のそれよりも短くしてあることを特徴とする
    請求項1記載の電気カーペットの温度検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1に係る温度検出装置、および各感
    熱線(1,2)からの信号に基づく検出温度(T1,T
    2)が設定温度(TK1,TK2)よりも高くなるとヒ
    ータ(4)への通電を遮断する通電制御部(3)を備
    え、 この通電制御部(3)は、外側検出区画(K1)に配置
    された感熱線(1)に対する設定温度(TK1)を、内
    側検出区画(K2)に配置された感熱線(2)に対する
    設定温度(TK2)よりも低くしていることを特徴とす
    る電気カーペットの温度制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5072826B2 (ja) * 2006-03-07 2012-11-14 株式会社クラベ 採暖器具及び車両座席用採暖装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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