JPH0777389A - 熱処理炉の温度測定機構 - Google Patents
熱処理炉の温度測定機構Info
- Publication number
- JPH0777389A JPH0777389A JP22158193A JP22158193A JPH0777389A JP H0777389 A JPH0777389 A JP H0777389A JP 22158193 A JP22158193 A JP 22158193A JP 22158193 A JP22158193 A JP 22158193A JP H0777389 A JPH0777389 A JP H0777389A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- insulator
- cylinder
- thermocouple
- measuring mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ウェーハの酸化、拡散、押込等熱処理を行う熱
処理炉の温度測定機構において、熱電対の位置ズレに起
因する炉芯管内の温度ズレが発生する。熱電対の位置ず
れが起こりにくい構造、位置ずれが起った場合検知でき
る構造にすることで、常に正確な温度を測定する。 【構成】ジャンクション部1aを露呈し熱電対1を収納
固定する碍子筒3を貫通穴に入れ、外板4cの貫通穴4
dの端部と段差部3aとをスプリング5bで押し付け碍
子筒3の位置を決める。熱遮蔽部8により熱輻射を受け
ない箇所に設置され取付部5cにより碍子筒3は固定さ
れる。また、碍子筒3の位置ずれは位置検知部である溝
部3bをセンサ6で常時検知され、位置ズレが発生した
場合警報等ができるコントローラ9を有している。
処理炉の温度測定機構において、熱電対の位置ズレに起
因する炉芯管内の温度ズレが発生する。熱電対の位置ず
れが起こりにくい構造、位置ずれが起った場合検知でき
る構造にすることで、常に正確な温度を測定する。 【構成】ジャンクション部1aを露呈し熱電対1を収納
固定する碍子筒3を貫通穴に入れ、外板4cの貫通穴4
dの端部と段差部3aとをスプリング5bで押し付け碍
子筒3の位置を決める。熱遮蔽部8により熱輻射を受け
ない箇所に設置され取付部5cにより碍子筒3は固定さ
れる。また、碍子筒3の位置ずれは位置検知部である溝
部3bをセンサ6で常時検知され、位置ズレが発生した
場合警報等ができるコントローラ9を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSiウェーハの酸化、不
純物の拡散およびその他の熱処理等を行う熱処理炉に関
し、特にその温度測定機構に関する。
純物の拡散およびその他の熱処理等を行う熱処理炉に関
し、特にその温度測定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図2(a)および(b)は従来の熱処理
炉の一例を示す断面図およびBB断面図である。従来、
この種の熱処理炉は、例えば、図2(a)に示すよう
に、Siウェーハを収納する炉芯管10と、この炉芯管
10の周囲にあって発熱素線4aをコイル状に巻付けて
なるヒータと、このヒータの周囲を囲む断熱材4bおよ
び外板4cとを有していた。
炉の一例を示す断面図およびBB断面図である。従来、
この種の熱処理炉は、例えば、図2(a)に示すよう
に、Siウェーハを収納する炉芯管10と、この炉芯管
10の周囲にあって発熱素線4aをコイル状に巻付けて
なるヒータと、このヒータの周囲を囲む断熱材4bおよ
び外板4cとを有していた。
【0003】また、この熱処理炉の温度制御や温度モニ
ターに使用する熱電対1は、図2(b)に示すように、
耐熱セラミック製の絶縁用の碍子2に収納され、熱電対
の端部(ジャンクション部)が発熱素線4a付近に位置
するように取付られている。そして、熱電対1を収納す
る絶縁用の碍子2は取付部7に位置し、室温に近い(2
0〜30℃)状態で締めつけ固定される構造になってい
る。通常、Siウェーハの処理時には、ヒータを形成す
る発熱素線4aは1200℃以上になるが、絶縁用の碍
子2を取付ける取付部7も発熱素線4aの輻射熱等を受
け300〜400℃まで昇温していた。
ターに使用する熱電対1は、図2(b)に示すように、
耐熱セラミック製の絶縁用の碍子2に収納され、熱電対
の端部(ジャンクション部)が発熱素線4a付近に位置
するように取付られている。そして、熱電対1を収納す
る絶縁用の碍子2は取付部7に位置し、室温に近い(2
0〜30℃)状態で締めつけ固定される構造になってい
る。通常、Siウェーハの処理時には、ヒータを形成す
る発熱素線4aは1200℃以上になるが、絶縁用の碍
子2を取付ける取付部7も発熱素線4aの輻射熱等を受
け300〜400℃まで昇温していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の熱処理
炉では、温度制御、温度モニターに用いられる熱電対を
収納した絶縁碍子は取付部に固定され、碍子の取付部は
熱膨張の比較的大きいSUS304等の金属で成形され
ている。しかも発熱素線の熱輻射等を受けやすい場所に
設けてあるので、使用前では絶縁碍子付近は室温(20
〜30℃)状態であるものの、使用状態になると、高温
(1200℃以上)状態になり、取付部品は熱膨張によ
り大きく変化する。このような状態を頻繁にを繰り返し
ている内に、締付ネジのゆるみ、押え板の変形等により
絶縁碍子の位置が変化しやすいという問題がある。ま
た、処理によっては高精度(例1200±0.5℃)が
要求される状況では、熱電対の位置ずれは炉芯管内の温
度を正確に制御できず、処理品質に多大なる欠陥をもた
らすという問題がある。
炉では、温度制御、温度モニターに用いられる熱電対を
収納した絶縁碍子は取付部に固定され、碍子の取付部は
熱膨張の比較的大きいSUS304等の金属で成形され
ている。しかも発熱素線の熱輻射等を受けやすい場所に
設けてあるので、使用前では絶縁碍子付近は室温(20
〜30℃)状態であるものの、使用状態になると、高温
(1200℃以上)状態になり、取付部品は熱膨張によ
り大きく変化する。このような状態を頻繁にを繰り返し
ている内に、締付ネジのゆるみ、押え板の変形等により
絶縁碍子の位置が変化しやすいという問題がある。ま
た、処理によっては高精度(例1200±0.5℃)が
要求される状況では、熱電対の位置ずれは炉芯管内の温
度を正確に制御できず、処理品質に多大なる欠陥をもた
らすという問題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、昇降温度を頻繁
に繰返しても温度測定子の位置ずれを起すことなく処理
温度を正確に測定する熱処理炉の温度測定機構を提供す
ることである。
に繰返しても温度測定子の位置ずれを起すことなく処理
温度を正確に測定する熱処理炉の温度測定機構を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
基板を熱処理する熱処理炉の温度測定機構において、熱
電対のジャンクション部のみ露呈し収納固定するととも
にばね圧でそれ自体を位置固定するのある碍子筒と、こ
の碍子筒の取付部を熱を遮断する熱遮蔽部と、前記碍子
筒の位置ずれを監視する手段とを設ける熱処理炉の温度
測定機構である。
基板を熱処理する熱処理炉の温度測定機構において、熱
電対のジャンクション部のみ露呈し収納固定するととも
にばね圧でそれ自体を位置固定するのある碍子筒と、こ
の碍子筒の取付部を熱を遮断する熱遮蔽部と、前記碍子
筒の位置ずれを監視する手段とを設ける熱処理炉の温度
測定機構である。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1(a)および(b)は本発明の一実施
例を示す熱処理炉の温度測定機構のの平面図およびAA
断面図である。この温度測定機構は、図1に示すよう
に、断熱材4bの貫通穴4dを通し先端部に熱電対1の
ジャンクション部1aを露呈するとともに断熱材4bの
外板4cに段差部3aを当接して位置決めされる碍子筒
3と、この碍子筒3の後端側にあって発熱素線の輻射熱
を遮断する熱遮蔽部8と、この熱遮蔽部8に取付けられ
る取付部5cおよびナット5aの空間に挿入され碍子筒
3の段差部3に押圧力を与えるスプリングと、碍子筒3
の後端部の溝部3bの位置を検出し熱電対1のずれの有
無を判定するセンサ6およびコントローラ9とを備えて
いる。
例を示す熱処理炉の温度測定機構のの平面図およびAA
断面図である。この温度測定機構は、図1に示すよう
に、断熱材4bの貫通穴4dを通し先端部に熱電対1の
ジャンクション部1aを露呈するとともに断熱材4bの
外板4cに段差部3aを当接して位置決めされる碍子筒
3と、この碍子筒3の後端側にあって発熱素線の輻射熱
を遮断する熱遮蔽部8と、この熱遮蔽部8に取付けられ
る取付部5cおよびナット5aの空間に挿入され碍子筒
3の段差部3に押圧力を与えるスプリングと、碍子筒3
の後端部の溝部3bの位置を検出し熱電対1のずれの有
無を判定するセンサ6およびコントローラ9とを備えて
いる。
【0009】このように熱電対1をジヤンクション部1
aのみ露呈させ線部を断熱性のある碍子筒3で包み固定
し、熱遮蔽部8によって輻射熱が遮蔽される箇所に設置
された取付部5cで碍子筒3を固定し、さらに、スプリ
ング5bにより碍子筒3をヒータ発熱素線4a側に常に
押しつけてやれば、温度の昇降を繰り返しを頻繁に行な
っても取付部に緩みが生じないので、熱電対のジャンク
ション部1aとヒータ発熱素線4aとの距離が変化しな
い。勿論、スプリング5bになる碍子筒3に加わる押し
付け力はガイシ取付部ナット5aにより調整可能になっ
ている。
aのみ露呈させ線部を断熱性のある碍子筒3で包み固定
し、熱遮蔽部8によって輻射熱が遮蔽される箇所に設置
された取付部5cで碍子筒3を固定し、さらに、スプリ
ング5bにより碍子筒3をヒータ発熱素線4a側に常に
押しつけてやれば、温度の昇降を繰り返しを頻繁に行な
っても取付部に緩みが生じないので、熱電対のジャンク
ション部1aとヒータ発熱素線4aとの距離が変化しな
い。勿論、スプリング5bになる碍子筒3に加わる押し
付け力はガイシ取付部ナット5aにより調整可能になっ
ている。
【0010】また、碍子筒3の位置は溝部3bを位置検
知のセンサ6で常時検知され、位置ずれが発生した場合
等コントローラ9等に送信できる構造となっている。
知のセンサ6で常時検知され、位置ずれが発生した場合
等コントローラ9等に送信できる構造となっている。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱電対の
ジャンクション部のみ露呈し収納固定するとともにばね
圧でそれ自体を位置固定するのある碍子筒と、この碍子
筒の取付部に熱遮蔽部と、碍子筒の位置ずれを監視する
手段とを設けるこによって、熱電対の位置ずれの発生が
無く常に正確な温度を測定できるという効果がある。
ジャンクション部のみ露呈し収納固定するとともにばね
圧でそれ自体を位置固定するのある碍子筒と、この碍子
筒の取付部に熱遮蔽部と、碍子筒の位置ずれを監視する
手段とを設けるこによって、熱電対の位置ずれの発生が
無く常に正確な温度を測定できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す熱処理炉の温度測定機
構のの平面図およびAA断面図である。
構のの平面図およびAA断面図である。
【図2】従来の熱処理炉の一例を示す断面図およびBB
断面図である。
断面図である。
1 熱電対 1a ジャンクション部 2 碍子 3 碍子筒 3a 段差部 3b 溝部 4a 発熱素線 4b 断熱材 4c 外板 4d 貫通穴 5c,7 取付部 5a ナット 5b スプリング 6 センサ 8 熱遮蔽部 9 コントローラ 10 炉芯管
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板を熱処理する熱処理炉の温度
測定機構において、熱電対のジャンクション部のみ露呈
し収納固定するとともにばね圧でそれ自体を位置固定す
るのある碍子筒と、この碍子筒の取付部を熱を遮断する
熱遮蔽部と、前記碍子筒の位置ずれを監視する手段とを
設けることを特徴とする熱処理炉の温度測定機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22158193A JPH0777389A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 熱処理炉の温度測定機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22158193A JPH0777389A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 熱処理炉の温度測定機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0777389A true JPH0777389A (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=16768991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22158193A Pending JPH0777389A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 熱処理炉の温度測定機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0777389A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002364983A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Koyo Thermo System Kk | 連続熱処理炉 |
KR100524602B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2005-11-02 | 주식회사 포스코 | 고온 소둔로 내 대차의 코일 온도측정장치 |
KR20200081491A (ko) * | 2017-11-13 | 2020-07-07 | 풀 부르스 에스.에이. | 상태가 모니터링되는 샤프트 퍼니스 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP22158193A patent/JPH0777389A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002364983A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Koyo Thermo System Kk | 連続熱処理炉 |
KR100524602B1 (ko) * | 2001-06-25 | 2005-11-02 | 주식회사 포스코 | 고온 소둔로 내 대차의 코일 온도측정장치 |
KR20200081491A (ko) * | 2017-11-13 | 2020-07-07 | 풀 부르스 에스.에이. | 상태가 모니터링되는 샤프트 퍼니스 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990921 |