JP2586458Y2 - 感温センサ付きヒータ - Google Patents

感温センサ付きヒータ

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JP2586458Y2
JP2586458Y2 JP1993061478U JP6147893U JP2586458Y2 JP 2586458 Y2 JP2586458 Y2 JP 2586458Y2 JP 1993061478 U JP1993061478 U JP 1993061478U JP 6147893 U JP6147893 U JP 6147893U JP 2586458 Y2 JP2586458 Y2 JP 2586458Y2
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JP
Japan
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temperature
ceramic
temperature sensor
heater
thermocouple
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JP1993061478U
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JPH0729127U (ja
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潤司 菅谷
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、乾燥炉、乾燥装置等
に使用する感温センサ付きヒータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来の感温センサ付きヒータを
示す。容器1の上面に設けられた発熱板2は、セラミッ
ク製の赤外線放射体であり、その中央部には、金属製の
固定具3によって感温センサである熱電対4が固定され
ている。
【0003】図5は、図4に示す固定具3および熱電対
4の拡大図である。発熱板2の表面に突出した金属製の
ネジ3aの軸部に金属製のナット3bがねじ込まれてい
る。このナット3bを締め付けることにより、熱電対4
は、ナット3bの下面と発熱板2の表面との間に挟持さ
れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
感温センサ付きヒータにあっては、金属製の固定具3に
よって熱電対4を固定しているので、高温の発熱板2の
影響でネジ3aおよびナット3bの金属表面が加熱変色
するとともに、長時間経過後は、腐食が進行しその腐食
物が剥離してごみを発生していた。さらに、熱電対4の
先端の感温部4a自体が固定されず、フリーな状態にあ
るため、感温部4aが発熱板2の表面に対して必ずしも
接触せず、発熱板2の表面温度を正確に計測できないと
いう問題もあった。
【0005】本考案は、かかる点に鑑みなされたもの
で、ごみを発生せず、しかも温度を正確に計測すること
ができる感温センサを備える感温センサ付きヒータを提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の感温センサ付きヒータは、感温センサの感
温部をセラミック製の発熱体の表面に当接した状態で固
定するセラミック製の固定具を備え、この固定具は、感
温センサの感温部を頭部の下面上に支持するセラミック
製ネジと、発熱体に形成された孔にその表面側から差し
込まれるセラミック製ネジの軸部に発熱体の裏面側で螺
合するナットとを備えることを特徴とするものである。
【0007】
【0008】
【作用】の考案によれば、セラミック製の固定具で感
温センサを固定しているので、金属製の固定具を用いた
場合のような腐食が生じ難い。したがって、長期に亘っ
て使用した場合にも固定具表面の腐食物の剥離に起因す
るごみの発生を抑制することができる。しかも、感温セ
ンサの感温部が発熱体の表面に当接した状態で固定され
ているので、発熱体の表面の温度を正確に測定すること
ができる。
【0009】また、固定具が、感温センサの感温部を頭
部の下面上に支持するセラミック製ネジと、発熱体に形
成された孔にその表面側から差し込まれるセラミック製
ネジの軸部に発熱体の裏面側で螺合するナットとを備え
るので、このナットを適当に締め付けることにより、感
温部を発熱体の表面に当接させることができる。したが
って、簡易な構造によって、ごみの発生を抑制しつつ発
熱体の表面の温度を正確に測定することができる。
【0010】
【実施例】以下、実施例に係る感温センサ付きヒータの
構成について説明する。
【0011】図1には、実施例の感温センサ付きヒータ
の要部が示されている。セラミック製の発熱板(発熱
体)20は、適当な容器または支持体(図示せず)に取
り付けられる。この発熱板20は、これに通電すること
により加熱され、その温度に応じた所望の赤外線を発生
する。発熱板20の中央には、一対の孔25、25(図
1では1個のみ図示)が形成されており、その一方に
は、感温センサである熱電対40を装着した固定具30
が嵌め込まれ(図2参照)、その他方には、固定具30
から延びる熱電対40の一対の導線が引き込まれる。
【0012】図2には、図1の感温センサ付きヒータの
部分拡大断面図が示されている。固定具30は、アルミ
ナ製のセラミックネジ31とアルミナ製のセラミックナ
ット32とからなる。セラミックネジ31は、発熱板2
0に形成された一方の孔25にその表面側から差し込ま
れている。このセラミックネジ31の頭部31aには、
熱電対40が取り付けられている。この熱電対40は、
その一対の導線をセラミックネジ31の頭部31aに設
けられた取付穴に通すことによって、その感温部40a
が頭部31a下面上に位置するように支持されている。
発熱板20の裏面側に突出したセラミックネジ31の軸
部31bには、アルミナ製のセラミックナット32がね
じ込まれ締結される。これにより、熱電対40の感温部
40aは、セラミックネジ31の頭部31a下面と発熱
板20表面との間に挟み込まれて固定される。すなわ
ち、熱電対40の感温部40aは、発熱板20の表面に
当接するとともに、これに対して適当な力で付勢され
る。
【0013】図3には、アルミナ製のセラミックネジ3
1の構造が示されている。図3(a)はその平面図であ
り、図3(b)はその側面図である。図3(a)の平面
図に示すように、セラミックネジ31の頭部31aに
は、熱電対40の一対の導線を通すためのV字状の取付
穴31cが形成されている。この取付穴31cのV字の
頂点31dには、熱電対40の一対の導線の溶接点であ
る感温部40aが位置することとなる。図3(b)の側
面図に示すように、V字状の取付穴31cは、セラミッ
クネジ31の頭部31a側面からその下面に貫通するよ
うに斜めに開けられている。
【0014】以下、実施例に係る感温センサ付きヒータ
の動作について説明する。
【0015】実施例の感温センサ付きヒータは、遠赤外
線乾燥炉内などに配置される。感温センサ付きヒータを
構成する発熱板20に通電すると、発熱板20が加熱さ
れ、その表面温度に応じてその表面から発生する赤外線
によって、この直前に配置された塗装、接着剤等の被加
熱体が加熱・乾燥される。発熱板20の表面温度は、熱
電対40の一対の導線の端子間の電位差を検出すること
によって測定する。この測定結果に基づいて発熱板20
の表面温度が制御されることとなる。この場合、固定具
30によって、熱電対40の感温部40aが発熱板20
の表面に当接して固定されているので、発熱板20の表
面温度を正確に測定し、制御することができる。さら
に、アルミナ製の固定具30で熱電対40を固定し、セ
ラミックネジ31の頭部のみが発熱板20の表面に露出
することとなるので、金属製の固定具を用いた場合のよ
うな腐食が生じ難く、長期に亘って使用した場合にもセ
ラミックネジ31の頭部表面からはごみがほとんど発生
しない。
【0016】以上、本考案を実施例に即して説明した
が、本考案は、かかる実施例に限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能であ
ることはいうまでもない。
【0017】例えば、上記実施例の感温センサ付きヒー
タでは、固定具30であるセラミックネジ31およびセ
ラミックナット32の材料としてアルミナを用いている
が、その他の材料として、炭化珪素、窒化珪素等の各種
耐熱セラミックス材料を用いることができる。ただし、
熱電対40の温度検出精度を高くするという観点から
は、熱伝導性が高く、導電性の低いセラミックス材料を
用いることが望ましい。
【0018】また、上記実施例の感温センサ付きヒータ
では、固定具30としてセラミックネジ31およびセラ
ミックナット32を用いているが、セラミックナット3
2のかわりに金属ナットを用いることもできる。さら
に、固定具30全体をセラミックとするのではなく、セ
ラミックのコーティングを施すことで同様の効果を得る
ことができる。さらに、固定具30としてセラミックの
フック、ピン等からなる各種締結具を用いることもでき
る。
【0019】さらに、上記実施例の感温センサ付きヒー
タでは、熱電対40を支持するため、セラミックネジ3
1の頭部31aにV字状の取付穴31cを形成している
が、セラミックネジ31の頭部31a下面から軸部31
b中を通過してこの軸部31b下端に貫通する一対の孔
を形成することもできる。この場合、熱電対40の一対
の導線を引き込むための孔25を発熱板に形成する必要
がない。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の感温セン
サ付きヒータによれば、セラミック製の固定具で感温セ
ンサを固定しているので、金属製の固定具の場合のよう
な腐食が生じ難く、長期に亘って使用した場合にもごみ
の発生を簡易に抑制できる。しかも、感温センサの感温
部が発熱体の表面に当接した状態で固定されているの
で、発熱体の表面の温度を正確に測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の感温センサ付きヒータを示す図であ
る。
【図2】感温センサ付近の部分拡大断面図である。
【図3】アルミナ製のセラミックナットの構造を示した
平面図および側面図である。
【図4】従来例の感温センサ付きヒータを示す図であ
る。
【図5】感温センサ付近の部分拡大図である。
【符号の説明】
20 発熱板 25 孔 30 固定具 31 セラミックネジ 32 セラミックナット 40 感温センサ 40a 感温部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感温センサの感温部をセラミック製の発
    熱体の表面に当接した状態で固定するセラミック製の固
    定具を備え、この固定具は、前記感温センサの前記感温部を頭部の下
    面上に支持するセラミック製ネジと、前記発熱体に形成
    された孔にその表面側から差し込まれる前記セラミック
    製ネジの軸部に前記発熱体の裏面側で螺合するナットと
    を備える ことを特徴とする感温センサ付きヒータ。
JP1993061478U 1993-10-20 1993-10-20 感温センサ付きヒータ Expired - Lifetime JP2586458Y2 (ja)

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JPH0729127U JPH0729127U (ja) 1995-06-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3035691U (ja) * 1996-09-12 1997-03-28 桂司 古川 自動車用エアーバッグ

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JPH0729127U (ja) 1995-06-02

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