JP2949259B1 - 加熱炉の温度測定装置 - Google Patents
加熱炉の温度測定装置Info
- Publication number
- JP2949259B1 JP2949259B1 JP16918298A JP16918298A JP2949259B1 JP 2949259 B1 JP2949259 B1 JP 2949259B1 JP 16918298 A JP16918298 A JP 16918298A JP 16918298 A JP16918298 A JP 16918298A JP 2949259 B1 JP2949259 B1 JP 2949259B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective tube
- furnace wall
- heating furnace
- temperature
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 従来の加熱炉の温度測定装置においては、上
記炉壁に固定した保護管に力が加わったとき炉壁に対す
る取付位置がずれてしまい、温度の測定誤差を生じてし
まうという欠点があった。また、接着剤により炉壁と保
護管を固定していたため、接着剤が硬化するまでに温度
測定を行なうことができなかった。 【解決手段】 本発明の加熱炉の温度測定装置において
は、外周面に螺旋状の突条を設けた保護管を炉壁にねじ
込むことにより保護管とを固定する。また、炉壁外側に
おいて保護管に固定用ナットを螺合せしめ締めつけるこ
とにより炉壁に保護管を固定する。
記炉壁に固定した保護管に力が加わったとき炉壁に対す
る取付位置がずれてしまい、温度の測定誤差を生じてし
まうという欠点があった。また、接着剤により炉壁と保
護管を固定していたため、接着剤が硬化するまでに温度
測定を行なうことができなかった。 【解決手段】 本発明の加熱炉の温度測定装置において
は、外周面に螺旋状の突条を設けた保護管を炉壁にねじ
込むことにより保護管とを固定する。また、炉壁外側に
おいて保護管に固定用ナットを螺合せしめ締めつけるこ
とにより炉壁に保護管を固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱炉の温度測定装
置、特に、加熱炉内の温度を測定する温度センサーを炉
内雰囲気から保護するための保護管を有する温度測定装
置に関するものである。
置、特に、加熱炉内の温度を測定する温度センサーを炉
内雰囲気から保護するための保護管を有する温度測定装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】熱電対や測温抵抗体などの温度センサー
を使用して加熱炉内の温度を測定するとき、通常は温度
センサーを保護管内に収めて使用する。これにより上記
温度センサーが炎その他の発生ガスに直接さらされるの
を防ぎ、センサーの寿命を長く保つことができる。
を使用して加熱炉内の温度を測定するとき、通常は温度
センサーを保護管内に収めて使用する。これにより上記
温度センサーが炎その他の発生ガスに直接さらされるの
を防ぎ、センサーの寿命を長く保つことができる。
【０００３】図２は上記従来の保護管を有する温度測定
装置を示し、１は加熱炉の炉壁を形成する断熱材、２は
上記断熱材１の内面に埋め込んだ発熱線、３は上記断熱
材１をその外側から内側に貫通して設けたセンサー挿入
用の孔、４は上記孔３に挿入されるその先端が丸い温度
センサ挿入用の筒状保護管、５は上記保護管４内に収め
たシースされた熱電対等の温度センサー、６は上記温度
センサー５を温度計（図示せず）に電気的に接続するた
めの接続端子部である。
装置を示し、１は加熱炉の炉壁を形成する断熱材、２は
上記断熱材１の内面に埋め込んだ発熱線、３は上記断熱
材１をその外側から内側に貫通して設けたセンサー挿入
用の孔、４は上記孔３に挿入されるその先端が丸い温度
センサ挿入用の筒状保護管、５は上記保護管４内に収め
たシースされた熱電対等の温度センサー、６は上記温度
センサー５を温度計（図示せず）に電気的に接続するた
めの接続端子部である。
【０００４】上記温度センサー５を収めた従来の保護管
４を上記断熱材１に取り付けるには、上記断熱材１の孔
３に、その外周に無機接着剤７等を塗布した保護管４を
挿入して接着する。
４を上記断熱材１に取り付けるには、上記断熱材１の孔
３に、その外周に無機接着剤７等を塗布した保護管４を
挿入して接着する。
【０００５】なお、センサー保護管４としてはステンレ
ススチールなどの金属製のものと、ムライトなどのセラ
ミックス製のものとがあるが、使用温度が金属の耐用温
度を越える場合や、或いはセンサーの測定部近くに発熱
線がある場合などには、耐熱性に優れ、電気的絶縁性の
あるセラミックス製の保護管を使用する。
ススチールなどの金属製のものと、ムライトなどのセラ
ミックス製のものとがあるが、使用温度が金属の耐用温
度を越える場合や、或いはセンサーの測定部近くに発熱
線がある場合などには、耐熱性に優れ、電気的絶縁性の
あるセラミックス製の保護管を使用する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、断熱材１
がセラミックスファイバーなどの比較的脆いものである
場合、従来の取付方法では断熱材外部から保護管４に力
が加わると断熱材１に対するその固定位置が簡単にずれ
てしまうので、温度測定時に測定誤差を生じることがあ
る。
がセラミックスファイバーなどの比較的脆いものである
場合、従来の取付方法では断熱材外部から保護管４に力
が加わると断熱材１に対するその固定位置が簡単にずれ
てしまうので、温度測定時に測定誤差を生じることがあ
る。
【０００７】また、接着剤が硬化するまで通常１日以上
の時間を要し、接着剤が硬化するまで温度測定を開始す
ることが出来ないなどの欠点があった。
の時間を要し、接着剤が硬化するまで温度測定を開始す
ることが出来ないなどの欠点があった。
【０００８】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
である。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の加熱炉の温度測
定装置は、温度センサーと、この温度センサーが挿入さ
れるその先端を鋭角状とし、その外周面に螺旋状の突条
を設けた保護管と、固定ナットとより成り、上記保護管
が加熱炉の炉壁に螺入された上記保護管の上記炉壁外部
に突出した部分に上記固定ナットが螺合されることを特
徴とする。
定装置は、温度センサーと、この温度センサーが挿入さ
れるその先端を鋭角状とし、その外周面に螺旋状の突条
を設けた保護管と、固定ナットとより成り、上記保護管
が加熱炉の炉壁に螺入された上記保護管の上記炉壁外部
に突出した部分に上記固定ナットが螺合されることを特
徴とする。
【００１０】
【００１１】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【００１２】本発明においては、従来の保護管４に代え
て、図１に示すようにその外周面に螺旋状の突条８を有
し、その先端を鋭角としたムライト等のセラミック製保
護管９を用いると共に、加熱炉の断熱材１の外表面の任
意の場所に温度センサー５を収めた上記保護管９の鋭角
状の先端部を押し当て、必要な深さまでねじ込む。
て、図１に示すようにその外周面に螺旋状の突条８を有
し、その先端を鋭角としたムライト等のセラミック製保
護管９を用いると共に、加熱炉の断熱材１の外表面の任
意の場所に温度センサー５を収めた上記保護管９の鋭角
状の先端部を押し当て、必要な深さまでねじ込む。
【００１３】また、上記ねじ込み後、断熱材１の外側に
おいて保護管９に固定用ナット１０を螺合して締めつ
け、保護管９を断熱材１に確実に固定せしめる。さらに
確実に固定せしめる為に、無機接着剤を保護管の外周に
塗布しても良い。
おいて保護管９に固定用ナット１０を螺合して締めつ
け、保護管９を断熱材１に確実に固定せしめる。さらに
確実に固定せしめる為に、無機接着剤を保護管の外周に
塗布しても良い。
【００１４】なお、断熱材の材質や状態によってはねじ
込みを容易ならしめるため予め断熱材１に下孔を設けて
おいても良い。
込みを容易ならしめるため予め断熱材１に下孔を設けて
おいても良い。
【００１５】
【発明の効果】本発明の加熱炉の温度測定装置は、上記
のような構成であるから、セラミックファイバーなどの
比較的脆い断熱材に保護管を取付けた場合でも、外部か
ら保護管に力が加わっても断熱材に相対的に簡単にはず
れることがないので、温度測定時に保護管がずれて測定
誤差を生じることがなく、しかも接着剤によらないため
保護管を取付けたのちに迅速に温度測定を行うことがで
きるという大きな利益がある。
のような構成であるから、セラミックファイバーなどの
比較的脆い断熱材に保護管を取付けた場合でも、外部か
ら保護管に力が加わっても断熱材に相対的に簡単にはず
れることがないので、温度測定時に保護管がずれて測定
誤差を生じることがなく、しかも接着剤によらないため
保護管を取付けたのちに迅速に温度測定を行うことがで
きるという大きな利益がある。
【図１】本発明の加熱炉の温度測定装置の縦断側面図で
ある。
ある。
【図２】従来の加熱炉の温度測定装置の縦断側面図であ
る。
る。
１ 断熱材 ２ 発熱線 ３ 孔 ４ 筒状保護管 ５ 温度センサー ６ 接続端子部 ７ 無機接着剤 ８ 突条 ９ 保護管 １０ 固定用ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01K 1/08 G01K 1/14 G01K 7/02
Claims (1)
- 【請求項１】 温度センサーと、この温度センサーが挿
入されるその先端を鋭角状とし、その外周面に螺旋状の
突条を設けた保護管と、固定ナットとより成り、上記保
護管が加熱炉の炉壁に螺入された上記保護管の上記炉壁
外部に突出した部分に上記固定ナットが螺合されること
を特徴とする加熱炉の温度測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16918298A JP2949259B1 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 加熱炉の温度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16918298A JP2949259B1 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 加熱炉の温度測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2949259B1 true JP2949259B1 (ja) | 1999-09-13 |
| JPH11351972A JPH11351972A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15881770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16918298A Expired - Lifetime JP2949259B1 (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 加熱炉の温度測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2949259B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107143975A (zh) * | 2017-05-05 | 2017-09-08 | 南京慧和建筑技术有限公司 | 一种毛细管路传感器安装架 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3126141U (ja) * | 2006-08-03 | 2006-10-12 | 出光興産株式会社 | 温度計の保護管構造 |
| CN106679837B (zh) * | 2016-12-08 | 2019-05-24 | 苏州长风航空电子有限公司 | 一种铠装热电偶 |
| CN108240922A (zh) * | 2016-12-26 | 2018-07-03 | 上海朗仕电子设备有限公司 | 用于氮气回流焊炉的简易型气体采样装置及设备 |
| KR102181730B1 (ko) * | 2018-11-30 | 2020-11-24 | 주식회사 포스코 | 용선처리장치 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP16918298A patent/JP2949259B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107143975A (zh) * | 2017-05-05 | 2017-09-08 | 南京慧和建筑技术有限公司 | 一种毛细管路传感器安装架 |
| CN107143975B (zh) * | 2017-05-05 | 2022-11-08 | 南京慧和建筑技术有限公司 | 一种毛细管路传感器安装架 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11351972A (ja) | 1999-12-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101113532B1 (ko) | 내연기관의 배기가스 시스템에 사용되는 저항 온도계용온도 센서 | |
| US5462359A (en) | Temperature probe | |
| JP2007127638A5 (ja) | ||
| JP2949259B1 (ja) | 加熱炉の温度測定装置 | |
| US20020136263A1 (en) | Temperature sensing probe assembly | |
| US4396792A (en) | Reusable thermocouple assembly | |
| JPH0797049B2 (ja) | 温度センサの製造方法 | |
| US20030072352A1 (en) | Temperature sensor with a sensor element and use thereof | |
| KR102191713B1 (ko) | 열 융착 장치 | |
| JPH0142018Y2 (ja) | ||
| JPS60334A (ja) | 感熱素子の取付装置 | |
| JPH08122385A (ja) | 空間電荷の測定装置 | |
| JPH075648Y2 (ja) | シ−ス型熱電対 | |
| JPS6236107Y2 (ja) | ||
| JP2616264B2 (ja) | 電線への光ファイバ温度計のセンサプローブの取り付け方法 | |
| US3544387A (en) | Expendable immersion thermocouple | |
| RU2270422C1 (ru) | Устройство для измерения температуры поверхности, находящейся под электрическим напряжением | |
| JPS5848595Y2 (ja) | 温度測定装置の検出端 | |
| JP2933581B1 (ja) | 温度計測プローブ | |
| JP2578336Y2 (ja) | パイプ加熱装置 | |
| JP3518347B2 (ja) | 碍 子 | |
| JPS6110188Y2 (ja) | ||
| JPS6245149Y2 (ja) | ||
| JP3430370B2 (ja) | ヒーター装置 | |
| AU614890B2 (en) | Flexible high temperature thermocouple |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 |