JPH1174062A - 電気採暖具 - Google Patents

電気採暖具

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Publication number
JPH1174062A
JPH1174062A JP20926297A JP20926297A JPH1174062A JP H1174062 A JPH1174062 A JP H1174062A JP 20926297 A JP20926297 A JP 20926297A JP 20926297 A JP20926297 A JP 20926297A JP H1174062 A JPH1174062 A JP H1174062A
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JP
Japan
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power supply
wire
heater wire
heating
electric
Prior art date
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Pending
Application number
JP20926297A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Akaha
正俊 赤羽
Tougo Komatsu
藤悟 小松
Itsuki Momose
厳 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dennetsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dennetsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気採暖具の電磁波の発生をより少なくし、
かつそのコストの改善をはかると共に、安全性の改善を
はかり、さらには低W数の電気毛布から高W数の電気カ
ーペットまでに対して有効に電磁波対策を施した電気採
暖具に関する。 【解決手段】 所定の温度で融解する感温樹脂層10を
介して2本の発熱用抵抗線11、12を配したヒータ線
2を形成し、一方の発熱用抵抗線11の一端Aを交流電
源6の一端Xに、そしてその他端Bを交流電源6の他端
Yに接続するとともに、発熱用抵抗線12の一端Eを交
流電源6の他端Yに、そしてその他端Dを交流電源6の
一端Xに接続し、かつ温度制御スイッチ7でオンオフす
る交流電源6で前記2本の発熱用抵抗線11、12を発
熱させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として電気カー
ペット又は電気毛布等で発生する電磁波の対策を施した
電気採暖具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気カーペットは、可撓性のヒー
タ線を布等の表地と裏地の内部に平面的に配置し、表地
の上で人が暖をとるというものであるが、電気カーペッ
トはそのヒータ線に高ワットの電流を通電することによ
り、交流電流が流れ交番磁界が発生する。
【0003】また、電気カーペットは発熱面積も広く、
ヒータ線から人体への電磁波の影響、あるいは映像音声
電気製品などのAV製品におけるノイズの影響が懸念さ
れている。
【0004】そこで、本発明者等は、特開平4−206
379、あるいは特開平4−305716の発明を既に
案出し、電気採暖具の電磁波対策の方向付けを示してい
るが、その電磁波対策は、未だ不十分な点がある。
【0005】特に、電気カーペットは電気毛布に比べて
発熱面積が大きく、前記特開平4−206379の発明
は、その回路構成から半波整流方式の電磁波対策方式で
あるが、ダイオードを使用しており、それに流れる電流
値から100W程度の電気毛布には効果があるが、50
0W程度の電気カーペットには使用するダイオードの大
型化、さらにはダイオードからの発熱の問題が懸念され
る。
【0006】一方、特開平4−305716の発明で
は、電気カーペットは発熱用抵抗線の単位あたりの抵抗
値が2本のヒータ線の直列接続の100V、500Wの
仕様で発熱用抵抗線がm(メートル)あたり0.5Ω以
下になり、発熱用抵抗線を芯糸に巻く構造上、発熱用抵
抗線(箔ともいう)の断面積が大きくなり、ヒータ線と
して加工し難く、ヒータ線の折り曲げにも弱くなり、さ
らにはヒータ線が3重線方式なのでコストアップになっ
てしまうという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電気採暖具
の電磁波の発生をより少なくし、かつそのコストの改善
をはかるとともに、安全性の改善をはかり、さらには低
ワット数の電気毛布から高ワット数の電気カーペットま
でに対して有効に電磁波対策を施した電気採暖具を提供
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の温度で
融解する感温樹脂層を介して2本の発熱用抵抗線を配し
たヒータ線を形成し、上記一方の発熱用抵抗線の一端を
交流電源の一端に、そしてその他端を交流電源の他端に
接続するとともに、他方の発熱用抵抗線の一端を交流電
源の他端に、そしてその他端を交流電源の一端に接続
し、かつ温度制御スイッチでオンオフする交流電源で発
熱させるようにした電気採暖具からなる。
【0009】また、上記2本の発熱用抵抗線の少なくと
も一方の各端の電流差を測定する電流検知器を設け、そ
の出力に基づいて交流電源を遮断する電気採暖具からな
り、さらに本発明の電気採暖具は、上記ヒータ線の配線
パターンをヒータ線全長の略中央部が常にヒータ線の端
末に近い配線パターンに近接していることからなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態につき説明するが、図1はその一実施形態における
電気採暖具の回路図である。例えば、この実施形態は電
気カーペット1とした場合、その回路構成は、所定の融
解温度180℃のポリアミド樹脂からなる感温樹脂層1
0を介して2本の発熱用抵抗線11、12を配設したヒ
ータ線2を用い、発熱用抵抗線11の一端Aを交流電源
6の一端Xに接続し、発熱用抵抗線11の他端Bを交流
電源6の他端Yに接続し、抵抗線12の一端Eを交流電
源6の他端Yに、そして他端Dを交流電源6の一端Xに
接続し、温度制御スイッチ7でオンオフする交流電源6
で2つの発熱用抵抗線11、12を通電制御するもので
ある。
【0011】このように形成することで、感温樹脂層1
0を介して2本の発熱用抵抗線11、12を同心軸上に
設けるだけで、発熱用抵抗線11から発生する交番磁界
と、発熱抵抗線12から発生する交番磁界とが打ち消さ
れるので、電気カーペット1から発生する電磁波を減少
させることが出来るのである。そこで、本発明者等は図
1の回路で、発熱抵抗線11、12を同一の1.726
Ω/m、275W/半面のヒータ線2を用いた電気カー
ペット1をつくり、図2のような条件で電磁波測定器4
(例えば、アルス医療器製ドリフィールドメータ)を用
いた交番磁界の測定をした。
【0012】用いた電気カーペット1はヒータ線2及び
センサー線の上下を各々2mm、8mmのフエルトでサンド
イッチした上、1,760mm×1,760mmで厚さを1
0mmの一般的断面構造のものとして、その端にオンオフ
制御する温度制御スイッチ7を内蔵したコントローラを
設け、交流電源6の60Hz 、100Vを接続したもの
である。
【0013】それをコンクリート13上に張ったプラス
チックタイル14上に一枚広げにして、その電気カーペ
ット1の上面5cmの高さで直接、電磁波測定器4で交番
磁界の発生量を測定した。
【0014】その実験結果で得られた図3に示す測定デ
ータによれば、電気カーペット1のどの位置からも10
ミリガウス以下の交番磁界であり、一般的にテレビ画面
からの出力磁界が30cm離れた場所でも20ミリガウス
程度であることから、電磁波発生を相当量押さえられる
ことが判明した。
【0015】図4に電磁波対策を施していない従来の電
気カーペットに上記と同一条件で交番磁界の発生量を測
定したデータを示しており、平均20ミリガウス以上の
交番磁界が発生していることがわかる。
【0016】次に、図5は本発明の応用例の他の実施形
態の回路図を示しており、図1の実施形態ではヒータ線
2の一部分が何らかの原因で異常過熱したときの電源遮
断用回路について示していなかったので、図5において
は安全回路を付加したものである。
【0017】即ち、交流電源6の一方に電流ヒューズ3
1、遮断器32を直列接続して図1の実施形態の回路に
接続し、発熱用抵抗線12の入出力電流の相殺値の電流
検知器33で検出し、遮断器32にその信号を送り、入
出力の電流値の差が小さい(一定値以下)なら遮断器3
2を動作させず、入出力の電流値の差が大きい(一定値
以上)では遮断器32を動作させるようにしたものであ
る。
【0018】実施に当っては、電流検知器33にカレン
トトランスを使用し、遮断器32としては、電流検知器
33からの信号を、一般的な増幅回路で増幅し、内部に
設けた温度ヒューズ等を、温度ヒューズに沿わせた発熱
抵抗で溶断するものである。
【0019】一方、この構成では、ヒータ線2の全長の
ほぼ中央で、何らかの原因で発熱用抵抗線11、12が
短絡した場合、相殺値の電流検知器33が測定しようと
する入出力電流が同じであるため、相殺値の電流検知器
33が発熱用抵抗線11、12の短絡を検知できないと
いう問題が考えられ、そこで図6に示すごとく、一定の
配線パターンであって、さらにヒータ線2のほぼ中央R
が短絡あるいは溶断したときに、そのヒータ線2の近傍
の周囲をヒータ線2の端末に近い他のヒータ線部分で囲
むような配線パターンにしているので、ヒータ線2の他
の部分まで短絡あるいは溶断を及ぼさせるものである。
【0020】具体的には、ヒータ線2のほぼ中央Rは、
なるべく配線の端末に近い部分に位置させるものであ
る。それにより、ヒータ線2のほぼ中央部Rが図6に示
すようなターン部になった場合は、そのヒータ線2の近
傍の他のヒータ線S、Tがヒータ線2の端末に近いもの
であるため、S又はTの中央部Rの溶断による波及熱で
電流ヒューズ31を溶断することができる。
【0021】一方、ヒータ線2のほぼ中央部Rが位置U
になってしまった時は、他のヒータ線への波及熱はヒー
タ線2が端末より離れているので、電流ヒューズ31は
とばず、カレントトランスである電流検知器33による
電流差で遮断器32を動作させて、交流電源6を遮断す
るものである。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したごとく、本発明の電気採
暖具によれば、2本の発熱用抵抗線を配したヒータ線に
より、ヒータ線から発生する交番磁界を低く押さえるこ
とができ、電磁波対策を施した電気採暖具を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における電気カーペットの
回路図である。
【図2】図1の電気カーペットに対し交番磁界測定時の
様子を示す説明図である。
【図3】図2の交番磁界の発生量の測定結果のグラフで
ある。
【図4】電磁波対策を施していない従来の電気カーペッ
トの交番磁界の発生量の測定結果のグラフである。
【図5】本発明の他の実施形態における電源遮断用回路
を付加した電気カーペットの回路図である。
【図6】本発明の電気採暖具のヒータ線の配線パターン
図である。
【符号の説明】
2 ヒータ線 6 交流電源 7 温度制御スイッチ 10 感温樹脂層 11 発熱用抵抗線 12 発熱用抵抗線 33 電流検知器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の温度で融解する感温樹脂層を介し
    て2本の発熱用抵抗線を配したヒータ線を形成し、上記
    一方の発熱用抵抗線の一端を交流電源の一端に、そして
    その他端を交流電源の他端に接続するとともに、他方の
    発熱用抵抗線の一端を交流電源の他端に、そしてその他
    端を交流電源の一端に接続し、かつ温度制御スイッチで
    オンオフする交流電源で前記2本の発熱用抵抗線を発熱
    させるようにした電気採暖具。
  2. 【請求項2】 発熱用抵抗線の少なくとも一方の各端の
    電流差を測定する電流検知器を設け、その出力に基づい
    て交流電源を遮断する請求項1記載の電気採暖具。
  3. 【請求項3】 ヒータ線の配線パターンをヒータ線全長
    の略中央部が常にヒータ線の端末に近い配線パターンに
    近接している請求項1又は2記載の電気採暖具。
JP20926297A 1997-07-04 1997-08-04 電気採暖具 Pending JPH1174062A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20926297A JPH1174062A (ja) 1997-07-04 1997-08-04 電気採暖具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18004097 1997-07-04
JP9-180040 1997-07-04
JP20926297A JPH1174062A (ja) 1997-07-04 1997-08-04 電気採暖具

Publications (1)

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JPH1174062A true JPH1174062A (ja) 1999-03-16

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20926297A Pending JPH1174062A (ja) 1997-07-04 1997-08-04 電気採暖具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006093893A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶発振器及び水晶発振器に於ける保温方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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