JPH0660916U - 照明器具のルーバ装置 - Google Patents

照明器具のルーバ装置

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JPH0660916U
JPH0660916U JP294993U JP294993U JPH0660916U JP H0660916 U JPH0660916 U JP H0660916U JP 294993 U JP294993 U JP 294993U JP 294993 U JP294993 U JP 294993U JP H0660916 U JPH0660916 U JP H0660916U
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孝之 硲
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下側からを見た場合に美感を損わず、組立作
業を簡素化する。 【構成】 横ルーバ46の嵌合片64a,64bおよび
係合下爪65a,65bを、側枠43の嵌合切欠62お
よび係合孔63に上側から係合する。そうすると、側方
から係合する場合に比べて、位置決めが楽になる。しか
も、曲げ工程を要せず係合できる。また、係合部分を上
側に配することで、天井に取り付けたルーバ装置を下か
ら見た場合に、係合部分が目に入らなくて済む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、室内の天井等に配置する照明器具において、蛍光灯などの光源の付 近で光を効率的に配光するためのルーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(一般的な照明装置) 図9,10に、一般的な照明器具を示す。図9,10中、10は天井、11は 枠、12は照明器具本体であって、照明器具本体12は、箱形に形成されており 、内部に光源13および反射板14が内装されている。そして、照明器具本体1 2は、天井10に装着されている。また、15はルーバ装置である。
【0003】 (従来例1) 従来例1の照明装置では、ルーバ装置15は、図11(実願平3−54155 号参照)の如く、端枠16、側枠17、横ルーバ18および縦ルーバ19を格子 状に組み合わせてなっていた。そして、図9の如く、ルーバ装置15は、その上 部に光源13が配置されるよう、照明器具本体12内に挿入され枠11の載置部 11a上に載置されていた。
【0004】 前記各ルーバ16,17,18,19は、一般に、与えられた範囲以外では光 源13からの直射光を遮るよう、拡散透過または不透明の遮光板から成っていた 。また、横ルーバ18および縦ルーバ19は、光学的特性が良好となるよう略V 字形とされていた。
【0005】 ここで、従来例1の照明装置において、横ルーバ18の側枠17との組み合せ 部には、図12の如く、上方に側枠17の嵌合を許す略V字形の被嵌合スリット 21が、下方に側枠17の先端部を係止する係合爪22が設けられていた。そし て、前記被嵌合スリット21の外側スリット壁は、側枠17に当接してこれを被 嵌合スリット21の内側スリット壁に押圧するための押圧片23として機能して いた。
【0006】 一方、前記側枠17の横ルーバ18との組み合せ部には、横ルーバ18に嵌合 するための略V字形の嵌合スリット24が設けられていた。
【0007】 側枠17と先端部を横ルーバ18との組合わせ時には、まず、横ルーバ18を 、下側から側枠17の嵌合スリット24付近に向かって近づける。そして、横ル ーバ18の係合爪22を側枠17の下端部に係合させる。
【0008】 次に、横ルーバ18の被嵌合スリット21の位置を、側枠17の嵌合スリット 24の位置に合わせる。そして、横ルーバ18を上方向に押し上げ、被嵌合スリ ット21と嵌合スリット24とを嵌合する。横ルーバ18が最上点に達すると、 係合爪22の尖端部25が側枠17の先端部26を越え、これらが係合すること で、横ルーバ18の側枠17からの抜けを防止していた。
【0009】 (従来例2) 従来例1では、横ルーバ18を側枠17へ下側から嵌合していたため、被嵌合 スリット21および嵌合スリット24を位置合わせする際に、両者が擦れあって 側枠17の下端部に傷が付くことがあった。そうすると、下側から照明装置を見 た場合に、美感を大きく損なってしまう。逆に、側枠17の下端部に傷が付かな いように組み立てようとすると、被嵌合スリット21および嵌合スリット24の 位置合わせに極端に時間がかかってしまう。
【0010】 そこで出願人は、照明装置の従来例2として、図13の如く、横ルーバ18を 、側枠17の側方向から係合する方式を採用していた。図13中、31は差込孔 、32a,32bは差込孔31に差し込む差込片、33は係合孔、34a,34 bは係合孔33に係合する係合下爪である。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
図13に示した従来例2では、横ルーバ18を側枠17の側方から係合するた め、差込片32a,32bを差込孔31に位置決めするのと同時に、係合孔33 を係合下爪34a,34bに位置決めしなければならない。これらの複数箇所の 位置決めを同時に行うにはある程度の熟練を要すばかりか、組立作業時間の短縮 の妨げとなっていた。
【0012】 また、従来例2では、差込片32a,32bを差込孔31に差し込んだ後、そ の抜けを防止するため、差込片32a,32bを折曲していた。このため、差込 工程の他に折曲工程を必要とし、手間がかかってしまう。さらに、自動機械によ り組立工程を自動化しようとしても、最後の折曲工程を自動化するのが困難であ り、故に、人手による作業に頼らざるを得なかった。
【0013】 本考案は、上記課題に鑑み、下側からを見た場合に美感を損わず、組立時に手 間のかからない照明器具のルーバ装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案請求項1による課題解決手段は、図1ないし図6の如く、 光源41,42の下方に配置され、該光源41,42からの光を下方へ効率よ く反射させるもので、 ルーバ46と、 該ルーバ46の端部に直交して配される側枠43と、 前記ルーバ46を前記側枠43に係合固定するための係合手段61と を備え、 前記係合手段61は、 前記側枠43の上部に切欠開放された嵌合切欠62と、 該側枠43の下部に穿設された係合孔63と、 前記ルーバ46の上端部に形成され前記嵌合切欠62に嵌合する嵌合片64a ,64bと、 前記ルーバ46の下部に形成され前記係合孔63に係合する係合下爪65a, 65bと から構成され、 前記嵌合片64a,64bは、前記嵌合切欠62に上側から嵌合可能とされ、 前記係合下爪65a,65bは、前記係合孔63に上側から係合可能とされ、 前記嵌合片64a,64bおよび係合下爪65a,65bのいずれか一方に、 上側への抜けを防止する爪部82a,82bが形成されたものである。
【0015】 本考案請求項2による課題解決手段は、請求項1記載のルーバ装置において、 ルーバ46は断面略V字形に形成され、該ルーバ46の上端部の両嵌合片64a ,64bの離間距離は、ルーバ46の下端折曲部が弾性変形可能とされることで 自由に弾性調整可能とされ、前記嵌合切欠62は、嵌合片64a,64bの上側 からの遊入を許す遊入部71と、その左右両側から下側に延設形成され嵌合片6 4a,64bと係合するスリット72とから略π字形に形成されてなり、該遊入 部71とスリット72との連結コーナ部には、嵌合片64a,64bを遊入部7 1からスリット72内に挿入する際に、該嵌合片64a,64bを下側へ押すだ けで両嵌合片64a,64bを左右両側のスリット72に自然に案内するテーパ 73a,73bが形成されたものである。
【0016】 本考案請求項3による課題解決手段は、請求項1記載のルーバ装置において、 側枠43の上端51は、所定の離間距離λの間隙52を有して折曲された上端折 曲部53が形成され、嵌合片64a,64bに、側枠43とその上端折曲部53 との間の間隙52に介装される介装部83a,83bが設けられ、前記介装部8 3a,83bの形成幅寸法は、側枠43とその上端折曲部53との間の離間距離 λに等しく設定されたものである。
【0017】
【作用】
上記請求項1による課題解決手段において、ルーバ46を、側枠43に対して 上側から近づける。そして、嵌合片64a,64bおよび係合下爪65a,65 bを、嵌合切欠62または係合孔63に上側から係合する。
【0018】 そして、爪部82a,82bを側枠43に引掛け、嵌合片64a,64bまた は係合下爪65a,65bの上側への抜けを防止する。
【0019】 このように、ルーバ46を、側枠43に対して上側から係合しているので、側 方から係合する従来例1に比べて、位置決めが楽になり、機械による自動取付が 可能となる。しかも、係合手段61をルーバ装置の上側に配することができるの で、天井に取り付けたルーバ装置を下から見た場合に、係合部分が目に入らなく て済む。したがって、係合部分に傷が付いたときにも、その傷が下側に現れるの を防止でき、美感を損なうことがなくなる。
【0020】 請求項2では、係合手段61の嵌合切欠62の遊入部71とスリット72との 連結コーナ部に、テーパ73a,73bを形成しているので、嵌合片64a,6 4bを遊入部71からスリット72内に挿入する際に、嵌合片64a,64bを 下側へ押すだけで両嵌合片64a,64bを左右両側のスリット72に自然に案 内することができる。したがって、嵌合片64a,64bの位置決めを考慮する 必要がなくなる。
【0021】 請求項3では、介装部83a,83bの形成幅寸法を、側枠43とその上端折 曲部53との間の離間距離λに等しく設定し、側枠43とその上端折曲部53と の間に介装部83a,83bを介装するので、介装部83a,83bを嵌合片6 4a,64bおよび嵌合切欠62の両方に当接固定させることができ、嵌合片6 4a,64bが嵌合切欠62内でがたつくのを防止できる。
【0022】
【実施例】
本考案一実施例のルーバ装置40は、図7の如く、複数個の光源41,42の 下方に配置され、光源41,42からの光を下方へ効率よく反射させるもので、 図8の如く、側枠43および端枠44から下方開口の箱形とされた枠体45と、 該枠体45の内部に配列される複数の横ルーバ46と、該横ルーバ46に直交し て配される縦ルーバ47とから構成される。
【0023】 前記側枠43は、図1,2の如く、光を下方へ反射させるために組立状態で傾 斜されるもので、図3の如く、後述する係合手段61の嵌合切欠62および係合 孔63が形成されている。
【0024】 また、該側枠43の上端51には、図4の如く、所定の離間距離λの間隙52 を有して折曲された上端折曲部53が形成されている。
【0025】 さらに、該側枠43の下端54が折曲されて、係合手段61の嵌合切欠62お よび係合孔63等を隠すための下端折曲部55が形成されている。
【0026】 前記端枠44は、図8の如く、その上部が前記光源41,42に近付くよう凹 状に形成され、また光を下方へ反射させるために組立状態で傾斜している。
【0027】 前記横ルーバ46および縦ルーバ47は、図1,5,8の如く、いずれも断面 略V字形に形成されている。
【0028】 前記横ルーバ46は、図1,5の如く、該横ルーバ46の上端には、前記光源 41,42からの光を二次反射して有効活用するための反射カバー片56a,5 6bが一体的に折曲形成されている。
【0029】 ここで、該反射カバー片56a,56bは、光源41,42からの光のうち、 できるだけ多くの光線を反射させるため、横ルーバ46の上面で隙間を設けず連 続させるのが望ましいが、ここでは、図1,5の如く、あえて反射カバー片56 a,56bを中央部で二分割し、該両反射カバー片56a,56bを上下方向に ずれた状態で配置している。すなわち、該両反射カバー片56a,56bは、横 ルーバ46の下端折曲部の弾性を利用して、互いに左右方向に接近可能または重 層可能とされている。これは、横ルーバ46を端枠44に組み付ける際に、横ル ーバ46の下端折曲部の折曲角度を変えてV字形状の幅を適宜変形可能とするこ とで、後述の係合手段61の嵌合片64a,64bを、嵌合切欠62に合致させ るためである。該反射カバー片56a,56bの形成幅寸法は、組立状態で両反 射カバー片56a,56bが重層し、間隙からの光漏れを防止できる程度に設定 されている。
【0030】 そして、本実施例のルーバ装置40には、図1,2の如く、横ルーバ46を前 記側枠43に係合固定するための係合手段61が設けられている。
【0031】 該係合手段61は、図1,2の如く、前記側枠43の上部に切欠開放された嵌 合切欠62と、該側枠43の下部に穿設された係合孔63と、前記横ルーバ46 の上端部に形成され前記嵌合切欠62に嵌合する嵌合片64a,64bと、前記 横ルーバ46の下部に形成され前記係合孔63に係合する係合下爪65a,65 bとから構成されている。
【0032】 前記嵌合切欠62は、図3の如く、前記横ルーバ46の接近時に嵌合片64a ,64bの上側からの遊入を許す遊入部71と、その左右両側から下側に延設形 成され嵌合片64a,64bと係合するスリット72とから略π字形に形成され てなる。
【0033】 そして、該遊入部71とスリット72との連結コーナ部には、図3の如く、嵌 合片64a,64bを遊入部71からスリット72内に挿入する際に、該嵌合片 64a,64bを下側へ押すだけで両嵌合片64a,64bを左右両側のスリッ ト72に自然に案内するテーパ73a,73bが形成されている。
【0034】 前記係合孔63は、図3の如く、後述の係合下爪65a,65bの遊入を許す 遊入部75と、その左右両側から下側に延設形成され係合下爪65a,65bと 係合するスリット76とから略π字形に形成されてなる。
【0035】 前記嵌合片64a,64bは、図6の如く、横ルーバ46の上端部側端に突出 された基部81a,81bと、その下部先端に形成された爪部82a,82bと 、前記側枠43とその上端折曲部53との間の間隙52に介装される介装部83 a,83bとから構成されている。
【0036】 前記基部81a,81bは、爪部82a,82bよりも幅狭に形成されること で、前記側枠43の上端折曲部53が嵌まり込む切欠84が形成される。すなわ ち、組立時には、該切欠84により、爪部82a,82bの先端部は、上端折曲 部53の下端部の下側に回り込むことができ、図2の如く、嵌合片64a,64 bの嵌合切欠62からの抜けを防止できる。
【0037】 前記介装部83a,83bは、組立時に、側枠43とその上端折曲部53との 間に介装されることで、嵌合片64a,64bが嵌合切欠62内でがたつくのを 防止する。故に、該介装部83a,83bの形成幅寸法は、側枠43とその上端 折曲部53との間の離間距離λに等しく設定される。
【0038】 前記係合下爪65a,65bは、前記係合孔63のスリット76に係合するも ので、基部86a,86bと、該基部86a,86bの先端から下側に垂れた係 合子87a,87bとから略し字形に形成されている。また、該係合下爪65a ,65bの上下寸法は、係合孔63の遊入部75の上下内寸法より小とされる。
【0039】 ここで、前記横ルーバ46、反射カバー片56a,56b、嵌合片64a,6 4bおよび係合下爪65a,65bは、アルミニウム等の一枚の金属板をプレス 加工により適当な形状に切断した後、折曲形成したものであり、該横ルーバ46 、側枠43、端枠44、および反射カバー片56a,56b等は、その表面が光 源41,42からの光を反射するよう鏡面仕上げが施されている。
【0040】 なお、縦ルーバ47の構成については、従来例1,2と同様であるため、その 説明を省略する。
【0041】 上記構成のルーバ装置40において、側枠43と横ルーバ46の組み立て方法 を説明する。
【0042】 まず、図1の如く、横ルーバ46を、側枠43に対して上側から近づける。そ して、図3中実線で示したように、横ルーバ46の端部の嵌合片64a,64b を、嵌合切欠62の遊入部71に遊入する。この際、嵌合片64a,64bの切 欠84を、嵌合切欠62の遊入部71の下辺に引掛ける。
【0043】 次に、この引掛けた点を支点として、横ルーバ46を回動し、その下部の係合 下爪65a,65bを係合孔63に近づける。このとき、係合下爪65a,65 bの上下寸法を係合孔63の遊入部75の上下内寸法より小としているため、横 ルーバ46を回動する際に特別な押圧力を加えなくても、係合下爪65a,65 bを自然と遊入部75に遊入することができる。
【0044】 その後、横ルーバ46の上端部を下方向に向けて押し込む。そうすると、嵌合 片64a,64bは、テーパ73a,73bに当接し、左右両側に広げられて、 図3中破線で示したように、スリット72の位置まで自然に案内される。そして 、さらに嵌合片64a,64bを下方向に向けて押すと、スリット72に嵌入さ れる。
【0045】 嵌合片64a,64bが下側に移動し、その爪部82a,82bの先端部が側 枠43の上端折曲部53の下端点を越えると、図2の如く、爪部82a,82b は上端折曲部53の下端部の下側に回り込むため、切欠84が側枠43の上端折 曲部53に嵌まり込み、両者は固定される。すなわち、嵌合片64a,64bの 嵌合切欠62からの上方向への抜けを防止できる。
【0046】 また、嵌合片64a,64bの下動に伴い、係合下爪65a,65bも同時に 下動する。係合下爪65a,65bは、下動することで、図2の如く、係合孔6 3のスリット76に係合し、係合下爪65a,65bは、係合孔63に対して横 方向への抜けを阻止される。
【0047】 なお、係合下爪65a,65bの上方向への抜けは、これ単独では防ぎ得ない のであるが、係合下爪65a,65bは横ルーバ46を介して嵌合片64a,6 4bに一体とされているため、嵌合片64a,64bの上方向への移動が阻止さ れれば、係合下爪65a,65bの上方向への移動も阻止される。したがって、 係合下爪65a,65bが上方向へ抜けることはなく、係合下爪65a,65b はスリット76に固定される。
【0048】 このように、横ルーバ46を、側枠43に対して上側から係合しているので、 側方から係合する従来例1に比べて、位置決めが楽になり、機械による自動取付 が可能となる。
【0049】 また、上述のように横ルーバ46を下方向に押し込む際、介装部83a,83 bは、図2の如く、側枠43とその上端折曲部53との間に介装される。ここで 、介装部83a,83bの形成幅寸法を、側枠43とその上端折曲部53との間 の離間距離λに等しく設定しているので、介装部83a,83bは嵌合片64a ,64bおよび嵌合切欠62の両方に当接する。したがって、嵌合片64a,6 4bが嵌合切欠62内でがたつくのを防止できる。
【0050】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0051】 例えば、上記実施例では、横ルーバ46の上側への抜けを防止する爪部82a ,82bは、嵌合片64a,64bに形成していたが、係合下爪65a,65b に形成してもよい。
【0052】 また、上記実施例では、横ルーバ46と側枠43との係合構造について述べた が、縦ルーバ47と側枠43との係合構造に適用してもよい。
【0053】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、本考案請求項1によると、嵌合片および係合下 爪を、嵌合切欠および係合孔に上側から嵌合可能とし、嵌合片および係合下爪の いずれか一方に、上側への抜けを防止する爪部を形成しているので、側方から係 合する従来例1に比べて、位置決めが楽になり、機械による自動取付が可能とな る。したがって大幅な労力の削減を達成し得る。
【0054】 また、係合手段をルーバ装置の上側に配することができるので、天井に取り付 けたルーバ装置を下から見た場合に、係合部分が目に入らなくて済む。したがっ て、係合部分に傷が付いたときにも、その傷が下側に現れるのを防止でき、美感 を損なうのを防止できる。
【0055】 請求項2では、係合手段の嵌合切欠の遊入部とスリットとの連結コーナ部に、 テーパを形成しているので、嵌合片を遊入部からスリット内に挿入する際に、嵌 合片を下側へ押すだけで両嵌合片を左右両側のスリットに自然に案内することが できる。したがって、嵌合片の位置決めを考慮する必要がなくなり、両者の嵌合 作業が極めてスムーズになる。
【0056】 請求項3では、介装部の形成幅寸法を、側枠とその上端折曲部との間の離間距 離に等しく設定し、側枠とその上端折曲部との間に介装部を介装するので、介装 部を嵌合片および嵌合切欠の両方に当接固定させることができ、嵌合片が嵌合切 欠内でがたつくのを防止できるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の照明器具のルーバ装置を示す
要部分解斜視図
【図2】本考案一実施例の照明器具のルーバ装置を示す
要部断面図
【図3】側枠の嵌合孔を示す図
【図4】側枠の側面図
【図5】横ルーバの正面図
【図6】横ルーバの側面図
【図7】ルーバ装置を照明器具本体に取り付けた状態を
示す断面図
【図8】ルーバ装置を照明器具本体に取り付けた状態を
示す斜視図
【図9】一般的な照明器具の断面図
【図10】一般的な照明器具の斜視図
【図11】従来例1のルーバ装置の斜視図
【図12】従来例1の横ルーバと側枠とを組み合わせた
状態を示す図
【図13】従来例2の照明器具のルーバ装置を示す一部
分解斜視図
【符号の説明】
41,42 光源 43 側枠 45 枠体 46 横ルーバ 51 上端 52 間隙 53 上端折曲部 61 係合手段 62 嵌合切欠 63 係合孔 64a,64b 嵌合片 65a,65b 係合下爪 71 遊入部 72 スリット 73a,73b テーパ 82a,82b 爪部 83a,83b 介装部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源の下方に配置され、該光源からの光
    を下方へ効率よく反射させるもので、 ルーバと、 該ルーバの端部に直交して配される側枠と、 前記ルーバを前記側枠に係合固定するための係合手段と
    を備え、 前記係合手段は、 前記側枠の上部に切欠開放された嵌合切欠と、 該側枠の下部に穿設された係合孔と、 前記ルーバの上端部に形成され前記嵌合切欠に嵌合する
    嵌合片と、 前記ルーバの下部に形成され前記係合孔に係合する係合
    下爪とから構成され、 前記嵌合片は、前記嵌合切欠に上側から嵌合可能とさ
    れ、 前記係合下爪は、前記係合孔に上側から係合可能とさ
    れ、 前記嵌合片および係合下爪のいずれか一方に、上側への
    抜けを防止する爪部が形成されたことを特徴とする照明
    器具のルーバ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のルーバ装置において、ル
    ーバは断面略V字形に形成され、該ルーバの上端部の両
    嵌合片の離間距離は、ルーバの下端折曲部が弾性変形可
    能とされることで自由に弾性調整可能とされ、前記嵌合
    切欠は、嵌合片の上側からの遊入を許す遊入部と、その
    左右両側から下側に延設形成され嵌合片と係合するスリ
    ットとから略π字形に形成されてなり、該遊入部とスリ
    ットとの連結コーナ部には、嵌合片を遊入部からスリッ
    ト内に挿入する際に、該嵌合片を下側へ押すだけで両嵌
    合片を左右両側のスリットに自然に案内するテーパが形
    成されたことを特徴とする照明器具のルーバ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のルーバ装置において、側
    枠の上端は、所定の離間距離の間隙を有して折曲された
    上端折曲部が形成され、嵌合片に、側枠とその上端折曲
    部との間の間隙に介装される介装部が設けられ、前記介
    装部の形成幅寸法は、側枠とその上端折曲部との間の離
    間距離に等しく設定されたことを特徴とする照明器具の
    ルーバ装置。
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