JPH0660590A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JPH0660590A
JPH0660590A JP4207799A JP20779992A JPH0660590A JP H0660590 A JPH0660590 A JP H0660590A JP 4207799 A JP4207799 A JP 4207799A JP 20779992 A JP20779992 A JP 20779992A JP H0660590 A JPH0660590 A JP H0660590A
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JP
Japan
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hub
disk substrate
recording medium
information recording
center hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP4207799A
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English (en)
Inventor
Atsushi Okubo
敦 大久保
Hidehiko Hashimoto
英彦 橋本
Shuichi Igarashi
修一 五十嵐
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Sony Corp
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Sony Corp
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクとして用いられるマグネチックク
ランプ方式の単板式の情報記録媒体において、マグネッ
トによる吸着力を大きくし、かつハブとディスク基板の
固着力を大きくする。 【構成】 透明樹脂製のディスク基板2の記録層3の反
対側のセンター穴5付近を覆うフランジ部を有するハブ
6のフランジ部10に磁性部材22を設け、反対側のセ
ンター穴を覆うように裏打部材23を取付けて、ハブ6
に固着して、フランジ部10との間でディスク基板2を
挟む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク等として使用
される情報記録媒体、特にマグネチッククランプ方式で
固定される単板式の光学的情報記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】レーザ光等の光を記録媒体層に集光して
情報の書込、読取を行うプラスチック製の情報記録媒体
として、片面に記録媒体層を有する単板のディスク基板
のセンター穴にマグネチッククランプ用ハブを取付け、
マグネチッククランプ方式でディスクドライブにクラン
プするものがある。
【0003】図4は従来のマグネチッククランプ方式の
情報記録媒体のクランプ状態を示す断面図、図5はその
一部拡大図である。図において、1は情報記録媒体で、
透明樹脂製のディスク基板2の片面に記録層3が形成さ
れ、その上面を保護層4により覆われており、そのセン
ター穴5に皿状のマグネチッククランプ用のハブ6が取
付けられている。
【0004】保護層4は透明樹脂等のコーティング剤に
よるコーティング層からなる。ハブ6は磁性金属板によ
り皿状に曲げ成形され、凸部7の中央に中心孔8を有
し、筒状部9がディスク基板2のセンター穴5に挿入さ
れ、フランジ部10は接着剤層11によりディスク基板
2に固着されている。
【0005】上記の情報記録媒体1はカートリッジ12
に収容され、ディスクドライブ13に取付けて使用され
る。ディスクドライブ13は、ターンテーブル14に形
成されたクランピングエリア15に情報記録媒体1のハ
ブ6を挿入してマグネット16によりクランプし、中央
部に突出するスピンドル17がハブ6の中心孔8に挿入
されて位置決めするようになっている。
【0006】この状態でターンテーブル14が回転する
と、情報記録媒体1が回転し、カートリッジ12の下側
に設けられた窓(図示省略)からディスク基板2を通し
てレーザ光等を記録層3に照射し、情報の書込、読取を
行う。
【0007】図4および図5のハブ6は磁性金属板の成
形品からなるが、このほかにインサート成形またははめ
込みによりプラスチック部材と磁性部材とが一体となっ
たものも使われている。
【0008】ハブ6の装着方法としては、記録層3の反
対側からセンター穴5に装着して接着剤層11によりフ
ランジ部10とディスク基板2を固着したものがある
が、ハブ6とディスク基板2の固着力が弱くて、剥離し
やすいため、図4および図5のものはハブ6を記録層3
側からセンター穴5に装着し、フランジ部10の押圧力
を利用してハブ6とディスク基板2の固着性を高めてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
記録層3側からハブ6を装着する情報記録媒体1の場
合、マグネット16の吸引力が作用するのは、センター
穴5から突出する凸部7だけであって、吸引エリアを大
きくすることができず、吸引力が制限される。特に3.
5インチ盤のような小径の情報記録媒体の場合に、吸引
力を大きくできないという問題点がある。またハブ6を
記録層3の反対側から装着する情報記録媒体の場合は、
吸引力を大きくできるが、前述のようにハブ6とディス
ク基板2の固着力が弱くなるという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、ディスク基板とハブとの固着力およびマグネット
による吸引力を大きくすることができる情報記録媒体を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は次の情報記録媒
体である。 (1)片面に記録層を有する透明樹脂製のディスク基板
と、このディスク基板の記録層の反対側のセンター穴付
近を覆うフランジ部を有し、かつ少なくともこのフラン
ジ部に磁性部材を有するハブと、前記ディスク基板の記
録層側のセンター穴付近を覆い、かつ前記ハブに固着さ
れた裏打部材とを有することを特徴とする情報記録媒
体。 (2)片面に記録層を有する透明樹脂製のディスク基板
と、このディスク基板の記録層の反対側から挿入された
凸部、およびセンター穴付近のディスク基板を覆うフラ
ンジ部を有し、かつ少なくともフランジ部側に磁性部材
を有するハブと、前記ディスク基板の記録層側のセンタ
ー穴付近を覆い、かつ前記ハブの凸部に固着された裏打
部材とを有することを特徴とする情報記録媒体。 (3)ハブがフランジ部側に磁性部材を一体的に固着し
たプラスチックからなることを特徴とする上記(1)ま
たは(2)記載の情報記録媒体。 (4)ハブと裏打部材が接着剤または機械的係合により
固着されていることを特徴とする上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載の情報記録媒体。 (5)ディスク基板は、135℃のデカリン中で測定し
た極限粘度〔η〕が0.01〜10dl/gである (a)下記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンと
エチレンとの共重合体からなる環状オレフィン系ランダ
ム共重合体、または (b)下記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンの
開環重合体もしくはその水素添加物 からなる環状オレフィン系ポリマーにより形成されてい
ることを特徴とする上記(1)ないし(4)のいずれか
に記載の情報記録媒体。
【化2】 (式〔1〕中、nは0または1であり、mは0または正
の整数であり、qは0または1であり、R1〜R18なら
びにRaおよびRbはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
ン原子または炭化水素基である。またR15〜R18は互い
に結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ
この単環または多環は二重結合を有していてもよく、ま
たR15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン
基を形成していてもよい。ここでqが0の場合には、そ
れぞれの結合手が結合して5員環を形成する。)(6)
ハブおよび/または裏打部材はポリカーボネートにより
形成されていることを特徴とする上記(1)ないし
(5)のいずれかに記載の情報記録媒体。
【0012】ディスク基板を形成する材質としては、ガ
ラス等の透明な無機質材料;ポリカーボネート、ポリメ
チルメタクリレート、ポリオレフィン等の透明な熱可塑
性樹脂などが使用できる。
【0013】本発明において特に好ましい基板用樹脂と
しては、135℃のデカリン中で測定した極限粘度
〔η〕が0.01〜10dl/gである (a)前記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンと
エチレンとの共重合体からなる環状オレフィン系ランダ
ム共重合体、または (b)前記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンの
開環重合体もしくはその水素添加物からなる環状オレフ
ィン系ポリマーがある。一般式〔1〕で表わされるオレ
フィンの具体例としては、例えばテトラシクロ〔4.
4.0.12,5.17,10〕−3−ドデセン、8−メチル
テトラシクロ〔4.4.0.12,5.17,10〕−3−ド
デセン、ビシクロ〔2.2.1〕ヘプト−2−エンなど
があげられる。
【0014】また、ディスク基板に形成する記録層とし
ては、例えばTe・C、Te・Cr、Te・Cr・C、
Tb・Fe・Co、Tb・Fe・CoにPtまたはPd
を加えたものなどからなる光メモリ材料層、ならびに必
要に応じてこれらの光メモリ材料層の上および/または
下に積層される他の層、例えば下地層、反射防止層、反
射層、干渉層、保護層またはエンハンス層などから構成
することができる。
【0015】ハブとしては、少なくともフランジ部に磁
性部材を有するものであればよい。本発明において、磁
性部材とは、磁性体そのもの、または磁性体と他の材料
との複合体を意味する。具体的には例えば、磁性金属
をフランジ部側に装着したプラスチック、磁性金属、
磁性体をブレンドしたプラスチックなどからなるもの
などが使用できるが、強度、引力の面からまたはが
好ましい。プラスチックとしては、ポリカーボネートな
どの極性基を有するものが好ましい。
【0016】裏打部材としてはハブとの固着性が良好な
ものが好ましく、プラスチック、金属などが使用でき
る。プラスチックを使用する場合は、ポリカーボネート
などの極性基を有するものが好ましい。
【0017】ハブとディスク基板および裏打部材を接着
する接着剤としては、アミノ樹脂、フェノール樹脂、レ
ゾルシノール系、キシレン樹脂、フラン樹脂、エポキシ
樹脂、ポリイソシアネート、不飽和ポリエステル、アク
リル樹脂等の熱硬化性接着剤;酢酸ビニル系、アクリル
系、エチレン共重合系、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リウレタン等の熱可塑性接着剤;ポリクロロプレン系、
ニトリルゴム系、再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等
のゴム系接着剤;ゴム系、アクリル系、エマルジョン
型、オリゴマー型、ホットメルト型、熱硬化型、吸湿硬
化型等の感圧接着剤;水溶型、高温型、反応型、感圧型
等のホットメルト接着剤;シアノアクリレート系等の瞬
間接着剤;嫌気性接着剤などがあり、好ましいものはア
クリレート系またはエポキシ系のUV硬化型接着剤があ
げられる。
【0018】
【作用】本発明の請求項1の情報記録媒体は、ディスク
基板の記録層と反対側のセンター穴付近を、フランジ部
で覆うようにハブを取付けるとともに、反対側に裏打部
材を取付けてハブに固着して製造される。請求項2の情
報記録媒体は、ディスク基板のセンター穴に、記録層の
反対側からハブの凸部を挿入して、フランジ部でディス
ク基板のセンター穴付近を覆うとともに、記録層側から
ディスク基板のセンター穴付近を覆うように、裏打部材
を取付けて、ハブの凸部に固着して製造される。
【0019】フランジ部側に磁性材料を一体的に固着し
たプラスチック製のハブは、磁性部材を成形型にインサ
ートしてインサート成形することにより、または係合部
を有するプラスチック成形品に磁性部材を係合させるこ
とにより得られる。ハブと裏打部材の固着は、接着剤ま
たは機械的係合により行われる。このときハブおよび/
または裏打部材とディスク基板も接着剤等により固着す
るのが好ましい。
【0020】こうして製造された情報記録媒体は、ハブ
のフランジ部側をターンテーブルのマグネットに吸引さ
せてクランプし、装着する。そしてターンテーブルを回
転させ、下側からディスク基板を通してレーザ光等を記
録層に照射し、情報の書込、読取を行う。上記の情報記
録媒体は、小径のディスク基板を使用する場合のよう
に、ハブが小さい場合でも、フランジ部側が磁性部材か
らなるため、磁性部材の設置領域を大きくすることがで
き、マグネットの吸引力は高くなる。そして、ディスク
基板のセンター穴付近に取付けられるハブと裏打部材を
固着することにより、ハブのフランジ部と裏打部材の間
にディスク基板を挟み、ハブとディスク基板の剥離が防
止される。
【0021】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例により説明す
る。図1ないし図3はそれぞれ実施例1〜3によるマグ
ネチッククランプ方式の情報記録媒体を示す断面図であ
り、図4および図5と同一符号は同一または相当部分を
示す。
【0022】図1ないし図3において、情報記録媒体1
は透明樹脂製のディスク基板2の片面に記録層3が形成
され、その上面を保護層4により覆われている。保護層
4は透明樹脂等のコーティング剤によるコーティング層
からなる。
【0023】マグネチッククランプ用のハブ6は、ポリ
カーボネートのような極性基を有するプラスチックから
なり、ディスク基板2のセンター穴5に挿入される凸部
7と、ディスク基板2の記録層3と反対側のセンター穴
5付近を覆うフランジ部10と、中心部に中心孔8を有
する。
【0024】ハブ6のフランジ部10側に形成された溝
21内には、磁性金属板からなる磁性部材22が、片面
を露出するように埋込まれている。中心孔8はスピンド
ル17の外径に対応する内径を有し、筒状部9側は若干
大径となって、成形が容易になっている。ハブ6の凸部
7とフランジ部10は接着剤層11によりディスク基板
2に固着している。
【0025】23は裏打部材であって、ハブ6と同じポ
リカーボネートのような極性基を有するプラスチックに
より、中心孔24を有する円板状に成形されている。こ
の裏打部材23は周辺部がディスク基板2の記録層3側
のセンター穴付近を覆うようにハブ6の凸部7の先端部
に固着されている。裏打部材23の厚さは0.5〜5m
mが好ましい。
【0026】図1の実施例1では、ハブ6の凸部7は先
端がディスク基板2と同一面となっており、円板状の裏
打部材23が接着剤層11によりハブ6の凸部7に固着
するとともに、接着剤層25によりディスク基板2に固
着している。
【0027】図2の実施例2では、ハブ6の凸部7はデ
ィスク基板2より突出し、裏打部材23に形成された凹
部26にはめ込まれ、接着剤層11によりハブ6の凸部
7に固着するとともに、接着剤層25によりディスク基
板2に固着している。
【0028】図3の実施例3では、ハブ6の凸部7は同
様にディスク基板2より突出し、その部分におねじ27
が形成されており、めねじ28が形成された裏打部材2
3がねじ込まれ、機械的に係合して固着しているが、さ
らに接着剤層11、25により凸部7およびディスク基
板2との間を接着してもよい。
【0029】上記の構成において、ハブ6のフランジ部
10および裏打部材23の外周部は、ディスク基板2の
センター穴5より外側で、記録層3の内周部より内側に
存在しておればよい。
【0030】上記の情報記録媒体1は、ディスク基板2
のセンター穴5に、記録層3の反対側からハブ6の凸部
7を挿入して、フランジ部10でディスク基板2のセン
ター穴5付近を覆い、接着剤層11で固着するととも
に、記録層3側からディスク基板2のセンター穴5付近
を覆うように、裏打部材23を取付けて、ハブ6の凸部
7に固着して製造される。
【0031】この場合、図1および図2では、予め裏打
部材23を接着剤層25によりディスク基板2に固着し
た後、接着剤層11を形成して、ハブ6を取付けて固着
するのが好ましいが、逆の順序でもよく、また三者を同
時に固着してもよい。図3では、裏打部材23のめねじ
28を凸部7のおねじ27にねじ付けて固着する。この
場合も固着の順序は限定されない。
【0032】フランジ部10側に磁性部材22を一体的
に埋設するプラスチック製のハブは、磁性部材22を成
形型にインサートして、インサート成形を行うことによ
り得られるが、係合部を有するプラスチック成形品に磁
性部材22を係合させてもよい。
【0033】こうして製造された情報記録媒体1は、図
4と同様にカートリッジ12に収容して、ハブ6のフラ
ンジ部10側に埋設された磁性部材22をターンテーブ
ル14のマグネット16に吸引させてクランプし、装着
する。そしてターンテーブル14を回転させ、下側から
ディスク基板2を通してレーザ光等を記録層3に照射
し、情報の書込、読取を行う。
【0034】上記の情報記録媒体1は、小径のディスク
基板2を使用する場合のように、ハブ6の凸部7が小径
の場合でも、フランジ部10側に磁性部材22が埋設さ
れているため、磁性部材22の設置領域を大きくするこ
とができ、マグネット16による吸引力が大きくなる。
【0035】一方、ディスク基板2のセンター穴5に挿
入されるハブ6の凸部7と裏打部材23を固着すること
により、ハブ6のフランジ部10と裏打部材23の間に
ディスク基板2を挟み、ハブ6とディスク基板2の剥離
が防止される。
【0036】このとき図1では、接着剤層25によりデ
ィスク基板2、ハブ6および裏打部材23が固着される
ため、固着力が大きくなる。図2では凸部7が凹部26
にはめ込まれているため、接着面積が大きくなり、さら
に固着力が大きくなる。また図3では、ねじによる機械
的係合により、固着力はさらに大きくなる。すなわち図
3において、ハブ6と裏打部材23とを接着または機械
的係合でより強固に固着することにより、ハブ6とディ
スク基板2間の固着力が大きくなる。
【0037】例えばハブ6と裏打部材23の両方とも、
極性基を持つプラスチックを使用すると、接着剤層25
による接着力が大きくなり、従ってハブ6とディスク基
板2の固着力を高くすることができる。
【0038】試験例 アモルファスポリオレフィンからなる5インチのディス
ク基板2に、スパッタ法により保護膜、磁性膜、保護
膜、反射膜からなる記録層3を形成し、この上からUV
硬化樹脂からなる保護層4を形成した。
【0039】一方ポリカーボネート成形品のフランジ部
側に、磁性部材としてSUS430をはめ込んだ5イン
チ基板用ハブ6を用い、エポキシ系UV硬化性の接着剤
層11によりディスク基板2に固着した。そして裏打部
材23としてポリカーボネート平板を加工したものを用
い、図1ないし図3に示すようにエポキシ系の接着剤層
25またはねじ27、28により固着し、情報記録媒体
1を製造した。ハブ6のフランジ部10の外径は25m
m、内径は4mm、筒状部9の外径は15mm、内径は
5mm、裏打部材23の外径は25mm、内径は5m
m、厚さは1.2mmである。
【0040】上記により製造された実施例1〜3の情報
記録媒体、および実施例1において裏打部材23を固着
しない比較例1の情報記録媒体について、インテスコ社
製の引張/圧縮試験機により、ハブ6とディスク基板2
間の固着力を測定した結果を表1に示す。
【表1】
【0041】なお、上記の実施例において、ディスク基
板2、ハブ6、裏打部材23等の材質、構造等は前記実
施例のものに限らず、変更可能である。例えば上記実施
例ではハブ6に凸部7を形成したが、ハブ6を平板状と
し、裏打部材23に凸部を形成しても同様の効果が得ら
れる。また裏打部材23に中心孔24を形成するのが好
ましいが、必ずしもなくてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の請求項1の情報記録媒体は、フ
ランジ部に磁性部材を有するハブでディスク基板の記録
層と反対側のセンター穴付近を覆い、記録層側のセンタ
ー穴付近を裏打部材で覆ってハブと固着するようにした
ため、小径のディスクの場合でも、マグネツトの吸着力
を大きくするとともに、ディスク基板とハブの固着力を
大きくして、剥離を防止することができる。
【0043】本発明の情報記録媒体は、フランジ部に磁
性部材を有するハブの凸部を、ディスク基板のセンター
穴に挿入し、反対側に裏打部材を配置してハブの凸部に
固着するようにしたため、ハブと裏打部材の固着を容易
かつ強固にすることができ、これにより小径のディスク
基板の場合でも、マグネットによる吸引力を大きくする
ことができるとともに、ディスク基板とハブの固着力を
さらに大きくして、剥離を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の情報記録媒体を示す断面図である。
【図2】実施例2の情報記録媒体を示す断面図である。
【図3】実施例3の情報記録媒体を示す断面図である。
【図4】従来の情報記録媒体のクランプ状態を示す断面
図である。
【図5】図4の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 情報記録媒体 2 ディスク基板 3 記録層 4 保護層 5 センター穴 6 ハブ 7 凸部 8、24 中心孔 9 筒状部 10 フランジ部 11、25 接着剤層 22 磁性部材 23 裏打部材 26 凹部 27 おねじ 28 めねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 修一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に記録層を有する透明樹脂製のディ
    スク基板と、 このディスク基板の記録層の反対側のセンター穴付近を
    覆うフランジ部を有し、かつ少なくともこのフランジ部
    に磁性部材を有するハブと、 前記ディスク基板の記録層側のセンター穴付近を覆い、
    かつ前記ハブに固着された裏打部材とを有することを特
    徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 片面に記録層を有する透明樹脂製のディ
    スク基板と、 このディスク基板の記録層の反対側から挿入された凸
    部、およびセンター穴付近のディスク基板を覆うフラン
    ジ部を有し、かつ少なくともフランジ部側に磁性部材を
    有するハブと、 前記ディスク基板の記録層側のセンター穴付近を覆い、
    かつ前記ハブの凸部に固着された裏打部材とを有するこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 ハブがフランジ部側に磁性部材を一体的
    に固着したプラスチックからなることを特徴とする請求
    項1または2記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 ハブと裏打部材が接着剤または機械的係
    合により固着されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 ディスク基板は、135℃のデカリン中
    で測定した極限粘度〔η〕が0.01〜10dl/gで
    ある (a)下記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンと
    エチレンとの共重合体からなる環状オレフィン系ランダ
    ム共重合体、または (b)下記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンの
    開環重合体もしくはその水素添加物 からなる環状オレフィン系ポリマーにより形成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の情報記録媒体。 【化1】 (式〔1〕中、nは0または1であり、mは0または正
    の整数であり、qは0または1であり、R1〜R18なら
    びにRaおよびRbはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲ
    ン原子または炭化水素基である。またR15〜R18は互い
    に結合して単環または多環を形成していてもよく、かつ
    この単環または多環は二重結合を有していてもよく、ま
    たR15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリデン
    基を形成していてもよい。ここでqが0の場合には、そ
    れぞれの結合手が結合して5員環を形成する。)
  6. 【請求項6】 ハブおよび/または裏打部材はポリカー
    ボネートにより形成されていることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の情報記録媒体。
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