JPH04205935A - 情報記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

情報記録媒体およびその製造方法

Info

Publication number
JPH04205935A
JPH04205935A JP2336414A JP33641490A JPH04205935A JP H04205935 A JPH04205935 A JP H04205935A JP 2336414 A JP2336414 A JP 2336414A JP 33641490 A JP33641490 A JP 33641490A JP H04205935 A JPH04205935 A JP H04205935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
disk substrate
adhesive
recording medium
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2336414A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Kurisu
栗栖 正吉
Akira Todo
昭 藤堂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP2336414A priority Critical patent/JPH04205935A/ja
Publication of JPH04205935A publication Critical patent/JPH04205935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ディスク等として使用される情報記録媒体、
特にマグネットクランプ方式で固定される光学的情報記
録媒体に関するものである。
〔従来の技術〕
レーザ光等の光を記録媒体層に集光して情報の書込、読
取を行うプラスチック製の情報記録媒体として、記録層
を内側にして直接またはスペーサを介して、接着剤また
は超音波溶接により貼合わせたものがあり、このような
情報記録媒体のクランプ方式の一つにマグネットクラン
プ方式がある。
第14図は例えば特開昭62−167663号しこ示さ
れた従来のマグネットクランプ方式の情報記録媒体の取
付中の状態を示す断面図である。図において、1は情報
記録媒体で、透明プラスチック製のディスク基板2を、
記録層3が内側になるように、内周スペーサ4および外
周スペーサ(図示せず)を介して貼合わせ、2枚のディ
スク基板2のセンター穴5に両側からハブ6が装着され
、接着剤層7により接着されている。ハブ6は挿入部6
aおよびフランジ部6bを有し、挿入部6aがセンター
穴5に挿入され、フランジ部6bがディスク基板2の外
側に接着剤層7により接着されている。
情報記録媒体1はカートリッジ8に収納され、ターンテ
ーブル9に装着されて、情報の書込、読取が行われるよ
うになっている。ターンテーブル9には凹部10が形成
されて、マクネット11およびヨーク12が設けられて
おり、これらがハブ6を吸着して固定するとともに、ス
ピンドル13がハブ6の中心孔14に挿入されて位置決
めし、情報記録媒体1を固定するようになっている。
情報記録媒体上は上記のようにしてターンテーブル9に
取付けて回転させ、下側からディスク基板2を通してレ
ーザ光等を記録層3に照射し、情報の書込、読取を行う
しかしながら、このような従来の情報記録媒体において
は、ハブ6のフランジ部6bがディスク基板2の外側に
あるため、ターンテーブル9の凹部10に形成されるク
ランピングエリア15の怪が小さい場合には、フランジ
部6bの径も小さくなって接着しるが少なくなり、クラ
ンピングエリア15がセンター穴5と同じか小さい場合
には接着は挿入部6aの端面のみで行われるようになる
ため、接着強度が小さくなる。またターンテーブル9の
凹部10に形成されるクランピングエリア15が浅くな
る場合も同様であり、クランピングエリア15に四部[
0が全くない場合、すなわちハブ6とディスク基板2の
面が一致する場合も端面のみで接着されることになり、
接着強度が小さくなる。
第15図は上記の欠点を改善するため実開平1−974
71号に提案された情報記録媒体の断面図である。ここ
では情報記録媒体1は2枚のディスク基板2が記録層3
を内側にして、接着剤層7aを介して貼合わされている
。、2枚のディスク基板2の内周部間にはハブスペーサ
I6の外周部が介在し、接着剤層7aによりディスク基
板2に接着されている。
ハブスペーサ16の内周部はディスク基板2のセンター
穴5に突出し、その中心部に中心孔14を有する。2枚
のディスク基板2の外表面側から金属製のハブ6がセン
ター穴5に挿入され、その先端部が接着剤層7によりハ
ブスペーサ16の内周部に接着されている。ハブ6は全
体として円筒状であって、フランジ部6bはなく、外表
面側はディスク基板2の外表面から突出し、突出部6C
を形成している。
上記の情報記録媒体1も第14図のものと同様にして使
用される。
しかしながら、上記の情報記録媒体1はいずれも、ハブ
6の押込方向に対してはハブスペーサ16が機械的に係
合しているため、押込方向の力に対する強度は大きいが
、引抜方向に対する強度が小さく、破損しやすいととも
に、ディスク基板2を貼合わせた後にハブ6を取付ける
ため、一方のハブ6の取付位置がずれると、全体が不良
品となり、製品歩留が低くなるなどの問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、ターンテ
ーブルのクランピングエリアの径および深さが小さくな
る場合でも、ハブとディスク基板の接着しろを大きくと
ることができるとともに、あらゆる方向の力に対する接
着強度を大きくでき、しかもハブの成形精度が悪い場合
でも、ディスク基板とハブの干渉を防止し所定の位置に
ハブを装着して、全体の厚さを薄くでき、かつ貼合わせ
強度を大きくすることが可能な情報記録媒体を提供する
ことである。
本発明の他の目的は、上記のような情報記録媒体を容易
にかつ高歩留で製造する方法を提案することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は次の情報記録媒体およびその製造方法である。
(1)少なくとも1枚の透明樹脂基板の内側の面に記録
層が形成され、かつその記録層を内側にして貼合わされ
た2枚のディスク基板と、このディスク基板の内側の面
のセンター大側に形成された切欠部と、 前記ディスク基板のセンター穴に挿入された挿入部、お
よびセンター穴付近のディスク基板を内側から覆うフラ
ンジ部を有し、かつ内側からセンター穴に装着された2
個のハブと を備えたことを特徴とする情報記録媒体。
(2)ディスク基板が直接またはスペーサを介して貼合
わされた上記(1)記載の情報記録媒体。
(3)ディスク基板またはハブ同士が接着剤により貼合
わされた上記(1)または(2)記載の情報記録媒体。
(4)挿入部およびフランジ部を有するハブを、記録層
を形成した内側の面のセンター大側に切欠部を有するデ
ィスク基板の記録層側からセンター穴に挿入部を挿入し
て接着する工程と。
ディスク基板の記録層側およびハブのフランジ部に接着
剤を塗布する工程と、 この接着剤を塗布したディスク基板およびハブを他のデ
ィスク基板およびハブと貼合わせる工程と からなることを特徴とする情報記録媒体の製造方法。
(5)接着剤を塗布したディスク基板およびハブと貼合
わせる他のディスク基板およびハブが、挿入部およびフ
ランジ部を有するハブを、記録層を形成した内側の面の
センター大側に切欠部を有するディスク基板の記録層側
からセンター穴に挿入部を挿入して接着したものである 上記(4)記載の方法。
(6)接着剤の塗布をロールコータにより行うようにし
た上記(4)または(5)記載の方法。
(7)ハブを接着したディスク基板を2分割されたコン
ヘアに載せて移動させ、ロールコータにより接着剤の塗
布を行うようにした上記(6)記載の方法。
(8)ハブを接着したディスク基板を受台に載せて移動
させ、ロールコータにより接着剤の塗布を行うようにし
た上記(6)記載の方法。
(9)接着剤の塗布をディスペンサにより行うようにし
た上記(4)または(5)記載の方法。
(10) 2組のディスク基板およびハブを直接または
スペーサを介して接着剤で貼合わせるようにした上記(
4)ないしく9)のいずれかに記載の方法。
(11)2組のディスク基板およびハブを両面粘着スペ
ーサで貼合わせるようにした上記(4)ないしく9)の
いずれかに記載の方法。
ディスク基板を形成する材質としては、ガラス等の透明
な無機質材料;ポリカーボネート、ポリメチルメタクリ
レート、ポリオレフィン等の透明な熱可塑性樹脂などが
使用できる。
好ましい樹脂としては、 135℃のデカリン中で測定
した極限粘度〔η〕が0.05〜1OdQ/gである(
a)下記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンとエ
チレンとの共重合体からなる環状オレフィン系ランダム
共重合体、または (b)下記一般式〔1〕で表わされる環状オレフィンの
開環重合体もしくはその水素添加物からなる非晶質ポリ
オレフィンがある。
(式中、nはOまたは1.mはOまたは正の整数、81
〜81mはそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子お
よび炭化水素基からなる群から選ばれる原子または基を
示す。またRL5−R111は互いに結合して単環また
は多環を形成していてもよく、またR1″とRlo“と
で、またはR”とR+sとで2価の炭化水素基を形成し
ていてもよい。R”〜R1,9により形成される前記単
環または多環は二重結合を有していてもよい。) また、ディスク基板を形成するための記録層は、Te等
の低融点金属材料、もしくはTe−C−H,Te−Cr
、Te−Cr−C−H膜等の低融点金属材料を主成分と
する記録材料、または有機色素材料など本発明の情報記
録媒体に適したヒートモート用記録材料、あるいはTb
−Fe−co、Tb−Fe−coにptまたはPdを加
えたもの等の希土類元素と3d遷移金属を含む光磁気記
録材料、ならびに必要に応じてこれらの記録材料層の上
および/または下に積層される下地層1反射防止層、反
射層、干渉層、保護層、エンハンス層等から構成される
ものなど、本発明の情報記録媒体に適したものが用いら
れる。
ハブとしては、少なくとも外表面側の先端部が磁性材料
からなるものであればよい。本発明において、磁性材料
とは、磁性体そのもの、または磁性体と他の材料との複
合体を意味する。具体的には、例えば■磁性金属、■磁
性体をブレンドしたプラスチック、()磁性金属を挿入
部の先端に装着したプラスチックなどからなるものなど
が使用できるが1強度、引力の面から■または■が好ま
しい。
ディスク基板とハブを接着する接着剤としては。
アミノ樹脂、フェノール樹脂、レゾルシノール系。
キシレン樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソシ
アネート、不飽和ポリエステル、アクリル樹脂等の熱硬
化性接着剤;酢酸ビニル系、アクリル系、エチレン共重
合系、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の熱
可塑性接着剤;ポリクロロプレン系、ニトリルゴム系、
再生ゴム系、SBR系、天然ゴム系等のゴム系接着剤;
ゴム系、アクリル系、エマルジョン型、オリゴマー型、
ホットメルト型、熱硬化型、吸湿硬化型等の感圧接着剤
;水溶型、高温型、反応型、感圧型等のホットメルト接
着剤;シアノアクリレート系等の瞬間接着剤;嫌気性接
着剤などがあり、超音波または高周波溶着でもよい。好
ましいものはアクリレート系またはエポキシ系のUV硬
化型接着剤があげられる。
ディスク基板またはハブ同士を接着する接着剤としては
、上記接着剤も同様に使用できるが、水溶型、高温型、
反応型、感圧型等のホットメルト接着剤が好ましい。
〔作 用〕
本発明の情報記録媒体は、ディスク基板の記録層を形成
した内側からセンター穴に挿入部を挿入して接着剤によ
りハブを接着し、この状態でディスク基板の記録層側お
よびハブのフランジ部に接着剤を塗布し、これを他のデ
ィスク基板およびハブと貼合わせて製造される。
こうして製造された情報記録媒体は、ハブの外表面側の
先端部をターンテーブルのマグネットに扱者させてクラ
ンプし、装着する。そしてターンテーブルを回転させ、
下側からディスク基板を通してレーザ光等を記録層に照
射し、情報の書込、読取を行う。
上記の情報記録媒体は、ターンテーブルのクランピング
エリアの径および深さか小さい場合でも。
それに対応してハブの外表面側の1法を変えることがで
き、その場合でもハブの挿入部およびフランジ部を大き
くして接着しろを大きくし、接着強度を大きくすること
が可能である。
またハブはフランジ部が内側からディスク基板と係合し
ているので、引抜方向の力に対する強度が大きく、また
フランジ部同士が対向して固着されるため、押込方向の
力に対する強度も大きく、あらゆる方向の力に対する接
着強度が大きい。
ハブの成形精度が少しでも悪い場合は、ディスク基板の
記録層を形成した内側の面およびセンター穴の内周面に
よって形成されるエツジが、ハブの挿入部およびフラン
ジ部によって形成されるコーナ部と干渉するため、ディ
スク基板のセンター穴の所定の位置にハブを取付けるこ
とができず、接着剤層も全面に形成することができない
。特に金属板のプレス成形によりハブを形成する場合は
、金属板を直角に折曲げることが困難で、コーナ部にア
ールが形成されるため、そのような傾向が大きい。この
ような干渉を避けるために、ハブのコーナ部に凹部を形
成し、これを貼合わせる方法があるが、この方法では、
情報記録媒体全体の厚さが厚くなる。これに対して本発
明ではディスク基板のエツジ部に切欠部を形成している
ため、ハブの成形精度がよくない場合またはハブのコー
ナ部にアールが形成される場合でも、ディスク基板とハ
ブが干渉することがなく、ディスク基板の所定の位置に
ハブを取付けることができ、またハブのコーナ部に凹部
を形成する必要がないため、情報記録媒体の全体の厚さ
を薄くすることができる。
そしてディスク基板とハブ間の全域に接着剤層が形成さ
れ、かつディスク基板の切欠部に接着剤が多量に保持さ
れるため、貼合わせ強度が大きくなる。
上記の情報記録媒体は、ディスク基板にハブを接着した
後、2組のディスク基板およびハブを接着して製造され
るため、ディスク基板にハブを装着した段階でハブの装
着位置のずれを検出し、正確に装着されたもののみを接
着すると、製品歩留は向上する。
〔実施例〕
以下、この発明を図面の実施例により説明する。
第1図、第2図(a)、(b)、第3図ないし第6図は
それぞれ別の実施例による情報記録媒体を示す断面図、
第7図(a)〜(e)はそれぞれ別のディスク基板の一
部を示す断面図である。
第1図において、情報記録媒体1は2枚のディスク基板
2が記録層3を内側にして、接着剤層7aを介して貼合
わされている。ディスク基板2は、記録層3を形成した
内側の面のセンター穴5側に切欠部2aが形成されてい
る。切欠部2aの形状としては、第7図(a)〜(e)
のいずれの形状でもよい。
2枚のディスク基板2の内周部には、それぞれ磁性金属
板のプレス成形品からなるハブ6の挿入部6aがディス
ク基板2の記録層3側からセンター穴5に挿入され、フ
ランジ部6bがディスク基板2の内側から覆うようにハ
ブ6が装着されている。ハブ6のフランジ部6b同士は
接着剤層7aにより接着され、ハブ6の挿入部6aおよ
びフランジ部6bとディスク基板2とは接着剤層7bに
より固着されている6接着剤層7bは切欠部2aにも形
成され、切欠部2aは多量の接着剤を保持し、接着力を
高めるようになっている。
第2図(a)はエアーサンドイッチ型の情報記録媒体1
の例であり、ディスク基板2は外周スペーサ18を介し
て外周部を接着剤層7aで接着され、ディスク基板2間
に空隙19を形成している。そしてフランジ部6b間は
接着剤層7aと同じ接着剤層7cにより接着されている
。他の構成は第1図と同様である。
第2図(b)もエアーサンドインチ型の例であるが、デ
ィスク基板2は外周スペーサ18および内周スペーサ4
を介して接着剤層7dで接着され、空隙19を形成して
いる。他の構成は第2図(a)と同様である。
第3図もエアーサンドインチ型の例であるが、ハブ6は
プラスチックからなり、外表面側の先端部に磁性金属板
20が接合されている。ハブ6は全体が磁性金属から形
成されるものでもよい。他の構成は第2図<a)と同様
である。
第4図ないし第6図は第1図と同様の全面密着型の情報
記録媒体1の例である。これらの実施例では、ハブ6は
いずれも磁性金属製のものであり、第4図では挿入部6
aの全体から突出部6Cが突出し、第5図では突出部6
cはなく、第6図では挿入部6aの中心部分から突出部
6Cが突出している。これらのハブ6はプラスチックか
らなり、外表面側の先端部に磁性金属板が接合されたも
のでもよい。他の構成は第1図と同様である。
次に情報記録媒体1の製造方法について説明する。
第1図および第4図ないし第6図の全面密着型の情報記
録媒体1は、記録層3を形成した内側の面のセンター穴
5側に切欠部2aを有するディスク基板2の記録層3側
からセンター穴5にハブ6の挿入部6aを挿入して、フ
ランジ部6bがディスク基板2を内側から覆うように、
接着剤層7bによりハブ6を接着し、この状態でディス
ク基板2の記録層3側およびハブ6のフランジ部6bの
裏側に接着剤層7aを塗布し、これを他のディスク基板
2およびハブ6と貼合わせて製造される。ここでディス
ク基板2の記録層3側およびハブ6のフランジ部6bの
裏側に接着剤層7aを塗布した一方のディスク基板2お
よびハブ6と貼合わせる他方のディスク基板2およびハ
ブ6も、前記のディスク基板2およびハブ6と同様に、
記録層3を形成した内側の面のセンター穴5側に切欠部
2aを有するディスク基板2の記録層3側からセンター
穴5にハブ6の挿入部6aを挿入して、フランジ部6b
がディスク基板2を内側から覆うように、接着剤層7b
によりハブ6を接着して製造したものを使用するのが好
ましい。他方のディスク基板2およびハブ6には接着剤
層7aを塗布してもよいし、塗布しなくてもよし1゜ 第2図(a)、(b)および第3図のエアーサンドイン
チ型の場合は、第1図と同様のディスク基板2の外周部
間に外周スペーサ18を介在させ、第2図(b)の場合
はさらにディスク基板2の内周部間に内周スペーサ4を
介在させ、外周部を接着剤層7aにより、また内周部を
接着剤層7dにより貼合わせて製造される。内周スペー
サ4はフランジ部6b間に介在させることもできる。ま
た本発明では外周スペーサ18または内周スペーサ4と
して両面粘着スペーサを用いて貼合わせてもよい。
第8図はロールコータによる接着剤の塗布工程を示す断
面図、第9図はその斜視図、第10図は他の実施例にお
けるロールコータによる接着剤の塗布工程を示す断面図
、第11図はその一部の拡大図、第12図はディスペン
サによる接着剤の塗布工程を示す斜視図、第13図は貼
合わせ工程を示す断面図である。
第1図および第4図ないし第6図の全面密着型の情報記
録媒体1を製造する場合、第8図および第9図の例では
、ハブ6を接着したディスク基板2は、2分割されたコ
ンベア21により、ハブ6をコンベア21間の間隙に収
容した状態で、矢印A方向にロールコータ22に導入さ
れる。ロールコータ22では塗布ロール23と2分割さ
れた圧着ロール24間をディスク基板2が通過し、その
間タンク25から加熱溶融したホントメルト接着剤26
が塗布ロール23に供給され、膜厚調整板27により一
定膜厚に!11整され、ディスク基板2およびハブ6の
フランジ部6bに塗布され、接着剤層7aが形成される
。接着剤層7aを形成したディスク基板2はコンベア2
8により次工程に移動する。
第10図および第11図の例では、ハブ6を接着したデ
ィスク基板2は受台29に載せられて、コンベア21.
28により移送され、ロールコータ22でホットメルト
接着剤26が塗布される。この場合ハブ6は受台29内
に収容されるので、コンベア21.28および圧着ロー
ル24は2分割する必要がなく、ホットメルト接着剤2
6が均一に塗布される。
第2図(a)、(b)および第3図のエアーサンドイッ
チ型の情報記録媒体1を製造する場合、第12図に示す
ように、ディスペンサ30から加熱溶融したホットメル
ト接着剤26が供給され、ディスク基板2の外周部およ
びハブ6のフランジ部6bに接着剤層7a、 7cが形
成される。
こうしてハブ6が装着され、かつ接着剤f@1=r、7
cが形成された2組のディスク基板2は、第13図に示
すように、接着剤層7a、 7cを対向させて重ねられ
、常温プレス装置3[の可動型32上に載置され。
可動型32をB方向(固定型33の方向)に移動させる
ことにより加圧して貼合わされる。第2図(a)および
第3図のエアーサンドイッチ型の場合は外周スペーサ1
8を介して貼合わされる。第2図(b)の場合はさらに
内周スペーサ4を介在させて貼合わされる。ホットメル
ト接着剤26の溶融温度以下に冷却して、接着剤層7a
、7c、7dが硬化することにより、ディスク基板2お
よびハブ6は接着され、情報記録媒体1が製造される。
こうして製造された情報記録媒体1は、第14図と同様
に、ハブ6の外表面側の先端部をターンテーブル9のマ
グネット11に吸着させてクランプし、装着する。そし
てターンテーブル9を回転させ、下側からディスク基板
2を通してレーザ光等を記8N3に照射し、情報の書込
、読取を行う。
上記の情報記録媒体1は、ターンテーブル9のクランピ
ングエリア15の径および深さが小さい場合でも、それ
に対応してハブ6の突出部5cの外表面側の寸法を変え
ることができ、その場合でもハブ6の挿入部6aおよび
フランジ部6bを大きくして接着しろを太きくシ、接着
強度を大きくすることが可能である。
またハブ6はフランジ部6bが内側からディスク基板2
と係合しているので、引抜方向の力に対する強度が大き
く、またフランジ部6b同士が対向して固着されるため
、押込方向の力に対する強度も大きく、あらゆる方向の
力に対する接着強度が大きい。
ハブ6の成形精度が悪い場合は、ディスク基板2の記録
層3を形成した内側の面およびセンター穴5の内周面に
よって形成されるエツジが、ハブの挿入部6aおよびフ
ランジ部6bによって形成されるコーナ部と干渉するた
め、ディスク基板2のセンター穴5の所定の位置にハブ
6を取付けることができず、接着剤層7bも全面に形成
することができない。特に金属板のプレス成形によりハ
ブ6を形成する場合は、金属板を直角に折曲げることが
困難で、コーナ部にアールか形成されるため、そのよう
な傾向が大きい。このような干渉を避けるために、ハブ
6のコーナ部に凹部を形成し、これを貼合わせる方法が
あるが、この方法では情報記録媒体1全体の厚さが厚く
なる。これに対してディスク基板2のエツジ部に切欠部
2aを形成することにより、ハブ6の成形精度がよくな
い場合またはハブ6のコーナ部にアールが形成される場
合でも、ディスク基板2とハブ6が干渉することがなく
、ディスク基板2の所定の位置にハブ6を取付けること
ができ、またハブ6のコーナ部に凹部を形成する必要が
ないため、情報記録媒体1の全体の厚さを薄くすること
ができる。そしてディスク基板2とハブ6間の全域に接
着剤層7bが形成され、かつディスク基板2の切欠部2
aに接着剤が多量に保持されるため、貼合わせ強度が大
きくなる。
上記の製造方法では、情報記録媒体1はディスク基板2
にハブ6を装着した後、2組のディスク基板2およびハ
ブ6を装着して製造されるため、ディスク基板2にハブ
6を装着した段階でハブ6の装着位置のずれを検出し、
正確に装着されたもののみを接合すると、製品歩留は向
上する。
すなわち情報記録媒体1では、ディスク基板2に形成す
るグループ溝の中心と、ハブ6の中心が一致している必
要があり、ISO規格では偏心量が50μ講以下とされ
ている。従来はディスク基板2を貼合わせた後、ハブ6
を装着していたため、片側の偏心量が規格外の場合には
全体が不良品となって、2組のディスク基板2とハブ6
が無駄になるが、本発明のようにハブ6を装着後に貼合
わせる場合は、ハブ6を装着した段階で偏心量を検出す
ることができ、この段階で規格内のもののみを貼合わせ
ることにより歩留が向上する。
なお、前記の実施例では接着剤層7a、7c、7dと接
着剤層7bに別の接着剤を使用するようにしたが、同じ
接着剤を用いてもよい。また接着剤を用いることなく、
超音波または高周波溶着等により溶着してもよい。さら
にディスク基板2、ハブ6等の材質、構造等は前記実施
例のものに限らず、変更可能である。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明の情報記録媒体は、内側の面のセン
ター穴側に切欠部を有するディスク基板の内側からフラ
ンジ部を有するハブを装着するようにしたので、ターン
テーブルのクランピングエリアの径および深さが小さく
なる場合でも、ハブとディスク基板の接着しろを大きく
することができるとともに、あらゆる方向の力に対する
接着強度を大きくすることができ、しかもハブの成形精
度が悪い場合でも、ディスク基板とハブの干渉を防止し
所定の位置にハブを装着して全体の厚さを薄くでき、か
つ貼合わせ強度を大きくすることが可能である。
また本発明の情報記録媒体の製造方法は、ディスク基板
にハブを装着後、接着剤を塗布して貼合わせるようにし
たので、上記のような情報記録媒体を容易にかつ効率よ
く、高歩留で製造することができ、材料の無駄を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図(a)、(b)、第3図ないし第6図は
それぞれ別の実施例による情報記録媒体を示す断面図、
第7図(a)〜(e)はそれぞれ別のディスク基板の一
部を示す断面図、第8図はロールコータによる接着剤の
塗布工程を示す断面図、第9図はその斜視図、第10図
は他の実施例におけるロールコータによる接着剤の塗布
工程を示す断面図、第11図はその一部の拡大図、第1
2図はディスペンサによる接着剤の塗布工程を示す斜視
図、第13図は貼合わせ工程を示す断面図、第14図お
よび第15図は従来の情報記録媒体の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は情
報記録媒体、2はディスク基板、2aは切欠部、3は記
録層、4は内周スペーサ、5はセンター穴、6はハブ、
6aは挿入部、6bはフランジ部、7.7a、7b、7
c、7dは接着剤層、18は外周スペーサ、21.28
はコンベア、22はロールコータ、26はホットメルト
接着剤、29は受台、30はディスペンサ、31は常温
プレス装置である。 代理人 弁理士 #lI  原   成1:情報記録媒
体 2:ディスク基板 2a:切欠部 3:記録層 4:内周スペーサ 5:センター穴 6:ハブ 6a:挿入部 6b:フランジ部 7.7a、 7b、7cm7d:接着剤層      
    18−18:外局スペーサ 21.28:コンベア 22:ロールコータ 26:ホットメルト接着剤 29:受台 30:ディスペンサ 31:常温プレス装置 K、 a 平 C 第4図 第5図 a 第6図 第8図 第9図 第14図 第15図 第1θ図 第11図 第12図 第13図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1枚の透明樹脂基板の内側の面に記録
    層が形成され、かつその記録層を内側にして貼合わされ
    た2枚のディスク基板と、 このディスク基板の内側の面のセンター穴側に形成され
    た切欠部と、 前記ディスク基板のセンター穴に挿入された挿入部、お
    よびセンター穴付近のディスク基板を内側から覆うフラ
    ンジ部を有し、かつ内側からセンター穴に装着された2
    個のハブとを備えたことを特徴とする情報記録媒体。
  2. (2)ディスク基板が直接またはスペーサを介して貼合
    わされた請求項(1)記載の情報記録媒体。
  3. (3)ディスク基板またはハブ同士が接着剤により貼合
    わされた請求項(1)または(2)記載の情報記録媒体
  4. (4)挿入部およびフランジ部を有するハブを、記録層
    を形成した内側の面のセンター穴側に切欠部を有するデ
    ィスク基板の記録層側からセンター穴に挿入部を挿入し
    て接着する工程と、 ディスク基板の記録層側およびハブのフランジ部に接着
    剤を塗布する工程と、 この接着剤を塗布したディスク基板およびハブを他のデ
    ィスク基板およびハブと貼合わせる工程と からなることを特徴とする情報記録媒体の製造方法。
  5. (5)接着剤を塗布したディスク基板およびハブと貼合
    わせる他のディスク基板およびハブが、挿入部およびフ
    ランジ部を有するハブを、記録層を形成した内側の面の
    センター穴側に切欠部を有するディスク基板の記録層側
    からセンター穴に挿入部を挿入して接着したものである 請求項(4)記載の方法。
  6. (6)接着剤の塗布をロールコータにより行うようにし
    た請求項(4)または(5)記載の方法。
  7. (7)ハブを接着したディスク基板を2分割されたコン
    ベアに載せて移動させ、ロールコータにより接着剤の塗
    布を行うようにした請求項(6)記載の方法。
  8. (8)ハブを接着したディスク基板を受台に載せて移動
    させ、ロールコータにより接着剤の塗布を行うようにし
    た請求項(6)記載の方法。
  9. (9)接着剤の塗布をディスペンサにより行うようにし
    た請求項(4)または(5)記載の方法。
  10. (10)2組のディスク基板およびハブを直接またはス
    ペーサを介して接着剤で貼合わせるようにした請求項(
    4)ないし(9)のいずれかに記載の方法。
  11. (11)2組のディスク基板およびハブを両面粘着スペ
    ーサで貼合わせるようにした請求項(4)ないし(9)
    のいずれかに記載の方法。
JP2336414A 1990-11-30 1990-11-30 情報記録媒体およびその製造方法 Pending JPH04205935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2336414A JPH04205935A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 情報記録媒体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2336414A JPH04205935A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 情報記録媒体およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04205935A true JPH04205935A (ja) 1992-07-28

Family

ID=18298883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2336414A Pending JPH04205935A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 情報記録媒体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04205935A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010034798A (ko) 광학 기록 매체를 조립하기 위한 방법 및 장치
JPH10283683A (ja) 光記録媒体及びその製造方法
JPH0731422Y2 (ja) 光ディスク
JPH04205935A (ja) 情報記録媒体およびその製造方法
JPH0442445A (ja) 情報記録媒体およびその製造方法
JPH0442446A (ja) 情報記録媒体およびその製造方法
JPH0648547B2 (ja) 情報記録ディスクの接着方法
JP2519993B2 (ja) 光学的記録媒体の製造方法
US6941572B2 (en) Optical information recording medium and optical information recording/reproduction apparatus
JPH0438731A (ja) 光記録媒体の製造方法
JPS61217944A (ja) 情報記録デイスク
JP3585981B2 (ja) 光学ディスクの製造方法及び装置
JPH11213467A (ja) 貼り合わせ型光学式情報記録媒体の製造方法及び両面粘着性シート
JPS60173741A (ja) 情報記録基板の製造方法
JPH01220191A (ja) ディスク装置
JPH01211342A (ja) 光学式ディスクの製造法
JP2721655B2 (ja) 複合光ディスク構造体
JP2006040407A (ja) 光ディスク装置
JP2001357568A (ja) 光学記録媒体の製造方法
JPH04259930A (ja) 光ディスクの製造方法
JPH06131703A (ja) 光ディスクの製造方法
JPS6350934A (ja) 光情報記録デイスク
JPH04263137A (ja) 光ディスクの製造装置
JPH03187032A (ja) 光情報記録媒体ならびにその製造方法
JPH05182250A (ja) 情報記録媒体