JP2511381Y2 - 情報媒体 - Google Patents
情報媒体Info
- Publication number
- JP2511381Y2 JP2511381Y2 JP1991109997U JP10999791U JP2511381Y2 JP 2511381 Y2 JP2511381 Y2 JP 2511381Y2 JP 1991109997 U JP1991109997 U JP 1991109997U JP 10999791 U JP10999791 U JP 10999791U JP 2511381 Y2 JP2511381 Y2 JP 2511381Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information medium
- chucking plate
- substrate
- fixing member
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マグネットクランプ方
式の情報媒体に関する。
式の情報媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや磁気ディスク等のディスク
状情報媒体は、中央部に孔部を有し、この孔部内に駆動
装置の駆動軸が挿入ないし嵌入されて、回転駆動され
る。情報媒体を駆動装置にチャッキングするために、従
来、マグネットクランプ方式が多用されている。
状情報媒体は、中央部に孔部を有し、この孔部内に駆動
装置の駆動軸が挿入ないし嵌入されて、回転駆動され
る。情報媒体を駆動装置にチャッキングするために、従
来、マグネットクランプ方式が多用されている。
【0003】マグネットクランプ方式に用いられる情報
媒体は、基板中央付近に軟磁性金属のチャッキングプレ
ートが設けられる。チャッキングプレートは駆動装置側
の硬磁性材料と引き合って、これらは非接触で固定され
る。チャッキングプレートは、通常、接着剤により基板
に固定される。
媒体は、基板中央付近に軟磁性金属のチャッキングプレ
ートが設けられる。チャッキングプレートは駆動装置側
の硬磁性材料と引き合って、これらは非接触で固定され
る。チャッキングプレートは、通常、接着剤により基板
に固定される。
【0004】チャッキングプレートには、磁性ステンレ
ス鋼等の金属材料が使われ、一方、基板にはポリカーボ
ネート等の樹脂材料が使われるが、金属材料と樹脂材料
とを永久的に強力に接着できる汎用接着剤はない。この
ため、チャッキングプレートが剥離ないし離脱する事故
が起こることがある。
ス鋼等の金属材料が使われ、一方、基板にはポリカーボ
ネート等の樹脂材料が使われるが、金属材料と樹脂材料
とを永久的に強力に接着できる汎用接着剤はない。この
ため、チャッキングプレートが剥離ないし離脱する事故
が起こることがある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような事
情からなされたものであり、マグネットクランプ方式に
適用される情報媒体において、チャッキングプレートを
基板に強固に固定することを目的とする。
情からなされたものであり、マグネットクランプ方式に
適用される情報媒体において、チャッキングプレートを
基板に強固に固定することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(2)の本考案により達成される。 (1)ディスク状の基板の中央に孔部を有し、金属製の
チャッキングプレートが前記孔部の少なくとも一部を塞
ぐように設けられている情報媒体であって、前記基板の
内周部付近に凹部が設けられ、前記チャッキングプレー
トの一部が前記凹部内に挿入されて前記凹部の底面と固
定部材とに挟まれており、前記固定部材が前記凹部の内
壁面に圧接ないし接着されていることを特徴とする情報
媒体。
(1)〜(2)の本考案により達成される。 (1)ディスク状の基板の中央に孔部を有し、金属製の
チャッキングプレートが前記孔部の少なくとも一部を塞
ぐように設けられている情報媒体であって、前記基板の
内周部付近に凹部が設けられ、前記チャッキングプレー
トの一部が前記凹部内に挿入されて前記凹部の底面と固
定部材とに挟まれており、前記固定部材が前記凹部の内
壁面に圧接ないし接着されていることを特徴とする情報
媒体。
【0007】(2)前記固定部材が、樹脂リングまたは
接着剤層である上記(1)に記載の情報媒体。
接着剤層である上記(1)に記載の情報媒体。
【0008】
【実施例】以下、本考案の具体的構成を説明する。本考
案の情報媒体の実施例を図1に示す。情報媒体1は、デ
ィスク状の基板2の中央に孔部3を有し、チャッキング
プレート4が孔部3を塞ぐように設けられている。基板
2の内周部付近には凹部5が設けられ、チャッキングプ
レート4の一部が凹部5内に挿入されている。チャッキ
ングプレート4は、凹部5の底面と固定部材6とに挟ま
れており、固定部材6は、凹部5の内壁面に圧接ないし
接着されている。
案の情報媒体の実施例を図1に示す。情報媒体1は、デ
ィスク状の基板2の中央に孔部3を有し、チャッキング
プレート4が孔部3を塞ぐように設けられている。基板
2の内周部付近には凹部5が設けられ、チャッキングプ
レート4の一部が凹部5内に挿入されている。チャッキ
ングプレート4は、凹部5の底面と固定部材6とに挟ま
れており、固定部材6は、凹部5の内壁面に圧接ないし
接着されている。
【0009】チャッキングプレート4は、図中下側から
孔部3に挿入される駆動軸と空間を介して磁気的に引き
合い、これにより基板2と駆動軸とが圧接され、情報媒
体1が回転駆動される。なお、駆動軸は、通常、円錐台
状であり、その側周面が基板2の内周下端部に圧接され
る。
孔部3に挿入される駆動軸と空間を介して磁気的に引き
合い、これにより基板2と駆動軸とが圧接され、情報媒
体1が回転駆動される。なお、駆動軸は、通常、円錐台
状であり、その側周面が基板2の内周下端部に圧接され
る。
【0010】チャッキングプレート4は、図示例のよう
に、円板の中央が陥没した形状であって、かつ中央の陥
没部が駆動軸と対向するように配設されることが好まし
い。中央の陥没部は駆動軸とチャッキングプレート4と
の接触を防ぐ作用を有し、また、陥没部を設けることに
よりチャッキングプレート4の機械的強度が向上する。
なお、図示例ではチャッキングプレート4は鍔状に連続
した外周部をもっているが、外周部の一部が欠けた構成
であってもよい。また、図示例では、チャッキングプレ
ート4は孔部3の全面を塞ぐ構成となっているが、一部
に孔が設けられていてもよい。チャッキングプレート4
は、磁性ステンレス鋼等の軟磁性金属から構成される。
に、円板の中央が陥没した形状であって、かつ中央の陥
没部が駆動軸と対向するように配設されることが好まし
い。中央の陥没部は駆動軸とチャッキングプレート4と
の接触を防ぐ作用を有し、また、陥没部を設けることに
よりチャッキングプレート4の機械的強度が向上する。
なお、図示例ではチャッキングプレート4は鍔状に連続
した外周部をもっているが、外周部の一部が欠けた構成
であってもよい。また、図示例では、チャッキングプレ
ート4は孔部3の全面を塞ぐ構成となっているが、一部
に孔が設けられていてもよい。チャッキングプレート4
は、磁性ステンレス鋼等の軟磁性金属から構成される。
【0011】凹部5は、チャッキングプレート4の外周
部の形状と同様、基板2の周方向に連続的に設けられて
もよく、不連続的に設けられてもよい。
部の形状と同様、基板2の周方向に連続的に設けられて
もよく、不連続的に設けられてもよい。
【0012】固定部材6は、チャッキングプレート4の
外周部を凹部5の底面と挟み、かつ、凹部5の内壁面に
圧接ないし接着されて、チャッキングプレート4を基板
2に固定する作用を有する。固定部材6の形状は、凹部
5の形状に応じて決定すればよく、通常は図示例のよう
に環状とされるが、チャッキングプレート4上面の全面
を覆う構成としてもよい。
外周部を凹部5の底面と挟み、かつ、凹部5の内壁面に
圧接ないし接着されて、チャッキングプレート4を基板
2に固定する作用を有する。固定部材6の形状は、凹部
5の形状に応じて決定すればよく、通常は図示例のよう
に環状とされるが、チャッキングプレート4上面の全面
を覆う構成としてもよい。
【0013】なお、凹部5形成面の反対側の主面の内周
部付近は、凹部5を設けるために環状に突出している
が、この突出部を設けなくても凹部5の形成が可能であ
れば、この突出部は設けなくてよい。
部付近は、凹部5を設けるために環状に突出している
が、この突出部を設けなくても凹部5の形成が可能であ
れば、この突出部は設けなくてよい。
【0014】基板2は、通常、樹脂製なので、樹脂リン
グの固定部材6を用いる場合には、基板2および固定部
材6それぞれの弾性を利用して固定部材6を凹部5に嵌
入することにより、チャッキングプレート4を基板2に
強固に固定できる。ただし、この場合、弾性を利用せ
ず、固定部材6を凹部5の内壁面に接着剤により固定し
てもよい。この場合、樹脂と樹脂との接着になるので、
通常の樹脂用接着剤で強固に固定することができる。
グの固定部材6を用いる場合には、基板2および固定部
材6それぞれの弾性を利用して固定部材6を凹部5に嵌
入することにより、チャッキングプレート4を基板2に
強固に固定できる。ただし、この場合、弾性を利用せ
ず、固定部材6を凹部5の内壁面に接着剤により固定し
てもよい。この場合、樹脂と樹脂との接着になるので、
通常の樹脂用接着剤で強固に固定することができる。
【0015】また、凹部5内に注入ないし塗布された接
着剤により形成された接着剤層を、固定部材6とするこ
ともできる。この場合、接着剤層は凹部5の内壁面を構
成する樹脂と強固に接着され、チャッキングプレート4
の上面を押さえるので、チャッキングプレート4に対す
る接着剤層の接着性が強力である必要はない。この場合
に用いる接着剤は、ホットメルト型接着剤等の通常の樹
脂用接着剤でよい。
着剤により形成された接着剤層を、固定部材6とするこ
ともできる。この場合、接着剤層は凹部5の内壁面を構
成する樹脂と強固に接着され、チャッキングプレート4
の上面を押さえるので、チャッキングプレート4に対す
る接着剤層の接着性が強力である必要はない。この場合
に用いる接着剤は、ホットメルト型接着剤等の通常の樹
脂用接着剤でよい。
【0016】これらの他、例えば、シリコン系シーリン
グ剤等で固定部材を形成してもよい。
グ剤等で固定部材を形成してもよい。
【0017】基板2は、通常、ポリカーボネート、ポリ
オレフィン、アクリル樹脂等の各種樹脂で構成される。
オレフィン、アクリル樹脂等の各種樹脂で構成される。
【0018】本考案は、各種情報媒体に特に制限なく適
用可能である。例えば、再生専用光ディスク、追記型光
記録ディスク、書き換え可能型光記録ディスク等の各種
光ディスクに好適であるが、磁気ディスクに適用するこ
ともできる。また、上記説明では、基板が1枚の情報媒
体を挙げたが、2枚の基板を用いる情報媒体、あるいは
情報担持部を有する基板と有しない保護用基板とを対向
させた情報媒体にも適用可能である。そして、2枚の基
板を貼り合わせた情報媒体にも、空隙を介して対向させ
たエアーサンドイッチ型の情報媒体にも適用できる。
用可能である。例えば、再生専用光ディスク、追記型光
記録ディスク、書き換え可能型光記録ディスク等の各種
光ディスクに好適であるが、磁気ディスクに適用するこ
ともできる。また、上記説明では、基板が1枚の情報媒
体を挙げたが、2枚の基板を用いる情報媒体、あるいは
情報担持部を有する基板と有しない保護用基板とを対向
させた情報媒体にも適用可能である。そして、2枚の基
板を貼り合わせた情報媒体にも、空隙を介して対向させ
たエアーサンドイッチ型の情報媒体にも適用できる。
【0019】
【考案の作用効果】本考案では、マグネットクランプ用
の金属製チャッキングプレートを基板の一部と固定部材
とで挟み、前記固定部材と基板とを圧接ないし接着す
る。樹脂製の基板と金属製のチャッキングプレートとは
接着性が悪いが、本考案ではこれらを接着する必要がな
いため、チャッキングプレートの剥離や離脱が防がれ
る。
の金属製チャッキングプレートを基板の一部と固定部材
とで挟み、前記固定部材と基板とを圧接ないし接着す
る。樹脂製の基板と金属製のチャッキングプレートとは
接着性が悪いが、本考案ではこれらを接着する必要がな
いため、チャッキングプレートの剥離や離脱が防がれ
る。
【図1】本考案の情報媒体の実施例の部分断面図であ
る。
る。
1 情報媒体 2 基板 3 孔部 4 チャッキングプレート 5 凹部 6 固定部材
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスク状の基板の中央に孔部を有し、
金属製のチャッキングプレートが前記孔部の少なくとも
一部を塞ぐように設けられている情報媒体であって、前
記基板の内周部付近に凹部が設けられ、前記チャッキン
グプレートの一部が前記凹部内に挿入されて前記凹部の
底面と固定部材とに挟まれており、前記固定部材が前記
凹部の内壁面に圧接ないし接着されていることを特徴と
する情報媒体。 - 【請求項2】 前記固定部材が、樹脂リングまたは接着
剤層である請求項1に記載の情報媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109997U JP2511381Y2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 情報媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991109997U JP2511381Y2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 情報媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0555320U JPH0555320U (ja) | 1993-07-23 |
JP2511381Y2 true JP2511381Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=14524482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991109997U Expired - Lifetime JP2511381Y2 (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 情報媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511381Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP1991109997U patent/JP2511381Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0555320U (ja) | 1993-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960326 |