JPH0262774A - 光メモリディスクハブの接着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、光メモリディスク基板にハブを接着する方法
に関する。

［従来の技術］ 近年、光メモリディスクは大容量メモリとして文書ファ
イル、画像処理ファイル、教育用教材等として実用化さ
れている。この光メモリディスクは記録面を内側にし、
記録材塗布基板を２枚相対して密着に貼り合わせるか、
またはスペーサーを挟んでサンドイッチ貼り合わせを行
ない、さらに基板中心部の両側にマグネットクランプ用
のハブを取り付けたハブ付光メモリディスクとし、専用
のケースに収容したカートリッジとして一般的に供給さ
れている。

ハブは直径４０ｍｍ以下、厚さ３ｍｍ以下の中心部に位
置決め用の孔のある金属板、金属薄板を接着剤やインサ
ート射出成形等により樹脂を取り付けたもの、あるいは
磁性体粉末や磁性体繊維を混合した樹脂を射出成形する
ことによって得られたものが提案されている。

一方、ハブの接着方法としては、エポキシ系接着剤やウ
レタン系接着剤に代表される加熱硬化型接着剤や室温硬
化型接着剤を用いる方法、超音波接着法、紫外線照射接
着法等が採用されている。

接着は光メモリディスクの性能を決定する重要な工程で
あり、接着に際しハブに要求される特性は、光メモリデ
ィスク基板に対し接着性を充分に有していること、貼り
合わせたあと光メモリディスフ基板に歪を生じせしめ複
屈折を増加させるようなことのないこと、ドライブ装置
内のマグネットクランプ装置に充分な吸着力を有してい
ること、サーマルサイクルテスト等の環境テストや繰返
しローディングテスト等で剥れたり、外観、形状に変化
のないことなどである。

これらの観点より、光メモリディスク基板に歪を生じさ
せることなく短時間で接着することのできる紫外線照射
接着法が好ましい接着方法として採用されている。接着
に際して、光メモリディスク基板の記録領域の外周端ま
たは内周端の位置を読み取りその中心を算出し、その中
心にハブの中心を重ね合わせるように接着することが重
要であり、この際、装置的な制約からハブ側から紫外線
を照射することが要求されている。

［発明が解決しようとする課題］ この場合、ハブが不透明であると紫外線が透過しないた
め硬化が進まず接着が不充分となる。通常これらの不都
合を避けるためハブ外周部に透明部分を設け、紫外線が
接着面に到達するように工夫されているが、インサート
射出成形や接着等の加工が必要になり製造コストを上げ
ている。他方、不透明ハブを用いる場合でも熱硬化型接
着剤を使用するため結果として光メモリディスクの製造
コストの上昇は避けられない。

［課題を解決するための手段］ そこで本発明者等は磁性体金属等を混合した樹脂を成形
して得られる不透明ハブを紫外線照射により光メモリデ
ィスク基板に接着する方法について検討した結果、反射
面を設けた治具に光メモリディスク基板を保持し、ハブ
に近接した外周にリング状に紫外線を照射し、基板を通
過した紫外線を治具の反射面で反射させ、さらにその反
射光を再度光メモリディスク基板を通過させハブとの接
着面に到達させることにより、効率良くハブを接着でき
ることを見出し本発明を完成するに至った。

即ち、本発明は光メモリディスク基板の記録面に対向す
る面の中心部に紫外線硬化型接着剤を介して付着された
ハブを紫外線を照射し接着するに際し、ハブを付着させ
た面側より紫外線を照射し、光メモリディスク基板を通
過した紫外線を反射させ接着剤層に到達させることを特
徴とする光メモリディスクハブの接着方法である。

以下、図面により本発明をさらに詳細に説明する。

第１図は本発明の実施例の１つを示すものであり、光メ
モリディスク基板３が、その記録面に対向する面の中心
部に紫外線硬化型接着剤３を介してハブ２が付着された
状態で治具５の上に保持されている。光メモリディスク
基板４はポリカーボネートやメタクリル樹脂等の透明樹
脂から構成されている。また、ハブ２としては、本発明
の方法においては金属板または磁性体粉末や磁性体繊維
を含む熱可塑性樹脂から製造されたものが特に好適であ
る。紫外線硬化型接着剤３としてはアクリル系接着剤、
シリコン系接着剤、エポキシ系接着剤等が使用される。

また、治具５としては石英ガラス、透明樹脂等に反射膜
が設けられているものが使用される。治具５に設けられ
ている反射面６は紫外線が効果的に接着面に集中するよ
うな形状にされなければならないが、第１図の如く三角
形の二辺よりなるものの他、第２図〜４図のように二次
曲線のもの、球の一部よりなるもの、台形形状よりなる
もの等が挙げられる。

紫外線７は例えばハブ２の外周上にリング状に配列され
た光ファイバー１に導入され、ハブ２に近接した位置に
照射される。この際、照射光７は光ファイバー１の端面
径より小径の方向に向って照射するように調整されるこ
とが好ましい。

照射された紫外線７を光メモリディスク基板４を通過し
治具５の反射面６で反射させ、再度基板４を通過させ接
着面に到達させることによりハブを接着させる。

［発明の効果］ 本発明の方法によれば、簡単な方法で、しかも効率良く
ハブを接着できるため、工業上価れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法の実施例の一つを示す斜視図であ
り、第２図〜第４図は本発明で使用される治具の反射面
の態様を示す主要部の断面図である。 特許

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）光メモリディスク基板の記録面に対向する面の中心
   部に紫外線硬化型接着剤を介して付着されたハブを紫外
   線を照射し接着するに際し、ハブを付着させた面側より
   紫外線を照射し、光メモリディスク基板を通過した紫外
   線を反射させ接着剤層に到達させることを特徴とする光
   メモリディスクハブの接着方法。