JPH0659930B2 - 水平回転棚用移載装置 - Google Patents

水平回転棚用移載装置

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JPH0659930B2
JPH0659930B2 JP63259588A JP25958888A JPH0659930B2 JP H0659930 B2 JPH0659930 B2 JP H0659930B2 JP 63259588 A JP63259588 A JP 63259588A JP 25958888 A JP25958888 A JP 25958888A JP H0659930 B2 JPH0659930 B2 JP H0659930B2
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lifter
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conveyor
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康成 小原
安彦 山路
信夫 安達
修一 長田
亮一 原田
俊久 鉄本
達也 西村
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Tsubakimoto Chain Co
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Tsubakimoto Chain Co
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水平に循環移動する複数段の棚を有する水平
回転棚に収納物を短時間に効率良く入出庫出来るように
した水平回転棚用移載装置に関する。
従来技術及びその課題 従来、水平回転棚に収納物を入出庫する水平回転棚用移
載装置の一例として、収納物を載せるテーブルを具えた
1台のハンドを水平回転棚に沿って垂直に昇降させ、収
納物を入出庫するものがある。
ところが、この移載装置は収納物を1個ずつ入出庫する
ため、1つの収納物を入出庫している間は他の収納物を
待機状態にしておかなければならなず、入出庫時間であ
る、サイクタイムが例えば15秒と長く、入出庫に時間
を要する問題点がある。
水平回転棚移載装置の他の例として、テーブルを複数具
え、水平回転棚に沿って遊園地の観覧車のように、循環
移動させて、入出庫するものがある。
しかし、この移載装置においても、所定の棚の位置まで
テーブルを移動させ、停止して収納物の入出庫を行うた
め、他の収納物または空のテーブルは待機状態になって
おり、やはり入出庫に時間を要する問題点がある。
水平回転棚用移載装置のさらなる他の例として、実開昭
62−83006に記載のものがある。この移載装置
は、水平回転棚に相当する荷格納装置の前面側に荷受具
を有する左右一対のコンベヤと、前記荷格納装置の最下
段に設けられ荷受具との間で荷の受け渡しを行う受け渡
し装置と、この受け渡し装置と前記最下段より上方にあ
る作業部との間で荷を移す荷移載装置とを有している。
ところが、この装置によると、荷格納装置の所望の棚の
高さまで荷受具が移動しても、棚が回転中は荷の受け渡
しが出来ず、荷受具は待機状態にしておかなければなら
ず、やはり、入出庫に時間を要する問題点がある。
課題を解決するための手段及び作用 本発明は、第1に、水平に循環移動する複数段の棚を有
する水平回転棚の該棚の段に対応する支持昇降手段を複
数具え、前記水平回転棚に沿って垂直に循環移動する入
庫リフターと、前記各棚の段に沿って具えられ、収納物
を前記支持昇降手段から受け取り収納庫入庫位置まで搬
送する複数のストレージコンベヤと、前記各棚の段に対
応して具えられ、前記ストレージコンベヤ上の収納物を
前記収納物搬入位置から前記棚に押し込む複数の入庫プ
ッシャと、前記水平回転棚の最下段に対応する支持昇降
手段に対応して前記ストレージコンベヤと交差する向き
に具えられた入庫用ローラコンベヤのローラ間から出没
可能で突出状態で当該支持昇降手段に前記収納物を送り
込む送り込みコンベヤと、前記支持昇降手段の昇降速度
を昇降位置に応じて変える高速昇降開始信号と低速昇降
開始信号とを発する入庫リフター速度変更信号発生手段
と、前記入庫リフター速度変更信号発生手段が前記高速
昇降開始信号を発する前に前記入庫プッシャの突出動作
開始信号を発し且つ前記低速昇降開始信号を発する前に
前記入庫プッシャの没入動作開始信号を発する入庫プッ
シャ作動開始信号発生手段と、前記入庫リフター速度変
更信号発生手段が前記高速昇降開始信号を発した後に前
記送り込みコンベヤの突出動作開始信号を発し且つ前記
入庫リフター速度変更信号発生手段が前記低速昇降開始
信号を発した後に前記送り込みコンベヤの没入動作開始
信号を発する干渉域脱出信号発生手段とを有する水平回
転棚用移載装置である。
この構成において収納物を入庫するには、先ず、入庫リ
フターが循環移動して収納物を載せた支持昇降手段をこ
の収納物を収納する棚の段まで移動させる。次に、この
棚の段に該当するストレージコンベヤが停止した支持昇
降手段から前記収納物を受け取り収納物入庫位置まで搬
送する。そして、最後に、入庫プッシャで収納物をスト
レージコンベヤから所望の棚に押し込むことにより収納
物の収納が完了する。
ストレージコンベヤが収納物を搬送中、入庫リフターは
次の収納物を支持昇降手段に載せて循環移動し、前記ス
トレージコンベヤ、又は、別のストレージコンベヤまで
収納物を移動させる。
従って、1台の入庫リフターから複数のストレージコン
ベヤに分岐搬送されるようにして、収納物は回転棚に入
庫される。
本発明は、第2に、水平に循環移動する複数段の棚から
なる水平回転棚の該棚の段に対応する支持昇降手段を複
数具え、前記水平回転棚に沿って垂直に循環移動する入
庫リフターと、前記各棚の段に沿って具えられ、収納物
を前記支持昇降手段から受け取り収納物入庫位置まで搬
送する複数のストレージコンベヤと、前記各棚の段に対
応して具えられ、前記ストレージコンベヤ上の収納物を
前記収納物搬入位置から前記棚に押し込む複数の入庫プ
ッシャと、前記水平回転棚の最下段に対応する支持昇降
手段に対応して前記ストレージコンベヤと交差する向き
に具えられた入庫用ローラコンベヤのローラ間から出没
可能で突出状態で当該支持昇降手段に前記収納物を送り
込む送り込みコンベヤと、前記支持昇降手段の昇降速度
を昇降位置に応じて変える高速昇降開始信号と低速昇降
開始信号とを発する入庫リフター速度変更信号発生手段
と、前記入庫リフター速度変更信号発生手段が前記高速
昇降開始信号を発する前に前記入庫プッシャの突出動作
開始信号を発し且つ前記低速昇降開始信号を発する前に
前記入庫プッシャの没入動作開始信号を発する入庫プッ
シャ作動開始信号発生手段と、前記入庫リフター速度変
更信号発生手段が前記高速昇降開始信号を発した後に前
記送り込みコンベヤの突出動作開始信号を発し且つ前記
入庫リフター速度変更信号発生手段が前記低速昇降開始
信号を発した後に前記送り込みコンベヤの没入動作開始
信号を発する干渉域脱出信号発生手段と、前記棚の段に
対応する支持昇降手段を複数具え、前記水平回転棚に沿
って垂直に循環移動する出庫リフターと、前記各棚の段
に対応して具えられ、前記棚上の収納物を前記出庫リフ
ターの支持昇降手段に押し込む複数の出庫プッシャとを
有する、水平回転棚用移載装置である。
この構成においては、希望する棚の所定の位置への収納
物の入庫は前述の動作と同一の動作によって行われる。
収納物を出庫するには、出庫リフターを循環移動させ
て、搬出する収納物の棚の段まで支持昇降手段を移動さ
せる。出庫プッシャにより棚から押し出される収納物を
受け取った支持昇降手段は、出庫リフターの再度の循環
移動により、出庫位置まで移動させられる。
そして、その位置で収納物は搬出される。
実施例 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
水平回転棚移載装置10は多段式回転棚11の側面に設
置されており、収納物Wを入庫搬送する入庫コンベヤ1
2と、入庫コンベヤ12からの収納物Wの搬送方向を多
段式回転棚11と平行の方向に変換する直交トランサー
13と、収納物Wを垂直方向(第1図の上下端方向)に
搬送する入庫リフター14と、収納物Wを多段式回転棚
11の各棚の段に沿って水平方向(第1図において左右
方向)に搬送するストレージコンベヤ15と、収納物W
をストレージコンベヤ15から多段式回転棚11に押し
込む入庫プッシャ16と、収納物Wを多段式回転棚11
の棚から押し出す出庫プッシャ17と、収納物Wを垂直
方向に搬送する出庫リフター18と、収納物Wを出庫搬
送する出庫コンベヤ19とを有している。又、さらに、
入庫リフター14と入庫プッシャ16等の相互間の動き
を調整する相互動作調整機構90(第10図)を有して
いる。
多段式回転棚11は、棚30が各段毎に個別に水平に循
環移動するようになっている。各棚30は複数のトレイ
31により構成されている。
入庫コンベヤ12(第2,5図)は個々に回転するロー
ラ35によって収納物Wを入庫搬送するものであり、多
段式回転棚11の最下段の棚30と同一高さに設置さ
れている。入庫コンベヤ12の側面にはバーコードリー
ダー36が設けられている。バーコードリーダー36の
近くにはローラ35間からエアーシリンダ(図示省略)
によって出没するダブルストッパ37が設けられてい
る。このダブルストッパ37は次々に送られてくる収納
物W同志の追突を防止するために収納物を一時的に停止
させるものである。
直交トランサー13(第3,5図)は、駆動モータ40
により駆動する一対のベルト41,41を有している。
この一対のベルト41,41は前記ローラ35間から突
出する水平の位置と、ローラ35間から没入する傾斜位
置と2つの位置を取るようになっている。
入庫リフター14(第3図乃至第6図)は多段式回転棚
11の最下段の棚30と同一高さに固定的に設置され
た一対のベルト45,45と、この一対のベルト45,
45の両脇で多段式回転棚11に沿って垂直方向に循環
移動する一対2組のチェーン46,46と、各一対
のチェーン46,46に渡すようにして棚30の各
段の間隔と同一に取付けられた支持昇降手段47,47
と、チェーン46,46を駆動する駆動機構48
と、棚30の各段に設けられガイド49に案内されてエ
アーシリンダ50により水平方向に出没するプッシャ5
1を具えた入庫プッシャ52とを有している。支持昇降
手段47の断面はL字状である。
前記駆動機構48は、第10図に示すように、入庫リフ
ター用モータ80と、このモータ80の回転力を一対の
チエーン46,46に伝達するための、スプロケッ
ト81,81,82,82、チエーン83、83、マイ
タギヤ84,84等で構成されている。
ストレージコンベヤ15(第1,2)は、各棚30の段
に対応して水平に設けられており、収納物Wを搬送する
複数のローラ55を有している。ローラ55は収納物W
を終端まで搬送し、搬送物の搬送が停止規制させられた
とき空転し、搬送物をその位置に停止させておくことが
できる。
なお、ストレージコンベヤ15は収納物Wの自重により
搬送できるように、入庫プッシャ16に向けてやや下り
傾斜したコンベヤでもよい。
入庫プッシャ16(第2図)は、棚30の収納物入庫位
置30aに対向して各ストレージコンベヤ15の側面に
設けられ、且つ棚30の循環移動方向に対して直角方向
に出没するシリンダ60を有している。
出庫プッシャ17(第8,9図)は棚30の循環移動す
る空間30b内に各棚30の段に対応して設けられ、前
記入庫プッシャ52と同一構造でガイド66に案内され
エアーシリンダ65により棚30の循環移動方向に対し
て直角方向に出没するプッシャ67を有している。
出庫リフター18(第1,2,8,9図)は、駆動機構
70によって垂直に循環移動する一対2組のチェーン7
,71と、各一対のチェーン71,71に渡
すようにして棚30の各段と同じ間隔に設けられた支持
昇降手段72,72と、最下段の棚30と同一高さに
設置されたベルト73とを有している。支持昇降手段7
2の断面はL字状である。
出庫コンベヤ19(第2,8,9図)は複数のローラ7
5を有し、最下段の棚30と同一高さに設置されてい
る。
ところで、前記モータ80の近くには相互動作調整機構
90が具えてある。
相互動作調整機構90は、収納物Wを効率よく多段式回
転棚11に送り込むために、支持昇降手段47と、一対
のベルト41,41及び入庫プッシャ52の各動作を関
連付けさせるべく、前記各機構の制御装置(図示せず)
に動作信号を送るものである。すなわち、この機構は、
支持昇降手段47を停止させず連続的に運転しながら必
要な移載動作を行わせるために、その動きと干渉しない
ようにベルト41,41及び入庫プッシャ52を作動さ
せるためのものである。なお、支持昇降手段47は高速
状態と低速状態を繰り返し、その低速状態で移載が行わ
れる。
この相互動作調整機構90は、モータ80に連動してい
る垂直回転軸91と、水平回転軸92を有している。垂
直回転軸91には回転面が水平である第一のストライカ
93が、水平回転軸92には回転面が垂直である第2、
第3のストライカ94,95が夫々具えられている。
各ストライカ93,94,95は第11図乃至第13図
にも示してあるが、第1のストライカ93は第10図に
おいて平面的に、第2、第3のストライカ94,95は
第10図の手前側から見たもので、夫々中心角が140
度、210度、180度の円弧形状であり、矢印方向に
同一の回転数で回転する。
ストライカにはセンサが対向しており相互の取付位置関
係は次のようになっている。
第14図に示すように、支持昇降手段47を一対のベル
ト41,41よりLの距離だけ上昇させた状態にしてお
いて、第1のストライカ93の終端93aに第1のセン
サ96を対向して設置し、第2のストライカ94の始端
94aから左回転方向41度の位置に第2のセンサ97
を設置し、第3のストライカ95の始端95aから右回
転方向93度の位置に第3のセンサ98を取り付けてあ
る。
第1のストライカ93と第1のセンサ96の組合せは、
モータ80の回転数を変えて支持昇降手段47の上昇速
度を速くしたり、遅くしたりする制御信号を発する支持
昇降手段速度変更信号発生部(入庫リフター速度変更信
号発生手段)100を構成しており、第1のセンサ96
に第1のストライカ93が対向すると支持昇降手段47
の昇降速度は遅く、対向していない時は速くなるように
制御信号を発生する。
第2のストライカ94と第2のセンサ97の組合せは、
入庫プッシャ52を作動可、不可にする制御信号を発す
る入庫プッシャ作動信号発生部(入庫プッシャ作動開始
信号発生手段)101を構成しており、第2のセンサ9
7に第2のストライカ94が対向すると入庫プッシャ5
2を作動(突出)させてもよい旨の信号を発生させる。
第3のストライカ95と第3のセンサ98の組合せは、
一対のベルト41,41を作動可、不可にする制御信号
を発し、支持昇降手段47と動作が干渉しないようにす
る干渉域脱出信号発生部(干渉域脱出信号発生手段)1
02を構成しており、第3のセンサ98に第3のストラ
イカ95が対向すると一対のベルト41,41を水平状
態(作動可)にしてもよい旨の信号を発生する。
従って、この相互動作調整機構90は、支持昇降手段4
7、入庫プッシャ52、一対のベルト41,41が第1
5図に示す様な動作をするように制御信号を発すること
になる。
即ち、相互動作調整機構90は、各ストライカ93,9
4,95が右回転中、第11図乃至第13図の状態(第
15図中0度の位置に対応する。)のとき、支持昇降手
段47の昇降速度が遅い状態から速い状態になるように
制御信号を発し、入庫プッシャ52を作動可になるよう
に制御信号を発し、さらに、一対のベルト41,41を
作動不可の状態、即ち、傾斜状態にする。
各ストライカがなおも回転を続けると、一対のベルト4
1,41を作動可の状態に、入庫プッシャ52を作動不
可の状態に、支持昇降手段47を昇降速度が遅い状態に
なるように順に制御信号を発する。
ストライカがさらに回転を続けると、今度は、入庫プッ
シャ52を作動可の状態に、支持昇降手段47を昇降速
度が速い状態に、一対ベルト41,41を作動可の状態
になるように、順に制御信号を発する。
このようにして、各ストライカが1回転すると、支持昇
降手段47が多段式回転棚11を1段上昇する。なお、
この1サイクルの動作時間は約5秒程度にすることがで
きる。
その後、相互動作調整機構90は以上の制御信号を繰返
し発し、一対のベルト41,41と、支持昇降手段47
と、入庫プッシャ52を作動させる。
これ等のことを連続的に理解できるように図示したのが
第16図の動作図である。
なお、以上の相互動作調整機構90はモータ80の回転
数を変える制御信号を発しているが、モータ8の回転数
を変える方法には、モータの供給電源の周波数を変えて
制御するインバータ方式、供給電圧を変えて制御する電
圧制御方式、モータの通電磁極数を変えて制御するポー
ルチェンジ方式等があり何れの方式を用いてもよい。
また、モータの回転数を一定にしておいて、モータ80
とチエーン46,46の間に設けた歯車機構(図示
省略)の歯車を切り換えて、最終的に支持昇降手段47
の昇降速度を制御する機械的方式であってもよい。
さらに、ストライカの中心角、センサの取付位置は以上
の実施例に限定されるものではない。
次に収納物の入庫動作を説明する。
収納物Wは入庫コンベヤ12によりバーコードリーダー
36の前を通過して直交トランサー13に送り込まれ
る。バーコードリーダー36は収納物Wの側面に書かれ
ているバーコード(図示省略)を読み取り、図示してい
ない制御装置に収納物Wが収納される棚30の段数とそ
の段にあるトレイ31を指定する信号を送る。
ここで仮に、収納物Wが入庫コンベヤ13により連続的
に運び込まれてきた時は、ダブルストッパ37が作動し
て、直交トランサー13上にある収納物Wが入庫リフタ
ー14に送り込まれるまで次の収納物Wを待機状態にさ
せ、収納物の追突を防止している。
直交トランサー13上の収納物Wはローラ35の間から
突出してきた一対のベルト41,41によりローラ35
よりわずかに浮き上がらされ、入庫リフター14の一対
のベルト45,45上に送り込まれる。従って、搬送物
Wは搬送方向が90度換えられたことになる。
干渉域脱出信号発生部102の制御信号により、予め、
作動可の水平状態になっている一対のベルト41,41
により引き込まれた収納物Wは、ベルト45,45上に
送られストッパ(図示省略)によって止められる。そし
て、一対のベルト45,45も収納物検知センサ(図示
省略)により停止させられる。
停止された収納物Wは、垂直方向に循環移動している一
対の支持昇降手段47,47により両側から掬いあげら
れるようにして上方に搬送されていく。
入庫リフター14はバーコードリーダー36により読み
取られた指定の棚30の段の位置近傍まで収納物Wを運
び上げると支持昇降手段速度変更信号発生部100の制
御信号により上昇速度が遅くなる。
すると、入庫プッシャ作動信号発生部101の制御信号
により、入庫プッシャ52のエアーシリンダ50が作動
させられ、プッシャ51は収納物Wの側面を押し、その
収納物Wを支持昇降手段47からストレージコンベヤ1
5に押し出す。
なお、収納物Wを最下段の棚に収納するときは、バーコ
ードリーダー36の読み取りにより、前記ストッパと収
納物検知センサは不作動状態になり、一対のベルト4
5,45は停止することなく回転を続け、収納物Wは支
持昇降手段47により掬い上げられる以前に、最下段の
ストレージコンベヤ15に送り込まれる。
その後、入庫リフター14は直ちに次の収納物を前記ス
トレージコンベヤ又は他のストレージコンベヤに搬送す
べく次の動作に移行する。
ストレージコンベヤ15は収納物Wを棚30の収納物入
庫位置30aの位置まで搬送する。
一方、多段式回転棚は、収納物Wがバーコードリーダー
36を通過してから収納物入庫位置30aの側まで送ら
れてくる間に、指定されたトレイ31お収納物入庫位置
30aまで移動させ待機状態になっている。
収納物Wは入庫プッシャ16のシリンダ60によりスト
レージコンベヤ15から収納物入庫位置30aで待機し
ているトレイ31に押し込まれる。
これによって収納物は所望の棚に自動的に入庫されたこ
とになる。
仮に、ストレージコンベヤ15上の収納物Wが収納物入
庫位置30aに送られても、まだ指定されたトレイ31
が収納物入庫位置30aまで送られてきていないとき
は、その収納物Wは待機状態になり、その後に送られて
くる収納物Wもストレージコンベヤ15上で待機状態と
なる。
次に収納物Wの出庫動作を説明する。
図示しない制御装置により出庫する収納物Wを載せてあ
るトレイ31を収納物出庫位置30cのまで移動させ、
出庫プッシャ17のシリンダ65を作動させる。する
と、プッシャ67がガイド66に案内されて移動し、収
納物Wは各棚30の段に対向して停止している出庫リフ
ター18の支持昇降手段72,72上に押し出される。
その後収納物Wは出庫リフター18により下降させられ
一対のベルト73,73上に載せられる。そして、最後
に、一対のベルト73から出庫コンベヤ19上に移され
その出庫コンベヤ19によって出庫させられる。
なお、以上の実施例における多段式回転棚11の各段の
棚は個別に回転するようになっているが、棚を垂直方向
の配列でブロック化し、全部の棚が一緒に回転する多段
式回転棚であってもよい。
以上の実施例の多段式回転棚用移載装置10によると、
収納物Wの入庫時は、収納物Wが1台の入庫リフター1
4から複数のストレージコンベヤ15に分岐して搬送さ
れるので、入庫リフター14はストレージコンベヤ15
に収納物Wを送り込んだ後、直ちに、次の収納物の搬入
動作に移ることができる。従って、入庫リフター14は
次の収納物を入庫すべき動作ができ1つの収納物Wが完
全に入庫しなくても次の収納物Wを入庫させることがで
きる。
又、入庫位置まで収納物Wが搬送されたとき、まだ、指
定されたトレイ31が移動してきていないときは、収納
物Wをストレージコンベヤ15上に待機状態にしておく
ことができるし、その後に続いてそのストレージコンベ
ヤ15上に次々と収納物Wが送り込まれても、その収納
物Wも待機状態にしておくことができ、入庫リフター1
4の入庫動作には何等支障を与えない。
なお、支持昇降手段47は停止することなく連続運転さ
れているので、高能率で移載動作を行わせることができ
る。
このように、収納物Wを一定の時間間隔で次々と入庫で
きるので、入庫に要する入庫時間が短縮される。
また、出庫リフター18により出庫する収納物Wを各棚
から直接受け取るため出庫時間が短縮され、しかも前記
入庫リフターストレージコンベヤと組み合わせて入出庫
を同時におこなうことができ一段と収納物の入出庫に要
する時間を短縮できる。
発明の効果 以上のように、本発明の水平回転棚用移載装置による
と、収納物を入庫するのに入庫リフターと、各段のスト
レージコンベヤとで行っているので、入庫リフターは各
段のストレージコンベヤに収納物を送り込んだ後は、次
の収納物の入庫動作に移ることができ、さらに、棚の指
定された位置が収納物の入庫に間に合わず、収納物入庫
位置に来ていなくてもストレージコンベヤ上に収納物を
待機状態にしておき、次の収納物を入庫リフターにより
入庫させることができるので、入庫時間が短縮される。
さらに出庫リフターと出庫プッシャをも具えた構成によ
れば、入庫と出庫が同時にでき、一段と入出庫の時間短
縮ができる。
入庫リフター速度変更信号発生手段によって支持昇降手
段の昇降速度を制御し、入庫プッシャ作動開始信号発生
手段、干渉域脱出信号発生手段によって入庫プッシャ、
送り込みコンベヤの出没を制御して、送り込みコンベ
ヤ、入庫リフター、入庫プッシャの相互間における収納
物の受け渡し時において収納物を待機させる時間を短縮
化しているため、収納物の入庫サイクルタイムを短縮す
ることができ入庫作業の能率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例であり、このうち、 第1図は水平回転棚用移載装置の正面概略図、 第2図は第1図の平面概略図、 第3図は入庫リフターの正面図で第2図の3−3の矢視
図である。 第4図は第3図の左側面図、 第5図は第3図の5−5矢視図、 第6図は第3図の6−6矢視図、 第7図は出庫リフターの正面図で第2図の7−7矢視
図、 第8図は第7図の概略左側面図で、且つ第2図の8−8
矢視図、 第9図は第8図の9−9矢視図、 第10図は第3図の上面図、 第11図乃至第13図は各ストライカとセンサの相対位
置関係の説明図、 第14図は第3図の左側側面図で一対のベルトに対応す
る支持昇降手段の高さ位置調整説明図、 第15図、第16図は相互動作調整機構の制御信号発生
説明図である。 W…収納物 10…水平回転棚用移載装置 11…多段式回転棚(水平回転棚) 12…入庫コンベヤ、13…直交トランサー 14…入庫リフター、15…ストレージコンベヤ 16…入庫プッシャ、17…出庫プッシャ 18…出庫リフター、30…棚 30a…収納物入庫位置 47,72…支持昇降手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 修一 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 原田 亮一 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 鉄本 俊久 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 西村 達也 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 昭62−249804(JP,A) 特開 昭63−92511(JP,A) 特開 昭61−114907(JP,A) 特開 昭64−22708(JP,A) 実開 昭62−83006(JP,U) 実開 昭61−80706(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平に循環移動する複数段の棚を有する水
    平回転棚の該棚の段に対応する支持昇降手段を複数具
    え、前記水平回転棚に沿って垂直に循環移動する入庫リ
    フターと、 前記各棚の段に沿って具えられ、収納物を前記支持昇降
    手段から受け取り収納物入庫位置まで搬送する複数のス
    トレージコンベヤと、 前記各棚の段に対応して具えられ、前記ストレージコン
    ベヤ上の収納物を前記収納物搬入位置から前記棚に押し
    込む複数の入庫プッシャと、 前記水平回転棚の最下段に対応する支持昇降手段に対応
    して前記ストレージコンベヤと交差する向きに具えられ
    た入庫用ローラコンベヤのローラ間から出没可能で突出
    状態で当該支持昇降手段に前記収納物を送り込む送り込
    みコンベヤと、 前記支持昇降手段の昇降速度を昇降位置に応じて変える
    高速昇降開始信号と低速昇降開始信号とを発する入庫リ
    フター速度変更信号発生手段と、 前記入庫リフター速度変更信号発生手段が前記高速昇降
    開始信号を発する前に前記入庫プッシャの突出動作開始
    信号を発し且つ前記低速昇降開始信号を発する前に前記
    入庫プッシャの没入動作開始信号を発する入庫プッシャ
    作動開始信号発生手段と、 前記入庫リフター速度変更信号発生手段が前記高速昇降
    開始信号を発した後に前記送り込みコンベヤの突出動作
    開始信号を発し且つ前記入庫リフター速度変更信号発生
    手段が前記低速昇降開始信号を発した後に前記送り込み
    コンベヤの没入動作開始信号を発する干渉域脱出信号発
    生手段とを有する、 水平回転棚用移載装置。
  2. 【請求項2】水平に循環移動する複数段の棚を有する水
    平回転棚の該棚の段に対応する支持昇降手段を複数具
    え、前記水平回転棚に沿って垂直に循環移動する入庫リ
    フターと、 前記各棚の段に沿って具えられ、収納物を前記支持昇降
    手段から受け取り収納物入庫位置まで搬送する複数のス
    トレージコンベヤと、 前記各棚の段に対応して具えられ、前記ストレージコン
    ベヤ上の収納物を前記収納物搬入位置から前記棚に押し
    込む複数の入庫プッシャと、 前記水平回転棚の最下段に対応する支持昇降手段に対応
    して前記ストレージコンベヤと交差する向きに具えられ
    た入庫用ローラコンベヤのローラ間から出没可能で突出
    状態で当該支持昇降手段に前記収納物を送り込む送り込
    みコンベヤと、 前記支持昇降手段の昇降速度を昇降位置に応じて変える
    高速昇降開始信号と低速昇降開始信号とを発する入庫リ
    フター速度変更信号発生手段と、 前記入庫リフター速度変更信号発生手段が前記高速昇降
    開始信号を発する前に前記入庫プッシャの突出動作開始
    信号を発し且つ前記低速昇降開始信号を発する前に前記
    入庫プッシャの没入動作開始信号を発する入庫プッシャ
    作動開始信号発生手段と、 前記入庫リフター速度変更信号発生手段が前記高速昇降
    開始信号を発した後に前記送り込みコンベヤの突出動作
    開始信号を発し且つ前記入庫リフター速度変更信号発生
    手段が前記低速昇降開始信号を発した後に前記送り込み
    コンベヤの没入動作開始信号を発する干渉域脱出信号発
    生手段と、 前記棚の段に対応する支持昇降手段を複数具え、前記水
    平回転棚に沿って垂直に循環移動する出庫リフターと、 前記各棚段に対応して具えられ、前記棚上の収納物を前
    記出庫リフターの支持昇降手段に押し込む複数の出庫プ
    ッシャとを有する、 水平回転棚用移載装置。
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