JPH0659706U - 電気パネルヒータ - Google Patents

電気パネルヒータ

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Publication number
JPH0659706U
JPH0659706U JP94893U JP94893U JPH0659706U JP H0659706 U JPH0659706 U JP H0659706U JP 94893 U JP94893 U JP 94893U JP 94893 U JP94893 U JP 94893U JP H0659706 U JPH0659706 U JP H0659706U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat flow
heating element
main body
discharge port
body case
Prior art date
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Pending
Application number
JP94893U
Other languages
English (en)
Inventor
尚良 黒崎
Original Assignee
松下精工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下精工株式会社 filed Critical 松下精工株式会社
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Publication of JPH0659706U publication Critical patent/JPH0659706U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気パネルヒータのスイッチ操作時に熱気に
よる火傷の危険性を防止するとともに、衣類等が製品に
かかった場合等に安全装置を確実に作動させ、発火・火
災等の危険性を防止し、安全装置の製造コストを低減す
る。 【構成】 本体ケース1内の発熱体2の上部に熱流誘導
体6を設け、熱流誘導体6の排出口6bの位置を本体ケ
ース1上部の操作部9bの直下より外して配置し、発熱
体2からの上昇熱気流の大部分を排出口6bから放出す
ることにより操作部9bへの上昇熱気流の量を低減し、
スイッチ操作時の火傷の危険性を防止できる。また温度
検出装置を熱流誘導体6の排出口6bの上方に設置し、
発熱体2からの上昇熱気流を常に温度検出装置に案内
し、製品に衣類等がかかった場合でも内部にこもった熱
をすみやかに温度検出装置へ案内でき、確実に運転を停
止して発火・火災等の危険性を防止し、また温度検出装
置の数を減らして製造コストを低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、面状の輻射発熱体を有する電気パネルヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電気暖房機は紙やほこりなどが触れても燃えない面状輻射体を有した電 気パネルヒータが多く利用されている。
【0003】 従来、この種の電気パネルヒータは図4および図5に示すような構成が一般的 であった。すなわち前面が開口した本体ケース101内に面状の発熱体102を 収納し、発熱体102の内部にはヒータ線102aが埋め込まれており、その表 面温度を150〜300℃として、前方の採暖者に輻射熱を放射している。さら に発熱体102には、その表面を遠赤外線の放射特性を高めるための塗装などが 施され、輻射効果を高めている。発熱体102の前方には、本体ケース101の 開口部を覆うごとくガード103が設けられ、発熱体102に手指が直接触れら れない構成としている。発熱体102の上方には熱気流を製品前方に案内する傾 斜板104を突設している。本体ケース101の上部には電装ボックス105が 設けられ、この電装ボックス105の下部には異常高温を検出する複数の温度検 知装置106を取り付け、電装ボックス105の上部に操作部107を備えてい る。
【0004】 上記構成において、発熱体102に通電することにより、採暖者は発熱体10 2からおだやかな輻射熱を受けるとともに、発熱体102周辺の空気が加熱され て上昇気流を生じ、傾斜板104で本体ケース101の前方へ案内された上昇気 流が室内を対流することにより、部屋全体の温度も次第に上昇するものであった 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 このような従来の電気パネルヒータでは、発熱体102は面状輻射体であるた め、ガード103の前面部はそれほど高温にはならないが、発熱体102表面か ら空気への伝熱によって生じる高温の上昇気流は、傾斜板104により製品前方 へ吐出され上昇し、ガード5の上端部を加熱するため、採暖者がスイッチ操作時 にガード103の上端部に触れると火傷する危険があるという課題を有していた 。
【0006】 さらに、本体ケースの横幅寸法が大きいため、温度検出装置106を複数個設 置する必要があり、製造コストが増大するという課題を有していた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1の目的を達成するための第1の手段は、本体ケースの前面に設け た面状の発熱体と、この発熱体の前方に設置した金属製ガードと、前記発熱体の 上方を覆うように設けた熱流誘導体と、この熱流誘導体の上部に開口する排出口 と、前記本体ケースの上部に設けた操作部を有し、前記熱流誘導体の排出口を前 記操作部の直下を外して配置した構成としたものである。
【0008】 また第2の目的を達成するための第2の手段は、熱流誘導体の排出口の上方に 温度検出装置を配置した構成としたものである。
【0009】
【作用】
本考案は上記した第1の手段の構成により、発熱体から生じる上昇気流は、熱 流誘導体の傾斜に沿ってスイッチ操作部から離れた排出口に案内され、スイッチ 操作部付近への上昇気流は減少し、スイッチ操作部に近接したガード上端部が高 温に加熱されることを防止することができる。
【0010】 また第2の手段の構成により、製品に誤って衣類等がかけられた場合に発熱体 からの高温の熱気流は熱流誘導体の傾斜に沿って排出口へ集められるため、排出 口の上方に設けた一ヵ所の温度検出装置で高温異常の危険を検出することができ る。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例について図1および図2を参照しながら説明する。 図に示すように、略箱型の前面が開口した本体ケース1の開口部には、表面に赤 外線の放射特性を高める塗装を施した面状の発熱体2が設置され、発熱体2の内 部にはヒータ線2aが埋め込まれている。発熱体2の後方で本体ケース1との間 には、後方への輻射を防ぐための断熱板3が配置され、本体ケース1背面の加熱 を防止している。発熱体2は断熱脚4に支持され、断熱板3とは隙間を設けて固 定されている。本体ケース1の前面でかつ発熱体2の前方には、金属性の線材で 形成されたガード5が取り付けられている。断熱板3の上方には熱気流を本体ケ ース1の前方に案内する熱流誘導体6が取り付けられ、この熱流誘導体6は折り 曲げ部6aを形成して熱気流を排出口6bに導く形状を有している。本体ケース 1の上部には制御装置8を収納する電装ボックス7が設けられ、天板9には操作 部9aが設けられている。また、前記熱流誘導体6の排出口6bは操作部9a直 下から離れた位置に設けられている。なお、本体ケース1の下部には、この本体 を支えるスタンド10が取り付けられている。
【0012】 上記構成において、操作部9aを操作して発熱体2に通電すると、発熱体2の 表面温度は約150〜300℃程度に加熱され、前面の遠赤放射加工面より熱放 射が起こり、採暖者は穏やかな輻射熱を得ることができる。一方、発熱体2の表 面および裏面では、周辺の空気が加熱され、100℃前後の上昇気流となって熱 流誘導体6の傾斜する折り曲げ部6aに沿って排出口6bへ誘導されるため、天 板9の操作部9aから上昇気流を遠ざけることとなり、操作部9aに近接するガ ード5端部が異常な高温になることはなく、また、その付近の上昇気流も減少す るるため、スイッチ操作時に誤って火傷する可能性が少なくなるものである。
【0013】 このように本考案の第1実施例の電気パネルヒータによれば、発熱体から生じ る上昇気流を熱流誘導体6により操作部9aから離れた所に案内することにより 、スイッチ操作時にガード5端部および上昇熱気流に触れても火傷の危険を少な くすることができる。
【0014】 つぎに本考案の第2実施例について図1〜図3を参照しながら説明する。 なお第1実施例に記載したものと同一構成のものについては同一番号を付して 詳しい説明は省略する。
【0015】 図に示すように電装ボックス7内には熱流誘導体6の排出口6bの直近上方に 温度検出装置11が設置されている。この温度検出装置11は異常高温を検出し たとき制御装置8に信号を送り、発熱体2のヒータ線2aへの通電を停止させて 、火災などの危険を防止するものである。
【0016】 上記構成において、発熱体2の周囲から発生した上昇気流は熱流誘導体6によ り排出口6bへ案内されているが、誤って衣類等が製品にかけられた場合に製品 と衣類等の間にこもった熱は高温となって熱流誘導体6に沿って排出口6bから 温度検出装置11へと案内されるため、1ヶ所の検出装置で確実に異常使用を検 出して発熱体2への通電を停止し、衣類等の発火や火災の発生を防止することが できる。
【0017】 このように本考案の第2実施例によれば、製品に誤って衣類等がかかった場合 に高温となった内部の熱を熱流誘導体の排出口から1ヶ所の温度検出装置へ導き 、衣類等の発火や火災発生の危険を確実に防止できるため、温度検出装置の数を 少なくして内部構造が簡易化でき、製造コストを低減することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上の実施例から明らかなように、本考案によれば熱流誘導体に操作部の直下 から外した排出口を設けることにより、発熱体からの上昇気流を排出口へ案内す ることにより操作部付近に到る上昇気流を低減することができ、スイッチ操作時 にガード端部や熱気流で火傷する危険を防止する効果のある電気パネルヒータが 提供できる。
【0019】 また熱流誘導体の排出口の上方に温度検出装置を設置することにより、衣類等 が製品にかかった場合に内部にこもった熱を確実に感知して運転を停止できるこ とから、温度検出装置の数を減らして製造コストを低減できる効果のある電気パ ネルヒータを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例および第2実施例の電気パ
ネルヒータの正面図
【図2】同側断面図
【図3】同熱流誘導体の外観斜視図
【図4】従来の電気パネルヒータの正面図
【図5】従来の電気パネルヒータの側断面図
【符号の説明】
1 本体ケース 2 発熱体 5 ガード 6 熱流誘導体 6b 排出口 9a 操作部 11 温度検出装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースの前面に設けた面状の発熱体
    と、この発熱体の前方に設置した金属製ガードと、前記
    発熱体の上方を覆うように設けた熱流誘導体と、この熱
    流誘導体の上部に開口する排出口と、前記本体ケースの
    上部に設けた操作部を有し、前記熱流誘導体の排出口を
    前記操作部の直下を外して配置した電気パネルヒータ。
  2. 【請求項2】 熱流誘導体の排出口の上方に温度検出装
    置を設けた請求項1記載の電気パネルヒータ。
JP94893U 1993-01-19 1993-01-19 電気パネルヒータ Pending JPH0659706U (ja)

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JP94893U JPH0659706U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 電気パネルヒータ

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JP94893U JPH0659706U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 電気パネルヒータ

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JPH0659706U true JPH0659706U (ja) 1994-08-19

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ID=11487906

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JP94893U Pending JPH0659706U (ja) 1993-01-19 1993-01-19 電気パネルヒータ

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JP (1) JPH0659706U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011017453A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Shizuoka Seiki Co Ltd 遠赤外線電気ヒータ

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