JPH0659701U - コンロのコック自動戻し消火装置 - Google Patents
コンロのコック自動戻し消火装置Info
- Publication number
- JPH0659701U JPH0659701U JP578193U JP578193U JPH0659701U JP H0659701 U JPH0659701 U JP H0659701U JP 578193 U JP578193 U JP 578193U JP 578193 U JP578193 U JP 578193U JP H0659701 U JPH0659701 U JP H0659701U
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- JP
- Japan
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- cock
- cup
- electromagnet
- temperature
- catcher
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- Pending
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- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 油が発火点温度よりも僅か低い温度に至った
ら自動的にコンロのコックを戻して消化させる。 【構成】 コック操作部Aと、調理鍋Nに臨ませて温度
上限スイッチ2を設けた温度感知部Bとを電気的に接続
して構成する。コック操作部Aは、コック1を覆い、コ
ンロに固定するカップ11の天蓋の中心に軸支孔を設
け、その軸支孔に先端にコックキャッチャ−を後端にハ
ンドル16を固着した回転軸芯を挿通軸支させる。また
天蓋の外側周円に電磁石を設け、この電磁石と対応して
軸芯のハンドル下部の間隙にキ−を介して磁性板を軸芯
方向のみフリ−に嵌着する。さらに軸芯の中間には、カ
ップ11の一側壁に設けたロツク溝孔22と係合させた
操作レバ−20を枢支し、軸芯に巻着した復元バネの両
端をコックキャッチャ−と操作レバ−20にそれぞれ係
止する。
ら自動的にコンロのコックを戻して消化させる。 【構成】 コック操作部Aと、調理鍋Nに臨ませて温度
上限スイッチ2を設けた温度感知部Bとを電気的に接続
して構成する。コック操作部Aは、コック1を覆い、コ
ンロに固定するカップ11の天蓋の中心に軸支孔を設
け、その軸支孔に先端にコックキャッチャ−を後端にハ
ンドル16を固着した回転軸芯を挿通軸支させる。また
天蓋の外側周円に電磁石を設け、この電磁石と対応して
軸芯のハンドル下部の間隙にキ−を介して磁性板を軸芯
方向のみフリ−に嵌着する。さらに軸芯の中間には、カ
ップ11の一側壁に設けたロツク溝孔22と係合させた
操作レバ−20を枢支し、軸芯に巻着した復元バネの両
端をコックキャッチャ−と操作レバ−20にそれぞれ係
止する。
Description
【0001】
本考案は、主として家庭用ガスコンロの自動消火装置に関する。
【0002】
油もの、即ちテンプラ、フライ、イタメモノ等の料理するときには、油が発火 点温度を越えると、調理鍋の中の油に引火する危険を生じ、これによる火災の発 生が極めて多い。 油が発火炎上した際、消火器が手元にない時は、野菜類を投げ込んだり、濡れ た布を覆い被せて酸欠状態を引起こして消すなどしているが、一旦火が出ると慌 ててしまって思うように消火活動ができないのが現実である。 なお既に火災が発生してしまった場合に備えては、自動消火栓、スプリンクラ −等の自動火災消火装置が提供されているが、これらは事後の対策として存在す る消火手段であり、上記発火を未然に防止する役目を果たさない。
【0003】
本考案者は、上述の実情に鑑みて、油が発火点温度に達する以前に消火してし まえば、火災にはならないとの着想から、油が発火点温度よりも僅か低い温度に 至ったら自動的にコンロのコックを戻して消火させることによって、火災を未然 に防止する装置を完成したものである。
【0004】
上記課題を解決するために、本考案はコック操作部Aと、これと電気的に接続 した温度感知部Bとから構成されるものである。 コック操作部Aは、コンロGのコック1の外周円を覆うに足る内径を有するカ ップ11の天蓋11aの中心に軸支孔14を設ける。 その軸支孔14に先端にコックキャッチャ−18を後端にハンドル16を固着 した回転軸芯17を挿通軸支させる。 前記カップ11の天蓋11aの外側周円に電磁石13を設ける。そしてこの電 磁石13と対応して前記ハンドル16の内側面と前記軸支孔14との間隙にキ− 19を介して磁性板15を軸芯方向にのみフリ−に嵌着する。 また前記回転軸芯17の中間には外端操作部20aを前記カップ11の一側壁 に設けたロツク溝孔22と係合させた操作レバ−20の基端部20bを枢支して その基端部20bと前記コックキャッチャ−18間に復元バネ21をその一端を 該コックキャッチャ−18に他端を前記操作レバ−20に固着すして介在させる 。 さらに前記カップ11の開口端11bには永久磁石等のコンロGへの固定手段 12を備えて構成される。
【0005】 温度感知部Bは、電源ボックス4にフレキシブルパイプ3を介して調理鍋Nに 臨ませる温度上限スイッチ2を設け、この温度上限スイッチ2と前記コック操作 部Aの電磁石13回路とを電気的に接続する。 そして、該温度上限スイッチ2が設定上限温度を感知することにより前記コッ ク操作部Aの電磁石13回路が遮断されるように構成する。 即ち上記構成によって、調理鍋N内の油の温度が上昇して設定上限温度に達す ると温度上限スイッチ2によって回路が遮断され、電磁石13の磁力がなくなっ て固定解除となる。そして任意の位置に停止されていたハンドル16が復元バネ 21の復元力によって元の消火位置に戻される。
【0006】
以下本考案の実施例を図に基づいて説明すると、 本考案は、図1に示すように、主として家庭用ガスコンロGに用いるもので、 コック操作部Aと、これと電気的に接続した温度感知部Bとから構成される。
【0007】 コック操作部Aは、図2及び図3にも示すように、コンロGのコック1の外周 円を覆うに足る内径を有するカップ11の天蓋11aの中心に軸支孔14を設け る。 その軸支孔14に先端にコックキャッチャ−18を後端にハンドル16を固着 した回転軸芯17を挿通軸支させる。前記コックキャッチャ−18はコック1を 抱持できるように先端部を断面凹に形成する。 前記カップ11の天蓋11aは外側を平面円形に形成し、この外側周円に高さ (厚さ)が等しい電磁石13を敷設する。 そしてこの電磁石13と対応して前記ハンドル16の内側面と軸支孔14部に 至る範囲で回転方向が拘束されるキ−19を介して鉄製円形の磁性板15を軸芯 方向のみフリ−に嵌着する。 この軸芯17に形成するキ−19は、例えば断面正方形の柱状とし、鉄製の円 形磁性板15を前記柱状のキ−19に遊嵌する また前記回転軸芯17の中間には、外端操作部20aを前記カップ11の一側 壁に設けたロツク溝孔22と係合させた操作レバ−20の基端部20bを枢支す る。このロツク溝孔22は周方向に長い切込み孔とこの切込み孔のコック1の点 火操作の回転方向と逆の端部にロック孔22aを形成する。 さらに前記回転軸芯17の操作レバ−20とコックキャッチャ−18間にコイ ルの復元バネ21を巻着させて、その復元バネ21の一端21bを該コックキャ ッチャ−18に、他端21aを前記操作レバ−20の中間部に係止する。 さらに前記カップ11の開口端11bには強力な永久磁石を敷設してコンロG へコック操作部A全体を固定する。
【0008】 また、温度感知部Bは、図1に示すように、コンロGの側壁に永久磁石等の付 着手段を用いて付着させた電源ボックス4に金属製フレキシブルパイプ3を立設 する。このフレキシブルパイプ3の先端に、配線が高温で融けない材質で被覆し てバイメタルサ−モスタット内蔵式の温度上限スイッチ2を装着する。 そして前記温度上限スイッチ2をフレキシブルパイプ3を屈曲することによっ て、コンロGに載せた調理鍋Nの上方から調理鍋N内の油に接触する位置に移動 可能とする。 前記温度上限スイッチ2からフレキシブルパイプ3内に回路を配線し、さらに 電源ボックス4の回路を介して前記コック操作部Aの電磁石13回路を電気的に 接続する。
【0009】 そして、該温度上限スイッチ2が設定上限温度を感知することにより前記コッ ク操作部Aの電磁石13回路が遮断されるように構成する。 即ち上記構成によって、調理鍋N内の油の温度が上昇して温度上限スイッチ2 が加熱されて設定上限温度に達すると、温度上限スイッチ2によって回路が遮断 され、電磁石13の磁力がなくなってハンドル16の固定が解除される。 そして任意の位置に停止されていたハンドル16が復元バネ21の復元力によ って元の消火位置に戻される。 前記電源ボックス4には、電源スイッチ5、警報ランプ6、警報ブザ−7及び 電源8を備えてこれらを電気的に接続する。 図は本装置のコンロ内への後付け方式を示しているが。コック1とコック操作 部Aのハンドル16及びコンロGの側壁とカップ11をそれぞれ一体化したコン ロ本体内蔵方式も可能である。
【0010】
まず、ガスコンロGに電源ボックス4をその裏面に備えた永久磁石で付着して 固定する。そしてフレキシブルパイプ3を屈曲して、その先端に備えた温度上限 スイッチ2を油Tに接触させる。 また、コックキャッチャ−18をコンロGのコック1に被着し、同時にカップ 11の開口端に備えた強力永久磁石12によって、コンロGに対してコック操作 部A全体をコンロGに付着固定させる。 そして操作レバ−20をロツク溝孔22の切込み孔に沿って、コック1の点火 回転方向(時計回り)と逆方向にθ角度引いてロツク溝孔22のロック孔22a に係止し、復元バネ21に復元力を付与する。 次に、電源スイッチ5を入れる。するとカップ11の天蓋11aの電磁石13 が磁力を得て磁性板15を引き付けてハンドル16を磁力固定する。そこでハン ドル16を押し付けながら点火方向に回転させコンロを点火する。点火したらさ らに時計回りに回転させて火力を調節する。 なお、図1において、コツク1周囲の1,2,3,・・・は火力調節目盛であ り、aは消火位置の印、bは点火位置の印である。コツク1のcは前記位置に対 応するコックの位置を、ハンドル16のdはコック1と同様の位置を指し示す印 である。 この点火操作は電磁石13の磁力が働いている状態(図3に示される電磁石1 3と磁性板15とが接触状態)で行なう。この場合磁力の抵抗があるが、人の指 の力のほうが磁力に勝るので磁性板15を電磁石13の接触面を滑らせつつハン ドル16を回転することができる。 そこで、適度にコンロの火力を得られる位置にて手を離すと電磁石13の磁力 による抵抗力が復元バネ21の復元力より勝るので、ハンドル16はその位置で 磁力付着して固定される。 このまま、しばらく油物の調理する。 そして油Tの温度が上昇し、温度上限スイッチ2が加熱されて設定上限温度に 達するとバイメタルサ−モスタットが働き回路が切られる。 その結果電磁石13が磁力を失い、磁性板15が電磁石13から離れ(図2に 示されるように電磁石13と磁性板15とが分離状態になる)、ハンドル16が 復元バネ21の復元力によって反時計回りに引き戻され、同時にハンドル16先 端のコックキャッチャ−18によってコツク1が消火位置に引き戻されてコンロ Gの火が消える
【0011】
本考案は以上のようで、油の発火点温度よりも僅か低い温度に至ったら回路が 切れ、自動的にコンロのコック1を元に戻して消火させるので、火災を未然に防 止することができる。しかも、コンロに簡単に装着することができ、操作も簡単 である。 いままで、調理中は火災を恐れてコンロから離れることができなかったが、急 な電話や、来客、子供の面倒等のために火を消さずにコンロから離れることが安 心してできるようになったので、特に主婦には一大福音である。
【図1】本考案の使用状態を示す斜視図。
【図2】本考案のコック操作部のA−A線切断端面図。
【図3】本考案のコック操作部のB−B線切断端面図。
【符合の説明】 A コック操作部 B 温度感知部 G 家庭用ガスコンロ N 調理鍋 T 油 1 コンロのコック 2 温度上限スイッチ 3 金属フレキシブルパイプ 4 電源ボックス 5 電源スイッチ 6 警報ランプ 7 警報ブザ− 8 電源プラグ 9 コ−ド 11 カップ 11a カップの天蓋 11b カップの開口端 12 永久磁石 13 電磁石 14 軸支孔 15 磁性板 16 ハンドル 17 ハンドルの軸芯 18 コックキャッチャ− 19 キ− 20 操作レバ− 20a 操作レバ−の枢支孔 21 復元バネ 22 ロック溝孔 22a ロック溝孔のロック孔
Claims (1)
- 【請求項1】 コック操作部Aとこれと電気的に接続し
た温度感知部Bとから成り、コック操作部Aは、コンロ
Gのコック(1)の外周円を覆うに足る内径を有するカ
ップ(11)の天蓋(11a)の中心に軸支孔(14)
を設け、その軸支孔(14)に先端にコックキャッチャ
−(18)を後端にハンドル(16)を固着した回転軸
芯(17)を挿通軸支させ、前記カップ(11)の天蓋
(11a)の外側周円に電磁石(13)を設けると共に
これと対応して前記ハンドル(16)の内側面と前記軸
支孔(14)との間隙にキ−(19)を介して磁性板
(15)を軸芯方向にのみフリ−に嵌着し、また前記回
転軸芯(17)の中間には外端操作部(20a)を前記
カップ(11)の一側壁に設けたロツク溝孔(22)と
係合させた操作レバ−(20)の基端部(20b)を枢
支してその基端部(20b)と前記コックキャッチャ−
(18)間に復元バネ(21)をその一端を該コックキ
ャッチャ−(18)に他端を前記操作レバ−(20)に
固着して介在させ、さらに前記カップ(11)の開口端
(11b)には永久磁石等の固定手段を備えて構成さ
れ、温度感知部Bは、電源ボックス(4)にフレキシブ
ルパイプ(3)を介して調理鍋Nに臨ませる温度上限ス
イッチ(2)を設けて前記コック操作部Aの電磁石(1
3)回路と電気的に接続され、その設定温度感知により
前記電磁石(13)回路を遮断するように構成した、コ
ンロのコック自動戻し消火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP578193U JPH0659701U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | コンロのコック自動戻し消火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP578193U JPH0659701U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | コンロのコック自動戻し消火装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0659701U true JPH0659701U (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11620658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP578193U Pending JPH0659701U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | コンロのコック自動戻し消火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659701U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101017319B1 (ko) * | 2008-05-27 | 2011-02-28 | 최면철 | 버너화력 조절장치 |
JP2017020703A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP578193U patent/JPH0659701U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101017319B1 (ko) * | 2008-05-27 | 2011-02-28 | 최면철 | 버너화력 조절장치 |
JP2017020703A (ja) * | 2015-07-09 | 2017-01-26 | 三菱電機株式会社 | 加熱調理器 |
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