JP3151501B2 - ガス調理器の安全管理システム - Google Patents

ガス調理器の安全管理システム

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JP3151501B2 JP33941792A JP33941792A JP3151501B2 JP 3151501 B2 JP3151501 B2 JP 3151501B2 JP 33941792 A JP33941792 A JP 33941792A JP 33941792 A JP33941792 A JP 33941792A JP 3151501 B2 JP3151501 B2 JP 3151501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は煮物や焼き物、あるいは
揚げ物などの調理をする際に使用するガス調理器につい
て、その安全を管理する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ガス
コンロなどのガス調理器は設置および使用が手軽で火力
も強く、また経済的でもあることから現在広く普及し、
家庭の台所や各種の調理場において極めて多く使用され
るようになっている。ところが、点火して使用している
際に使用者が他の場所へ移動して、ガス調理器の前から
居なくなると大変に危険であり、特にてんぷらやから揚
げなど油を使う揚げ物の調理においては、引火や発火な
ど火災の危険が高く注意を要するものであるが、近年の
家庭火災の原因としては、この揚げ物の調理が第一位と
なっているのが現状である。しかし一方においては、危
険であることは十分に承知していながらも、様々な雑用
などの多い家事をこなしながらガス調理器を同時に使用
することは一般的に極普通の事となっており、何等かの
対策が切に望まれていた。
【0003】このような対策としては、例えば実開平4
−17246号公報において開示されるようなものがあ
る。この装置はガス調理器の使用開始に際してスタート
スイッチを押すことによりタイマーが作動し、一定時間
が経過するとガスの供給を停止し、ブザーにより警告す
るものである。また、このようにガスを停止しても他の
物に引火している場合には、フレームセンサーにて火炎
を検知し消化器を作動させて消火すると共に、音色の異
なるブザーにて緊急を知らせるものである。更には、タ
イマーを作動させるスタートスイッチの押し忘れを防止
するために人の存在を感知するセンサーを備え、人が居
なくなった場合に自動的にタイマーを作動させるように
したものである。
【0004】しかしながら、このような装置にあっては
人がガス調理器の前に始終居る場合、または一旦その場
を離れて再び戻って来た場合でも、単に一定時間が経過
するとタイマーの作動によりガスを停止してしまうため
不便である。また、煮物など始終人が付いていなくても
長時間に亘って使用したい場合には不向きである。その
他、ガス調理器の直前や間近でなくても、その部屋に人
がいて十分に監視することができる場合には不要となる
などの不具合があった。
【0005】本発明はこのような従来の技術や現状に着
目してなされたものであり、ガス調理器の使用目的や状
況に応じて様々な態様で安全を管理することができ、且
つ使用に際して利便性の良い安全管理システムを提供せ
んとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
ガス調理器の安全管理システムは上記のような課題を解
決するために、以下のような諸条件を具備し、且つ所定
の動作を必要不可欠とするものである。基本システムお
よび基本動作として、先ず、使用に際して安全管理シス
テムを作動させるメインスイッチをON状態とする。こ
のメインスイッチはON状態としない限りガス調理機に
点火することができないようになっており、入れ忘れを
確実に防止することができる。次に、モード問合わせメ
ッセージ手段により「揚げ物・焼き物モード」あるいは
「煮物モード」のいずれかを問い合わせるメッセージが
発声される。そして、モード選択スイッチにていずれか
のモードを選択し、点火スイッチにより点火・使用す
る。このモード選択スイッチは、いずれかのモードを選
択しなければガス調理機に点火することができないよう
になっており、モード選択忘れを確実に防止することが
できる。
【0007】上記の「揚げ物・焼き物モード」を選択し
た場合においては揚げ物・焼き物システムが作動し、点
火したガス調理器の前から人が居なくなると人体感知セ
ンサーが『無人』となったことを感知し、アラームタイ
マーを作動させ一定時間が経過するとアラーム手段によ
りアラームを発すると共に、ストップタイマーを作動さ
せる。アラームが発せられる以前、あるいはアラームが
発せられた後の一定時間内にガス調理器の前に再び人が
立つと人体感知センサーが『有人』となったことを感知
し、点火した時点の状態に戻る。アラームが発せられた
後の一定時間内にガス調理器の前に再び人が立たなけれ
ばストップタイマーおよびガス遮断手段によりガスの供
給が遮断される。
【0008】上記の「煮物モード」を選択した場合にお
いては煮物システムが作動し、点火すると第1メッセー
ジ手段により『煮物モードですので油鍋はかけないで下
さい。』の第1メッセージが発声される。点火したガス
調理器の前から人が居なくなると人体感知センカーが
『無人』となったことを感知し、メッセージタイマーを
作動させ一定時間が経過すると第2メッセージ手段によ
り火加減や水加減などの調理の状態を問い合わせる第2
メッセージが発せられると共に、ストップタイマーを作
動させる。第2メッセージが発せられる以前、あるいは
第2メッセージが発せられた後の一定時間内にガス調理
器の前に再び人が立つと人体感知センサーが『有人』と
なったことを感知し、点火した時点の状態に戻る。第2
メッセージが発せられた後の一定時間内にガス調理器の
前に再び人が立たなければストップタイマーおよびガス
遮断手段によりガスの供給が遮断される。
【0009】また、ガスコンロなどの調理台を複数備え
たガス調理器においては、少なくとも一つの調理台を
「揚げ物・焼き物モード」とした場合に、他の全ての調
理台も最も危険性の高いモードである「揚げ物・焼き物
モード」に統一されて安全管理システムが作動するよう
にする。更には、人体感知センサーの感知範囲が、ガス
調理器の直前あるいは間近のみならず、ガス調理器の設
置してある部屋全域あるいは適宜に設定する所定の領域
に及ぶようにする。以上の諸条件および所定の動作によ
り、ガス調理器の使用目的や状況に応じて様々な態様で
安全を管理することができる。
【0010】尚、以上および以下の記述において、「人
体惑知センサー」とは電気的あるいは機械的、その他何
等かの手段により、感知領域において『有人』および
『無人』の状態を感知し得る機器を広く一般的に意味し
総称する用語として用いるものである。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を以下、図面に基づいて説明
する。尚、各図において共通する部分には同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。図1は本安全管理シス
テムの基本システムAの各機器類の構成と、所定の基本
動作、即ち使用に際して点火するまでの操作手順を示す
ブロック図である。1はメインスイッチであり、ON状
態とすることにより本安全管理システムを作動させると
共に、ON状態としない限りガス調理器に点火すること
ができないように4の点火スイッチと連動しており、確
実に入れ忘れを防止することができるようになってい
る。メインスイッチ1をON状態とすると、次に2のモ
ード問合わせメッセージ手段から「揚げ物・焼き物モー
ド」あるいは「煮物モード」のいずれかを問い合わせる
メッセージが発声されるようになっている。そして、3
のモード選択スイッチにていずれかのモードを選択し、
4の点火スイッチにより点火して使用するようになって
いる。このモード選択スイッチ3はいずれかのモードを
選択しない限り、前述のメインスイッチ1と同様にガス
調理器に点火することができないように4の点火スイッ
チと連動している。即ち、点火スイッチ4はメインスイ
ッチ1をON状態とし、且つモード選択スイッチ3にて
いずれかのモードを選択しなければ点火できないように
なっており、メインスイッチ1の入れ忘れおよびモード
選択忘れに対して二重の安全対策が施されているもので
ある。
【0012】図2は図1の基本システムAにおいてモー
ド選択スイッチ3により「揚げ物・焼き物モード」を選
択した場合に作動する揚げ物・焼き物システムBの各機
器類の構成と、その作動を示すブロック図である。4の
点火スイッチにより点火すると5の人体感知センサーが
稼働する。この人体感知センサー5はガス調理器の前に
人が居るかどうかを感知するものであり、点火したガス
調理器の前から人が居なくなると『無人』となったこと
を感知し、揚げ物・焼き物安全管理手段6を作動させ
る。この揚げ物・焼き物安全管理手段6は、アラームタ
イマー7、アラーム手段8、ストップタイマー9、そし
てガス遮断手段10とから成っており、人体感知センサ
ー5が『無人』となったことを感知すると、アラームタ
イマー7が作動し一定時間が経過するとアラーム手段8
によりアラームを発するようになっている。尚、このア
ラームタイマー7により設定する一定時間とは、揚げ物
や焼き物の調理において『無人』となっても安全な程度
の時間を限度として調整・設定するものであり、比較的
短い時間とすることが望ましい。
【0013】そして、アラームが発せられると同時にス
トップタイマー9が作動し、アラームが発せられた後の
一定時間内にガス調理器の前に再び人が立たなければガ
ス遮断手段10を作動させてガスの供給を遮断するよう
になっている。ここで、ストップタイマー9により設定
する一定時間とは、アラームの発生により人が危険を察
知して再びガス調理器の前に立つまでの時間を猶予する
ためのものであり、すでにアラームタイマー7による一
定時間が経過した後に、更に設定するものであることか
ら危険防止のため極めて短い時間とするものである。
【0014】尚、アラームが発せられる以前、あるいは
アラームが発せられた後の一定時間内にガス調理器の前
に再び人が立つと、人体感知センサー5が『有人』とな
ったことを感知し、揚げ物・焼き物安全管理手段6の作
動を中止させ、点火した時点の状態に戻るようになって
いる。また、一旦ガス遮断手段10が作動しガスが遮断
された後に再度使用を開始する場合には、11のリセッ
トスイッチにより点火する時点の状態に戻すことができ
るようになっている。
【0015】この揚げ物・焼き物システムBには更に炎
センサーを組込み、油鍋などが火災をおこした場合には
消火装置が作動するように構成すれば、尚一層効果的で
ある。
【0016】図3は図1の基本システムAにおいてモー
ド選択スイッチ3により「煮物モード」を選択した場合
に作動する煮物システムCの各機器類の構成と、その作
動を示すブロック図である。4の点火スイッチにより点
火すると第1メッセージ手段12により『煮物モードで
すので油鍋はかけないで下さい。』の第1メッセージが
発せられると共に、5の人体感知センサーが稼働する。
点火したガス調理器の前から人が居なくなると人体感知
センサー5が『無人』となったことを感知し、煮物安全
管理手段13を作動させる。
【0017】この煮物安全管理手段13はメッセージタ
イマー14、第2メッセージ手段15、ストップタイマ
ー9、そしてガス遮断手段10とから成っており、人体
感知センサー5が『無人』となったことを感知すると、
メッセージタイマー14が作動し一定時間が経過すると
第2メッセージ手段15により、火加減や水加減などの
調理の状態を問い合わせる第2メッセージが発声される
ようになっている。尚、このメッセージタイマー14に
より設定する一定時間とは、煮物や煮込みの調理におい
て安全管理上『無人』状態を許容することのできる最大
の時間を限度として設定するものであり、比較的長い時
間とすることができる。
【0018】第2メッセージは、具体的には『煮物はう
まくいっていますか?』『火加減はどうですか?』『水
加減はどうですか?』という具合に問合わせるものであ
り、使用者に対して注意を促すと共に、実際にガス調理
器の前に再び立って調理の具合や安全を確認させるため
のものである。また、このように火加減や水加減などの
調理の状態を問い合わせるメッセージの他に、第1メッ
セージ手段におけるメッセージ内容を再度あるいは再々
度発声させ、「煮物モード」選択中に決して油鍋をかけ
ないように徹底することも安全管理上好ましいことであ
る。尚、この第2メッセージについては更に何等かのデ
ィスプレー装置を併用し、文字あるいは記号またはシン
ボルマークなどの絵によっても表示させるようにするこ
とも考えられる。
【0019】そして、第2メッセージが発声されると同
時にストップタイマー9が作動し、第2メッセージが発
声された後の一定時間内にガス調理器の前に再び人が立
たなければガス遮断手段10を作動させてガスの供給を
遮断するようになっている。ここでのストップタイマー
9により設定する一定時間については、先の揚げ物・焼
き物システムBにおける設定よりは、やや長い時間に調
整・設定することができるほか、ストップタイマー9と
ガス遮断手段10とを二段階に使用し、一旦種火程度に
火力を制限し、その後更に所定時間が経過した場合には
ガスの供給を完全に遮断するようにすれば、安全性を確
保しつつ煮物の調理についての利便性を一層高めること
ができる。
【0020】尚、第2メッセージが発声される以前、あ
るいは第2メッセージが発声された後の一定時間内にガ
ス調理器の前に再び人が立つと、人体感知センサー5が
『有人』となったことを感知し、煮物安全管理手段13
の作動を中止させ、点火した時点の状態に戻るようにな
っている。また、一旦ガス遮断手段10が作動し、ガス
が遮断された後に再度使用を開始する場合には、11の
リセットスイッチにより点火する時点の状態に戻すこと
ができるようになっている
【0021】本安全管理システムは上記のようなA、
B、C各システムにより構成されるものであるが、各シ
ステムを構成する個々の機器および手段とは具体的には
以下のようなものである。人体感知センサー5は、赤外
線方式、高周波方式、超音波方式などの非接触方式の
他、床に敷設するマット状の電気的スイッチ、あるいは
何等かの機械的なものなど様々な種類のものが使用でき
るものである。アラームタイマー7、アラーム手段8、
ストップタイマー9、メッセージタイマー14などは、
それぞれ電気的あるいは機械的なタイマーやベル、ブザ
ーあるいはチャイムなど各種のものを利用することがで
きる。モード問合わせメッセージ手段2、第1メッセー
ジ手段12、第2メッセージ手段15などはそれぞれ音
声を発声させるものであり、具体的にはテープレコーダ
やCD、あるいは音声合成装置などを利用するものであ
る。また、ガス遮断手段10は、具体的には電磁弁や電
動弁などの電気的操作弁や、油圧、空圧などによる操作
弁を用いるものである。尚、揚げ物・焼き物システムB
と煮物システムCに共通するガス遮断手段10、リセッ
トスイッチ11などは共用としても良い。
【0022】また、ガスコンロなどの調理台を二口ある
いは複数備えたガス調理器においては、各々の調理台に
本安全管理システムを備えて互いに連動するようにし、
少なくとも一つの調理台を「揚げ物・焼き物モード」と
した場合に、他の全ての調理台も最も危険性の高いモー
ドである「揚げ物・焼き物モード」に統一されて安全管
理システムが作動するように構成すれば、一層安全性を
高めることができる。
【0023】更には、人体感知センサー5の感知範囲を
ガス調理器の直前あるいは間近のみならず、ガス調理器
の設置してある部屋全域あるいは適宜に設定する所定の
領域、即ち、ガス調理器から多少離れていても十分に監
視できるような距離範囲に及ぶように構成すれば、使用
に際して一層利便性を高めることができる。このため
に、人体感知センサー5をガス調理器に備えるにあた
り、感知方向を上下・左右に調整可能としたり、あるい
は人体感知センサー5に延長コードを備え、別置きとし
てガス調理器の外部、例えば天井や壁、その他の家具な
どに取付けるようにする。
【0024】また、前述のアラーム手段8や第2のメッ
セージ手段15をガス調理器とは別置きにして他の部屋
や所定の場所に備えた拡声機器により発するようにする
ほか、最近普及が日覚ましいホームセキュリティシステ
ムに入力するようにして利用することも好ましいもので
ある。更にはガス遮断手段10もガス調理器とは別置き
にして、例えばガスの元栓と兼用とすることなども考え
られるものである。
【0025】
【発明の効果】本発明によるガス調理器の安全管理シス
テムは以上説明してきた如き内容のものであり、ガス調
理器の使用目的や状況に応じて様々な態様で安全を管理
することができ、且つ使用に際して利便性の良いものと
することができる。即ち、先ず使用に先立って本安全管
理システムのメインスイッチをON状態とし、且つモー
ド選択スイッチにていずれかのモードを選択しなければ
点火・使用することができないようになっていることに
より、メインスイッチの入れ忘れおよびモード選択忘れ
を確実に防止することができる。次に、「揚げ物・焼き
物モード」を選択した場合には、始終あるいは比較的頻
繁に人がガス調理器の前に立つなどしなければ調理を続
行することができないことから、当然の結果として安全
を確認しつつ調理を行うようになるため、特にてんぷら
などの揚げ物に際しては火災の危険を格段に低減するこ
とができる。また、「煮物モード」を選択した場合に
は、比較的長時間の『無人』使用が可能でありながら適
度な間隔を置いて安全を確認しつつ調理を行うようにな
るため、安全であり、且つ調理も失敗なく行うことがで
きる。その他、人体感知センサーの感知範囲をガス調埋
器の直前あるいは間近のみならず、ガス調理器の設置し
てある部屋全域あるいは適宜に設定する所定の領域に及
ぶように構成した場合には、ガス調理器から多少離れた
場所においても調理を続行しつつ安全を監視することが
できる。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る基本システムを示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の実施例に係る揚げ物・焼き物システム
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例に係る煮物システムを示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1……メインスイッチ 2……モード問合わせメッセージ手段 3……モード選択スイッチ 4……点火スイッチ 5……人体感知センサー 6……揚げ物・焼き物安全管理手段 7……アラームタイマー 8……アラーム手段 9………ストップタイマー 10……ガス遮断手段10 12……第1メッセージ手段12 13……煮物安全管理手段 14……メッセージタイマー14 15……第2メッセージ手段 A……基本システム B……揚げ物・焼き物システム C……煮物システム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F23N 5/26 101 F23N 5/26 101A

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下に示す諸条件および所定の動作、即
    ち 1.基本システムおよび基本動作として、 (1)安全管理システムを作動させると共にON状態で
    ガス調理器に点火可能となるメインスイッチをON状態
    とする。 (2)モード問合わせメッセージ手段により「揚げ物・
    焼き物モード」あるいは「煮物モード」のいずれかを問
    い合わせるメッセージが発声される。 (3)いずれかのモードを選択した状態でガス調理器に
    点火可能となるモード選択スイッチにていずれかのモー
    ドを選択する。 (4)点火スイッチによりガス調理器に点火する。 2.上記の「揚げ物・焼き物モード」を選択した場合に
    おいては揚げ物・焼き物システムが作動し、 (1)点火したガス調理器の前から人が居なくなると人
    体感知センサーが感知し、アラームタイマーを作動させ
    一定時間が経過するとアラーム手段によりアラームを発
    すると共に、ストップタイマーを作動させる。 (2)アラームが発せられる以前、あるいはアラームが
    発せられた後の一定時間内にガス調理器の前に再び人が
    立つと人体感知センサーが感知し、点火した時点の状態
    に戻る。 (3)アラームが発せられた後の一定時間内にガス調理
    器の前に再び人が立たなければストップタイマーおよび
    ガス遮断手段によりガスの供給が遮断される。 3.上記の「煮物モード」を選択した場合においては煮
    物システムが作動し、 (1)点火すると第1メッセージ手段により『煮物モー
    ドですので油鍋はかけないで下さい。』の第1メッセー
    ジが発声される。 (2)点火したガス調理器の前から人が居なくなると人
    体感知センサーが感知し、メッセージタイマーを作動さ
    せ一定時間が経過すると第2メッセージ手段により火加
    減や水加減などの調理の状態を問い合わせる第2メッセ
    ージが発声されると共に、ストップタイマーを作動させ
    る。 (3)第2メッセージが発せられる以前、あるいは第2
    メッセージが発声された後の一定時間内にガス調埋器の
    前に再び人が立つと人体感知センサーが感知し、点火し
    た時点の状態に戻る。 (4)第2メッセージが発せられた後の一定時間内にガ
    ス調理器の前に再び人が立たなければストップタイマー
    およびガス遮断手段によりガスの供給が遮断される。 以上の諸条件を具備し、且つ上記所定の動作を要するも
    のであるガス調理器の安全管理システム。
  2. 【請求項2】 ガスコンロなどの調理台を複数備えたガ
    ス調理器においては、少なくとも一つの調理台を「揚げ
    物・焼き物モード」とした場合に、他の全ての調理台も
    「揚げ物・焼き物モード」に統一されて安全管理システ
    ムが作動するものである請求項1に記載のガス調理器の
    安全管理システム。
  3. 【請求項3】 人体感知センサーの感知範囲が、ガス調
    理器の設置してある部屋全域あるいは適宜に設定する所
    定の領域に及ぶものである請求項1または請求項2に記
    載のガス調理器の安全管理システム。
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