JP3629619B2 - テーブルこんろ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はテーブルこんろにおいて、より安全性を向上させる技術思想を開示するものである。
【0002】
【従来の技術】
テーブルこんろには、バーナ近傍に設置された熱電対と、ガス供給路に設けられ、閉弁によりガスの供給を遮断する電磁弁とで熱電対回路を構成して、点火時に強制的に開弁させた電磁弁を、バーナの炎を感知した熱電対の熱起電力で吸着開弁保持させ、バーナの立ち消え時には、熱起電力の低下によって電磁弁を閉弁させる安全装置が備えられている。更にここに、鍋底温度検知用で、設定温度で電気抵抗値が急増するPTCサーミスタ等を組み合わせて、鍋底温度上昇時にはPTCサーミスタの電気抵抗値急増により、電磁弁への通電量を減少させて電磁弁を閉弁させる構成が採用されることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のテーブルこんろに採用される安全装置は、炎の立ち消えや鍋底の過熱時の対応を目的として構成されるもので、これ以外の安全機能、例えば地震或は他の外的要因により、テーブルこんろ上に物が落下したり、或はテーブルこんろ自体が落下や転倒したりした場合までの対処はできない。よってこの時にバーナが燃焼中であると、炎が他に引火して火災を引き起こす虞れも生じる。そこで上記熱電対回路に、振動を検知してOFF作動する感震スイッチ等を採用することが考えられるが、この場合、スイッチの接点抵抗の増加により、耐久性が低下したり、回路の通電に影響を与えて電磁弁に安定した電源供給がされなくなったりしてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、耐久性や安定性に影響なく、上記地震等が生じた場合でも、直ちに消火或は点火不能な状態にさせて安全を確保できるテーブルこんろを提供するもので、その構成は、電源によって前記電磁弁を吸着開弁保持させる通電制御回路に、振動を検知してOFF作動する感震スイッチを接続すると共に、温度上昇により設定温度で電気抵抗値が急増するPTCサーミスタを直列に接続し、前記電磁弁を、1つの本体内に夫々単独で励磁可能な2つの電磁石を併設し、双方の電磁石が励磁される場合のみ1つの弁体が吸着開弁保持されるものとし、その電磁弁の一方の電磁石を、バーナ近傍に配置される熱電対に、他方の電磁石を、前記通電制御回路に夫々接続したことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
地震や物の落下等によりテーブルこんろへ振動が加えられると、感震スイッチが振動を検知してOFF作動するから、電磁弁を吸着開弁保持させる通電制御回路での通電が停止され、バーナの燃焼中でも直ちに電磁弁が閉弁してガスの供給が遮断されて、消火がなされる。特に電源を備えた回路への採用であるから、スイッチの接触抵抗の影響が少なく、耐久性や安定性も好適となる。
又電磁弁が上記1本体2電磁石型であっても、地震等では前記と同様に通電制御回路での通電が停止して他方の電磁石への励磁が解かれるから、この場合も電磁弁が閉弁して消火がなされるが、特にここではこの改良電磁弁により、上記接触抵抗の問題が生じないのに加え、振動検知と、前記一方の電磁石と熱電対との接続による立ち消え検知との複数の安全機能が簡単に構成できることになる。
更にこれらの通電制御回路に前記PTCサーミスタも接続しているので、上記振動や立ち消え検知に加えて、鍋底温度の検知機能も簡単に付与できることになる。
【0006】
【実施例】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1はテーブルこんろにおける安全装置の回路図で、後に詳述するようにここでのマグネット電磁弁1は、2つのコイル13,19を備え、双方のコイルに電流が流れたときのみ吸着開弁保持される弁体を備えた1本体2電磁石型のもので、一方のコイル13は、バーナヘッド近傍に配置される熱電対2と直列接続されて熱電対回路3を構成すると共に、他方のコイル19(小電流型)は、鍋底に配置され、設定温度(ここでは250℃)に達すると電気抵抗値が急増するPTCサーミスタ6を備えた通電制御回路4に接続されている。この通電制御回路4には、電源としての乾電池5に、前記PTCサーミスタ6、点火スイッチのON操作と連動するスイッチ7、そしてコイル19が夫々直列に接続されると共に、更にここには、振動を検知した際にOFF作動する感震スイッチ8が接続されている。この感震スイッチ8は、水銀スイッチや、或は両電極と接触状態で配置されたボール形の接点を有し、振動によりそのボールが両電極から離脱して通電を遮断し、リセットによって離脱したボール接点が復帰するボール入スイッチ等周知のものが採用される。尚感震スイッチ8を熱電対回路3へ接続すると、前記ボール入スイッチではボール接点の接触抵抗が回路の通電に影響を与えたり、耐久性を低下させたりすることがあるため、ここでは高抵抗側の通電制御回路4へ接続したものである。
次にここで使用されるマグネット電磁弁1の構造を説明する。図2において、筒状のケーシング10の一方の端部には、鍔部12を周設した基体11が嵌着され、基体11のケーシング10側には、前記熱電対回路3のコイル13を巻回したU字形の固定鉄心14の基端部が嵌入固定されて、第一電磁石15を構成している。一方ケーシング10の他方の端部は閉塞部16となっており、この閉塞部16には、同じくU字形の可動鉄心17が遊貫する透孔18,18が穿設され、その透孔18,18の周囲には、前記コイル13より巻数を多くし、前記通電制御回路4における小電流型のコイル19が埋め込まれて、第二電磁石20を構成している。又前記固定鉄心14と可動鉄心17との間には、リング状の可動片21がフリーの状態で配置され、該可動片21は、その中央の透孔21aへ、前記閉塞部16からケーシング10の軸心と一致させて固定鉄心14側へ延設したガイド部16aが貫通することで、その軸方向の摺動を案内されている。更に前記可動鉄心17は、ケーシング10と連結されたハウジング22内で弁軸23の基端部と連結されており、弁軸23の先端部は、ハウジング22を貫通してその外部で弁体24を一体に備えると共に、弁体24とハウジング22間に設けられた圧縮スプリング25によって先端部側へ付勢されている。尚26a,26bは夫々コイル13,19へ接続される端子金具である。
【0007】
このように構成された安全装置においては、点火スイッチのON操作によってマグネット電磁弁1の弁体24が強制的に押し込まれると、可動鉄心17、可動片21が固定鉄心14側へ後退して当接する。このとき通電制御回路4のスイッチ7が閉じ、コイル19へ電流が流れて、第二電磁石20が励磁されると共に、点火後の熱電対2の熱起電力上昇により、コイル13へ電流が流れて第一電磁石15も励磁されるから、図2(A)のように開弁状態が保持される。
ここでバーナの立ち消えが生じると、コイル13への熱起電力の低下によって第一電磁石15の励磁が解かれるから、可動鉄心17は可動片21を吸着したまま圧縮スプリング25の付勢によって弁軸23、弁体24と共に図2(B)の位置へ移動し、ガスの供給を遮断する。一方鍋底温度が上昇してPTCサーミスタ6が設定温度に達すると、電気抵抗値が急増してコイル19への通電量が減少し、第二電磁石20の励磁が解かれるから、可動鉄心17は可動片21を固定鉄心14側に残して、図2(C)のように弁軸23、弁体24と共に圧縮スプリング25の付勢によって閉弁位置へ復帰し、ガスの供給を遮断するものとなる。
そして上記立ち消えや鍋底温度上昇以外に、地震や物の落下等により、テーブルこんろへ振動が加えられると、前記感震スイッチ8がOFF作動して通電制御回路4での通電が停止し、コイル19による第二電磁石20の励磁が解かれるから、同様に弁体24は図2(C)のように閉弁位置へ復帰して、ガスの供給が遮断される。よって地震等においても、直ちにバーナの燃焼は停止、或は感震スイッチ8のリセット操作をしない限り、点火操作してもマグネット電磁弁1の吸着開弁保持がされないこととなり、燃焼中のバーナ上に物が落下したりしても、引火の危険は解消される。
特に本実施例では、改良した1本体2電磁石型のマグネット電磁弁1を採用したことで、1つのマグネット電磁弁で、立ち消えと鍋底温度上昇、そして振動検知と、3つの場合全てに対処でき、設計変更の少ない、簡単で低コストの安全装置が構成できる。
【0009】
【発明の効果】
以上本発明によれば、地震等により、物の落下や、テーブルこんろ自体の落下や転倒等があっても、直ちにガスの供給を遮断して消火され或は点火不能な状態となるから、引火や火災の危険がなく、安全が保たれる。特に電源を備えた通電制御回路に感震スイッチを接続したから、スイッチの接触抵抗の影響がなく、耐久性、安定性の低下が生じにくくなる。
又電磁弁を上記1本体2電磁石型のものを採用して通電制御回路に感震スイッチを接続する形態としているので、1つの電磁弁でも、振動検知に加えて複数の安全機能を少ない設計変更で簡単に付与でき、より低コストとなる。
更にこれらの通電制御回路に前記PTCサーミスタを接続しているので、立ち消え検知、鍋底温度検知、そして地震等の振動検知と最大3つの安全機能を、簡単且つ低コストで付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーブルこんろの安全装置の説明図である
【図2】(A)マグネット電磁弁の説明図である。
(B)マグネット電磁弁の説明図である。
(C)マグネット電磁弁の説明図である。
【符号の説明】
1・・マグネット電磁弁、2・・熱電対、3・・熱電対回路、4・・通電制御回路、5・・乾電池、6・・PTCサーミスタ、7・・スイッチ、8・・感震スイッチ、13・・コイル、15・・第一電磁石、19・・コイル、20・・第二電磁石、24・・弁体。

Claims (1)

  1. 閉弁によりガスの供給を遮断する電磁弁を、手動操作又は電気的駆動力によって強制的に開弁させ、これを電源を備えた通電制御回路によって吸着開弁保持させるテーブルこんろであって、
    前記通電制御回路に、振動を検知してOFF作動する感震スイッチを接続すると共に、温度上昇により設定温度で電気抵抗値が急増するPTCサーミスタを直列に接続し、
    前記電磁弁を、1つの本体内に夫々単独で励磁可能な2つの電磁石を併設し、その双方の電磁石が励磁される場合のみ1つの弁体が吸着開弁保持されるものとして、その電磁弁の一方の電磁石を、バーナ近傍に配置される熱電対に接続し、他方の電磁石を、前記通電制御回路に接続したことを特徴とするテーブルこんろ。
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