JPH08226651A - テーブルこんろ - Google Patents

テーブルこんろ

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JPH08226651A
JPH08226651A JP2978695A JP2978695A JPH08226651A JP H08226651 A JPH08226651 A JP H08226651A JP 2978695 A JP2978695 A JP 2978695A JP 2978695 A JP2978695 A JP 2978695A JP H08226651 A JPH08226651 A JP H08226651A
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valve
solenoid valve
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energization control
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Yutaka Aoki
豊 青木
Koichi Koto
公一 光藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テーブルこんろに新たな安全機能を付与する。 【構成】マグネット電磁弁は、2つのコイル13,19
を備え、双方のコイルに電流が流れたときのみ吸着開弁
保持される弁体を備えた1本体2電磁石型のもので、一
方のコイル13は熱電対回路3に接続され、他方のコイ
ル19は、鍋底に配置され、設定温度に達すると電気抵
抗値が急増するPTCサーミスタ6を備えた通電制御回
路4に接続される。又この通電制御回路4には、乾電池
5に、PTCサーミスタ6、コイル19、スイッチ7が
夫々直列に接続され、更にここには、振動を検知した際
にOFF作動する感震スイッチ8が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテーブルこんろにおい
て、より安全性を向上させる技術思想を開示するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】テーブルこんろには、バーナ近傍に設置
された熱電対と、ガス供給路に設けられ、閉弁によりガ
スの供給を遮断する電磁弁とで熱電対回路を構成して、
点火時に強制的に開弁させた電磁弁を、バーナの炎を感
知した熱電対の熱起電力で吸着開弁保持させ、バーナの
立ち消え時には、熱起電力の低下によって電磁弁を閉弁
させる安全装置が備えられている。更にここに、鍋底温
度検知用で、設定温度で電気抵抗値が急増するPTCサ
ーミスタ等を組み合わせて、鍋底温度上昇時にはPTC
サーミスタの電気抵抗値急増により、電磁弁への通電量
を減少させて電磁弁を閉弁させる構成が採用されること
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のテー
ブルこんろに採用される安全装置は、炎の立ち消えや鍋
底の過熱時の対応を目的として構成されるもので、これ
以外の安全機能、例えば地震或は他の外的要因により、
テーブルこんろ上に物が落下したり、或はテーブルこん
ろ自体が落下や転倒したりした場合までの対処はできな
い。よってこの時にバーナが燃焼中であると、炎が他に
引火して火災を引き起こす虞れも生じる。そこで上記熱
電対回路に、振動を検知してOFF作動する感震スイッ
チ等を採用することが考えられるが、この場合、スイッ
チの接点抵抗の増加により、耐久性が低下したり、回路
の通電に影響を与えて電磁弁に安定した電源供給がされ
なくなったりしてしまう。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、耐久性
や安定性に影響なく、上記地震等が生じた場合でも、直
ちに消火或は点火不能な状態にさせて安全を確保できる
テーブルこんろを提供するもので、その構成は、電源に
よって前記電磁弁を吸着開弁保持させる通電制御回路
に、振動を検知してOFF作動する感震スイッチを接続
したことを特徴とするものである。又前記電磁弁を、1
つの本体内に夫々単独で励磁可能な2つの電磁石を併設
し、双方の電磁石が励磁される場合のみ吸着開弁保持さ
れるものとし、その電磁弁の一方の電磁石を、バーナ近
傍に配置される熱電対に、他方の電磁石を、前記通電制
御回路に夫々接続するのが望ましい。更にこれらの通電
制御回路に、温度上昇により設定温度で電気抵抗値が急
増するPTCサーミスタを直列に接続するのが望まし
い。
【0005】
【作用】地震や物の落下等によりテーブルこんろへ振動
が加えられると、感震スイッチが振動を検知してOFF
作動するから、電磁弁を吸着開弁保持させる通電制御回
路での通電が停止され、バーナの燃焼中でも直ちに電磁
弁が閉弁してガスの供給が遮断されて、消火がなされ
る。特に電源を備えた回路への採用であるから、スイッ
チの接触抵抗の影響が少なく、耐久性や安定性も好適と
なる。又電磁弁が上記1本体2電磁石型であっても、地
震等では前記と同様に通電制御回路での通電が停止して
他方の電磁石への励磁が解かれるから、この場合も電磁
弁が閉弁して消火がなされるが、特にここではこの改良
電磁弁により、上記接触抵抗の問題が生じないのに加
え、振動検知と、前記一方の電磁石と熱電対との接続に
よる立ち消え検知との複数の安全機能が簡単に構成でき
ることになる。更にこれらの通電制御回路に前記PTC
サーミスタも接続すると、上記振動や立ち消え検知に加
えて、鍋底温度の検知機能も簡単に付与できることにな
る。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はテーブルこんろにおける安全装置の回路図
で、後に詳述するようにここでのマグネット電磁弁1
は、2つのコイル13,19を備え、双方のコイルに電
流が流れたときのみ吸着開弁保持される弁体を備えた1
本体2電磁石型のもので、一方のコイル13は、バーナ
ヘッド近傍に配置される熱電対2と直列接続されて熱電
対回路3を構成すると共に、他方のコイル19(小電流
型)は、鍋底に配置され、設定温度(ここでは250
℃)に達すると電気抵抗値が急増するPTCサーミスタ
6を備えた通電制御回路4に接続されている。この通電
制御回路4には、電源としての乾電池5に、前記PTC
サーミスタ6、点火スイッチのON操作と連動するスイ
ッチ7、そしてコイル19が夫々直列に接続されると共
に、更にここには、振動を検知した際にOFF作動する
感震スイッチ8が接続されている。この感震スイッチ8
は、水銀スイッチや、或は両電極と接触状態で配置され
たボール形の接点を有し、振動によりそのボールが両電
極から離脱して通電を遮断し、リセットによって離脱し
たボール接点が復帰するボール入スイッチ等周知のもの
が採用される。尚感震スイッチ8を熱電対回路3へ接続
すると、前記ボール入スイッチではボール接点の接触抵
抗が回路の通電に影響を与えたり、耐久性を低下させた
りすることがあるため、ここでは高抵抗側の通電制御回
路4へ接続したものである。次にここで使用されるマグ
ネット電磁弁1の構造を説明する。図2において、筒状
のケーシング10の一方の端部には、鍔部12を周設し
た基体11が嵌着され、基体11のケーシング10側に
は、前記熱電対回路3のコイル13を巻回したU字形の
固定鉄心14の基端部が嵌入固定されて、第一電磁石1
5を構成している。一方ケーシング10の他方の端部は
閉塞部16となっており、この閉塞部16には、同じく
U字形の可動鉄心17が遊貫する透孔18,18が穿設
され、その透孔18,18の周囲には、前記コイル13
より巻数を多くし、前記通電制御回路4における小電流
型のコイル19が埋め込まれて、第二電磁石20を構成
している。又前記固定鉄心14と可動鉄心17との間に
は、リング状の可動片21がフリーの状態で配置され、
該可動片21は、その中央の透孔21aへ、前記閉塞部
16からケーシング10の軸心と一致させて固定鉄心1
4側へ延設したガイド部16aが貫通することで、その
軸方向の摺動を案内されている。更に前記可動鉄心17
は、ケーシング10と連結されたハウジング22内で弁
軸23の基端部と連結されており、弁軸23の先端部
は、ハウジング22を貫通してその外部で弁体24を一
体に備えると共に、弁体24とハウジング22間に設け
られた圧縮スプリング25によって先端部側へ付勢され
ている。尚26a,26bは夫々コイル13,19へ接
続される端子金具である。
【0007】このように構成された安全装置において
は、点火スイッチのON操作によってマグネット電磁弁
1の弁体24が強制的に押し込まれると、可動鉄心1
7、可動片21が固定鉄心14側へ後退して当接する。
このとき通電制御回路4のスイッチ7が閉じ、コイル1
9へ電流が流れて、第二電磁石20が励磁されると共
に、点火後の熱電対2の熱起電力上昇により、コイル1
3へ電流が流れて第一電磁石15も励磁されるから、図
2(A)のように開弁状態が保持される。ここでバーナ
の立ち消えが生じると、コイル13への熱起電力の低下
によって第一電磁石15の励磁が解かれるから、可動鉄
心17は可動片21を吸着したまま圧縮スプリング25
の付勢によって弁軸23、弁体24と共に図2(B)の
位置へ移動し、ガスの供給を遮断する。一方鍋底温度が
上昇してPTCサーミスタ6が設定温度に達すると、電
気抵抗値が急増してコイル19への通電量が減少し、第
二電磁石20の励磁が解かれるから、可動鉄心17は可
動片21を固定鉄心14側に残して、図2(C)のよう
に弁軸23、弁体24と共に圧縮スプリング25の付勢
によって閉弁位置へ復帰し、ガスの供給を遮断するもの
となる。そして上記立ち消えや鍋底温度上昇以外に、地
震や物の落下等により、テーブルこんろへ振動が加えら
れると、前記感震スイッチ8がOFF作動して通電制御
回路4での通電が停止し、コイル19による第二電磁石
20の励磁が解かれるから、同様に弁体24は図2
(C)のように閉弁位置へ復帰して、ガスの供給が遮断
される。よって地震等においても、直ちにバーナの燃焼
は停止、或は感震スイッチ8のリセット操作をしない限
り、点火操作してもマグネット電磁弁1の吸着開弁保持
がされないこととなり、燃焼中のバーナ上に物が落下し
たりしても、引火の危険は解消される。特に本実施例で
は、改良した1本体2電磁石型のマグネット電磁弁1を
採用したことで、1つのマグネット電磁弁で、立ち消え
と鍋底温度上昇、そして振動検知と、3つの場合全てに
対処でき、設計変更の少ない、簡単で低コストの安全装
置が構成できる。
【0008】尚本発明の趣旨は振動検知であるから、勿
論実施例は上記内容に限定するものでなく、単に1本体
1電磁石型の通常のマグネット電磁弁を乾電池電源で吸
着開弁保持させる回路においても、そこに感震スイッチ
を直列に接続すれば、上記と同様に地震等への対処はで
きる。更に上記熱電対回路3と通電制御回路4の夫々へ
通常のマグネット電磁弁を接続し、この2つのマグネッ
ト電磁弁9a,9bを図3の如くガス供給路に配置し
て、少なくとも一方の通電停止によりガス供給を遮断さ
せる形態のテーブルこんろにおいても、通電制御回路4
側に上記感震スイッチ8を接続すれば良い。
【0009】
【発明の効果】以上本発明によれば、地震等により、物
の落下や、テーブルこんろ自体の落下や転倒等があって
も、直ちにガスの供給を遮断して消火され或は点火不能
な状態となるから、引火や火災の危険がなく、安全が保
たれる。特に電源を備えた通電制御回路に感震スイッチ
を接続したから、スイッチの接触抵抗の影響がなく、耐
久性、安定性の低下が生じにくくなる。又電磁弁を上記
1本体2電磁石型のものを採用して通電制御回路に感震
スイッチを接続する形態とすると、1つの電磁弁でも、
振動検知に加えて複数の安全機能を少ない設計変更で簡
単に付与でき、より低コストとなる。更にこれらの通電
制御回路に前記PTCサーミスタを接続すると、立ち消
え検知、鍋底温度検知、そして地震等の振動検知と最大
3つの安全機能を、簡単且つ低コストで付与することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テーブルこんろの安全装置の説明図である
【図2】(A)マグネット電磁弁の説明図である。 (B)マグネット電磁弁の説明図である。 (C)マグネット電磁弁の説明図である。
【図3】テーブルこんろの安全装置の変更例を示す説明
図である。
【符号の説明】 1・・マグネット電磁弁、2・・熱電対、3・・熱電対
回路、4・・通電制御回路、5・・乾電池、6・・PT
Cサーミスタ、7・・スイッチ、8・・感震スイッチ、
13・・コイル、15・・第一電磁石、19・・コイ
ル、20・・第二電磁石、24・・弁体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉弁によりガスの供給を遮断する電磁弁
    を、手動操作又は電気的駆動力によって強制的に開弁さ
    せ、これを電源を備えた通電制御回路によって吸着開弁
    保持させるテーブルこんろであって、前記通電制御回路
    に、振動を検知してOFF作動する感震スイッチを接続
    したことを特徴とするテーブルこんろ。
  2. 【請求項2】 前記電磁弁が、1つの本体内に夫々単独
    で励磁可能な2つの電磁石を併設し、その双方の電磁石
    が励磁される場合のみ弁体が吸着開弁保持されるもので
    あり、その電磁弁の一方の電磁石を、バーナ近傍に配置
    される熱電対に接続し、他方の電磁石を、前記通電制御
    回路に接続したものである請求項1に記載のテーブルこ
    んろ。
  3. 【請求項3】 前記通電制御回路に、温度上昇により設
    定温度で電気抵抗値が急増するPTCサーミスタを直列
    に接続したものである請求項1又は請求項2に記載のテ
    ーブルこんろ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104864422A (zh) * 2015-05-14 2015-08-26 天津大学 一种节能型中餐燃气炒菜灶

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104864422A (zh) * 2015-05-14 2015-08-26 天津大学 一种节能型中餐燃气炒菜灶

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