JPH0659304B2 - 血液成分分離方法 - Google Patents

血液成分分離方法

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JPH0659304B2
JPH0659304B2 JP63153464A JP15346488A JPH0659304B2 JP H0659304 B2 JPH0659304 B2 JP H0659304B2 JP 63153464 A JP63153464 A JP 63153464A JP 15346488 A JP15346488 A JP 15346488A JP H0659304 B2 JPH0659304 B2 JP H0659304B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、血液をその成分毎に分離する為に用いるバッ
グと白血球除去フィルターとより成る分離方法に関する
ものである。
更に詳細に述べると、採血に用いられる抗凝固剤入りの
採血バッグと、血漿、赤血球、血小板は通過させが白血
球は通過させない白血球除去フィルターおよび少なくと
も3つの血液成分分離用バッグを組み合わせる事によ
り、無菌的に白血球除去濃厚赤血球、白血球除去濃縮血
小板血漿、血漿の3種類の血液成分を同時に分離しよう
とする方法に関するものである。
(従来技術) 近年、医学、特に免疫学の進歩により、血液をその成分
毎に分離し、治療の目的に適した血液成分のみを輸血す
る、いわゆる成分輸血が普及して来た。しかしながら成
分輸血の際、輸血用の血液成分中に混入して来る白血球
は患者にとっては他人の白血球であり、赤血球のABO
型を合わせたとしても白血球の血液型は種類が多く、白
血球の型を完全に一致させて輸血する事は困難である。
その為輸血された白血球の表面に存在する抗原に対し、
患者の体内には抗体が産生され、繰り返し輸血された患
者の場合、患者体内の抗白血球抗体と輸血血液中の白血
球とが抗原抗体反応を起こし、発熱、蕁麻疹等の輸血副
作用を起きす事が多い。この為、輸血用血液成分中に含
まれる白血球を除去する目的に使用される白血球除去フ
ィルターが近年開発されて来ている。これらの白血球除
去フィルターは全血または成分毎に分離された血液成分
中の白血球を効率良く除去する事ができるので、輸血を
受ける患者にとっては副作用が抑えられ、非常に喜ばれ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、これらの白血球除去フィルターは血液バ
ッグに接続する際、完全に無菌状態で接続する事が不可
能である為、白血球を除去した血液製剤は製造後24時
間以内に使用するが義務付けられている。白血球を除去
していない血液製剤は、これよりずっと長い期間保存す
る事ができるので、無菌的に白血球を除去する方法があ
れば非常に有用である事は言うまでも無い。これを解決
しようとする試みが米国特許第4596657号である
が、この方法は、採血バッグに少なくとも2つのバッグ
を接続し、採血バッグと一方のバッグとの間に白血球除
去フィルターを組み込んだものであり、使用方法は、先
ず採血バッグ中の全血を遠心分離し、その後、血小板を
含む血漿は白血球除去フィルターが接続されていないバ
ッグに移され、濃厚赤血球が白血球除去フィルターを通
しもう一方のバッグに移される。この発明によれば白血
球除去濃厚赤血球と白血球、血小板を含む血漿が得られ
る事になる。すなわち、濃厚赤血球中に含まれる白血球
は除去できるが、血小板を含む血漿中に混入する白血球
は除去できず、更には、白血球除去フィルターが血液バ
ッグと一緒に遠心分離機により遠心される為白血球除去
フィルターの容器やバッグの破損があり、安心して使え
無い為広く一般に普及するには至っていない。本発明者
らは上記した様な従来技術の欠点を解決し、遠心分離操
作を行なう際には、白血球除去フィルターを取り外す事
ができ、すなわち、フィルター容器やバッグの破損の心
配が無く、白血球を除去した濃厚赤血球、白血球を除去
した濃縮血小板血漿、血漿等の3つの血液成分を無菌的
に一気に分離できる方法を提供する事を目的に鋭意研究
した結果、本発明を成すに至った。
(問題点を解決する為の手段) すなわち本発明は、血漿、赤血球、血小板は通過させる
が白血球は通過させない白血球除去フィルーの上流側に
採血バッグが接続され該白血球除去フィルターの下流側
には少なくとも3つの血液成分分離用バッグが無菌的に
接続されてなる血液成分分離用バッグ装置を用いて、前
記採血バッグに採取された血液を前記白血球除去フィル
ターに通して予め白血球を除去した後に、塩心分離を行
い比重差により分離された血液成分を前記血液成分分離
用バッグに分取する方法である。
本発明で言う採血バッグとは、採血針を備える採血チュ
ーブを連結し、内部にはACD(アシッドサイトレート
デキストローズ)、CPD(サイトレート・フォスフェ
ート・デキストローズ)等の抗凝固剤を封したバッグで
あり、一般の採血に使用する採血バッグを使用する事が
できる。
白血球除去フィルターとは、血液中の白血球は捕捉する
が他の血液成分すなわち血漿、赤血球、血小板は捕捉し
ないフィルターであり、繊維状物、多孔性物質、粒子状
物質等を充填したフィルターを用いる事ができる。フィ
ルターの素材としては親水性材料、疎水性材料いずれも
使用する事ができるが、血小板の通過性の観点から親水
性表面を持つ材料の方が好ましい。フィルター素材の形
態としては、繊維状のものが白血球の捕捉効率が良く推
奨できる。繊維状物質の形態としては、織布状、不織布
状、綿状いずれも使用できるが、血液の通液性の観点か
ら不織布状のものが特に好ましい結果を与える。
上記白血球除去フィルターは、例えば繊維状物質の集合
体である不織布をフィルターの主要材料として容器に充
填して用いるが、血小板の通過性をより良くする為に不
織布表面を親水性高分子でコーティングしたり、抗血栓
性材料でコートする事もできる。繊維の直径は、0.3
μmから20μm程度の物が用いられ、繊維の素材とし
ては、合成繊維、再生セルロースの様な半合成繊維、綿
の様な天然繊維、無機繊維等が用いられる。中でも合成
繊維、例えばポリエチレンテレフタレート、ナイロン、
ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル等の繊維が好ま
しく用いられる。また、コート材としては、ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート
の様にヒドロキシル基を有する高分子材料、ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレートとヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートとの共重合体の様に塩基性含窒素
官能基を有する高分子材料、ポリエーテルウレタン、ア
ブコサン等を用いる事ができる。
血液成分分離用バッグとは、全血を濃厚赤血球、濃縮血
小板血漿、血漿等に分離する為に用いられる液密性のバ
ッグであり、一般に用いられている血液成分分離用バッ
グを用いる事ができる。また、少くとも濃縮血小板血漿
を保存する為に用いられる血液成分分離用バッグは、グ
ロー放電処理した軟質ポリ塩ビニールバッグ、通気量を
大きくしたバッグ、ポリオレフィン系エラストマー製の
バッグ、炭素数の多いフタル酸エステルを可塑剤として
使用したバッグ等血小板の機能低下を起こし難い素材よ
り成るバッグを使用する事が好ましい。
以下、図面を用いて本発明血液成分分離方法を更に詳細
に説明する。
第1図は、本発明の基本構成を示す模式図であり、第2
図は第1図の方法に赤血球保護液としての赤血球保存液
入りバッグを配したものであり、第3図は第1図の方法
に白血球除去フィルターに滞留する血液を回収する為の
生理的溶液入りバッグを配したものであり、第4図は、
第2図と第3図を組み合わせたものである。
第1図において、供血者から採血された血液は採血バッ
グ1に導入され、採血バッグ内に存在する抗凝固剤と混
合され、血液が凝固するのを防止される。採血された血
液は白血球除去フィルター2に重力により、または、採
血バッグを押える等の方法により送られ、白血球除去フ
ィルター2を通過した血液は第1の血液成分分離用バッ
グ3に送られる。血液は白血球除去フィルター2を通過
する事により白血球を除去されるので、第1の血液成分
分離用バッグに送られた血液に含まれるのは赤血球、血
小板および血漿である。この後、白血球除去フィルター
2と第1の血液成分分離用バッグ3との間のチューブを
アルミリングで圧着、あるいはヒートシーラーで熱融着
した後切り離し、血液成分分離用バッグ3、4、5だけ
を遠心分離装置にかけ、遠心する。この操作により第1
の血液成分分離用バッグ3中の血液は層分離し、上清に
多血小板血漿、沈渣に白血球除去濃厚赤血球が得られ
る。
この後上清を第2の血液成分分離用バッグ4に移し、更
にもう1度遠心分離操作を行なうと第2の血液成分分離
用バッグ4中の多血小板血漿は上清に血漿、沈渣に白血
球除去濃厚血小板血漿が得られる。
第2回目の遠心分離操作を行なう前に第1の血液成分分
離用バッグ3は、前述した操作と同じ様にして切り離し
てしまい、残りの2つの血液成分分離用バッグ4、5だ
け、第2回目の遠心分離操作にかけても良い。第2回目
の遠心分離操作の後、上の血漿を第3の血液成分分離用
バッグ5に移し、述した操作の様にして血液成分分離用
バッグ3、4、5を切り離せば第1のバッグ3に白血球
除去濃厚赤血球、第2のバッグ4に白血球除去濃厚血小
板血漿、第3のバッグ5に血漿がそれぞれ無菌的に得ら
れる(説明中、血液成分を1つのバッグから別のバッグ
へ移す際等チューブのクランプ操作は省略した。以下同
じ)。遠心分離操作の際には血液成分分離用バッグ3、
4、5のみを遠心すれば良いので白血球除去フィルター
2の容器が破損したり血液成分分離用バッグ3、4、5
が白血球除去フィルター2の容器に押し潰されて破れる
様な事が無く、安全である。
第2図は第1図に赤血球保存液入りのバッグ6を取り付
けたものであるが、赤血球保存液は、第1回目の遠心分
離操作を行ない、上清の多血小板血漿を第2の血液成分
分離用バッグ4に移した後、第1の血液成分分離用バッ
グ3内に残る濃厚赤血球に加えられる。赤血球保存液を
濃厚赤血球に加える事で赤血球の保存日数を更に長くし
ても輸血に用いる事が可能になる。赤血球保存液の例と
しは、アデニン、マンニトール、ソルビトール、グアノ
シン等を1種類以上含む生理的溶液が挙げられる。
第3図は、第1図に生理的溶液入りのバッグ7を取り付
けたものであるが、生理的溶液は、血液を採血バッグ1
から白血球除去フィルター2に流し終えた後、白血球除
去フィルター2に送られ、白血球除去フィルター2の中
に少量残存する血液を第1の血液成分分離用バッグ3に
回収する為に用いられる。この操作により、赤血球、血
小板、血漿の回収率が高くなる。生理的溶液は生理食塩
水、リンゲル液等血液成分に対してダメージを与え難
く、生体にとって安全なものであれば全て使える。
第4図、第2図と第3図を組み合わせたものであり、使
用方法も前述のとうりである。
また、血漿の回収率を高くする為に、第1の血液成分分
離用バッグ3を更に強く遠心し、上清の血漿を第3の血
液成分分離用バッグ5に移す為のバイパス回路を血液成
分分離用バッグ3、5間に設ける事も本発明に含まれ
る。更に、第1図から第4図までの例では血液成分分離
用バッグ3、4、5が直列の位置関係で示されている
が、並列の位置関係にしても血液成分を分離する操作上
特別な問題は無く、この様な接続の仕方も本発明に含ま
れる。
また、先に述べた血液成分分離操作では、濃縮血小板血
漿を得る際に遠心分離を行ない、沈渣として血小板を得
ているが、第2回目の遠心分離をせずに第1回目の遠心
分離操作後第1の血液成分分離用バッグ3から上清のう
ち血小板濃厚の薄い部分を血液成分分離用バッグ5にし
た後、血小板濃度の濃い部分を血液成分分離用バッグ4
に移す方法もとれる。この操作の場合は、血液成分分離
用バッグ3、4、5は並列の位置関係である事が好まし
い。
(発明の効果) 以上述べた様に、本発明を用いる事により、全血から1
つの血液成分分離方法を用いるだけで、完全に無菌的
に、白血球を除去した濃厚赤血球、白血球を除去した濃
縮血小板血漿、血漿の3種類の血液成分を同時に得る事
ができる様になった、更に遠心分離操作を行なう際、白
血球除去フィルターを取り外してしまう事が可能な為、
遠心時に白血球除去フィルターが破損したり、血液成分
分離用バッグが破損される事が無い為非常に安全な血液
成分分離方法とする事ができた。また、白血球を除去し
た血液製剤が得られる為、微小凝集物の発生も少なく、
溶血等も少なくなった。以下、実施例より本発明をより
詳細に説明する。
(実施例) 実施例1 血液成分分離方法として第1図に示すものを用いた。
白血球除去フィルター2としては、平均直径1.8μm
のポリエチレンテレフタレート製不織布を67mm×6
7mmの正方形に切断したものを重ねて、第5図に示す
ようにカラム内にセッした後、後述するコポリマーをコ
ートしたものを用いた。不織布フィルター層11は、2
枚の角型の枠体9、9′を組み合わせてできているカラ
ム本体8の中にセットされており、その周辺部は圧着さ
れている。10、10′はカラムの側に設けられた突起
であり、不織布フィルターの中央部を部分的に支持して
いる。12は処理血液入口、13は分離血液出口であ
る。不織布フィルターの有効断面積は60mm×60m
m=3600mmであり、厚みは7mm、重量は4.
2gである。
コポリマーの合成及び不織布へのコーティングは以下の
様に行なった。
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート(以下HENA
と略称する)とジエチルアミノエチルメタアクリレート
(以下DEAMAと略称する)のコポリマーを通常の溶
液ラジカル重合によって合成した。重合条件としては、
エタノール中のモノマー濃度1モル/で開始剤として
アゾイソブチロニトリル(AIBN)1/200モル/
存在下、60℃で8時間重合反応を行った。
上記ポリマーを1g/dの濃度になる様にエタノール
に溶解したものを前述の不織布フィルターに充填した
後、余分なポリマーを乾燥窒素を送り込む事より除去
し、更にそのまま窒素を送り続け、乾燥した。このフィ
ルターを更に16時間真空乾燥した後、白血球除去フィ
ルター2とした。コーティングしたHEMAとDEAM
Aとのコポリマー中のDEAMA単位の含量は5モル%
とした。
採血バッグ1はCPD入りの採血バッグ、血液成分分離
用バッグ3、4、5は市販のものを用いた。
供血者からの血液400gを採血バッグ1に導入した
後、重力により白血球除去フィルター2を経由して、第
1の血液成分分離用バッグ3に流した。血液全てを流し
終えるまでの時間は20分であった。
この後、ヒートシーラーを用いて白血球除去フィルター
2と第1の血液成分分離用バッグ3との間のチューブを
2ケ所溶着し、その間をはさみで切断し、血液成分分離
用バッグ3、4、5を22℃の遠心分離機にセットし、
300gで18分遠心した。この後遠心分離機より血液
成分分離用バッグ3、4、5を取り出し、第1の血液成
分分離用バッグ3を押えつけながら上清を第2の血液成
分分離用バッグ4に移した。この後もう1度22℃の遠
心分離機にセットし、3000gで6分遠心した。その
後遠心分離機から血液成分分離用バッグ3、4、5を取
り出し、第2の血液成分分離用バッグ4の20mの血
漿を残す様にして上清を第3の血液成分分離用バッグ5
に移した。以上の様にして得られた各血液成分分離用バ
ッグ中の成分を実験に供した血液と比較して分析したと
ころ、第1の血液成分分離用バッグ3中に含まれる濃厚
赤血球中には実験に供した赤血球の91%が回収され、
混入した白血球は実験に供した白血球の0.8%であっ
た。第2の血液成分分離用バッグ4中に含まれる濃縮血
小板血漿中には実験に供した血小板の62%が回収さ
れ、混入した白血球は実験に供した白血球の0.9%で
あった。第3の血液成分分離用バッグ5中には164m
の血漿が回収できた。操作中血液成分分離用バッグ、
回路等の破損は無かった。
実施例2 血液成分分離方法として、第3図に示すものを用いた。
生理的溶液を含むバッグ7としては、生理食塩液30m
を含むポリ塩化ビニル製バッグを用いた。これ以外の
構成部品は全て実施例1と同じにした。
操作方法も、採血バッグ1中の血液を全て流し終わった
後、生理的溶液を含むバッグ7中の生理食塩液を白血球
除去フィルター2に流した事以外は、実施例1と同様に
操作を行なった。
得られた各血液成分分離用バッグ中の成分を実施例1と
同様に分析したところ、第1の血液成分分離用バッグ3
中に含まれる濃厚赤血球中には実験に供した赤血球の9
6%が回収され、混入した白血球は実験に供した白血球
の0.8%であった。第2の血液成分分離用バッグ4中
に含まれる濃縮血小板血漿中には実験に供した血小板の
66%が回収され、混入した白血球は実験に供した白血
球の0.9%であった。第3の血液成分分離用バッグ5
中には178mの血漿が回収できた。操作中血液成分
分離用バッグ、回路等の破損は無く、実施例1に比べ、
赤血球、血小板、血漿の回収率が高くなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明血液成分分離方法の基本構成を示す模式
図であり、第2図は第1図の方法に赤血球保存液入りバ
ッグを配した方法の模式図であり、第3図は第1図の方
法に生理的溶液入りバッグを配した方法の模式図であ
り、第4図は第2図と第3図を組み合わせた方法の模式
図である。第5図は実施例で用いた白血球除去フィルタ
ーの構成を示す断面模式図である。 1……採血バッグ 2……白血球除去フィルター 3.4.5……血液成分分離用バッグ 6……赤血球保存液入りバッグ 7……生理的溶液入りバッグ 8……カラム本体 9.9′……枠体 10.10′……突起 11……不織布フィルター層 12……血液入口 13……血液出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血漿、赤血球、血小板は通過させるが白血
    球は通過させない白血球除去フィルターの上流側に採血
    バッグが接続され該白血球除去フィルターの下流側には
    少なくとも3つの血液成分分離用バッグが無菌的に接続
    されてなる血液成分分離用バッグ装置を用いて、前記採
    血バッグに採取された血液を前記白血球除去フィルター
    に通して予め白血球を除去した後に、遠心分離を行い比
    重差により分離された血液成分を前記血液成分分離用バ
    ッグに分取する方法。
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