JPH0658239U - クラッチ装置ユニット - Google Patents
クラッチ装置ユニットInfo
- Publication number
- JPH0658239U JPH0658239U JP170493U JP170493U JPH0658239U JP H0658239 U JPH0658239 U JP H0658239U JP 170493 U JP170493 U JP 170493U JP 170493 U JP170493 U JP 170493U JP H0658239 U JPH0658239 U JP H0658239U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flywheel
- clutch
- hole
- tool
- device unit
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フライホイール、クラッチディスク組立体及
びクラッチカバー組立体が一体化されたクラッチ装置ユ
ニットのクランク軸への装着を容易にする。 【構成】 この装置は、フライホイール1とクラッチデ
ィスク組立体3とクラッチカバー組立体2とを有してい
る。前記クラッチディスク組立体3は、外周部に摩擦フ
ェーシング16が固定されるとともに内周部にハブ15
が固定され、ボルト締め付け用の工具20が挿入可能な
孔17aを有するドリブンプレート17を含んでいる。
前記クラッチカバー組立体2は、プレッシャープレート
12と、ドリブンプレート17の孔17aと対向可能な
位置に工具20が挿入可能な孔11aを有するダイヤフ
ラムスプリング11とを含み、フライホイール1とユニ
ット化されている。
びクラッチカバー組立体が一体化されたクラッチ装置ユ
ニットのクランク軸への装着を容易にする。 【構成】 この装置は、フライホイール1とクラッチデ
ィスク組立体3とクラッチカバー組立体2とを有してい
る。前記クラッチディスク組立体3は、外周部に摩擦フ
ェーシング16が固定されるとともに内周部にハブ15
が固定され、ボルト締め付け用の工具20が挿入可能な
孔17aを有するドリブンプレート17を含んでいる。
前記クラッチカバー組立体2は、プレッシャープレート
12と、ドリブンプレート17の孔17aと対向可能な
位置に工具20が挿入可能な孔11aを有するダイヤフ
ラムスプリング11とを含み、フライホイール1とユニ
ット化されている。
Description
【0001】
本考案は、クラッチ装置ユニット、特に、フライホイールとクラッチカバー組 立体とクラッチディスク組立体とがユニット化されたクラッチ装置ユニットに関 する。
【0002】
一般に、クラッチ装置はクラッチディスク組立体とクラッチカバー組立体とか ら構成されている。また、実開昭50−1762号公報等に示されるように、フ ライホイールとクラッチカバー組立体とクラッチディスク組立体とを一体化した クラッチ装置ユニット(モジュラークラッチ)も提案されている。
【0003】 このクラッチ装置ユニットでは、クラッチカバーの外周部がフライホイール外 周面を覆うように装着されている。このため、クラッチカバー外周部をフランジ 状に形成してフライホイール側面に装着する従来の装置に比較して、フライホイ ール外径寸法とクラッチディスクの外径寸法とを近づけることができ、小型化か つクラッチ容量アップを図ることができる。
【0004】
クラッチ装置ユニットは、フライホイールをエンジン側の部材に装着する前に 、フライホイール、クラッチディスク組立体及びクラッチカバー組立体を一体化 しておき、これらをユニットとしてエンジン側の部材に装着する。このようにし て一旦ユニット化すると、フライホイールをエンジン側の部材に装着する際に、 ボルト等の締め付けが非常に困難になる。たとえば、エンジン側の部材にプレー ト材を一旦装着し、そのプレート材にクラッチ装置ユニットを装着したり、ある いはエンジン側部材とフライホイールとをエンジン側からボルトを挿入して締め 付けたりしており、その作業は非常に煩雑である。特に、ボルト締め付け用工具 をエンジン側に挿入して作業を行うのは困難である。
【0005】 本考案の目的は、フライホイールとクラッチディスク組立体とクラッチカバー 組立体とが一体化された装置において、エンジン側への装着作業を容易にするこ とにある。
【0006】
本考案に係るクラッチ装置ユニットは、エンジン側部材に締結部材により固定 されるフライホイールと、クラッチディスク組立体と、クラッチカバー組立体と を備えている。前記クラッチディスク組立体は、外周部にフライホイールに圧接 する摩擦材が固定されるとともに内周部に出力ハブが固定され、締結部材を締結 するための工具が挿入可能な開口を有するドリブンプレートを含んでいる。前記 クラッチカバー組立体は、フライホイールとの間に摩擦材を挟持するプレッシャ ープレートと、ドリブンプレートの開口と対向可能な位置に工具が挿入可能な開 口を有しプレッシャープレートを押圧するダイヤフラムスプリングとを含み、フ ライホイールとユニット化されている。
【0007】
本考案のクラッチ装置ユニットでは、クラッチディスク組立体のドリブンプレ ート及びクラッチカバー組立体のダイヤフラムスプリングのそれぞれに、締結用 工具が挿入可能な開口が形成されている。これらの開口は、相互に対向可能であ る。このため、フライホイール、クラッチディスク組立体及びクラッチカバー組 立体を一体化した後、これらのユニットをエンジン側の部材に締結する際に、前 記開口に工具を挿入し、ボルト等の締結部材を工具により操作できる。
【0008】 このように、開口を利用してトランスミッション側から工具を挿入し、クラッ チ装置ユニットをエンジン側部材に装着できるので、組立作業が非常に容易にな る。
【0009】
【実施例】 図1に本考案の一実施例が採用されたクラッチ装置ユニットを示す。 このクラッチ装置ユニットは、主として、フライホイール1と、クラッチカバ ー組立体2と、クラッチディスク組立体3とから構成されている。 フライホイール1は、ほぼ円板状の部材であり、内周部にフランジ部5を有し ている。フランジ部5には、円周方向に等間隔で複数の貫通孔5aが形成されて おり、この貫通孔5aを貫通するボルト6によりエンジン側のクランク軸4の端 面に固定される。なお、クランク軸4には、フランジ部5の貫通孔5aに対応し て、ボルト6が螺合するねじ孔4aが形成されている。フライホイール1の外周 側面には、クラッチディスクが圧接される摩擦面1aが形成されている。また、 外周面1bには、クラッチカバーを固定するための座面が形成されている。
【0010】 クラッチカバー組立体2は、クラッチカバー10と、それぞれクラッチカバー 10内に配置されたダイヤフラムスプリング11及び円環状のプレッシャープレ ート12とを有している。 クラッチカバー10は皿状に形成され、中央部に大径の孔を有している。クラ ッチカバー10の外周壁は軸方向に延びて形成されており、その先端部10aは 内周側に折り曲げられ、フライホイール1の外周背面に係止している。ダイヤフ ラムスプリング11は、クラッチカバー10と同心に配置された円板状の部材で あり、半径方向の中間部がワイヤリング13等を介してクラッチカバー10に支 持されている。また、その外周端部がプレッシャープレート12の複数の突出部 12aに当接し、プレッシャープレート12をフライホイール1内側に弾性的に 押圧している。ダイヤフラムスプリング11の半径方向中間部には、円周方向に 等間隔で複数の貫通孔11aが形成されている。
【0011】 貫通孔11aは、ダイヤフラムスプリング11に形成された放射状のスリット 11cを中心として形成されている。この孔11aの径は、ボルト6を締め付け る際に使用するボックス工具20が貫通可能なような大きさとなっている。また 、図1及び図3に示すように、孔11aの縁部には、ダイヤフラムスプリング1 1の平面からほぼ直交するように所定の高さで突出するバーリング11bが形成 されている。このため、孔11aを形成しているにもかかわらず、ダイヤフラム スプリング11のレバー剛性を高く維持することができる。
【0012】 なお、ダイヤフラムスプリング11の内周端にはレリーズ装置14が当接し、 この内周端をエンジン側(図中左方)に押すことにより、クラッチディスク組立 体3の連結が解除されるようになっている。 クラッチディスク組立体3は、リング状のドリブンプレート17と、ドリブン プレート17の外周部にクッショニングプレートを介して固定された摩擦フェー シング16と、ドリブンプレート17の内周部にリベット18により固定された ハブ15とを有している。ドリブンプレート17の半径方向中間部には、複数の 孔17aが形成されている。この孔17aは、ボルト6を締め付けるための工具 20が貫通可能な径を有し、ダイヤフラムスプリング11の孔11aと対向可能 である。また、摩擦フェーシング16はフライホイールの摩擦面1aとプレッシ ャープレート12の摩擦面12bとの間に挟持される。さらに、ハブ15の内周 部にはスプライン孔が形成されており、トランスミッションのメインドライブシ ャフトが挿入される。
【0013】 このような構成のクラッチ装置ユニットをエンジン側のクランク軸4に装着す る場合には、まず、クラッチカバー組立体2を、内部にクラッチディスク組立体 3を収容した状態でフライホイール1に固定する。これにより、フライホイール 1とクラッチディスク組立体3とクラッチカバー組立体2とが一体化される。 次に、クラッチディスク組立体3のドリブンプレート17の孔17aとダイヤ フラムスプリング11の孔11aとを対向させておき、ユニット化された装置を クランク軸4に装着する。このとき、フライホイール1のフランジ部5をクラン ク軸4の端面に密着させ、フランジ部5の孔5aとクランク軸4のねじ孔4aと を位置合わせしておく。この状態で、ボルト6を保持した工具20を、ミッショ ン側からダイヤフラムスプリング11の孔11a及びドリブンプレート17の孔 17aを通し、ボルト6をクランク軸4のねじ孔4aに挿入して締め付けていく 。
【0014】 このような実施例では、ダイヤフラムスプリング11及びドリブンプレート1 7にそれぞれ孔11a,17aが形成されているので、ボルト6及び工具20を ミッション側から挿入してクラッチ装置ユニットをクランク軸4に固定できる。 このため、組付け作業が非常に容易になる。 また、ダイヤフラムスプリング11の孔11aの縁部にはバーリング11bが 形成されているので、孔11aが形成されていないダイヤフラムスプリングのレ バーと比較しても剛性が低下することがない。このため、クラッチの切れ特性が 悪くなることはない。
【0015】 〔他の実施例〕 前記実施例では、ダイヤフラムスプリング11の貫通孔11a外周部にバーリ ング11bを設けて剛性を確保する構成としたが、図4に示すように、貫通孔2 1aの外周部に絞り加工による絞り部21bを設けて剛性を確保するようにして もよい。
【0016】
以上のように本考案では、フライホイール、クラッチディスク組立体及びクラ ッチカバー組立体が一体化されたクラッチ装置ユニットにおいて、ダイヤフラム スプリング及びクラッチディスクのドリブンプレートにそれぞれ工具挿入用の孔 を形成したので、装置ユニットをミッション側からエンジン側の部材に装着でき 、組付け作業が非常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるクラッチ装置の縦断面
図。
図。
【図2】図1の正面部分図。
【図3】図2の部分拡大斜視図。
【図4】他の実施例の図3に相当する図。
1 フライホイール 2 クラッチカバー組立体 3 クラッチディスク組立体 4 クランク軸 6 ボルト 11 ダイヤフラムスプリング 11a,17a 貫通孔 17 ドリブンプレート 20 工具
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン側部材に締結部材により固定され
るフライホイールと、 外周部に前記フライホイールに圧接する摩擦材が固定さ
れるとともに内周部に出力ハブが固定され、前記締結部
材を締結するための工具が挿入可能な開口を有するドリ
ブンプレートを含むクラッチディスク組立体と、 前記フライホイールとの間に前記摩擦材を挟持するプレ
ッシャープレートと、前記ドリブンプレートの開口と対
向可能な位置に前記工具が挿入可能な開口を有し前記プ
レッシャープレートを押圧するダイヤフラムスプリング
とを含み、前記フライホイールとユニット化されたクラ
ッチカバー組立体と、 を備えたクラッチ装置ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP170493U JPH0658239U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | クラッチ装置ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP170493U JPH0658239U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | クラッチ装置ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0658239U true JPH0658239U (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11508944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP170493U Pending JPH0658239U (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | クラッチ装置ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0658239U (ja) |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP170493U patent/JPH0658239U/ja active Pending
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